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藤臣柊子
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藤臣 柊子(ふじおみ しゅうこ、1962年3月30日 - )は、漫画家、エッセイスト。東京都出身。血液型B型。
経歴・人物
1982年に『別冊フレンド』(講談社)にてデビュー。少女漫画家として活動していたが、現在はエッセイ漫画を中心に執筆している。結婚、労働、DV(ドメスティックバイオレンス)などの社会問題や、神経症などの健康問題について、ギャグ調の画風で解説している。自身もうつ病ドキュメント番組では「双極性障害の双極型II型」と診断されているとも紹介。、パニック障害を患っていると公表している。NHKテレビでのうつ病等の特集番組には、萩原流行らと共に出演もしている。
痛快なりゆき番組 風雲!たけし城に一般者として参加したことがある。
元夫は漫画家のいしかわじゅんで、夫婦仲が悪かったわけではないが、藤臣が精神病を患った際に「夫婦でいることが負担になり」離婚した。結婚当時、自身の作品の中で、本名が「いしかわまり」であることを明らかにしている(漢字表記は不明)。
代表作に『人生とはなんだ』、『働くおねえさん』、『精神科に行こう!』(大原広軌と共著) など。
2004年以降は、過去の著作を文庫化したものや過去に連載していたものをまとめたもの中心に発売し、一時はまったくの新たな著作がほとんどない状態であったが、後の著作等の中で、2004年ごろから1,2年ほど精神的なものだけではなく、何らかの蓄積していたと思われる身体的な不調があったために休養状態であったことを明らかにしている。
2007年10月から翌年3月まで中日新聞、東京新聞に「しんどいときは 一歩ずつ」を連載した(後に、加筆修正されたうえで文庫化され、『あしたもゆるりと一歩ずつ』中経出版 2009年、として発売されている)。
作品リスト
少女漫画
- 愛しちゃった放課後(講談社 1985年)
- すてきにパニック(講談社 1986年)
- 勝手にパラダイス(講談社 1986年)
- マラソン少女の純情(白泉社 1987年)
- 君を乗せた船(主婦と生活社 1987年)
- くもりのちはれ(主婦と生活社 1988年)
- 限界恋心(主婦と生活社 1989年)
- 夏のクラクション(主婦と生活社 1989年)
- サマーガールの憂鬱(主婦と生活社 1989年)
- 週刊少年少女組(集英社 1990年)
- 新宿ミッドナイト(集英社 1990年)
- 気ままなジューシーカクテル(主婦と生活社 1991年)
- おんなの時間(集英社コバルト文庫 1991年)
エッセイ漫画
- 人生とはなんだ(祥伝社 1993年)
- 『フィールヤング』で長期連載されていたシリーズ。このシリーズの単行本は、上記の単行本とは体裁を変えた「元祖・人生とはなんだ」の他、「人生とはなんだEX」「やっぱ人生とはなんだ」「そして人生とはなんだ」がある。2003年に双葉社文庫から「美容と健康編」「旅と恋編」「こだわり編」の3巻に分けて発刊された。
- おつきあいの極意(幻冬舎 1993年)
- まついなつきとの共著。
- 働くおねえさん(ぶんか社 1995年)
- 2005年に幻冬舎文庫から文庫版が発刊された。
- 男と女のよくある話(少年画報社 1999年)
- みんな元気に病んでいる。(サンマーク出版 1999年)
- 2004年に双葉社文庫から文庫版が発刊された。
- 金井家の人々(1996年)
- 2006年に光文社知恵の森文庫から文庫版が発刊された。
- 幸せな結婚しようね(1996年)
- もっと働くおねえさん(1997年)
- 「働くおねえさん」の続編。2005年に幻冬舎文庫から文庫版が発刊された。
- 続金井家の人々(1999年)
- 「金井家の人々」の続編。2005年に幻冬舎文庫から文庫版が発刊された。
- 精神科に行こう!(情報センター出版局 1999年)
- 大原広軌との共著。2002年に文藝春秋社から文庫版が刊行。
- はじめてのH(祥伝社 1999年)
- 結婚っていいかもしれない(2000年)
- 2004年に幻冬舎文庫から文庫版が発刊された。
- オレさま・ワタシさまってやつは。(サンマーク出版 2000年)
- 病気じゃないよ、フツーだよ 神経科に行ってみよー(二見書房 2000年)
- 2005年に二見書房から文庫版が発刊された。
- 先生だって悩んでる。(ぶんか社 2000年)
- 開運!神社めぐり(ワニブックス 2004年)
- 辰宮太一との共著。
- 日本一 温泉&アウトドア編(幻冬舎 2005年3月)
- 日本一 食べまくり&遊びまくり編(幻冬舎 2005年6月)
単行本
- やっぱり今日も病んでいる―(注)うつ病 (ウェッジ 2009年11月) ISBN 978-4-86310-060-2
注釈