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おせん/きくち正太

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著者: きくち正太
巻数: 3巻

きくち正太の新刊
おせんの新刊

最新刊『おせん 其之3


出版社: 講談社
シリーズ: モーニングKC


おせんの既刊

名前発売年月
おせん 其之1 2000-08
おせん 其之2 2001-03
おせん 其之3 2001-12

おせん』は、きくち正太による日本の和食グルメ漫画作品。講談社『モーニング』で連載された後、掲載誌を同社『イブニング』に移し連載を再開したが、後述のテレビドラマ開始直後から告知なしの休載となった後、2008年11月25日発売の24号より連載再開。この際に『真っ当を受け継ぎ繋ぐ。』のサブタイトルがつき、単行本の巻数も1巻から再スタートされている。

2008年4月から日本テレビで連続テレビドラマ化されている。詳細は#テレビドラマを参照。

概要

老舗料亭「一升庵(いつせうあん)」を舞台に、旅館の跡取りで修行を兼ねた奉公のために大学卒業後ここに勤めることとなった青年と、そこで寝食を共にしながら超一流の味ともてなしを提供する従業員、加えて普段は天然の飲兵衛姉さんだが天才的な美的感覚で料理から書・陶芸までもをこなす女将の「おせん」こと半田仙が中心となって繰り広げるグルメ人情ドラマ漫画である。時代は現代(概ね2000年代)ながら、下町の風情にいなせな職人気質の大工や極道の親分さんなど、一癖も二癖もある登場人物も多く、その一方で美食から家庭で楽しめそうな食道楽の話題までもを扱う。

主題となっているのは日本の伝統文化で、グルメだけに限定されないストーリー展開である。

主な登場人物

一升庵

半田 仙(はんだ せん)
主人公 通称「おせん」。老舗の料亭「一升庵」の女将を務めており、「笠置の弁天桜」との異名を持つほどの美貌でファンも多い。普段は客あしらいを主としているが、時には自ら板場に立って包丁を振るう事も。更には店の食器や看板を自作したり、野菜を自家栽培したりと、とことん店の為、人の為に尽くし、その人や物に対する思いやりを根幹とした美意識から生み出される代物はいずれも超一級品である。それも全ては母親のスパルタ教育による賜物とも言えるが、本人はそれをごく自然に受け止めている。とはいえ、過去の厳しい躾に対する記憶から母親は大の苦手である。
日頃はどこか抜けた性格で、いわゆる「天然ボケ」で何かと奇行も多く、純真なのかいまだサンタクロースの実在を信じて疑わない。物や日本文化に対する造詣が深い一方で一般常識が欠落している部分も多く、鍋奉行の意味を知らなかったり、家電製品の使い方も分からず電子レンジに食材ごと金属ボウルを入れたことも。大の酒好きで酔い上がりの朝風呂の後にまた酒を欲しがるほど。何かと理由を付けて飲みたがる飲兵衛である。
一人称は「わっち」。「〜でやんす」といった口調で、よく食材や料理・道具などの物品を「さん付け」する。
半田 千代(はんだ ちよ)
おせんの母で、「一升庵」の大女将(先代女将)。現在は隠居し、伊豆でライター業を営んでるようだが詳細は不明。女将を引退した今でもその影響力は非常に強く、千代が帰ってくる度に一升庵だけでなく町全体に緊張感が走り、千代詣(町人ら持ち寄りに拠る歓待の宴会)が始まるのが常。本人は娘のおせんとは違って料理や工芸等は一切できないが、とても厳しく妥協の無い美意識を持っており、千代によって才能を認められた者の中には、人間国宝などその道では知らぬものは居ないと言われるほどまでに出世した者も少なくない。それまで伝統的な料亭として名の通っていた一升庵がさらに広くその名を知られるようになったのも、ひとえに千代が若女将になってからの指導によるものである。若い頃はかなりの美貌をもち、江崎曰く「おせんさんもまっ青」。
なお「おせん」の連載誌にて、新たに半田千代を主人公としたスピンオフ作品「一升庵大女将渡る世間にもの申す」の連載も開始された(途中より「おちよさん」と改題)。担当の若い編集者との食文化のやりとりがストーリーだが、きくち正太の現代食に関するアンチテーゼがメインテーマとなっている。
江崎 ヨシ夫(えざき ヨシお)
通称「グリコ」。実家は山梨で旅館を営んでおり、父親の縁で修行も兼ねて一升庵の帳場係として住み込みで働くことになる。本編の語り部的な立場として独白シーンも多い。標準的な現代的若者として伝統分野の物事に対する知識が乏しく、一升庵に来て初めて知った事が多く、そうして得た知識を周囲に得意げにひけらかす事もしばしばなお調子者なところもある。基本的に優しい性格で一升庵を取り巻く人々の複雑な人間関係に共感・同情することも多く、そのせいか周囲の人達からはそれなりに信頼されているようである。
仕事がら、おせんと行動を共にすることが多いが、おせんの懐具合を顧みない豪快な骨董買いっぷりやら、荷物持ちから運転手まで人使いの荒さ(おせん本人は自覚無し)やら、主におせんの言動が原因によるおせんファンからの嫉妬(もちろん当人に自覚はない)やら、と苦労が堪えない。
藤城 清二(ふじしろ せいじ)
一升庵の板長。誰もが認める腕前の包丁人であり、仕事に厳しくも普段は温和な人柄から板場の皆から尊敬されている。しかし、その身体には刺青が刻まれてあり、服役経験のある前科持ちと過去の経歴に影を落としている。おどけた言動の多い一升庵の面子の中でも取り分け無口で真面目なキャラとしてのポジションを確保しているが、一升庵を訪れた江崎の彼女や人気女優を覗きに行ったりと、時折お茶目な一面も見せる。またプロ野球観戦が好きらしく、「札幌ベーコンズ」(架空)という贔屓のチームが日本シリーズに進出した時は仕事そっちのけでテレビ観戦していたりも。
贔屓のチームや、後輩の結婚式に札幌へ行く描写などから、北海道との縁が伺われる。
竹田 留吉(たけだ とめきち)
高校を中退して一升庵の板場で二番板として働いている。鹿児島出身。ぶっきらぼうで喧嘩っ早いが上下関係には厳しく、目上の立場の人間にはしっかりと従っている。すぐに下ネタを連発するので女性陣からは距離をおかれており、それ故に女性にモテない。他人の恋愛話を聞くと冷たくあしらい、逆に失恋話を聞くと優しくなったりと感情の起伏が激しい人物である。ちなみに、性格とは裏腹に料理のセンスと腕前は鍛えられた確かなものであり、作中で数回見事な腕前を披露しており、それに慢心することなく腕を磨き続けている。
健太(けんた)
同じく板場要員。追い回し(主に雑用を担当)で板場では一番格下。背も低く童顔なので、周りからは「健坊」と呼ばれている。料理学校を卒業した後、修行の為に一升庵で勤めることとなり、その際に父親から貰った自分の銘入りの柳葉包丁を宝物にしている。お調子者でおしゃべりな性格で、留吉とはよく子供っぽい喧嘩をしている。お調子者な性格から生兵法な腕前を披露し失敗したこともあるが、失敗に気付いて深く悔恨するなど料理に対する姿勢は真摯なものがあり、板場では出汁加減において信頼を勝ち得ている。
浅井 シズ(あさい シズ)
仲居達を束ねる仲居頭。おせんが生まれる前から一升庵に勤めており、現役の従業員の中ではもっとも古株である。そのため、周囲の人間関係に何かと詳しい。昔はかなりの美人だったのだが今ではその面影は無く、頭身すら変わっており、江崎曰く「どこか異次元の穴に落っこちた」と表現するほどの変容ぶりである。千代とは付き合いが長いので、「シズさん」と彼女に敬称付けで呼ばれる数少ない人物である。妙齢の一人娘がおり、未婚のまま彼女が一人で育て、作中で結婚した。
玉ちゃん(たまちゃん)
一升庵の仲居の一人。実家は有名作家も贔屓にしている鳥料理の名店「玉よし」。家族想いな性格で、突然に亡くなった父親の事を想い起こして涙したり、夜を徹して料理に取り組む兄を心配していた。「玉ちゃん」とは皆から呼ばれるあだ名なのだが、フルネームでなんという名前なのかは今のところ不明である。
テル子(テルこ)
一升庵の仲居の一人。実家は秋田の農家で米を栽培しており、野良着を着て手伝いをしている時は口調もお国言葉に戻ってしまう。彼女が藁を用いて炊くごはんは絶品である。留の下ネタなどに、よく過激なツッコミを入れる。
冬子(ふゆこ)
一升庵でお燗番(日本酒などをお燗する役目)として働いている、きくち正太の作品によく出てくるタイプのメガネの女性。
実家は新潟にある日本酒の蔵元「三ツ矢酒造」。千代が昔旅行した際に、杜氏をしている冬子の祖父と意気投合したのが縁で、料理の勉強に上京した冬子が一升庵に入る事となった。千代曰く、一升庵の金ヅルならぬ「酒ヅル」。
江崎 ヨシ子(えざき ヨシこ)
江崎ヨシ夫の妹で専門学校生。通称「ペコちゃん」。地元短大を卒業後、調理師や経営の勉強をする為に上京。寮に入る予定だったが、心細さと門限の厳しさから兄を頼って一升庵に住みこみのバイトとして働く事となる。

珍品堂

珍品堂(本名不詳・ちんぴんどう)
日本の古陶器を中心に扱う古美術商で一升庵の馴染み。朴訥な性分でぶっきらぼう、江崎のことはモノを知らない若造だとみなしているが、基本的に問われれば言葉少なに真髄を語るため、江崎が美術品に対する知識を得る上で重要な立場にいる。知る人ぞ知る古陶器の専門家で美術館や学者が真贋に困る古陶器の鑑定も任されるほどの一流だが、おせんの陶器に対する審美眼を高く買っている。バツイチで普段は男の寡暮らしだが、一升庵で仲居の尻をなでるなど存外軟派な一面がある。子供時代のトラウマからタコが苦手。
戎 真子(えびす まこ)
日本橋の骨董店「戎堂」の娘。戎堂店主と珍品堂店主とは修業時代の馴染みで、その縁で珍品堂に弟子入りする。他人の住居などを一瞥しただけで当人の好みを見出す天才的な才能を持つが、自身の好みが存在していない。江崎の何気ない振る舞いに自分にはない美を楽しむ価値観を見出し、またその真面目で優しい性格にふれ惚れる。マイペースで一途な性格から周囲を振り回すこともしばしば。

日吉組

龍五郎(たつごろう)
鳶職集団「日吉組」の親方。現在では妻も他界し娘も大きく育って好々爺暮らしだが、かつての男っぷりは健在で、気風の良さは天下一品、地域の尊敬を集めている。「余分な銭と人の未練は年を越しちゃあいけねぇ」が口癖で、粋人。
純(じゅん)
日吉組の若頭。気風がよくまっすぐだが、おせんへ崇拝に近い感情を抱いており、過去にストーカー騒動があった際には、とっ捕まえたストーカーの尻穴めがけ鳶口(材木を引っ掛けるための道具)を打ち下ろしたという恐ろしげな武勇伝がある。乱暴な性分だが、根は優しい。作中で結婚した妻である富子のことは「ブス」と呼ぶが威勢の良さを惚れ抜いており、口べたが災いして喧嘩をしても仲直りしたくて気をもむこともしばしば。
ヒトシ(ひとし)
日吉組若衆の筆頭で純に継ぐ地位にいると思われる(描写より判断)。江崎ヨシ子に一目惚れし、ヨシ夫のことを(勝手に)義兄と呼んでいる。

木下クッキングスクール

木下 秀雄(きのした ひでお)
木下クッキングスクールの経営者で校長。
パンフレットが刷り上がってからおせんに講師をお願いしに来るなど、ちゃらんぽらんな性格だが、締めるべきところではきちんと締める。
桜井 三千子(さくらい みちこ)
木下クッキングスクールの売れっ子講師。テレビ番組にも多数出演。最新調理器具を使ったお手軽スピード料理がウケている。
いかに素早く手軽に作るか、を信条にしていたが、おせんとの料理対決以降は宗旨替えし、食べ物の味と食べる人の事を考え、最新調理器具と伝統料理との融合をめざす。
北島 マユミ(きたじま マユミ)
フードショップのコーディネータ。外交官の娘で海外生活が長く、現在もニューヨークを拠点に世界各地で活躍している。
スローライフ、スローフードにも造詣が深く、日本の食文化に否定的。が、それは幼少時の食生活のトラウマによるものだった。

その他

原口(はらぐち)
雑誌の編集長で一升庵の馴染み。雑誌のネタに困ると一升庵を訪れる。
貧乏の子だくさんな家庭に育った貧しい少年時代の反動から食道楽の大食をし、念願の食べ物雑誌『グルメ天国』を立ち上げたが、不摂生が祟って糖尿病を患う。おせんの働きかけもあって低カロリーの美食に開眼。健康を回復すると共に健康食としての伝統的な美食にも注目し、新雑誌「磨きをかけた食卓」を立ち上げる。
平田 美也(ひらた みや)
会席割烹「平原(ひらげん)」の花板。浅草生まれで実家が寿司屋。先代の息子の嫁で、大衆食堂だった店を引き継ぎ会席割烹に変えた。
当初はおせんをライバル視していたが、その料理や思想に触れ、その後は友好な関係を築いている。
君香(きみか)
美貌の三味線の師匠だが、男運がない。酒乱で酒が入ると暴れることがあり、地元からは「地獄の君香姉さん」と呼ばれ恐れられている。しかし芸事の腕は確かで、その歌は聴く者を魅了する。過去に清二とのロマンスがあったが、脛に傷を持つ清二が身を引いてしまったのが荒れた原因の模様。
赤木 光一(あかぎ こういち)
老舗洋品店の若旦那にしてやり手銀行マン。大家族の長男ですいとんの味にうるさい。何かにつけて独断専行するタイプで、当初は結婚後の予定も結婚相手に相談せずに決めていた。茶道の師範であるスミ子に一目ぼれし、猛アタックの末にハートを射止めた。
スミ子(すみこ)
下町の長屋で茶道・華道を教えていた女性。おっとりした性格で、言葉遣いも周囲よりゆっくり。光一の求婚に応えた。一人っ子のため、家族団らんに飢えていた。かなり下品な洒落を疲労したがる。

テレビドラマ

日本テレビにて、2008年4月22日から同年6月24日まで毎週火曜日の22:00 - 22:54(JST)に放送された。但し、初回は15分拡大して23:09まで放送。主演は、連続ドラマ初主演衛星放送を含むと、WOWOWでの「蒼井優×4つの嘘 カムフラージュ」が連続ドラマ初主演となる。となった蒼井優。同時にこの番組枠では5作目にして初の女性単独主演となった。

また、内博貴による1クール連続ドラマ出演は、2003年の「僕の生きる道」以来5年振りとなり、復帰後は初の出演として期待されたが、原作者であるきくちは、このドラマを見た際「原作とのあまりの相違にショックを受けたために創作活動をおこなえない」として連載を突如告知なしで中断した。 作者本人はこれについて、作品とは作者にとって子供のようなもので、その子供が嫁に行き、「幸せになれるものと思っていたら、それが実は身売りだった」と語っているプレジデントファミリー2009年1月号コラム『かみさんは強かった』より。なお、このショックから人間不信に陥った作者ではあったが、妻の「辛い思いしてまでやらなくてもいいよ。田舎で静かに暮らそうか」という言葉もあり、吹っ切れたことが語られている。

キャスト

レギュラー出演

  • 半田 仙:蒼井優
  • 江崎 ヨシ夫:内博貴
  • 藤城 清二:杉本哲太
  • 竹田 留吉:向井理
  • 鈴木 テル子:鈴木蘭々
  • 久保田 冬子:工藤里紗
  • 脇坂 玉子:森田彩華
  • 長谷川 健太:奥村知史
  • 林 隆史:宅間孝行
  • 珍品堂さん:渡辺いっけい
  • 浅井 シズ:余貴美子
  • 半田 千代:由紀さおり
  • 木下 秀雄:松方弘樹

ゲスト出演

  • 桜井三千子(さくらい みちこ):片桐はいり (第壱話)
  • 美濃八豆腐さん(みのはちとうふ):半海一晃 (第壱話、最終回)
  • 司会者:山中秀樹 (第壱話)
  • 岡本信雄(おかもと のぶお):岡田義徳 (第弐話)
  • 岡本の妻:佐藤仁美 (第弐話)
  • タコ引きの竜(タコひきのりゅう):西村雅彦 (第参話)
  • 台場建二(だいば けんじ):大泉洋 (第四話)
  • 丁子(ちょうこ):もたいまさこ (第伍話)
  • カンナ:佐田真由美 (第伍話)
  • 郷田武史(ごうだ たけし):升毅 (第伍話)
  • 翼山小次郎:岡本光太郎 (第伍話)
  • ユリ:吉田里琴 (第伍話)
  • 千堂保(せんどう たもつ):小泉孝太郎 (第六話)
  • 野口:仲本工事 (第六話)
  • 大河原フミ:梅沢昌代 (第六話)
  • 「ろくべえ」店長:小林すすむ (第六話)
  • カオリ:木下優樹菜 (第六話)
  • 大将:村松利史 (第七話)
  • 百瀬ハル(ももせ ハル):池津祥子 (第七話)
  • 牧野道夫(まきの みちお):高木ブー (第八話)
  • 牧野ヒロシ(まきの ヒロシ):平野靖幸 (第八話)
  • 藤木克己(ふじき かつみ):六角精児 (第八話)
  • 西田:やべきょうすけ (第八話)
  • 東:ハンサム判治 (第八話)
  • 北川:滝川健 (第八話)
  • 南:指宿豪 (第八話)
  • 西岡保男:夏八木勲 (第九話、最終回)
  • ヤマジョウ 女将:李麗仙 (第九話、最終回)
  • エンプール海外事業部 部長:須永慶 (第九話)
  • 乾物問屋 大将:久保酎吉 (第九話)
  • ちびおせん:須賀さくら (第九話)
  • 矢田守(やだ まもる):加藤雅也 (第九話、最終回)
  • 金池社長:内藤剛志 (第九話、最終回)
  • 金池亮(かねいけ りょう):小林廉 (最終回)

楽曲

  • 主題歌:Micro「踊れ」
  • エンディングテーマ:タッキー&翼「恋詩 -コイウタ-」

スタッフ

  • 原案:きくち正太
  • 脚本:大石静、神ひとえ、高橋麻紀、白金カナ
  • 音楽:菅野祐悟
  • プロデューサー:櫨山裕子、三上絵里子(日本テレビ)・内山雅博(オフィスクレッシェンド)
  • 協力プロデューサー:山口雅俊(ヒント)
  • 演出:南雲聖一、久保田充、茂山佳則
  • 技術指導:舘野雄二朗
  • 制作プロダクション:オフィスクレッシェンド
  • 製作著作:日本テレビ

サブタイトル

{| class=wikitable !各話!!放送日!!サブタイトル!!脚本!!演出!!視聴率 |- |第壱話||2008年4月22日||天然若女将(おかみ)VS電子レンジの女王||大石静||rowspan="2"|南雲聖一||align=right|10.3% |- |第弐話||2008年4月29日||女将(おかみ)バトル!! 地獄の味噌作り||rowspan="2"|神ひとえ||align=right|8.7% |- |第参話||2008年5月6日||名物とろろ飯の秘密||久保田充||align=right|9.2% |- |第四話||2008年5月13日||ヒミツのすき焼き大作戦||高橋麻紀||茂山佳則||align=right|9.5% |- |第伍話||2008年5月20日||衝撃の手抜きデザート||白金カナ||南雲聖一||align=right|9.0% |- |第六話||2008年5月27日||憧れのハンバーグデート!||rowspan="3"|高橋麻紀||久保田充||align=right|9.6% |- |第七話||2008年6月3日||おせん、非情のリストラ||南雲聖一||align=right|8.4% |- |第八話||2008年6月10日||ごはんが炊けない! 一升庵エネルギー危機||茂山佳則||align=right|8.6% |- |第九話||2008年6月17日||カツブシ王子の首飾り||rowspan="2"|神ひとえ||rowspan="2"|南雲聖一||align=right|7.8% |- |最終回||2008年6月24日||女将廃業!? 最後のおもてなし||align=right|10.1% |- !colspan="6"| 平均視聴率9.1% 視聴率は関東地区・ビデオリサーチ社調べ。 |}

原作との相違点

  • 原作の半田仙は眼鏡を掛けているが、実写版の当作品では眼鏡を掛けていない。
  • 江崎は帳場ではなく板前の設定で、その愛称は「グリコ」ではなく、「ヨッちゃん」となっている。
  • 第3話タコ引きの竜の話、原作では一升庵の中居シズとの悲恋話。ドラマではおせんが自分の父親と勘違いする話。
  • 第9話の鰹節工場の場所、ドラマでは焼津、原作では鹿児島県。
  • 第7話で留吉をリストラしているが、原作では他店で腕をふるって叱責を受けたのはケン坊。
  • その他、原作より一部設定だけ抜き取ってつぎはぎ的に物語に当てはめている箇所多数(古信楽の水桶、急須の育成、塩麹など)

関連項目

  • 火曜ドラマ

脚注

外部リンク