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おれは男だ!/津雲むつみ

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著者: 津雲むつみ
巻数: 2巻

津雲むつみの新刊
おれは男だ!の新刊

最新刊『おれは男だ! 2


出版社: 集英社
シリーズ:


twitterでのコメント (関係ないのに引っかかることもあります...)

comicBUNKO 津雲むつみ「おれは男だ! 」 YOU漫画文庫版は、アマゾンさんに在庫がありますよ(宣伝)。 http://t.co/T00Ez7Yp
comicBUNKO 『おれは男だ!』のTVドラマ化は1971年(40年前!)で、当時を知る者は殆ど社内に残っておりません。津雲先生だけが現役かも。連載誌のセブンティーンが芸能記事もある週刊誌だったことを覚えている方も少なくなりました http://t.co/yN5N8Ylq

おれは男だ!の既刊

名前発売年月
おれは男だ! 1 1998-04
おれは男だ! 2 1998-04

おれは男だ!』(おれはおとこだ)は、津雲むつみの漫画作品。また、それを原作として日本テレビ系列で1971年から1972年にかけて放映されたテレビドラマおよび実写映画で、森田健作が主役を演じた。2009年には、ドラマ版を元にしたパチンコが登場したニューギン/機種紹介/パチンコ おれは男だ!:トップ」 ニューギン、2009年6月1日閲覧。

概要

集英社『セブンティーン』に1970年から1971年にかけて連載されていた。コミックスはセブンティーンコミックスのレーベルで全3巻。後、1998年にYOU漫画文庫として全2巻。

ストーリー

主人公小林弘二は、兄が教師をつとめる青葉高校に転校して来る。同校は名門女子高としての歴史が長く、共学になって数年しか経過していないため、男子生徒の人数も少なく、女子生徒が主導権を握っているような状態であった。弘二が入ったクラスには、女子生徒のリーダー的存在でありアメリカ生活の経験もある成績優秀な吉川操がいた。また、操が住んでいるアパートは弘二の自宅の隣であり、弘二と操の部屋はごく近くにあり、窓越しに会話をすることができた。弘二は学校での「ウーマンリブ」打倒のために男子生徒を集め、剣道部を結成する。操がいるバトン部と対立しながらも徐々にお互いを理解し合える関係を築いていく。

テレビドラマ

登場人物

  • 小林弘二:森田健作(現・千葉県知事)
  • 吉川操:早瀬久美
  • 小林一郎(弘二の兄):河原崎長一郎
  • 小林清彦(父):松村達雄
  • 小林敏子(母):津島恵子
  • 小林かおる(妹):松本うたか
  • 小林源之助(祖父):笠智衆
  • 吉川美穂(操の姉):秋山ゆり
  • 丹下竜子(相沢高校剣道部):小川ひろみ
  • 田村勇(剣道部):三城康裕
  • 中山三郎(剣道部):鍋谷孝喜
  • 西村宏(剣道部):沖正夫
  • 長沢麻里(剣道部マネージャー):有吉ひとみ(第18話より)
  • 秋本京子(バトン部):田坂都
  • 岡村千恵(バトン部):降旗文子
  • 佐々木英子(バトン部):大谷照代
  • 小野夏子(生徒会長):小野千春
  • 岩田治(柔道同好会):石橋正次
  • 西条信太郎(転校生):志垣太郎(第28 - 31話)
  • 田村勇作(田村勇の父親:銭湯「福の湯」の主人):玉川良一
  • 田村久代(田村勇の母親):石井富子
  • 明石さくら(新任校長):京唄子(第25話より)
  • 神戸啓太(校長秘書):鳳啓助(第25話より)
  • 藤宮あずさ(教諭・剣道部部長):武原英子(第27話より)

放送データ

  • 放送期間:1971年2月21日 - 1972年2月13日
  • 放送時間:毎週日曜日20:00 - 20:56
  • 放送回数:全43話
  • カラー作品
  • 主題歌:森田健作 「さらば涙と言おう」(作詞:阿久悠・作曲:鈴木邦彦、RCAレコード(現:Ariola Japan))
  • 挿入歌:森田健作 「男なら気にしない」「青春の旅」「友達よ泣くんじゃない」、ジューク・ボックス 「なぜ君は生きる」 (キャニオンレコード(現:ポニーキャニオン))、ほか多数

スタッフ

  • プロデューサー:岡田晋吉ほか
  • 脚本:山根優一郎、菅野昭彦、上條逸雄、鎌田敏夫、元持昭彦、石森史郎、永原秀一、山田正弘
  • 音楽:鈴木邦彦
  • 監督:広瀬襄、中新井和夫、岩城其美夫、水川淳三、永塩良輔
  • 制作:松竹

概説

キャッチコピーは「女と男のユーモア学園」。プロローグの最後に森田の顔がストップモーションとなってタイトルが始まるのが定石だった。タイトル・オープニングからいきなり剣道の練習、海辺で豚を洗っている途中逃げられたり、歌の最後にかっこよく振り向いてウインクと思ったら砂に全身埋まっていたりと凝った映像があった。オープニング映像は季節に合わせて作成されていた。

第1話には、原作者の津雲むつみがカメオ出演していた。劇中に当時の流行歌が数多く使用され、また人気歌手も多数ゲスト出演した。

サブタイトル

1ウーマン・パワーをやっつけろ! 1971年
2月21日
フォーリーブス、串田アキラ、津雲むつみ、北竜介、大杉侃二郎
2突撃一番竹刀をとれ! 2月28日フォーリーブス
3チームワークでぶっつかれ! 3月7日水上令子
4伊豆山寺に全員集合! 3月14日藤原釜足
5一致協力 あの旗をとれ! 3月21日高松しげお
6号砲一発まっしぐら! 3月28日津山登志子、新井春美、磯乃ちどり、中川秀人
7真夜中に愛をこめて! 4月4日白石冬美、野村真樹、榊原るみ、志馬琢哉、志賀真津子
8剣道部レッツ・ゴー! 4月11日快楽亭ブラック (2代目)、稲川善一、肥土尚弘
9女なんか怖くない! 4月18日石橋正次、ゴールデンハーフ、露原千草、新井麗子、園田健二、秩父晴子
10学園祭に結集せよ! 4月25日宮野涼子
11明日に向かってつっ走れ! 5月9日名古屋章、市地洋子、天草四郎、池田昌子、小山いく子
12友よすすめ! 5月16日剛達人
13受験戦線異常あり! 5月23日小畠絹子、石川博
14初恋にさらばと言おう! 6月6日江崎英子、上西孝、田中志幸、新原茉充、和泉喜和子
15女は女 男じゃないよ! 6月20日横山リエ、大久保敏男、泉よし子
16家庭科くんフンサーイ! 7月4日天地総子、佐藤英夫、山本善朗
17しあわせに進路をとれ! 7月18日今井健太郎、山本幸栄、戸川美子、光映子
18若い生命をぶっつけろ! 7月25日水前寺清子
19炎のように恋をしろ! 8月1日砂塚秀夫、長谷川待子、山本正明
20さらば海の恋人よ! 8月22日前田吟、石田信之、田島令子、谷よしの、大杉侃二郎、棚田真里子
21花嫁候補生に敬礼! 9月5日野村昭子、林寛子
22キャプテン死んで貰います! 9月19日松崎真、西尾徳
23ナツコ・オン・ステージ! 9月26日石橋正次、ジューク・ボックス、沢久美子、奥村公延、大瀬ゆめじ、大瀬うたじ
24ボールに賭けろ! 10月3日高橋長英、青木洋子
25男だって泣くさ! 10月10日池田駿介
26夜明けのVサイン! 10月17日
27剣の心はお茶ごころ! 10月24日吉田友紀
28風来坊のメロディー! 10月31日しめぎしがこ、小峰陽子
29海よ子守唄をかえせ! 11月7日木村俊恵、浅野真弓、中森重樹
30泣くな弘二 選抜の華だ! 11月14日今井健太郎、岡本忠行
31さよならを云いに来た海! 11月21日大塚君代
32おれも男だ! 11月28日本山可久子、沖雅也
33なんたって若いんだモン! 12月5日下元勉、村瀬幸子、久万里由香、中川秀人
34星の広場に集まれ! 12月12日岡田由紀子、中川加奈、笠井としみ、綾川香、岡本忠行、伊藤潤一
35父よあなたは強かった! 12月19日岡本信人、中森重樹
36星の国から来たあいつ! 12月26日太宰久雄、折原啓子、新井麻夕美、田村亮、日高百合子
37明けまして頑張らなくっちゃア! 1972年
1月2日
南沙織、山本紀彦、川口まさみ、三遊亭好生
38北風に向かって突っ走れ! 1月9日夏八木勲、泉晶子、谷よしの
39弘二さんあなたの赤ちゃんです! 1月16日下川辰平、山田桂子、火野正平、藤田みどり、野島昭生、二見忠男
40叱っておくれよ先生よ! 1月23日内藤武敏、田村寿子、水科慶子、江口史朗
41花嫁は黒潮にのって! 1月30日寺田農、明石潮、原ひさ子、新井康弘、松原直、後藤泰子
42お命頂戴ウーマン・リブ! 2月6日横山リエ、ピンキー・チックス、土紀養児、渡辺紀行
43さらば涙と言おう! 2月13日

ネット局

  • 日本テレビ
  • よみうりテレビ
  • 名古屋テレビ(当時はNNNとANNのクロスネット局。現在はANN単独ネット局)
  • 福岡放送
  • 札幌テレビ
  • 北日本放送
  • 西日本放送
  • 山口放送、ほか。

再放送

  • 日本テレビや同局の系列局で再放送された後、著作権が松竹単独の物になってからは、全国各地の地上波民放テレビ局やCS放送で再放送された。
  • 2006年7月3日から、日テレプラス&サイエンス(現・日テレプラス)で再放送された。
  • 2010年4月8日から、主演の森田が知事を務める千葉県を放送対象地域とする千葉テレビ放送で再放送を開始している。

DVD

バップからDVDボックスが発売されている。

  • DVD-BOX第1集(第1話 - 第24話を収録、6枚組)
  • DVD-BOX第2集(第25話 - 最終話を収録、5枚組)

なお2010年1月には、ブルーレイディスクが全5巻でバップより発売された(マスターはDVDと同じものを使用している)。

備考

  • 原作版とドラマ版では、登場人物、ストーリー展開、ラストに違いが見られる。
  • 主役を演じた森田健作は、このドラマでの剣道着姿や台詞を物まねされている。
  • ドラマ版では続編的な作品が製作されていたが、森田健作自身の総指揮・企画・制作による映画『おれは男だ!「完結編」』(1987年、松竹配給)が公開され、ピリオドを打ったとされる。
  • 鎌倉、藤沢周辺で撮影が行われた。また、青葉高校のロケは、藤沢商業高等学校(現:藤沢翔陵高等学校)であり、お宝TVデラックスという番組で早瀬久美は久々に取材地を高山哲哉アナウンサーと訪れた。
  • 森田健作は、番組で共演した同じ大田区出身の志垣太郎、そしてかねてより松竹映画で共演し顔馴染みだった早瀬久美、現在でもこの3人は親しい友人関係である。
  • 早瀬久美と吉川操の名前・風貌・性格などの設定はアニメ『超時空要塞マクロス』の早瀬未沙に受け継がれている。

脚注