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きみのカケラ/高橋しん

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著者: 高橋しん
巻数: 9巻

高橋しんの新刊
きみのカケラの新刊

最新刊『きみのカケラ 9


出版社: 小学館
シリーズ: 少年サンデーコミックス


twitterでのコメント (関係ないのに引っかかることもあります...)

NumaTanX きみのカケラとかいうガチロリ漫画wwwwwwwwww すきです
sinpre たった今、報告聞かせて頂いたんですが、長年(きみのカケラの頃から)お手伝い頂いている作画のヘルプスタッフさんの、連載デビューが決まりました〜〜〜〜!!!!!!!!!はちぱちぱちぱち!!!!詳細はまた、発表出来る時になったらお知らせしますね。おめでとうございます〜〜〜〜〜〜。。しん
sinpre そして、「きみのカケラ」以来、新連載開始までゆっくり見守って下さった、読者の皆さん有り難うございました。北国の小さな街に住む、男子と女子の小さなお話「雪にツバサ」大作ではありませんが連載させて頂いている間は、出来れば気に入って、気軽に楽しんで頂けると嬉しく思います。。。しん
sinpre 急募!「高橋しん・プレゼンツ」スタッフ募集!〜「花と奥たん」や新連載等〜: *このエントリーは定期的に上に上げられます。 作画アシスタント&デジタルスタッフ募集中! きみのカケラを描き終え、しんプレではこれから『花と奥たん』... http://bit.ly/dPGbtj
sinpre いいひと。最終兵器の時は四話くらい?、きみのカケラの時は忙しすぎて3話なかったです。ネーム描きだめ。。。しん RT @s1222_A: @sinpre 連載ものって 早くから全部準備するんですね。知らないことばかりで…漫画家さんの苦労が伺えます。しばらくお休みなさそうですね。

きみのカケラの既刊

名前発売年月
きみのカケラ 1 2003-02
きみのカケラ 2 2004-01
きみのカケラ 3 2004-09
きみのカケラ 4 2005-04
きみのカケラ 5 2006-02
きみのカケラ 6 2007-08
きみのカケラ 7 2009-10
きみのカケラ 8 2010-01
きみのカケラ 9 2010-07

きみのカケラ』は、漫画雑誌「週刊少年サンデー」で連載された高橋しんの漫画である。小学館少年サンデーコミックスより全9巻が刊行されている。

雑誌掲載稿からの加筆訂正の量が多く、初出時から単行本刊行までの間隔が長い。連載終了から6年あまりを費やし、最終巻9巻は2010年7月発売となった。

ストーリー

すでに高い科学力をもった文明が昔のこととなった世界。周囲を崖に囲まれ、休むことなく雪が降り積もる国。国民は皆貧しく希望もなく、王族の威光は衰えていた。権力を政族に奪われたその国の王女イコロは笑うことができない「ヒトガタ」だった。弟と2人で小さな小屋で懸命に暮らしていたある日、ひょんなことからイコロは戦族に襲われ、そこから救ってくれた記憶を失った少年シロとともにかつて存在したという「太陽」を探すため旅に出る。

登場人物

イコロ
王族のボロ家に住む王女。「イコロ」とは「この国」の言葉で「宝」という意味であり、フルネームは「カムイ・ポロ・チセ・イコロ」。名前に用いられている4つの単語は全てアイヌ語から来ており、それぞれ『神』(カムイ「この国」の言葉で「見るもの」という意味。)、『大きい』(ポロ)、『家』(チセ)、『宝』(イコロ)となっている。
13歳だが、7~8歳とよく間違えられる。6つも飛び級している秀才。しかし生まれてから一度も笑ったことがない「ヒトガタ「この国」の言葉で、いろいろな意味があるがここでは喜怒哀楽の一つが欠けていること。」のため友達はいない。規則正しい生活をしつけられていて朝4時に起床、夜12時に就寝し、一度寝たら4時まで絶対に起きない。眠さの限界を超えると「寝グセ」が悪くなる。一人称は「オレ」。
泣き虫で、悪いことが起こるとよく他人のせいにして泣いていたが、レジスタンスやクジラ(ナマズ)での騒動を前に、王女としての責任を感じるようになる。
5巻の最後で、戦族やヨナを生かすために独りクジラの中に残り、作中の時間軸で一年以上行方をくらましていたが、7巻で再登場する。

シロ達と再会する前に先人達の記憶を受け継いだ。そのことで多重の人格が自身に存在したような形になり、自分を見失いかけている。その際イコロに記憶を渡した人物は王(イコロの父)であると考えられるような描写がある。

シロ
両手に手錠をし、記憶を失っている少年。シロもまた、「涙」「痛み」をなくした「ヒトガタ」である。自分の名前も忘れてしまっていたのでイコロに「シロ「この国」の言葉で「足りないモノ、カケラ」という意味。」と名付けられる。「じっちゃん」が探し続けていた「ヒトガタ」と呼ばれるモノを探していたが、イコロと出会い共に太陽を探すたびに出た。出会う人出会う人に「お前テキか? それともトモダチか?」と訊く癖をもっていて、これもまた「じっちゃん」に教わったようである。武器を持って戦うたびに記憶がなくなってしまうが、戦った後も「イコロ」の名前だけ覚えていたり、「じっちゃん」に教わったことを覚えていたりする。一人称は「オレっち」または「シロ」。

「壁の外」に出た際に戦族が死んでいったにも関わらず自分だけが死なないことに恐怖を抱いていた。

ヨナ
自分達の「正義」のために戦う、仲間や自分の死さえも厭わない勇敢な子供達「レジスタンス」の一人。政族と戦族に奪われた「ご神体」を奪い返すために旧文明の「ナマズ」に乗り込む際にイコロに助けられ、以降行動を共にする。物心ついたときから銃を握っていた。兄のイムザは「レジスタンス」のリーダー的存在。一人称は「オラ」。
5巻以降は、行方不明になったイコロを探すためにシロと旅に出る。
クロ
王家に代々伝わっている「愛玩人形(アイドル)」。それまでは高貴な名で呼ばれていたが、イコロには、黒いから「クロ」と名付けられてしまう。イコロに改造され喋れるようになった。語尾に「ナリ」「にゃ」「☆」などがつく。自称「王家のアイドル」。
マタク
イコロの弟。目が見えない病気におかされている。
シャー
イコロの執事。イコロ達の身の回りの世話をしていた。王族の親衛隊より体力に秀でていたり、伝説に詳しかったり、謎の多い老婆。年齢は90に近い。
ピリカ
王族の王妃。もともと平民のヒツジ飼いであったが、妹が将軍の妾となったときにそのコネで「太陽研究機関」に所属し、そこで王(イコロの父)と出会い、結婚する。玉曰く、現在は人質にとられている。
エリザベス
戦族の少佐。イコロの従姉。兄である大佐には「ベス」と呼ばれている。父の将軍を心から尊敬しており、将軍の探していた「ヒトガタ」をもとめている。いつもの強気な態度とはうらはらに乙女な一面を見せることもあるが、学校嫌いで「科学の粋を集めた」を「ツイを集めた」と言うように頭が悪いようだ。
エリオット
戦族の大佐。エリザベスとは異母兄妹だが、特にエリザベスを毛嫌いしている様子はない。クジラの実験で騒いでいる時に乗じてクーデターを起こして政族議長を捕らえ、政権を握った。
玉(ぎょく)
政族の長の女性。王族に良い思いを持っておらず、政族の力を証明するために旧文明の飛行物体「クジラ(ナマズ)」の浮遊を指揮した。
ニシノカムイ
古代文明の名残のひとつ。「この国」を囲む壁を作ったといわれ、ニシノカムイが退いたところから外の世界に通じる穴が開いた。
クジラ(ナマズとも)
古代文明の名残のひとつ。一度は学者族の手によってよみがえったが、暴走し壁にヒビ(蒼天のサケメ)を入れた。ニシノカムイが作った壁の内側に古代の民を運んだといわれる。

単行本

  • 1巻 ISBN 4091266118 2003年1月
  • 2巻 ISBN 4091266126 2003年12月
  • 3巻 ISBN 4091266134 2004年8月
  • 4巻 ISBN 4091266142 2005年3月
  • 5巻 ISBN 4091266150 2006年1月
  • 6巻 ISBN 4091200508 2007年8月
  • 7巻 ISBN 4091220479 2009年10月
  • 8巻 ISBN 4091222277 2010年1月
  • 9巻 ISBN 4091224733 (イラスト集同梱限定版 ISBN 4091590802) 2010年7月

脚注

外部リンク