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さるとびエッちゃん/石ノ森章太郎
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著者: 石ノ森章太郎
巻数: 2巻
最新刊『さるとびエッちゃん 2』
twitterでのコメント (関係ないのに引っかかることもあります...)
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tanakayutak 今なら、芦田愛菜ちゃんでCG満載の『さるとびエッちゃん 』とかありそう…いや、当たり前すぎますね。アニメやマンガの実写化は、観客がどひゃッとなる意表をつく題材とキャスティングこそが最大の仕掛けですから。 RT @HP0128: 綾瀬はるか主演で実写版「ひみつのアッコちゃん」か…
『さるとびエッちゃん』は、石ノ森章太郎の漫画、及びそれを原作とする日本のテレビアニメ。
内容
エッちゃんこと猿飛エツ子は小柄な小学生。しかし、猛スピードで走り、怪力を持ち、動物と会話できる、自称猿飛佐助33代目の子孫。そのエッちゃんが三つ葉小学校に転入、時にトラブルの種となり、時にトラブルを解決するコメディ作品。
原作
石ノ森原作で週刊マーガレット(集英社)に創刊号より連載されていた『おかしなおかしなおかしなあの子』。後に単行本もアニメに合わせて改題された。
- 第1部 「おかしなおかしなおかしなあの子」 昭和39年(1964)春~昭和40年(1965)春(42回)
- 第2部 「おかしなあの子」 昭和40年(1965)春~夏(8回)
- 第3部 「さるとびエッちゃん」 昭和40年(1965)暮れから昭和41年(1966)春(12回)
その他
- おかしなあの子(平凡)1968年
- おかしなあの子(新婦人しんぶん)1969年
- さるとびエッちゃん(少女フレンド)1971年
- さるとびエッちゃん(なかよし)1971年
- さるとびエッちゃん(たのしい幼稚園)1971年
- エスパーエッちゃん(読売水曜日版)1983年
アニメ
解説
1971年10月4日から1972年3月27日までの毎週月曜日19時 - 19時30分に NET (現:テレビ朝日)系列にて全26話が放送された。
時間帯としては『魔法のマコちゃん』の後番組に当たり、「東映魔法少女シリーズ」の1つに数えられるが、従来の作品と比較して絵柄や作品内容などに「少女向け」という要素は希薄になっている。
一方、サブキャラクターの犬のブクは人語を解する設定となっており、その後の魔法少女アニメで一般的になる「主人公と会話ができるペット」の先駆的存在でもあった。
全エピソードの内、第4回・第6回・第14回はシリーズでも珍しい2話構成となっており、特に第14回Bパート「たのしくやろうエッちゃんかるた」は、全キャラをいろはがるたに例えて(例えば「い」の項は「いちばんはじめはごあいさつ」)紹介するという、シリーズ最大の珍作となっている。
キャスト
- エツ子:野村道子
- ブク:永井一郎
- ミコ:千々松幸子
- 大平:野島昭生
- クリ平:麻生みつ子
- 大山:田中亮一
- 白雪先生:中村恵子
- ゲスト:北川国彦、加藤修、兼本新吾、はせさん治、加藤精三、森功至、田の中勇、野沢雅子、矢田耕司、増岡弘、山田俊司、坪井章子、富田耕生、麻生美代子、沢田和子、吉田理保子、大竹宏、島田彰、坂井寿美江、渡辺典子、桂玲子、野田圭一、白川澄子、丸山裕子、菊地紘子、山本圭子、堀絢子、中西妙子、館敬介、鈴木泰明、杉山佳寿子、西桂太
スタッフ
- 企画:宮崎慎一(NET)、籏野義文
- 原作:石ノ森章太郎
- 製作担当:原徹
- 脚本:山崎忠昭、辻真先、雪室俊一、押川国秋、城山昇
- 音楽:宇野誠一郎
- 撮影:武田寛、町田賢樹、菅谷正昭、池田重好、片山幸男、目黒宏、与那原良明、山田順弘、林昭夫
- 編集:古村均、本山収
- 録音:波多野勲、神原広巳、二宮健治、高橋拓夫
- 効果:大平紀義
- 記録:井上ふみ子、黒石陽子、早見佐代子、的場節代、大橋千加子、高野ヒサ子
- 選曲:賀川晴雄
- 演出助手:佐々木勝利、寒竹清隆、福島一三、松橋英夫、磯本憲昭、大谷恒清、早川啓二、遠藤勇二、上島昭男
- 製作進行:佐藤哲雄、久保田弘男、難波隆司、菅原吉郎、佐伯雅久、吉岡修、大野清、堀正春、隈要次郎
- 現像:東映化学
- 美術:土田勇、内川文広、伊藤攻洋、横井三郎、辻忠直、山崎誠、伊藤英治
- 作画監督:高橋信也、木暮輝夫、永樹凡人、古沢日出夫、小田克也、細田暉雄、香西隆男、落合正宗
- 演出:芹川有吾、勝田稔男、高見義雄、岡崎稔、明比正行、池田宏、久岡敬史、大谷恒清、山本寛巳、佐々木勝利
- 制作:東映 NET
主題歌
- オープニングテーマ:『エッちゃん』(作詞:山元護久 / 作曲:宇野誠一郎 / 歌:増山江威子)
- エンディングテーマ:『エッちゃんが好きや』(作詞:山元護久 / 作曲:宇野誠一郎 / 歌:熊倉一雄)
※『エッちゃんが好きや』は、第9話や第19話ではブク役の永井一郎が歌っている。
劇場版
- 1972年3月18日、「東映まんがまつり」内で第1話がブローアップ公開された。
- この話は、『巨人の星』や『アタックNo.1』などの登場キャラのパロディが登場する迷作。
- 「魔女っ子」で第1話がブローアップ公開されたのは、本作と1974年7月25日公開の『魔女っ子メグちゃん』のみ。
その他
- アニメ化以前の時期に、実写ドラマ化の企画が存在したが、実現しなかった『懐かしのTVアニメ99の謎』二見書房、赤星政尚、早川優、高橋和光 ISBN 4576941992 68頁。
- すがやみつるは石森プロで他の漫画家仲間と共に『怪傑ハリマオ』のトレス(原稿が紛失していたため「少年マガジン」の掲載分から原稿を作り直した)をしていたが、次に「同人誌サークル『墨汁三滴』で丸っこい絵を描いていた」という理由で『エッちゃん』のキャラクター商品の絵描きを担当した(『エッちゃん』の漫画は描いていない)。すがやは絵についてはまだ全て石森のチェックを受け、石森がデッサンなどに修正をする事も多かったが、『エッちゃん』の仕事が認められた事で、次に『仮面ライダー』の漫画を描く事になる。
その後のエッちゃん
- 後に同じ石ノ森の漫画『幻魔大戦』で最終盤に登場する超能力者軍団の中に混ぜて、本作の主人公猿飛エツ子を登場させている。
- 石ノ森原作の「人造人間キカイダー」を2000年からアニメ化した、「人造人間キカイダー THE ANIMATION」でも猿飛エツ子をモデルとした猿飛悦子なるキャラクターが登場する。
脚注
ms:Sarutobi Ecchan