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そこぬけRPG/佐藤両々

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著者: 佐藤両々
巻数: 5巻

佐藤両々の新刊
そこぬけRPGの新刊

最新刊『そこぬけRPG 5


出版社: 芳文社
シリーズ: まんがタイムコミックス


twitterでのコメント (関係ないのに引っかかることもあります...)

the4reviewer RT @the4_ch: ★8/27発売★まんがタイムオリジナル 2012年 10月号:表紙&巻頭カラー「ラディカル・ホスピタル」ひらのあゆ、センターカラー「小森さんは断れない!」クール教信者+「かがやけ!工学女子」酒菜屋なかさ、最終回「そこぬけRPG」佐藤両々 http ...
the4reviewer RT @the4_ch: ♥8/27発売♥まんがタイムオリジナル 2012年 10月号:表紙&巻頭カラー「ラディカル・ホスピタル」ひらのあゆ、センターカラー「小森さんは断れない!」クール教信者+「かがやけ!工学女子」酒菜屋なかさ、最終回「そこぬけRPG」佐藤両々 http ...
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the4reviewer RT @the4_ch: ★7/27発売★まんがタイムオリジナル 2012年 09月号:好評連載中!「トリセツなカテキョ」山東ユカ、「あかるい夫婦計画」井上トモコ、「社外秘!神田さん」大乃元初奈、「そこぬけRPG」佐藤両々 http://t.co/ubmIKNs6
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そこぬけRPGの既刊

名前発売年月
そこぬけRPG 3 2009-02
そこぬけRPG 4 2010-04
そこぬけRPG 5 2011-05

そこぬけRPG』(そこぬけアールピージー)は、佐藤両々によるゲーム会社を舞台にした日本の4コマ漫画作品。

概要

新社会人、京橋久太郎はゲーム好きが高じてゲーム会社「(株)エクスチェンジャー」に入社する。夢はゲームクリエイター……だが入社早々広報部に配属され、しかもいきなりラスボスに遭遇!!夢ある青年の明日はどっちだ!?

主な登場人物

特記のない限り、年齢・勤続年数は1巻時点のものである。なお、作中ではサザエさん方式を採らず、登場人物は時間経過と共に加齢する。

広報部

京橋久太郎(きょうばし きゅうたろう)
本編の主人公。24歳。身長174cm。K大学「医学部」卒。購入するゲームは月平均8本。
持っていないハードはほとんどないというくらいゲーム好きの新社会人。学生時代はゲーム関連のイラスト投稿の常連で、エクエクにも「QTR」(後に「キューティー☆R」)というペンネームで投稿していた過去あり。夢はゲームクリエイターとして、マニアも納得の硬派シューティングゲームを作ることで、親の反対を振り切って医師への道を断念しエクスチェンジャーに入社。当然開発部を志望していたが、鷹丸の陰謀により広報部に配属される。配属されて即、新人のユニフォームと騙され、ラメピンクの全身タイツ(背中に社名と「下僕」の刺繍あり)の着用を鷹丸に命ぜられ、通勤・外回り・買い出し中含め常時、半ばその格好を強制される。さらに、自分の記事を載せる際に使うペンネームを『ゲボキュー』(「下僕の久太郎」の略)とされ、以後社内の人間には(外でも)もっぱら『ゲボキュー』『ゲボ』『(広報の)タイツ』などと呼ばれるようになり、たまに本名を名乗ったり普段着で会うと、誰か分かってもらえなかったり別人と思われたりする。
会社近くに部屋を借りたため、先輩や同期が押しかけることがある。なお入社以降、年末年始を含め一度も実家に帰省できていない。
作品内で「弟がいる」と話している。同作者の描く『天使のお仕事』という作品に「京橋應次郎(おうじろう)」と言う研修医が登場し、「兄の結婚式

が直前で流れたのでキャンセル料を負担せずに済むよう、婚約者 である看護師(当該作品の主人公)との挙式を兄夫婦の代わりに行う」というくだりがあるが、その関係はとくに明示されていない。

鷹丸花苗(たかまる かなえ)※一話のみ「香苗」
広報部の女王様。Fカップのダイナマイトボディ。京橋を広報部に引き抜いた張本人。愛称「カナさん」。ペンネーム「かなぴょん」。自由奔放、傍若無人で社長にすら臆することはないほど。仕事は早く的確。
自称26歳で外見は若いが、水戸と同期で実年齢38歳。スーパーファミコン全盛期には既にエクスチェンジャーに入社していたようである。なお、自称26歳は連載が進行してもそのままであり、連載3年目にして京橋に「年齢が追いついちゃいました」と言われる。独身。非ゲーマー。普段は仕事中とは思えないような様々な服を着ており、たまにスーツを着ると珍しがられる。自社キャラのコスプレを会報誌やイベントなどで披露するが、衣装は会社に作らせている。キャラに似合わず怖い話が苦手で泣き上戸。
仁郷梓(にごう あずさ)
京橋の先輩だが、短大卒なので年齢は下。鷹丸曰く、「ぽっちゃりEカップ」。ときどき発言がシビア。
同人誌(ジャンルはスポーツ選手を題材とした生モノ)も制作しているが、普段はそのことをおくびにも出さない隠れおたくである。
水戸(みと)※名前不明
係長。通称「みとぴゅー」。広報部のまとめ役。1児の父で、娘の名前は「千鞠(ちまり)」。家庭では嫁姑間の板挟みで苦労している模様。
保間ゆかり(ほま -)
元雑誌編集者で、エディターとして入社。ゲームに詳しくないゆえ、ゲームや業界を第三者的な視点で見られる、広報部の良識派。鷹丸へのツッコミ役でもあり、連載当初は鷹丸といがみ合っていた。鷹丸曰く、「人妻Cカップ」。夫婦ともに多忙で、「1つ屋根の下で2人の人間が1人暮らしをしている」ような生活を送る日々。
フクザワ
存在感の薄い課長。笑顔の時も、目は常に笑ってない。

開発

小鳥遊悟(たかなし さとる)
ディレクター。身長160cm。専門学校卒で、京橋と同い年ながら、社内では4年先輩。
鷹丸曰く「小鳥ちゃん」。仕事に対する姿勢は厳しく、常に怒ったような顔をして周囲を威圧している。実家暮らしで、男は彼1人の姉妹2人ずつの5人兄弟。普段、姉妹におもちゃにされているためか、女性が大勢集まる場は苦手。
藤崎操(ふじさき みさお)
ディレクター、デザイナー。開発の女王様。鷹丸から「55cm」と呼ばれている(鷹丸曰く「ウエストが55cmでバストも55cm」)。小鳥遊より1年先輩。入社当初はふくよかな体型だったが、小鳥遊が入社する頃には現在の体型になっていたという。
もう2人の女王様を一方的に目の敵にしており、大変仲が悪い。寅屋のことが気に入っているが、性格からか上司としての立場からか、ヒトミのように積極的な意思表示ができない。
入社前から同人活動をしているものの、一応周囲には内緒にしている。
寅屋(とらや)※名前不明
京橋の同期。薩摩隼人で、鹿児島弁。身長192cm。ヒトミと藤崎の2人から想われているが、天然のため想われていることになかなか気付かない。
家風により幼い頃甘い菓子を食べられなかった反動か、現在は甘党で、スウィーツの手作りもこなす。ヒトミと藤崎の2人の女王様のいがみ合いで板挟みになり、神経をすり減らすこと多々。
志村(しむら)※名前不明
京橋の同期。女性で広島弁を話す。歯に衣着せぬ発言が多く、周囲を気にしないため時として本人の前で批判を口にして「志村、後ろ後ろー」状態を招くことも多い。特に目の前で作品を批判してしまった藤崎との折り合いはよろしくないが、志村本人は特に気にしていないようだ。
寺端桜子(てらばた さくらこ)
京橋の同期。女性で"女の子企画"の提案者。周囲に気を使いすぎる傾向がある。同期の志村とよく一緒に行動している。
池山(いけやま)※名前不明
元広報の先輩。先代タイツ。彼の話によれば、タイツを着た人間は出世できるらしい。
宮永(みやなが)※名前不明
開発本部長。スキンヘッドに眼鏡に髭という風貌。スーツを着用。

営業

ハードな部署であるため、離職率が高く、毎年2桁の人数を採用しているにもかかわらず、3巻の時点で京橋の同期は既に、風貌が似た下記の2人だけ。

橋本遊馬(はしもと あすま)
里中と区別するため、人呼んで「忙しい時に忙しくなさそーにしてる眼鏡」。
里中秀磨(さとなか ひでま)
橋本と区別するため、人呼んで「忙しくない時も何か忙しそーな眼鏡」。関西弁で話す。

社長室

社長(氏名不明)
ワンマン社長で、年始式で挨拶もそこそこに部署対抗ゲーム大会を行なったり、TGE(後述)などのイベントでコスプレでしたり、CDを発表したり、テレビCMへの出演を主張して譲らなかったり、気に入らないことがあると京橋のボーナスや手当カットを言い出すなど、全般的に行動が大人気ない。会社に関しては本人曰く「やりたいことやっていたら会社が建って小金も儲かった」らしい。人前では一見ヘラヘラして頼りなさそうだが、見ているところはしっかり見ており、業界が厳しい中会社を支える、しっかりした一面も垣間見える。
ヒトミ・ディラン
社長室室長。社長室の女(?)王様。戸籍「以外」は女。180cmを超える長身(具体的な数値は不明)。酒癖が酷い。寅屋のことが気に入っている。藤崎からは寅屋のこともあって特に嫌われており、「毒虫」呼ばわりされている。

その他

小川ミナホ(おがわ -)
人気アイドル声優。デビュー当時からエクスチェンジャーの作品に声を当てており、イベントの際はエクスチェンジャーのブースで進行役をつとめたり、ミニライブを行ったりする。
舞子(まいこ)※姓不明
鷹丸の実の姉。妹以上に年齢不詳で、26歳と名乗るも、同年齢を自称する妹にツッコまれて28歳に変更していた。既婚で子持ちだが表には出さないようにしているらしい。妹同様にスタイル抜群。妹の弱みを握っているため、女王様である妹も頭が上がらない人物。

用語

(株)エクスチェンジャー
社員200人弱の中堅ゲーム会社。東京から新幹線移動を要する某地方都市に本社を置く。営業など人と会う部署ではスーツ、それ以外は服装自由のため、社内はラフな雰囲気。
エクスチェンジャーエクスプレス(エクエク)
エクスチェンジャーが発行している会報誌。会報誌としては群を抜くボリュームを誇り、毎号70ページにも渡る。
無敵商人トードリー
エクスチェンジャーが作成しているゲーム。2009年現在3までリリースされている。かつてのディレクターは小鳥遊、3のディレクターは藤崎。
トーキョーゲームエキスポ
略称は「TGE」。毎年秋に行なわれるゲーム業界のイベント。エクスチェンジャーも毎年出展しており、秋になるとストーリーもこれを中心としたものになる。元ネタは「東京ゲームショウ」。
コミックフェスティバル
略称は「コミフェ」。夏と冬に行なわれる同人誌の祭典。エクスチェンジャーは「社長がコスプレしたいため」1回出展したことがある。ほかに社員数名が同人誌を頒布するため個人的に参加している。元ネタは「コミケ(コミックマーケット)」。

コンパイルとの接点

作者は作品中で「フィクションです」と何度も強調しているが、作中の株式会社エクスチェンジャーには作者の勤めていたゲーム会社「コンパイル」を髣髴とさせる様々な共通点が存在する。

  • 会社名が「エクスチェンジャー」(両替機)。コンパイル時代に作者の筆名が「両替機」だった時期がある。
  • ゲボキューが着用している『下僕』と背中に書かれたラメピンクの全身タイツと、コンパイルの上下ピンクの『丁稚ジャージ』。
  • 主人公の入社の動機は「硬派な本格派シューティングが作りたい」だった(ぷよぷよが売れる以前のコンパイルはシューティングがメインだった)。
  • 「どのハードにも良い顔をしてゲームを作る」(開発)、「会報の厚さじゃない」充実した会報誌などは、コンパイルの特徴でもあった。

また、作中人物に、コンパイルの関係人物を元にしたと思われるものが散見される。

  • 社長がワンマンでCDを発表するなど、コンパイル社長だった仁井谷正充を彷彿とさせる。
  • 鷹丸と京橋の関係が、作者が当時「コンパイルクラブ地下版」に描いていた漫画内の「ぴそぴそ」と「りょんりょん(作者)」の関係に酷似している。
  • 水戸のペンネーム「みとぴゅー」が「きどぴゅー」をモチーフにしている可能性がある(モデルにしている人からは許可を取っているそうだ)。
  • 作中に登場する声優「小川ミナホ」の名前が、コンパイル主催のオーディションによってアルルの声優に選ばれた「小沢ミナコ」と酷似している。

なお、単行本には「ぷよぷよ」の絵師で有名な壱、ねこにゃん、南十字星らがゲストとしてイラストを寄稿している。

書誌情報

単行本

  1. 第1巻(2007年3月21日) ISBN 978-4-8322-6528-8
  2. 第2巻(2008年5月22日) ISBN 978-4-8322-6633-9
  3. 第3巻(2009年2月22日) ISBN 978-4-8322-6713-8
  4. 第4巻(2010年4月22日) ISBN 978-4-8322-6838-8

掲載誌

  • 『まんがタイムオリジナル』(芳文社) - 2005年10月号~連載中
  • 『まんがタイム』(芳文社) - 2008年1月号~2009年1月号(『まんがタイムオリジナル』と同時連載)。

関連項目

  • コンパイル (企業)
  • 仁井谷正充