HOME > コミック > たそがれたかこ

たそがれたかこ/入江喜和

共有

著者: 入江喜和
巻数: 1巻

入江喜和の新刊
たそがれたかこの新刊

最新刊『たそがれたかこ 4


シリーズ: DXビーラブKC


twitterでのコメント (関係ないのに引っかかることもあります...)

1103yamakawa 【たそがれたかこ(9) (KCデラックス BE LOVE)/入江 喜和】を読んだ本に追加 → https://t.co/akIKfJzBLT #bookmeter

たそがれたかこ』は、入江喜和による日本の漫画作品。『BE・LOVE』(講談社)にて、2013年17号から2017年11号まで連載された。

あらすじ

主人公の片岡たかこは45歳のバツイチ女性。元夫との間に娘・一花がいるが、娘は元夫に引き取られている。たかこはアパート大家をしている母の小夜子と母子2人で暮らしているが、職場と家を往復するだけの平凡な日々に寂しさを感じていた。

そんなある日の深夜、飲食店を営む男性・美馬修平と出会い、彼に名前を聞かれた際に咄嗟に「谷在家(やざいけ)」と偽名を名乗ってしまう。その名前はたかこが好きなアーティスト・谷在家光一から取ったものだった。光一の曲に魅せられて徐々に明るくなるたかこ。しかしそんな時に娘の一花が不登校&拒食症になっていることを知る。

登場人物

片岡 たかこ(かたおか たかこ)
45歳のバツイチ女性。子供のころから人付き合いが苦手な性格で、高校時代には周囲の同級生達と馴染めず内向的な自分を変えたくて小中学校時代の知人がいない高校を選んだが、入学した高校には同じ中学出身の子がおり、その子に声をかけられるが、うまく付き合えず、結局友人作りに失敗してしまう不登校になる。後に小野島と結婚するが、その性格が災いして元夫・小野島との結婚生活もうまくいかず若かりし日のたかこが小野島の親族とうまく付き合える自信が持てず、(たかこ曰く「あなた(小野島)の家族がなんだかとてつもなく大きく思えて背負える自信がない」)入籍をためらい彼を困らせる場面がある離婚。離婚後はアパートの大家をしている母と暮らしている。社員食堂でパートをしているが、友人と呼べる人はほとんどおらず、平凡な日々を過ごしていたが、ラジオで光一の曲を聴いてから外見・内面共に明るくなっていく。
一花(いちか)
たかこの娘で中学3年生。中高一貫校に通っているが、拒食症を患い不登校になる。幼少期に両親が離婚し、父親(小野島)と継母と暮らしているが、たかこの家を時々訪れており、たかことの仲は悪くない。
谷在家 光一(やざいけ こういち)
音楽バンド・「ナスティインコ」のボーカル。歌手活動の他にラジオ番組も持っている。
美馬 修平(みま しゅうへい)
飲食店「viva(ビバ)」の店主。公平の大叔父な為、高齢だと思われるが、若々しい外見と気さくな性格で若い女性にもモテる。
尾野 公平(おの こうへい)
「viva」で働く青年。修平は大叔父。たかこのアパートの隣人でもある。一花に一目ぼれ一花を見た当初は高3~大学生くらいかと思っていたようだが、実際の年齢が15歳の中学生だと知りショックを受けている描写があるするが、マキと一時期関係をもつ。
小野島 馨(おのじま かおる)
たかこの元夫で一花の父。再婚し若い妻(18歳年下)との間に赤ちゃんがいる。たかことの離婚後、一花を引き取り育てていた。一花を中高一貫校に通わせるなど教育熱心な父親だが、何でも決め付ける一方的な性格。
片岡 小夜子(かたおか さよこ)
たかこの母で80歳作中「たかこを35歳の時に出産した」との発言から。アパート「サンコートカタオカ」の大家をしている。夫(たかこの父)とは死別している。決して人は悪くないのだが依存的且つマイペースな性格で、たかこをイラつかせることが多い(マイペースな性格ゆえ本人はたかこをイラつかせている自覚はない様子)。耳が遠いため補聴器を使っているが、付け忘れることが多く度々聞き間違いをする。孫の一花と頻繁に会えない寂しさもあってか、隣人の清瀬さんの幼い娘(ほのちゃん・みーちゃん)を清瀬さんが帰宅するまで預かり面倒を見ている。たかこ曰く「善意などではなく、やたら「さびしい」を連発する母のお守りのため」若い頃はおしゃれな美人として評判だった様子。
真田(さなだ)
たかこが勤務する社員食堂の同僚女性。職場内で唯一たかこに対して親しく声をかけてくれる。
清瀬(きよせ)
たかこと小夜子の隣(102号室)の住人でシングルマザー。仕事で忙しい平日には、「ほのちゃん・みーちゃん」という2人の幼い娘の面倒をたかこと小夜子に見てもらっている。後に再婚することになり、それを機にアパートを出た。
マキ
美馬と同棲している劇団員の女性。23歳。一花が「ティンカーベルみたい」と見初める程の美貌とスタイルの持ち主。美馬と交際したてのころは、他の女性への警戒心からたかこにそっけない態度で接していたが、その後は普通の対応になる。美馬とも順調に交際していたかと思われていたが、一時期、その年齢差から少しだけひずみが生じてしまい、流れで公平とも関係をもってしまう。その他にも不特定の異性と関係していたらしく、9巻では父親不明のまま妊娠が判明する。

書誌情報

  • 入江喜和 『たそがれたかこ』 講談社〈KCデラックス BE LOVE〉、全10巻
    1. 2014年4月11日発売、ISBN 978-4-06-376964-7
    2. 2014年5月13日発売、ISBN 978-4-06-376981-4
    3. 2014年11月13日発売、ISBN 978-4-06-377084-1
    4. 2015年3月13日発売、ISBN 978-4-06-377146-6
    5. 2015年7月13日発売、ISBN 978-4-06-377223-4
    6. 2015年11月13日発売、ISBN 978-4-06-377351-4
    7. 2016年4月13日発売、ISBN 978-4-06-377444-3
    8. 2016年9月13日発売、ISBN 978-4-06-393007-8
    9. 2017年2月13日発売、ISBN 978-4-06-393144-0
    10. 2017年8月9日発売、ISBN 978-4-06-393228-7

脚注

注釈

出典