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だめっこどうぶつ/桑田乃梨子

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著者: 桑田乃梨子
巻数: 全11巻

桑田乃梨子の新刊
だめっこどうぶつの新刊

最新刊『だめっこどうぶつ 11



だめっこどうぶつの既刊

名前発売年月
だめっこどうぶつ 7 2015-06
だめっこどうぶつ 8 2017-11
だめっこどうぶつ 9 2018-12
だめっこどうぶつ 10 2019-10
だめっこどうぶつ 11 2020-05

桑田着ぐるみ劇場 だめっこどうぶつ』は、桑田乃梨子作『まんがライフ』(竹書房)連載の4コマ漫画、もしくはそれを原作としたアニメ化作品。

概要

狩りが苦手なオオカミや、走るのが遅いチーターなど、だめだめな動物(着ぐるみ)達が集まる森で繰り広げられる日常を描いた、ほのぼの癒し系漫画。多少ながらパロディも含まれているため子供でも楽しめるようになっている。

主な登場人物

もともと作者のデビュー作の人物が元になっているらしい。

主要人物

うる野(オオカミ)(声優:高城元気)
本作の主人公。虫も殺せぬダメ狼。狩りが苦手で群れを追い出された。何でも物事をマイナスに考えるネガティブ思考の持ち主。よくうさ原におもちゃにされている。タカ岡とは恋が実らない仲間として傷口を舐め合っている。
だめっこの森に住み着くきっかけは、ちー子に一目惚れしたのが理由で、何度か仲良くなろうと試みるが、ちー子の猫科独特のマイペースさに付いていけずに失敗を繰り返すのだった。
得意技は手芸で、手先が器用と思われがちだが、シロツメ草で冠を作ることが出来ないため、器用なのかそうでないのかは不明である。
うさ原に「だめ王」と言う称号を与えられる、だめっこの中のだめっこである。
うさ原(ウサギ)(声優:杉山紀彰)
強すぎて群れから追い出されたウサギ。弱肉強食という言葉を無視した存在。常にタバコをくわえている。別名「最凶のウサちゃん」。秋の初めには一時的に憂鬱モードになる。
本人は自覚していないものの、基本的に熱血で真面目な性格のためかツッコミキャラという位置づけが強く、(草食動物関係で?)親友であるゆに彦とのコンビはうる野を巻き込むことが多い。
最近は傍観者的立場が多く、ゆに彦と共にオチ担当に使われることが多い。白黒友の会メンバー。
ちー子(チーター)(声優:成田紗矢香)
本作のヒロイン。チーターなのに走るのが遅く、その上よく転ぶドジっ娘。性格は明るく、ポジティブな思考の持ち主。うる野の片思いの相手。
彼女の作る手料理は最終兵器級であり、見た目の良さから美味しそうに見えるが食べると気絶するほどの破壊力を持っているため、食べる前には胃薬が必要。一時期激太りしたうる野を激痩せさせたのがこのちー子手作りの料理である。ネコ科乙女の会所属。
ゆに彦(ユニコーン)(声優:森川智之)
はすっぱな女が好みの、俗物ユニコーン。森の一番奥に住んでいる自称「森のぬし」。よくうる野をおもちゃにして遊んでいる。うさ原とダベっていることも多い。酒好き。うる野に厳しい現実を突きつけることも多いが、ほとんどが的を射ている。
幻獣と言う理由で適当に流すことが多く、ついには相手の(ツッコミをいれる)やる気すら奪ってしまった。白黒友の会メンバー。
タカ岡(タカ)(声優:青木誠)
タカなのに、近眼で狩りが苦手。うさ原を捕らえようとすることもあるが、いつも失敗に終わる。本当はタカではなくワシだったことが判明した。しかし、タカ科の鳥の中で体のサイズが大きめのものをワシ、小さめのものをタカと、明確な区別をせずに慣習的に呼び分けているだけなので大差無い。
ぺが之助(ペガサス)(声優:神谷浩史)
ゆに彦の双子の弟だが、性格は正反対でシャイ。日々森の郵便屋さんとして働いている。うる野と交換日記をしている。ちなみにゆに彦もぺが之助も馬なのに卵から産まれた(神獣だからとのこと)。
ふくに片思いをされていることに気づいていない。白黒友の会メンバー。
熊姉(クマ)(声優:武田華)
旅商人。姉御肌で面倒見もよいため、森の仲間から信頼されている。うさ原とは、かつて壮絶な喧嘩をしたが引き分け、それ以来友達になっている。ちなみに、熊だけに冬は冬眠をするため起こすとボコられてしまう。
クマ川(クマ)(声優:松原大典)
熊姉の弟。踊りが上手で、「放浪の天才、ダンシング・ベア」の異名を持つ。ウサギの着ぐるみを着たうる野に一目ぼれした。
サカマ田(シャチ)(声優:笠原雄介)
海洋哺乳類なのにカナヅチで浮き輪を愛用している。溺れたうる野を助ける為にカナヅチを克服し、だめっこどうぶつを卒業したかに見えたが、集団生活が出来なかった為に再び戻ってきた。
ひれ子(マーメイド)(原作のみ)
ゆに彦の知り合いの人魚。紫外線に弱いため、上半身はウェットスーツを着用(下半身は魚)。いつも不機嫌そうにしている。
くろん(クロヒョウ)(声優:安斉理恵子)
ネコ科乙女の会のメンバー。白黒友の会メンバーでもある。
りんく(ヤマネコ)(声優:五味万里子)
ネコ科乙女の会のメンバー。真っ赤な服を着たキャバ嬢風のヤマネコ。
ぴゅー(ピューマ)(声優:堀江真生子)
ネコ科乙女の会のメンバー。スポーツ用品メーカーにひっかけて、上下青いジャージを着用している。

その他の人物

ふく(フクロウ)(声優:新谷良子)
ぺが之助に惚れていて、それと同時にタカ岡から惚れられているフクロウの少女。フクロウなのにベジタリアン。
しろ袋(フクロウ)(原作のみ、アニメ放送終了後に登場)
完璧な動物たちだけが集う森から来た自称フクちゃんの婚約者。
彼の話から察するとおり、フクちゃんはもともと完璧な森からしろ袋のしつこさを理由にだめっこの森に移住したらしい。そして彼女を追いかけるように彼はだめっこの森に着たがうさ原たちにきつい皮肉を言われて一時退散している。再登場時は、うる野から罵倒されているあたり彼はかなり嫌われている。
うる野の妹(オオカミ)(原作のみ)
別の森のオオカミの群れで暮らしているが、うる野を気にかけて度々だめっこの森を訪れているオオカミの少女。
ブラコンの気があり、世話焼きのため兄のうる野からは疎ましがられている。後にくろちゃんと付き合うことに。
くろちゃん(オオカミ)(原作のみ)
黒い毛並みの一匹狼。だめっこの森付近を通りがかった際にうる野に遭遇し、なし崩し的に森の住人達と近しくなる。
ゆに彦からは認められているものの、森の住人からは一線を画しつつ、森の付近に腰を落ち着けているようだ。
後にうさ原の仲立ちでうる野の妹と付き合うことに。  

アニメ版

2005年にキッズステーションで放送された。2011年以降、不定期に再放送されている。

スタッフ

  • 原作 - 桑田乃梨子
  • 監督 - 四分一節子
  • シリーズ構成・脚本 - 末永光代
  • キャラクターデザイン・総作画監督 - 小林ゆかり
  • 美術監督・美術設定 - 湖山真奈美
  • 色彩設計 - 森嶌一美
  • 撮影監督 - 岡崎英夫
  • 編集 - 米山宏造
  • 音響監督 - 清水勝則
  • 音楽 - 小林つん太
  • 音楽プロデューサー - 向井達也
  • 音楽協力 - ランティス
  • アニメーションプロデューサー - 三上鉄男
  • プロデューサー - 稲垣高広、小出一巳
  • アニメーション制作 - マジックバス
  • 製作 - だめっこどうぶつ製作委員会、キッズステーション、竹書房、マジックバス、アミューズメントメディア総合学院、スカパー・ウェルシンク

主題歌

オープニングテーマ「世界でいちばんボクが好き!」
作詞・作曲・編曲 - 小林つん太 / 歌 - 新谷良子
エンディングテーマ「ライフイズフリー」
作詞 - 桃井はるこ、KENTA / 作曲 - 桃井はるこ / 編曲 - 長谷川智樹 / 歌 - 新谷良子
  • エンディングテーマは、キッズステーションで放送されることは無く、スタッフクレジットは全てオープニングにクレジットされていた。

各話リスト

話数サブタイトル脚本絵コンテ演出作画監督
1うる野が森にやって来た!末永光代四分一節子高橋滋春小林ゆかり
2月とアタリメとユニコーン高橋滋春関三恵子
3The 熊姉弟(泉保良輔)
4追いつめて追いつめられて しろつめ草徳倉栄一
5森のはずれの黒い悪魔四分一節子高橋滋春小林ゆかり
6はじめてのお友だち高橋滋春中尾友治
7緑の悲劇(阿部千秋)
8怪傑もち小僧とネコ科乙女たち佐藤友子
9ほんとにちいさなしあわせ土屋日高橋滋春土信田和幸
10だめ神様、お願い!岡田誠司
11泳げ! サカマ田くん徳倉栄一
12真夏の夜のきもだめし麦野アイス
13だめ神さま怒る!
14いかにもほんとにあったっぽい今作った話四分一節子
15チャンスはいつかやってくる…かな?麦野アイス小田原男川口幸治
16ススキ野原でつかまえて小野隆哉
17らぶらぶ馬温泉山縣亜紀
18うさ原のゆううつ高橋滋春並木あゆみ
19仲間にいれてよ!山縣亜紀
20秋の夜長のひとり遊び
21だめっこサスペンス劇場 犯人は誰だ?いわもとやすお土信田和幸
22クリスマスの奇跡
23ゴロゴロむちむちお正月岡田誠司
24嫉妬の炎はメラメラと高橋滋春小林ゆかり
25びっくり! ダメ治しさま林一哉
26さようなら、うる野くん神戸環

外部リンク