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ねこめ〜わく/竹本泉

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著者: 竹本泉
巻数: 6巻

竹本泉の新刊
ねこめ〜わくの新刊

最新刊『ねこめ〜わく 6



twitterでのコメント (関係ないのに引っかかることもあります...)

hq_syoten_sama RT @mugen_tou: 『夢幻燈』掲載作【ねこめ(ねこめ〜わく)/竹本泉:著】テスト飛行から戻ってきた宇宙飛行士ヘンリヒを迎えたのは、なんと進化猫たちが文化的に暮らす世界だった! 猫嫌いなヘンリヒは今日もアンニュイです #comic http://t.co/Odw1Gb8F
mugen_tou 『夢幻燈』掲載作【ねこめ(ねこめ〜わく)/竹本泉:著】テスト飛行から戻ってきた宇宙飛行士ヘンリヒを迎えたのは、なんと進化猫たちが文化的に暮らす世界だった! 猫嫌いなヘンリヒは今日もアンニュイです http://t.co/Odw1Gb8FnV #comic
Yagi_shinobu RT @mugen_tou: 『夢幻燈』掲載作【ねこめ(ねこめ〜わく)/竹本泉:著】テスト飛行から戻ってきた宇宙飛行士ヘンリヒを迎えたのは、なんと進化猫たちが文化的に暮らす世界だった! 猫嫌いなヘンリヒは今日もアンニュイです #comic http://t.co/Odw1Gb8F
mugen_tou 『夢幻燈』掲載作【ねこめ(ねこめ〜わく)/竹本泉:著】テスト飛行から戻ってきた宇宙飛行士ヘンリヒを迎えたのは、なんと進化猫たちが文化的に暮らす世界だった! 猫嫌いなヘンリヒは今日もアンニュイです #comic http://t.co/Odw1Gb8FnV
paritoperi 可愛い♪ RT @mugen_tou: 夢幻燈Vol.1掲載作<その3> 【ねこめ(ねこめ〜わく)/竹本泉:著】 人間の文明を維持する猫たち。そんな世界に呼び出されてしまった天下無敵の女子大生・百合子のホンワカ生活。 #comic http://t.co/LAZSG8

ねこめ〜わくの既刊

名前発売年月
ねこめ〜わく 1 2007-10
ねこめ〜わく 2 2006-03
ねこめ〜わく 3 2007-10
ねこめ〜わく 4 2007-10
ねこめ〜わく 5 2007-10
ねこめ〜わく 6 2009-05

ねこめ〜わく』は、竹本泉作の漫画。

宙出版が発行していた少女・女性向け漫画誌『アップルミステリー(1998年休刊)』の増刊誌である『アップルファンタジー』の読み切り作品として1991年に発表された。以後は連載形式ではなく、1話完結のシリーズ連作として、主にアップルミステリー本誌に掲載されていた。本作はアニメ化の候補になったものの、特撮テレビドラマ『ウルトラマンティガ』の企画に破れ、実現されなかった「GENPの部屋」 Win&Mac『色数向上委員会アグライア』Vol.2、アーカムプロダクツ。

『アップルミステリー』休刊後は、同社から発売された竹本泉の作品を集めた雑誌『ねこめ〜わく…とかいろいろ』で1本、猫を主題にしたアンソロジーコミック『ねこミックス』で3本、計4本が発表されたが、『ねこミックス』も3号で終了してしまった為、再度中断の憂き目にあう。 しかし、2004年4月、朝日ソノラマの『夢幻館』創刊に際し、連載作品として復活した。現在は、同誌休刊に伴い配信開始したウェブコミック誌『ホラー&ファンタジー倶楽部』に連載中である。

コミックスは2010年現在6巻まで刊行されている。宙出版時代のものは、シリーズ作品が貯まると出版されるというものだったが、朝日ソノラマ版は当初から連番で刊行されている。宙出版ミッシィ・コミックスの3冊は絶版となっていて、内容的には朝日ソノラマ版の1-3巻はこれと同一である。

なお、初期の世界観を下敷きとしたシナリオによるドラマCD・『音盤ねこめ〜わく』が2000年に発売されている。(後述)

あらすじ

普通の女子高生だった村上百合子。ある日突然、「どんどこどんどこ」という奇妙な太鼓の音とともに、別の世界に呼び出されてしまった。そこは、2本足で立ち、人間の言葉を話す、進化した猫の世界だったのである。

もともとは人間の暮らす惑星であったようだが、人間は猫たちを進化させた後、どこかへ去ってしまったらしい。その後、猫たちは人間時代の「遺跡」である国立国会図書館に保存されていた資料を元に、人間の文明(と、猫たちが思い込んでいるもの)を忠実に守って暮らしていた。

ある日、宇宙から1人の人間が降りてきた。ヘンリヒ・マイヤー宇宙軍少佐。亜光速宇宙船のテスト・パイロットだったが、帰ってくるとウラシマ効果で5000年が経過しており、猫の惑星におけるたった1人の人間となってしまった。

ところが、そのヘンリヒは小動物が苦手で、さらに猫アレルギーだったから大騒ぎ。ヘンリヒは図書館を住居にして篭ってしまった。それまでは人間時代の資料を参考にしていた猫たちにとって、資料が自由に参照できなくなり大弱り。困った猫たちは、魔術で別の世界の人間を呼び出すことにしたのである。そんな中で呼び出されたのが百合子だった。

登場人物

村上百合子
ごく普通の女子高生。いつも間の悪いタイミングで猫たちに魔術で呼び出され、ヘンリヒのお守に、妙なことをしでかす猫たちへのお説教と、多忙な日々を送っている。百合子側からすれば、いつ猫たちに呼び出されるか判らないため、当初は大いに迷惑がっていたが、今ではそれにもすっかり慣れてしまい、逆にしばらく“呼び出し”がないと猫たちの世界がどうなっているのか不安でたまらなくなる。その後、猫たちがしょっちゅう呼び出すため成績が下がってしまい、とうとう浪人してしまった。
単行本5巻のあとがきによると、現在は浪人を経て大学生(教育学部)になっている。
ヘンリヒ・マイヤー
猫の世界に唯一だった人間。亜光速宇宙船のテストに飛び立ったが、ウラシマ効果で5千年が経過。戻ってきたら人間は1人もおらず、猫の世界になっていた。しかも当人は猫アレルギーのため、生活に難儀していた。
百合子に強要されてアレルギーは改善された(体質改善と称し、漢方薬と目される“異臭を放つ飲み物”を、百合子に勧められる場面がある)ものの、ひねくれた性格で、猫たちに理不尽な行いをしては百合子に怒鳴られている。それでも、猫たちにとっては神のような存在で、猫たちが世話をしてくれることを良いことに、食っちゃ寝の生活をしている。宇宙飛行士のため運動神経抜群と本人は言い張っているが、普段怠惰な生活を送っているため、身体は一般人なみになまっている。
オスカの言によると、以前はこんなひねくれた性格ではなかったらしい。百合子に特別な感情を抱いているようだが、本人は否定している(オスカにつっこまれる)。
シマシマ・ハヤカワ
シマちゃん。トラジマの猫。生後10ヶ月。弁護士ということだがいつ仕事をしているのかは不明。そもそもこの世界で裁判があるのかすら不明。性格はお人よし。猫たちのリーダー格だが、時々突拍子もない事を思いついて実行する(本人は人間の文明を再現していると思っている)。
ちなみに、百合子に行動がバレるのは猫と人間という間柄だからではなく、単に彼らが単純な為(マーコ談)。
クロフ・J・カーター
クロちゃん。黒猫。株式仲買人をしているが、「客に大損させたこともある」そうなので、シマシマより仕事が具体的。基本的に人間嫌いで、ヘンリヒには逆らうし、百合子にも100%気を許しているわけでもない。黒猫なのに黒の背広を着ているため、真っ黒。お菓子作りが趣味だが、甘いものが嫌い。現在既婚。
マーコ
三毛猫。新聞社に勤める女性記者。登場時はミーハーな一面もあり、無謀なこともしでかした。その時のエピソードで、クロフと結婚したらしい。最近になって再登場したときは、したたかな女性に変貌していた。
オスカ・ヨーリス
3巻から登場。ヘンリヒに続く亜光速宇宙船試作2号機のテスト・パイロット。やはりヘンリヒ同様、戻ってきたら猫の世界になっていた。
ヘンリヒとは異なり、楽天的な性格の上、可愛い物好きで猫の世界に馴染んでいる(ヘンリヒ曰く「退化している」)。しかし、大声でドタバタと行動する上、いきなり猫を抱き上げたりするので、猫たちにとっては別な意味で苦手な存在。しかも、オスカ本人は自覚がない。
口元にひげがあるせいか若干年かさに見えるが、実際にはヘンリヒと同年代。ただし、オスカが出発した時点でヘンリヒから3年経過している為、その分ヘンリヒのほうが若く見えるとの説も。

なおこの世界で、出自も違うはずの各人(猫)たちの間で、なぜふつうに会話が成立するのか。マルチリンガルであるヘンリヒが最初に地球に降りたとき、その土地の猫たちが話していた言語がたまたまヤプラナ語(=日本語)であった。ヘンリヒがヤプラナ語を使って世界各地を回るうちに、「人間(ヘンリヒ)がしゃべる言語」が猫たちには「標準語」となり、言語が統一されたという。(ヘンリヒが降りる前、猫たちも多様な言語を持っていた)そしてなぜ猫たちが、ヤプラナ語(日本語)が通じる日本人(=百合子)を魔法で呼び出せるのかは、魔法という本来ありえない非科学的な猫たちの思い込みで呼び出しを行っているため、猫たちに一番都合の良い人間が自動的に選択されているのではないかと推察されている。

音盤ねこめ〜わく

  • 2000年1月13日、データム・ポリスターから発売のドラマCD(DPCX-5029)。2009年現在、廃盤。サウンドドラマ部分と、この物語の世界観を描いた歌(作詞は4曲すべて、原作者でもある竹本泉自身)にて構成される。

百合子 | 平松晶子
ヘンリヒ | 塩沢兼人
シマシマ | 三田ゆう子
クロフ | 松井摩味

脚注

外部リンク