HOME > コミック > のたり松太郎

のたり松太郎/ちばてつや

共有

著者: ちばてつや
巻数: 36巻

ちばてつやの新刊
のたり松太郎の新刊

最新刊『のたり松太郎 36


出版社: 小学館
シリーズ: ビッグコミックス


twitterでのコメント (関係ないのに引っかかることもあります...)

bigcomic のたり松太郎 【連載終了作品】 【関連】 http://t.co/WqhrqtDJwd
tb_lb #tokyofm #末端通信 宇多丸さん「ブルボンさんが自分のツボをついてくれて楽しかった」 ブルボン小林さん「宇多丸さんの『のたり松太郎』語りは芸ですね」 宇多丸さん「漫画が平熱であっても、語りに熱量があれば読みたくなる」
eBookjapan 【巨匠シリーズ第5弾】ちばてつや作品全巻ポイント5倍&10倍還元! http://t.co/YBgro1g8 あしたのジョー、のたり松太郎、あした天気になあれなどなど誰もが知る有名作品が揃っておりますぞっ 【RT】 #ebookjapan
eBookjapan 【巨匠シリーズ第5弾】ちばてつや作品全巻ポイント5倍&10倍還元! http://t.co/YBgro1g8 あしたのジョー、のたり松太郎、あした天気になあれなどなど誰もが知る有名作品が揃っておりますぞっ #ebookjapan
yomogiya 漫画って世の中の色んな側面を教えてくれるよなー。 >マンガ『のたり松太郎』での力士たちの賭博 破壊屋 http://hakaiya.com/20100617/diary-398

のたり松太郎の既刊

名前発売年月
のたり松太郎 18 1985-01
のたり松太郎 22 1986-09
のたり松太郎 23 1992-05
のたり松太郎 25 1992-09
のたり松太郎 27 1996-11
のたり松太郎 33 1999-05
のたり松太郎 35 1999-11
のたり松太郎 36 2000-03

のたり松太郎』(のたりまつたろう)は、ちばてつやの相撲漫画作品、およびOVA作品。

概要

人並みはずれた怪力を持つ大男・坂口松太郎が力士として出世していくストーリーを中心に、相撲部屋の日常や力士達の一喜一憂を描いた作品である。小学館のビッグコミックにおいて1973年8月~1993年6月・1995年10月~1998年5月と合計20年を越え連載、ちばの作品の中では他に類を見ない超長編である。しかし、完結との告知はなく、何度も中断を挟んでいることから、今後、連載が再開される可能性も全くないとは言い切れず、現状、未完成作品と考えられる。

1977年(昭和52年)、小学館漫画賞青年一般部門受賞。

ストーリー

物語は、主人公・坂口松太郎が角界入りしてから力士として出世し、憧れの教師・南令子と結婚するまでの前編と、松太郎の弟弟子・田中清の活躍を中心とした後編に大分される。

登場人物

全編を通じた登場人物

坂口松太郎(荒駒松太郎)
本作品の主人公で、四股名は『荒駒(あらこま)』。長崎県のある廃坑の町で生まれる。3年も留年した中学校で出会った女教師・南令子に憧れ、令子の近くに住みたいがために相撲部屋「雷神部屋」に入門する。相撲未経験者としては前代未聞の幕下付け出しでデビューするが、傍若無人な性格で何度も兄弟子たちを相手にトラブルを起こす。大阪場所を目前に控えた宿舎の寺で、泥酔した田中をかばって暴れ、兄弟子たちと大乱闘を起こす。その結果、大阪場所の雷神部屋所属力士は重傷のため出場できず、坂口は雷神部屋を破門になる。後に移籍した伊勢駒部屋では怠けながらも出世し、十両昇進となる。懸賞の付く対戦には強さを発揮するもの、懸賞が付かないと消極的な相撲を撮ることから「万年三役」「ごっちゃん力士」、勝ち越しと負け越しを交互に繰り返すことから「ムラ駒」と皮肉を言われる。ある意味「無気力な天才」タイプである。
優勝回数6回、幕下3回、平幕2回、十両1回。新入幕ながら初優勝の記録を持ち、蔵前国技館における最後の優勝力士でもある。
田中清(駒田中清)
秋田県大仙市刈和野出身、四股名は『駒田中(こまたなか)』。松太郎より一足先に雷神部屋に入門していたが、体と気が小さいことが災いして出世できずにいた。極度の酒乱で、普段は内気・無口だが酒を飲むと人柄が豹変する。大阪場所で松太郎と酒を飲み、門限を破ったために宿舎から締め出されたことに腹を立て、松太郎とともに騒ぎを起こす。翌朝、兄弟子の竜ノ川から事実を知り茫然自失となったが、激高した坂口と兄弟子たちとの大乱闘に巻き込まれ、自身も重傷を負う。その後、雷神部屋を破門となり、松太郎とともに伊勢駒部屋に移籍。その後、たびたび酒で失敗しながらも松太郎の後を追うよう出世した。特技は将棋で、松太郎から「相撲オタク」と揶揄されるくらい、対戦の様子を録画したビデオを所有しているほどの研究熱心で、しばし松太郎にアドバイスをする。優勝回数2回、序の口、平幕。
南令子
松太郎の通っていた中学校で教鞭をとっていた女教師。松太郎より5歳年上。酒に酔った松太郎に狼藉を働かれ、出身地で実家の材木店がある東京・両国に帰る。その後第三者と婚約するが破局。数年後に松太郎と再会、その場所(名古屋場所)で松太郎が初優勝したのを機に松太郎と結婚。元先生らしく松太郎を上手く操っており、実家においては松太郎も禁煙を余儀なくされている。
西尾留次(西尾勝也)
松太郎と同じ町に住む初老の男。炭鉱労働者として働き、炭鉱の閉鎖後は松太郎と組んで廃坑から集めた屑炭を金に換えて暮らしていたが、角界入りした松太郎を頼って上京、伊勢駒部屋に居候して雑用係をつとめる。博打・酒・女好きのだらしない性格だが、若き日に原子爆弾で妻子を失ったという過去を持つ。7巻では名刺に「(株)栄光社 西尾勝也」とあるが、26巻では西尾留次と紹介されている。
阿久津五郎(駒ヶ嶽五郎)
神奈川県横浜市出身。松太郎と田中の後に伊勢駒部屋に入門してきた弟弟子。父親は漁師、兄は暴力団幹部。自身も少年院上がりの経歴を持つが、相撲で更生、後に順調に出世を重ねる。田中の十両昇進後は、その付き人を勤め、自身も前頭・駒ヶ嶽となる。周囲への気配りも上手であるが、入門当初は松太郎の暴虐無人ぶりに散々振り回され、松太郎が右足骨折によって十両陥落後は、積年の恨みを晴らすかのように、稽古でしごいている。
伊勢駒親方
雷神部屋を破門になった松太郎の素質を惜しみ、雷神一門で自らが構える「伊勢駒部屋」に田中とともに引き取った。家族は妻と娘。部屋は小岩の江戸川堤防沿いにある。現役時代の四股名は「猪ノ川」で、松太郎が入門した雷神部屋に所属している「関脇猪ノ川」の先代。体に恵まれず、最高位は前頭9枚目だった。心配性で、松太郎の言動などですぐ気絶する。松太郎に秘められた才能をなんとか引き出そうと、四股名を考えたり自ら稽古指導をしたりと、色々策を練っている。
青木春夫
伊勢駒部屋の弟子。松太郎の十両昇進時に付き人となったが、本業の相撲は体に恵まれず伸び悩み、三段目の上位で廃業、床山に転身した。妻はスナックに勤めており、松太郎同様、家庭では尻に敷かれている模様。隠し芸が得意。
島田先生
松太郎の担任。勉強せず、働かず、やりたい放題の松太郎に手を焼きながらも、退学となった松太郎の就職先を探すなど、親身に世話をした。松太郎が角界入りした後も応援し続けるが、癌に侵される。
金華山
伊勢駒部屋の力士。出身地不明。ソップ型で、松太郎・田中の入門時は豊川と並んで部屋頭だった。現在は十両所属。
豊川(豊ノ川)
伊勢駒部屋の力士。愛知県出身。あんこ型で、趣味は絵画。高校時代に美術部に所属していた。後編では十両で、四股名は豊ノ川。
戸室(大戸室)
伊勢駒部屋の力士。豊川と同様のあんこ型で、特技は将棋。後編では十両。四股名は大戸室だが、一部では「戸室山」と書かれている。
大西
伊勢駒部屋後援会長。本業は医師。松太郎の幕内昇進祝いにゴルフへ連れ出すが、松太郎の発案で参加させられた賭けに敗れ、自身が所有していたBMWを奪われた。
トミ
松太郎の母親。長屋住まい。近所の市場で乾物を中心とした食料品販売(紅生姜)を営む。
ツル子
松太郎の妹で長女。のちに家庭教師をしていた森山なる人物と結婚。
竹志
松太郎の弟で次男。雷神部屋に入門、幕下力士。若貴に続く兄弟そろった幕内力士になる可能性を示唆されていた。愛称はタケ。
百合、菊
松太郎の妹で、双子。百合は公務員になり、菊は母親の手伝い。
梅夫(修)
松太郎の弟で三男。愛称はチビ。18・24巻では「修(しゅう)ちゃん」と呼ばれるも、27巻では梅夫と呼ばれ、大学で考古学を専攻。

主に前編に登場する人物

雷神親方
九州巡業時、人並みはずれた怪力を持つ松太郎に出会い、スカウトする。しかし、松太郎のあまりの乱暴狼藉ぶりに手を焼き、弟子たちを乱闘で大怪我させたのを機に田中とともに破門させる。心臓に持病あり。
猪ノ川
雷神部屋の部屋頭。最高位は関脇。愛称は毛蟹。四股名は伊勢駒親方から継いだ。松太郎の乱暴振りに、雷神親方とともに苦悩するも、松太郎の素質を高く評価し、かなりの稽古を浴びせていた。
滝ノ川
雷神部屋に所属する十両力士。四股名は「滝ノ川」。愛称は出っ歯。松太郎の兄弟子だが、松太郎を快く思わず、何かと嫌味を言って挑発する。足の怪我で引退後は部屋で若手を指導する一方、松太郎にアドバイスを与えたりした。
矢野大二郎
元学生横綱で角界期待の星だったが、相撲教習所で松太郎に怪我をさせられ、再起不能になる。
鈴木
雷神部屋の力士。メガネをかけている。松太郎に激しく振り回される。
エイ
松太郎の実家と同じ長屋に住むソップ型の老女。度々、松太郎に悪態を吐いては仕返しに冷水を浴びせられている。
倉橋綾子
松太郎の中学時代の同級生。雑誌記者として伊勢駒部屋を取材に訪れる。松太郎にぬいぐるみをプレゼントし、幕内での初優勝に貢献。

主に後編に登場する人物

辻(辻駒)
松太郎の付き人。格闘技好きが高じてテコンドーを習い、K-1ファイター志望だったが、松太郎に憧れて伊勢駒部屋に入門した。筋力トレに一家言を持ち、松太郎が骨折から復活するに際しては理論面でサポートした。
松太郎・令子夫妻の一人息子。
マリ
本名、下村由美。青木が通うスナック「ポロ」のホステス。田中に「優勝したら結婚する」と冗談で告げたが、真に受けた田中は奮起して快進撃を始める。怖い物知らずの性格で、初対面の松太郎に頭から水をかけたり、チンピラ客を怒鳴りつけたりと気性の激しさを持つ。令子の東京教師時代の元教え子でもある。
常美
「ポロ」のママ。オカマである。
志保
居酒屋「竜飛」の美人店主。駒田中と同郷で4歳年上。マリの登場前に、松太郎は田中が志保に惚れていると勘違いしていた。

登場する力士

  • 高見山(高見山大五郎)
  • 朝風(朝潮太郎)
幕下時代に一度対戦し、朝風の大関昇進後に再度対戦している。
  • 青葉岳(青葉城幸雄)
幕内力士。松太郎が十両の際に対戦したが、伊勢駒親方からカラッポ相撲の典型と言われた。
  • 錦山(KONISHIKI)
朝風と同部屋。強烈な突き押し(プッシュ)が持ち味。
  • 佐賀竜(多賀竜昇司)
多くの技を仕掛け、松太郎を苦戦させる。
  • 大ノ海(大乃国康)
関脇力士。
  • 貴島津(若島津六夫)
大関力士。
  • 千代の國(千代の富士貢)
横綱力士。松太郎が初めて幕内優勝を争った力士。本割では全勝の松太郎に土を付けたものの、14日目の北斗佑戦で敗れたため、14勝1敗同士で松太郎と優勝決定戦を行う。優勝決定戦は2度の物言いの後、松太郎がはたきこみで勝利。
  • 琴ヶ海(琴ヶ梅剛史)
  • 北斗佑(北天佑勝彦)
全勝の千代の國を破り、松太郎との優勝決定戦に持ち込んだ。本割で松太郎と対戦したことは書かれていない。
  • 大砲・大筒(巨砲丈士)
  • 暁(曙太郎)
平幕・横綱力士。平幕時代は駒田中に敗れ、角界入り後初の負け越しが決まった。初めて幕内優勝を争った際、本割りにおいて駒田中と引き分け、11勝3敗1分同士の優勝決定戦において駒田中が勝利した。
  • 北斗湖(北勝海信芳)
横綱。松太郎の2度目の幕内優勝を争った力士。本割では松太郎が勝つも、13勝2敗で優勝決定戦となり、松太郎が蹴た繰りで勝利。その一番を最後に引退した。
  • 貴道力・貴討力(貴闘力忠茂)
気性の荒さから、松太郎とは迷勝負を繰り返した。
  • 栃ノ若(栃乃和歌清隆)
  • 鷹三杉(隆三杉太一)
  • 前ノ海(舞の海秀平)
  • 極道山(旭道山和泰)
  • 水門泉(水戸泉政人)
  • 高砂(富士錦猛光)
ビデオにて登場。
  • 無双山(武双山正士)
  • 貴華田→貴ノ華(貴乃花光司)
横綱力士。「若きプリンス」として本編に登場した貴華田が、のちに横綱として再登場。松太郎と3度目の幕内優勝を争い、松太郎に敗れるも、松太郎の右足骨折によって逆転優勝を果たす。
  • 鬼雷峰(鬼雷砲良蔵)
  • 豊ノ湖(豊ノ海真二)
  • 若ノ華(花田勝)
大関力士。
  • 魁王(魁皇博之)
両国国技館の支度部屋において、松太郎の発案で新聞社主催の(賭け)腕相撲に参加するも、惨敗。
  • 貴ノ波(貴ノ浪貞博)
大関力士。
  • 珠ノ若(琴ノ若晴將)
  • 珠錦(琴錦功宗)
  • 知乃花(智ノ花伸哉)
  • 時津灘(時津洋宏典)
  • 大倭(大和剛)
ハワイ出身の十両力士。
  • 武差丸(武蔵丸光洋)
  • 栃吾妻(栃東大裕)
  • 朝ノ若(朝乃若武彦)
  • 極天鵬(旭天鵬勝)
  • 土佐乃海(土佐ノ海敏生)
  • 安芸ノ島(安芸乃島勝巳)
  • 出嶋(出島武春)

年表

入門前

  • 19歳にもかかわらず、中学生の松太郎。南令子に対する婦女暴行罪で逮捕される。
  • 南の尽力と未成年を理由に釈放。釈放後、円満中退扱いとなり、島田と就職活動を開始するも決定せず。
  • 偶然立ち寄った食堂で十両・巌ノ国と出会う。
  • ビンタを喰らった松太郎が巡業会場へ追いかけ、土俵上にいた巌ノ国を叩きのめす。
  • 松太郎の力に驚いた多くの相撲部屋による獲得の乱が起こる。支度金など各種条件が競われる中、南の実家に近いことを理由に雷神部屋へ入門。

雷神部屋

  • 南との再会。
  • 兄弟子・竜ノ川を相手に初稽古するも、ぶちかまし一撃で羽目板にぶつけて気絶させる。
  • 風邪をひいて寝ていた田中と出会う。
  • 雷神親方と猪ノ川がタニマチに招待を受けている際に、兄弟子と弟弟子の間に酒が原因の乱闘が発生。
  • 相撲教習所にて授業開始前の矢野から個人授業を受けるが、矢野に怪我を負わせてしまう。
  • 幕下付け出しで初土俵。7戦全勝で優勝し、故郷に錦を飾る。
  • 南令子に婚約者が存在する事が判明、失恋する。
  • 初日の緊張から田中が泥酔した。土俵上、酔った田中から南との関係を野次られ、激怒した松太郎と国技館で乱闘。
  • 松太郎と田中が雷神部屋を出る。田中は自殺未遂を起こした。
  • 実家へ出戻る前に立ち寄った秋田で、共に相撲界へ復帰する事を決意。
  • 出戻った部屋では猛稽古が待っていたが、逆に力士養成員が関取に稽古を付けてやる始末となった松太郎。
  • 大阪場所への遠征初日、泥酔した田中と宿舎のお寺で狼藉を働く。翌日、破門を言い渡され、兄弟子たちと大乱闘。

伊勢駒部屋

  • 松太郎、田中が揃って伊勢駒部屋へ入門。金華山・豊川・戸室・青木と出会う。
  • 入門直後の1977年5月場所にて松太郎・田中が同時優勝。田中は序二段へ昇進。
  • 西尾が上京、居候として滞在。
  • 元兄弟子・滝ノ川と勝負するも敗戦。
  • 阿久津が入門。
  • 松太郎、3回目の幕下優勝。
  • 阿久津の出世披露。この時、田中は自身の出世披露に5場所を要したと告白。
  • 期待の星・朝風が登場。
  • 松太郎が十両昇進。運転免許を取得。

十両

  • 負ければ引退を決意している大室山との激闘を制す。
  • 田中が十両昇進、大銀杏を結う。
  • 田中の付き人に間違えられた松太郎も大銀杏を結う。
  • 1984年、田中が幕内昇進。東前頭12枚目。だが1場所で陥落する。
  • 翌場所、松太郎が8勝7敗、田中が9勝6敗で共に入幕。
  • 新入幕祝いに大西からBMWを献上されるも、橋げたにぶつけて大破。

幕内

  • 幕内:松太郎・田中、幕下:金華山・豊川・阿久津、三段目:戸室、序二段:青木。
  • 松太郎が千代の國を破り初入幕・初優勝、14勝1敗。

婚前

  • 松太郎が「荒駒」、田中が「駒田中」を襲名。
  • 夏場所楽日、松太郎が南と再会。南の婚約が破局になったことを知る。
  • 名古屋場所初日、田中が横綱・北斗湖を破り初金星。
  • 松太郎、優勝決定戦にて北斗湖を破り平幕優勝、13勝2敗。場所後に南と結婚。

婚後

  • 松太郎35歳、現役続行。
  • 貴ノ華との取り組みで勝利するも、右足を骨折。残り2日を休場する。
  • 療養中、西尾とギャンブル・酒におぼれ、トイチから1千万の借金をする。
  • 3場所を全休し十両陥落。遊び過ぎで体力が衰えたことを気にして、辻の勧めもあり、筋力トレーニングによる肉体改造をおこなう。
  • 1997年9月場所、松太郎が骨折から復帰する。酒・煙草を急に断ってまじめに取り組みすぎたためか3連敗し、4日目からは二日酔い状態で土俵に上がる。また、トイチが令子の実家を訪問し、令子と叔父が協力して借金を返済したことを知って余分な力が抜け、本来の実力を発揮して優勝する。

駒田中

  • 32歳、現役続行。
  • 初の幕内優勝決定戦にて暁を下手投げで破り、優勝。11勝3敗1分。
  • 母校・秋田県の相撲場でマリと婚約。

単行本

ビッグコミックス

  1. のたり上京す! (初版 1976年3月1日) ISBN4-09-180071-8
  2. 相棒(パートナー)、田中君登場! (初版 1976年3月1日) ISBN4-09-180072-6
  3. のたり、初土俵! (初版 1976年4月1日) ISBN4-09-180073-4
  4. のたり、失恋す!! (初版 1976年4月1日) ISBN4-09-180074-2
  5. アベック逃避行! (初版 1976年6月1日) ISBN4-09-180075-0
  6. 傷だらけの復帰 (初版 1976年11月1日) ISBN4-09-180076-9
  7. 大乱闘のあげく (初版 1977年5月1日) ISBN4-09-180077-7
  8. 三つどもえ! (初版 1977年12月1日) ISBN4-09-180078-5
  9. 貧客到来! (初版 1979年5月1日) ISBN4-09-180079-3
  10. ゴルフで発散! (初版 1979年6月1日) ISBN4-09-180080-7
  11. 阿久津、入門! (初版 1979年11月1日) ISBN4-09-180221-4
  12. あしたの松太郎! (初版 1979年12月1日) ISBN4-09-180222-2
  13. 松、大糞戦す! (初版 1980年7月1日) ISBN4-09-180223-0
  14. よたりの松太郎! (初版 1981年2月1日) ISBN4-09-180224-9
  15. のたり、乱戦模様! (初版 1981年9月1日) ISBN4-09-180225-7
  16. 燃えて、転んで! (初版 1982年8月1日) ISBN4-09-180226-5
  17. 馬力の松!地力の田中! (初版 1982年10月1日) ISBN4-09-180227-3
  18. 大銀杏!大波乱!! (初版 1985年1月1日) ISBN4-09-180228-1
  19. のたり、ついに入幕! (初版 1985年2月1日) ISBN4-09-180229-X
  20. 松太郎、変身す! (初版 1985年11月1日) ISBN4-09-180230-3
  21. 怪力松、快調!! (初版 1986年3月1日) ISBN4-09-180871-9
  22. のたり、優勝す!! (初版 1986年9月1日) ISBN4-09-180872-7
  23. 憧れの令子先生 (初版 1992年5月1日) ISBN4-09-180873-5
  24. 松太郎に二重の祝い!? (初版 1992年6月1日) ISBN4-09-180874-3
  25. 松太郎オニになる!! (初版 1992年9月1日) ISBN4-09-180875-1
  26. 松太郎父親になる!! (初版 1996年6月1日) ISBN4-09-180876-X
  27. コブつき松、暴れ松!! (初版 1996年11月1日) ISBN4-09-180877-8
  28. のたりのヤル気? (初版 1997年6月1日) ISBN4-09-180878-6
  29. 全勝対決 荒駒VS.貴ノ華 (初版 1997年9月1日) ISBN4-09-180879-4
  30. 松太郎、ただいま休場中! (初版 1998年5月1日) ISBN4-09-180880-8
  31. 松、再始動す!! (初版 1998年8月1日) ISBN4-09-185081-2
  32. 松太郎清算す!? (初版 1999年1月1日) ISBN4-09-185082-0
  33. 駒田中奮闘編① (初版 1999年5月1日) ISBN4-09-185083-9
  34. 駒田中奮闘編② (初版 1999年8月1日) ISBN4-09-185084-7
  35. 駒田中奮闘編③ (初版 1999年11月1日) ISBN4-09-185085-5
  36. 駒田中奮闘編④ (初版 2000年3月1日) ISBN4-09-185086-3
  • 26巻から36巻までは脚本七三太朗(ただし、明記はされていないが、それ以前から作品には関わっていたと思われる)。

OVA

1990年にOVAとして全3巻が発売された。