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ひだまりスケッチ/蒼樹うめ

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著者: 蒼樹うめ
巻数: 6巻

蒼樹うめの新刊
ひだまりスケッチの新刊

最新刊『ひだまりスケッチ 6



twitterでのコメント (関係ないのに引っかかることもあります...)

ryo_matoi ひだまりスケッチ、絶望先生、efを作っていたシャフトはお亡くなりになりました。Fateは面白いけど当時のわちゃわちゃした愉快でカオスなアニメは作らなくなったよなぁ。大沼監督もシルバーリンクに異動したし尾石監督も傷物語で燃え尽きちゃったし。
Nt_1026 RT @mangatimekirara: 「まんがタイムきららキャラット」4月号は本日発売! ついに独立創刊から150号目の表紙は蒼樹うめ先生「ひだまりスケッチ」! 桜の花びらが舞う中にたたずむゆのっちはちょっと大人っぽく見えますよね〜。 https://t.co/cq4c80
YY_main RT @kirarafantasia: ✨配信直前!先生の描き下ろし色紙プレゼントキャンペーン 第2弾✨ 公式アカウントをフォロー&このツイートをRTしてくれた方の中から 抽選で「ひだまりスケッチ」の蒼樹うめ先生の描き下ろしイラスト色紙をプレゼントします。 是非ご応募下さい♪…
JREast5Hayabusa 自分が知ってる限り、「ラブひな」では東大に結果を見に行って(漫画で描かれた2回目は南の島に流されてひなた荘の住人が代理で見に行ってたけどww)たのに対し、 「ひだまりスケッチ」では沙英さんヒロさんの場合郵送されてるんだよなー。 …まあ、現在でも東大は貼りだしやってるけど。
suzuran032 RT @yogitune_: 『桜Trick』を観てやけにシャフトっぽい、というよりひだまりスケッチっぽい画作りだなと思っていたら、「☆☆☆」でシリーズディレクターだった石倉賢一氏が監督と知って納得 #桜Trick #sakuratrick

ひだまりスケッチの既刊

名前発売年月
ひだまりスケッチ 5 2010-03
ひだまりスケッチ 6 2011-08

ひだまりスケッチ』は、蒼樹うめによる日本の4コマ漫画作品。芳文社の月刊4コマ漫画雑誌『まんがタイムきららCarat』で2004年4月号から連載されている。2010年現在、コミックス(単行本)は5巻まで発刊されている。小説や他作家によるアンソロジーコミックが発売されている他、2007年と2008年、そして2010年の3度にわたってテレビアニメ化された。さらにインターネットラジオ、ドラマCD、コンピューターゲーム、音楽なども展開されている。略称は「ひだまり」「ひだスケ」。

概要

基本的に、1話完結の4コマ漫画である。

憧れのやまぶき高校美術科に合格したゆの。自宅から遠いため、学校の門前にあるアパート「ひだまり荘」に住むことになった。隣室に住む同級生の宮子、階下に住む上級生のヒロや沙英、そして新入生の乃莉となずなとともに6人が巻き起こす楽しくにぎやかな日々を描いている。

季節や時期は連載回によって変化し、順番は特に決まっていない。しかし連載が続くにつれて少しずつ全体の時間が経過していく構成になっている。

本作は『まんがタイムきららCarat』2004年12月号から2009年1月号まで連続して表紙を飾るなど、同誌の看板作品的な存在である。2009年2月号、2009年3月号では同誌の他作品が表紙を飾ることになったが、2009年4月号にて再び本作が表紙を飾った。それ以降は、『GA 芸術科アートデザインクラス』と入れ替わりながら表紙を飾っている。また、増刊『まんがタイムきららMAX』VOL.1(創刊号)にもゲスト掲載された。

2007年から3度テレビアニメ化され、それに前後してインターネットラジオ、小説、音楽、ドラマCD、コンピューターゲームなどのメディア展開が行われている(詳細は後述)。なお、本作は『まんがタイムきららcarat』連載作品として初めてアニメ化された作品である。

登場人物

登場人物のほとんどは、下の名前あるいは苗字のみが設定されている。 ひだまり荘の全住人6名と一部のキャラクターにはシンボルマークとイメージカラーが設定されており、各場面でそのキャラが喋る際等に表示されるアニメ第3期のオープニングの冒頭では各キャラと共にシンボルマークが明示されている。

ひだまり荘の住人

ゆの
声 - 阿澄佳奈
本作の主人公。ひだまり荘201号室の住人。やまぶき高校美術科1年A組→2年A組。
山梨県出身。誕生日は5月5日。血液型はO型。身長は1年時が144.5cm、2年時が144.3cm(本人は誤差と主張)。アニメでは身長144cm「ひだまりスケッチ(アニメ版)設定資料集その1」より。。靴のサイズが21.5cm第2巻54ページ。「高一」より。。以上のように小柄で、ひだまり荘の住人の中でもっとも身長が低い。

一人っ子。

左右につけている黒い“×”(バツ、バッテン)の形の髪留め(バレッタ)がトレードマーク。宮子からは「ゆのっち」または「ゆの」と呼ばれている前者は髪留めがある時、後者は髪留めがない時の呼ばれ方である。宮子がバレッタをつけた際彼女のことを「宮っち」と呼んだことも。敬称で呼ばれる場合は言い難いためか大家以外からちゃん付けではなくさん付けで呼ばれている。
素直で優しく、何事にも一生懸命。可愛いものに目がない。天然な面を持ち、あらゆる事を世間一般の認識と違う意味に勘違いする。普段は寛容な性格だが、小さなこだわりを譲らない一面もある(目玉焼きはサニーサイドアップしか認めない、等)。寝起きや酒が入ってしまった時など、意識が不安定な状態になると、自分の小さなこだわりについて延々と語り始める癖がある。
運動は全般的に苦手で、特に水泳はかなづち(本人は「ノコギリ」もしくは「とんかち」と言う)を自認するほどである。加えて、パソコンやインターネット関連の事柄にも疎いようであるインターネットの光ファイバー通信を意味して乃莉が発言した“ひかり”という単語を、新幹線のひかりを指していると勘違いしてしまう場面がある。。また、音痴であるが、本人はそれに気づいていない。
宮子の事は当初、先にひだまり荘に来ていたので先輩だと思っていた。
いつでもどこででも眠れるタイプで、疲れが溜まると眠ってしまう。
入試や試験などでは決まって消しゴムを忘れ代わりに練り消しを持ってきてしまう。
何故か雑誌の応募者全員サービスに外れたことがあるという。
ゆの本人がそれぞれ「優ちゃん」「まなみん」「美雪ちゃん」と呼ぶ友人がいる。背は何れもゆのより高い。
宮子(みやこ)
声 - 水橋かおり
ひだまり荘202号室の住人。やまぶき高校美術科1年A組→2年A組。
福岡県出身アニメ特別編第2話より。。誕生日は10月10日。血液型はB型。身長は165cm

植木屋をやっている兄がいる。愛称は「宮ちゃん」。

明朗活発な女の子で少し天然も入っており、毎度のように暴走する。住人一のトラブルメーカーで「口は災いの元」を地で行くことが多く、先輩である温和なヒロや沙英も怒らせることがある。目上の吉野屋に対しても敬語を使うことは少なく、吉野屋が暴走した際には容赦ない言葉で突っ込むことも。
その反面、風邪で寝込んでいるゆのの様子を昼休みを利用して見に来るなど、友達思いな面もある。
家が貧しいようで、私服は背丈が変わらない下の方の兄のお下がりが多い。そのため、機会があれば先輩のヒロ・沙英だけでなく同級生のゆのにも食事を奢ってもらおうとする。食べ物の話題については非常に敏感で、どんなに遠くにいても聞きつけることができる。また、腹時計の誤差は1分以内らしい。胸の大きさは全住人中トップで、ひだまり荘の皆に羨ましがられるほど。
時折他人の部屋を堂々と物色したり(無意識に行われることもある)、その結果本人しか知らないはずの事まで知っていたりもする。
成績優秀で、入学試験当日はひどい風邪を引いていたにもかかわらずやまぶき高校には推薦入試で合格した。やや常人離れした芸術・スポーツの才能を有しており、作中でもその才能を発揮したシーンが随所に見られる。加えて彼女の生い立ちも幼少期に盛り場を「流し」で歌っていたり(そのため演歌限定で歌が上手い)、海難事故で大海原に投げ出されたり、北極星を頼りに旅をしたりする経験を持つなど、その卓越した才能とあわせ非常に謎の多い人物でもある。しかし、本人は自分のことをいたって普通の人間と思っているようである。原作4巻中のエピソードで「普通科って言うんだから普通の人だよ」「私みたいな」と発言している。前述のとおり、さまざまな経験をしているためか自分でアジを捌いて干物を作るなど生活力がある。二人の兄といたせいか、幼少の頃は男児向けの玩具で遊んでいた。
携帯電話は持っていない。ゆの同様パソコンには疎いが、CGは知っている。
くじ運が良いらしく、地元の近所の商店街の福引で竹輪や蒲鉾、鳴門巻きの各1年分を当てた事がある他、ゆの、ヒロと一緒にダダマートで買い物をして引いたくじではサンマを当てたしかしゆのが拾って落とし主に届け、その男性からお礼として貰ったその宝くじには外れた。
髪質は非常に良く、リンスをつけると綺麗なサラサラヘアーになる。しかし宮子にリンスを買うお金はないため滅多にその姿は見られない(ゆのからはもったいないと言われている)。昔はヘアーカットは兄がやっていた。
シンボルマークは猫の肉球(アパートの屋上で日焼けをした際に、右下腹部に猫が乗りそこだけ焼けずに残って出来たもの)。イメージカラーはイエロー。
ヒロ
声 - 後藤邑子
ひだまり荘101号室の住人。やまぶき高校美術科1年A組→2年A組→3年A組。
山形県出身。誕生日は6月15日。血液型はA型。左利き。身長は155cm

髪は癖毛で細かく波打っており普段は頭の左右で2つのお団子の形状にしているが、湿気の多い日に毛先が跳ねてしまうのが悩みとなっているゆの達と銭湯に行った際は、常にうねっていた。

沙英との信頼関係は厚く、面倒見が良くのんびりとした性格で滅多に怒らないが、怒ると怖い。料理が得意で沙英が締め切り直前のときは食事を作ったり、ひだまり荘のみんなで食事する際は腕をふるうなど良妻賢母なところがある。甘いものが好きで特にケーキが大好物だがカロリーの摂り過ぎを気にしており、常々ダイエットを試みている。
怖がりでオカルトを信じやすい節があり、原作や小説版などでそのような描写がなされている。
語尾に「~よ」「~わ」と付けるなど、言葉遣いが最も女性らしい。
朝は弱いため、寝起きはいつも寝ボケた顔を見せている。
1年生の時は203号室に住んでいたが、最初の契約の更新時に沙英の隣の部屋に引っ越すことにし、リリが卒業して空き部屋になった101号室に引っ越した。
原作ではゆのと宮子の歓迎会の際、未成年でありながら皆にお酒を飲ませている(このエピソードを基にしたアニメ第2期第7話では別の内容に差し替えられた)。
シンボルマークはお団子(髪型)。イメージカラーはピンク。
沙英(さえ)
声 - 新谷良子
ひだまり荘102号室の住人。やまぶき高校美術科1年A組→2年A組→3年A組。
誕生日は11月3日。血液型はAB型。身長167cmのスレンダー体型で、自らの胸が薄いことに対して悩んでいる。

視力が低く、眼鏡をかけている。素顔が公開されたことがなくただし、作中で眼鏡を外している描写はある(原作3巻)。このときは背中側の描写であり、ゆの・宮子・ヒロは素顔を見ている。寝ているときも眼鏡をかけていた。妹がいる。ヒロとは、お互いの長所も短所も知った親友同士。

高校生であるが単行本を1冊出しているプロの小説家でもあり、雑誌「月刊きらら」本作に登場する架空の月刊誌。元ネタは本作の連載誌『まんがタイムきららCarat』(および系列誌)であり、岐阜県関市と美濃市で発行されている同名のフリーペーパーとは無関係。に橘文(たちばな あや)というペンネームアニメ第12話(名前の読みは第8話)より。小説版1巻にも名が出ている。で連載をしている1年生の秋に「月刊きらら」で奨励賞を受賞し、そのままデビューしている。。美術科に通うのは、自分の小説の挿絵も自分で描きたいため。運動能力は高く、そのことには自信もあるようである。体育のテニスでは男子にも負けない腕前彼女が打ったボールが、竹林の中でやまぶき地蔵を拝んでいた宮子に思い切り直撃した事も。
正直者であり嘘をつくことは苦手なため、話をごまかそうとしてもすぐに表情や態度に表れてしまう。
恋愛関係の話題に弱い。しかし恋愛小説を書いているという矜持からか恋愛の経験について聞かれると、つい見栄を張ってしまうことが多い。
1年生の時に、おたふく風邪にかかってしまい運動会を欠席した。
宝くじで、1万円を3回当てたことがある。
シンボルマークは眼鏡。イメージカラーはパープル。
乃莉(のり)
声 - 原田ひとみ
ひだまり荘103号室の住人。やまぶき高校美術科1年A組。身長はヒロと宮子の中間位。
関西出身。ゆのが2年に進級した新学期にひだまり荘に入居してきた。ゆのたちにとっては後輩。宮子からは「乃莉っぺ」または「乃莉スケ」と呼ばれている。
初登場は第4巻。アニメでは第2期特別編から登場。
物事をハッキリ言う性格で、トラブルメーカーを地で行く宮子ほどではないものの、彼女の言動でひだまり荘の住人に困惑を与えることも多い。また、ゆのや宮子相手に言葉が伝わらない・曲解されることも多い。
引っ込み思案な同級生のなずなをリード、フォローする場面が見られ、勉強も教えるなど面倒見の良さもある。
パソコンを所持しており、彼女が入居するにあたってひだまり荘にインターネット回線 (ADSL)設備が導入された(本人は光回線を期待していたために不満を零したことも)。
なお、回線は設備されたものの、実際にインターネットを利用できる環境を持つのは乃莉の部屋だけであるため、たまにゆの達から調べ物でパソコンを貸してほしいと頼まれる。ちなみにデスクトップには過去封印と言う名前のフォルダがあり、これを見られると半狂乱になるという。
シンボルマークはマウス。イメージカラーはブルー。
なずな
声 - 小見川千明
ひだまり荘203号室の住人。やまぶき高校普通科1年(1年D組アニメ3期特別編後編より)。身長はゆのとヒロの中間位。一人っ子。宮子からは、たまに「なずな殿」と呼ばれる。
乃莉と同時期にひだまり荘に入居。ひだまり荘としては初めての普通科の生徒である(そのため制服のリボンが美術科と異なる)。
初登場は第4巻。アニメでは第2期特別編から登場。
元々やまぶき高校の近所に住んでおり、あくまで自宅最寄りの高校ということで同校普通科を受験し合格していたが、父親が愛知県に転勤となり母親も同道してしまったため、ひだまり荘に入居した。
くっきりした二重まぶたの持ち主。引っ込み思案で何事にも自信なさげな性格。
地元民(ジモッティー)であることから、ひだまり荘周辺の地理はゆのや宮子より詳しい。
おどおどしがちな姿が放っておけない雰囲気を出しており、心配になった男子にフォロー(ちやほや)されやすい。しかし、小中学校時代はそれによって嫉妬した女子から嫌がらせ(給食のカレーに嫌いなニンジンを入れられる)などを受けることも多かった。彼女の髪型は「モテ髪」として吉野屋にマネされたことがある。
シンボルマークはボンボン付きの髪飾りで束ねられた後ろ髪。イメージカラーはホワイト。

やまぶき高校教師

吉野屋(よしのや)先生
声 - 松来未祐
やまぶき高校で美術の授業を担当する女性教師。身長158cm。ゆのと宮子の1年と2年の時の担任で、ゆのと宮子が入学前のヒロと沙英が1年の時の担当。やまぶき高校の卒業生でゆのたちの先輩(OG)に当たる。美人だが年齢は不詳(本人曰く「永遠の17歳」。またアニメの公式ガイドブックには「実は中の人と同じ年齢」と記述されている)。ひだまり荘の近くで両親と共に暮らしている。弟や甥・姪らがいる。髪はモスグリーン小説版では「黒髪」と表現されている。のロングヘアーを黄色のリボンでまとめていて、瞳もモスグリーン。
フリルなどが付いたひらひらした服、あるいは露出度の高い服を好む。コスプレをすることがしばしばあり(本人曰く「コスプレではなく身だしなみ」)、そのための衣装はすべて自分で作っている。年賀状や暑中見舞い等は、卒業生・在校生を問わず・担当した生徒全員に送っている。内容は自身のコスプレ写真がメインで、一人ひとり衣装やポーズや背景等がそれぞれ異なるという非常に凝ったもの。
おっとりした雰囲気だが子供のような性格で、ミスや暴走をしてはその度に校長から説教を受けている。それでもゆのや沙英の描いた絵を褒めたり、宿題を忘れたゆのが提出の延期を願い出た時には厳しく却下するなど大事なところで教師らしさも見せており、普段手を焼いている校長も美術への取り組みや生徒に対する真摯な態度に関しては高く評価しているアニメ第2期9話より。
またとても教師とは思えないようなかなり際どいセクハラ的発言をすることもあるが、コミックス3巻およびアニメ第2期での発言からすると男性経験はない模様。あまりのセクハラ発言の多さからゆのを諭すような発言をしたつもりが、いつものセクハラ発言と受け取られたことがある。
ゆのがひだまり荘で一人暮らしをしていることを知っているはずだが彼女が鍵をなくして家に入れないことを家出と勘違いしていた。
地獄耳の持ち主らしく、何故かヒロがラブレターをもらったことや、なずながモテることを知っていたりする。
アニメでは、校内をスリッパで歩くときに子供靴のような音が流れる。
テストの問題の作り方はかなり適当好きな彫刻や絵画を問うたり、自分の良いところを3つ挙げろというものを配点50点で出題し、ゆのは「職権濫用…」と呆れていた。
絵画や彫刻などの創作技術は美術教師らしく非常に高いものがある他、裁縫も得意。しかしその技術はモナ・リザの顔を自分風に描いたり、ブルータスの石膏像を自分の顔にしたり、年賀状用の背景絵、コスプレ衣装の製作など専ら趣味に使われる。
沙英からは「よっしー」というあだ名で呼ばれている。
渡部(わたべ)という友人がいる(本編には名前だけ登場)。やまぶき高校在校時代の2人の教師曰く、吉野屋とそっくりなようである。
単行本の表紙裏では、吉野屋主役のイラストや短編漫画が描かれていることが多い。読みが同じである牛丼チェーンの「吉野」にちなんで、作者は「牛丼先生」と呼ぶことがある。
校長先生
声 - チョー
やまぶき高校の学校長。本名不明。頭が非常に縦長で、耳の上から後ろ頭にかけてカールした白髪がわずかに生えているだけで頭頂部は禿げ上がっている。常に全身が細かく震えている。アニメでは驚異的な運動能力を発揮し、周囲を驚かせていた。
吉野屋に対しては、教師としての自覚が足りないと叱ったり、水着にエプロンを着けて授業を行った時は自分が間違っているのかと桑原に相談するなど、苦労は絶えない。しかし生徒とのふれあいを大切にするため、吉野屋の生徒思いな点は評価している。
住所は不明で、活動範囲は学校近辺が主。アニメ第1期8話では、学校の敷地内を通って買い物先(ベリマート)から帰っている描写があり、その様子を見たゆの・宮子が”校長は学校に住んでいる”と思い込んだ。また、その直後に、買い忘れた醤油を買いに行っているが、再び同じ方向からやってくる描写しかない。このため、行きと帰りで違う道を通っているものと思われる。また、2回目の通過時には吉野屋先生もゆの達と居り、宮子の「校長、学校に住んでるよ」と言う発言に驚いていた。
水泳、短距離走、サッカーなどの運動はそつなくこなす。また独唱や美術科のある学校の校長らしく絵画も上手で、秋には様々なことをしている。
生徒には校長先生と呼ばれているが本名は不明。しかも生徒に名前を憶えられておらず、テスト中校長の本名を答えさせる問題では、クラス全員が「モアイ」と回答している。
桑原(くわはら)先生
声 - 鈴木菜穂子(第5話)、木川絵里子(特別編第2話、×365)、桑谷夏子(×☆☆☆)
やまぶき高校の養護教諭。作中では吉野屋の面倒を見る事が多い。原作では第2巻以降、アニメ第1期では第5話と特別編第2話に登場。アニメ第2期では吉野屋と関連でたびたび登場しており、吉野屋の保護者のような立場。吉野屋に振り回されることもしばしばある。しかし、その反面酒癖が悪い。
益子(ましこ)先生
声 - 寺島拓篤
2年B組の担任で、眼鏡をかけた男性教師。吉野屋と同じく美術教師。時間には正確。普通科の生徒には人気があるらしい。「益子ちゃん」の愛称で呼ばれることもある。
原作3巻の学内コンクールの回で初登場。第4巻発刊時点において、作中で唯一名前のある男性キャラクターである。美術準備室に入る際にノックを強要されたり同室での居場所がパイプ椅子のみであるなど、吉野屋からはぞんざいに扱われている。また、単行本5巻の表紙裏では、酒が入った桑原先生に吉野屋に対する愚痴を聞かされ、適当に受け流そうとすると耳を引っ張られたり、夏休みに生徒に見かけられたときに「(一夏の恋に落ちるような)危険な香りが全くしない」と論評されるなど、どこに行っても残念な扱いを受ける人である。
宮子には、吉野屋と比較して「これぞまさに(教師として)光と影。」と言われたことがある(単行本5巻)。
池澤(いけざわ)先生
2年に進級した、ゆのの選択授業である平面担当の眼鏡をかけた女性教師。
初めてのヌードデッサンを体験するゆのを見て心配したり疑問を持ったり、生徒達のやりとりを見て「若いっていいな」と羨ましがったりしていた。展覧会に出品する絵を吉野屋先生と共に毎年作っており、自宅では「徹也(てつや)」という名前の犬を飼っているらしい。
皆口先生
声 - 片山加奈
美術科の女性教員。下の名前は不明だが、「奈」で始まることが確認されている第5巻より。

やまぶき高校の生徒・卒業生

ゆの・宮子・ヒロ・沙英・乃莉・なずな は上記(#ひだまり荘の住人)にて参照

夏目(なつめ)
声 - 福圓美里
やまぶき高校1年B組→2年B組→3年B組。沙英、ヒロの同学年。
原作では第2巻以降、アニメ1期では第7話と特別編第2話に登場。アニメ第2期では登場機会が大幅に増えている。
沙英に何かと突っ掛かったり対抗したりと、彼女にライバル心を燃やす一方、本音では仲良くしたいとも思っている。しかし、素直になれず感情的になってしまうという典型的なツンデレのキャラ。友人からは、沙英との仲を応援(?)されている節がある。
発端は入学時、下駄箱を間違えて困っていたところを沙英に助けられた事アニメ2期で沙英がこの事について言及しており、コミックス4巻書き下ろし漫画ではその時の様子が描かれている。から彼女に憧れを抱く。以来の様子は先述の通り空回りしているが、沙英がヒロと喧嘩したときに励ましたり、沙英からサンドイッチを貰って赤面したりしたことも。
橘文(沙英)のファンであり、最初にファンレターを送った人物。橘文の作品が掲載されている月刊誌をかかさず購入(買占めまで)している。
自宅からやまぶき高校へは自転車と電車を使って行ける程度の距離だという。
真実(まみ)
声 - 沢城みゆき
やまぶき高校1年A組→2年A組。ゆの・宮子のクラスメートで、原作2巻以降に登場。左に束ねたサイドテールが特徴。アニメ第1期にはゆのの絵に描かれているのを除いて登場しておらず、原作で登場したシーンも差し替えられていた。アニメ第2期・3期では所々に登場。
ゆのに対し世話を焼くことが度々ある。いたずらでゆののスカートをずらしたことも。
姉がいる。「ポメ」という名の犬を飼っており、夏休みに一時ひだまり荘に預けられた。
名前は本誌2008年4月号(第4巻収録分)で判明。アニメのエンディングのクレジットでは2期特別編の後編にて初めて名前が登場している。なお、同じ話で大家さんが登場する場合、クレジットに名前が登場しない。
中山(なかやま)
声 - 福圓美里
やまぶき高校1年A組→2年A組。ゆの、宮子のクラスメートで原作2巻以降に登場。口元のほくろが特徴。
2年生の選択授業はゆのと同じ「平面」。作中何度か卑猥なことを想像してしまい赤面することがある。なお、同じ話で夏目が登場する場合、クレジットに名前が登場しない。
清美(きよみ)
声‐
やまぶき高校1年A組→2年A組。ゆの、宮子のクラスメートで原作1巻以降に登場。ただし原作で本編に絡むことはあまりない。入学試験では、ゆの の右隣に座っていた。地元の人で、ひだまり荘の近くに住み、ゆのと宮子に自転車を譲って ひだまり荘住民の共用自転車になった。
有沢(ありさわ)
声 - 中原麻衣
やまぶき高校美術科3年生で、ゆのが美術室に忘れた携帯電話を拾った女子生徒。初めてゆのと対面した時は卒業制作の作業中であった。友人からは「ありさ」と呼ばれているが、苗字を略したあだ名か名前なのかは不明。
高校卒業後の目標などは特に決まっていない。なお、美大に進学した。
原作本編登場の旧3年生(ゆのの2つ上世代)では唯一名前のあるキャラクター。2008年5月号にて卒業。
藤堂(とうどう)
声 - 井上麻里奈
やまぶき高校3年生で放送部部長→OG。原作本編には登場せず、『まんがタイムきららCarat』の読者投稿コーナー「やまぶき高校放送部」の案内役キャラクターである。卒業後もコーナーを担当。
アニメでは第2期8話にて本編に登場し、体育祭の実況を(実行委員をさしおいて)担当した。第3期では声のみの出演で、お昼の放送を担当していた。
みさと
声 - 小清水亜美
ヒロや沙英の2年先輩で、ゆのの部屋(201号室)の以前の住人。原作には名前のみ登場。アニメ第2期で初めて姿を見せた。
髪は赤みがかかったショートのくせっ毛で、頭に黄色のヘアバンド(カチューシャ)をつけている。
器用でいたずら好きだったようで、ひだまり荘ややまぶき高校に仕掛けを作っては大家に怒られたり学校側で問題になっていたようである。ゆのの部屋に「強襲用金ダライトラップ」を設置した張本人。色んなコンクールで賞をとっている。
やまぶき高校では受験の終わった3年生が自主的に卒業制作をして校内に展示する伝統があり、みさとは2階の女子トイレを3週間使用禁止に陥れた大作を作り上げた。
ひだまり荘を出る際に表札を取るのを忘れており、ゆのが引っ越してきたときまでそのままになっていた。
リリ
''詳細は#アニメ・小説のオリジナルキャラクターにて参照'
岸 麻衣子(きし まいこ)
声 - 半場友恵
やまぶき高校OG。原作第1巻、アニメ第9話(第1期、第2期ともに)に登場。
吉野屋の教え子だった縁からゆの達に特別授業を行った。美術大学を卒業後、現在は映画監督を目指している。アニメ第9話のサブタイトル「裏新宿の狼」は、彼女が「第28回青空食品映像コンクール特別賞」を受賞した作品のタイトルである。
特別授業では映画監督を目指すきっかけになった経緯を話し、自分の夢を見出せないゆのに感銘と助言を与えた。以来、ゆのにとっては「憧れの先輩」となり文化祭の個人展示の題材に悩んでいた時もその時の助言を思い出して頑張ることができた。
第4巻発行時点では作中ただ一人のフルネームの人物であった。
前島
詳細は#アニメ・小説のオリジナルキャラクターにて参照

その他の登場人物

大家さん
声 - 沢城みゆき
ひだまり荘のオーナー。本名不明。住居はひだまり荘から徒歩20分ほどのところにある。サバサバとした性格の若い女性。昼間から酒を飲んでいることが多く、愛煙家である吸っている煙草はハイライト。アニメ第2期では何度も禁煙しようとしては、結局やめられない姿が描かれている。タバコも好きだがお酒も同じくらい大好きで、新入生が入った時はその収入が空き部屋の掃除など必要なことではなく自身の酒代に消えていく描写がある。学生時代の卒業文集に書いた将来の夢はスチュワーデス。
ひだまり荘をリフォームした際に予算が不足したために自ら手を加えてしまうほどの行動力があるが後述の通り、素人仕事である。
アニメ第2期ではある理由が元で、大家としての本業以外にチラシ配りや不動産物件の撮影など色々なバイトをこなしている姿が描かれている。
ホンダ・スーパーカブ風のビジネスバイクを足代わりに使っている。それに乗ってひだまり荘に来ることが多い。
やまぶき高校の生徒を預かっている関係か、アニメや小説版では吉野屋や校長とも面識がある模様。
シンボルマークは禁煙マーク。
基本的に面倒臭がりで、家庭菜園を始めようとした時もゆの達が始めると決まった途端(後々のおすそ分けを目当てにした感じで)やめてしまった。
アニメ第3期第8話ではヒロがカニカマチャーハンを作った時に映っているテレビに出演している。
ゆののお父さん
声 - 水島大宙
ゆのの父親。名前は不明。以前からゆのの回想にて度々登場していたが、原作3巻以降正式に登場。アニメでは2期1話と10話に登場。横浜に行った帰りにゆのの家に寄りに来た。
一人娘であるゆのに対しては大甘であり、一応父親としての毅然とした態度を見せようとするも他人から見ると明らかにデレデレな態度がミエミエな場合が多い。また娘の恋愛関係に対して敏感で、初対面の沙英をゆのに近づく男と勘違いして怒鳴りつけた事もある。
ゆののお母さん
声 - 根谷美智子
ゆのの母親。原作第1話に登場し、試験中のゆのを校門前で一日中見守っていた。
その後はゆのの回想シーン以外で出番はなかったが、3巻で父親と共にひだまり荘にやってきた。
ちなみに生年月日は、宝くじの当選番号と同じというゆのの発言から1964年6月27日だと予想される(当選番号1等 19640627)。
ニャン太
ゆのの実家で飼われている猫。ルービックキューブ(ゆのは「ルービッコキューブ」と呼んでいる。)を完成させるなどの才能を持つ。毛の色は白だが多少くすんでいる。オス。
なずなのお父さん
声 - 金光宣明
なずなの父親。名前は不明。やまぶき高校の近所に住んでいたようだが、現在は遠方の愛知県に転勤している。
体格が良く自信家で、娘の引越しの際初めて出会ったひだまり荘の面々に昼食を奢るなど太っ腹な面も持つ。性格的に娘と似ていないと評されている。
なずなのお母さん
声 - 後藤沙緒里
なずなの母親。名前は不明。穏やかな雰囲気の人だが、天然であり娘よりも夫の心配を優先してしまい転勤先に付いて行ってしまった。
吉野屋先生の弟
吉野屋の3つ違いの弟。既婚者で、現在は実家から離れて暮らしている。姉とは違い穏やかな性格の常識人で、かつて姉の後に入学した中学校では「吉野屋の弟」ということで教師達からさんざん警戒された事もあったらしい。姉が本当に教師であるのか疑問を抱いている。
健人(けんと)
吉野屋の弟の息子で、吉野屋の甥に当たる。吉野屋を「おばさん」と呼んだが、「お姫さま」と呼ぶよう注意された。登場時に生徒たちからは吉野屋本人の子供だと勘違いされた。
折部(おりべ)姉妹
声 - 平田真菜(姉)、高田初美(妹)
ひだまり荘の近所で美容室「Olive」を営む、双子の美人姉妹。ほとんど同一人物と言えるほどそっくりで、もみあげの向きが違う。店にやって来たゆのを眩惑してしまった。店名の「Olive」は、2人の名前(姓)から命名したもの。

アニメ・小説のオリジナルキャラクター

智花(ちか)
声 - 釘宮理恵
沙英の2歳年下の妹。アニメ版のオリジナルキャラクターで、第1期第12話(最終回)で正式に登場。第2期では5話などに登場。さらにアニメ第3期では、同い年の乃莉やなずなとも交流し仲良くなった。
沙英と異なり積極的かつ活動的で明朗な性格。中学高校共に吹奏楽部に所属。担当する楽器はアルトサックス。ゆのとは度々メールでやり取りしており、近況や高校受験の報告などを行っている。
時系列としては“その後の話”となるが第1話ではゆのに届いたメールや年賀状、第5話ではゆのの夢や沙英とヒロの会話など、その存在を臭わせる箇所(いわゆる伏線)が多数存在した。
原作でも沙英は妹の存在を言及しているが、名前については触れられていない。
リリ
声 - 白石涼子
ヒロや沙英の2年先輩で、ヒロの部屋(101号室)の以前の住人。
髪は銀髪のワンレンロングストレート。性格は年齢の割に大人びているようだが、みさと曰く「けっこう男前」とのこと。みさとのストッパーでもある。
直居(なおい)
声 - 大原さやか
沙英の小説を連載している雑誌「月刊きらら」の担当編集者。アニメ第2期6話に登場。原作でも沙英が電話で打ち合わせをしているシーンがあるが、彼女であるのかは不明。
ショコラ&チョコ山
声 - 斎藤千和&神谷浩史
アニメ版の中でゆの達が話題にした昼メロ『おしゃれ探偵ラブリーショコラ』の登場人物。アニメ特別編第1話および第2期第8話に劇中のTV番組内で登場。
それぞれ『ぱにぽにだっしゅ!』のベホイミ、『さよなら絶望先生』の糸色望に似ておりどちらも本作と同様にシャフト制作、新房昭之監督作品という共通点がある。、チョコ山については声優も同じである。アニメ本編では劇中のTV番組内での登場だったが、第2期DVDの第4巻限定生産版特典CDドラマでは初めてゆの達とも絡んでいる。
あおむしくん
ゆのの実家から送られてきた野菜についていた青虫。
蝶になるまで育て第1期第6話で羽化したが、その正体は蛾であった。
裕太(ゆうた)
小説版『ひだまり荘へようこそ』のオリジナルキャラクター。ゆのより少し小柄。大家の友達の子供で両親が田舎に法事で出かける間に大家のところへ預けられたが、実家から届いた野菜をお裾分けに来たゆのに預け(押し付け)られた。
前島(まえしま)
小説版『ひだまりSchool Life』のオリジナルキャラクター。女子大学生。現代国語担当の教育実習生としてやまぶき高校にやって来る。吉野屋同様、やまぶき高校の卒業生(ただし普通科)でありゆの達の先輩に当たる。背が高い。吉野屋を尊敬している。
うめ先生
声 - 蒼樹うめ
原作の見開きページ、アニメ本編の冒頭やアイキャッチなどに登場する、カメレオンまたは蝶のサナギの着ぐるみのようなキャラクター。原作者の自画像でもある。愛称は「うめてんてー」または「ウメス」。
アニメ本編ではひだまり荘の屋根の上に(やって来て)住みつく。基本的にストーリーには絡むことはないが、キャラクターソングも出している。
原作の見開きによれば作者の蒼樹うめと同じく、主成分は焼きビーフン。福岡県育ち(第3巻より)。身長は57m(数字の上ではひだまり荘より大きい)。誕生日は8月3日(作者と同じ)で末っ子、スリーサイズはすべて129.3cm(第4巻より)。
マサチューセッツ州工科大学付属小学校ちなみに実在するのはマサチューセッツ工科大学である。に在学歴があり、微分積分をマスターしている。カラオケでウルフルズの曲『ガッツだぜ!!』を連続30回歌ったことがあるとかないとかなどの逸話を持つ(という設定)。
アニメ第3期において、鳥のように飛翔できることが確認された。

舞台

ひだまり荘
やまぶき高校の校門の門前にある2階建ての小さなアパート。ゆの達が暮らしている所である。所在地は「緑市本作に登場する架空の市。平仮名の市である群馬県みどり市とは無関係。浅葱町4-16」。ペット禁止、ピアノ禁止、男子禁制(身内を除く)である。アニメではペット禁止、ピアノ禁止、恥ずかしいセリフ禁止となっている。美術科の変わり者が集まる所とも言われている。契約は1年更新で、契約の更新時に別の空き部屋に引っ越すことも可能。
家賃は1Fが45,000円、2Fは46,000円。ただし202号室の宮子の部屋のみ40,000円。過去にリフォームが行われたが202号室は予算の都合上、大家が自ら手を加えた。しかし湿気を取るために市販の乾燥剤を床とカーペットの間に入れられたり、雨漏りがしたりするなどの問題がある。その分家賃は他の部屋より安くなっている。
ゆのが1年生のとき、大家さんからの頼みで4人が「ひ」「だ」「ま」「り」「荘」の表札を新たに製作した「ひ」は沙英、「だ」は宮子、「ま」はヒロ、「り」はゆのが製作した。また、「荘」は宮子を除く3人の共同製作。。作中では、かつて「血溜まり荘」や「お黙り荘」と呼ばれていたことが語られた。また、やまぶき高校の生徒の一部では「やんちゃアパート」と呼ばれている。
乃莉となずなの入居で3年ぶりにすべての部屋が埋まった。また、なずなはひだまり荘で初めての普通科生徒である。
乃莉の要望でインターネット回線 (ADSL) が引かれたが、乃莉以外は使用していない模様。
やまぶき高校
私立学校で、普通科に加えて美術科があるのが特徴。そのため美術科については地方からの入学者も多い。男女共学だが美術科では女子が多数を占め、男子は女子の1/3程度しかいない(ゆののいるクラスは30人中男子は11人)。またクラス替えはなく、入学から卒業までの3年間クラスメイトは同じである(担任教師は変わることもある)。クラスは1学年6クラスで美術科がAとBの2クラス、普通科がA〜Dの4クラスとなっている第2巻76頁より
なおやまぶき高校にモデル校はなく、場所も特に決められてはいない公式サイト掲示板の回答より。ただし、東京の近郊である事を示唆する描写が多い。原作第1巻では「山梨県から電車で3時間」「地方からの入学者も多い」「東京で寂しくないか」、同じく3巻では「横浜に行った帰りにちょっと寄った」と述べられている。また、関門海峡の話題が出た際の4コマのタイトルは「1126.7km」。何の距離なのか明確には示されないが、新幹線を使用した場合の東京駅から関門海峡山口県側の新下関駅までの乗車距離がこれに近似する(Yahoo!路線情報で検索すると1126.7kmとして表示される)。また、アニメ版では「甲府市から約100kmの距離」「舞浜で友達と待ち合わせる」という台詞がある。
ホームページでは校長をはじめ教師が画像付きで紹介されている。
美術準備室
文字通り、美術担当教師の吉野屋と益子のための部屋のはずがほとんどが吉野屋のプライベートルームと化している。室内は吉野屋の衣装や全身鏡、趣味に合わせたソファ、テーブル、作業机などの家具で並べられ益子のスペースはパイプ椅子と机のみ。
体育館裏
通路と部屋があるが、天井が低いため屈まないと頭を天井にぶつける(ゆのは例外)。通りは演劇部の部室があり入口には発声練習の張り紙がされ、室内には多種多様の衣装や被りものが揃えられ全身鏡が置いてある。やまぶき七不思議のスポットでもある。
敷地内
校内には竹林があり、その中に「やまぶき地蔵」と呼ばれる石像がある。これは吉野屋が在学中に作った彫刻で、吉野屋いわく置き忘れたものが年月を掛けて風雨にさらされ、地蔵のようになったもの。一部の生徒の間では、祈ると胸が大きくなるという噂が存在する。
ベリマート
ひだまり荘近辺にあるコンビニエンスストア。生活に必要な品物がほぼそろっているが、夜7時30分になると閉店してしまう(ただし、ヒロ曰く「お店のおばさんを起こせば、24時間営業になる」)。ヒロが意図的にか間違えてか、アルコールを買ってしまっても何も言われない(第1巻より)。
ダダマート
ひだまり荘から若干遠い所にあるスーパーマーケット。ベリマートより品揃えが豊富で安いが、距離があるため余り利用されない。
正の湯(まさのゆ)
ひだまり荘から遠くないところにある銭湯。入浴料は400円。なお暖簾の文字が右から書かれているため、普通に読むと「ゆのさま」と読める。
アイムホーム
いわゆるホームセンター。ジモッティーであるなずなの登場で初めて場所が明らかになった。タオルや電池といった日用品からカーテン、妖精(の置物。園芸用品)、ミネラルウォーター、トマトなどの園芸植物、ヘルメット、チェーンソーなど一般的ホームセンターの品揃えは充分ある。

書誌情報

書誌の出版はすべて芳文社。

単行本

芳文社より「まんがタイムKRコミックス」として刊行されている。なお、第1巻は著者の初単行本である。
巻数・タイトル初版発行日付(発売日)ISBN表紙絵
ひだまりスケッチ 12005年11月11日
(2005年10月27日)
ISBN 978-4-8322-7549-2ゆの
ひだまりスケッチ 22006年12月27日
(2006年12月27日)
ISBN 978-4-8322-7607-9(通常版)
ISBN 978-4-8322-7606-2(カレンダー付限定版)
ゆの&宮子
ひだまりスケッチ 32008年3月13日
(2008年2月27日)
ISBN 978-4-8322-7681-9ゆの&沙英
ひだまりスケッチ 42009年1月8日
(2008年12月25日)
ISBN 978-4-8322-7762-5ゆの&ヒロ
ひだまりスケッチ 52010年4月11日
(2010年3月27日)
ISBN 978-4-8322-7897-4ゆの&乃莉

関連書籍

書籍名初版発行日付(発売日)ISBN備考
アンソロジーコミック
ひだまりスケッチ アンソロジーコミック VOLUME.01(2007年2月27日)ISBN 978-4-8322-7618-5蒼樹うめ、MATSUDA98、黒須嗣載、荒井チェリー、野々原ちきほか著
ひだまりスケッチ アンソロジーコミック VOLUME.02(2007年9月27日)ISBN 978-4-8322-7655-0蒼樹うめ、里好、師走冬子、門瀬粗、野々原ちきほか著
ひだまりスケッチ アンソロジーコミック VOLUME.03(2008年8月27日)ISBN 978-4-8322-7727-4蒼樹うめ、鈴城芹、里好、もんちぃ、カザマアヤミほか著
ひだまりスケッチ アンソロジーコミック VOLUME.04(2010年3月27日)ISBN 978-4-8322-7898-1むらたたいち、双見酔、双、ほっぺげほか著
ファンブック
ひだまりスケッチブック ビジュアルファンブック2007年4月11日
(2007年3月27日)
ISBN 978-4-8322-7623-9
アニメガイドブック
ひだまりスケッチアルバム -TVアニメ公式ガイドブック-2008年11月29日
(2008年11月14日)
ISBN 978-4-8322-7740-3まんがタイムKRコミックス
小説
ひだまりスケッチノベル ようこそひだまり荘へ2007年3月31日
(2007年3月23日)
ISBN 978-4-8322-0251-1芳文社KR文庫より刊行、著者:日暮茶坊、原作/イラスト:蒼樹うめ
原作の小説化ではなく、原作を補完するエピソードがメインとなっている。
ひだまりスケッチノベル ひだまりSchool Life2007年9月30日
(2007年9月25日)
ISBN 978-4-8322-0257-3


英訳版単行本

エン・プレスより「Sunshine Sketch」のタイトルで発刊されている。
タイトル・巻数初版発行日付(発売日)ISBN
Sunshine Sketch 1(2008年6月17日)ISBN 978-0-7595-2899-4
Sunshine Sketch 2(2008年11月18日)ISBN 978-0-7595-2902-1
Sunshine Sketch 3(2009年4月21日)ISBN 978-0-7595-3069-0
Sunshine Sketch 4(2010年1月26日)ISBN 978-0-3160-8112-2

メディア展開

テレビアニメ 

2007年と2008年、そして2010年の3度にわたって、TBSテレビでテレビアニメ化された。

インターネットラジオ

上記テレビアニメに関連する番組として『ひだまりラジオ』が配信されており、2010年現在『ひだまりらじお×☆☆☆』が配信されている。パーソナリティーはゆの役の阿澄佳奈。

ゲーム
  • ひだまりスケッチ どこでもすごろく×365
アイディアファクトリーから2009年2月12日に発売されたニンテンドーDS用ゲームソフト。ゆのたちを操作して進めるすごろくゲーム。すごろくを進めるごとにミニゲームやイベントが発生、それを攻略することでポイントが得られ、イベントCGやボイスデータ、ムービーなどが手に入る。
  • プレシャスメモリーズ
ムービックとエンスカイによるトレーディングカードゲームシリーズの第2弾として制作される事が発表されている。

脚注

外部リンク

ko:히다마리 스케치 th:หอป่วนก๊วนตัวแสบ