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ぼくのわたしの勇者学/麻生周一

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著者: 麻生周一
巻数: 6巻

麻生周一の新刊
ぼくのわたしの勇者学の新刊

最新刊『ぼくのわたしの勇者学 v.6


出版社: 集英社
シリーズ: ジャンプコミックス


twitterでのコメント (関係ないのに引っかかることもあります...)

abababaaaaa 【麻生太郎】コミック - ぼくのわたしの勇者学 1 (ジャンプコミックス) - http://t.co/IVR4m4H5MR - 集英社 - 麻生 周一
wsjump ぼくのわたしの勇者学 麻生周一 2007年24号〜2008年35号 amazonで検索☞ http://t.co/Gd7LTDMgMJ #sougofollow #少年ジャンプ #相互フォロー

ぼくのわたしの勇者学』(ぼくのわたしのゆうしゃがく)は、『週刊少年ジャンプ』2007年24号から2008年35号まで連載された。麻生周一による少年漫画。連載話数の単位は「Lv(レベル)」。「ぼくわたしの勇者学」は誤表記。

作品概要

私立ホーリーランス学園にて、サマージャンボ宝くじを当ててしまい働くのがバカらしくなり退職してしまった先生の代わりに、自分を勇者と名乗っている教師鋼野剣が、生徒達を勇者にするために勇者学を教えるという内容である。

勇者学の目的は生徒達に「勇気」「強さ」「やさしさ」を教えるというもので、道徳に近いような感じである。しかし、実際に授業で行っていることは、ビデオクイズや、中身を当てるドキドキBOX、極端に楽な抜き打ちテストなどバラエティ(TV番組)的なものが多く、鋼野自身が「生徒達を立派な勇者にさせる」という目標を掲げているため、まともに「勇気」「強さ」「やさしさ」を指導していない。しかしそれはそれで楽しがって授業をする光景も見られるため、改めて「勇気」「強さ」「やさしさ」を教えてくれという生徒はいない。週に6時間あり、教科書はなく、成績評価の対象になるかは不明である。

連載開始前、作者は「マンガで学ぶ!勇者学入門」「カリスマ勇者教師KEN」「猿でも解る勇者学入門」というタイトルを考えていたが、タイトルだけですぐにギャグ漫画だと認識できるタイトルとして『ぼくのわたしの勇者学』を選んだ

ちなみに最終回の「70年後」は、単行本によって「ifの世界」とされているため公式設定かどうかは曖昧にされている。

登場人物

勇者部

鋼野 剣(はがねの けん)
〈公式設定〉(単行本1巻52頁掲載):6月10日生まれ。AB型。身長174cm、体重60kg。好きなモノはバナナ、コーラ、ゲーム、盾(じゅん)。嫌いなモノは野菜全般、牛乳、勇者を馬鹿にする奴。
本作の主人公であり、私立ホーリーランス学園2-Dを担任する教師。担当科目は勇者学。勇者で勇者の家系(父親も勇者)であると自負する。盾曰く「実写化したら一番ダサくなる髪型」。時代錯誤な服装。大量の装備品をコレクションしていて、自慢したがりだが、他人にコレクションを触られるのが嫌い。「優しさ」と「勇気」と「強さ」を生徒に教えようとしているが、本人にはそれらが全く無い。教師であるにもかかわらず、九九ができない。月に1度の贅沢で防具屋に行く。ブログを開いている。河野盾に興味を持ち、時には意地悪をする。愛剣は、この世で最も硬いと言われているらしき物質で作られた「マジヤベェ剣」。Lv20ではインターネット検索で出てくる伝説の剣モノスゲー剣をオアフ島にて手に入れた

が、帰りの飛行機で見つかって連行された。

弱い者には嫌がらせをし、強い者にはこびへつらう、「勇者」とはとても思えぬ性格。勇者をバカにされると相手が誰であろうと怒る。ビリーズブートキャンプを嗜む。ゲーム研究部と顧問の座を争うゲームに勝利し、ゲーム研究部を廃止して勇者部を創る。
ボロアパート「キャッスルあかばね」の202号室に住む。インテリアはゲーム「ワンダーアドベンチャー」の最初に出てくる勇者の部屋と同じで、整理整頓が行き届いている。商店街では変質者扱いされ、近隣の住民には彼について質問するだけで唾を吐きかけられるほど嫌われている。ゲームセンター「あっぷりけ」ではゲーセンキングと言われ、常連客からは神扱いされていたが、杖にあっさり敗北。中学生時代のあだ名は「グライダーケンケン」。槍崎の初授業で「毛有田(ケアルダ)」の偽名で生徒になりすまし見学した。エサなしでザリガニを釣る事ができる。
Lv65で学校内でキャンプをしたせいで自分が引き起こしたホリ高の火災から、勇者部員らと避難したところを「生徒を救った新任教師」として雑誌に取り上げられてから一躍有名となり、70年後には本物の勇者として認められていた。クローン技術でその容姿は衰えることはなく、2078年現在は3人目のクローン鋼野が登場している。最終的には国民投票の結果、内閣総理大臣に任命された。
Lv64の人気投票では、差し引きで2位に入った。
河野 盾(こうの じゅん)
〈公式設定〉(単行本1巻72頁掲載):1月6日生まれ。A型。身長171cm、体重54kg。やぎ座。好きなモノはラーメン、メロンソーダ、委員長。嫌いなモノは虫全般、鋼野。
本作唯一のツッコミ役兼準主人公

。黒須や小野が絡むとボケる事もある。2-Dの男子生徒で委員長を務める。少年ジャンプの煽り文では「Mr.地味」、「没個性な奴」と紹介されている。よく名前を「かわのたて」と間違えられる。滅多なことでは怒らないが、Lv32での杖との防具屋客集め対決で敗北するだろうと責められ、「‥‥上等だよ‥」と怒った。

鋼野からは一方的に気に入られており、それを迷惑がっているが、小野をねじ切る時やゲームをする時、まさゆきの妹の顔を想像する時など、心が通うこともある。髪は母親に切ってもらっている(鋼野曰く「前髪失敗Ver.」)。最近友達があまりいないと勘違いされていることが悩みで、自分でも普通の友達がいないと自覚している。不良のまさゆきの暴走を止めようとするなど勇気をみせることもあるが、基本的には苦労人。委員長(黒須)が好き。黒須が不良化した時は、ショックのあまり火野木ですら盾と判別できないほど顔が変わっていた。勇者部所属で鋼野に勝手に部長にされているが、他の3人にとっては彼の存在はどうでもよく、「彼が辞めると鋼野も顧問を辞めそう。」という理由から、時には強引に退部を引き留める描写も見られる。クラスから仲間外れにされている。
コスチュームは踊り子。あるマンションの503号室に住む。母親はかなりの天然ボケ。実は、まさゆきと家が近所。妹のまさ子に惚れられている。吉田曰く、「見たところMっぽい」らしいが、本人曰くノーマル。服のセンスはかなり悪い。70年後の未来では、彼のセンスが受け入れられていた。ブログ(タテブログ)もやっている。音ゲーが得意。あまり親しい友達がいないため、見ず知らずの人達の会話に心の中でツッコミをいれるエア会話を行っている。

「輪月円親衛隊」の隊長にもされている。

まさ子に惚れられていて、22歳の時に病気で入院した先で看護師だったまさ子と偶然の再会を果たし、めでたく結婚した。孫(ヨロイ)は鋼野剣に憧れ、見た目も鋼野剣にそっくりで、将来勇者になることが夢である。40過ぎの頃から前髪の禿げが目立ち、70年後にはすっかり無くなっていた。
この漫画が高一ループじゃないと知ると、卒業するとこの漫画の行く末を心配していた。
Lv64の人気投票では、差し引きで1位に入った。
宗村 まさゆき(むねむら まさゆき)
〈公式設定〉(単行本1巻90頁掲載):誕生日、血液型、身長、体重すべて不明。やぎ座。好きなモノは鋼野剣、嫌いなモノは河野盾。
2-Dの男子。1-Aでは一番の不良と言われていた。通称「ギロチンのまさゆき」。自称「ホリ高四天王」。勇者部部員。体中が傷だらけで背中の傷は便所の落書きのようになっている。後頭部には「バカ」と彫られており、顔にある十文字の傷は子供の頃剣心に憧れて自分でつけたといわれている。雑誌掲載時のアオリ・キャラクター紹介では「傷だらけの天使」と評されることも。よくイジラレキャラとして扱われる。
初登場はLv1。最初は鋼野に対し反発していたが、Lv2で改心した。鋼野のことは尊敬しているが、盾に対しては敵意まるだしの態度を取る。鋼野によっていつの間にか勇者部に所属させられた。テレビのインタビューでは鋼野のことを尊敬し、彼のおかげで充実した学校生活を送れていると主張。コスチュームはNEWモデル(盾曰く「変態」)。
喧嘩っ早く騙されやすい性格。機嫌がいいと関西弁になる。実家は床屋「バーバーむねむら」を営業、そして瓜二つな妹・まさ子がいる。自室にはかなりの数のモテ男グッズ(モテ男キャップ等)が置いてある。喧嘩には弱く、怒ると必ずといっていいほどドスを取り出すことから「ギロチンのまさゆき」の異名で不良達から恐れられている。ホリ高文化祭では喧嘩経験を生かして殴られ屋をしていたがうまくパンチをかわせず、結構な頻度で当たっていると盾にツッコまれた(その直後、鋼野に殴られた)。クリスマスにはきちんと正装して「フォーマルのまさゆき」となり望を誘ったが断られた。実は福ブクラー。
バレンタインでは密かに火野木から5円チョコを貰っており、ホワイトデーにはブランドモノの15万円のバッグをくれるよう暗示されていた。まさゆき自身は5円チョコを「本命」だと思っていたが、杖の「100円チョコを貰った」発言を聞いて撃沈した。その後ブランドバッグを妹にプレゼントし、火野木から制裁を受けたようである。
女性に弱く、Lv13で火野木望に一目惚れしており、火野木の実家のラーメン屋で非常識な量の大盛りラーメンを完食し、その後も火野木の父親に気に入られようと食べに来ているらしい。大食い大会では火野木に優勝賞金と1日デート(24時間)を交換条件で出場し、苦戦しながらも見事強豪を倒し優勝を果たした。
最終回で勇者部員の70年後の同窓会では、その5年前に81歳で亡くなっていた。ちなみに40過ぎの頃から髪が生え出し、ふさふさになったらしい。盾が妹のまさ子と結婚した為、盾の義理の兄となった。
連載終了後の週刊少年ジャンプ2009年14号の『いぬまるだしっ』に、カードゲームのキャラクターとして登場した。この時はまさゆきのみ麻生が執筆し単行本の宣伝も行なった。
Lv64の人気投票では、差し引きで7位に入った。
火野木 望(ひのき のぞみ)
〈公式設定〉(単行本2巻56頁掲載):3月2日生まれ。O型。身長152cm。体重は内緒。好きなモノはお金、紙幣、現金、福沢諭吉、マネー、ゲームと呼ばれるモノ全て。嫌いなモノは場の空気を読めない人、小野石男、メンマ。
元ゲーム研究部の部長、現勇者部部員。2-D。ゲームに詳しい。ノリの良い・即物的な性格。好きなタイプは貴闘力。初期の頃は鋼野に「山本」と間違えられていた。鋼野にゲーム研究部顧問になってもらうべく同研究部の廃部を賭けてゲーム勝負を挑むが、結果は敗北、ゲーム研究部は廃部した。その後鋼野に強引に勇者部メンバーとみなされ始めはそのことに反発していたが、勇者部の部活内容が「ゲームをすること」と鋼野から聞かされると、元ゲーム研究部のメンバーと共に勇者部に入部することを快く承諾し、勇者部部員となった。本人曰く、部費でゲームができれば後はなんでもいいらしい。ボケキャラの一人ではあるが比較的まともな性格をしていて、盾に続くツッコミになることもある。金に対してはかなり汚い(後述)。
勇者部所属でコスチュームは魔導師。同じゲーム研究部・勇者部部員の小野に対する態度はかなり厳しく、彼をブタ呼ばわりしている。実家は「ラーメンひのき」を経営しており、家でもらえる小遣いは歩合制。最近ではその歩合制小遣いの額を上げる為、メイド喫茶に対抗する客寄せとして魔導師コスチュームを着用して店の手伝いをしている。「魔女っ娘ラーメン」として客からの評判は上々とのこと。また、この格好を見た宗村まさゆきに惚れられた。盾曰く学年で7、8番目に美女らしい。
金に対する執着心が強く、文化祭を「稼ぎ時」と言っていたり自宅のラーメン屋では客からもらった代金をこっそりくすねたりしていた。またまさゆきが幸運に当たり大金を得た時は自分のことを「妻」と言い、まさゆきに対して「ダーリン」と呼ぶなど積極的に取り入るが、それが嘘だとわかるとたちどころに姿を消した。また、大食い大会では賞金目当てで小野に店の無料パス、まさゆきには1日デートを交換条件で出場させた上、まさゆきが限界に達したのを見るや否やライバルに毒を盛ろうとした(杖に止められ未遂に終わる)。株もやっている。
福ブクラーの間では『福袋女王(クイーン)』と呼ばれるほどの強運の持ち主らしい。盾の福袋に入っていた洋服のポケットに100万円のダイヤが入っていると思って所持品すべてとその服を交換したが、ポケットに入っていたのはただの缶詰だった。
70年後の世界では「ラーメン火野木」の後を継いで、惑星規模で8号店まで経営する大規模なチェーン店にまで発展させた。2078年現在はバツ8。
Lv64の人気投票では、差し引きで8位に入った。
真道市 杖(まどういち じょう)
〈公式設定〉(単行本2巻72頁掲載):10月24日生まれ。AB型。身長176cm。体重53kg。好きなモノはTVゲーム、本、映画、音楽など退屈をつぶすモノ全て。嫌いなモノは退屈、運動など体を動かす事、小野石男。好きでも嫌いでもないものは女。
2-Dの男子。1年の時のクラスは不明。元ゲーム研究部部員で同研究部のエースだったが、現在では勇者部部員。一見垂れ目のイケメンで性格は穏やかではあるが、やはり勇者部メンバー特有のおかしな部分も持ち合わせている。話し方は比較的丁寧。部室では常にゲームをやっている。他力本願な性格のようで火野木が言ったことにほとんど順応しているが、少々人を見下すような言動を見せる。落ち込んでいる盾を励ますなどの優しい部分や、大食い大会でビーフ芹沢に毒を盛ろうとした火野木を止めるなどまじめな面もある。当初はゲームに熱中すると口数が増えていたが、回を増すごとに自ら意見を述べる描写が多くなってきている。そのため、ゲームが始まると性格が変わるという設定になった。一人称も「僕」から「オレ」にかわる。記憶力は悪いが勘は鋭い。天然パーマであることを気にしている。ゲーム研究部の廃部後は、火野木・小野の両名とともに勇者部に所属。勇者部コスチュームは盗賊。猫を飼っている。
「デートの予定でいっぱい」発言や、声をかけた女性と初対面にも関わらずデートできる等から、女性にはモテる描写があり、バレンタインでは大勢の女子から本命チョコを貰っていた。ホワイトデーのお返しは10円アメ。金に汚い火野木へのお返し(100円の義理チョコだが)は少し高価なコーラ飴だった。
ゲーセンマニアの間では伝説の「関東の暴れ貴公子」などと呼ばれている。その他、「シルバーウルフの杖」や「ホワイトデビルの杖」など幾つも通り名がある。また、ゲーマー達からは「ジョー」と呼ばれている。その腕前は格闘ゲームをワンコインで閉店まで勝ち続けたほどである。ゲームセンター「あっぷりけ」で強豪たちを次々と倒した。コインを入れると一気にゲーラ(ゲーマーが放つオーラ)が出る。ホリ高文化祭では、客を相手に勝ったらハワイの条件で、金を取って挑戦を受けていた。その際、戦意喪失し帰ろうとする客に向かって「顔も悪けりゃゲームも弱い…。お前がオレより勝っているものって一体なんだろうな?」と挑発し、相手をヤケクソにさせて再びチャレンジさせていた。また2年連続世界チャンピオンである。
70年後の世界では、ハリウッドスターとして活躍していた。
Lv64の人気投票では、好感度から嫌悪感の差し引きで4位に入った。嫌悪感を持たれにくいタイプ。
小野 石男(おの いしお)
〈公式設定〉(単行本2巻88頁掲載):6月8日生まれ。A型。身長165cm。体重は内緒。好きなモノは食物全般、ギャルゲー、アニメ、火野木望、真道市杖、二次元の女の子。嫌いなモノは図々しい奴、自分の領域に踏み込んでくる奴、ダイエットコーラ。
2-Dの男子。留年して盾たちと一緒のクラスになった。元ゲーム研究部部員、現勇者部部員。外見はデブ・眼鏡・キモメン、好みは二次元キャラクター等、世間でイメージされている典型的なオタクとして描かれる。口癖は「ブヒィ」。漫画内では基本的にキモキャラとして扱われ、登場人物のほぼ全員から「ブタ」呼ばわりされ、部内でも仲間外れにされている。最近では部内のミーティングで出しゃばったり、新入部員歓迎ムードをぶち壊し、追い出した挙げ句、

「あーゆうのは部の空気を悪くすると思うんですよー。」といったり、自分を美化して 語ることが多くなっているが、その度に盾や火野木に叩かれている。オタク仲間が数人いる。盾の母親に興味を抱いている。

Lv9にて初登場。「ゲームに対する情熱を理解できない人間はゲーム研究部に入るべきではない」という理由から、部活に顧問(鋼野)を置くことに唯一反対する。鋼野VSゲーム研究部のゲーム対決で同研究部が廃部した後は、火野木・真道市の両名とともに勇者部に所属する。勇者部コスチュームはブタ(鋼野曰く「呪われている」設定)。
格闘ゲーム「筋肉のぶつかりあい祭2」をプレイする際には、「女子校生ファイターマドカ」というキャラクターを愛用している。そして同ゲームによる鋼野との対戦時において、鋼野の操る「ライトハンド草田」をあっさりと倒した。また、「柚野あいす」というゲーム上の彼女がいるが、そのゲームが店頭から姿を消したため、“失恋”したようである。その後新たなゲームで再び“彼女”を作った。
火野木望の父親から一方的に娘の婚約者と言われている。非常に大食いであり、『魔女っ娘ラーメン』に来ると、『大盛』を4杯頼む。また、大食い大会では優勝経験もあるほどの強豪で火野木に優勝賞金とラーメン屋の無料パスを交換条件として約束するが、大会前に絶食に失敗した影響から早々にリタイアし火野木の蹴りを食らう。福ブクラーでもある。
結構な頻度で登場するキャラにも関わらず、マイナーキャラより人気が無い

らしく、Lv64の人気投票では177位と圧倒的にビリで 、その回では最終的には全身にモザイクがかかっていた。

Lv65でホリ高の火災事件が起こった時は、一人ロッカーの中に閉じ込められていた(腕には火傷の跡が残っている)。最終回では70年間ずっとフリーター(アルバイト)をやっていた。

教師

茨城 ムチコ(いばらき むちこ)
〈公式設定〉(単行本1巻106頁掲載):12月8日生まれ。A型。身長165cm、体重52kg。好きなモノはチーズケーキ、紅茶、勉強、ぬいぐるみ、昼ドラ。嫌いなモノは鋼野、梅干し、輪を乱す人、鋼野、テレビゲーム、タバコの煙、鋼野、クモ、鋼野。
英語教師。「放課後2人っきりの教室で補習授業したい先生ランキング1位」に選ばれる美貌の持ち主。初登場は第2話。
鋼野剣のキテレツな授業や性格に反発していたが、ギロチンのまさゆきの改心ぶりに彼に興味を持つ。しかし現在は鋼野を学校から追放する策を練るのに躍起になっている。なお、プロフィールの嫌いなモノの欄には実際に「鋼野」が4つもあり、それを盾にツッコまれていた。一時、赴任したての槍崎に意気投合し鋼野と勝負するが、槍崎も学力では鋼野と同じく酷いレベルであったことを知ったため、態度が豹変し二人に猛勉強させる。
生真面目で厳格な性格。だが生真面目が行き過ぎる傾向があり、鋼野追放計画に熱中するあまり犯罪まがいのことも平気で口に出し始める等、奇怪な行動を取ることがある。また追放計画の一環として、麦原一子(読みは『むぎはら いちこ』で、『いばらき むちこ』のアナグラム)という偽名を使って転校生の女生徒に変装し1-Aに潜入したこともある(盾以外の誰にも気づかれなかった)。その際、鋼野によって「ムチコ」というあだ名を付けられた。黒須矢弓曰く女優のエロス弓子に似ているらしい。現在は生徒の一員となっていて、進級して2-Dに所属している。席は杖の隣。鋼野に関することには熟知しており、勇者のテスト(ほぼ鋼野に関するテスト)ではクラスで満点をとった。
鋼野からはストーカー扱い(追放計画の一環の尾行)されている。徐々に出番が減っていったため、人気投票では得票が伸び悩み落胆していた。
風間 応助(かざま おうすけ)
〈公式設定〉(単行本3巻54頁掲載):7月7日生まれ。B型。身長167cm、体重48kg。好きなモノは権力、命令に忠実な者、紅鮭、湯豆腐、芋焼酎。嫌いなモノは計画を邪魔する者、甘いモノ、ホラー映画。
通称「魔王」。本人曰く「偉大なる悪の伝道師」。そしてホーリーランス学園の校長。生徒の間では「閻魔大王」とあだ名され、冗談が大嫌いな超堅物な人間と思われている。実際はかなり夢想的な性格であり、世界征服をするための第一歩として校長になった。魔王をバカにされるとキレる。
普段は厳格な性格を装っている。エロビル5F武具店の常連客で、そこで売っている商品を渡すと何でも言うことを聞いてくれたりする。誉められると優しくなるが、「微妙」などとコメントされると元気がなくなる。小野からは「こっち側の人間」と揶揄される。また体操着ヒザパット計画の一環として1-A女子の体操着を盗み、校長室ではそれらの上に寝そべっていた。
本来勇者と魔王は敵同士であるが、彼と鋼野はかなり親しいようで、携帯の電話番号を知っていたり、鋼野がちょくちょく校長室へ遊びに行ったりする。最近では二人の間で「魔王が仕掛けた罠を鋼野がクリアしていく」というゲーム(ホリ高クエスト)をやっている。毎回引き分けに終わっているとか。開始合図は『ジャロ〜ン』。
魔王の征服計画のこれまでの経緯:全校生徒を洗脳するためにヒザパット着用の校則化を目論む・体操着ヒザパット計画・勇者のパワーアップを阻止する為新しい武器を入手しようとした鋼野から武器を奪取する、等。
70年後では死亡している。
教頭(きょうとう)
ホーリーランス学園の教頭。本名不明。普段は礼儀正しいが、怒ると粗暴になる。毎月色々大変らしい。鋼野と風間の戦いに、凶暴モンスター「デストロイバッファロー」として参加(牙をむき出した牛の頭巾を被っていた)。初めは加わるのを嫌がっていたが、風間の、「給料を上げてやる」の一言でまさゆきの尻に連続蹴りをかます。しかし盾の一喝でキレ、勇者と魔王を侮辱したところ、風間と鋼野から制裁を食らった。その後、モンスターの頭巾は鋼野が持って帰った。風間に、「二人っきりの時は魔王と呼べ。」と言われている。
Lv47で、罠のセッティングのために再び登場。さらに「デストロイ・ヘル・バッファロー」として鋼野と対決したが、魔王が仕掛けた罠にかかって自滅した。
Lv57では鋼野と校長と共にすごろくを作らされた上に、2人が途中から寝たらしく3日間徹夜で作らされる羽目になる。賞金が出ると聞き栄養ドリンクを飲んで復活した。
ちなみに、掛け声の強弱によって、狙ったサイコロの目を出すという特技を持つ。
吉田(よしだ)
〈公式設定〉(単行本3巻86頁掲載):5月24日生まれ。B型。身長169cm、体重56kg。好きなモノはじゃがりこ、お金、自由、ブランド品。嫌いなモノは自分を縛るモノ、子供、金をせびってくる肉親や親戚。
元・1-Aの担任教師。生徒達からなめられ馬鹿にされていたが、サマージャンボで大当たりを当てた事により、働くのがバカらしくなって退職した。生徒たちの回想の中にじゃがりこ関連のシーンが多い

。以降生徒からは「成金」と呼ばれる。サマージャンボが当たる前の記憶はあまり残っていないらしい。

高校を去った後は持ち金をすべて使い切ってしまい、世界各国を回って手に入れた珍品を売る雑貨店を開いていた。かなり変わった品物ばかりを揃えているが、ムチコや火野木などはよく買いに来るらしい。実は闇金融から多額の借金をしていた。ヤクザが押しかけたことにより吉田は逃亡、店は閉店となった。その後、今度はロト6で大当たりして再び大金を手にし、「ゲームセンターYOSHIDA」を設立した。ゲームは一通り揃っているのだが、どれもケチ臭いものばかり。開店以来、人は来ないようである。
70年後の世界では脱税して投獄された。
火鳥 終(ひとり しゅう)
〈公式設定〉(単行本3巻70頁掲載):11月13日生まれ。O型。身長183cm、体重68kg。好きなモノはムチコ先生、自分の顔、体、テニス。嫌いなモノは鋼野剣、自分より顔のいい男、不潔なモノ。
ホーリーランス学園の元体育教師。ムチコに惚れており、鋼野とムチコが恋仲だと誤解している。ナルシスト故に生徒たちからはキモがられており、カッコ悪いところを指摘されると怒る。鋼野からはフェニックスと呼ばれる

。普段の顔はややイケメンだが、運動しているときはかなり気持ち悪くなる。

鋼野とのグライダー勝負(鉄棒競技)に負け

学園を去ったかと思われたが、鋼野が敵だという点で魔王と共通点があったため、魔王の部下として再び登場する。魔王の提案で空気椅子対決を行うが、顔は相変わらずキモかった。その上、校長に体操着を盗んだ犯人の罪を擦り付けられ変態扱いされる。

その後、学校を辞めたらしく現在はファミレスでウェイターをやっている。年下のバイトにもバカにされるなど、可哀想な扱いを受けている。
Lv64の人気投票では差し引き

で172位となり、消えかかっていたが、本人は「何とか みりんには勝てた」と安心していた。

槍崎 英雄(やりざき ひでお)
〈公式設定〉(単行本4巻102頁掲載):6月10日生まれ。O型。身長164cm、体重51kg。好きなモノは寿司、オレンジジュース、きんトレ、イリュージョンさとる、生と。嫌いなモノはなっとう、カキ、まほうをしんじない人、わるいやつ。(バカなので殆どひらがな)
ホーリーランス学園の新任教師で2-Bの担任。大賢者を自称しており担当科目は賢者学。初登場時は特徴のある口調ではなかったが、途中からなぜか語尾に「〜じゃ。」と付ける等、年寄り臭い言い方をするようになる。鋼野の幼馴染で昔は武道家を目指していたらしく、魔法を使えると言っているが実態はマジックであったり、力任せなものが多い。その怪力技は馬鹿にできるものではなく片足を壁に突き刺して空中に浮くようにみせたり、消しゴムを親指で弾きビデオカメラを破壊したり出来る。優しそうな顔とは裏腹に、身体は全身ムキムキで、いたる所に傷がある。手品の師匠の名はイリュージョン悟(さとる)。使う技にはすべて「大魔法」とつけ、呪文名はムコウイテロ(向こう行ってろ)など、ただ単にカタカナ読みしたものである。本人曰く「同じ魔法は一日一回まで」らしい。
正しい賢さを学び、不可能を可能にさせるために賢者学を教える。手品を駆使することで始めは生徒の受けが良かったが、徐々に馬脚を現し最終的には力で黙らせた。
その指針をムチ子に支持され鋼野と勝負することになるが、一般的な学力は鋼野と同じく酷いレベルであることが発覚し、鋼野と共にムチ子に猛勉強をさせられる。作中の紹介文では「IQナシ男(お)」と言われることがある。
盾が風邪を引いたときには鋼野に頼まれて見舞いに来たりもしたが、盾は最初迷惑がっていた。また、盾のことは「タテくん」と呼んでいる。
鋼野と同じくキャッスルあかばねで生活しており、巨大な鉄球の目覚ましをはじめ、冷蔵庫には大量のミロ、歯ブラシやフォークは鉄アレイ付きのものを使っているなど常人離れした生活をしている。ちなみに新聞は取っているがテレビ欄と4コマしか読まない。賢者に目覚めるきっかけとなった師匠とは現在も面識があり、たまに月謝や食物と引き換えに魔法を教えてもらっている。
2年時にはB組の担任となり、賢者学を教えているが、手品も既に力技の域に達している。生徒からは「可愛い」と言われるなど、人気な様子。
Lv64の人気投票では意外にも多くの女性の支持を集め

、マイナス票も低かったため、見事に3位を獲得。

2-Dの生徒

木村(きむら)
〈公式設定〉(単行本4巻54頁掲載):3月10日生まれ。A型。身長176cm、体重50kg。好きなモノはマイク、漫画全般、映画全般、委員長、委員長が描いた漫画。嫌いなモノはピーマン、うに、サングラス。
ボサボサ頭の眼鏡。行事でとたんにはりきるタイプ。「プロフェッサーK」と名乗ることがある。鋼野と茨城の戦いでは最後何者かに(おそらく鋼野)にボコボコにされる。黒須のことが好きでラブレターを書いたが鋼野にさらし者にされた所を利用して黒須に告白。玉砕したものの、その勇気を周囲に讃えられた。フラれた後も黒須には好意を抱き続けている。盾、まさゆきの家の近くに住んでいる。女子の体操着が盗まれたとき、鋼野を疑ったため鋼野にボコボコにされた。喋る際にはマイクを使用する。その後は地方のアナウンサーになったらしい。好きな食べ物はプリン。
Lv64の人気投票では、差し引きで9位に入った。
輪月 円(わつき まどか)
〈公式設定〉(単行本5巻104頁掲載):地球で言うと12月4日生まれ。職業は学生兼アダマンタイト星の王女。血液型は@型-。身長は地球人の姿なら163cm、体重はアダマン星人の姿なら6t。好きなモノはマーガリン、ネコ、・∫Ω=※θ、芝生、ベータカロチン。嫌いなモノは豆腐、折りたためない携帯、突然の夕日、止まらない侵食、動かなくなったオルゴール、錆びたナイフ、立ちすくむ影、忍び寄る悪魔の手。
2-Dの女子。学校一の美女として有名で、非常に優しい性格。委員長に代わり、盾から好意を持たれている。「アダマンタイト星からきた。」などと言ったり、変わった趣味を持っているなど、少々夢想的で残念な性格。猫と会話することがあり「ニャン語」「ワン語」「ウホ語」など独特の言語を使う。父親の眼鏡はよく割っているらしく、割ったときの父親のモノマネをすることを好む。かつて杖にチョコをあげたことがあったが、実は杖の猫へキャットフードをあげただけだった。
Lv64の人気投票では、差し引きで10位に入った。
最終回でその後は語られなかったが、『新世紀アイドル伝説 彼方セブンチェンジ』には、12月4日生まれの19才の不思議系アイドルとして登場している。
東中崎 夢次郎(ひがしなかさき ゆめじろう)
2-Dの男子。1年の時はB組だった。顔中ピアスだらけで刺青も掘っているなど外見は恐ろしいが、意外とごくごく普通の性格でサングラスを取ると非常にきれいな目をしている。そのためクラスでの自己紹介では鋼野からはがっかりな顔をされた。バンドをやっている。輪月円のファンで、ファンクラブの隊長を円とクラスが同じというだけで務めていたが、現在は盾にその座を無理やり譲っている。円を「天使」と呼んでおり、常に彼女の動向を見守っているらしい。基本的に円に軽々しく言い寄る男は許さないが、杖だけは別格とみなしている。ウホ語を喋ることができる。
匠野上 為五郎(たくみのがみ ためごろう)
2-Dの男子。「ヒロシ」という人形を使った腹話術を得意とする。腹話術を利用してどす黒いことを喋る。
大河原 玄三郎(おおがわら げんざぶろう)
2-Dの男子。老人である。自己紹介ではウケを狙って後述のビート板ネタをぱくろうとしたが、ネタをはじめた直後に倒れた。
藤沢田 七海(ふじさわだ ななみ)
2-Dの女子。頭にベレー帽のような包帯を巻いている。
ビート板の奴(仮称)
2-Dの男子。常に競泳水着をはいていて、ビート板を所持している。クラス内での自己紹介ではビート板を使った激しい演武を披露、最後まで名前を名乗らなかったため、本名は不明。鋼野からは好評価を受けている。連載一周年記念の人気投票にも参加しており、またカラーページにも登場した(本編との絡みは一切なし)。

旧1-Aの生徒

秋山(あきやま)
短髪の男子生徒。クラスでの出席番号が一番若い。積極的に話す場面があるためにクラスの中では中心的存在。Lv1で最初に鋼野に話しかけた生徒でもある。また、ドキドキBOXの時も先陣をきって挑戦した。クリスマスイヴの日には、クラスメイト達とゲーセンやカラオケに行ったりと交友関係も多めの様子。
江呂田 好男(えろだ よしお)
猿のような髪形をした男子生徒。体操服盗難事件の容疑者にされた。体操服盗みは本人に言わせれば「間接的で玄人好み」らしく、自分なら「夏場の水着や下着のような直接的なもの」を狙うらしい。ワイシャツの下にはブラジャーを着けている。名前の通りドエロ男である。
黒須 矢弓(くろす やゆみ)
〈公式設定〉(単行本3巻102頁掲載):3月3日生まれ。AB型。身長157cm、体重48kg。好きなモノは料理、裁縫、絵を描く事、少女マンガ、お好み焼き、チョコレート。嫌いなモノは暴力的な人、爬虫類、虫、霊的なモノ。
クラスの委員長。鋼野やまさゆきに真っ先に立ち向かうなど割と度胸がある。皆からは「委員長」とよばれていた(第4話のテストの解答用紙で初めて名前が明らかになった)。火野木とは小中高と一緒で仲が良い。盾や木村に好かれていたりとそれなりにモテているようである。普段は常識人として描かれているが、回を追うごとにおかしな面が増えていった。
Lv8あたりまでは登場回数が多くメインキャラで、本誌掲載時のアオリ文に「頑張れヒロイン」と評された事もあり、当時はメインヒロイン的存在だったらしいが、元ゲーム研究部の3人が登場してからは次第に影が薄くなりサブキャラになった

。Lv22ではキャラ付けが少ないことや出番が減ったことのために不良と化していたが、クラスのみんなに励まされて元に戻った。意外に不潔らしく、2学期に入ってから体操着を一度も家に持って帰っていない。

火野木曰く、現在彼氏はいない。Lv28では、文化祭準備をやっていると知らずまったく顔を出さなかった盾に対し、「河野君がいなくて寂しかった」と盾への好意を思わせる発言をしたが、直後に盾にパイを投げつけたため、実際彼に好意を抱いているかどうか定かではない。
最近ボウリングにハマっているらしく、親友の火野木とは何度もボウリングセンターへ行っているらしい(盾には「上達しない」と言っていたが、実際は物凄く得意)。マイボウルには「極悪天女」や「KILL」などの文字がペイントされている。ゲーム中不利な状況になると性格が激変し、相手チームのまさゆきに執拗にラフプレーを仕掛けていた。さらにペアを組んだ盾がミスをした際に足手まとい扱いし、挙句の果てにボウリングセンターを壊滅させるほど暴走した。この回で「委員長のダークサイド」が明らかになった。
2年時にはB組に配属され、盾とは離れた。2年時も続けてクラスの委員長になったようである。その後、槍崎に賢者学を教えられるうちに、一段とおかしくなってしまい、『宿題』のスプーン曲げをしている最中に、何らかの力が目覚めたようである。
ミキ
盾にチョコをあげたと思われた女子。盾が教科書を忘れた時に見せてくれたことから、脈ありではないかと思われたが、本命チョコは杖にあげていた。
ケイタ
波乱を呼ぶ男。
マナブ
無冠の帝王。
リカ
無敵のスーパーコンピューター。
サヤカ
稲妻カンニング娘。
田所(たどころ)
鋼野が勝手に着ていた柔道着の持ち主。

その他の生徒

トモキ
ホリ高四天王の一人。モヒカン刈り。5人の四天王の中でもまさゆきの次に喧嘩が強いが、飛びぬけて格下。Lv1でまさゆきの暴走を止めようと盾が立った瞬間、いきなり横合いから盾を殴り飛ばした空気が読めない男。格下だがモテるらしい。クリスマスは彼女と一緒にいるところを、まさゆきと出会い、クリスマスを1人で過ごす彼をより一層落ち込ませた。
大木 半馬(おおき はんま)
〈公式設定〉(単行本5巻170頁掲載):9月30日か29日生まれ。職業は学生兼情報屋。A型(O型の疑いアリ)。身長140cmちょい、体重30kgくらい。好きなモノはありとあらゆる情報。嫌いなモノはガセネタ、自分、自分の境遇、うんこ。
ホリ高一年生。小柄で眼鏡をかけている。勇者部に入りたいと盾に申し込んできた。かなりネガティブな性格で、自分の言ったことを否定されると極端に卑屈になる。新聞記者の息子で、趣味は情報収集であり、勇者部のメンバーに関しても事前に綿密な調査をしてきたが、想像で作り上げた部分も多く、情報の半分は間違いである。盾、火野木、杖は機嫌を損ねないようになんとか入部まで持っていこうとしたが、小野(ブタ)によって入部を完全に否定され、出直すと口にして、去って行った。
あまりにもネガティブな性格のためか、人気投票では差し引きで175位と一発キャラ(176位にはみりんがいるが、キャラではない)の中ではビリだった。

主要人物の家族

河野 房史(こうの ふさふみ)
盾の父。母に比べるとややまともな言動だが、服装はまともではない。盾の性格などは父親である彼譲りと思われる。
河野 福江(こうの ふくえ)
〈公式設定〉(単行本4巻70頁掲載):2月25日生まれ。O型。身長145cm、体重は内緒。好きなモノは家族、TVゲーム、和菓子、海外ドラマ。嫌いなモノはゴキブリ、ネズミ、息子の前髪。
盾の母。結構ゲーム好きな性格で(ゲーム中に電源を切られると怒る)、鋼野が家庭訪問に来た際、共にゲーム(パワプロ)をするが92対0(1回表)で負ける。人の顔が浮かんできたからという理由で、初対面の鋼野の地図に落書きをしてしまう天然ボケ。また、超初級料理のスクランブルエッグを緑色にしてしまったこともあった。よく盾に生活態度をたしなめられている。小野から「かわいい」と言われたこともある。Lv57にて、髪の色は緑にピンクのラインが入った色。
宗村 まさ子(むねむら まさこ)
まさゆきの妹。兄と瓜二つ。あまりにも想像通りの顔立ちに鋼野と盾は言葉を失った。眼鏡着用。兄と比べると素直な性格である。盾が気になっているらしく、バレンタインデーには盾宛てのチョコレートを作った。高校に上がってからはだんだんと美少女になっていったらしく、看護師の道へと進み、その後めでたく盾と結婚した。
火野木父(ひのきちち)
魔女っ娘ラーメンを営む。常に仮面をつけていて、ラーメンを作る時は怪しい笑いと怪しい動作を伴うが、味は意外と普通(盾曰く、「上手くもなく不味くもないが、たまに食べたくなる」)。「大盛」を完食した男が望の婚約者だと思っており、故に大盛4杯をたいらげる小野を婚約者と思っている。しかし、最近は頻繁に大盛を食べに来るまさゆきが小野のタイムより早く食べきるようになったとして認めている。素はかなりフランクな性格。

ゲームセンター「あっぷりけ」の実力者

ゲーセンキング 鋼野(-はがねの)
「あっぷりけ」No.1のゲーセンキング。二つ名は「鬼ハメの剣」。最終試合で杖と対決するもキングとは思えぬほどの弱さで完敗する。詳細は#勇者部参照。
熊殺しのキクオ(くまごろし-)
「あっぷりけ」No.2の実力者。格闘ゲームで杖に敗れる。
五月雨の吾郎(さみだれのごろう)
「あっぷりけ」No.3の実力者。
台叩きのタケオ(クラッシャーたけお)
「あっぷりけ」No.4の実力者。
ピーチティ長谷川(-はせがわ)
「あっぷりけ」No.5の実力者。
極技女王カヨ子(サブミッションクイーンかよこ)
「あっぷりけ」No.7の実力者。ゲンの恋人らしい。
黒船のマイケル(くろふね-)
「あっぷりけ」No.19の実力者。自称ゲンの友達。
金髪のゲン(きんぱつ-)
「あっぷりけ」No.22の実力者。カヨ子に押されて杖と対決するが秒殺される。

その他の人物

店長(てんちょう)
本名不明。鋼野がいきつけの防具屋の店長。鉄仮面と背面がメッシュになった鎧を着用している。盾のことを「ピーマン男」と呼んでいる。見かけはかなりRPG風な格好だが意外と現実主義。この防具屋にはデストロイバッファローの頭巾も売っている。鋼野とは開店以来の付き合いだが互いの詳しいことは知らない。創業1年まであと4ヶ月である。店を繁盛させる為にチラシを配ったり、ホームページを開いたりと頑張っていたが、11月30日をもって閉店となった。しかし、杖が宣伝をして女子高生をたくさんつれてきた為、かろうじて存続したようである。
デストロイバッファロー
魔王の手下。牛の頭巾をつけたモンスターであるが、実際は頭巾をかぶった人間であり、中の人はしばしば変わる(教頭・まさゆき)。また、頭巾単体で登場した時も『デストロイバッファロー』と呼ばれるため、頭巾=デストロイバファロー、という位置づけである。
田村(たむら)
火鳥のバイト先のバイト。河野と同じくらいの年頃。バイト歴が長く、年上の火鳥に対して色々と難癖をつける。
キングコング藤城(-ふじしろ)
町内大食い大会の出場者。ブタ2頭を丸飲みしたと言う伝説を持つが、大会では満腹で途中リタイアとなる。
バキューム袴田(-はかまだ)
町内大食い大会の出場者。学習机の引き出しの2段目を食べた程(小野は4段目を食べたらしい)らしいが、ハンバーガーのトマトが食えずリタイア。
ビーフ芹沢(-せりざわ)
町内大食い大会の常連で、4連覇の経験があるがなぜか2年連続で姿を消していた。「零距離食い」と言う必殺技(犬食いに近く顔が汚れる)で圧倒的な力を見せるが、まさゆきに敗れる。
イリュージョン悟(さとる)
槍崎の賢者学の師匠。橋の下で暮らしているホームレスだが、槍崎に賢者学を教える代償として月謝や食料を貰い生計を立てている。しかし、教えているのは投石の水切りなどちょっとした特技に過ぎないレベルである。
ヨロイ
盾とまさ子の孫。河野性であるかは不明。鋼野に憧れていて、彼とそっくりの格好をしている。

登場人物以外の用語・単語

部活動

勇者部
活動内容:ゲーム・冒険〔夏休み〕
顧問:鋼野 剣 部長:河野 盾 その他部員:宗村まさゆき、火野木 望、真道市 杖、小野 石男
LV65では部室で花火をやり、ホリ校が全焼した。
ゲーム研究部
活動内容:ゲーム
顧問:不在 部長:火野木 望 その他部員:真道市 杖、小野 石男
Lv10で廃部が決定した。

ゲームソフト関連

ゲルマニウムファンタジーIV悲しみの輪舞曲(ロンド)〜
Lv9で鋼野が昼休みの時間に1-A教室内でプレイしていたソフト。ラストボスのHPは78万。そのエンディング画面は、コミカルタッチと劇画タッチの2種類が確認されている。
鋼野はこのゲームにでてくるアイテム「紫の野菜のカギ」の使用方法がゲームクリア後も分からなかったが、火野木のアドバイスによりその使用方法が判明した。
鋼野曰く、ゲルマニウムファンタジーは冬、春、夏と年に3回出ているらしい。
海藻物語2
ゲーム研究部部長火野木が懸賞で当てて、発売日前に手に入れたゲームソフト。このソフトが登場したLv9時点ではまだ発売されていないことになっている。パッケージイラストは人参。ゲームに出てくるヒロシというキャラクターは、ゲームの最後でヒロインに殺されることになっている。
火野木はこのソフトを利用して、鋼野に対し、ソフトの貸し出しを交換条件にゲーム研究部の顧問になるよう頼み込んだ。
鋼野はもちろん、盾も大好きらしく、Lv21では『海藻物語3』が発売したという鋼野の嘘を真に受けてしまった面もある。
盾の携帯の待ちうけ画面も「海藻物語」である。
海藻物語3
Lv44で発売されたことが判明したゲームソフト。ゲルマニウムファンタジー6と同じ日に発売された。盾のパンツの柄も「海藻物語3」である。
海藻物語4
6月30日(Lv62)に発売されたPS3(プレイシュナイダー3)用ゲームソフト。発売日にすべて売り切れるほどの人気で、盾も買うことができなかったが、ここら一帯の海藻を鋼野が購入していた。例によってゲルマニウムファンタジー7と同日に発売された。
ゲームジャンルは「推理サスペンスアドベンチャーゲーム」。1作目から探偵の若菜と助手のピーターが難事件を解決していく、人間ドラマ風なゲーム内容を貫いていたが、このゲームでは若菜が髪型がただのわかめな変態になっているなどとむちゃくちゃな設定になっている。というのも、このゲームを作っている会社がゲルファンを作っている会社に吸収合併されたからである。
筋肉のぶつかりあい祭2
Lv10にて「通称・KBM2、説明不要の大人気格闘ゲーム。説明不要だから説明しない。」と説明されたゲームソフト。ただし河野はこのゲームをバランスの悪いクソゲーと評した。
鋼野VSゲーム研究部の、部費とゲーム研究部廃部を賭けたゲーム勝負の際に使用された。キャラクターは、小野が愛用する『女子校生ファイターマドカ』と、右腕だけが極端に発達した『ライトハンド草田』が確認されている。
パワプロ
野球ゲームソフト。
河野の家へ家庭訪問に来た鋼野が、河野の母親と対戦していた。
ワンダーアドベンチャー
割とポピュラーだと思われるRPGソフト。
鋼野の部屋は最初の勇者の部屋と同じインテリアになっている。
ゲルマニウムファンタジー5
Lv21で鋼野がプレイしていた3DRPGソフト。
世界を支配する魔王を倒し、ニートの息子を立ち直らせるために主人公「バッファロークソ島(名称変更可)」が奮闘するゲーム。主人公が中年ゆえに走ると息切れしたり、ラスボスの魔王がエンカウントしたりという特徴的なシステムが多い。「ゲルマニウム」と名のつくアイテムがシリーズ最強のアイテムである。主人公のゲームに表示される画像とムービーでの画像のギャップが激しい。魔王のHPは、5なので一撃で倒せる。
ゲルマニウムファンタジー6
Lv44で鋼野が購入しプレイしていた3DRPGソフト。
母親に反抗して魔王となったニートの息子を救うために、「脇腹谷毒ガス丸(名称変更不可)」が奮闘するゲーム。ゲーム冒頭では魔王の母親ということで、村人からは可哀想なほど軽蔑されているが、村長の依頼で山賊退治を終えると村人からの評判は良くなる(断ると村人からリンチを受け、ゲームオーバー)。実際の主人公は旅立つ際に仲間になる村長であるという設定。最初からゲルマニウムアイテムをすべて装備しており、初期能力も化け物並みに高く、魔王の攻撃もほとんど通用しない。尚、村長のグラフィックだけ、他の村人たちと異なってリアルである。
ゲルマニウムファンタジー7
6月30日(Lv62)で鋼野が購入していたゲームソフト。盾が外へ投げ捨てた。

建物・住居

私立ホーリーランス学園
盾や鋼野が通う学園。なぜか鋼野が来る前から、校舎の中心部に巨大な剣が付けられていて勇者風な建物になっている。それ以外に変わったところはない。テレビ番組からは「偏差値はお世辞にも高いとはいえない残念な高校」と言われた。Lv65で、勇者部一同が部室で花火をしたため(盾は必死に止めたが)、全焼した。
キャッスルあかばね
鋼野剣が住むアパート。名前とは裏腹に非常にショボい外見のボロアパート。鋼野の住む部屋は202号室。
正面には盾達が鋼野の家と間違えた、現代離れした巨大な城が建っている。
防具屋
「エロビル」という建物の5階にある。看板は盾の形をしている。鋼野たちが衣替えのために訪れた場所。鋼野の行きつけの店で、店内には多くの防具が揃っている他(防具と呼べる物でもないが)、盾や剣、私服も置いてあり、意外と品揃えは豊富。後4ヶ月で一周年を迎えるらしいが、11月30日に閉店となる(店長曰く、最近の防具屋には鋼野か、白い髭を生やした初老の人(魔王)くらいしか来ないらしい)。理由は、店長が現実世界に盾や剣の需要など無いことに気が付いたから。しかし、一部には彼ら以外にもこの店を利用している客はいるようである(一時杖がナンパした女性は足鎧をつけていた。)。杖が大量の客を連れてきたため、閉店は免れることになった。
訪れた鋼野や盾たちには、商売が繁盛していたころはメロンソーダなどを振る舞っていたが、閉店が危うくなっていた時にはピーマンや水道水などを出した。
バーバーむねむら
宗村まさゆきの実家でもあり理髪店。盾や木村の家の近所。もてるための様々なグッズが置いてある。
ラーメンひのき
火野木望の実家でもあるラーメン屋。盾がブラリと立ち寄った店。全てのメニューに「魔女っ娘」と名がつく。いたって普通のラーメンを扱っているが(盾曰く「麺とスープがまずまずのハーモニーを奏でている」らしい)大盛は量がとても多く、残すと火野木の父親にスープのだしにされるらしい。常連客ですら大盛に挑戦することはそうなく、挑戦者には声援が送られる。まさゆきは客の声援の中なんとか大盛ラーメンを食べきったが、小野は大盛を4杯に餃子をつけてもイケるらしい。文化祭の時は出店をだしていた。
ショップYOSHIDA
吉田が経営している雑貨店。世界各国から集めた珍品を揃えている。贅沢をしたいがために借金までして開いたが、ヤクザがおしかけ閉店となった。バイトの時給は900円(しかし吉田が300円に変更)。店員は原則アフロ。
ゲームセンター『あっぷりけ』
常連客には実力と異名が必ず付くゲームセンター。多くの実力者がいる。No.1の実力者は「ゲーセンキング」とよばれる。ちなみにNo.1は鋼野だが、杖にあっさりやられた。
ゲームセンター『沈黙の飛行船』
小野が行きつけのゲームセンター。情緒不安定気味のキャラクターが登場する恋愛シミュレーションゲームが置いてある。河野もあやうくハマリかけた。が、デート中に登場するグッズを買うには実際にお金を投入(ぬいぐるみ500円など)しなければならない。そのリアルさゆえに、後日このゲームは店頭から姿を消した。
キングアックスデパート
正月は福袋の列で賑わうデパート。福袋自体の価格は一万円だが、中身にはその5倍以上に相当する人気商品ばかり入っており、隣県からも足を運ぶ人がいるほどだという。また、福袋100個の内一個だけ、スペシャルプレミアムラッキー福袋なるものが隠されており、その中には100万円以上するダイヤの指輪が入っているという。また、100個の内2個はみりんだけが入っているという。ちなみにその指輪はある男性に当たり、彼女のカヨにプレゼントされた。

ゲーム・登場キャラクター

ゲームに登場するキャラクターの紹介。:〜はそのキャラクターが登場するゲームソフトを表す。
マドカ:筋肉のぶつかりあい祭り2
鋼野との対戦で小野が使用したキャラクター。
セーラー服のような服に、手にグローブをはめた容姿だが、見た目に似合わずえげつない格闘技を使う。必殺技は、足を素早く叩きつける「ラブリー・エンジェルキック」。
ライトハンド草田:筋肉のぶつかりあい祭り2
ゲーム研究部との対戦で鋼野が使用したキャラクター。通称・ライハン
火野木曰く、バカでかいパワフルな右腕と、ガリガリの素早い左腕を併せ持つテクニカルキャラ。素人が扱えばただのザコだが、使い手が上級者ならかなりの強いキャラらしい。
鋼野はこのキャラをうまく使いこなす事が出来ないが、杖はマドカを混乱させるほどまで使いこなす。
必殺技は、強烈な右腕を振り下ろす「マグナムパンチ」。
OSAMU:「あっぷりけ」アーケードゲーム
ゲームセンター「あっぷりけ」で杖が最後まで使用したキャラクター。中国系の容姿をしている。
杖はこのキャラクターを完璧に使いこなし、三人の実力者にいずれもノーダメージで勝利している。
熊殺しのキクオとの対戦では、瞬間的に直撃であるはずのあらゆる技を右に左に受け流し、6秒で完勝。
金髪のゲン、ゲーセンキング鋼野×2回との対戦では共に瞬間的に(前者4秒、後者1秒)K・O勝ち。
金髪のゲンに天才と言わしめた。
ATUSHI:「あっぷりけ」アーケードゲーム
ゲームセンター「あっぷりけ」で熊殺しのキクオが使用したキャラクター。背中にトゲの生えた無骨な体をしている。
杖相手に、口からビームを発射する「マウスキャノン」、ガード不能の高速回転技「TATUMAKIトルネード」を発動するが、いずれも右に左に受け流されダメージを与えられずに地面に埋められ大敗する。
バッファロークソ島:ゲルマニウムファンタジー5
ゲルマニウムファンタジー5の主人公。通称・クソ島 名称変更可能
初期装備は槍のようだが、攻撃はヒップアタック。
通常のグラフィックは中年の女性だが、ムービーシーンでは美少女のような容姿になる。(小野曰くギャップ萌えするキャラ)
体力がなく、走ると息が切れて動けなくなってしまう。
Lv64の人気投票では、差し引きで6位に入った。
隣の森田:ゲルマニウムファンタジー5
魔王の手下の一人で、話しかけると戦闘になる。包丁の様なものを二本装備し、かなりえげつない攻撃をする(しかし5ダメージしかくらわない。さらにHPも5であるためバッファロークソ島に一撃で倒される)。
ムービーではグラフィックがリアルになる。最後にはバッファロークソ島にゲルマニウムブレスレットを託す。
魔王:ゲルマニウムファンタジー