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ゆるゆり/なもり

共有

著者: なもり
巻数: 2巻

なもりの新刊
ゆるゆりの新刊

最新刊『ゆるゆり 2


シリーズ: IDコミックス


ゆるゆりの既刊

名前発売年月
ゆるゆり 1 2015-06
ゆるゆり 2 2015-06

ゆるゆり』は、なもりによる日本の漫画作品。『コミック百合姫S』(一迅社)にてVol.5よりVol.14まで連載された後、『コミック百合姫S』の休刊に伴い姉妹誌の『コミック百合姫』(一迅社)に移籍、同誌2011年1月号より連載中。単行本は2018年1月現在、既刊16巻。

テレビアニメは、第1期が2011年7月から9月まで、第2期が2012年7月から9月まで、第3期が2015年10月から12月までそれぞれ放送された。2015年2月にはOVAが発売され、そして同年8月、9月には特別編を2話放送した。放送はすべてテレビ東京系列。アニメ版の詳細は下記の『アニメ』を参照。

本項では、スピンオフ作品である『大室家』(おおむろけ)についても記述する。

概要

七森中の「ごらく部」に所属する女子中学生4人と、それを取り巻く生徒会の女の子たち、そして家族たち。彼女たちの時に笑いあり、時に百合ありのまったりとした日常生活を描く。個性的な登場人物たちの中にあって存在感の薄さを理由にいじられる主人公を据え、軽い同性愛にも見えてしまう女子校の気風の中のちょっとした笑いや、片想いが連鎖する人間関係、たまに起こる本気度の高い同性愛感情によるハプニングなどが、緩やかな空気感の中で扱われている

『コミック百合姫S』連載当時、同誌掲載作品の中では百合色が薄い作品にもかかわらず、当初から読者アンケートではダントツだったという。また、1話12ページながら、一誌で3話 - 8話掲載しており、さらにはアニメ化決定後の2011年5月から7月にかけては、3か月連続で単行本の刊行がなされた。

作中において登場人物は年をとらない設定で、次の年になっても進級しないが出来事は引き継がれる

『キャラ☆メル Febri』にて、本作と同じく七森中を舞台とするスピンオフ作品『りせっと!』が連載されているが、Vol.4以降休載中となっている。

『ニコニコ静画』にて2012年7月2日から7月25日にかけて、大室姉妹を中心に据えたスピンオフ作品『大室家』が配信されていた。2013年2月18日からは『ニコニコ百合姫』で偶数月18日に配信されていたが、同誌が2016年12月号で終了したことに伴い、連載も一時中断。その後コミック百合姫3月号の付録小冊子で、2017年春より新web媒体で再開予定という告知がなされ『コミック百合姫 2017年3月号』、ASIN: B01N11GR70、 付録小冊子「大室家2.5」裏表紙、2017年8月8日より、pixivコミック内『ゆりひめ@ピクシブ』にて連載中

『月刊ComicREX』2012年9月号から2013年2月号にかけて、『かんぱち』とコラボした『ゆりぱち』が連載された(原作:なもり、武梨えり、作画:結城心一)。

アニメ化に際してメイン担当声優の4人(三上枝織、大坪由佳、津田美波、大久保瑠美)による声優ユニット「七森中☆ごらく部」が結成された。

舞台

作中において主要登場人物たちが通っている女子校の七森中学校には、かつて茶道部の部室として使われていた茶室がある。茶道部が廃部になった後は、ごらく部の部室となり、部員たちが放課後の時間を過ごすために使っている。原作版の部室は原作者であるなもりの実家の座敷をモデルに描かれているが、テレビアニメ版では部室は校舎の離れにあり、実際の茶室を参考に描かれた

物語の舞台は富山県高岡市であると設定されており、劇中には実在の地名も登場する。原作では通りがかりの駅に、「JR高岡駅」の表記が見られ単行本第2巻5ページ。七夕の竹に短冊を飾り付ける話であるが、机の上の短冊を「ご自由におとり下さい」と書かれた注意書きの隅に小さくJR高岡駅と書いてある。、アニメ版では、富山駅北口で待ち合わせて富山地方鉄道の高速バスに乗り、東京駅に到着する描写がある

また登場人物たちの住所も高岡市内にあることが、何度か明示されているアニメ第1期第7話Bパートより。コミックス第8巻53話「いわゆるプロダクト・プレースメントというやつです。」54話「もうしてた。」付録「櫻子&向日葵の記入済み婚姻届」。。町丁名や学校名には「七森」「八森」という架空の地名が用いられている。

なお、テレビアニメ第1期・第2期については、地元・富山県内を放送対象地域とするテレビ局および無料BS局では放送されておらず、地元で視聴するにはスカパー!に加入するか、ネット配信を利用するしか無かった。しかし、OVA以降についてはチューリップテレビでの放送が実現している。

登場人物

声は、アニメ版の声優。

私立七森中

私立の女子校。

ごらく部

廃部になった茶道部の部室を占拠して活動(というよりは団らん)している集団。部を名乗っているが、申請書を出しておらず、正式な部活動ではない。

赤座 あかり(あかざ あかり)
声 - 三上枝織
本作の主人公。中学1年生の13歳で、7月24日生まれのしし座。イメージカラーはレッド。血液型はA型。身長153センチメートル。
赤いセミショートヘアを、頭の左右でお団子に結っている。目の色は紫。
京子と結衣とは、昔からの親友。あかねという姉がいる。一人称は「あかり」。中学入学とともにごらく部に入部した。
京子・結衣・あかねからは「あかり」、ちなつ・櫻子・ともこからは「あかりちゃん」、綾乃・千歳・向日葵からは「赤座さん」、西垣先生からは「赤座」と呼ばれている。
基本的に明るい性格で、作中では笑顔などほんわかした表情で描かれる事が多い。慈愛精神溢れるとても優しい子で、人を傷付けるような事は好まない。ヘビのおもちゃを踏みつけた時にはそれがおもちゃだと分からず、自らがヘビに与えたであろう苦しみを想像して泣き出したほど。その優しさは時に京子らボケ組の脅威となる。普段から色々な物を持ち歩いており、制服のボタンが取れた友人にソーイングキットを貸したり、割り箸をあげたり、落し物を届けてもらったお礼に飴玉を渡したりと小物類には事欠かない。それなりに手先も器用で、りんごをうさぎ切りする位お手の物。また櫻子の勉強を手伝うなど、困っている人を放っておけない性分。ブラックコーヒーと夜更かしが苦手で、午後9時を過ぎて起きていると突然倒れることも。
作品冒頭では主人公のように登場したものの、良い子さ故か周り(主にごらく部)から空気キャラ扱いされることもしばしば。特に京子には出番を奪われたり、画面から見切れさせられたり、存在を忘れられたりと悲惨な目に遭わされることが多い(アニメ版では彼女の一番の活躍の場であるタイトルコールを面白いからという理由で何度か邪魔している。アニメ第2期第6話に至っては番組を完全に乗っ取られ、前半は京子自作のミラクるんが放送された)。アニメ第3期第9話ではほとんど出ていない。本人も自分が目立たない存在であると思い込んでおり気にしているが、作中では本人の意に反して存在感の薄さが強調されるようになっていく。ただし登場人物としては決して目立たない人物などではなく、作中における出番の少なさや、スタッフや周囲からの主人公にあるまじき不遇な扱いこそが活躍の場であるという形の描写がされている。アニメ第2期では多少見せ場は増やされ1話では夢とはいえ思わぬ願望を見せ、11話(全て京子の作り話ではあったが)では完全にあかりがメインとなった。
作中で影の薄さを指摘された際に結衣から冗談で提案された「効果音がアッカリ〜ンになる」という新たな特徴が物語途中から定着し、アニメ版でもタイトルコール前の掛け声として用いられたが、OVA以降の作品ではほとんど見られなくなっている。原作では他に頭を強く打つと淫乱な性格に豹変してしまう特徴も見られる。周囲に気を配れる良い子だが時折、自身の不遇な扱いに激怒したり、周囲からチヤホヤされる都合の良い夢を見るなど周囲に不満がないわけでない。特にアニメ第2期第11話にて偶然乗り込んだタイムマシンで入学式の頃に戻った時には、恥ずかしい思い出と共に歴史を変えようとする(ただし、この内容は全て京子が面白半分で考えた紙芝居)など、普段の彼女から想像できない一面もある。
女性同士の恋愛感情には疎く、そうした人間関係からは外れた位置にいるが、前述のアニメ2期1話では予想外の深層心理を確認することができ、実際に浅くとはいえ幅広い交友関係を持っている。
また現実ではちなつに「結衣とキスをする時のための練習台」として強引にキスされたほか、二度目も酔った千歳に無理やりされており、ある意味では夢の通りになりつつある。ただし、そのことが原因でちなつや千歳との関係が悪くなった描写はなく、以降も普通に接している。
頭のお団子は、あかりにとって数少ない特徴である。しかし、お団子を結うにはかなりの長さの髪が必要なはずであり、ショートカットのあかりがどうやってお団子を作っているのか、という謎が作中で提起されている。なお、姉のあかねや幼少期のあかりもお団子を結っているが、それに相応な長髪をもっている。寝るときは目が半開きになることがある。
原作第2巻での人気投票では、綾乃と共に第3位を獲得している単行本第2巻収録 Bonus track.4「ちなつ始まったな」より。
歳納 京子(としのう きょうこ)
声 - 大坪由佳
中学2年生の14歳で、3月28日生まれのおひつじ座。イメージカラーはグリーン。血液型はB型。身長156センチメートル。
金髪のストレートロングヘアで頭頂部に赤みがかった茶色いリボンを付けている。目の色は青。一人っ子。
かなりのお調子者でマイペース。お気楽な言動で周囲を困惑させたり、後先考えず好き勝手に行動しては周囲に迷惑をかけることもしばしば。しかし本人に悪意は無いため、どこか愛嬌があって憎めない。時には場の空気を読んだ発言をしたり、暗記しやすい参考書を後輩に教えることも。案外ナイーブな一面もあり、千鶴に嫌われていると気付いた時には本気でへこんでいた。結衣と同様あかりの幼馴染ではあるが性格や主人公らしい点などがあかりとは正反対で、実質あかりの天敵ともいえるが当の本人達はそのことにまったく気付いていない。
あかりからは「京子ちゃん」、結衣からは「京子」、ちなつからは「京子先輩」、綾乃からは「歳納京子」、千歳からは「歳納さん」、櫻子・向日葵からは「歳納先輩」、千鶴・北宮先生からは「歳納」と呼ばれている。
普段は真面目に勉強しないが、一夜漬けのテスト勉強でほぼ毎回学年1位を取ってしまう程優秀な頭脳を持つ。ただし、茶道部室の立ち退きを賭けた綾乃とのテスト勝負では趣味の同人活動を優先してテスト中に爆睡、少なくとも2科目で0点を取ってしまった。歌うのは得意だが楽譜が読めないため音楽は苦手で、部歌の製作に取り掛かった際には題名すら決定できずに挫折した。
「西京極ラム子」名義のペンネームで同人活動をしている。特に『魔女っ娘ミラクるん♪』は見るのも描くのも大好きで、ミラクるんのコスプレもするほど。ミラクるんそっくりな新入生のちなつに一目惚れし、半ば引きずり込む形でごらく部に入部させてからはなにかとアプローチを掛けている。手先はかなり器用で、裁縫の腕も確か。りんごの皮を月のうさぎ型に剥いたりウインナーソーセージでエビを作れる位。クレーンゲームも得意。周囲を引かせるほどの変顔や、少女漫画風の顔になるといった顔芸が特技。腕相撲で負けっぱなしだったり、生クリームの泡立てに四苦八苦していることから腕力は低いと思われる。実は人知れず一冊の本を読み上げる位の速読が出来る。
女の子同士のキスなどの行為には全く躊躇いが無く、ミラクるんそっくりのちなつはもちろん、綾乃の裸を見ようとしたり、付き合いの長い結衣に口移しを要求したり千鶴には会うたびにキスやハグを迫るなど気に入った相手にはとにかく絡む。
一方で付き合いが長いはずのあかりをぞんざいに扱っており、一見して距離があるように見えるが2期11話ではあかりに対しての並々ならぬ想いを紙芝居で見てとることが出来る。
また大胆な発言、行動を繰り返し起こすため「もう少し恥じらえ」と周囲から突っ込まれることもある。
ラムレーズン味のアイスが大好物で、熟睡中でもその気配を感じ取れるほど。またドロップのハッカ味も好き。非常に食欲旺盛だが、ピクルスとハーブティーは苦手。
幼少期は内気で泣き虫、髪はツーサイドアップにしていた。
作者のなもりは、第5話ぐらいまで京子が主人公だと思っていたと語っており、担当編集者から「第1話の登場の仕方からして、あかりが主人公ではないか」と指摘されて、はじめてあかりが主人公ではないかと気づいたという。そのため主人公の座をあかりに譲った形になっているが、原作第2巻の登場人物説明で「実質・主人公」と紹介されるなど、副主人公格として扱われている。原作第2巻での人気投票では第1位であった
船見 結衣(ふなみ ゆい)
声 - 津田美波
中学2年生の14歳で、4月22日生まれのおうし座。イメージカラーはブルー。血液型はO型。身長160センチメートル。
黒髪のセミショートヘア。目の色は黒みがかった黄色。一人っ子だが、まりという親戚の子が時折遊びに来る。
クールな性格で、京子の暴走や千歳の鼻血に対しては厳しいツッコミを入れる。普段は強い口調の男言葉を遣う。かと言って硬派な人物かと言えばそうではなく、いつも不遇な扱いを受けるあかりを気遣ったり、遊びに来た親戚の子を構ってやる等面倒見が良く、「ごらく部のお母さん」と目されている。しっかり者で強いように見えるが、一人暮らしを始めた時も早々にホームシックにかかるなど、寂しがり屋な一面もみせる。クリスマスのカップルごっこの時や、京子が頭を打って普段と異なる性格となってしまった時に、いつもの京子が自分の中で大きな存在であることを自覚した。最初は無口キャラの予定だったが、ツッコミ役に回っているせいで割と饒舌なキャラになった。
あかり・あかねからは「結衣ちゃん」、京子からは「結衣」、ちなつからは「結衣先輩」、綾乃・千歳からは「船見さん」、櫻子・向日葵からは「船見先輩」、まりからは「お姉ちゃん」と呼ばれている。
原作とアニメではやや性格が異なり、原作では京子の悪戯に対して本気でキレる事もある一方、アニメではそう言った描写はカットされていたり、原作では滅多に見せない笑顔を見せたりと、柔らかい性格になっている。ただし、京子同様悪意はないがあかりの存在を忘れたり、たまに追い討ちをかけるようにあかりを不遇な目に遭わせることも。
中学生にして一人暮らしをしており、あかり達を家に招いたり、押しかけられることもしばしば。料理は一通りこなせるが、オムライスが得意。学力は不明だが京子に「宿題見せて」と頼まれるシーンが多く、決して悪いわけではないことが伺える。足も速く、陸上部から勧誘を受ける程の俊足を誇る。またごらく部の4人の中では一番背が高く、水着を着た際には綾乃達に「意外とあなどれない」と言わせるなど登場人物の中ではスタイルは良いほう。趣味はテレビゲームで、コンピュータRPGでは主人公を必要以上に強くして敵を蹂躙するという遊び方を好む。京子とは対照的にハッカ味のドロップが苦手で、ドロップスの缶ごと渡してしまったこともある。
幼稚園の頃の髪型はツインテールで、小学生の頃は下のほうで一つに結っていた。また、アニメ版では小学生に上がった時髪を切ったと言っている。理由は、「京子が泣き虫だから自分がしっかりしなくちゃ」と思ったから。
作者であるなもりの母親は、結衣が本作の主人公だと思っていた。原作第2巻での人気投票では第2位であった
吉川 ちなつ(よしかわ ちなつ)
声 - 大久保瑠美
中学1年生の13歳で、11月6日生まれのさそり座。イメージカラーはオレンジ。血液型はAB型。身長149センチメートル。
桃色のふわふわした髪を赤い雪洞でツインテールにしている。目の色は水色。あかりにつけられた愛称「チーナ」を気に入っており、以後自分で使っている。ともこという姉がいる。
内面の計算高さを表に出さず、人前では可愛い子を演じているぶりっ子だが、しばしば口や態度の悪さが表面に出ており、うまくいかないことが多い。しかし、次第に丸くなり、正攻法で結衣と結ばれることを考えている。また眠っているあかりに掛け布団を被せてあげたり、不遇さに同情するなどの友情を見せる一面も増えた。本人たちは気付いていないが、実は幼少期に公園で遊んでいたあかり達を追い出そうとして対立し、京子を人質に取るなどして喧嘩をした少女「チー」とはちなつである。
あかり・結衣・櫻子・あかねからは「ちなつちゃん」、京子からは「ちなつちゃん・ちなちゅ」、綾乃・千歳・向日葵からは「吉川さん」、ともこからは「ちなつ」と呼ばれている。
姉・ともこの影響で茶道部を志し茶室を訪れるが、茶道部が既に廃部となっていることを知らされる。しかしその容姿が京子の好きな漫画『魔女っ娘ミラクるん』の主人公にそっくりという理由で京子に気に入られ、半ば引きずり込まれる形でごらく部に入部した。
入部当初は恐怖の対象でしか無かった京子から自分を守ってくれた結衣に恋をし、以降いつも彼女のことを追いかけているガチ百合娘。買い物と称したデートをしてもらったり、おでこにキスをしてもらっているが、本人はさらに関係を深めたがっている様子である。
芸術的センス全般に難があり、描いたイラストの不気味さで周囲を驚かせ、あかりに至っては白目をむいて固まる程に恐怖させた。絵の他にも、粘土や編み物、お菓子作り、マッサージなどにおいてもその独特の感性を発揮しており、何かを作る度に周囲を驚愕させるのが恒例となっている。ちなつ自身はホラー物の映画やビデオが大の苦手にも関わらず、なぜか自分の作品に限ってはその不気味さを全く自覚していないばかりか、上手いとさえ思っている。
原作第10巻で風邪を引いた際には各種才能に目覚め、美術で描いた絵がコンクールで入賞したり、バスケットボールの試合では、櫻子からパスを受けた際目眩を起こし、後ろに倒れた勢いでブザービーターを決めるなど多方面で活躍した。また、初めてりんごの皮を剥いた時には、最初は途切れる事無く糸のように細く剥いている。あかりにうさぎ切りの方法を教えて貰ってからは、あっという間にマスターしてしまった。
原作第2巻では人気投票でメインキャラにも関わらず最下位であったと言及されている。他にも結衣と良い関係になろうとしても、キスの練習台をしてるところを見られたり、ちなつの激しいアタックに結衣が引いている描写も多々見られる。
髪のツインテール(ツーサイドアップ)部分についたボールや紙などの物を吸い込んで格納することができる(手で髪を掻き分けたり激しく動くことで取り出すことは可能である)が、原理については不明。
アニメ第3期第9話ではあかりと共にCパートにのみ登場し、「私(あたし)まで道連れ…」と嘆いていた。

生徒会

ごらく部のライバル。ごらく部に目を付けて何かとちょっかいを出す一方で、一緒に遊びに行ったりすることもある。

杉浦 綾乃(すぎうら あやの)
声 - 藤田咲
1月20日生まれの14歳、身長159センチメートル。血液型はAB型。中学2年生にして生徒会副会長。赤紫色のロングヘアをポニーテールにしている。目の色は赤系。京子・結衣・千歳たちと同じクラス。京子・結衣と同様、一人っ子である。
「罰金バッキンガム」「安心アンコールワット」「心配はノンノンノートルダム」など、地名を絡めた独特の駄洒落を無意識でよく使う。京子らからの評判は散々だが、結衣にはウケている。
あかり・ちなつ・櫻子・向日葵からは「杉浦先輩」、京子・結衣からは「綾乃」、千歳・りせからは「綾乃ちゃん」、千鶴からは「杉浦さん」、西垣先生からは「杉浦」と呼ばれている。
プリンが好物で、よく生徒会室の冷蔵庫にキープしてあるが、しばしば京子や櫻子に取られている。
努力家で成績優秀。そのため常にテストで学年首位をキープしている京子をライバル視している。しかし実は京子に恋しており、ライバル意識もその裏返しであるという、いわゆるツンデレである。部室の占拠の件もあるため、表向き注意するためによくごらく部に立ち寄っているが、それも無意識に京子に会うための口実にしている節がある。京子を呼ぶときは照れ隠しで“歳納京子”とフルネームになる。
人見知りで目立つのが苦手なところがあり、入学当初は誰にも話しかけず一人でいた。ただ、原作12巻ではプリンを櫻子と半分こして食べる(結局ほとんど食べ尽くされてしまったが)など、面倒見は良い。茶室の使用権を没収する、とごらく部に毅然とした態度に出ることが多いが、実際はそんな気は全くなく、逆に綾乃の存在がごらく部が存続できている大きな要因となっている。千歳いわくスタイルが良いらしく、実際登場人物の中では胸はある方。
原作第2巻での人気投票では、あかりと共に第3位を獲得した
池田 千歳(いけだ ちとせ)
声 - 豊崎愛生
14歳の中学2年生。3月10日生まれ、身長155センチメートル、血液型はO型。紫がかった白色単行本3巻45ページで京子が戦隊物になぞらえて生徒会の面々をカラー(髪色)で表現した。のセミショートヘア。目の色は青。千鶴という双子の妹がいる。関西地方出身で、関西弁で喋る。おっとりとした癒し系。
あかり・ちなつ・櫻子・向日葵からは「池田先輩」、京子・結衣・綾乃からは「千歳」、千鶴からは「姉さん」と呼ばれている。
基本的には穏やかな性格であるが、実は激しい百合妄想趣味の持ち主。その対象は主に綾乃と京子のカップリング(他にも京子の相方の結衣と綾乃のカップリングを妄想するなど二人が絡んでいれば他の人でも反応するらしい)。眼鏡を外して視界を遮り、神経を集中させて本格的な妄想に入る。妄想時には鼻血を出し、鼻を摘んで鼻血を止めようとすると目から出るほどの出血量で、貧血を起こすこともある。
綾乃の一番の友達。七森中に入学してきた当時、一人ぼっちだった綾乃に声をかけて友達になった。綾乃の京子に対する気持ちは見抜いているようで、さりげなくツッコミを入れたりと、一人で抱え込みがちな彼女をフォローしている。また人騒がせで周囲に迷惑をかけている京子に対しては比較的親しく意気投合することが多い。
綾乃と協力して難しい宿題に取り組んだり、中間テストの学年上位10名ランキングの7位につけていた事から、学力は高い事がうかがえる。
漬物が大好物で、自分でも漬ける趣味があり、あかりに弁当箱一杯のたくあんを贈ったこともある。
お酒に弱く、京子が持ってきたお酒入りチョコで酔っ払っていた。酔うと手当たり次第にキスをするキス魔になる。アニメ版では、幼少期の思い込みからチョコを食べるとキス魔になるという設定に変更された。また住まいが原作では一軒家だが、アニメ第1・2期ではマンションに変更されている。
声 - 加藤英美里
13歳の中学1年生。9月7日生まれで、身長153センチメートル、血液型はB型
髪は癖のあるライトブラウンでセミロングヘアに2つのヘアピンをつけている。目も同色。
あかり・ちなつ・向日葵たちと同じクラス。姉の撫子、妹の花子との3姉妹。
あかり・ちなつからは「櫻子ちゃん」、京子からは「さくっちゃん」、結衣・綾乃・千歳からは「大室さん」、向日葵・撫子・花子からは「櫻子」、楓からは「櫻子お姉ちゃん」と呼ばれている。
明るくお調子者な性格で、周囲の人物には京子と雰囲気が似ているとも言われるが、こちらはかなり頭が悪い。勉強嫌いだったり、一般常識に欠けるところがあるが、発想力と行動力は作中でもピカイチ。
向日葵とは幼稚園から同じクラスの腐れ縁で、しばしば口喧嘩をしたり時に掴み合いに発展するなど普段から何かと張り合っている。本人達は犬猿の仲だと言っているが決して仲が悪いわけではなく、多くの時間を一緒に過ごしている。無理なダイエットをする向日葵を本気で心配したり、他の子と遊んでばかりだとやきもちを焼くほど憎からずも思っている。
生徒会の1年生として、向日葵と次期生徒会副会長の座をめぐって競い合っている。生徒会に入った理由は向日葵が生徒会に入ったから。
好き嫌いは向日葵と対照的なものとなっている。
「大室家」では主要人物の一人。本編の阿呆っぷりは健在であり、撫子や花子に奇行を仕掛ける事が多いが、大抵返り討ちにされる。また花子から初めてみさきの話を聞いた時は、彼女を犬と勘違いしていた。
古谷 向日葵(ふるたに ひまわり)
声 - 三森すずこ
13歳の中学1年生。6月16日生まれで、身長158センチメートル、血液型はA型。青い髪を軽く三つ編みにし、カチューシャを付けている。目は黄土色。楓という妹がいる。
普段は落ち着いた性格であり、常に「ですわ」などのお嬢様口調で話すのが特徴的。
あかり・ちなつからは「向日葵ちゃん」、京子からは「ひまっちゃん」、結衣・綾乃・千歳からは「古谷さん」、櫻子からは「向日葵」、西垣先生からは「古谷」、撫子からは「ひま子」、花子からは「ひま姉」、楓からは「お姉ちゃん」と呼ばれている。
性格や好みなどが対照的な幼なじみの櫻子には遠慮なしに接するために口では嫌っているが本当に仲が悪いわけではなく、むしろ一番の仲良しであり、なんだかんだで櫻子のことは放っておけない様子。またお互いツンツンしている今とは違い、幼い頃は相思相愛で一緒に寝たり、婚姻届を書いたりした仲であった。なお、原作各巻最初の登場人物紹介にて櫻子と共に「ツンデレ」と紹介されてきたが、少しづつツンツン度合いが弱くなってきており、13巻では「ツンデレ」と表現されている。

お嬢様口調から受けるイメージとは異なり、特に家庭がお金持ちというわけではなく、ごく一般的な庶民である。原作での古谷家は大室家と隣同士で一軒家だが、アニメ第1・2期では団地住まいに変更されていた
1年生の登場人物の中では珍しく胸が大きく、胸の小さな櫻子には嫉妬されているが、本人は逆に胸が大きすぎることにコンプレックスを抱いている。
櫻子と違って成績は優秀で料理も得意だが、運動は苦手。クッキーを焼いたときは、櫻子にだけラッピングして贈るなど、彼女にだけ特別な感情を持っていることが示唆されている。
好き嫌いは櫻子と対照的なものとなっている。
松本 りせ(まつもと りせ)
声 - 後藤沙緒里
15歳の中学3年生。生徒会長。5月23日生まれ、血液型はO型、身長は146センチメートルと低い。黒髪のストレートロングヘア。目の色は赤。
セリフが全て「……」だけという寡黙な少女であるが、西垣先生には言っていることが分かる模様。
西垣先生の様々な実験に付き合わされているが、まんざらでもないらしい。西垣先生からは「松本」、綾乃・千歳・櫻子・向日葵からは「会長」とよばれている。
生徒会長という重要な立場であるが、初登場は第36話とかなり遅め。ただし綾乃や千歳によれば「コマに入っていなかっただけで、最初からいた」とのこと。アニメ版での本格的な登場は第1期第9話からだが、第1期第2話の生徒会の集合写真の中央に顔が隠れた形で登場するほか、第1期第4話の海水浴では、全員で海に駆け出すシーンで右端に後姿が映っていたり、切られたスイカを取る手が9人分描かれていたりと、登場前に各所でその存在を匂わせている。
アニメ版では台詞があるものの「ほとんど聞き取れない」ほどの小声で喋るという形で演出された。

その他の生徒・教師

池田 千鶴(いけだ ちづる)
声 - 倉口桃
中学2年生で、千歳の双子の妹。3月10日生まれ、身長155センチメートル、血液型はO型である。また、千歳と瓜二つの容姿で、初対面時は京子らからも千歳と間違えられているが、千歳は目が青色のタレ目なのに対して千鶴自身の目は緑色かつツリ目である。
京子・千歳からは「千鶴」、結衣・綾乃・貴音・遥からは「千鶴さん」、楓からは「千鶴お姉ちゃん」と呼ばれている。
クールな性格で、周りの人が近寄りがたく感じる程(また、クラスの中では自身を「素敵だ」と思っている人もいる)だが、最近は友達を作るための努力もしている。また何よりも千歳のことを誰よりも大事に思って彼女の幸せを願っている。また、京子と親しい姉の千歳とは違って初対面時に千歳と勘違いされて散々いたずらの被害にあったことがきっかけで京子のことを嫌っている(また、京子を嫌っている理由は他にも綾乃が京子にぞっこんなことで、千歳の綾乃への思いが邪魔されていると感じていることが示唆されている)が、アニメ版では執拗に絡んでくる京子を殴り飛ばすシーンが多く(また、当の京子はこの行為をツンデレだから好意の裏返しだと勝手に思い込んでおり、いつか仲良くなれると思っている)、特にアニメ第2期の最終話ではどこから持ってきたか分からない銃で京子を抹殺しようとしていた(また、最終的には「劇」であることや皆が見ていたこともあって結局は渋々断念していた)。
千歳と同様に百合趣味を持っており(妄想の主な内容は千歳と綾乃のカップリングである)、眼鏡を外すと妄想モードに入るところまでは同じだが、千歳が鼻血を出すのに対して自身はヨダレを流す。また、千歳曰く「家では普通に優しい妹」とのことで、千歳が入浴している時に背中を流しに浴室に入ってきたり、千歳の布団に潜り込んでいることがあるなどの千歳には甘えん坊な態度を取っている。
現在は標準語だが、幼少のころは千歳と同じ関西弁であり、現在の住所に引っ越した時にイントネーションが変わったとのこと。
西垣 奈々(にしがき なな)
声 - 白石涼子
理科担当の教師。6月21日生まれ、身長168センチメートル、血液型はAB型で、またいつも白衣を着用している。また、飄々とした性格で、遅刻や校長からの処罰もどこ吹く風であるが、生徒からの信頼は厚い。京子からは「西垣ちゃん」、あかり・結衣・ちなつ・生徒会メンバー・その他生徒たちからは「西垣先生」と呼ばれている。
小学生の時の理科の実験で豆電球をコンセントに挿して爆発させてしまったことがきっかけで理科教師(というより爆発を伴う実験)に目覚めてしまい、以降は“爆発は成功のもと”をモットーとしていることを明かしている。また、学校から3キロメートルの距離に住んでおり、自転車で通勤しているが、なぜかフルフェイスのヘルメットを着用してくる。
りせと会話が成立しており、りせの「……」から何を言いたいのかを読み取ることが出来る。また、しばしば危険な実験をしては爆発などの事故を起こしており、その度に校長に怒られて理科室を使用禁止となっては生徒会室に顔を出しているが、学校だけでなく家でも実験をしており、大砲で打ち出されて空を飛ぶ実験に失敗し、発射の衝撃で家の屋根を吹き飛ばしている。
現在実験で一緒に爆発する「爆友(ばくとも)」なるものを募集中で、良くりせを怪しい薬の被験者にしている(本人曰く「イケナイ関係」とのことで、またその実験の内容を聞かれたりせは顔を赤らめていた)。また、学校の屋上から空を飛ぼうとするなどの実験はかなり大胆かつ危険で、りせにも心配されているが、実験に失敗しても本人は怪我も無くピンピンしており、曰く「私の辞書に死の文字は無い」とこれからも実験を続けるつもりなどの意向を語っている他、化学だけでなく工学も得意らしく、最終的には単なる修理となりながらも壊れた時計を直すついでとして様々な機能を付けている。
高岡 ひろ(たかおか ひろ)
声 - 山崎はるか
アニメ版に登場する中学1年生で、スピンオフ作品『りせっと!』の主人公。京子に絵を届けた時に上手くなる方法を教えて貰おうとしていたが、結局は有耶無耶な事を教わってしまう。
出崎 貴音(でざき たかね)
声 - 山口立花子
千鶴のクラスメイトで遥とよく一緒に行動しており、運動が苦手。クールな雰囲気から千鶴になかなか話しかけられずにいたが、バレーボールの授業を通じて仲良くなり、そのまま友達になった。
小山 遥(こやま はるか)
声 - 佐藤聡美
千鶴のクラスメイトで貴音同様に運動が苦手で、クールな雰囲気から千鶴になかなか話しかけられずにいたが、バレーボールの授業を通じて仲良くなり、そのまま友達になった。
南野 つばさ(みなみの つばさ)
声 - 渡部優衣
体育担当の教師。結衣を陸上部に勧誘するため彼女に近づく。
北宮 初美(きたみや はつみ)
声 - 新井里美
家庭科担当の教師。一見は冷静に見えるが、調理実習で京子がふざけていた際には彼女に対して「特別授業」を言い渡すなどの厳しい面もある。
東 志帆子(あずま しほこ)
声 - 橋本ちなみ
美術担当の教師。とにかく生徒想いで、櫻子と向日葵の(ある意味雑な)絵を純粋に、ちなつの絵に驚愕しながらも褒めたりしていた。また、原作では同じ教師の西垣奈々と高校の同級生であるために当時から彼女に絵のモデルを頼み続けており、また好きな物が絡むと押しが強いという一面もある。

親族

原則として登場人物の両親は顔が描かれない。

赤座 あかね(あかざ あかね)
声 - 堀江由衣
あかりの姉で、共学制の大学に通っている大学生。19歳。12月13日生まれ
京子、結衣、ちなつとも知り合いで、大学に通いつつもファーストフード店で働いている。

あかりからは「お姉ちゃん」、ともこからは「あかねちゃん」と呼ばれている。

表向きはにこやかかつ穏やかであるが、実は妹モノの同人誌を多数所有しているなどの度を越した妹好きであり、こっそりくすねたあかりのパンツを頭に被って妹モノの成年漫画や同人誌を読みふけることを趣味としており、特にアニメ版ではあかりがプリントされた抱き枕にあかりの制服を着せて感触を楽しむ、部屋中にあかりの写真を貼るなどアニメ第2期第7話。の原作に加えて更に過激な行為も行っている一方で、こうした行為が原因であかりに嫌われることを恐れており、周囲の人間にはその事をひた隠しにしている。
ちなつとは出会うタイミングが極端に悪く、何もしていないにも関わらずに彼女を怯えさせている第7巻intermission.3話、第8巻58話。。存在自体は第2話で明らかにされており、単行本第6巻で初登場した。
アニメ版では第2期から登場し、初登場の際には「あっかね〜ん」という掛け声に合わせて画面に現れて「がちゆり、始まるよ〜」という台詞を言うなどのあかりの登場シーンをパロディした演出がなされた。
あかりの両親
声 - 石塚さより(母)、下山吉光(父)
あかりとあかねの両親。
京子の母
声 - 朝霧愛
京子の母親。京子の奇行を叱ることもある。
ちなつの母
声 - 山川朋美
ちなつとともこの母親。物怖じせずに優しい性格で、過去にちなつがあかり達といざこざを起こした時やちなつが妄想に浸っていた際も一切咎めたりしていない。
まりの母
声 - 藤堂真衣
まりの母親。
船見 まり(ふなみ まり)
声 - 内田真礼
結衣の親戚の子。8月30日生まれ、雰囲気が結衣とそっくりで、髪を二つに結っている。あかり・京子・結衣・ちなつ・楓からは「まりちゃん」と呼ばれている。
結衣に良く懐いているために遊んでもらっているが、一方ではちなつと初めて会った時には「本物の『ミラクるん』が来た」と喜びながらも人生のしょっぱさを学んだり、結衣と一緒に公園に行った際には同じ年頃の楓と知り合って友達になったり原作10.5巻intermission.22話。と様々な経験を味わっている。好物はウニの寿司で、「大きくなったらウニになりたい」と語る程にウニが好きである。アニメ版では第1期最終話のタイトルコールを務めていた。
吉川 ともこ(よしかわ ともこ)
声 - 石川綾乃
ちなつの姉で、同じ大学に通っているあかねの親友。19歳。2月16日生まれ
茶道を経験していることで作法には礼儀正しく、そのためにちなつからは「自慢のお姉ちゃん」と尊敬されており、ちなつが茶道部への入部を志す(ひいてはごらく部に入部する)というきっかけを作っている。ちなつからは「お姉ちゃん」、あかねからは「ともこ」と呼ばれている。
ちなつにはあかねのことを「自慢のお友だち」と語っており、「(あかねの妹のあかりが)羨ましい」原作第6巻Special.7話。と話す程にあかねに強い好意を寄せているが、一方ではちなつにはこの事を知られたくないらしく、原作ではちなつに高額のお小遣いを渡してまで話題を逸らしている。ちなつに対して過保護という程に甘く、彼女の絵を驚愕することなく本気で褒めていたり、マッサージでも「テクニシャン」や耳掃除では「屈強な男どもの道路工事」とまで称している。とにかく純粋で、ちなつを甘やかす、あかねを心の底から慕う、あかり達を元気にもてなす等の良き存在となっている。
池田姉妹の祖母
声 - 真山亜子
千歳と千鶴の祖母。二人からは「おばあちゃん」と呼ばれている。原作では本編に登場したが、アニメ版では回想のみで登場しており、アニメ版では千歳がチョコを食べるとキス魔になるという原因を作っている。
声 - 斎藤千和{{Cite journal|和書|month=7|journal=コミック百合姫2012年9月号|pages=|author=|year=2