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よつばと!/あずまきよひこ

共有

著者: あずまきよひこ
巻数: 10巻

あずまきよひこの新刊
よつばと!の新刊

最新刊『よつばと! 10


出版社: アスキー
シリーズ: DC


twitterでのコメント (関係ないのに引っかかることもあります...)

shuuuu1031 RT @AkatsukiUNI: おはよう眷族の諸君! 5月27日! 今日は『あずまんが大王』『よつばと!』の作者・あずまきよひこ先生のお誕生日! よつばと14巻もよかった……
jyoryokualpk 現実世界が漫画に近づいているのか、それとも、溢れすぎた情報が想像を掻き立てて未来を予測してしまうのか、そんな思うところをつらつらだらだら気が向いたときに述べながら、よつばと!と図書館島を注文した、などの当たり障りないことをぶつくさってく
takao_palm よつばと!は凄く面白くて大好きな漫画なのです。3日後の28日にやっと!待ちに待った新刊が出ますので!!!この機会に是非、まだの方は読んでみて下さいね。ダイマですよ、オススメだもん…私はジャンボが好き。ジャンボととーちゃんとやんだの3人が好き^^
bun_meet RT @428and_tweet: 「よつばと!」最新14巻は4月28日発売です。あと9日ほどお待ちください。 https://t.co/q1sR64tZ9b 雑誌広告も掲載誌にあわせていくつかのパターンが作られています。紹介その4。各種B5判月刊漫画雑誌用。活版(モノク…
naaaony RT @YUKISOUTALOVE: 息子が大好きな「よつばと!」のばぁちゃんに「ばぁばが似てる♡」と言われて、この恰好で上京した我が母。エラい。息子、大喜び。 #よつばと! #来月の新刊楽しみ https://t.co/oYYtHld20m

よつばと!の既刊

名前発売年月
よつばと! 1 2003-08
よつばと! 2 2004-04
よつばと! 3 2004-11
よつばと! 4 2005-08
よつばと! 5 2006-04
よつばと! 6 2006-12
よつばと! 7 2007-09
よつばと! 8 2008-08
よつばと! 9 2009-11
よつばと! 10 2010-11

よつばと!』は、あずまきよひこによる日本の漫画作品。『月刊コミック電撃大王』(アスキー・メディアワークス(旧メディアワークス))において2003年3月から連載されている。英語表記は『YOTSUBA&!』。単行本は、2009年11月まで、9巻が刊行されており、累計550万部を突破している。

作品全体のキャッチコピーは、「いつでも今日が、いちばん楽しい日。」(単行本第1巻のキャッチコピー)。

概要

ちょっと変わった5歳の女の子「よつば」が、日常の中で体験する様々な「初めて」や「感動」を描く。

短編「Try! Try! Try!」(後述)を前身とし連載化されている。作者の前作『あずまんが大王』の4コマ漫画の形式とは異なり、ストーリー漫画の形式を採っている。但し、第4巻で1話だけ4コマ形式の回がある。

この作品は現在13ヶ国語に翻訳されている。文化庁が2006年に発表した日本のメディア芸術100選で『あずまんが大王』と共に選出され文化庁メディア芸術祭10周年企画アンケート日本のメディア芸術100選 結果発表(文化庁メディア芸術プラザ)、同年12月15日には、文化庁メディア芸術祭マンガ部門においても優秀賞を受賞した2006年 文化庁メディア芸術祭 マンガ部門 優秀賞 よつばと! (文化庁メディア芸術プラザ)

宝島社「このマンガがすごい!」2008年度版オトコ編3位。

作者の前作『あずまんが大王』に登場した「ちよ父」「ねここねこ」「マジカルランド」が本作でも登場している。

本作品がアニメ化される予定は全くない(2010年7月時点)。その理由として「原作者があずまんが大王のスタッフともめ、それ以降の漫画はアニメにしないと言ったから」という噂がたびたび流されており、最近でもなお、これを真に受けて掲示板などに意見を投稿する人々が散見される。しかし実際には作者本人が明確にその噂を否定しており、「よつばならではのしぐさをカットせずにアニメにすることは難しいから」と説明している

小岩井乳業や森永製菓の製品など、実在の商品名やパッケージが数々出てくるのも特徴。

作中では作者の出身地及びその近辺の街に見られる風景や催事の描写が時折登場するが、作者によると、特定の市町村を意図しての舞台設定はしていないとのこと。

ストーリー

夏休みの前日、とある町に強烈に元気な女の子「よつば」と、「とーちゃん」の親子が引っ越してきた。遠い海の向こうの島から来たらしい不思議な女の子を、はじめて体験する出来事が毎日たくさん待っている。その日から始まる、よつばに振り回される周りの人達の日常を描いたハートフル?コメディ。

登場人物

小岩井家

小岩井よつば(こいわい よつば)
この作品の主人公。いつも元気で自由奔放な女の子。どんなことにでも全力で接し、大人が気付かないような小さな出来事にも面白さや感動を見出す。年齢は5歳だが、本人は6歳だと勘違いしていた。身長107cm。
外国でとーちゃんに拾われたとのこと。人種や国籍は不明だが、初対面の人がよつばを日本人ではないと認識する描写が複数ある。綾瀬家が暮らす町に引っ越す前は「ばーちゃんとじーちゃんの家(本人の言葉によれば「ひだり、ずーっとひだり、最後ちょっとみぎ」にある)」で暮らし、その前は「飛行機で行く、遠い島」に住んでいたらしい。
その他の登場人物が総じて現実的な風貌に描かれる中で異彩を放つ緑色の髪をしており、髪型が四葉のクローバーの様に4方向に飛び出ている。飛び出た部分は寝る時もそのままで、水泳や入浴などで濡れた際にも崩れない。しかし、癒されたり怒られたり泣いたり病気になったりすると垂れ下がってしまう。
世間の常識にやや疎く、とーちゃんにも「変な子」と思われている。幼児らしく素直で信じ込みやすい性格で、周囲の大人による冗談や躾のための嘘を信じて疑わない。敬語をあまり使わない口調で、一人称は「よつば」。台詞に漢字が使われず、外来語や熟語の発音を誤ることがあるのも特徴。しかし意外とボキャブラリーは幅広く、時折やけに大人びた事を言うことがある。とーちゃんが目を離すとすぐにどこかに行ってしまい、時には叱られるが反省することは少ない。
カラス除けやふくろうなど、大きな目玉やそれを模したものが大の苦手。お菓子や肉に執着心があり、特にタン塩・ケーキ・アイスクリームが大好物。
色は赤や黄などの明るい系が好き。
寝相が極めて悪く、無理やり起こされるのは苦手である。しかし自分で起きる時は異様に寝覚めが良い。
運動神経がよく、水泳が非常に得意。普段着はほぼラグラン袖のTシャツに半ズボンである。幼稚園や保育園には通っていない。
とーちゃん / 小岩井(こいわい)
よつばの父。独身(結婚歴は不明)。身長175cm。下の名前・年齢は不明。
よつばのことは「南の島で拾った」と言っているが、どのようないきさつで出会ったかは語っておらず、血縁関係も不明。職業は翻訳家。何語を翻訳しているかは不明だが、作者曰く、マイナーな言語らしい。昔は世界各地を旅していたようである。
仕事柄いつも家におり、仕事が終わるとよつばと遊んであげている(パンツマンというキャラクターに扮することもある)。ジャンボとは親友。夏の暑い間は家の中ではいつもランニングシャツにトランクス一丁(本人曰く「クールビズ」)、外出時はもっぱら無地のTシャツにジーンズ姿でいるなどだらしない面や、稚気に溢れすぎているなどの振る舞いも目立つが、よつばへの躾はきちんと行い、時には愛を持って拳を振るうなどしている。
料理もするがあまり得意ではない。ネット通販で買った高級な牛乳を気に入っている。
小岩井ジュラルミン(こいわい じゅらるみん)
テディベアのぬいぐるみ。恵那のぬいぐるみジュリエッタをよつばが間違えてジュラルミンと覚えたのが名前の由来。57話「よつばとジュラルミン」においてとーちゃんに買ってもらい、晴れて「ほんもののジュラルミン」として小岩井家に迎えられた。それまでは恵那に否定されながらもジュリエッタをジュラルミンと呼んで遊んでいた。
グロウラーが入っており、「めえぇぇぇ」と鳴く。

綾瀬家

小岩井家の隣に住んでいる家族で、小岩井家が引っ越してきた日から両家は家族ぐるみの付き合いをしている。よつばは、ほぼ毎日の様に綾瀬家に遊びに行っている。立派な家屋(二階建て、門あり、三姉妹それぞれに個別の部屋がある)を構えているうえ、夫妻でそれぞれ一台ずつ乗用車を所有するなど、比較的裕福な家庭である。

綾瀬あさぎ(あやせ あさぎ)
綾瀬三姉妹の長女。大学生。身長165cm。髪は茶色のストレートで腰まで届くロングヘアー。
長身・小顔・痩せ型とモデル並のスタイルを持ち、ジャンボ曰く「すげえ美女」。やんだが初めて会った際にもモデルかと勘違いしたほど。男性にはモテるらしく、また今のところ相手からフラれたことがないらしい。風香によれば彼氏もいたらしいが、現在は不明。容姿・性格は(父親いわく)昔の母親似らしい。
容姿端麗であるが、時折意地悪な冗談をいうなど、良くいえば小悪魔・お調子者といった性格。だが、よつばに対しては「可愛い」「面白い」という感情が強いせいか、面倒見のいい一面を見せる。よつばを上手くまるめこんで納得させる名人。
綾瀬風香(あやせ ふうか)
綾瀬三姉妹の次女。16歳。身長158cm。紫陽花西高校2年2組。学校内では「副会長」とも呼ばれているが、生徒会の副会長かどうかは不明。
歳の割には非常にしっかりしているが天然ボケな面もあり、周囲と少しずれた行動や発言で周りが呆れてしまうことが多い。
よつばにとっては、面倒見のいいお姉さん。町内会でも子供にとても懐かれており、評判がいい。
いつも妙なプリントのTシャツを好んで着ていたり、ウクレレを弾いては野次ばかり飛ばされたり、よつばが内容を理解できないほど絵が下手だったりと、芸術的な感覚は乏しい様子。
片想いの相手がいたが、告白する前にあえなく失恋。しかし結構モテるらしくラブレターを貰ったりナンパをされたりすることもある。
体型は年齢に応じた中肉中背で、良く言えばグラマー(虎子曰く「ちょっと脚が太い」)だが、本人は少々気にしている。
モデルはグラビアアイドルの平田裕香『ゲッサン』掲載の「ワタナベの目線」より

綾瀬恵那(あやせ えな)
綾瀬三姉妹の三女。小学4年生。身長130cm。ロングの黒髪。(ただし運動時や和装など状況によっては二つ結びで登場することも)
よつばと比較的年齢が近いためか、しばしば一緒に遊んでいる。おしとやかそうな外見とは裏腹に度胸が座っており、物怖じしない性格である。動物好きで、虫や両生類(カエルなど)も平気。チャレンジ精神も旺盛で、作中ではジャンボから魚の捌き方を教わっていた。勝負事は本気で頑張るタイプ。
よつばの夢を壊さない事が大事らしく、みうらが「ダンボー」の正体をばらそうとすると普段の行動からは想像出来ない様な止め方をした。
よつばに対しては保護者としての責任感が強いようである。
ぬいぐるみを自分で修繕する、非常に凝ったデザインの肩たたき券を作るなど、姉の風香とは違い芸術的センスに恵まれている。
熊のぬいぐるみに、それぞれ「アン」「ジュリエッタ」「ゼペット」という名前を付けて大事にしており、部屋に一人でいるときは話しかけるなど少女らしい一面も見られる。よつばより年上であるが、よつばには「子供」と認識されている。
綾瀬家の母
三姉妹の母親。身長160cm。本名は不明。昼間は家にいたり、テニスに出かけたりといった光景が多々見られる。
よつばを実の娘のように可愛がっており、互いに実の親子の如く接している。よつばは自身に母親がいないことも相まって、彼女の事を「かーちゃん」と呼んでいる。滅多なことでは怒らず、よつばが布団に包まって階段を転げ落ちるなど、本当に危ないことをしたときのみ叱る。
夫(三姉妹の父)の評によると、若い頃はあさぎと似て少しドライな性格だったようである。: 本人は「産んで失敗だった」「子供のころはあんなに可愛かったのに、こんなにやさぐれて…」などと、折に触れてあさぎを悪評するが、夫や虎子からはあさぎが現在のような性格になったのは彼女のせいではないかと思われている。
綾瀬家の父
三姉妹の父親。本名は不明

あさぎから知らない人や故人扱いされるほど存在感が薄いが、大抵のことには動じない性格で、いつも笑顔を絶やさない優しい父親。よつばの意味不明な言動にも笑って返す大人物。一方で、風香の失恋を知った時には「失恋なんか許さないぞ」と取り乱し、また風香のちょっとずれたギャグに反応を示すなど、娘に関わる出来事には大きなリアクションを見せることがある。また、恵那にもらった肩たたき券の最後の一枚は彼女が結婚して家を出て行く時に使うといって大事に持つロマンチストな面があり、この性格は風香に受け継がれている。よつばには「おっちゃん」と呼ばれている。

小岩井家と関係の深い人物

ジャンボ / 竹田隆(たけだ たかし)
とーちゃんの親友で、身長2m10cmの巨漢。とーちゃんとは幼馴染で、現在も交流が深い。よつばの事は物語開始以前から知っている。
小岩井家に度々(家業である花屋の定休日である木曜日、または定休日前日の閉店後の水曜日の夜に訪れることがほとんど)上がりこんではとーちゃんやよつばと遊んでおり、それが物語の発端となることがある。
ざっくばらん、面倒見がよい、その上涙もろい人情家だが、早合点をしやすい。
あさぎに惚れているが、恥ずかしがりのため一向に進展しない(ちなみにあさぎとは単行本9巻末の時点で3回しか会っていない)。虎子とは面識はないが、よつばの中途半端な説明を誤解し、あさぎの彼氏だと勘違いしている。
釣りや星座などに詳しいことからアウトドア系の趣味の持ち主と思われるが、泳げない。
配達やプライベートの車には左ハンドルのルノー・カングーを使用している。右ハンドルではない理由として「これが出た時は左ハンドルしかなかった」と本人が言っている。
それ以前にはスクラムトラックを使用しており、これは物語冒頭で小岩井家の引っ越しにも使用されていた。
実家は父親が経営する花屋「フラワージャンボ」で、本人も従業員として働いている。父親とは容姿・性格が似ているが、父親の体格は一般的なものである(但し性格は息子以上に豪放磊落である)。
やんだ / 安田(やすだ)
とーちゃんとジャンボの後輩(何の後輩かは不明)にあたる青年。下の名前は不明。普通の会社員らしい。外回りの営業職らしく、昼間でも小岩井家に車でふらりとやってきて、昼食に持参したカップラーメンやおにぎりを食べていく。
1話目からその存在は確認できたが、とーちゃんとジャンボの会話の中で名前と彼等の友人らしいということ以外は何も分からない謎の登場人物であった。30話目にしてようやく登場。小岩井家を訪ねた折、警戒するよつばと子供染みた喧嘩を繰り広げた。以来よつばに敵対心を持たれており、顔を見せると嫌がられたり、何かしら攻撃される。優しい大人ばかりの中、珍しくよつばと敵対する存在であるが、今ではケンカ友達のようになっており、なんだかんだで仲良しである。よつばとやんだは30話まで面識がなかったが、やんだはよつばのことをある程度は聞いてはいたようである。
暑いからと小岩井家の引越し作業の手伝いに行かなかった。しかし、わざわざ有休をとってまでよつば達のレジャーに参加したりする。よつばをからかう一方で、とーちゃんやジャンボとの関係の中ではいじられ役にまわる場合が常である。
綾瀬家の中では唯一あさぎとのみ面識を持つ(53話時点)。あさぎをモデルだと勘違いし、「よつばの兄みたいなもの」と自己紹介して好青年を演じようとした。
車はスズキ・アルトラパンを所有している。
いわゆる下戸で酒は飲めず(そのためか外食をする際に運転手をやらされる)、それをからかわれて「バナナジュースで肉は食える」と返した。
ミキちゃんという彼女がおり、とーちゃん・ジャンボも知っている人であるらしいが、作中で言及があった時点でひと月以上連絡が取れていない。その他詳細は一切不明である。
ばーちゃんとじーちゃん
よつばは現在の町に引越してくるまで、「ばーちゃんとじーちゃんの家」に住んでいた。血縁関係は明かされていない。

綾瀬家と関係の深い人物

早坂みうら(はやさか みうら)
恵那の友達で、ボーイッシュな女の子。身長121cm。
話し方も男の子のようだが一人称は「私」であり、男呼ばわりされることを嫌がっていてジャンボに男の子かと言われた際にも露骨に不快感を示した。その名前にちなんで「ランボルギーニみうら」と呼ばれたことも。恵那の所へよく遊びに行き、そのついでによつばとも遊んでいる。
常にズボンを履いており、本編中でスカートを履いた描写があるのは一度だけである。見た目に反して虫や両生類などは大の苦手で、カエルなどが近寄るだけでいつもの冷静な仮面が剥がれる。
頭の回転が速く状況の飲み込みの速さは大人顔負けで、ジャンボがあさぎに惚れていることを小岩井家・綾瀬家の人以外では最初に見抜き、あさぎに悪い噂を吹き込むとジャンボを脅しては自分達に便宜を図らせようとするなど抜け目の無い一面も。人をからかったり、ちょっぴりいじめたりと悪気の無いイタズラをする。しかし、これが原因でよつばを泣かせてしまったことがあり、今のところ作中でよつばを完全に泣かせた(とーちゃんを除く)唯一の人物となっている。
家族で一週間(7泊8日)ハワイ旅行に行ったり、オートロック完備の高層マンションに住んでいるなど、比較的裕福な家庭の子供である。
虎子(とらこ)
あさぎの女友達。はっきりと書かれてはいないが、あさぎに課題と思しきプリントを渡しているところから同じ大学の学生であると思われる。黒髪のショートカットで長身の、マニッシュな女性。姓は不明。よつばには「かっこいい」という印象を持たれている。またよつばの「かっこいい」「あさぎとおでかけ」などの曖昧な説明からジャンボにはあさぎの彼氏だと思われている。
性格はかなりクールでニヒル。常に眠たげな眼をしており、大抵の場合、周囲のごたごたには無関心。しかしよつばの仕業で自身が予想外の事態に巻き込まれると、普段の無口な様子から一変パニックになる。子供は苦手と公言する一方でよつばに対しては「面白い」という好感情を持っており、面倒見も良い。十分スリムな体格のあさぎに「細すぎ」と言わしめるほど痩身で、スキニージーンズを好んで着用。スカートを履いている描写はない。
いつも「カッコつけてんの」という理由でタバコを吸っており、煙で器用に「輪っか」を作れる。親のお古の車(フィアット・パンダ)を所有しており、トランクによつばを驚かせた折り畳み自転車(ダホン・ボードウォーク)を乗せているほか、ダッシュボード上によつばの「おみやげ」を置いている。
写真を勉強しているらしく、ニコンの一眼レフカメラを持ち歩いている。
よつばからは「とら」と呼ばれている。またとーちゃんには「なんかタイガーって感じ」だからとらと呼ばれているものと勘違いされた。
しまうー / 日渡(ひわたり)
風香の同級生で女友達。下の名前は不明。学校の自己紹介のときにかんで「よろしくお願いしまう」と言ってしまったことから「しまうー」と言うあだ名になった。
大人しそうな外見の人物だが、紫陽祭(紫陽花西高校の文化祭でアジサイとかけている)で出すケーキ作り練習の際、わざわざプロが使用するコック帽を購入し持参したり、シュールな創作ダンスを踊ったりと、独特な感性の持ち主である。
彼女のあだ名は日本語の発音をネタにしたものであるため、一部の海外版では名前自体が変更されている。
ダンボー
恵那とみうらが夏休みの自由研究で作った、ダンボールでできたロボット型スーツ。
目の部分に電球が仕掛けられており、頭にあるスイッチをONにすることで光る(ただし自力ではスイッチを操作できない)。もちろん実際には中に人が入って動かすものである。頭部として使っている箱に全ての部品が収まるので解体して持ち運ぶことも可能。
最終的な調整をしていたところをよつばに見つかってしまい、そのとき中に入っていたみうらが即興で「ノーベル賞を獲った博士に作られた、エコロジーなロボット。遊園地にある機械と同じ原理を用いてお金で稼働する。綾瀬家から遠いところに自宅があり、ジャンボジェットより速く飛べる」という設定を作り上げた。
原作にはわずかしか登場していないが、作品の派生グッズとしてフィギュアが販売された。

他言語版との比較

英語

ADV及びYen Pressから発行されている。全年齢対象であることから、語彙・文法は全体的に極めて平易なものが用いられている。
設定の大きな改変は無いが、一部のよつばのセリフはスペル(global→glowball/glowbullなど)や文法(複数形にも関わらずthere isと言うなど)がわざと誤った状態で表記され、ときおり熟語などの言い間違いをすることがあるという原作の設定を表現している。
また、しまうーの名前はmistakeとの洒落による"Miss.Stake"に変えられている。

中国語

台湾で台湾角川書店から発行されている。ひらがなのみの名前は漢字に変更(よつば→四葉、あさぎ→朝儀、みうら→美麗)。
しまうーの名前は、「請多多指教。」(よろしくしまう)に音が似ている「請多多助教。」をもじって、「助教」に変更されている。
ダンボーはダンボールを意味する台湾語(瓦楞紙箱)にちなんで「阿楞」と呼ぶ。

作品リスト

“ ”内は各単行本のキャッチコピー各単行本の帯に書かれている。帯の意匠(キャッチコピーの考案も含む)は作者ではなく、出版デザイナーの里見英樹による。、日付は各話の物語中の設定日付第2巻の発売と同時に、公式の日付設定が書かれた冊子が店頭で配られていた。また単行本第6巻、CD『組曲冬将軍』、絵本『よつばとしろとくろのどうぶつ』の3つの購入者特典であるミニ画集にも8月末までの設定が掲載されている。リスト中の設定日付はそれを元にしている。9月以降の公式の日付設定はまだ明らかになっていないが、作中で日付・曜日等が明示されている場合にはそれを元に記述している。なお第56話の日付については、作者ブログに記載がある。。サブタイトルは基本的に全て「よつばと○○」という表記で統一ただし、第14話のみ「あさぎのおみやげ」である。内容も、沖縄旅行に行っていたあさぎのお土産を巡る綾瀬家の風景であり、よつばは最終ページの一こましか登場していない。されている。

{| style="font-size:smaller; border-collapse:collapse; border-spacing:0px;" |- style="vertical-align:top" |

第1巻
“いつでも今日が、いちばん楽しい日。”
  • 第1話 「よつばとひっこし」 - 7月19日
  • 第2話 「よつばとあいさつ」 - 7月20日(午前)
  • 第3話 「よつばと地球温暖化」 - 7月20日(午後)
  • 第4話 「よつばとテレビ」 - 7月21日
  • 第5話 「よつばとかいもの」 - 7月22日
  • 第6話 「よつばとせみとり」 - 7月24日
  • 第7話 「よつばとおおあめ」 - 7月25日

(2003年8月27日発売 ISBN 4-8402-2466-8) |

第2巻
“ただ、ここにいるだけのしあわせ。”
  • 第8話 「よつばとおえかき」 - 7月27日
  • 第9話 「よつばと復讐」 - 7月30日
  • 第10話 「よつばとケーキ」 - 7月31日
  • 第11話 「よつばとどんまい」 - 8月4日
  • 第12話 「よつばとプール」 - 8月7日
  • 第13話 「よつばとかえる」 - 8月8日
  • 第14話 「あさぎのおみやげ」 - 8月9日

(2004年4月27日発売 ISBN 4-8402-2674-1) |- style="vertical-align:top" |

第3巻
“どこかで見た、どこにもない場所へ。”
  • 第15話 「よつばとおみやげ」 - 8月10日(日中)
  • 第16話 「よつばとあさぎ」 - 8月10日(夜)
  • 第17話 「よつばとフラワー」 - 8月11日
  • 第18話 「よつばとお盆」 - 8月12日
  • 第19話 「よつばとぞう」 - 8月14日
  • 第20話 「よつばと花火大会?」 - 8月16日
  • 第21話 「よつばと花火大会!」 - 8月17日

(2004年11月27日発売 ISBN 4-8402-2895-7) |

第4巻
“いつかおとなになるこども。と、かつてこどもだったおとな。かわらないまいにち。”
  • 第22話 「よつばと勝負」 - 8月18日
  • 第23話 「よつばと釣り」 - 8月19日
  • 第24話 「よつばとばんごはん」 - 8月20日
  • 休憩 「よつばと4コマ」 - 特に設定はない
  • 第25話 「よつばとせいしゅん」 - 8月21日
  • 第26話 「よつばとしんぶん」 - 8月22日
  • 第27話 「よつばとつくつくぼうし」 - 8月24日

(2005年8月27日発売 ISBN 4-8402-3163-X) |- style="vertical-align:top" |

第5巻
“おわらない夏のおわり。”
  • 第28話 「よつばとダンボー」 - 8月25日
  • 第29話 「よつばとてつだい」 - 8月26日
  • 第30話 「よつばとやんだ」 - 8月27日
  • 第31話 「よつばとほし」 - 8月28日
  • 第32話 「よつばとあめ」 - 8月29日
  • 第33話 「よつばとはれ」 - 8月30日(午前)
  • 第34話 「よつばとうみ」 - 8月30日(午後)

(2006年4月27日発売 ISBN 4-8402-3441-8) |

第6巻
“今日も世界はひろがっていく。”
  • 第35話 「よつばとリサイクル」 - 8月31日
  • 第36話 「よつばとじてんしゃ」 - 9月1日
  • 第37話 「よつばとポタリング」 - 不明
  • 第38話 「よつばときんようび」 - 9月5日
  • 第39話 「よつばとぎゅうにゅう」 - 不明・平日
  • 第40話 「よつばとはいたつ」 - 不明・平日
  • 第41話 「よつばとほんだな」 - 9月11日

(2006年12月27日発売 ISBN 4-8402-3702-6) |- style="vertical-align:top" |

第7巻
“こどもが走れば、おとなも走る。”
  • 第42話 「よつばとでんわ」 - 9月14日
  • 第43話 「よつばとけいろうのひ」 - 9月15日
  • 第44話 「よつばとねつ」 - 9月17日-18日
  • 第45話 「よつばとぱちしえ」 - 不明・休日
  • 第46話 「よつばとおつかい」 - 不明
  • 第47話 「よつばとしゅっぱつ」 - 9月24日-25日
  • 第48話 「よつばとぼくじょう」 - 9月25日

(2007年9月27日発売 ISBN 4-8402-4053-1) |

第8巻
“平日、休日、祭日、毎日。”
  • 第49話 「よつばとあべこべ」 - 9月26日
  • 第50話 「よつばとれすとらん」 - 9月27日
  • 第51話 「よつばと文化祭」 - 9月28日
  • 第52話 「よつばとたいふう」 - 不明・平日
  • 第53話 「よつばとるすばん」 - 10月2日
  • 第54話 「よつばとおまつり」 - 10月4日
  • 第55話 「よつばとどんぐり」 - 不明

(2008年8月27日発売 ISBN 4-04-867151-0) |- style="vertical-align:top" |

第9巻
“変わっていく季節、変わらない毎日。”
  • 第56話 「よつばとよてい」 - 10月7日
  • 第57話 「よつばとジュラルミン」 - 不明
  • 第58話 「よつばとコーヒー」 - 不明
  • 第59話 「よつばとやきにく」 - 10月10日
  • 第60話 「よつばとらいきゃく」 - 10月11日
  • 第61話 「よつばとききゅう」 - 10月12日(早朝)
  • 第62話 「よつばとそら」 - 10月12日(朝 - 昼)

(2009年11月27日発売 ISBN 978-4-04-868247-3)

|} 単行本が発売されると約1か月の間、よつばスタジオWebサイト内に「よつばとおえかき」と題したお絵かき掲示板が設置されるのが恒例となっている。

単行本化する際の加筆修正量は非常に多く、雑誌掲載時に省略されていた描写の追加はもちろん、コマやページを丸々描き直すケースも珍しくない。そのため単行本発売の1、2か月前になると、単行本化作業に専念するため慣例的に休載している。

関連作品

CD

アニメ化を前提としたイメージアルバムやドラマCDではなく、『よつばと!』の世界観に合わせた、よつばの生活風景をテーマにした交響曲である

  • 『よつばと♪』2005年4月2日発売。作曲:栗原正己、演奏:栗コーダーポップスオーケストラ。
    • よつばの一日をテーマとしている。
  • 『よつばと♪ 組曲 冬将軍』2006年11月22日発売。作曲:栗原正己、演奏:栗コーダーポップスオーケストラ。
    • 本編ではまだ描かれていないよつばの冬をテーマとした交響曲で、冬の始まりから春の到来まで描いている。

よつばとえほんシリーズ

絵と文は作者のあずまきよひこによる。

  • 『よつばとしろとくろのどうぶつ』2006年12月16日発売。ISBN 4-8402-3714-X

フィギュア

  • よつばのアクションフィギュア (『電撃大王』2004年6月号・創刊10周年記念付録。原型の製作者は浅井真紀
  • よつば立体化作戦シリーズ(全て海洋堂より)
    • 『よつばと リボルテック』 - 2007年9月27日発売。よつばをモデルにした可動式フィギュア。2008年8月1日には虫取り網、虫かご、セミなどが付属した『DX 夏休みセット』が発売された。
    • 『綾瀬風香 制服Ver.』 - 2007年11月1日発売。可動はしないが、上記よつばとリボルテックと同スケールとなっている。
    • 『リボルテック ダンボー』 - 2007年12月1日発売。差し替え用パーツとして「中の人」であるみうらの頭部が付属する。Amazon.co.jpで通販に使われるダンボールのロゴが入った『アマゾンボックスバージョン』も同時に発売された。
    • 『綾瀬風香Tシャツ版/AMWロゴ編』電撃大王2008年8月号の誌上通販で発売。
    • 『綾瀬風香 水着Ver.』 - 2008年9月1日発売。
    • 『綾瀬恵那』 - 2008年9月1日発売。
    • 『綾瀬風香 Tシャツ版 セブン-イレブンネット編』 - 2008年11月27日発売。
    • 『リボルテック ダンボー セブン-イレブンネットBOX版』 - 2008年11月27日発売。

Try! Try! Try!

『よつばと!』の前身である漫画。里見英樹が設立したデザイン会社・トライアスロンのウェブサイト(閉鎖)上で1998年に掲載され、2001年に描き下ろしを追加して『あずまんが2 あずまきよひこ作品集』に収録された。同書の目玉として企画されたが筆が進まず、ペット編、壁に落書き編、遮断機にぶら下がり編の短編3本に留まっている。略称は「ととと」。

主な登場人物

  • よつば
  • とーちゃん
  • 綾瀬あさぎ
  • 綾瀬恵那
  • 綾瀬風夏(あやせふうか)

「Try! Try! Try!」と『よつばと!』の相違

  • 四葉ととーちゃんの姓は「Try! Try! Try!」では不明。
  • 涙をこらえるなど、四葉が『よつばと!』ほど幼くない。壁に落書き編では体格が恵那とそれほど差がなく、10歳前後に設定されていたようで、設定が一貫していない。
  • 『よつばと!』では、よつばの4つの束ねた後ろ髪は短く同じ長さであるが、「Try! Try! Try!」では上の二房が長く、少したれている。
  • 四葉は、『よつばと!』ではもっぱらひらがなで書かれるが、「Try! Try! Try!」では漢字が主。
  • あさぎは、「Try! Try! Try!」では大学2年。『よつばと!』では年齢不詳。大学生ではあるらしい。
  • 風夏(『よつばと!』では風香が彼女の位置に当たる)は、名前の漢字が異なる(発音は同じ)他、外見・性格共に全く面影を残していない。『よつばと!』の風香と異なり子供視点に立つことは無く、四葉のやんちゃをきつく叱る。とーちゃんに片思いしているようだが、作品内に2人が出くわす場面は一切無く、01年に追加された短編に、素直でない彼女の描写が僅かにあるのみである。外見は『あずまんが大王』の神楽に似ている。
  • 恵那は、「Try! Try! Try!」では小学4年。『よつばと!』では年齢不詳(※2003年8月の作者による設定内に「小学4年生」と明記されている)。「Try! Try! Try!」の方が幼く表現されている。小学校高学年ではあるらしい。

脚注

外部リンク

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