わらってヒミコさん/中嶋ゆか

『わらってヒミコさん』は、中嶋ゆかによる日本の少女漫画作品。小学館の漫画雑誌『ChuChu』にて2008年11月号から2010年2月号(休刊号)まで連載された。常に無表情で、卑弥呼の生まれ変わりと恐れられながら、内面は夢見がちな女子高生・鳳姫美子。その同級生で、恋愛に関してはひどく鈍感な結城悠。時にすれ違い、時に平行線のように交わらない二人の恋の行方を、友人や後輩などの想いを絡めて描いた作品。単行本はちゅちゅコミックス（小学館）より全3巻まで刊行されている。

登場人物

鳳 姫美子（おおとり ひみこ）

通称ヒミコさん。常に無表情だが、内面は夢見がちで一途な女子高生。同じクラスの結城悠に好意を寄せる。暴走しやすい一面を持つ。

結城 悠（ゆうき はるか）

姫美子の同級生。女子達の人気は高いが、恋愛に関してはひどく鈍感。朝倉深司や坂下マリ（共に後述）とは幼なじみ。

坂下 マリ（さかした マリ）

姫美子の同級生。怖がりだが、人なつこく友達思いな少女。常に無表情な姫美子を当初は怖がっていた。姫美子の結城悠に対する一途な想いを知ってからは親しくなり、恋の成就に協力する。朝倉深司（後述）に好意を寄せる。

朝倉 深司（あさくら しんじ）

姫美子の同級生。頭のいいクールな少年。いつも何かと結城悠に振り回されている。姫美子に好意を寄せており、何かと気にかける。

相田 風香（あいだ ふうか）

姫美子達の後輩。結城悠に想いを寄せており、姫美子とはライバル関係にある。愛らしい容姿に反して性格は陰険。

鳳 源一郎（おおとり げんいちろう）

姫美子の父。姫美子を溺愛しており、結城悠を嫌っている。妻・艶子（後述）には頭が上がらない。

鳳 艶子（おおとり つやこ）

姫美子の母。姫美子の恋を応援しており、夫・源一郎の容喙を許さない、鳳家における女帝のような存在。

書誌情報

中嶋ゆか 『わらってヒミコさん』 小学館〈ちゅちゅコミックス〉、全3巻

1. 2009年6月1日発売、ISBN 978-4-09-132446-7
2. 2009年10月30日発売、ISBN 978-4-09-132808-3
3. 2010年4月1日発売、ISBN 978-4-09-133138-0

脚注