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アドリブ店長/あかつきけいいち

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著者: あかつきけいいち
巻数: 12巻

あかつきけいいちの新刊
アドリブ店長の新刊

最新刊『アドリブ店長 11


出版社: 白夜書房
シリーズ: 白夜コミックス


twitterでのコメント (関係ないのに引っかかることもあります...)

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アドリブ店長の既刊

名前発売年月
アドリブ店長 10 2010-08
アドリブ店長 11 2011-11

アドリブ王子』(アドリブおうじ)は、あかつきけいいちによる日本のパチスロ漫画作品。『別冊パチスロパニック7』(白夜書房刊)にて連載中。

2002年には日本テレネットからプレイステーション用のゲーム「アドリブ王子…と不愉快な仲間達!?」が発売されている。また2007年には三洋物産より、同作品を原作としたパチスロ機「PSアドリブ王子」が発売された。雑誌の増刊号扱いでオリジナルアニメDVDが付属した総集編がVOL2まで発行されている。(「アドリブ大全集 王子vs店長vs翔」2009年)

特徴

従来の攻略漫画とは一線を画した作風の漫画である。当初は「イベント攻略漫画」という名目で、パチンコ店で開催されるイベントの際の打ち方や台の選び方をレクチャーする漫画であったが、攻略要素が前面に出ておらず、主人公の「王子」とそのライバル(?)達との勝負や生活を描くストーリーとなっている。主人公の技である「アドリブ」は読者の人気を博し、「現代用語の基礎知識」におけるパチスロの項目で解説がされている程。本来「アドリブ」は演劇用語であるが、本作におけるそれは、機転や直感、行動予測といった、第六感のようなものに近い。

登場人物

王子
声 - 千葉進歩
主にイベント狙いのスロプロで主人公。ガルマ様を模した髪型、夏は長袖の花柄アロハシャツ、冬はジャケットなど、独自のファッション性を持っている。「アドリブの効かない奴は勝てない」、が決め台詞であり口癖。目立ちたがりで、かなり俺様な性格をしており、とにかく自分が一番でないと気がすまない。そして好戦的で、気に入らない相手には自ら勝負を申し込む。戦績は常勝ペースであり、特に心理戦で相手の自滅を招く手段を得意とする。だが勝ったものの、最後はオカシなどにおいしいところを取られたり、勝負自体をうやむやにされて一人むなしく去っていくこともチラホラ。必殺技の「アドリブ」により、押し順・台選びなどにおいて驚異的な的中率を発揮。パチスロ以外の分野にも知識は強く、本人曰く「パーフェクトな人間」。しかし、ホクロに負けたことで「アドリブ」の調子を崩しスロット自体が打てなくなるなど脆い一面も持ち合わせている。また、他人に妙なあだ名(ホクロ・オカシなど)を付けることも多い。本名については本作では触れられていないものの、時系列的に過去の物語とされる「アドリブ王子くん」の主人公が王子であるならば、本名は「若王子ミキオ」ということになる。さらに、本人が「アドリブ王子くん」のキャラクターと面識があると作中で発言したため、信憑性が高まった。作中では様々な台を打つが、特にジャグラーシリーズに思い入れが強い。(アドリブオフサイドより)
ホクロ
声 - 内藤玲
どこにでもいそうなスロッター。額にホクロがあるから王子に命名された。本名は「田嶋政夫」の様である。テクニックは標準レベルだが、立ち回りに関して言えば、王子に振り回される事によって負けを喫するパターンが多い。しかし、王子が「アドリブ」で座る台を選ぶ際に王子の候補台の中で選択されなかった台(王子の「アドリブ」候補に残るほどの優秀台)に座るという少しセコい立ち回りを身につけたようだ。意外にも王子を二度も出玉で負かしたことがある数少ない人物。ユリエに惚れていたようだが、ユリエの本性である暴力的な一面を見て一時は引いていた。だがなんだかんだ言ってまだ惚れているらしく、たまに自分の結婚相手に見立てている。
オカシ
声 - 松本保典
無類の菓子好きのスロプロで元サラリーマン。アツい出目や演出が発生する度に、お菓子とオロナミンCで乾杯する。そのため、周りに甘ったるい匂いを撒き散らしている。サラリーマンを辞めた理由も「好きに菓子が食えないから」であり、ファミレスに行った時でもお菓子を食べていた。全般的にパチスロのスキルは極めて高いが、他人を巻き込んで菓子を振舞ったりすることから、ゲーム数を稼げないのが弱点。「はいコレ〇〇~!」といった人を食った言動をするために王子からは激しく嫌われており、度々勝負を持ち込まれるものの勝負自体には執着がなく、勝手に巻き込まれている、といった関係である。尚、実の妹がいるらしいが、「紀世子」という名前が出たのみで作品中に登場したことはない。しかし、妹の夫であり義理の弟(公一郎)とはよく一緒にパチンコ店にいる姿が見られる。
ユリエ
声 - 小林沙苗
スロプロアイドル。実年齢はアイドルという年齢では無いらしいが、アイドルになりたいという願望を捨てきれず地方のローカル番組に出演したり、パチンコ屋のコンパニオンを務めるなど涙ぐましい努力を続けている。しかし、毎回のように王子に邪魔をされる。王子とは過去にツルんで行動していたこともあるらしく、詳しい経緯は明らかにされていない。常にネコを被った様なキャラであるが、王子との対決時などに本性が見え隠れする。王子に「性悪」と呼ばれている。毎月起こるあの日になるとヒキが異常に強くなる変わった体質の持ち主で、この力は王子も驚いている。さらに、父親もスロッターであることが判明した。どうやら、顔は父親似だったようだ。
ユリエの父
元サラリーマン。ヒゲが印象的な紳士であるが、本名は不明。王子には外見があのキャラに似てるせいか、「ラル」と呼ばれている。会社を定年退職し、元々の趣味だったスロットを本格的に打ち始めた。パチンコ店に貼ってあった王子の写真によって王子を意識するようになり、彼の打ち方を真似ることでパチスロの立ち回りを身につけたらしい。お礼代わりに王子にコーヒーをプレゼントしていたが、逆に王子の反感を買ってしまった。しかし当人は王子のことを気に入ったようであり、娘であるユリエの結婚相手にとすら考えているようである。また、王子とも因縁があるクラブのママに夢中である。
朝イチ
モーニング狙いを得意とする太ったスロプロ。かつて、王子とモーニング台を争っていたことがあるらしい。狙い台を打ち終わるとそこで切り上げ、まったりと食事やレトロ台を打つのが趣味。普段は冷静であり、王子が訪れない店をホームにするなど王子を避けている。だが、ひとたび王子と対決すると自身の優柔不断さを露呈してしまい、それを王子に突かれ自滅を喫する。また、パチスロ台の仕様の変化により、朝イチではなく昼過ぎ狙いの「昼イチ」にスタンスを変えていたがやっていることは朝イチ時代から変化が見られなかった。パチスロが5号機時代に切り替わったためか、久しく作品に登場していない。
ギンブチ
浪人生のスロッター。ハイエナを得意とし、高い勝率を誇る。王子に対しては、異常とも言えるライバル心を持っており、彼自身から勝負をしかけることも多いがたいてい自滅する。また、直接王子に話かけることが苦手でボソボソと喋り、ホクロや後述の「あみん」メンバーが間に入って通訳することで会話が成り立つ。5浪を経て大学へ進学し、パチスロサークル「あみん」を立ち上げハイエナの伝授を部員に行うが、その目的は王子への復讐と自身のハイエナのため。結局、一度として王子に勝ったことはないが王子曰く「浪人するたびにスロットがうまくなっている」。この度、めでたく?留年を果たした。朝イチ同様、パチスロの規格が変更されて天井機能のある機種が激減したことにより、一時は登場が危ぶまれたが、出玉が少ないために高設定でも長時間粘らず台を捨ててしまうという5号機の特性を利用して新たなハイエナ法を確立し、レギュラーの座を守り通している。姉妹作「アドリブオフサイド」においては、「DJシルバー」や「JUN」といった、別の異名で呼ばれていることもある。
山本
スーツ姿で旅打ちを行うスロッター。彼の台詞の吹き出し(特に登場時)には四角形がよく使われるが、これはパチスロライター「名波誠」の実話を基にした、同誌連載のドキュメンタリー旅打ち漫画「パチスロひとり旅」のパロディである。全国放浪打ちの先駆者である名波誠を尊敬し、彼のようにノートパソコンを持ち歩いたり、パチスロ雑誌の取材を受けるなど努力はしているようだが、ことごとく王子に邪魔をされている。初登場時は本物の名波に間違えられたため、王子は「ニセナナミ」というあだ名を付けたが、2回目の登場以降は本名で呼んでいる。また、本家名波のように継続的に旅打ちをしているのかは不明だが、東京を離れ単身北海道で旅打ちをしていたのは確認されている。通常旅打ちは堅実な台を選ぶのが定石であるが、彼の場合はハイリスク・ハイリターン台で勝負を行うことが多い。
公一郎
オカシの義理の弟。厳密にはオカシの妹の夫である。血の繋がりは無いが、オカシと酷似している。職業はサラリーマンであるが、パチスロの際はクーラーボックスを携え、「萌え」た時に度々アイスクリームをほおばる。そのため、王子には「アイス」と呼ばれている。何度か王子と勝負を行ったことがあるが、この作品のキャラクターの中では珍しく、王子にやりこまれたことがない(メダルの枚数で負けたことはあるが、本人はまったく気にしていない)。アキバ系のオタクで、特にスーパーブラックジャックの「Rio」には並々ならぬ情熱を傾ける。
美雪
北海道在住の女性スロッター、普段はクラブで働いている。2年に一度ごとに、北海道を訪れる王子と出玉勝負をしており、その腕は王子といい勝負をするほど。外見は可愛く王子のことを「おーくん」と呼び、王子には好意を抱いているようである。しかし、普段は温厚な性格であるが王子の気を引くためにさらっと嘘をついたり嘘泣きをするなど王子が「2年に一度しか会わないようにしている」ほど人柄に難がある。挙句の果てには王子との勝負に負けると大泣きし、手に負えなくなる。ついには王子に会うために東京にまでやってきた。美雪という名前は作者のあかつきけいいちが大ファンであるアニメ「旋風の用心棒」のヒロイン、田野倉美雪を参考にしていると思われる。
ボッタ店やバラエティーコーナーをホームグラウンドにしているスロッター。奇異なファッションや胸毛の濃さ、記念写真のポーズ、しかもたかだか2000枚足らずで写真を撮っていることなどで王子の怒りを買い、ライバル視されている。但し、王子との対戦は現在のところ一度も無い。くどい英単語を交えて話し、台の挙動に対しオーバーアクションを行い、周りを巻き込みつつハイテンションでプレイするため、いつも周りのプレイヤー・店員を疲れさせている。ただ、元々のスキルは高いようで、勝ち続けていると思われる。職業は不明だが、「ティーチャー」と呼ばれていることから、何かの先生ではあるようだ。「アドリブオフサイド」でも良く登場し、最近では主人公格である。
小早川
声 - 石井康嗣
パーラーロマネスクの店長。「アドリブ店長」主人公。ロマンティックな設定で客を翻弄するのが大好き。星に並々ならぬ情熱を持つ。王子に完全勝利した数少ない人間。王子も強烈に彼を意識している。「俺の設定は誰も読めない」が口癖。ちなみに「アドリブ店長」というのは王子の付けた称号であり、本人は「ロマンティック店長」と自称している。
ヨシオ・サッちゃん
「アドリブオフサイド」の主人公。ヨシオは間接的ではあるが、出玉で王子を負かしたことがある。王子と接触は一切ないが、おそらく王子と同等の腕の持ち主と思われる。サッちゃんの腕は並以下。短気で飽きっぽい性格でいつもヨシオを困らせる。なおサッちゃんは現在パーラーロマネスクの店員として働いている。

他シリーズ

アドリブ店長
『パチスロパニック7』本誌で連載中。かつては『パチンカーワールド』に連載されていたが、同誌の休刊に伴い移籍した。そのため、内容がパチンコからパチスロ中心に切り替わっている。主人公はアドリブ王子にも度々登場する小早川である。
アドリブオフサイド
『パニック7ゴールド』で連載中。かつては「新台オフサイド」(作者のデビュー作品)というタイトルでマイナーな新台を紹介する内容だったが、『アドリブ王子』の人気の上昇に伴いいつの間にか改名され、他2作品のスピンオフ的な趣向が強くなった。
大アドリブ祭り
毎年、年末年始に渡って掲載されるスペシャル。アドリブ王子アドリブ店長の対決を描く、両作のキャラが総登場するオールスター作品である。この作品の掲載期間中は通常シリーズの連載がストップし、『パニック7』→『パニック7ゴールド』→『別冊パニック7』と、雑誌の枠を超えて続きが掲載される。そのため、個々は月刊誌でありながらも、あたかも週刊誌のようにストーリー展開されてゆくのが特徴。この掲載形式は読者からも好評を得、出版側からしても姉妹誌全体の売り上げ向上に繋がったため、その後尾上龍太郎の「スーパーニート」など、同形式での連載が度々登場している。
アドリブ王子くん
『アドリブオフサイド』以前に『パニック7ゴールド』で連載していた。創刊当初、兄弟誌である『パチスロパニック7』らと一線を画しパチスロ層以外の読者からも支持を得ようとする(雑誌名に「パチスロ」が入っていないのもそのため)目標をかかげた同誌の動きに合わせ、「パチスロをしないアドリブ王子」という触れ込みで開始された。内容は、中学2年生でありながら生徒会長を務める「若王子ミキオ」が、新聞に写真つきで載ることだけを目的にボランティア活動をしていくもの。どうすればもっと目立てるか、という「アドリブ」を育ての親である祖父に教えられていく。アドリブ王子本編とは違い、目立つためだけに様々な分野で多彩な才能を発揮する王子が見られる。しかしながら、読者受けはあまりよくなかったようであり、単行本にしてわずか2巻で最終回を迎えた。主人公はどう見ても中学生の頃の王子だが、その後どういう進路を辿って今に至ったのかは定かではない。

OVA

スタッフ

  • 企画:パチスロパニック7編集部
  • 原作:あかつきけいいち
  • 監督:長尾粛
  • 脚本:村山寛貢
  • キャラクターデザイン:高鉾誠、PARK DAE YEOL
  • 美術監督:中山益男
  • 撮影監督:西村徹也
  • CG監督:保坂洋
  • 編集:田熊純
  • 録音監督:菅原三穂
  • 制作担当:呉孝錫
  • アニメーションプロデューサー:小林正典
  • プロデューサー:慶徳康雄(白夜書房)、渡邊泰行(ADK)、尾崎正善(スタジオ・ザイン)
  • アニメーション制作:スタジオ・ザイン、アゼータ・ピクチャーズ
  • 制作:白夜書房、ADK、スタジオ・ザイン

主題歌

オープニングテーマ「ダイヤ」
作詞・作曲:喜珠、PRODUCE:タカミカズナリ
オープニングテーマ「祈り」
作詞・作曲:喜珠、PRODUCE:藤田惣光