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ウルトラマンSTORY 0/真船一雄 円谷プロダクション

共有

著者: 真船一雄 円谷プロダクション
巻数: 11巻

真船一雄の新刊
円谷プロダクションの新刊
ウルトラマンSTORY 0の新刊

最新刊『ウルトラマンSTORY 0 12


出版社: 講談社
シリーズ: 少年マガジンZKC


twitterでのコメント (関係ないのに引っかかることもあります...)

bookinfocomi 新刊【 ウルトラマンSTORY 0(11) (マガジンZコミックス): 真船 一雄/円谷プロダクション 】Amazon http://amzn.to/bcMmCo #comic #manga
now_comic 【本日発売】ウルトラマンSTORY 0(11) (マガジンZコミックス) (真船 一雄) 発売なう http://amzn.to/dpcEdD #Comic #Amazon

ウルトラマンSTORY 0の既刊

名前発売年月
ウルトラマンSTORY 0 8 2009-02
ウルトラマンSTORY 0 9 2009-09
ウルトラマンSTORY 0 10 2010-03
ウルトラマンSTORY 0 12 2011-06

ウルトラマンSTORY 0』(ウルトラマンストーリーゼロ)は、真船一雄作、円谷プロダクション監修による漫画作品。

概要

人工太陽プラズマスパークの影響によって超人(ウルトラマン)となったM78星雲光の国の人々が、同じくプラズマスパークの影響で狂暴化した動植物(怪獣)や宇宙人から宇宙の平和を守るために戦う姿を描く。ウルトラマンたちは人間の姿にもなることができるが、地球に来る以前のストーリーのため、ハヤタやモロボシ・ダンのようなTVシリーズに登場した人間体の姿ではない。

本来26万年前に設定されているプラズマスパークの打ち上げが、エースが立派な青年となりタロウが誕生する少し前(1万数千年前)に変更されているため、世界観は本作独自のものである。そのため他作品とは多少矛盾があるが、この設定のおかげで自由な作劇を可能としている(同じく『月刊マガジンZ』で連載されていた『仮面ライダーSPIRITS』が殆どのライダー達の後日談でTVシリーズの設定を重視している点とはある意味対照的である)。

講談社の雑誌『月刊マガジンZ』で2005年7月号から連載していたが、休刊に伴い『テレまんがヒーローズ』とウェブコミック配信サイト『MiChao!』へと引っ越すことが決定したが、『テレまんがヒーローズ』も2009年夏号を以って連載中止となり、こちら続きも『MiChao!』へと移行、『テレまんがヒーローズ』の続きが2009年9月から11月まで配信。2009年12月15日以降はテレビマガジン公式ホームページで『MiChao!』の続きが配信されている。

備考

PSPゲーム『ウルトラマン Fighting Evolution 0』収録の「ウルトラ大辞典60」は本作と連動していたが、その中のキャラクター紹介で多くのネタバレがあり、特にレオのストーリーについては一年以上から先に判明していた部分があった。

登場キャラクター

ウルトラ戦士

ゾフィー
M78星雲に住んでいた勇敢な男。本作の主人公とされているテレビマガジン公式ホームページの人物紹介より。1
プラズマスパークの影響で超人的な力を得たあと、「力を得た自分たちには全宇宙で起こり得る生物の暴走を防ぐ責任があること」を真っ先に公言するほどの責任感に溢れる人物。
ゼットンを倒すために多くの人々を犠牲にしてしまうが、再びゼットンが現れた際に皆を守りたいと思う心からM87光線を習得してゼットンを倒した。その後は平和を守るために全宇宙を飛び回っている。
まだウルトラマンになる前(青年だったころ)、崖から落ちそうになっていた幼いエースとルティアの2人を掴んだまま、一昼夜宙づりの状態で耐え続けたこともある。エースを育て鍛えたのも彼であり、エースがバルタン星人に捕らえられた際には真っ先に駆けつけた。人間体時でも、水源を覆う岩盤を素手で叩き割るなどの超人的な力を駆使する。
TV版では人間体になる事は無かったため、変身アイテムの描写は無かったが、本作ではプラズマ鉱石の埋め込まれたブレスレットを使用して変身する。また、本作は宇宙警備隊の隊長としての功績をあげる以前の話であるため、TV版などにある胸や腕の突起物(スターマークやウルトラブレスター)も存在しない。
「星の声」に導かれて地球に降り立ってバラージを訪れていることから、(明言はされていないが)本作ではゾフィーこそが“ノアの神”とされている。
ウルトラマン
元はプラズマスパーク打ち上げを担当する部署の主任を務めていた。
当初は自分たちが得た強大な力の使い方を危惧・苦悩していたが、バルタン星人との戦いを経て平和のために戦うことを決意した。惑星(月?)でサドラを殺さずに捕獲して救おうとするなど、温和で心優しい性格。本作では本名が判明しておらず、戦いを決意した際に自らを光の超人「ウルトラマン」であると称した(この後、セブンにも「ウルトラマン」と呼ばれている)。必殺技は、地球で見せた技を殆ど使えている。地球を守ってくれとセブンにテレパシーで伝えた。
本作では、所謂Bタイプ的顔立ちをしている。
セブン
変身アイテムを失い、変身できなくなった状況でも巨大な怪獣相手に立ち向かっていくほど勇敢で熱い男。
バッファロー星の住民から、変身した彼の姿を見て「真っ赤に燃える巨人」や「赤い巨人」と称された。また、ナバーロ族長のブーメランを使った戦い方から、アイスラッガーの本当の使い方を知る。
本作でもTV版『ウルトラセブン』と同じくウルトラアイを使って変身する。ペダン星人のロボットとの戦闘で負傷したミクラスや、ウルトラマンを救ってくれたウインダムなどをカプセル怪獣として仲間に迎え入れた。
ウルトラマンの身体を通して今までのウルトラマンの戦いや想いを読み取る能力を使用しており、ウルトラマンの想いを受け取り地球へ向かった。
ジャック
所謂帰ってきたウルトラマン。スペシウム光線はタッコング、グビラ、ペスターを一撃で粉砕するほどの威力を持っている。当初は変身ブレスレットを使用して変身していたようだが、怪獣との戦闘中にエネルギーが切れブレスレットが破損してしまい、プラズマ鉱石が失われたため変身不能となった。しかもプラズマ鉱石はキングザウルスに飲み込まれてしまった。
変身できなくなったことで悩み、勇気と無謀の違いが分からなくなっていたが、水棲人間ハクリの勇敢な行動を目の当たりにし、明日のために絶対に諦めないことを決意したとき、プラズマの全てのエネルギーがその体に入り込んで変身能力を取り戻した。その後は水棲人間たちの住む星で共に暮らしている。
誰かを守りたいという気持ちが高ぶったとき変身が可能になるという設定は、TV版の郷秀樹の変身と共通している。
エース
身寄りのない少年だったが、ゾフィーに引き取られたあと、彼に育てられて鍛えられた。そのため、ゾフィーには並々ならぬ恩を感じており、敬意を込めて「兄さん」と呼ぶこともある。
幼馴染のルティアという女性がいたが、バルタン星人の罠でルティアは改造され、同じ光の国の戦士と戦うことになる。捕らえられ改造されかけるがゾフィーに救出され、彼の言葉を受けて涙を流しながらも、バルタン星人に改造されて操られた光の国の戦士を倒した。バルタン星人たちとの戦いでギロチン技を習得した。苦悩の末に全力で出したメタリウム光線は、バルタンの拠点を吹き飛ばす威力を持っていた。
エースとルティアが人間体の際に、エースは白、ルティアは黄色のスカーフを巻いているのは、TV版『ウルトラマンA』の北斗星司と南夕子に由来している。
タロウ
本作では誕生したばかりの時点で既に大人ほどの体格になっていた。ウルトラの父の言葉からすると、彼は初めて超人となったもの同士(つまりウルトラの父とウルトラの母)の間に生まれた純粋な超人であり、ほかの戦士よりも潜在的な能力が高いことが示唆されている。精神面では未熟で、言動が子どもじみている。
カラレスの特訓を受けていた際、周囲の被害を省みず力任せに敵と戦う性格だったが、ある惑星で危機に陥って負傷した際、大自然の力によって傷を癒され、ツバメたちが懸命に怪獣に立ち向かう姿を見て生命の尊さを知ると同時に真に戦う使命に目覚める。ツバメが怪獣と戦う動きから、スワローキックを編み出す。
レオ
L77星に住む双子の王子の兄。当初は自分に秘められた強大な力に恐れを抱いていたが、ドリューの導きで己のなかに眠る獣を受け入れ、ついにウルトラマンレオに変身する。
マグマ星人たちと戦い、マグマ星総統を倒したものの総統の兄にL77星を爆破されてしまう。そして爆発により行方不明となったアストラたちを捜すため、あてのない旅を開始する。
アストラ
L77星に住む双子の王子の弟(レオの実弟)。マグマ星人によって拉致されてしまうが、アルスとレオに救出される。
初めはウルトラマンとしての力を拒否するものの、レオの戦いを見て勇気を出して変身。アルスの剣で先遣艦隊司令と戦うが、L77星爆発と同時に行方不明となる。
ウルトラの父
若き光の国の戦士たちを率いるリーダーのような存在。他の戦士からは「司令」と呼ばれる。まだ自分で戦うことはなく、光の国にて生物の暴走にどう対処するか対策を練っている。星間連合との戦いで、ババルウ星人に捕まってしまう。
TV版では、ウルトラの母とはウルティメイトウォーズの際に治療されたことがきっかけで夫婦となった設定だが、本作では超人になった時点で既に夫婦となっている。
ウルトラの母
ウルトラの父の妻であり、タロウの母である。ルティアの死に人一倍悲しむなど、慈悲深く命を重んじる女性。
星間連合襲来時に光のオーロラで惑星を閉じることに成功するが、全てのエネルギーを使い果たして石化してしまう。

オリジナルのウルトラ戦士

下記以外にも無名のウルトラ戦士が多数登場している。なお、女性ウルトラマンのデザインは、伊藤実が担当している。

ゴライアン
光の国の戦士の中ではかなり大柄で性格も荒削り。他の戦士が自分たちの力を恐れる中、ただ一人「敵は破壊する」と意気込んでいた。その体格を活かしたパワーが持ち味で、その力は自分の何倍もある怪獣を天高く放り投げ頭部の角で粉砕できるほど、ただその分、光線技は苦手である。フレアとは何かしら因縁があるようで、彼にだけは頭が上がらない。フレアと共にイカルス星人、ブルトンの連携攻撃に苦しむエースを助け出し怪獣軍団を一掃、エースのウルトラホールに自らのパワーを与える。肉体の頑強さにおいてのみなら全ウルトラ戦士一とも言える実力を持ち、他のウルトラ戦士が一斉に一時的に行動不能に陥るような薬物を浴びても平然としているほど。
身長:65m(推定)
体重:7万5千t(推定)
年齢:2万5千歳
飛行速度:マッハ10
得意技:スペシウムキャノン、ウルトラバスター他。
ザージ
氷や冷気の力を使う戦士で、氷で創り出した刀で敵を切り裂いたりできる。セブンに似た容姿をしている(セブンと違い胸にはカラータイマーがある。また目はマンタイプ)。攻守共にバランスの取れた万能タイプ。カプセル怪獣フリーザスをパートナーとして戦う。特にスピードに優れ、氷塵を使い残像を無数に残すほどの高速戦法を得意とする。
身長:45m(推定)
体重:3万5千t(推定)
年齢:2万5千歳
飛行速度:マッハ15
得意技:リオート、ミラーシ、ザミルザーニイ他。
ドリュー
光の国が漆黒の霧に覆われた際、真っ先に霧に飛びかかっていった。格闘戦に長けており、大気が焼け焦げるほどの高速回転で蹴りを放ったり、両腕に込めたエネルギーを拳を連打する事によって遠距離を攻撃する光弾として放つ。L77星に滞在し王族の軍事顧問とレオ兄弟の武術師範を務めている。人間体は長髪に髭を生やした武人のような姿であるが、他の戦士と同年代の2万5千歳である。L77星の爆発に巻き込まれ行方不明となる。
身長:52m(推定)
体重:5万t(推定)
年齢:2万5千歳
飛行速度:マッハ15
得意技:ドリュートルネード、ストームファイヤー他。
カラレス
まだまだ戦士として未熟なタロウに命の大切さを教える慈愛の戦士。タロウとの特訓中にザンボラーの腹の中に閉じ込められるも、タロウにより救出される。ストリウム光線やエネルギー回復能力を使うことができる。タロウとは違い、握った拳を胸の前でX字に組むポーズでネオストリウム光線の様な光線を発射する。
敵の光線をバリアで角度を変えカウンターするなど、実戦を通してタロウに力の使い方を教える。
身長:45m(推定)
体重:4万t(推定)
年齢:2万5千歳
飛行速度:マッハ15
得意技:ストリウム光線、ファイヤースフィア他。
フレア
血気盛んなゴライアンさえ手なずける男。エースに顔が似ている。体の一部を光の粒子に変換し、相手を攻撃することができる。この能力によって、任意の場所に防御壁を張ったり、防御壁内の物を自由に動かすことができる。能力を使用する際には両腕が炎のように揺らめく。ゴライアンと共にイカルス星人、ブルトンの連携攻撃に苦しむエースを助け出し怪獣軍団を一掃、エースのウルトラホールに自らのパワーを与える。
身長:35m(推定)
体重:2万5千t(推定)
年齢:2万5千歳
飛行速度:マッハ15
得意技:αΩ(アルファオメガ)、Ψ(サイ)、β(ベータ)、γ(ガンマ)他。
ルティア
エースの幼馴染である女性。エースに色違いのスカーフを贈ったのは彼女である。エースと一緒にプラズマスパークの影響で超人化した。その後、恒点観測員として星々の調査を行っていたが、バルタン星人の罠にかかり改造されてしまう。改造された後は光の国の戦士をおびき出すための囮として使われエースも罠にかけたが、最後はエースを救うため自決した。
単行本に記載された初期設定では、銀十字軍所属でヒーリング能力を持つということになっていた。
アルフォンヌ
銀十字軍所属の女性。再編された銀十字軍を率いて、全宇宙で戦う光の国の戦士を救助するために活動している。超人になる前から銀十字軍だった者は、超人になった後は皆ヒーリング能力が使えるようになっていたが、彼女の力は銀十字軍の中でもトップクラス。人間体時でも使うことができるが、自身を治療することはできない。セブンと共に地球に飛来するが、再生怪獣との戦いにおいてテレスドンの火炎放射で負傷し、変身能力を失ったため地球に残った。
アルス
獅子座L77星の王でありレオ、アストラ兄弟の父。星の行く末を案じ王家の宿命を継ぐ者としてはまだ甘さの残るレオ、アストラ兄弟を厳しい目で見つめている。ある夜突如飛来してきた隕石に迫りくる脅威を感じ息子達の前で赤い巨人に変身し立ち向かう。レオに似た容姿で頭部のデザインはより獅子のたてがみを連想させるものになっている。腹部に自身のサイン(Lと7を合わせたようなデザイン)を持つ。マントを着け剣を帯びている。病床の妻(王女)がいる。
L77星人で変身能力を有するのは、かつてL77星に降り注いだディファレーター因子を含む光を浴びた王族とその血を引く者のうち、男子のみである。マグマ星指令艦の光子砲からレオの盾となりアストラの事を託し消滅する。
アキュラ
光の国守備隊隊長。彼らガーディアンと呼ばれるタイプは光線等の特殊能力を持っていないため、特殊万能シールドを用いて戦闘する。アキュラはその事で自信を持てなかったがカラレスに気持ちを押される。他のガーディアンとは頭部の形状と体のラインが異なる。光の国がオーロラで包まれた際、中に残る。
身長:40~45m(推定)
体重:3万t(推定)
年齢:1万歳
特殊能力:光子シールド、光子サーベル

怪獣・宇宙人

本作で登場する怪獣や宇宙人の多くは、TV版ウルトラシリーズに登場するものをアレンジしたデザインとなっている。設定上はTV版に登場したタイプに品種改良される前の過渡期的な存在であり、第2話冒頭にはTV版と同じデザインの怪獣が描かれている。また、ここでは紹介しない1カットのみ登場したりする怪獣なども存在する。

バルタン星人(1、11 - 15話)
生物暴走事件の張本人。全宇宙を支配することが目的。脆弱だった自らの肉体を強化するため、光の国のプラズマスパークに細工した。自らのために、ディファレーター因子で変異した生物を分析、改造するなどの実験を各地の拠点で繰り返している。変異・改造させた怪獣達は銀河の各地に放たれ、地球にも幾つかの実験体を送り込んでいた。『ウルトラマン』第2話に登場したものと同じく「命」の概念がない。また本作のバルタン星人は、大勢のものが一つの意思を共有しており、全員が同じ目的のために行動している。
TV版と同様の円盤を使用。変異前はセミ人間に酷似した姿をしていた。産卵場もあり、中心の生物の様なものが卵を天井に植え付けそこから逆さまになり誕生する。覚醒したウルトラマンに敗れ、基地も産卵場もろとも破壊されるが、全ての死骸が融合し、巨大バルタンとして復活した。だが、意思の統一が図れず体が不安定になり、最後はウルトラマンを道連れに自爆の道を選ぶが失敗に終わる。しかし、まだ多くの生き残りが存在しており、星間連合にも加わろうとせず自分達の力でウルトラマン達を倒そうと狙っている。
マグラー、ワイアール星人、ネロンガ(1話)
M78星雲の動植物が変異した怪獣達であり、ウルトラマンらが始めて戦った相手。マグラーとネロンガは口から火を吐いてウルトラ戦士に襲いかかったが、いずれも倒された。
ワイアール星人は原作では宇宙人であったが、本作では植物が変異した“怪獣”に近い描写がなされている。
ギラドラス (1、33 - 34話)
1話ではM78星雲の動植物が変異したもので1カットのみ登場。33話では水棲人間の星に現れる。TV版と同様雷を操り、ウルトラ戦士のパンチ・キックすら効かぬ分厚い装甲のような皮膚を持つ。ザージから受け取った氷の剣でジャックに真っ二つに斬られた。
ゼットン(2話)
クワガタに似た昆虫がディファレーター因子の影響で怪獣化した。同型のものが3体と、ゾフィーよりはるかに巨大なものも出現した。どれもゾフィーのM87光線で倒された。初代と比べて腕が細くなっているなど、昆虫のようなデザインとなっている。
キングジョー(3、4話)(初期設定名称:宇宙ロボット キングジョー祖体)
バッファロー星を襲ったペダン星人のロボット。劇中でキングジョーと呼称されることはなく、外見的特徴と4機のUFOに分離できる能力がTV版と共通している。初期設定は開発途中のため「装甲が弱い」と記されているが、セブンのパンチを寄せ付けないほどの装甲を持っていた。ミクラスの角をへし折り、セブンを窮地に追い込んだが、ナバーロ族長のブーメランを使ったセブンの攻撃によって4つの機体に命令を出す電子頭脳が破壊され、ミクラスの協力を得たセブンのウルトラノック戦法で体を真っ二つにされた。
ペダン星人(3、4話)
食料調達と宇宙侵略のための拠点獲得を目的として、キングジョーでバッファロー星を襲った。
TV版『ウルトラセブン』ではシルエットでしか登場しなかったが、本作では一瞬だけ素顔が判明するシーンがある。ただし、後年の『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル NEVER ENDING ODYSSEY』に登場する人間に近い容姿のペダン星人とは異なっている。
ミクラス(3話 - )
バッファロー星の住民達からは「バッファローの王」と呼ばれていた。ミノスの丘という場所で眠りについており、ミクラスが眠っていた丘だけは彼の体温で雪が溶けていたほど体温が高い。ペダン星人侵攻の際に目覚め、キングジョーと戦った。ディファレーター因子の影響で変異(怪獣に進化)しても、暴走はしていなかった。本作ではTV版になかった巨大な一本角を持っていたがキングジョーに叩き折られた。更に折られた一本角で刺されてしまうが、必死に人々を守り抜こうとした。キングジョーとの戦いで瀕死の重傷を負ったこと、自らセブンについていくと決めたことが元でセブンのカプセル怪獣となった。折られた角はセブンの力で多数のブーメランに変えられ、バッファロー星住民たちに授けられた。その後、光の国で治療された際には折られた一本角を失い、TV版と同じ姿となった。また、ウルトラセブンと会話ができるなど知性がある表現がなされている。治療を終了したばかりだが、自分からゴモラと戦うという勇気を持っている。
ペスター、タッコング、グビラ(5話)
3体ともジャックのスペシウム光線で倒された。タッコングはタコのような足が8本ある姿となっている。ジャックはこの戦いで無理をしたため、変身能力を失ってしまう。
キングザウルス(5、6話)
水棲人間たちからは怪獣王魔王とも呼ばれ恐れられる怪獣。元は海に住んでいたのだが、人間体のジャックを襲おうとした際に飲み込んだプラズマ鉱石が原因で急速に進化、陸地にも対応した足が生え水棲人間たちを襲った。変身能力を取り戻したジャックの流星キックと思しき技で倒された。
水棲人間(5、6話)
ラゴンに似た姿をしている。ジャックが訪れた星で平和に暮らしていたが、ディファレーター因子の影響で怪獣化した生物が海で暴れるようになり、仕方なく狭い陸での暮らしを余儀なくされた。それでも何とか暮らしていたのだが、ジャックのブレスレットから落ちたプラズマ鉱石を飲み込み陸地にも対応したキングザウルスに住処を襲われる。キングザウルスがジャックによって撃退された後は、ジャック(水棲人間たちは彼が超人である事は知らない)を仲間として迎え共に暮らしている。ムルチを好んで食べる。
ムルチ(5話)
怪獣としてではなく単なる魚として登場。水棲人間たちの食料である。
ベロクロン、バキシム、カイテイガガン(7話)
バルタン星人の改造を受け、その拠点で眠っていた。ベロクロンはエースが拠点に入ってきた入り口に力尽き倒れて、バキシムは感覚器官を改造されていた。
改造光の戦士(7、8話)
バルタン星人に改造された光の国の戦士。異形の姿となり自我も失っている。計4体出現しエースを襲った。4体ともスペシウム光線を使う。拠点から射出された甲冑をまとう事で完全体となり、甲冑をまとった後は触手を武器にする。エースは彼らを救い甲冑だけを攻撃するために切断技を習得したが、結局は4体とも拠点と一緒に葬られた。エースに向かってスペシウム光線を放つ際に、涙を流していた。
改造怪獣(7話)
拠点から脱出しようとしたエースの前に出現。頭はバキシム、胴はベムスター、右腕はバラバ、左腕はレッドキングと、タイラント並みの合成改造されている。エースのフラッシュハンドによって倒された。
スカイドン、ザラガス
いずれも10話に登場し、初代ウルトラマンに葬られた。スカイドンはかなり巨大な怪獣となっている。
サドラ(11話)
小型肉食恐竜的なスタイルへとアレンジが加えられている。3体登場しウルトラマンを襲ったが、その内の1体はウルトラマンに投げ飛ばされ怒った他の2体によって共食いされた。ウルトラマンは彼らを傷つけまいと捕獲したが、バルタン星人によって木っ端微塵にされた。
ベムスター(12、13話)
本作では惑星を食らうほどの超巨大怪獣として登場、ゾフィーと激突した。バルタン星人の改造を受けており、手足にも頭部があり、計五つの頭部がある異形の姿となった。一度はゾフィーのM87光線を吸収し反射させたが、「星の声」を聞き奮起したゾフィーの再度のM87光線を受け、強大なエネルギーを吸収仕切れなくなり内部から崩壊した。死の際に涙を流し、バルタン星人による改造が意にそぐわないものであったことが示された。
ウインダム(13話 - )
バルタン星人によって操られ使役されていた怪獣。エネルギーが切れてしまい意識の朦朧としたウルトラマンによって、セブンに見間違われた。かなり多数の個体がおり、拠点の防衛に携わっていた。壊滅したメタル星に残った1体が、彼を拠点の爆発から救った。このウインダムが後にセブンのカプセル怪獣となる。
レッドキング出現時には瞬時に自分でカプセルから飛び出して人間達を守ったり、直後にレッドキングを簡単に倒すなどの活躍も見せている。
グモンガ、ガイロス、ツインテール、ギガス、ウー(13話)、モグネズン、ユニバーラゲス、フェミゴン、ダガール(14話)
バルタン星人の実験の道具。
ガボラ(14、38話、39話)
13話ではバルタン星人の実験の道具として登場。38話では湖周辺でおきた「異変」の正体。地面の中から姿を現し、ゾフィーやセブンと交戦する。ヒレの後ろにヤマアラシのような鋭いトゲが生えている。
ガンダー(13、33 - 34話)
13話ではバルタン星人の実験の道具として登場。33、34話に登場したものは翼竜に酷似している。ある星でのザージとの戦闘で左目と足を負傷し、その後水棲人間の住む星に飛来して猛吹雪の異常気象を起こす。ジャックのスペシウム光線で倒された。
アントラー(14、18、19話)
14話ではバルタン星人の実験の道具として登場。18、19話で地球のバラージに登場。チャータムには神として恐れられていたが、実際はバラージの人々をエサとして襲おうとしていただけの怪獣。TV版『ウルトラマン』で使った技や攻撃をする。磁力を巧みに使い敵を倒す。TV版よりも、より昆虫らしい外観をしている。バラージの青い石で弱ったところを、M87光線を受けて倒された。
ゴモラ(16、17話)
バルタン星人が倒される直前に地球に送り込んだサンプルの一つ。足が逆関節のようになっており、TV版よりも恐竜的になっている。セブンと交戦し、アイスラッガーにより首を切断されて倒された。
レッドキング(16、17話)
7話でカプセル内で眠っている姿が描かれ、16、17話にて実質初登場する。地球にバルタン星人が送り込んだサンプルの一つとしてウインダムと戦う。物を口からではなく、全身から取り込むようにして捕食する能力を持ち、動物だけでなく植物さえも食べてしまう。尻尾が無い。ウインダムに自分より巨大な岩を持ち上げられたことに怒り、地面を引っこ抜き力比べをしたが、ウインダムの光線に胸を焼かれ咄嗟に岩から手を離し、あたふたしている内に岩が頭上から落ちてきて絶命。
星の声が具現化した龍(18、40話)
外観はドドンゴに似ているが、4本足歩行ではなく東洋の龍に似た姿であった。バラージを守る守護神としての登場。アントラーに体を切り裂かれバラバラになった。目から怪光線を発射する。40話では多数登場し、ジェロニモンに苦戦するゾフィーにエネルギーを与える。
ドラコ(20話)
ムササビのような姿にTV版以上に刃物らしくなった手足といった外観で登場している。とある惑星の上空でカラレスと交戦しストリウム光線に撃破される。
バラバ(20話)
TV版と違い鶏冠の形、一部毛むくじゃら、腕が鱗に覆われている(左手は棘付きの鞭)姿で登場。タロウのストリウム光線で、完全に消される。
ザンボラー(20 - 22話)
火山がそのまま怪物化したような巨大怪獣で放出したマグマを空中で自由に操る能力を持つ。一瞬のスキを突いてカラレスを腹に閉じ込め、タロウにも重傷を負わせたが、星の声を聞いて真の戦士として覚醒したタロウのストリウム光線、ウルトラダイナマイトの連続攻撃を受けて倒された。
キーラ(21話)
カラレスの回想(おそらく第1話と同時期)に登場。足が複数になっている。カラレスを敗北寸前まで追い詰めたが、立ち塞がったウルトラの父により倒された。
マグマ星人(23 - 30話)
多数のギラスを使い、大艦隊を率いて数々の星々を侵略する凶悪な宇宙人。胸の勲章は起爆装置になっており、これを使ってマグマ層のコアを破壊し惑星を爆破できることからこの名前で呼ばれている。
マグマ星総統(28 - 30話)
マグマ星人本隊を率いる総統で、先遣艦隊指令(後述)の弟。兄や部下と違い武人として堂々とした戦いを好み、髪型はストレートロング。右手はマグマ星人特有のサーベルだけでなく銃に変形させることも可能。レオとの一騎打ちに破れ、彼を讃えつつ倒れる。
先遣艦隊司令(23 - 30話)
マグマ星総統の兄だが、自分を差し置いて弟が総統を名乗っている事に不満を持っている。偵察任務を兼ね本隊より一足先にL77星に派遣された。アストラを人質にとるなど卑劣な手段を好む。グリーンギラス、イエローギラスを操りレオ達を苦しめたが敗退。その際乗艦の爆発に巻き込まれ顔に火傷を負い、レオ達に憎しみを抱く。変身したアストラと戦い、彼の捨て身の攻撃により片腕を失いレオによって止めを刺されるが、マグマに飛び込みL77星を爆破させた。
ギラス(23 - 25話)
マグマ星人が引き連れる怪獣。TV版『ウルトラマンレオ』に登場したレッドギラス、ブラックギラスの同族。多数登場する。
グリーンギラス、イエローギラス
先遣艦隊司令がL77星侵攻の際に連れて来たギラス。ギラススピンの他、ドリューすらも捉えきれないほどの敏捷性を有し、鎌状の鋭利な角を切り離しブーメランのように旋回させて敵を襲う。宇宙における戦闘で一匹は大気圏突入の摩擦熱により倒され、もう一匹もレオらを狙ったマグマ艦隊の主砲による巻き添えで消滅した。
デスギラス(28 - 29話)
マグマ星総統が騎乗している大型四足のギラス。外敵を見ての恐れを感じさせない為に両目を潰されている。デススピンが必殺技。
ロン(23 - 25話)
怪獣化する前の犬に似た中型哺乳類のような姿で登場。背中に瘤状の突起がある。レオにペットとして飼われている。
イカルス星人(31 - 32話)
ウルトラ戦士が自身の障害になると判断し、エースを襲う。ブルトンとの連携攻撃や空間を操る能力でエースを苦しめるがゴライアン、フレアの力を借りたエースにより倒された。
ブルトン(31 - 32話)
本作ではイカルス星人の仲間として登場。隕石に擬態しエースを捕らえる。様々な怪獣達をカードのように空間に閉じ込めていた。空間を歪める能力でエースを追い詰めるがフレアのサポートを受けたエースにより倒された。
ケムラー(32、38話、39話)
32話ではイカルス星人の配下として登場。38話では湖周辺でおきた「異変」の正体。セブン、ゾフィーと交戦。
ビラ星人、テレスドン(32話)
イカルス星人の配下。全てゴライアンとフレアに倒された。その他にも多くの怪獣達の姿が確認できる。
竜の戦士(35 - 36話)
「仮面」と「翼のついた鎧」を身に付けた怪人。老若男女を問わずに人を攫う。その正体は生命エネルギーを吸われてミイラのようになった人間の死体であり、ジェロニモンに操られていた。
ジェロニモン(35 - 40話)
35 - 37話(超古代編)では人間大の大きさで登場し、大きくなるために人間の生命エネルギーを吸っていた。竜の戦士を率いて、謎の力により超古代に時間移動してしまったセブンと戦うがアイスラッガーにより胸に傷を受ける。
38 - 40話(超古代編の数千年後)では怪獣軍団を率いる巨大怪獣として登場。かつて受けた胸の傷の怨みからセブンを付け狙う。怪力やフェザーショットでゾフィーを追い詰めるが最期は星の力を得たゾフィーの力に敗れ、力尽きる。寸前の力で古代地球を死者で埋め尽くそうとするがゾフィー、セブン、駆けつけたウルトラマンのテラ・エンクロージャによって阻止される。
ミンティオス(36話)
本作オリジナルのセブン所有のカプセル怪獣で実体のない霧状の怪獣(カプセル怪獣となった経緯は不明)。ジェロニモンの宮殿に侵入するさい使用した。
バニラ、アボラス(36 - 37話)
岩に封じられていた「赤い悪魔」と「青い悪魔」と呼ばれた怪獣。ジェロニモンの宮殿が崩壊した後に姿を現した。バニラはセブンに協力した古代人たちのオリハルコン弾を受けて爆散、アボラスもオッズのオリハルコン製の斧の攻撃で怯んだ所にセブンのワイドショットを受けて倒された。
融合怪獣(39話)
ケムラーの背中にガボラが融合して一体の怪獣となった姿。鮫に似た形でケムラーのガスで浮遊する。ガボラの装甲を利用した突進でゾフィーとセブンを攻撃する。ウルトラブリットで身体を貫かれ倒された。
ピグモン
人の生命を終えたブルーが転生した姿。これが本来の姿であり、様々な生命の祝福を得た者だけが戻れるという。TV版と違い、背中に毛が生えている。怪獣の接近を感知する力を持っている。再生レッドキングから旅人を護ろうと囮になり、潰される。しかしゾフィーはブルーが残した「死は存在しない、生きる世界が変わるだけだ」という言葉を思い、違う世界で命を繋げていくと信じる。
再生怪獣軍団(39、40話)
再生レッドキング、再生ゴモラ、再生アントラー、再生バニラ、再生アボラス、チャンドラー、マグラー、ジラース、テレスドン、ドラコ。ジェロニモンに従う怪獣達。全員、初登場の漫画アレンジからTV版の姿に変わって復活している。
ババルウ星人 (41話 - )
ウルトラ戦士の抹殺と宇宙支配を企む「星間連合」の指揮官。TV版『ウルトラマンレオ』同様にウルトラキーを狙い、変身して光の国に潜入する。監視衛星を破壊した後に配下の星人や怪獣達を呼び出して総攻撃をかけ、ウルトラの父を拉致した。ウルトラの母による決死のオーロラで光の国が閉じられたため、旅をしていた戦士達にウルトラの父と引き換えにウルトラキーを要求する。
自らの髪の毛を変化させ、ガッツ星人も驚愕する程の分身技を見せた他、変身能力はウルトラの父のファザーショットまで撃つ程の驚異的な戦闘力を持ち、リーダーとしての資質を幹部達に見せ付けた。
デザインは原作とほぼ同じだが、口元がよりウルトラ戦士に近いものとなっている。
星間連合には彼や下述の幹部達の他にも、多数の怪獣や星人が存在している。
ボーグ星人 (41話 - )
ババルウ星人の副官。マントを羽織った姿で登場。幹部達の監視等を行う。
メフィラス星人 (41話 - )
星間連合の一人で、ババルウ星人と共に連合の中心的存在。強力な念動力を持ち、ババルウ星人やテンペラー星人に「考えが読めない」と警戒されている。
ザラブ星人(41話 - )
星間連合幹部。暗黒宇宙のある惑星でエネルギー物質ゴルドニウムの採掘を指揮している。本作品ではゾフィーに変身してエースを惑わせる。完璧な変身だが激情するとTV版のにせウルトラマンに近い姿になる。
ダダ(7、47話 - )、クール星人 (47話 - )
ザラブ星人の配下。それぞれ指揮官と一般構成員の複数個体が登場。指揮官ダダは(B)の顔で縮小光線銃を使って奴隷となる人を攫う。本作オリジナルの顔も登場。バルタンの拠点で壁に埋め込まれていた者もいる。
ユートム(47話 - )
ゴルドニウム採掘場の見張り。
ガッツ星人(41話 - )
星間連合幹部。分身技を得意と自負する。ただしババルウ星人はそれを上回った。
ナックル星人(41話 - )
星間連合幹部。戦力となる怪獣を囚える捕獲部隊を所有している。
ヒッポリト星人(41話 - )
星間連合幹部。ババルウ星人に従うことに不満を持ち、テンペラー星人に近づく。
テンペラー星人(41話 - )
星間連合幹部。TV版の姿は戦闘種族の本能を抑える為の特殊鎧。一兆度の熱に耐えるマントを付け、攻撃面でもビームウィップやクローショットで双頭のゲランを難なく葬る程の戦闘力。しかし不満を持つババルウ星人の実力を目の当たりにし、引き下がるをえなかった。
メトロン星人 (42話 - )
星間連合の一員。配下のビーコン、サータンと自身の複製ロボットを使い光の戦士達のデータを取ろうとした。複製ロボットは手から出す泡状幻覚剤を使い戦士達の時間感覚を狂わせる。メトロン星人が幻覚宇宙人と呼ばれる所以はこの幻覚剤にあり、多量に浴びると視覚も混乱(メトロン星人が何体にも見える、味方を誤認する等)する。氷のバリアを張るザージ、戦士の中でも特に強靭なゴライアンには効かず、気力で幻覚を突破したウルトラマンに複製を破壊され、その後本人は宣戦布告をして帰還する。
サータン (42、43話)
光の国総攻撃に参加していた怪獣の一体でメトロン星人の配下。再生能力を持ち、相手に気づかれずに空間を移動できる。ザージのスピードに苦戦していたが斬られた鼻を再生し、背後から捕らえる。密着状態からの冷気で凍りリオートで倒されるがその際、神経毒でザージの身体を麻痺させた。
ビーコン (42、43話)
メトロン星人の配下。本作ではロボット怪獣として登場。ゴライアンでさえ押さえつける力を持つ。羽交い絞めにして能力を測ろうとする。実はゴライアン自身でさえ本来の力は未知数であり、腕を破壊される。最後はハリネズミの様に体を丸めて特攻するがそのまま貫かれて倒された。
双頭のゲラン(45話)
星間連合に戦力として囚えられていた巨大怪獣。テンペラー星人の実力を見る為に使われる。その戦闘力は光の戦士40人分で、一兆度を更に超える火炎放射を持つ。テンペラー星人相手に引けをとらなかったが運動神経を司る背中の脳を破壊され倒される。
人造光の戦士(46話)
メトロン星人のデータにバルタン星人やイカルス星人との戦闘分析によって造りだされたロボット。能力は5割増で光波熱線も撃てる。ババルウ星人の実力を見る為に用意されたが、分身にウルトラの父に変身したファザーショットであっという間に全滅してしまい、ババルウ星人の星間連合での立場を決定的にした。
ギガント人(47 - 49話)
暗黒宇宙の惑星に棲む植物人間。高い科学力を持ち、星間連合に反抗する。
アイアンロックス (47話 - )
星間連合の巨大宇宙戦艦。ビルガモを収容しており、惑星一つを破壊するゴルドニウム砲を装備、巨大なロボットへの変形も可能。プロトタイプをにせゾフィーが指揮、ダダ、クール星人達が操る。
ビルガモ (47話 - )
大型要塞。バリア機能を持ち、恐竜戦車を格納している。
恐竜戦車 (47話 - )
機動戦車。本作では背中にビーム砲を装備し、より近代的な姿となっている。

その他

サラ(2話)
ゾフィーが訪れた星に住んでいた心優しい少女。カルの姉である。変身したゾフィーを他の人間たちが恐れる中、彼女だけはゾフィーが自分たちを守ろうとしていることを悟っていた。その後償いのために井戸を掘ろうとしたゾフィーが村人たちから疎外されていた時も、彼女とカルだけはゾフィーを信じた。怪獣の襲撃を避けるため村から離れようとしていた村人たちを説得したのも彼女である。自分達を守ってくれた巨人の正体がゾフィーであると分かった時、彼を「宇宙の守護神」と称した。
カル(2話)
サラの弟。父親を失ったため自暴自棄になっていたが、村のために努力するゾフィーの姿を見て、希望を取り戻した。その後ゾフィーが井戸を掘るのを手伝う。
ナバーロ(3話)
バッファロー星に住む部族の族長を務める男。キングジョーが分離したUFOとの戦いで負傷し、地表に落下したセブンを救出した。その際落下してきたセブン(ナバーロは彼が隕石落下地点にいたと思っていた)が生きていたことに驚き、彼を「ミラクルマン」と称している。彼ら部族はブーメランでの狩りを得意としており、ナバーロもブーメランの名手である。ペダン星人侵攻の際にも、円盤1機をブーメランで打ち落とす活躍を見せるが、そのことがペダン星人の逆鱗に触れたのか、真っ先に見せしめとして殺されてしまった。その後セブンは、ナバーロが生前使用していたブーメランを巨大化して使用し、キングジョーに致命的なダメージを与えた。その後も彼のブーメランはセブンが人間態の武器として持っている。
ハクリ(5、6話 33、34話)
水棲人間の一人で、キングザウルスに襲われるジャックを助けた。怪獣が暴れる海は危険なため、これからは陸に上がって生活しなければならないと考えており、そのため普通の水棲人間ならば恐れる火も積極的に使う。焼いたムルチが大好物。キングザウルスが陸地にも対応できるようになったため更なる奥地へと移り住むことを余儀なくされた後は、水棲人間たちを指揮するような存在となり、砦の建設などに携わった。砦に侵攻してきたキングザウルスに真っ向から向かっていくほど行動力もある。キングザウルスを撃退するために努力したジャックを暖かく仲間に迎え入れた。その後は長老として村を治めており、見廻りにいったきり中々帰ってこないジャックを心配して彼を捜しにいったところ、凍り付けになった光の巨人を発見。その光の巨人がジャックであることに気づき、低体温症に陥った彼に心肺蘇生を行って意識を取り戻させるが、自身も低体温症に陥っていたのか、力尽く形で息絶える。
じっさま(5、6話)
水棲人間たちの長老のような存在。陸に上がり、火を使うハクリを異端児と恐れていたが、内心では彼の考えも理解していた。木の枝1本でキングザウルスを追い払ったジャックに対し、そのおかげで負傷したものがいたことを伝え、彼に「勇気と無謀をはき違えないこと」を諭した。最後はジャックを仲間として迎え入れている。
ショウキ(16、17話)
ゾフィーやセブンたちが訪れた地球にある村の長。猪に襲われて危機に陥ったセブンとアルフォンヌを助けた。バルタンの実験体が飛来した山を危険に思い村人には秘密にしていた。ゴモラやレッドキングを倒してくれたセブンたちを仲間に迎え入れようとするが、最後には旅立つ二人を暖かく見送った。
チャータム(18話)
バラージの女王で、全ての人の想いや過去を読み取ることができる能力やテレパシーなどを使うことができる。その能力のせいで他者との関わりを避け、アントラーに対してもただ臆するだけだったが、ゾフィーに説得されたことで勇気を取り戻した。
TV版『ウルトラマン』に登場したチャータムと同一人物の可能性があるが、作中では明言されていない。
L77星王妃(23 - 29話)
アルスの妻でレオ、アストラの母親。王妃としての強い意志を持ち、アルスやドリューと共に息子達の成長を見守った。惑星の爆発に脱出艦が巻き込まれ消息不明となる。
アクル(33、34話)
村に住む水棲人間の青年。空を飛ぶ事を夢見て木で作った自作のグライダーで挑戦を続ける。厳しく接するハクリに反発し、彼が伝えているジャックとキングサウルスの戦いも信じていない。根は優しく勇気があり、突然のギラドラス襲来にも一番に立ち向かおうとする。ジャックとザージが惑星を去る際、ハクリとジャックが残した“五つの誓い”「礼儀を守る」「目上の者を敬う」「好き嫌いしないで何でも食べる」「弱い者には手を差しのべる」「困難に立ち向かう勇気を持つ」を叫んで別れを告げる。
メル、ローグ(33、34話)
村に住む子供でアクルの友達。グライダー作りを手伝っている。
ジン(35 - 37話)
古代遺跡からセブンが跳ばされた過去の街の長で医者。竜の戦士に息子のトウマを攫われ、竜の戦士とされてしまう。セブンの戦いから戦う勇気を持ち、戦士を集める。戦いには火薬を用い、バニラやアボラスを前にしても立ち向かう姿勢を見せる。戦いが終わった後、自身とセブンを入れた七人の戦士の戦いを壁画に残す。
ユリ(35 - 37話)
ジンの娘。絶望する人々に安心感を与える不思議な雰囲気を持つ(セブンはアルフォンヌのような力と感じた)。
アン(35 - 37話)
ユリの妹。竜の戦士を恐れるが活気を失った街の中でも明るく振舞う。
五人の戦士(35 - 37話)
ジンとユリの言葉で竜の戦士と戦うために立ち上がった街の住人。武器は全てオリハルコン製。トウマの親友で大戦斧を使う大男のオッズ、短剣使いの女戦士ロザ、投剣使いのアルコン、槍使いのクゥエル、ボウガンを自作したイズン。二体の悪魔との戦いではイズンの大筒でロザ、アルコン、クゥエルの武器を撃ち出してバニラを撃退する。オッズは戦斧をアボラスの頭に投げつけ、ワイドショットの威力を更に効果的にした。
ブルー(38 - 40話)
「星の声」に導かれ異星から古代地球に渡って来た一団の長。ケムラーの毒ガスで死んだゾフィーと仲が良かった牛の子供を不思議な儀式と長の笛で何処かに送る。ゾフィーが彼と出逢った時には既に寿命が尽きかけており、地球を護るよう約束して力尽きピグモンに転生する。
旅人の少年(38 - 40話)
古代地球に渡って来た一団の一人。ピグモンから長の笛を受け継ぐ。ジェロニモンとの戦いにおいて、“青い石”の腕輪の力でゾフィーに星の力を与えた。その際、多数の星の声が具現化した龍や前述の牛の子供がカラータイマーに光となって宿る。
ギガントの母(47 - 49話)
ギガントの惑星に落ちたエースを助けたギガント人。子供が二人いる。
タロウが助けた兄妹(47話 - )
ゴルドニウム採掘場で両親共々捕まっていた子供。崩落事故で両親が死亡し、同様に捕まっていたタロウに救われる。

道具

変身道具
光の国が鉱石中心に埋め込まれた道具。太陽エネルギーを活動エネルギーに変換できる。さらにエネルギーを一気に解き放つことが可能で、このエネルギーを利用してウルトラマンの姿になることができる。人間体を維持する役割も持っている。
変身道具が原作に登場しないゾフィー及びジャック、本作オリジナル戦士のドリューは、変身ブレスレットを使用している。アルフォンヌはペンダントにした鉱石で変身する。
ディファレーター測定器
ディファレーター線の残留度を測定することができる。折りたたみ式の携帯電話に似た形状をしている。
オリハルコン
第8巻のセブン編に登場した超古代の金属。太陽の光をエネルギーに変える力を持ち、加工した武器は人間でも怪獣に対抗できる他、ウルトラ戦士の光線技を更に強力にする。

単行本

  1. 第1巻 ゾフィー編・セブン編
  2. 第2巻 セブン編・ジャック編・エース編
  3. 第3巻 エース編・初代マン編・タロウ誕生編
  4. 第4巻 タロウ誕生編・セブン編・ゾフィー編(古代地球編)
  5. 第5巻 ゾフィー編・タロウ編・レオ(L77星)編 
  6. 第6巻 レオ編
  7. 第7巻 レオ(L77星完結)編・エース編・ジャック編
  8. 第8巻 ジャック編・セブン編・ゾフィー編
  9. 第9巻 セブン・ゾフィー(古代地球完結)編・暗黒宇宙編
  10. 第10巻 暗黒宇宙編

脚注

関連項目

  • ウルトラシリーズ

外部リンク