エクセル・サーガ/六道神士
著者: 六道神士
巻数: 25巻
最新刊『エクセル・サーガ 26』
twitterでのコメント (関係ないのに引っかかることもあります...)
エクセル・サーガの既刊
名前 | 発売年月 |
---|---|
エクセル・サーガ 22 | 2009-02 |
エクセル・サーガ 23 | 2009-09 |
エクセル・サーガ 24 | 2010-04 |
エクセル・サーガ 25 | 2010-10 |
エクセル・サーガ 26 | 2011-03 |
『エクセル・サーガ』 (EXCEL SAGA) は、六道神士による日本の漫画作品、およびそれを原作としたアニメ作品。『ヤングキングアワーズ』(少年画報社)において、1996年から連載されている。単行本は、年時点では25巻(2010年10月7日発売)が最新刊となっている。1999年にはテレビ東京でテレビアニメ化された。
概要
腐った世界を是正すべく世界征服を目論む理想推進機関「アクロス」に所属するズッコケ少女エクセルを主人公として、愚民と地球に配慮した無理なき征服の第一歩「市街征服」を目指してF県F市で任務に勤しむ彼女の日々を軸に、アクロスの対抗勢力である市街安全保障局との微妙に激闘にならない対決の模様を描く、楽屋オチなど何でも有りのパロディーがちりばめられたギャグ漫画である。
治安機関と秘密結社の対立と言う使い古された構図でありつつも、両勢力の活動は一国の一地方都市に限定されており、スケール狭小且つローカル色濃厚。こうした大枠自体が、既存の勧善懲悪物のパロディだと受け取れる。
なお多くの登場人物は福岡市内に実在する地名や商業ビルが名前の元ネタとなっている。
主な登場人物
漫画版のみ、アニメ版のみの登場人物も含む。
アクロス関係者
- エクセル
- 声:三石琴乃
- 秘密結社アクロスの構成員で、本編の主人公。コードカラーは黒と緑。
- イルパラッツォに絶対の忠誠を誓い、日々征服活動に意欲を燃やす。真面目ではあるが、単純で猪突猛進型の性格でもあるため、空回りして色々とトラブルを起こすことが多い。
- 日々の生活費と活動経費とを稼ぐため、バイト三昧の日々(経歴は3桁に及ぶ)を送ってきており、驚異的な身体能力とどんな仕事もこなす手際の良さを持つ。
- 浪費を許さない倹約家だが行き過ぎた吝嗇家ぶりが更なる災厄(貧乏)に拍車を掛ける。一時、比較的贅沢な金銭感覚を持つエルガーラとことあるごとに対立していた。大金を所持しているときは尋常でない緊張と恐怖に襲われる。
- 先端恐怖症であり、尖った物を見ると冷や汗をかいて忌避する。また、温泉が苦手という描写が数度にわたってなされている。
- イルパラッツォへの心酔度は3人の女子構成員中最も強い。作中で何度か、自身の過去か前世を匂わせる不思議な夢を見ているが、その中にはほぼ必ずイルパラッツォが登場する。
- 任務に失敗する度に、イルパラッツォに落とし穴(よく嫌なものが入っている)に落とされるシーンが中盤までは良く見られていた。
- 「エクセル小林」「ドスコイ花子」などの偽名を持つが、普段は「エッちゃん」で通している。イルパラッツォは「エクセルくん」、エルガーラは「センパイ(『先輩』ではなくカタカナ表記なのがポイント)」とそれぞれ呼称する。
- ハイアットが銃の達人、エルガーラが剣術の達人であることを知り、自分には何の特技もないことでショックを受け、一時修行の旅に出たことがある。そのおかげで全身凶器(自称)の格闘の達人になったが、イルパラッツォの許可なく勝手に旅に出たので当然ながらいつものごとく落とし穴に落とされてお仕置きされた。
- 一時期記憶を失くし、四王子研究所で遠縁の“四王子照葉”(しおうじ てりは)として生活していたこともあったが、イルパラッツォと再会することにより記憶を取り戻した。
- 本人はまったく自覚していないが、超科学の産物による攻撃を完全に無効化する能力がある。
- 元々は『市立戦隊ダイテンジン』の一キャラである。
- ハイアット
- 声:南央美
- イルパラッツォが出した新聞広告に応じて参入したアクロスの構成員。コードカラーは赤と黒。エクセルの後輩に当たる。
- 初登場時は腹黒い言動が目立ったが、現在は、ぼんやりと儚げでありながらもたまに黒い発言をするキャラとして定着している。
- 極度の虚弱体質であり、常人なら普通にこなす程度の日常行為ですぐ倒れ、完全な死亡状態になる。そのさい大量吐血・心停止・チアノーゼ・半乾燥状態の脱水症状などを起こし、見ている方が心臓に悪い有様を呈して周囲をパニックに陥れるが、当人はやがて平然と蘇生する。特に吐血に関しては彼女の代名詞とも言える症状であり、登場するエピソードで吐血しない話は殆どない。
- 仮死状態は、積文をはじめとする医療関係者にも見破れない。なお、重度のやけどを負った箇所が脱皮のように剥け、より健康な皮膚が再生する等、彼女の虚弱体質・再生能力には不自然な点が多い。ガス爆発などの外的障害に対しても、仮死状態を経るものの、エクセル並みの耐久性を持っている。
- 常備薬を山ほど持ち歩いているが、他人が服用すると幻覚を見たり、場合によっては死の危険に晒されたりする代物である。ちなみに酒を飲むと少しも酔わずに体調が良くなる。また、カプセル・錠剤型のものを見ると、無条件で服用しようとする癖がある。
- また、彼女の吐血した血液、剥がれた皮膚などにはなにか得体の知れない毒性があるらしく、エクセルがバイオハザードマークを記して処分する事もあった(血液を口にしたメンチとエルガーラは軽く臨死体験した)。
- エクセルについては、何でも出来る器用さと前向きな性格を非常に尊敬しており、特に前向きさに関しては自分もそうなりたいと願っている。作中での描写はないが、当人は射撃が得意らしく、本編中では「ゴルゴ13なみ」と言われている。
- 同じアパートの住人の渡辺通に惚れられているが、ハイアット自身は隣人以上の感情は抱いておらず、なかなか彼の名前を覚えない。
- エクセルからは「ハッちゃん」と呼ばれることが多い。日常生活を営む際の偽名は「綾杉千早(あやすぎ ちはや)」。
- 作者の六道神士は自身の同人誌で、作品中では一番の美人キャラとして設定したと述べている。
- エルガーラ
- ハイアットの後、だいぶ遅れて参入してきたアクロスの戦闘員。アニメには未登場。紫色で縦ロールの髪型が特徴。別任務を受けて単独で行動することもある。コードカラーは黄色。
- 社交的で愛嬌のある性格だが価値観はドライであり、仲が良いはずのメンチを非常食として使うことにも抵抗がない。しかし、3人のうちもっともメンチの世話を焼いているのも彼女である。
- 思考内容を気づかないうちに声に出してしまう、本人曰く「隠し事のできない体質」であり、モノローグで思考しても全て台詞として扱われてしまうサトラレ体質である。
- エクセルに負けず劣らず器用であり、バイト先のホテルやマグロ漁船で重宝されていた。服・装飾品・ぬいぐるみなどを好み、体型を気にするなど、一般的な女性らしい趣味をしているが、そのぶん浪費家でありエクセルによく怒られている。悪酔いする体質であり、3人で酒宴をしたときには、酔った勢いで1000万近くの現金を失くすなどの致命的なミスを犯している。
- エクセル同様イルパラッツォに心酔しており、若干エクセルに対して対抗意識を持っている。
- 特技は剣技で、殊に居合いを好む。本人曰く、濡れ藁5本くらいなら一刀両断との事。作中では「封印していた奥義」を使用して熊を斬殺していた。
- エクセルからは「エル」と呼ばれることが多いが、『The・かぼちゃワイン』みたいなので嫌がっている。日常生活を営む際の偽名は宗像香住(むなかた かすみ)。
- 作者の六道神士は自身の同人誌で、エルガーラの登場によってこれまで築いてきたエクセル&ハイアットの掛け合いが崩れてしまい、構成を組みなおすのに苦労したと述べている。結局「3人の中におけるエルガーラの発言力を低下させる」「エクセル曰く、ヒエラルキーは常にメンチの斜め下辺り(奴隷以下)」という力技で事なきを得たという。
- エルガーラがレギュラー化したのは単行本8巻 MISSION2 からだが、確かに8巻中は立ち位置が今ひとつ定まらず、9巻全編を通して徐々にエクセルにコキ使われるようになっていき、10巻ラストの「大金紛失事件」で3人組の中での彼女の発言力は地に堕ちたという流れがあることが分かる。
- イルパラッツォ
- 声:子安武人
- 秘密結社アクロスの総帥。「この世界は腐っている」と宣言し、市街征服を目論む。
- 聡明さと冷酷さを併せ持つ支配者だが、計画の目的や内容がいまだ不明瞭である。出自の知れぬ超ハイテク技術を持っているなど、とにかく謎が多い。
- まれに言動の食い違いが見られる。どうやら2つの人格を宿している模様で、肝心の征服計画について、一方は行動的な性質を持ち、もう一方は受動的である。エクセル達はまだそのことに気付いていない。
- 遅れて参入してきたエルガーラは、主に行動的な方のイルパラッツォが従わせている。受動的なイルパラッツォは彼女の存在を知らない、あるいは目の前に居ても存在を気に留めていないふしがある。相互の人格間において記憶が共有されていない様子である(行動的な方はある人物のコントロール下にある模様)。
- 部下が失敗すると、粛清と称して落とし穴に落とす。
- 作者の六道神士は自身の同人誌で、マントを身に付けている時の彼が、基本的に受動的な方であると述べている。
- メンチ
- 声:こおろぎさとみ
- エクセルらに非常食として飼われている動物。いつ食われるかと戦々恐々とする日々を送っている。性別はメス。
- 作中では犬として扱われており、外見もただの白い犬そのものだが、作中のTVニュースではメンチと同じ外見の生物が「非常な希少動物」であると報道されていた。密輸されて高値で取引されており、非常に高い知能を持っているらしいが、エクセル達はその事実を知らない。
- エクセルたちが日々の食事に困るたび、身の危険を覚えてストレスを溜めている。何度も脱走を試みるがそのたびに必ず連れ戻され、捕獲された際には自暴自棄になって、食ってくれといわんばかりの態度を取る。
- 事故で記憶障害を起こして知能が後退していた時期など、普通の仔犬として無邪気に振舞っていたこともある。
市街安全保障局(市立戦隊ダイテンジン)関係者
市街安全保障局とは、蒲腐博士が設立した市役所の部署である。表向きは市街の安全を守ることが仕事となっているが、実際は博士の個人的な理由付けによる命令からの活動が多い。設立理由も不明確で、市長(博士)直属の直轄部署となっている。役所の地下には巨大な基地を持ち、市長の招集があると、基地に集合する。局員(職員)には備品として、四王寺五条が開発した、強化服やレーザー銃、レーザーウィップ(鞭)等の戦闘装備、それらを転送できるピンバッジ型のアイテムが配布されている。また、戦闘装備の転送には、1回につき2,000万円以上の費用がかかる。なお、「市立戦隊ダイテンジン」という名称は元ネタとなった同人作品からの出典であるが、本作では「ダイテンジン」という名称は使用されていない。
- 渡辺通(わたなべ とおる)
- 声:置鮎龍太郎
- 市街安全保障局に勤める若者その1。基本的に真面目で小心者だが、激しい妄想に囚われる機会も多い。
- 岩田とはケンカ友達。綾杉(ハイアットの偽名)に惚れているが、押しが足りず相手にされていない。実家は飲食店を経営している。
- 作中では数少ない常識人にして小市民ぶりだが、大抵は周囲にいいようにいじりまわされ、しばしば暴走している。
- アクシデントによって記憶喪失となった綾杉千早と一時同棲する。彼女の為に無理な金策をし続けた後に、プロポーズをし、その際にキスまでしている。
- しかし、その直後にイルパラッツォに彼女を奪取され人格崩壊する。その際に博士に洗脳されたらしく、一時期は鬼畜系ギャルゲーを愛好し、邪悪な思考をする歪んだキャラと化した。
- 偶然遭遇した六本松一式(エクセルver.)との戦闘を経て現在は洗脳も解けて、以前の性格に戻ったものの、後遺症が残っており、鬼畜系ギャルゲーからは足を洗えていない。
- 住吉とは保安局が出来る前からの付き合いらしい。
- 岩田紀國(いわた のりくに)
- 声:森久保祥太郎
- 市街安全保障局に勤める若者その2。基本的にバカで能天気な性格。雰囲気を無視して直情的に露骨な行動を取るなど、他人の配慮を台無しにする人で、ほぼ日常的に暴走状態である。
- 健康診断で大腸に癌が見つかり、まもなく死亡。発見時には既に手の施しようのないほど進行しており医者もさじを投げていた。死亡した後は、「三越」としてサイボーグとなり復活する死亡直後は自分のボディが仕上がるまで六本松一式のボディを使用していた。専用のボディはスペック上一式と二式の中間程度。スーツを用いた変身時は首から下がより戦闘向けの物に換装される。。しかし、死亡したことにより戸籍は消滅、基本的人権もなく、市街安全保障局の備品扱いとなっている。
- 普段は昼間は保障局、夜はメンテナンスと充電のために、四王寺五条の研究所を往復する日々を過ごしている。
- 前述の理由から、有事の際には真っ先に投入されるが、生来の性格も相まって状況を悪化させたり、自身が大破して研究所に運び込まれることも多い装備転送の際の指定条件を無視したり、大食いメニューに挑戦して胃袋が破裂するなど「あまりに馬鹿馬鹿しいトラブル」が頻発し、四王寺を辟易させている。。
- サイバネティックボディのスペック不足から来る「現実感の喪失」がかなり危険なレベルにまで進行していたが、正体不明の「何か」のアクセスを受けた際に調整を受けて大幅にスペックアップ、意識レベルも回復したと思われたが、本人も驚愕するほどに認識能力などが向上していて渡辺いわく、「主人公(ヒーロー)状態」六本松一式を乗っ取ったエクセルを圧倒する能力を見せる。
- 六本松二式を「ロボ子」と呼んで毛嫌いするが、六本松一式は丁重に扱う「偏ったフェミニスト」(どちらも中枢部分は同一)。
- 美咲とは大学時代同じゼミに所属し、惚れて猛アタックをかけ続けるものの冷徹にあしらわれている。
- 実家は医学系大組織「岩田総合医療協会(IMA)」だが、どうやら幼少の頃に奇行が過ぎたためか疎外されている。
- 住吉大丸(すみよし だいまる)
- 声:なし
- 市街安全保障局に勤める若者その3。パソコンと美少女ゲームに造詣が深い。
- 吹き出しのない字幕調の独特なしゃべり方をし、アニメ版でもそれは引き継がれた。四王寺と同志として仲が良い。また美咲とは対戦型格闘ゲーム友達である。
- 仲の良い両親と歳の離れた妹・かなるを持つ(母親以外全員口調は同じ)。
- 常識的なものの考え方で非常識な周囲を突き放して居るが、あまり自己主張をしないため、結局なしくずし的に状況に巻き込まれている。
- 放っておいても自分の道を進んでいるマイペースタイプ。自分の部屋ではなく、ほとんど渡辺の部屋か屋外で食事を採っている(調理を行うとPCに悪影響がある為)。
- 松屋美咲(まつや みさき)
- 声:今井由香
- 市街安全保障局に勤める紅一点。クールな性格で、そのため周囲から距離を置かれることも多い。対戦型格闘ゲームに造詣が深い。
- 岩田とは大学時代同じゼミに所属し、素直になれず複雑な感情を抱いている。時おり岩田にアクセスしてくる「何者」かによると彼の「大切な誰か」によく似ているらしい。
- 両親と弟がいる。
- 卓越した行動力を持っており(とある際に、国外脱出を試みる為に1日も待たず偽造パスポートを準備したりできる程)、目を離したすきに与えられた仕事をソツなくこなし、ついでに自分の用事も済ませている。
- その他驚異的な洞察力を持っていたり、なぜか戦闘慣れしていたり(ヨーロッパを放浪した時期がある)する。
- ただ、真顔でとんでもないことを口走るなど、微妙に台無しっぽい行動をごくまれにやる。
- 岩田・渡辺・住吉・松屋の4人とエクセル&ハイアット&エルガーラは同じアパートに住んでいるが、元々蒲腐博士を監視するため1ヶ所に集まっていた4人にエクセルが紛れ込んだためである。
- アパートが火事で全焼した後も、全員同じマンションに移って暮らしている。
- 作者の六道神士は自身の同人誌で、松屋美咲の両親は不仲であり、そのため彼女には恋愛不信の気があると述べており、直情的な本来の性質を抑えて冷徹に振舞うのはそのためだと説明している。
- 蒲腐博士(かばぷはかせ)
- 声:大友龍三郎
- 独特の髪型とヒゲを持つ、自称超古代文明ソラリアの生き残り。政財界に大きな影響力を持っており、オーバーテクノロジーにも通じている。
- 局員に博士と呼ばせたり、自己紹介や秘書の様式美にこだわるなど、独特の感性で動いている。
- 夜は眠らない・数十年程度では容姿が変わらないなどの謎の一面を持っている。イルパラッツォとは古い友であるが、今は敵対している。
- 彼が創設した市街安全保障局は、実は隠れみのにすぎない。その実態は、蒲腐博士がアクロスの市街征服に対抗するために事情を隠して若者を集めて結成させた、自称「正義の戦隊」である。
- 長らくまともな活動を行わず、局員には書類の清書や検算など、やりがいのない仕事ばかりあてがっていた。その後、ようやく正義の味方としての活動の場を得ても、自滅的な展開により撤退ばかりしていた。
- 加えて、蒲腐博士提供の安全装置など微塵も考慮されていない危険な武器のせいで、市民からは悪の権化扱いされている。また蒲腐博士のエキセントリックな行動は、しばしば同組織を混乱させ、周囲に大迷惑を誘発させている。
- 一度はイルパラッツオの画策によって失脚する。保障局もかなり縮小されたがこの時期は庶務課の下請けの様な仕事をしており、あてがわれたプレハブで尾羽打ち枯らしたあり様だった。、復活した後イルパラッツオと市長選を繰り広げて見事当選、名実ともにF市の支配者となる。
- 百道秘書(ももちひしょ)
- 声:中西裕美子
- 蒲腐の秘書を務める。下の名前は不明。
- 普段はあまり目立たず秘書の仕事をこなすが、美咲たちには万能かつ有能な仕事ぶりから信頼されている。
- 壊滅危機にあった市街安全保障局をほぼ1人で取り仕切り、再び立て直すダミーを含めて資産を分割・凍結していた。当局からの追求が早すぎて資産を解凍する手段が無かったが私物に紛れ込んでいた金塊を使って資産を復活させた。など色々と謎の多い女性。
- 普段は沈着冷静な物腰を崩さないが、時折ツボを突くアクシデント等の際には気を緩めることもある。
- 四王寺五条(しおうじ ごじょう)
- 声:井上和彦
- 六本松の生みの親である天才科学者。蒲腐博士との個人的な関係で、六本松開発などの仕事を請け負っている。
- 父の天満宮は五条をしのぐ天才科学者だったが、現在は行方不明である。夫の失踪後、性格が下劣になった母親に過剰な愛情を押しつけられて育ち、反動でロリコンとなった。
- 従姉妹の連歌屋宇美(れんがや うみ)を助手としている。初めて出会ったとき、彼女に何事か感銘を受けた様子であったが、時が経つにつれ彼女も成長し、苦手とする母に巨乳という嫌なところが似てしまったため、敬遠している(心底嫌っているわけではない)。
- 研究所近くの公園で、女児たちが遊んでいる姿を眺めるのが趣味で、気に入った少女たちの映像記録を膨大にファイリングしており、住吉とは、お互い所有している映像記録を、たびたびやりとりする姿が作中で描かれている。
- 行方不明の父・天満宮や母・美和が技術者としては圧倒的に上だと言う事は承知しているが、度重なる干渉にかなりムカついている。
- 六本松(ろっぽんまつ)
- 声:雪乃五月
- 市街安全保障局に配備されたアンドロイド。開発者は四王寺五条。中枢となるコアは1つだが、搭載される機体によって一式と二式に分かれる。
- 目的によって機体を入れ替えて運用がなされるはずだが、しばしば逆の状態で無理やり運用されるため、しょっちゅう壊れている。
- 壊れても大して周囲からは心配されておらず、修理を押し付けられる五条の悩みの種となっている。
- 実際には核(コア)と呼ばれるパーツとその周辺機器、基本設計を行ったのは五条の父「四王寺天満宮(しおうじ てんまんぐう)」で五条自身も最も重要な中枢部分にはほとんど手が出せない。
- 中枢部分が共通している為か、岩田がリンクして動かした事が何度かあったが(一式に一回、二式に二回)その際には岩田自身のバイタルコンディションが極端に低下した。
- 一式(いちしき)
- 成人女性の姿で、オールインワンタイプの万能型(蒲腐博士の要求)。そのため機体重量は数百キロにおよぶ上、機能制御に容量が割かれている為か情動には乏しい。大幅なVer.UP後にイルパラッツォに連れ去られ、外装をエクセルの姿に改装しILL社長を務める。紆余曲折を経てエクセルが支配下に置いたり、ボディを乗っ取ったりしたが四王寺の二式(二体目)に撃破、回収されるが中枢であるコア部分に深刻な損傷が生じている。
- 予備フレームから構築された一式LE(リミテッドエデション)も製作された。
- 二式(にしき)
- 五条の趣味性が如実に反映された幼女タイプ。機能を絞って軽量化されており、表情豊かで性格も明るい。コアが一式ごと奪われた為、長らくお蔵入り状態だったが、ボディ自体のシステムは同一な為か岩田が憑依する現象も起きたりした。四王寺がもっとも力を入れている機体で自分の技術のみで組み上げた機体区別の方法は頭部センサーの形状。初期型は三角だが、新機体は丸型。も存在したが機能の低下は否めず、一式回収の際に全損。初期型は美和博士に奪われた。
その他
- 岩田積文(いわた せきふみ)
- 声:鈴木琢磨
- 医療の大手岩田グループの3世で、岩田のいとこ。金髪にサングラス、顔面に走る十字型の縫い跡と、およそ医者らしくない風体をしている。親の七光りでやりたい放題しており、患者によって態度を露骨に変える非常に悪質な医者である。美女や富豪が患者の場合は誠心誠意治療に励む反面、その他の患者はぞんざいに扱うことが多い。
- 顔面に走る十字型の傷は、小さい頃、岩田にカッターナイフでデ○ジ・エンドを決められた時に出来た物。このことを根に持っており、常々復讐の機会を狙っている。岩田の癌に際しても、ほぼでたらめなカルテを書いた(もっとも専門に囚われず歯科や救急も受け持つなど、一応真面目にさえやれば医者としての腕は優秀なようである)。
- 特徴的な外見や時折口走る妙な台詞、「 - は」の助詞を「 - ァ」「 - あ」などと訛る独特の話し方から、某無免許医のパロディキャラであると思われる。
- 看護婦さん
- 声:水谷優子
- 本名は福家四季(ふくや しき)。先代の遺言で積文のお目付け役をしており、積文が暴挙に走るたびにゴルフクラブで殴って止めている。患者に対して、時折医者としてあるまじき接し方をする積文にあきれ果てており、時に殺意を沸かしているような節も見られる。
- 岩田日和子(いわた ひよこ)
- 何度か登場した岩田の親戚にあたる女の子。花を摘んでいて迷子になるなど少々天然系。四王寺からは「A+」の評価を受ける。
- オーナー
- 声:長嶝高士
- スキンヘッドに強面の元傭兵だが、穏やかな人物。時折傭兵時代を思い出して遠い目をする。本名はイカミ・アントニオ・ハジメ。
- ホテル経営を目指していて、度々エクセル達の雇い主となるが、エクセル達や自身の無茶によって悉く壊滅させられている。非常に温厚で優しいため、彼女達が怒られたことは今のところないが、エクセルに機関銃を渡して食材を調達するよう指示するなど、異常な価値観をのぞかせることもある。
- 支配人
- オーナーのもとで働く、たくましくてサバサバした女性。単独でもいたるところで商売に精を出している。
- 『銀河鉄道999』のメーテル若しくはエメラルダスにそっくり。だが、海の家では『うる星やつら』のラムのコスプレを披露するなど、その外見を気にする様子はない。
- 連歌屋宇美(れんがや うみ)
- 五条のいとこで、高校に通いながら五条の助手をしている。五条に淡い恋心を抱く、優しく健気な少女。豊満なバストを誇る。けがをして記憶を失ったエクセルを保護していた。
- オタクな一面もあり、趣味はコスプレと同人活動で、メイド喫茶でアルバイトをしていた過去を持つ。
- よく転んでお茶をこぼしたり、物を壊したりする。この特性は遺伝らしく父に当たる科学者、連歌屋博士は実験中に本来傷など付けられる筈のないコアを破損した事がある。
- 四王寺美和(しおうじ みわ)
- 五条の母親。旧姓は連歌屋で、宇美の叔母である。父親は生体工学の権威で、彼女も同じ分野を専攻している。五条の研究所のセキュリティを軽々と突破して彼を青ざめさせるなど、技術者、科学者としての能力は五条以上である。
- 基本的には世話好きで人懐こいタイプだが、唯我独尊な部分と相まって愛情の表現方法が非常に偏っている。その為か対象者にとってはただの迷惑になる事が多い。
- 当初は清楚な女性だったが、夫が失踪した直後に性格が激変してしまっている。現在の彼女は非常に大胆で自由奔放であり、誰彼構わず抱きついたり、豊満な乳房を押し付けたりして、五条に嫌がられている。豹変する前の彼女を知る人物は、五条や蒲腐を含めほんのわずかしかいないため、清楚であったことを知らされると驚愕する人間が大半である。
- また物語の重要な秘密を知っているようで、いろいろと謎が多い。六本松を「紛い物(または「自分の作品」)」と呼び、岩田にアクセスしてきた何者かを「本物(同時に「負け組」)」と呼ぶ。
- 何か(なにか)
- サイバネティクスボディのスペック上の問題で崩壊寸前だった岩田にアクセスしてそのスペックを大幅に引き上げた「なんだか良く解らないモノ(美咲談)」。
- 岩田にアクセスしてきたのは「縁があったから」らしい。美和博士の操る二式と互角以上に戦い、損壊した部分を「その場で再生する」能力を持つ。美和博士曰く、「本物」。
アニメオリジナルキャラクター
- ナベシン
- 声:ワタナベシンイチ
- 本名ワタナベシンイチ。アニメ版の監督であるワタナベシンイチをモデルとしており、本人が声を当てている。あるキャラクターに酷似した服装で登場する。監督なのにやたら目立ち、何の脈絡もなく各場面に出没。ワタナベシンイチの原作尊重の意志の程度を象徴するキャラクター。
- 六道神士(りくどう こうし)
- 声:高木渉
- 原作者。アニメ版のオープニング前に現れ、毎回へっぽこな「実験」を許可する。本編第1話でいきなり抹殺されそうになる等受難が多い。
- 大宇宙の大いなる意思(だいうちゅうのおおいなるいし)
- 声:水谷優子
- アニメ版オリジナルの、名前の通りの存在。都合の悪い事態が起こると、時間を巻き戻し全てを無かった事にする。他の登場人物とは次元を異にする超越的存在のはずが、第2話の時点でペドロと肉体関係を結んでしまい、あっと言う間に俗物化・擬人化が進行。果ては交際相手の存在が発覚したり、自分は1人の女であると主張したり、ペドロの妻と同化したり、子供を出産したりと、当初の存在意義が薄らいでいく。原作にも一瞬コマの片隅に登場している。
- ペドロ
- 声:長嶝高士
- アニメ版に登場する外国人。当初はエクセルのバイト先の工事現場で働く外国人労働者だったが、事故死した後は大宇宙の大いなる意志に寵愛され次元をさまよう。故郷には妻と息子がいる。単なる脇役のはずが、ナベシン同様シリーズ化して毎回のように登場することになった。漫画でも、遠洋漁業船が嵐に遭うコマで名前が叫ばれている。
- プチュウ
- 地球侵略を企む異星人の一派。2頭身。普段は愛らしい姿だが、身体に衝撃を受けるとゴルゴ系劇画調の憤怒の形相に変ずる。但し上流階級者の場合は、衝撃を受けずとも、ただ発言をするだけで表情が変化。巨大な某エイリアンな奇形生命体の産卵により大量発生する場面が確認されている。
- セーラー・コゼット
- 声:矢島晶子
- アニメ版オリジナルの、不幸そうな名前の少女。アニメ第8話で登場。エクセルらのアパートの近くに住んでおり、ハイアットと公園で良く会い、8話における事情(食糧危機)を話したところ食材を持ってきてくれた心優しい少女だが、その実体は幼い頃に母親と死別し、引き取り先でこき使われ、暗黒街に落ち、その筋に見出されて暗殺術を仕込まれた幼き暗殺者であった。しかし、その不幸な人生を嘆いた大宇宙の大いなる意思によって、リセットされ母親と幸せに暮らせるようになった…はずであったが、番外編である第26話ではアクロスの新しい構成員として登場する。ちなみに第26話で、もうすぐ9才といっているので、8才と思われる。
- エクセルガールズ
- 小林エクセル
- 声:小林由美子
- ハイアット美佳子
- 声:高橋美佳子
- アニメ版のOP、EDを歌っている。アニメ第5話にちょい役で登場。アニメ第9話ではボウリング番組のゲストとして登場した。エクセルとハイアットのコスプレをしているので、ハイアットは「パチモン(偽物)」と評した。
- なお、小林と高橋は実際にキャラのコスプレをしてイベントを行ったことがある。
- 放映終了後7年を経て『ハヤテのごとく!』第32話に(後姿のみだったが)突如ナベシンと共にそれらしきキャラと、ぷにぷに☆ぽえみぃらしきキャラが登場し、声もオリジナル版の2人が演じた(高橋は同番組のレギュラー、小林もゲストキャラの声で度々登場する)。
脚注
名称の元ネタ
六道作品には、地元福岡のネタが満載である。特にこの『エクセル・サーガ』は、作品の舞台はもちろん、ほとんど全ての登場人物名が実在の地名や建物名を元ネタにしている(市立戦隊『ダイテンジン』はタイトル自体「天神」地区が元ネタである)。また、福岡に出店している企業名を一部変更の上、エクセルのアルバイト先として登場することもある。グループによって、どの分野の名称を元ネタとするかには、一定のルールがあるようだ。
「理想推進機関アクロス」関連の固有名詞
- アクロス - 福岡市内の文化施設「アクロス福岡」
- アクロス配下の企業ILLのビルは、アクロス福岡と外観が酷似している。
- イルパラッツォ - ジャスマックグループの「ホテル・イル・パラッツォ」
- エクセル - 東急グループの「博多エクセルホテル東急」
- 「エクセル (EXCEL)」は「優れた」の意。
- ハイアット - ハイアットホテルアンドリゾーツの「ハイアットリージェンシー福岡」「グランドハイアット福岡」
- 偽名の「綾杉千早」は、福岡の銘酒「綾杉」(この酒の名は香椎宮の神木に由来)と「福岡市 東区 千早」。ちなみにアクロス福岡の向かい側に建つオフィスビルは「綾杉ビル」といい、屋上に「綾杉駐車場」という大きな看板も掲げられている。
- エルガーラ - 天神博多大丸の東館「エルガーラ」
- 偽名の「宗像香住」は、「福岡県 宗像市」と「福岡市 東区 香住ヶ丘」
「市街環境安全保障局」関連の固有名詞
- 蒲腐博士 - 「1995年夏季ユニバーシアード」のマスコットキャラクター「カバプー」より。百道浜に人形が展示されていた。
- コミックスにアレンジした形のカバプーがさりげなく登場している。コミック5巻EXTRA MISSION「春の番組」でカバプー大王が脱出するシーンで使っていたものである。
- 百道秘書 - 福岡市内の地名「早良区百道」より。
- また、百道浜(シーサイドももち)には「ハイアット・レジテンシャル・スイート・福岡」や福岡タワーが建っている。
- 百道浜で開催されたアジア太平洋博覧会の愛称は「よかトピア」。コミックス5巻のEXTRAMISSION「春の番組」で、百道は蒲腐博士に「ヨカトピア」と呼ばれていた。
- 渡辺通 - 天神の主要幹線道路「渡辺通り(福岡県道602号後野福岡線)」
- 岩田紀國 - 福岡市内のデパート「岩田屋」、紀國は書籍チェーン「紀伊國屋書店」より。
- 機械化後の公式固体名である「三越」は、百貨店「福岡三越」。
- 岩田家の名前は、書店チェーンの名称を元ネタとして統一している。
- 岩田積文 - 書店チェーン「積文館書店」より。福岡・佐賀に26店舗3外商部を展開する。
- 岩田金修 - 書店チェーン「金修堂書店」より。福岡地場の中堅書店チェーン。
- 福家四季(看護婦さん) - 書店チェーン「福家書店」と「劇団四季シアター 福岡シティ劇場」より。
- 住吉大丸 - 福岡市内の地名「博多区 住吉」と百貨店大丸の「博多大丸」より。
- ちなみにその東館に「エルガーラホール」があり、福岡市役所を挟んだ位置に「アクロス福岡」がある。
- 松屋美咲 - 福岡中央郵便局の隣に建つ天神のファッションビル「マツヤレディス」(現在は「ミーナ天神」)と福岡県下の地名「筑紫野市 美咲」
- 四王寺五条 - 福岡県下の地名「糟屋郡宇美町 四王寺」と「太宰府市 五条」
- 四王寺天満宮 - 福岡県内の神社「太宰府天満宮」
- 四王寺美和 - 福岡市内の地名「東区 美和台」
- 四王寺照葉(エクセル) - 博多湾内の人工島・福岡アイランドシティにある分譲住宅地「照葉(てりは)のまち」より。
- 六本松 - 福岡市内の地名「中央区 六本松」
- 連歌屋宇美 - 福岡県下の地名「太宰府市 連歌屋」と「糟屋郡 宇美町」
- 住吉かなる - 福岡市内の地名「博多区 住吉」と博多区にあるショッピングモール「キャナルシティ博多」
- 古代都市ソラリア - 福岡市内のホテル「ソラリア西鉄ホテル」
- 岩田日和子 - ひよ子本舗吉野堂より。全国展開するお菓子屋。福岡銘菓および東京銘菓として有名なお菓子の製造元。本社は福岡市南区向野1丁目16-13。
- 千代 - 福岡市内の地名「博多区 千代」より。福岡では古くからある地名である。5巻MISSION1「白いアルバム」の最後に名前だけチラッと出てきたキャラクター。美咲の友人であるという以外はすべて不明。
- 山崎 - 蒲腐博士と次期市長の椅子を争った候補者。連載当時の福岡市長・山崎広太郎(1998年12月7日 - 2006年12月)から。
漫画
1996年より、『ヤングキングアワーズ』にて連載中。単行本は年現在、25巻まで発売されている。以下続刊予定。
- 1997年4月 ISBN 978-4785915650
- 1997年12月 ISBN 978-4785918118
- 1998年7月 ISBN 978-4785918545
- 1998年12月 ISBN 978-4785918842
- 1999年9月 ISBN 978-4785919412
- 2000年5月 ISBN 978-4785919931
- 2001年2月 ISBN 978-4785920654
- 2001年9月 ISBN 978-4785921262
- 2002年6月 ISBN 978-4785922054
- 2002年10月 ISBN 978-4785922689
- 2003年10月 ISBN 978-4785923679
- 2004年6月 ISBN 978-4785924270
- 2004年12月 ISBN 978-4785924966
- 2005年6月 ISBN 978-4785925468
- 2005年12月 ISBN 978-4785925987
- 2006年7月 ISBN 978-4785926632
- 2007年1月 ISBN 978-4785927424
- 2007年9月 ISBN 978-4785928254
- 2008年3月 ISBN 978-4785929145
- 2008年6月 ISBN 978-4785929633
- 2008年10月 ISBN 978-4785930493
- 2009年2月 ISBN 978-4785931209
- 2009年9月 ISBN 978-4785932299
- 2010年4月 ISBN 978-4785933586
- 2010年10月 ISBN 978-47859-34781
アニメ
ワタナベシンイチが監督となり、テレビ東京で1999年10月7日から2000年3月30日まで木曜25時15分から25時45分に全25話が放映された。なおVHS版およびDVD版にはテレビ放映されなかった第26話「やりすぎ」が収録されているが、これには18禁版と性描写が隠された通常版が有る。
正式名称は『へっぽこ実験アニメーション エクセル♥サーガ』。正式名称の「へっぽこ実験アニメーション」という副題が示す通り、毎回「実験」と称し特定のお題に沿ったへっぽこな物語が製作された(アニメや文化現象の広い流れの中で見ると、ポストモダン的作品として位置づけられる)。毎回冒頭で原作者名義で「実験」を許可する旨の宣誓が行われる。
アニメ版は極端なパロディに特化した内容で、更に作者の六道神士や監督のワタナベシンイチ(作中ではナベシン)が事あるごとに作中に登場するなど破天荒なギャグアニメとなっている。
余談だが、第4話のサブタイトルとアニメ版『ラブひな』の第14話のサブタイトルが同じである(ラブひなのその回の脚本は黒田洋介なので意図的な一致と思われる)。
脚本は奇数回を倉田英之が、偶数回を黒田洋介が担当している。
スタッフ
- 監督:ワタナベシンイチ
- シリーズ構成:地獄組
- キャラクターデザイン:石野聡
- 美術監督:東潤一
- 撮影監督:中条豊光
- 色彩設定:丸山美江子
- 編集:西山茂(タバック)
- 音楽:増田俊郎
- 音楽制作:ビクターエンタテインメント
- 音楽ディレクター:野崎圭一
- 音響監督:田中英行
- 音響製作:オーディオ・タナカ
- 音響効果:庄司雅弘(フィズサウンド)
- 録音:小原吉男
- 録音スタジオ:タバック
- キャスティング協力:高橋正彦 (CPU)
- 協力:筆谷芳行(少年画報社)
- 番組担当:斉藤郁(テレビ東京)
- 番宣担当:伊藤淳也(テレビ東京)
- 制作担当:加藤淳
- プロデューサー:北山茂(ビクターエンタテインメント)、阿部倫久 (J.C.STAFF) 、松倉友二 (J.C.STAFF)
- アニメーション制作:J.C.STAFF
- 製作:ビクターエンタテインメント
主題歌
- オープニング「愛(忠誠心)」
- 作詞:ワタナベシンイチ/作曲・編曲:増田俊郎/歌:エクセル♥ガールズ
- エンディング「メンチ・哀愁のボレロ〜食すのね」
- 作詞:ワタナベシンイチ/作曲・編曲:増田俊郎/歌:エクセル♥ガールズ
放送リスト
話数 | 放送日 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 |
---|---|---|---|---|---|---|
第1話 | 10月7日 | 六道神士殺害計画!! | 倉田英之 | ワタナベシンイチ | 西山明樹彦 | 石野聡 |
第2話 | 10月14日 | 火星から来た女 | 黒田洋介 | 安蒜晃士 | 福多潤 | 敷島博英 |
第3話 | 10月21日 | 地獄の毒々大脱走のいけにえ | 倉田英之 | 殿勝秀樹 | ほしかわたかふみ | 加藤やすひさ |
第4話 | 10月28日 | ラブへな | 黒田洋介 | ワタナベシンイチ | 安藤健 | 小原充 |
第5話 | 11月4日 | おもしろい巨塔 | 倉田英之 | 山川吉樹 | 村田雅彦 | 柳瀬雄之 |
第6話 | 11月11日 | 寒が冬いぜ!!〜遭難編〜 | 黒田洋介 | 殿勝秀樹 | 西山明樹彦 | 大木良一 |
第7話 | 11月18日 | 地下道のメロディ | 倉田英之 | 福多潤 | 敷島博英 | |
第8話 | 11月25日 | 視聴率強化週間 | 黒田洋介 | 安蒜晃士 | ほしかわたかふみ | 加藤泰久 |
第9話 | 12月2日 | ボウリング娘。 | 倉田英之 | ワタナベシンイチ | 安藤健 | 浜津武広 |
第10話 | 12月9日 | メンチの大冒険 | 黒田洋介 | 殿勝秀樹 | 粟井重紀 | 柳瀬雄之 |
第11話 | 12月16日 | ひっこめ!青春! | 倉田英之 | 井之川慎太郎 | 西山明樹彦 | 大木良一 |
第12話 | 12月23日 | 大市街partII | 黒田洋介 | 福多潤 | 福多潤 平池芳正 | 谷口守泰 |
第13話 | 1月6日 | 新春年忘れかくし芸大会 | 倉田英之 | ワタナベシンイチ | ほしかわたかふみ | 加藤泰久 |
第14話 | 1月13日 | テコイレ | 黒田洋介 | 桜美かつし | 栗本宏志 | 浜津武広 |
第15話 | 1月20日 | もっと! てこいれメモリアル | 倉田英之 | 八谷賢一 | 粟井重紀 | 柳瀬雄之 |
第16話 | 1月27日 | AIをとりもどせ! | 黒田洋介 | 殿勝秀樹 | 西山明樹彦 | 大木良一 |
第17話 | 2月3日 | アニメーションUSA | 倉田英之 | 別所誠人 | 平池芳正 福多潤 | 飯飼一幸 谷口守泰 |
第18話 | 2月10日 | 市立戦隊ダイテンジン | 黒田洋介 | ほしかわたかふみ | 加藤泰久 | |
第19話 | 2月17日 | メンチの大冒険2〜80時間世界一周〜 | 倉田英之 | 桜美かつし | 久城りおん | 浜津武広 |
第20話 | 2月24日 | よりぬきペドロさん | 黒田洋介 | ワタナベシンイチ | 作画監督:石野聡 補佐:加藤やすひさ | |
第21話 | 3月2日 | 美濡歩(ビジュアル)K | 倉田英之 | 山口頼房 | 井之川慎太郎 | 柳瀬雄之 |
第22話 | 3月9日 | 侵略、おふくろ様 | 黒田洋介 | 井之川慎太郎 | 福多潤 平池芳正 | 飯飼一幸 |
第23話 | 3月16日 | 世紀末征服者伝説 | 倉田英之 | 福多潤 | 紅優 | 大木良一 |
第24話 | 3月23日 | きみのためなら死ねる | 黒田洋介 | 桜美かつし | 久城りおん | 浜津武広 |
最終話 | 3月30日 | やりにげ | 倉田英之 | ワタナベシンイチ | 福多潤 平池芳正 | 柳瀬雄之 大木良一 |
第26話 | VHS・DVD | やりすぎ | 黒田洋介 | ワタナベシンイチ | 石野聡 |
関連作品
- 市立戦隊ダイテンジン:本作のたたき台となった成人向け作品。詳細はリンク先参照。
- ぷにぷに☆ぽえみぃ:本作のアニメ第17話から突如企画化されたOVA作品。監督はワタナベシンイチ、脚本は黒田洋介。魔法少女ものであるが突拍子もないギャグ作品になっている。
sq:Excel Saga sv:Excel Saga
uk:Excel Saga