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エリアの騎士/月山可也 伊賀大晃 月山可也伊賀大晃 ...

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著者: 月山可也 伊賀大晃 月山可也伊賀大晃 月山可也、伊賀大晃
巻数: 31巻

月山可也の新刊
伊賀大晃の新刊
月山可也伊賀大晃の新刊
月山可也、伊賀大晃の新刊
エリアの騎士の新刊

最新刊『エリアの騎士 31


出版社: 講談社
シリーズ: 少年マガジンKC


twitterでのコメント (関係ないのに引っかかることもあります...)

Horizon09133 【エリアの騎士(1) (講談社コミックス)/月山 可也】を読んだ本に追加 → https://t.co/IRBeikqrmX #bookmeter
T3Bel 集めてるマンガ漫画↓ 食戟のソーマ、UQホルダー、神様の言うとうり、エリアの騎士、スラムダンク、リアアカ、メジャー、徒然チルドレン、やまじょ、 SKETDANCE、とらドラ #相互フォロー #フォロバ100パーセント… https://t.co/1fEaEFDFYs
RMT_twyBot 【固定ツイート】 今読んでる漫画です。 これ以外にも面白い漫画あったら教えてください!! capeta Claymore アイアムヒーロー アイシールド21 アカメが斬る あさひなぐ アルスラーン戦記 エリアD エリアの騎士 エルフェンリート
UOwOU_wanwan RT @hondana0417: [定期] ONEPEACE、ケンガンアシュラ、ばらかもん、ヴィンランド・サガ、東京喰種、銀の匙、ヒト喰イ、食戟のソーマ、マギ、七つの大罪、ワールドトリガー、弱虫ペダル、エリアの騎士、MAJOR、囚人リク、俺物語‼︎ 一つでも好きな漫画があれ…
K2638 5RTこなかったから エリアの騎士の最新刊買うわ ワングいってくるわ

エリアの騎士』(エリアのきし THE KNIGHT in THE AREA)は、伊賀大晃原作・月山可也作画による日本のサッカー漫画作品。『週刊少年マガジン』(講談社)で連載。

== 概要

==

講談社発行の少年漫画誌『週刊少年マガジン』2006年21・22合併号から2017年17号まで連載。

本作は先述のこと、サッカーを題材とした作品である。「本編」となるエピソードは、主人公であるたちの高校サッカー部が全国大会、さらにはその先の世界へと目指してゆく成長物語を軸とし、その過程で関わりゆくヒロインやキーパーソンらをはじめとする様々な人々の姿を描いたフィクション作品である 原作(シナリオ)担当の伊賀大晃は、本作を読んだ読者の中から日本代表に『エリアの騎士』が現れることを願う旨のコメントをしている。(単行本『エリアの騎士 1』(第1巻)、単行本『エリアの騎士 2』(第2巻)、単行本『エリアの騎士 3』(第3巻)の作者コメント欄 参照

また「本編」とは別に、その前日譚に相当するエピソード「番外編」とおまけギャグ漫画の「4コマ」が存在し、「番外編」はこれまでに『週刊少年マガジン』2007年28号(第9巻収録)、2009年9号(第15巻収録)、『月刊少年ライバル』2009年8月号(第18巻収録)など、「4コマ」は単行本巻末(書き下ろし)や『マガジンSPECIAL』でそれぞれ掲載されている。

『週刊少年マガジン』2011年43号にてテレビアニメ化が発表され、2012年1月から9月にかけて放送された

あらすじ

詳細は後述(ストーリー)を参照

鎌倉学館中等部サッカー部主将・逢沢 傑はU-15日本代表の10番を背負う。その弟・逢沢 駆は世界を舞台に活躍する兄の姿に心を躍らす。

しかし、駆は選手としての自信を失い、兄と同じサッカー部でマネージャーとして働きながらプレーへの想いに胸を焦がす日々を送っていた。傑は弟のそんな姿を胸の中で見守り続けていた。

そうした中、中学校全国大会への予選が間近に迫ろうとしていたある日、かつての幼馴染・美島 奈々が鎌倉学館にやってきた!?

企画展開

『週刊少年マガジン』上では「エリアの騎士対談スペシャル」と題し、主人公・逢沢駆が佐藤寿人や我那覇和樹といったJリーグで活躍するトップ選手と対談するという企画が組まれたことがある。

本作が同誌の巻頭カラーを飾った、2007年41号 単行本『エリアの騎士 8』(第8巻)巻末挿入「キャラクター人気投票結果発表!!」(p.179-183) 参照 「キャラクター人気投票」の結果は、主要キャラクターの逢沢駆、美島奈々、逢沢傑と江ノ島高校サッカー部メンバーを中心に得票上位18名をランキングで発表(得票数は未公表)。、2010年15号では読者アンケートによって「キャラクター人気投票!!」 が行われている。なお、「キャラクター人気投票」で2度とも上位4位以内に入った、逢沢 駆(2位/1位)、美島奈々(1位/3位)、荒木竜一(3位/2位)、逢沢 傑(4位/4位)以上4名の得票数は(未公表だが)いずれも5位以下を大きく離す結果だった模様

また、2008年8月には同誌携帯サイト『週マガファンクラブ』にて、「エリアの騎士ベストイレブン投票」
が行われた。

この他、2009年10月15日にコナミから発売されたニンテンドーDS専用ゲームソフト『少年サンデー&少年マガジン WHITE COMIC』では、本作から逢沢駆と美島奈々がゲスト出演した

単行本・評価

単行本(コミックス)は全57巻が刊行されている(#単行本一覧)。2010年2月時点のシリーズ累計発行部数は90万部以上(オリコン推計)。2011年12月15日時点の総売上部数は650万部以上(講談社およびテレビ朝日による発表)。

また、海外向けに翻訳もされており、韓国や中国などで刊行されている

単行本では、各巻巻末に書き下ろしまたは『マガジンSPECIAL』掲載分の4コマ漫画が収録され、また、第8巻は「キャラクター人気投票結果発表!!」、第14巻では「サッカー用語集」 月山可也によれば、「サッカーの用語に関するメールがあったことから付けてもらった」とのこと。(TSUKIYAMA'S BLOG 2009年02月19日が収録されている。

著名人の読者としては、元プロサッカー選手でサッカー解説者の中西哲生『エリアの騎士 22』(第22巻)の帯紙にて、スポーツジャーナリストの中西哲生として「W杯で味わった興奮が、ここでも!」とコメントを寄せている。やペナルティのヒデ『エリアの騎士 23』(第22巻)の帯紙にて、ヒデは「もう1度サッカー少年に戻ろう」とコメントしている。なお、ペナルティのヒデは、相方のワッキーとともに千葉県・船橋市立船橋高等学校出身の高校サッカー経験者である。また、コメントを寄せたヒデ自身は当時、横浜フリューゲルスからスカウト(内定)を受けたが、辞退して芸能活動への道を選択したという経歴を持つ。 など(2011年時点)。現役選手では岡崎慎司『エリアの騎士 17』(第17巻)の帯紙には日本代表FW・岡崎慎司選手からの感想やコメントが掲載されている。(TSUKIYAMA'S BLOG 2009年08月19日、中村憲剛『エリアの騎士 18』(第18巻)の帯紙には日本代表MF・中村憲剛選手からの感想やコメントが掲載されている。(TSUKIYAMA'S BLOG 2009年11月18日, 2010年01月22日、岩渕真奈月山可也は自身のブログ上で、岩渕真奈選手を「リアル奈々」と称している(TSUKIYAMA'S BLOG 2010年02月12日)。なお、『エリアの騎士 20』(第20巻)の帯紙では、なでしこ代表FWとなった岩渕真奈選手の感想やコメントが掲載されている。など。この他、稲本潤一、高原直泰、大久保嘉人など作中で取り扱われることのある日本代表(サムライブルー)や日本女子代表(なでしこジャパン)に名を連ねる選手が読む作品となっている。

この他、『週刊少年マガジン』公式サイトの作品別掲示板(BBS)では、読者・ファンからの批評が書き込まれている。また時として「動く『エリアの騎士』が観たい」という映像化を要望する書き込みがされることがある(そうした要望の中で多いのはアニメ化であった)。

ストーリー

  • ここでは作中の時系列に沿って、そのストーリー

について紹介する。

  • なお、取り扱い上、主人公の逢沢駆を軸として区別する。
  • 『#○○○』は話数のこと。

本編(サッカー部の物語)

{| class=wikitable !エピソード
該当話
(収録巻) !時期 !概略 |- |colspan=10| 鎌倉学館中等部(中学生) |- |サッカー部のマネージャー
#1(第1巻) - #4(第2巻) | 2年生 | |- | ラストパス
#5(第2巻) - #10(第2巻) | 2年生 | |- | 選手復帰
#11(第2巻) - #18(第3巻) | 3年生 | |- |colspan=10| 江ノ島高等学校(高校生) |- | FC vs SC
#19(第3巻) - #37(第5巻) |rowspan=7| 1年生 | |- | 新生サッカー部
#38(第6巻) - #45(第6巻) | |- | 高校総体 神奈川県予選
#46(第6巻) - #113(第14巻) | |- | 高校総体 東京予選
高校総体 決勝
#114(第14巻) - #131(第16巻) | |- | 選手権 神奈川県予選
#132(第16巻) -#186(第22巻) | |- | 選手権 全国大会
#187(第23巻) -#293(第34巻) | |- | 五輪代表招集
#294(第35巻) -#324(第38巻) | |- |colspan=10| 湘南ブルーインパルス(高校生) |- | チーム再建
#325(第38巻) - #338(第39巻) |rowspan=2| 1年生 | |- | 日本高校選抜
#339(第40巻) - #345(第40巻) | |- | リーグ開幕
#346(第40巻) - #376(第44巻) |rowspan=13| 2年生 | |- | 五輪2次予選〜VSクウェート〜
#377(第44巻) - #387(第45巻) | |- | 「新生」ブルーインパルス
#388(第45巻) - | |- |}

本編(サッカー日本代表の物語)

奈々が女子日本代表(なでしこジャパン)で活躍する物語で、一色や舞衣らとともに女子日本代表を盛り上げてゆく。

駆もU-16日本代表に初招集されて夢に向かって大きな一歩を踏み出す。また、久々の選出となった荒木がU-16アジア選手権で活躍する物語も取り扱われる。

全国高校サッカー選手権大会後は、駆や荒木がU-22日本代表に選出され、五輪大会出場に向け、奮闘する物語も取り扱われる。

これらは時系列としては「江ノ島高校」や「湘南ブルーインパルス」でのエピソードと並行しており、特定時期の物語ではない。

番外編(回想物語)

主に番外編で描かれる過去の物語。

「〜マドリッドの出会い〜」(第9巻収録)
逢沢傑がレオナルド・シルバと出会い、お互いの実力を認め合うきっかけの序編。
「U-15日本代表合宿の出会い」(第15巻収録)
荒木竜一が初めて日本代表に選出され、その先で逢沢傑と出会い、その実力を認めた物語。
「キャッチャー・イン・ザ・ピッチ」(第18巻収録)
サッカーに熱中しながら初恋を抱く逢沢駆と、アメリカへ渡ることを言えずにいた美島奈々の物語。
「なでしこ大ピンチ」(第30巻収録)
女子日本代表にある重大発表がなされ、選手が困惑する物語。
「バルセロナの記憶」(第44巻収録)
スペインリーグの下部組織でプレーしていた四季遥が逢沢傑と出会い、ある弱点を指摘された物語。

登場人物

  • 基本的に各キャラクターの所属・学年・年齢、背番号、代表選出、役職などは最新の単行本(第45巻)時点のものを記載。
  • なお、長らく登場がないキャラクターについては登場当時のものを記載。
  • 参考:当初、中学2年生だった駆は現在高校2年生である。
  • キャラクター名とともに記載される「声 - (名前)」はアニメ版における声の担当者。

メインキャラクター

逢沢 駆(あいざわ かける Aizawa Kakeru
声 - 三瓶由布子、金田朋子(幼少)
本作の主人公。江ノ島高校2年生で、ポジションはフォワード。背番号は「14」。U-16日本代表候補→U-22日本代表(背番号は「19」)。湘南ブルーインパルス特別指定選手(背番号は「22」)。
プロフィール単行本『エリアの騎士 8』(第1巻 P.192)掲載 キャラクター情報(逢沢 駆 / 逢沢 傑) 参照 :誕生日は11月10日、血液型はO型。身長169cm鎌倉学館中等部卒業。
幼い頃から兄・傑と共にサッカーに情熱を注いでいたが、小学校6年生時にチームメイトで親友の日比野に重傷を負わせてしまったことで長いスランプに陥っていた。鎌倉学館中等部ではマネージャーに甘んじていたが、その裏で一人夜の公園で練習する日々を過ごしていた 単行本『エリアの騎士 1』(第1巻)収録 #1 "兄弟"(P.01-99) 参照
傑や親友の祐介、奈々からは素質を認められてはいたが、けじめを着けるためにサッカーを辞める決意した矢先、傑が急死。自身も重体となるも、心臓移植により一命を取り留めた。だが、兄の死と奈々から聞いた事実に苦悩。しかし、傑の日記からその真意を知ると、命が続く限りサッカーを続けていく事を決意する。復帰後はチームの誰もが認める努力を重ね続けたものの、出場機会に恵まれなかったが、最後の試合で結果を出し、熊谷監督から認められた。進路で分かれる祐介とは、いつかまたチームでプレーしようと約束した 単行本『エリアの騎士 3』(第3巻)収録 #13 "アピールしろ!"(P.37-41) 参照
卒業後は傑が認めた荒木を求めて奈々とともに江ノ島高校へ進学。江ノ島FC、新生サッカー部で日々着実に成長し、また高校総体を通じて日比野との友情も取り戻した。さらにU-16日本代表候補として初招集を経験し、落選するも全国高校サッカー選手権大会における活躍もあり、U-22日本代表に選出される。 単行本『エリアの騎士 16』(第16巻)収録 #125 "広い世界"(P.66-70) 参照
全国高校サッカー選手権大会では、県予選から順調にゴールを重ね、チームのピンチ時に現れる傑の魂から技術を学び、FWとして着実に成長を遂げる。本大会においては大会最多の9ゴールを挙げ、得点王に輝く。また、決勝の東京蹴球学園高校戦では、兄の魂との決別をすることになる。
選手権後は、U-22日本代表合宿を経て、U-22韓国・ブラジル代表との親善試合に出場する(2試合で1ゴール)。
親善試合後は、試合後に受けたインタビューがきっかけとなり、2部の湘南ブルーインパルスに特別指定選手として、プロチームへ加入することとなった(2年次の高校総体神奈川県予選後はインパルスとプロ契約を結ぶことになった)。
目標は、亡き兄が求めた理想のストライカー『エリアの騎士となり、既に代表で活躍する奈々と一緒に日本代表のユニフォーム「サムライブルー」を着て、世界のピッチに立つこと。
天性のボールに対する嗅覚と豊富な運動量を生かして攻守に貢献。また『純血種(サラブレッド)ストライカー』として、相手ディフェンスの「穴」を見極め、パスを呼び込む動きでゴールを狙う江ノ島のエースストライカー。「ラン・ウィズ・ザ・ボール」や、奈々との練習時で得た「φ(ファイ)トリック」 単行本『エリアの騎士 12』(第12巻)収録 #90 "究極(ファイナル)フェイント"(P.5-26), 単行本『エリアの騎士 11』(第11巻)収録 #89 "ストライカー"(P.189-193)参照 、「φトリック・エボリューション」 単行本『エリアの騎士 820』(第20巻)収録 #159 "進化(エボリューション)"(P.7-26) 、「φトリック・レボリューション」が武器。だが、「φトリック」を取得したことで、φトリックに頼り切ったフェイントをする傾向が見られ、リカルド・ベルナルディなどのトップクラスの選手には通用しない場面もある。
また、U-22ブラジル代表との試合ではエンプティ・ゾーンを垣間見た。
小学生の時に負ったトラウマもあり、中学時代は左足が上手く使いこなせず、『ミスター・ノーゴール』の渾名がつけられるほど、決定力に欠ける選手だった。兄の死後は国松の指導や本人の努力、駆の体を借りた傑のプレーから、FWとして必要な技術を吸収し、高校1年次に出場した全国選手権大会では、得点王に輝くほど決定力が向上した。だが、プロチームに加入してからは、経験値で高校生よりも圧倒的に勝るプロのGKには国松が指導したお手本通りのシュートではゴールが奪えない場面が増え、プロの壁にぶつかる。
少年時代、兄の傑とスペインでプレーした経験のある、チームメイトの四季の助言により、トラウマを負う以前のシュートフォームを思い出し、2年次に出場した高校総体神奈川県予選準決勝では、シュート直前にGKの動きを見てからシュートの軌道を変えられる『ホイップ・キック』をマスターした。
局面によって傑を彷彿とさせるようなプレーを繰り出し、レオナルド・シルバや鷹匠瑛などからは一目置かれる。
奈々とはとても仲が良く、また彼女に淡い想いを寄せている。だが一方で、とても鈍感な面がある 単行本『エリアの騎士 8』(第9巻)巻末掲載 "4コママンガ" 参照
選手権で活躍しチームが優勝することが出来たら、奈々に自らの想いを伝えようと決意し、実際に優勝後、荒木のアシストもあり想いを伝えるチャンスが巡ってくるも、妹の美都に邪魔されてしまい告白できずに終わってしまう。
当初の一人称は「僕」だったが、次第に「オレ」を使うようになった(アニメ版では「僕」が多い)。兄の魂が精神的に浄化されてからは、再び「僕」中心に。
「キャラクター人気投票」では第2位を獲得、その後に行われた2回目の「キャラクター人気投票」では第1位となった
また、「ベストイレブン投票」ではフォワード部門第1位を獲得し、ベストイレブンに選出された
美島 奈々(みしま なな Mishima Nana
声 - 伊藤静
本作のヒロイン。駆の同級生で江ノ島高校サッカー部マネージャー。選手としてはミッドフィールダー。女子サッカー日本代表(なでしこジャパン)。背番号は「7」。
幼馴染の駆らからは名前をもじって『セブン』の愛称で呼ばれている。『小さな魔女(リトル・ウィッチィ)』の異名を持つ。
プロフィール単行本『エリアの騎士 8』(第2巻 P.32)掲載 キャラクター情報(美島 奈々) 参照 :誕生日は8月21日、血液型はA型。身長165cm 単行本『エリアの騎士 10』(第10巻)収録 #72 "魔女の由来"(P.06-07) 参照 。鎌倉学館中等部卒業。
普段は快活で礼儀正しい性格。しかし、公太のセクハラを容赦なく返り討ちにし、体型を維持できない荒木にダイエットを強いる姿は駆曰く「ドS」 単行本『エリアの騎士 7』(第7巻)巻末掲載 "4コママンガ" 参照 。笑顔を浮かべると「♪」(または「♡」)。
駆と非常に仲が良い。恋人ではないが、久々の対面時に「駆なら」とボディタッチを認めたり、彼と同じ高校へ進学を希望したり、舞衣と一緒にいた駆を冷やかすなど、真意は不明。
アメリカ生まれ。幼少期は同国で過ごし 単行本『エリアの騎士 10』(第10巻)収録 #73 "決意の時"(P.43-46, #74 "サムライブルー"(p.52-57) 参照 、小学生時は日本で逢沢兄弟、日比野と同じクラブでプレー。しかし、親の転勤で再びアメリカへ引っ越す。その後は現地でデビューして目覚ましく活躍するも、周囲からのプレッシャーと2つの国籍を持つ事に迷う。奈々自身は日本人だが、アメリカ生まれのため、日本とアメリカの双方の国籍を持つ。そのため、女子サッカー界の強豪でワールドカップ優勝に近いアメリカ代表になるか、それともかつての夢(と約束)を実現するべく日本代表になるかで心が揺れることとなった。、両親の転勤を機に日本へ帰国した。その後傑から頼みに応じて、宇宙人(グレイ)マスクで正体を隠したまま駆の練習に付き合うなお、マスクを被るのは駆が女の子を意識して躊躇させないようにするため。
15歳で女子日本代表に選出されるとすぐに結果を出す。当初は駆達に内緒で参加していたが、日本代表の道を選択した後は新世代スポーツアイドルとして世間から注目を浴びながら代表の中核として活躍する。
全国高校サッカー選手権大会後に、東京キューティーズに入団が決まり、江ノ島高校サッカー部のマネージャーを辞することとなった(オフには練習の手伝いに来ている)。
『天才』と称されるサッカーセンスと華麗なテクニック、代名詞となった『ウィッチィ・ターン』や駆とφトリックの練習をする中で編み出した『ウィッチィ・フィード』が武器。フィジカルが唯一の弱点だが、どんなチェックも軽くかわすため、トップ下としては万能を誇る『ファンタジスタ』。加えて、優れた戦術眼やフォーメーションの理解、分析力も持ち合わせている(それらを活かし、U-22日本代表親善試合では、ブラジル戦にゲスト解説として参加。本職顔負けの解説を行った)。また、駆のドリブルやフェイントを指導・考案し、祐介らの選手の適性を見抜くなどプレー以外の分野でも万能である。
2年次に出場した、女子W杯では、本選のグループリーグでアメリカ・ドイツといった強豪国が集まる死のグループに入ってしまったことやチームの柱となる一色を怪我で欠くなど不運が重なり、群咲と共に奮戦するも、健闘むなしくグループリーグ3位という結果に終わった。その際には砂浜で駆に対し、悔し涙を見せた。
駆の素質に期待を寄せており、偶々知った心臓移植の事実を駆に伝えて再起を促がし、その成長を見守る。いつか駆が日本代表のユニホーム「サムライブルー」を着る日を心待ちにしている。駆が理想的なプレーをすると喜ぶが、傑を彷彿とするプレーには不安な表情を見せる。
「キャラクター人気投票」では第1位を獲得、その後に行われた2回目の「キャラクター人気投票」では第3位となった
また、「ベストイレブン投票」では結果発表を務め、またネタで監督に推薦された
逢沢 傑(あいざわ すぐる Aizawa Suguru
声 - 福山潤、くまいもとこ(少年時代)、小林由美子(幼少)
駆の1歳上の兄。ポジションはミッドフィールダー。(登場時は)鎌倉学館中等部のキャプテンで、U-15日本代表の10番(エース)。
プロフィール:誕生日は10月1日、血液型はO型。
10歳でU-12日本代表に選出後、常に世界のトップステージで10番を背負い戦い続けた天才。「日本サッカーの救世主」「日本の至宝」として将来を期待され、弟からも尊敬されていた。
ピッチ上の展開を的確に把握し、優れたフェイント、ドリブル、パスセンスなどで状況を打破し、自らも高い決定力も持つなど全てにおいて類い稀な才能を持ち、他を圧倒する存在感を放つ。そのため『伝説のトップ下』と称された。それらは才能に驕らず、弛まぬ努力を積み重ねた実力である。
幼少期より日本代表に選出されてきたこともあり、試合時のメンタルコントロールも一流であるが、同世代の中であまりに突出しすぎた為、自らを追い込んでしまい、天才ゆえの孤独を味わうことが多々あった。そのことで生前は峰のカウンセリングを受けていた。
夢は弟・駆と幼馴染の奈々、日比野とも一緒に日本代表の青いユニフォーム「サムライブルー」を着て活躍すること。そして、FIFAワールドカップに出場し優勝することであった 傑は11月26日の朝、FIFAワールドカップの決勝戦で、自らが出したパスを受けた駆が決勝点を挙げて優勝、ワールドカップトロフィーを手にする夢を見ている。
駆に心臓が移植されて以降、駆又は江ノ島高校のピンチ時には駆の精神と入れ替わり、状況を打開するためのプレーを駆又はチームメイトに示す。全国高校サッカー選手権大会決勝の東京蹴球学園高校戦では、レオナルド・シルバに自身が生きていたらたどり着いたであろう領域に達していることや「目指すサッカー」の答えをしめす。又、江ノ島高校イレブンには東京蹴球学園攻略のカギを示し、その魂は浄化された。
いつまでも立ち直れずにマネージャーに甘んじる駆に厳しく接するも、その裏では見守り続けながら、弟の素質に期待を寄せていた。そうした想いを秘めながら駆と一緒に登校中の11月26日の朝、不慮の交通事故に巻き込まれて他界(享年15)。しかし、彼の心臓は生死を彷徨っていた駆に移植され、生前の傑の想いとともに受け継がれた 単行本『エリアの騎士 2』(第2巻)収録 #6 "ラストパス"(P.57-76), #7 "心臓"(P.77-101) 参照
他界してなお、傑の存在は駆や荒木、世界のライバル・レオナルド・シルバ、また、佐伯佑介、鷹匠瑛、飛鳥享など数多くのプレイヤーに影響を与えている
傑の心臓が駆の中にあることを知るのは家族の他、奈々、峰、岩城、レオナルド・シルバなど限られている。時折駆から感じられる傑の存在に対しての解釈はそれぞれ異なっている。
性格は至って真面目。また温厚で優しい心の持ち主で、ボール遊びや練習などでは笑顔を絶やさない 単行本『エリアの騎士 15』(第15巻)収録 番外編 "〜マドリッドの出会い〜"(P.169-184) 参照 。駆の前では仏頂面であることが多かったが、「番外編」や日記、彼を知る者たちの回想の中では豊かな表情をみせている。好物はプリン。
「キャラクター人気投票」では第4位を獲得、その後に行われた2回目の「キャラクター人気投票」でも第4位となった

江ノ島高校

10年以上に渡って並存していたフットボールクラブ(以下FC)とサッカークラブ(以下SC)、2つのサッカー部が統合され、江ノ島高校サッカー部として発足した(詳細は後述)。

逢沢 駆
美島 奈々
荒木 竜一(あらき りゅういち Araki Ryuuichi
声 - 石田彰
3年生のポジションはミッドフィールダー。背番号は「10」。『(2列目の)魔術師(マジシャン)』の異名を持つ。U-16日本代表(背番号は「11」)→U-22日本代表(背番号は「14」)。統合以前はFC所属(抜けていた時期あり)。
プロフィール:誕生日は1月15日、血液型はB型。
ノリがよく奔放な性格、「王様」を自称するだけあって、チームメイトも度々手を焼くが、織田と奈々には頭が上がらない。漫才研究会にも在籍し、兵藤と漫才コンビ「イエローカード」を組む(ボケ担当)。好物は横浜エルマーレスのスポンサーでもある「バクバクバーガー」。
欠点は調子に乗りやすいことと太りやすい体質(第40巻までに3度リバウンドし、4度のダイエットを行った)。
中学時代は無名ながらも才能を開花させ、U-15日本代表選出時は傑とトップ下でコンビを組み頭角を現した。生前の傑曰く『ファンタジスタ』しかし、駆が江ノ島に入学する前に、『裸の王様』と書かれているページを読み逃していた(傑の日記より)。
駆との対面時は、不摂生な生活でサッカー選手の面影さえない姿であった。それでも説得してきた駆に心動かされ、強行ダイエットの末に復活。以降、サッカー部の不動のファンタジスタにして精神的支柱として君臨。しかし、事ある毎に体型を維持できず、周囲(特に奈々と織田)を呆れさせる。
魔術師』と称されるラボーナなどのフェイント、トリックプレー、ドリブルで相手を翻弄し、多彩なパスから攻撃を創り出す万能ゲームメイカー(鷹匠や奈々からは人を食ったようなパスやダイレクトプレーこそが荒木の真骨頂と評される)。全国高校サッカー選手権大会県予選時には無回転シュートを取得していなかったものの、本大会では取得している。中学時代からフィジカル(特にスタミナ)が弱点であったが、岩城による荒療治で心肺機能をある程度高めることに成功した。なお太ったままでも、並みのチーム相手ならそれなりにプレーは可能。
自信家ということもあり、メンタルは強靭(奈々からは「今はその自信に実力が追い付いていないが、いずれ追いつく」と評される)。
駆とのコンビネーションは江ノ島高校の必勝パターンとなっている。プレーの中で駆に傑の表出に気づくが、駆には傑の表出を突っぱねるよう告げた。
AFC U-16選手権ではU-16日本代表の準優勝に貢献して得点王とベストイレブンに選出された 単行本『エリアの騎士 18』(第18巻)収録 #147 "新たなる展望"(P.140-145) 参照 。帰国時にテロ騒動に巻き込まれるも、U-16韓国代表の朴と金とともに防ぐ。桜井監督からは日本の将来を担う才能として評価されたことで自身の軽率さを自覚した。
全国高校サッカー選手権大会では、U-16日本代表の試合も同時期に行われていたため、予選時には戦列を離れることもあったが、中心選手としてチームを勝利に導く。選手権予選準決勝の葉蔭学院戦では、PK戦時に脚を負傷。決勝の鎌倉学館戦は脚の状態に不安を抱えたまま出場するも、決勝ゴールを決め江ノ島高校を10年ぶりに全国大会へと導いた。本大会では、これまで同様、江ノ島高校の不動のエースとしてチームを優勝に導き、大会MVPに輝く。
全国高校サッカー選手権大会での活躍から、駆と共にU-22日本代表に選出され、U-22韓国・ブラジル代表との親善試合に出場する。2試合に出場し、得点やアシストという結果は残せなかったものの、得点の起点となったり、ブラジル戦では、代役ながらもトップ下としてスタメン出場を果たす。
選手権後は、国内のクラブチームからオファーを受けており、練習にも参加しているとのこと。また、日本高校選抜の応援に行った際に、倉知の伝手を介しフランクフルトの練習に参加し、その実力を認められるも、世界との差を痛感し、日本で実力を磨いてから海外に挑戦することを決意する。
卒業後は若森のいる東京ジュニアーズに所属。
「キャラクター人気投票」では第3位を獲得、その後に行われた2回目の「キャラクター人気投票」では第2位となった
また、「ベストイレブン投票」ではミッドフィールダー部門第1位を獲得し、ベストイレブンに選出された
兵藤 誠(ひょうどう まこと)
声 - 梯篤司
副キャプテンを務める3年生のミッドフィールダー。背番号は「8」。統合以前はFC所属で、同チームのキャプテン。
プロフィール 単行本『エリアの騎士 5』(第5巻 P.194-196)掲載 キャラクター情報(兵藤 誠 / 荒木 竜一 / 的場 薫) 参照 :誕生日は2月6日、血液型はA型。
愛称「マコ」。持前の明るさとノリの良さでチームをまとめるムードメイカー。また、漫才研究会にも在籍し、荒木と漫才コンビ「イエローカード」を組む(ツッコミ担当)。
SCで近藤監督の方針に反発してFCに転籍。その後キャプテンを務め、駆たちをFCに誘った。新生サッカー部では副キャプテン。なお、合流した織田とは和解はしたが、中学時代に怪我をさせてしまったことを今も悔やんでいる。
選手権後は、織田と共に日本高校選抜に選出され、決勝のバイエルン・ミュンヘンユース戦では、織田のフリーキックからのこぼれ球を押し込み、決勝点を叩き出した。
足元のテクニックやパスワークに優れ、積極的な攻撃と、しっかりとしたカバーリングや守備貢献で、オールラウンドに役割をこなす。攻撃の司令塔・荒木と守備を統率する織田との間で攻守のバランスを取る要である。
「キャラクター人気投票」では第10位を獲得。また、「ベストイレブン投票」ではミッドフィールダー部門第5位を獲得
織田 涼真(おだ りょうま)
声 - 浪川大輔
沢村世代が引退後にキャプテンを務める3年生のミッドフィールダー。背番号は「4」。統合以前は元SC所属で同チームのエース。
プロフィール 単行本『エリアの騎士 7』(第7巻 P.188-189)掲載 キャラクター情報(織田 涼真 / 岩城 鉄平 / 近藤 正勝) 参照 :誕生日は12月2日、血液型はA型。
生真面目なゆえに、頑固で規律に厳しくチームのモラル統率は織田が一身に担っている。荒木の不摂生や軽率な行動に対しては容赦なし。しかし、時としてノリの軽い荒木、兵頭、火野らにいじられ、奈々に誤解を抱かれたことも。
中学時代はトップ下でプレーしていたが、兵藤との接触で膝に怪我を負い、強豪校のセレクションに漏れてしまう。しかし、近藤監督に非凡な戦術眼や視野の広さを見出され、スカウトを受けて江ノ島高校進学を決意した。
正確無比なロングフィードやパスワーク、強烈なミドルシュートによる攻撃で『レジスタ(演出家)』としてゲームメイクを行う。また、マンツーマンやマーキング、ポジション指示など高い守備能力も持ち合わせ、攻守の中核を成す。
近藤を始めFCを見下す者の多いSCの中で、FCを評価していた。
サッカーへの情熱は熱く、サッカーというスポーツに対して、金銭や名声を越えて得られるモノに価値があると捉え、東京蹴球学園のようなやり方を批判した 単行本『エリアの騎士 15』(第15巻)収録 #122 "黄金の11人"(P.131-133) 参照
全国高校サッカー選手権大会では、攻守に渡ってチームを支える。県予選では、荒木がU-16日本代表の試合のためチームを離脱している間もこれまで通り攻守に渡ってチームを支える。選手権予選決勝の鎌倉学館戦では、世良のマリーシアによって試合開始早々退場に追い込まれ、その後は控室で試合展開を見守るが、優勝決定時には感極まって涙を流していた。試合後は、世良のフォローもあり勝利の輪に加わることが許された。
本大会でも攻守に渡って活躍をし、決勝の東京蹴球学園戦では、試合終盤に駆とのコンビネーションで値千金のディフェンスを見せ、同点のピンチを防いだ。
大会後は沢村からキャプテンの座を託され、チームを牽引する。また、全国高校サッカー選手権大会での活躍から日本高校選抜に選出されキャプテンとして、選抜チームを引っ張り、決勝のバイエルン・ミュンヘンユース戦では先取点をもぎ取り、更には決勝点の起点となるフリーキックを放ち、日本高校選抜を優勝に導いた。
卒業後は駆や公太と同じく湘南ブルーインパルスに所属し、ボランチとして攻守ともに貢献していた。
「キャラクター人気投票」では第5位を獲得、その後に行われた2回目の「キャラクター人気投票」では第8位となった
また、「ベストイレブン投票」ではミッドフィールダー部門第3位を獲得し、ベストイレブンに選出された
沢村 優司(さわむら ゆうじ)
声 - 武内健
3年生のミッドフィールダー(卒業)。背番号は「5」。統合以前は元SC所属、同チームの元キャプテン。
プロフィール 単行本『エリアの騎士 8』(第8巻 P.184-186)掲載 キャラクター情報
(紅林 礼生 / 海王寺 豪 / 火野 淳平 / 堀川 明人 / 高瀬 道朗 / 八雲 高次 / 沢村 優司 / 李 秋俊) 参照
:誕生日は4月5日、血液型はA型。
SC時代から数少ない生え抜き組の1人。チーム内でも1、2を争うほどの練習量を重ねている。個性溢れるチームメイト逹の中で派手さはないが貢献度は高く、岩城や奈々からの評価も高い。李とは親友である。
攻撃面ではキーマンの荒木、兵頭、織田らをサポートし、守備面では努力で得た豊富な運動量で献身的に粘って隙をカバーする。また、スタミナには絶対の自信を持ち、90分走り続けても、スピードを落とすことはない。SC時代はトップ下だったが、統合後はボランチの一角を務め、両サイドをこなす事が出来る。
卒業後は大学に進学し、サッカーを続け李と約束を果たすため、プロ入りを目指す。
「キャラクター人気投票」では第14位を獲得した
火野 淳平(ひの じゅんぺい)
声 - 志賀克也
3年生のフォワード / ミッドフィールダー。背番号は「9」。統合以前はFC所属。
プロフィール:誕生日は5月13日、血液型はA型。
かつてはSCに所属しており、その実力は近藤も認めていた。しかし、短気な性格と近藤の方針への反発から退部し、一時はサッカーから離れるが、兵藤の熱心な誘いに応じてFCに入部する。
江ノ島高校内1、2を争うフィジカルの強さと総合力で優れ、FW、MF(トップ下、右サイド)と複数のポジションをこなすユーティリティープレイヤー。当初はセンターフォワードで先発出場していたが選手権予選の鎌倉学館戦以降右サイドのボランチで出場している。
FCに入部してきた駆や的場に岩城の魅力を語った。勉強は全く駄目だが、サッカー選手としての学習能力には優れ、1度犯したミスは繰り返さない。
辻堂学園の不破とは元ヤンキー仲間。辻堂戦では対峙した不破の挑発に乗ってしまい退場処分を受けたが、試合後和解した。
「キャラクター人気投票」では第11位を獲得。「ベストイレブン投票」ではフォワード部門第4位を獲得
的場 薫(まとば かおる)
声 - 代永翼、富樫美鈴(子供)
2年生のフォワード / ミッドフィールダー。背番号は「7」。統合以前はFC所属。
プロフィール:誕生日は11月30日、血液型はO型。
入学直後、SCの入部テストを受けるも不合格という結果に不満を覚え、FCに入部した。
性格は真面目で思慮深いが、時として直情的、辛辣になる一面もある。小柄で細身な外見と端正な顔立ちから女性に「可愛い」と言われていることがコンプレックス。
俊足と鋭角的なフェイントによるドリブル突破が持ち味であるが、体格ゆえのフィジカルの弱さがある。
本大会では、体格差をカバーする為に、同じくフィジカルを弱点とする奈々の『ウィッチィ・ターン』を会得、更にはウィッチィ・ターンを応用した『背面(バック)・ルーレット』を会得し、ドリブル突破に磨きをかけた。
葉院学園の鬼丸春樹はクラブチームの先輩であり、また目標でもある。
原作では、優勝祝いに専属シェフが自宅にくること、お賽銭でお札を迷いなく入れたり、4コマ漫画ではお年玉で大量のスポーツ用品を購入する。又、アニメでの回想では自宅と思われる場所にプールがありメイドもおり、またハワイやタヒチへ旅行した経験がある事を示唆する発言をしたため、実家は相当なお金持ちだと思われる。
「キャラクター人気投票」では第9位を獲得。「ベストイレブン投票」ではフォワード部門第3位を獲得
高瀬 道朗(たかせ みちろう)
声 - 丹沢晃之
2年生のフォワード。背番号は「12」。『江ノ島タワー』の異名を持つ。統合以前はSC所属。
プロフィール:誕生日は3月15日、血液型はO型。身長189cm。
近藤のスカウトにより江ノ島SCに入部した。元々、中学時代はバスケットボール部で活躍したが、家計が苦しいことから将来的に高所得の可能性があり、バスケの技術や長身を活かせるサッカーに転向した経緯がある。そのため、負けん気の強さは部内でも随一であり、部の練習とともに、家計を助けるためのアルバイトをしていたが、そうした事情は一時薫に嫌悪感を与えた。しかし、後にサッカーを心から楽しんでいることを伝えたことで、彼とは良き友達にして、ライバル関係を築いている。
身長を活かしたポストプレイヤーとして持ち味のヘディングで、江ノ島SCでは1年生にして攻撃戦術の中核を担った。守備でも貢献するが、足元の技術など課題も多く、総合力では他のFW陣に見劣りするも本大会に向けて、アーリークロスからミドルシュート放つ技術を会得したり、長所であるフィジカルを活かしたプレーに磨きをかけるなどFWとしての成長の兆しを見せる。
「キャラクター人気投票」では第15位を獲得
中塚 公太(なかつか こうた)
声 - 白石稔
2年生のディフェンダー / ミッドフィールダー。背番号は「16」。統合以前、1度はSCに入部するもFCへと移った。
プロフィール:誕生日は1月20日、血液型はB型。鎌倉学館中等部卒業。
駆の同級生で鎌学時代の友人。鎌倉学館高等部への進学に失敗し、二次募集で江ノ島高校に合格し入学した。当初はSCに入部したが補欠扱いに不満を持ち、駆のいるFCに転籍した。
能天気かつエッチな性格で奈々をはじめ女性へのセクハラは日常茶飯事。その度に返り討ちにあっていながら、全く懲りる様子はない。中学生時からエロ本を立ち読みし、覗き行為をして、傑に殴られたこともある。兵藤から『夜の司令塔』の異名を賜った 単行本『エリアの騎士 7』(第7巻)収録 #49 "エゴイスト"(P.62-64)参照
本職はDFだが、非常に攻撃的で頻繁にオーバーラップを仕掛ける。フリーランはチーム1で、50mを6秒20の俊足、積極的な攻撃性、スタミナを有するが、テクニックに乏しく、守備も疎かにしがちである。岩城の判断でポジションはMFにコンバートされた。試合においては積極性溢れるプレー・でたらめなテクニックが相手チームを掻き回し、状況を好転させるスーパーサブとなりうる場合もある。
ポジション争いのライバル・八雲を見下しながらも良き悪友。
選手権後は、駆と共に湘南ブルーインパルス「特別指定練習生」として入団し、主にマスコットキャラクターの中に入っていた(公太が入ったことで、マスコットキャラクターの性格が変わったとの噂も)が、リーグ後半戦から四季の弱点をカバーする為に特別指定選手に昇格し、ピッチデビューを果たす。
技術は荒削りながらも、持ち前のスピード・スタミナに合わせ、セカンドチームの練習に混ざることで習得した、大きく前にボールを運びだす技術を身に着けることで、橋谷監督からも「とんでもない拾い物をしたかもしれない」と評されるまでに成長した。
学力は良くない。またサッカー部に所属していながら、ルールや戦術は詳しくない。
「キャラクター人気投票」では第6位を獲得した
八雲 高次(やくも こうじ)
声 - 水島大宙
2年生のミッドフィールダー。背番号は「6」。統合以前は元SC所属。
プロフィール:誕生日は11月20日、血液型はAB型。
ツリ目が特徴。公太の悪友。足を生かして、抜群のドリブルスピードでサイドを駆け、攻守ともに貢献する。公太と途中交代する事が多い。選手権予選の鎌倉学館戦以降右サイドのボランチは火野がスタメンになり、控えに回っている。
控えに回ったことで、腐りかけている時期もあったが、奈々から「薫にないスピードを持ち、公太にないテクニックを持っている」とのアドバイスを受け、持ち直す。
「キャラクター人気投票」で第17位を獲得。また、親戚が伊豆白浜海岸で海の家『いちごハウス』をやっている。オーナーは櫻田忍(声- 玄田哲章)は見た目はイカツイが中身は乙女で、娘の桃花(声-かかずゆみ)はお転婆娘であり、しゃべり口調は関西弁をしゃべる。
堀川 明人(ほりかわ あきと)
声 - 子安武人
3年生のディフェンダー。『スナイパー』の異名を持つ。背番号は「3」。統合以前は元FC所属。
プロフィール:誕生日は6月8日、血液型はB型。
成績優秀だが、独特の笑い方や「殺す殺す殺す」と連呼するなどの気味の悪い雰囲気を醸し出し、応援からは「キモイ」との声が上がるほど。
キックオフのホイッスルが鳴ると豹変し、正確かつ強力なスライディングと執拗なチェックで攻撃の根を削る。身長が低くポストプレーなどは苦手だが、FWを辟易とさせる執拗な守備とテクニックで弱点を補っている。
キャラクター人気投票は第13位を獲得。「ベストイレブン投票」ではディフェンダー部門第5位を獲得
海王寺 豪(かいおうじ ごう)
声 - 原田正夫
3年生のディフェンダー。背番号は「2」。統合以前は元SC所属。
プロフィール:誕生日は4月25日、血液型はO型。
新生サッカー部では正反対なタイプの堀川とコンビを組む。しかし、環境の変化から織田、沢村と共に1度は岩城の方針に離反を考えるが、近藤の説得と岩城