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エルフ17/山本貴嗣

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著者: 山本貴嗣
巻数: 6巻

山本貴嗣の新刊
エルフ17の新刊

最新刊『エルフ17 v.6


出版社: ジャイブ
シリーズ: CRコミックス


twitterでのコメント (関係ないのに引っかかることもあります...)

shimafukurokouj RT @ryuiso: その昔、漫画家の山本貴嗣先生に、エルフ17という作品のヒロインを描いたサインをしていただいたことがあったんですが、このたび、主役の残り2人を描いたサインをお願いしまして、3人揃いました。 1991年と2018年だぜ。 実に27年ぶりの勢揃いだ。 当時まだ…
soft_mole @galucktaya 描写能力の高い絵柄で読みやすいですよね!エルフ17は実は私も未読です。男性主人公モノだとBOYというシリーズ(男の娘?もの)がありまして、そっちもなかなか面白かったですよ。山本貴嗣読者がいて嬉しいですw

エルフ17の既刊

名前発売年月
エルフ17 v.1 2005-04
エルフ17 v.2 2005-04
エルフ17 v.3 2005-05
エルフ17 v.4 2005-06
エルフ17 v.5 2005-07
エルフ17 v.6 2005-08

エルフ・17』(エルフ・セブンティーン)は、山本貴嗣による日本の漫画作品。『月刊コミコミ』(白泉社)にて1985年1月号から1988年11月号まで連載された。全41話+番外編1話。1987年には同タイトルでOVA化された。単行本は白泉社から全8巻。1991年に白夜書房から全4巻、2005年にJIVEから全6巻で復刻。

概要

作者の代表作の一つ。SF版水戸黄門とでもいうべきスペースオペラ。

第23話でDAICONのパロディ(主要キャラがDAIÇON(フリーマン星系ダイソン寺の恒例イベント)に参加するという話)、第27話で『乱』のパロディをするなど勇気があった(特に後者)。第28話では高橋留美子と目白花子がアシスタントとして参加している。

あらすじ

銀河大武術トーナメントで優勝した光翅族(エルフ)ルウと、次点のメカニック男K・Kが、銀河帝国皇子マスカット・タイラーの諸星行脚の隠密旅行のお供として旅に出る。主に5つのパートに分かれる。

  • 銀河旅行(銀河大帝星→惑星ドスコニア→惑星ココホレビーチ→惑星アラハス→惑星ALIE→惑星ホープランド)。
  • ルウが旅から離れ、光翅族(エルフ)の昇齢試験を受けるが落第。昇齢試験でデッドヒートを繰り広げたカーサとともに学園生活を送る。のちにK・Kとマスカット・タイラーも合流(惑星エルフランド→惑星アカデメイア→惑星オカリバ→惑星アカデメイア)。
  • 再び銀河旅行(惑星アカデメイア→惑星ゲンロック→惑星アーカー→惑星サーモニア→惑星ヒネモス→惑星トライア→惑星クモスケン)。
  • マスカット・タイラー暗殺計画(惑星クモスケン→(一四一四二一三五六星区)→惑星ワジ→銀河大帝星)。
  • マスカット・タイラー誘拐事件(銀河大帝星→惑星ディッシュランド→休刊)。

設定

  • 光翅族は猫目(明るい場所では瞳孔が細く、暗い場所では瞳孔が丸くなる)。
  • 光翅族の羽根はある種の力場(フィールド)になっている。この力場を崩さないために、「民族衣装が(背中の開いた)レオタード様のワンピース」。ただし、光翅の力場を妨げない程度のメッシュ状の衣装であれば背中を覆っていても問題は無い。
  • 光翅族は人間の十数倍の身体能力を誇るが、比重が大きすぎるために泳ぐどころか、水面に浮かぶことさえ出来ない。また、除虫菊とマタタビのエキスの臭いに弱い(寝てしまう)事が弱点。さらに、雨が降ると光翅の力場がぼやけてしまい、飛行できなくなるのも弱点である。
  • 光翅族の年齢は実年齢ではなく、試験をパスすることによって決定する。
  • K・Kのパワードスーツは、スーパーマン的な飛行形態(頭前足後で移動)ではなく、戦闘機のコックピットの内部的な飛行形態(座った状態で前後に移動)を取る。(当時チーフアシスタントの田巻久雄

の発案)

主な登場人物

ルウ
光翅族(エルフ)の少女。明るく無邪気で好奇心旺盛な性格。エルフ始まって以来の天才児といわれ、13歳の時にエルフ年齢「17歳」の資格を取っている。作中では実年齢は15だが、エルフ年齢は17。見た目は普通の小柄な少女だが、格闘時などには重戦車並みの戦闘力と超音速の驚異的なスピードを見せる。
K・K
本名:絡凶介(からみ・きょうすけ)。頭は良いが虚弱体質で兵器オタクの性格破綻者。常に自ら開発・製作したパワードスーツを身にまとっている「歩く兵器廠」。逆にいえば、パワードスーツを着ていなければ走ることもままならないほどの運動音痴である。最初はパワードスーツのヘルメットで顔が見えなかったため、ルウに「おじさん」と呼ばれていたが、後の学園生活編では、ルウやカーサと共に惑星アカデミアの高校に入学している。
マスカット・タイラー
銀河帝国第108皇子。銀河帝国建国以来の大問題児で、ある意味作品中最強の存在。「ワンマン・マルクス・ブラザーズ」「御祭プリンス」の異名を持つ変人。
カーサ
褐色の光翅族(エルフ)。実年齢・エルフ年齢ともに17。「黒い破壊者」の異名を持ち、バトル時にはムキムキになる。
カリマ
帝室情報部員。「非科学アレルギー」で非科学的な話を聞くと体調を崩すという特異体質。元ネタは狩撫麻礼狩撫麻礼は作者の山本貴嗣とは劇画村塾の同期。
ナカヒラ
帝室情報部員。モデルは江口寿史の元担当編集者N当時宮岡寛を介して交流があった。初期の山本作品のキャラパターンの1つ。

単行本同時収録作品

  • 外伝 カーサの休日(コミック読本SF大特集 夏の号、1986年)
番外編1。カーサと彼女のライバル・武術屋ケンちゃんの再会としょーもない決闘。40ページ。

OVA

  • エルフ・17(1987年、制作:エージェント21/アニメイトフィルム/JCスタッフ、発売:東映ビデオ)
    • エンディングテーマ 「DoDoドピンク・パワー」 (笠原弘子)
    • 挿入歌「強い子・ルウ」(笠原弘子)
    • イメージソング「星空のホロ・スコ-プ」(笠原弘子)

脚注

関連リンク