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オルフィーナ/天王寺きつね

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著者: 天王寺きつね
巻数: 12巻

天王寺きつねの新刊
オルフィーナの新刊

最新刊『オルフィーナ vol.12


出版社: 角川書店
シリーズ: ドラゴンコミックス


twitterでのコメント (関係ないのに引っかかることもあります...)

tamama001 天王寺きつねの作品をアニメ化するのになんで「うぽって」なんすか?オルフィーナアニメ化してよ。地上波で流せるかどうか知らんけどw RT:アニメ うぽって 公式サイト http://t.co/BshMNBYi #anime #アニメ #天王寺きつね #manga #マンガ
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comic_natalie 連載17年「オルフィーナ」最終巻、真の結末描き下ろし http://natalie.mu/comic/news/46187

オルフィーナ』は『月刊コミックドラゴン』(富士見書房)に1993年12月より連載中の漫画作品。作者は天王寺きつね。

元々は『コミッククラフト』(白夜書房)にて連載していたが、同誌の休刊に伴い連載が中断した(この白夜書房版のことを『プレ・オルフィーナ』と呼ぶことがある。単行本は1巻のみ刊行されたが絶版、後にコミックドラゴンの増刊として復刻された)。その後コミックドラゴンにて改めて連載を開始した。連載の過程で細かな設定が変わっていったため、現在のオルフィーナとプレ・オルフィーナは別の物語となっている。

現在はコミックドラゴンの後継誌である『月刊ドラゴンエイジ』に『オルフィーナSAGA』として連載中。

ストーリー

架空の国、コルデア王国。その外れで気を失っていた少女「ファーナ」は偶然的にコルデアの国王一家に看護を受け、意識を取り戻す事に。コルデアの王女・「オルフィーナ」と瓜二つのファーナは西の国、グランザの脅威を伝えるのだが…。

主な登場人物

コルデア王国

ファーナ
本編の主人公。作中でオルフィーナ姫と呼ばれる存在は、その大部分が彼女の事である。本名:マリア・チューダー。地球司法省の所属で、ステアン逮捕の為にこの星へとやって来た。E.L.F.E(Executant of Linet Free Entry)と呼ばれる環境省中枢の電脳網の管理者。コンピュータ系の機械なら触れるだけでハッキング出来る能力を持つ。任務の最中、コルデア王都付近でステアンの配下に襲撃され、意識を失って川に流されていた所をトリファーが見つけてヨグフ王に保護される。オルフィーナ姫の影武者として迎えられるが、王と王妃からは姫と瓜二つのファーナも自分達の娘であると、実の家族同然に大切にされた。その恩返しと本来の任務、ファーナに王国の命運を託して散っていった者達の遺志を背負い、王女「オルフィーナ」としてグランザとそれを裏から操るステアンと戦っていく。その戦いの中でシスンと出会い、やがて彼は他の誰よりも大切な存在となっていく。
オルフィーナ
ファーナと瓜二つの容貌を持つコルデア王国王女。国がグランザに占領された際に捕虜となり、牢に繋がれ日々兵達の慰み者にされるなどの過酷な境遇下にあった。国民の心を折ろうと考えたグランザ軍によって処刑が決定されるが、処刑の場に自分を救出しに現れたファーナに王国の命運を託し、彼女こそが本物のオルフィーナ姫で自分は影武者のファーナだと名乗りを上げ、武器を奪って兵士達に切り掛かり殺される。
シスン
暗殺団に拾われて育てられた孤児。暗殺団を抜けたシスンは一介の盗賊として生きていたが、ファーナと出会った事で両国の戦争に関わっていく。彼の過去が戦局に大きな影響を与えることになる。ファーナの前にこの星に派遣された彼女の兄のペンダントを入手しており、シスンにとってファーナは初恋の相手でもある。戦闘能力は作中キャラクターの中でも上位に位置し、『稀代の暗殺者』と呼ばれる。ヒュレイカとファーナ、両ヒロインと接点を持つため、常に物語の中心に関わり続ける存在。ヒュレイカと同じ眼(王族にしか現れない筈のもの)を持ち、彼女の血縁である可能性を示唆されている。
シェタッフガルト
コルデア王国の近衛騎士であり、本物のオルフィーナ姫の婚約者だった。かつて親衛隊隊長だったラスキンから命を狙われたため、コルデア王がその身を守るために一時的に辺境の砦へ派遣していた。オルフィーナ姫との出会いを切っ掛けに騎士を志し、圧倒的な実力を身に付け近衛騎士に上り詰める程に彼女への愛情は強く、それゆえ姫を守れなかった自分を責めている。実力的には作中最強クラスで、シスンですら勝てない相手。装備がこの星の技術水準の物であるため苦戦はしているが、それでさえステアン配下の戦闘サイボーグを相手にして負けない。その斬撃は凄まじく、技術的に地球に遥か劣るこの星の剣(中世ヨーロッパレベル)で、ステアンが持ち込んだ特殊合金(それなりに腕の立つ者ですら、刃が欠けるか折れるかして傷付けるのが精一杯な強度)を切断できる。
メルドゥズ
シスンの兄貴分。ザハールの義賊団の頭領にして元サザウィドの騎士である。第二部後半では傭兵王の肩書きを手に入れ、対グランザでのコルデアの重要な同盟相手となる。
ルクニエッカ
ザハールのメラフィト議長の娘だが、妻ではなく娼婦との間に出来た子供。愛称はルッカ。作者本人による番外編と位置づけられた同人誌(正史扱い)によれば、メルドゥズに会ったのは8歳の頃でそれが初恋。兄に押し倒されて無理やり関係を結ばされた事を始め、数々の性遍歴を持つ。家が対立していた酒屋の親子に拉致強姦されたといった過去もある(救い出してくれたのは偶々通りかかったメルドゥズで、別れた後に彼に気付いた)。兄との一件が発覚して家に居辛くなっため、イデニア公の愛妾として城に通っていた時期もある。そうした生活の中、自警団リーダーに就任したメルドゥズと再会。今では彼の元で共に歩んでいる。
ヨグフ王
コルデア王。銃火器や火竜といった、本来この星に存在しないはずの兵器の存在を訴えたファーナの言葉を信じた理解者の一人。ファーナを実の娘のように思っていた。彼女がオルフィーナを名乗っていた事も、己の娘の遺志を察して受け入れ、コルデア復興が成った暁には王位を譲るつもりであった。第1章終盤のマルガ要塞戦にて、ランフォウに操られたクエインに背後から刺されて死亡。
ユネメア
コルデア王妃。元親衛隊員で、史上初の女性隊員。義理の兄ラスキンに教えられた剣術の腕前は優れており、暗殺者を一撃で倒す程であった。コルデア王城でファーナを火竜から庇い、瓦礫の下敷きになって死亡。
シエラ
ユネメア王妃付きの親衛隊隊長。現在はファーナに従っている。彼女がオルフィーナでないことは知っているが、王や亡き姫の意思を汲んで本心からの忠義を捧げている。

グランザ王国

ヒュレイカ・ヘインツハァルト: もう一人の主人公。本名:ヒュレイカ・ドゥナ・グレゴルニア。グランザ側の騎士であり、ファーナと同様、強さと優しさを兼ね備えた美しき姫である。サリュートを失ったことにより、ステアン打倒へ向けて、コルデアの姫と立ち上がる。なお本人にはSAGA第8話『契り』まで伏せられているが、グランザ国王位継承権第二位の王族である。父グレゴルニア候とその妹であるグランザ国王妃との間に出来た子であり、祖父により人知れず葬られる所を、義父ヘインツハァルト候が爵位と証の宝剣を差し出すことで引き取り育てた。
サリュート: グランザの王子。ヒュレイカと親しく、結婚しようとしていた。マドゥイケにより暗殺される。
ヴェイク: ヒュレイカの腹心。シェタッフガルトと同等の剣技の持ち主。
ザビエフ: グランザの将軍。ステアンの手の者からヒュレイカを守り重傷を負い、自分の第3軍をヒュレイカに託し、死亡する。
トリュスタリカ: ザビエフ将軍の娘。愛称はトルシア。過去に友軍の兵に逆恨みで殺され掛けた時に敵であるシエラに救われ憧れを抱いている。
ステアン: グランザの宰相。ファーナの宿敵。
マドゥイケ: ステアンの腹心。

イデニア公国

ラスキン
元コルデア親衛隊隊長で、シェタッフガルトに並ぶ実力者。コルデアをグランザに売った男。ユネメア王妃の義理の兄であり、王妃をユニアと呼ぶ数少ない人間。ユネメアと婚約していたが、戦争により行方不明となっている間に彼女は王妃となってしまった。日々自分の剣の領域に迫ってくるシェタッフガルトに脅威を感じ、彼を亡き者にしようとした。その事でオルフィーナから相談を受けた大臣に、国王暗殺の濡れ衣を掛けられ投獄されそうになるが、王妃の根回しで国外に逃亡した。最後はユネメアの妹であるイデニア公妃メイルラを守るため、ステアンの特殊部隊(サイボーグで構成)を相手に一人で戦い戦死した。
イルイラ
イデニア公とメイルラの娘。
メイルラ
イデニア公の妻でイルイラの母。ユネメア王妃の妹でもある。実はラスキンに片思いしていた。イデニアを占領したラスキンに、イルイラを人質に取られて日々慰み者にされるが、母であると共に一人の女でもあった彼女はラスキンの事を憎めないでいた。彼の子を身篭っており、その子は後に姉のイルイラ女王とコルデア王国を守る英雄になった。
ムダハ
イデニアの騎士団長。シスンの言葉に躊躇し、ヒュレイカに致命傷を負わされる。イルイラに見守られながら死亡。実はかなりの腕とか。

暗殺団

スクーニャ
暗殺団の親方の娘。ククリカの姉。家族同然に育ったシスンを連れ戻そうとしていた。ファーナと敵対した事もあったが、最終的には暗殺団共々味方に。マルガ要塞戦で死亡。
ククリカ
暗殺団の親方の娘。スクーニャの妹。常に二人一組で行動する。スクーニャが死んでからはファーナと共に行動しており、互いに大切な仲間だと思っている。

書誌情報

白夜書房版

白夜書房版は1巻のみ発行。以下中断。

  • 1992年2月発行、ISBN 4893672568

角川書店版

当初はA5判のドラゴンコミックスとして刊行。全12巻。

  1. 1994年12月発行、ISBN 4049260476
  2. 1995年10月発行、 ISBN 4049260778
  3. 1996年10月発行、 ISBN 4049260956
  4. 1997年5月発行、 ISBN 4049261014
  5. 1998年3月発行、 ISBN 4049261197
  6. 1999年2月発行、ISBN 4049260476
  7. 2000年1月発行、 ISBN 4049260778
  8. 2000年12月発行、 ISBN 4049261626
  9. 2002年3月発行、 ISBN 404926188X
  10. 2003年1月発行、 ISBN 4049262134
  11. 2004年3月発行、 ISBN 404926241X
  12. 2004年12月発行、 ISBN 4049262525

既刊分を新装版としてB6判の角川コミックスドラゴンJrで刊行。全10巻。

  1. 2005年3月1日発行、 ISBN 4047123870
  2. 2005年3月1日発行、ISBN 4047123889
  3. 2005年4月1日発行、ISBN 4047123943
  4. 2005年4月1日発行、ISBN 4047123951
  5. 2005年4月27日発行、 ISBN 4047124001
  6. 2005年4月27日発行、ISBN 404712401X
  7. 2005年6月1日発行、ISBN 4047124036
  8. 2005年6月1日発行、ISBN 4047124044
  9. 2005年7月1日発行、ISBN 4047124117
  10. 2005年7月1日発行、ISBN 4047124125

新装版の続きをオルフィーナSAGA(角川コミックスドラゴンJr)として刊行。以下続刊。

  1. 2005年11月1日発行、 ISBN 9784047124172
  2. 2006年3月1日発行、ISBN 9784047124417
  3. 2006年11月1日発行、ISBN 9784047124707
  4. 2007年11月9日発行、ISBN 9784047125179
  5. 2008年5月9日発行、 ISBN 9784047125476
  6. 2009年2月9日発行、ISBN 9784047125896