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カムイ外伝/白土三平

共有

著者: 白土三平
巻数: 19巻

白土三平の新刊
カムイ外伝の新刊

最新刊『カムイ外伝 19


出版社: 小学館
シリーズ: 小学館文庫


twitterでのコメント (関係ないのに引っかかることもあります...)

z0kuchoh RT @doctoruwatson: 4月6日は #忍風カムイ外伝 の放送開始日。 抜忍と追手の非情な世界を臆することなく映像化。 「サスケ」でのエイケンの仕事に手応えを得た白土三平先生も終盤にまだ漫画化してない原作まで提供。 後に日アニ名作劇場で大活躍の関修一さん初のキャラデ…
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カムイ外伝』(カムイがいでん)は、白土三平の漫画である。それを原作とする連続テレビアニメの題名は『忍風カムイ外伝』(にんぷうカムイがいでん)。

物語

『カムイ伝』で抜忍となったカムイは、変移抜刀霞斬り(へんいばっとうかすみぎり)や飯綱落し(いづなおとし)といった必殺忍法や、自己暗示等の技を駆使しつつ執拗に迫る追っ手と戦い、村々で起こる事件を解決しながら、終わりの無い旅を続けていく。エピソード内、カムイは下人や黒鍬・樵・漁師に代表される肉体労働者といった江戸時代の様々な階級に身をやつしている。

漫画

この作品は『カムイ伝』から主人公の一人であるカムイのみを取り出し描かれたスピンオフ的な作品である。『カムイ伝』の「第一部」後半と「第二部」の間に存在するものと位置づけられており、『カムイ外伝』で登場した人物が『カムイ伝 第二部』にも再登場する。以下、便宜上『カムイ外伝』を「第一部」とし、『カムイ外伝 第二部』を「第二部」とする。

「第一部」は『カムイ伝』執筆中に浮かんだアイデアのうち、本伝のストーリーとしては先の話になり、また本伝にはうまく取り込めない部分を発表したものだという『ロマンアルバム10 忍風カムイ外伝』徳間書店、1978年、75頁。「第二部」においては「今回の「外伝」では、忍者同士の戦いや必殺技に重点を置くよりも、身分制度に疑問を持ち追われる者が、何を思い、いかなる希望を糧として生きてゆくか、という作品の主題を色濃く前面に出してゆきたい。」『ビッグコミック』小学館、1982年2月25日号とのテーマで描いている。単行本に出版社記述の無いものは全て小学館。

第一部

発表
『週刊少年サンデー』に不定期連載、全20回
小題
  1. 「雀落し」※初出:1965年5月16日号(21号)
  2. 「飯綱落し」※初出:1965年6月13日号(25号)
  3. 「月影」※初出:1965年7月11日号(29号)
  4. 「むささび」※初出:1965年臨時増刊号(夏休みまんが号)
  5. 「五ツ」※初出:1965年8月8日号(33号)
  6. 「木耳」※初出:1965年10月10日号(42号)
  7. 「常風」※初出:1965年11月7日号(46号)
  8. 「九の一」※初出:1965年12月12日号(51号)
  9. 「暗鬼」※初出:1966年1月9日号(2号)
  10. 「空蝉」※初出:1966年1月23日号(3号)
  11. 「下人」※初出:1966年5月15日号(19号)
  12. 「狂馬」※初出:1966年6月12日号(23号)
  13. 「天人」※初出:1966年7月10日号(27号)
  14. 「移し身」※初出:1966年8月7日号(31号)
  15. 「老忍」※初出:1966年9月4日号(35号)
  16. 「抜忍」※初出:1966年10月9日号(40号)
  17. 「黒鍬」※初出:1966年11月13日号(45号)
  18. 「追跡」※初出:1966年12月11日号(49号)
  19. 「りんどう」※初出:1967年1月8日号(2号)
  20. 「憑移し」※初出:1967年1月15-22日合併号(3・4合併号)
単行本
1966年:ゴールデンコミックス『カムイ外伝』全2巻※前半16話分のみの収録
1970年:現代コミック6『白土三平集』(双葉社)※第11話「下人」のみを収録
1972年:COM名作コミックス『カムイ外伝』(虫プロ商事)※全2冊版
1973年:COM名作コミックス『カムイ外伝』(虫プロ商事)※全1冊版
1976年:旧小学館文庫『カムイ外伝』第1巻から第3巻
1978年:ロマンコミック自選全集『スガル』(主婦の友社)※第8話「九の一」のみを収録
1983年:ビッグコミックス『カムイ外伝』第1巻から第3巻
1994年:小学館叢書『カムイ外伝』第1巻から第2巻途中まで
1997年:小学館文庫『カムイ外伝』第1巻から第2巻途中まで
2006年:ビッグコミックススペシャル『カムイ伝全集1』第1巻から第2巻途中まで
2009年:マイファーストビッグスペシャル『カムイ外伝』(コンビニ本)上巻から中巻途中まで
CD-ROM
1997年:小学館MANGAROM『カムイ外伝』※効果音付

第二部

発表
『ビッグコミック』に連載、全116回
小題
  1. 「はんざき」全4回(小題「穴窯」「土風」「屍煙」「帰去来」)※初出:1982年2月25日号-4月10日号
  2. 「スガルの島」全15回(小題「女左エ門(2)」「一白(2)」「はなふい(2)」「双忍(2)」「月日貝(3)」「抜け狩り(2)」「十文字霞くずし(2)」)※初出:1982年4月25日号-12月10日号(10月10日号は休載)
  3. 「黒塚の風」全11回(小題「小さな石もなけりゃ大きな石も(2)」「蜘蛛の巣に蜂(2)」「尾州柳生(2)」「百日童(5)」)※初出:1982年12月25日号-5月25日号
  4. 「変身の色」全13回(小題「日暮れて(2)」「人狩り(5)」「舞様(6)」)※初出:1983年6月10日号-12月25日号(9月25日号は休載)
  5. 「剣風」全20回(小題「草薙(5)」「死相(4)」「風合瀬(3)」「御前仕相(4)」「棒心(4)」)※初出:1984年1月10日号-11月10日号(9月10日号は休載)
  6. 「心旅」全3回※初出:1984年11月25日号-12月25日号
  7. 「乱心法獣遁」全4回※初出:1985年1月10日号-2月25日号
  8. 「盗人宿」全8回※初出:1985年3月10日号-6月25日号
  9. 「掛け捕り」全3回※初出:1985年7月10日号-8月10日号
  10. 「妖怪」全2回※初出:1985年9月25日号,10月10日号
  11. 「黒」全1回※初出:1985年10月25日号
  12. 「遠州」全5回※初出:1985年11月10日号-1月10日号
  13. 「言霊」全2回※初出:1986年1月25日号,2月10日号
  14. 「仕掛け崩れ」全3回※初出:1986年2月25日号-3月25日号
  15. 「飛天の酉蔵」全9回※初出:1986年4月10日号-8月10日号
  16. 「伊児奈」全3回※初出:1986年9月25日号-10月25日号
  17. 「上意異変」全6回※初出:1986年11月10日号-1月25日号
  18. 「吸血」全4回※初出:1987年2月10日号-3月25日号
単行本
1983年:ビッグコミックス『カムイ外伝』第4巻から第20巻
1988年:旧小学館文庫『カムイ外伝』第4巻から第19巻
1994年:小学館叢書『カムイ外伝』第2巻途中から第12巻
1998年:小学館文庫『カムイ外伝』第2巻途中から第12巻
2007年:ビッグコミックススペシャル『カムイ伝全集2』第2巻途中から第11巻
2009年:ビッグコミックススペシャル『カムイ外伝-スガルの島-』※「スガルの島」のみを収録
2009年:マイファーストビッグスペシャル『カムイ外伝』(コンビニ本)中巻途中から下巻※「スガルの島」のみを収録
単行本(海外)
1987年:『The Legend of KAMUI A GENUINE NINJA STORY』全37巻(Viz Communications)※英語版、週刊、「スガルの島」「剣風」
1990年:『The Legend of Kamui The Island of Sugaru』全2巻(Viz Communications)※英語版、「スガルの島」のみ
1992年:『La Leyenda de KAMUI LA ISLA DE SUGARU』全7巻(PLANETA‐DeAGOSTINI)※スペイン語版、「スガルの島」のみ
1999年:『The Legend of KAMUI Perfect Collection』全2巻※1990年版の新装版

※「スガルの島」はイタリアの雑誌『MANGA-ZINE』に1991年4月創刊号から1992年にかけて全15回連載されている。

その他短編

「七ツ桶の岩」(カムイ外伝より)※初出:『ビッグゴールド』1979年11月5日号(No.4)

単行本
1980年:ビッグコミックス『白土三平異色作品集』第12巻内
1988年:旧小学館文庫『カムイ外伝』第6巻内
2000年:小学館文庫『七ツ桶の岩』内
2007年:ビッグコミックススペシャル『カムイ伝全集3』第2巻内

「カムイ外伝-再会-」全3回※初出:『ビッグコミック』2009年10月10日号-11月10日号

単行本
未定

登場人物

カムイ
物語の主人公。非人部落の出身。自由と誇りを求め忍者になる。しかし、忍者の世界の非情な掟になじめず抜け忍になった。住むところや職業を転々としながら追及を逃れる日々を送っている。変移抜刀霞斬り、飯綱落とし、十文字霞崩しなどの必殺技を駆使しながら追っ手の忍びを撃退する。追忍から身を隠すため「三郎」「サブ」とも名乗る。

第一部

名張の五ツ
2本の手だけでなく2本の足も駆使して剣やクナイを使う凄腕の忍者、カムイの霞斬りをはじめて破る。カムイとの戦いの後自らも抜け忍の道を選ぶ。追忍を「最後の手」を用いて破る。「名張の五ツ」とはその最後の手の事でもあり、それゆえに忍者となり、また優れた忍者ともなれた。『カムイ伝 第二部』にも登場する。
マシラ
マシラ一族の頭、猿飛の術を得意とする。森の中の戦いで飯綱落としによって破れる。
天人
カムイを追う忍びの小頭。長い棒を地面に刺し、反対側に繋いだ綱につかまって回りながら上空より攻撃する「天人の術」を駆使する。双子の弟がいるがいずれも飯綱落としによって破れる。
名張の半助
天人の後の忍びの小頭になった老忍者、3代目名張の半助。2代目までは凄腕の忍者だったが3代目はそれほどでもないらしい。部下に足手まとい扱いされ、一人カムイに挑むが軽くあしらわれる。後に仲間とともに抜け忍となる。

第二部 はんざき

三輪三左(みわさんざ)
カムイが身を隠そうと忍び込んだ炭焼き小屋の主。炭焼きの他に焼き物(陶芸)もして暮らしている。気のふれたクニという娘とふたりで暮らしていた。カムイに炭焼きを任せ、一緒に生活を始める。抜け忍であるとカムイに告白するが、実は里入り忍であり密かにカムイの命を狙っていた。

第二部 スガルの島

スガル
抜け忍の女忍者。千本乱れ打ちを得意技とする。カムイを追手の忍者であると疑い何度も襲う。霞切りを破りかなりの腕前の忍者である。結婚をしていて夫の半兵衛とサヤカ、ゲンタ、末娘と5人で瀬戸内の奇ヶ島に暮らす。普段はスガルでは無く、お鹿という名前で呼ばれている。
半兵衛
瀬戸内の奇ヶ島(くしきがしま)の漁師。領主の馬の足を切りその蹄で疑似餌を作る。馬の足を切った時、カムイに助けられ、カムイが遭難した時カムイを助けた。それが縁でカムイと共に漁をすることになる。スガルが抜け忍である事は知っている。不動とも以前けがをした不動を助けた事が縁で知り合っている。今は漁師であるが山窩の出身であり、いろいろと謎が多い男である。
サヤカ
スガルと半兵衛の娘。カムイが遭難した際、裸になりカムイの体を温めて助ける。その後カムイに思いを寄せ、月日貝という貝を渡し、将来一緒になろうと告白する。
不動
国元より発せられた追忍。一旦、公儀隠密に囲まれたときにカムイとスガルを助け、自らを抜け忍であると言うが、実は不動自身も追忍であった。抜け忍集団「渡り衆」の頭をしていた。その後、スガル一家を毒殺し、抜け忍たちを始末するが、カムイが新たに編み出した十文字霞くずしによって破れる。最期はカムイによって生きながらサメに喰われるという残酷な制裁を受ける。

第二部 黒塚の風~剣風

黒塚のお蝶
人の育てた菊の花を切り落としたり、飼っている鳥を逃がしたりと街の人に嫌がらせをして喜んでいる。カムイにもちょっかいを出すが逆にしてやられる。盗賊団に命を狙われるがカムイに助けられる。その後もカムイを追うが道中で生き別れた姉を捜しているモモカという小さな男子と行動をともにする。モモカとの旅の末、心を入れ替え親切な人になる。
百日(ももか)のウツセ
生まれ落ちて百日とたたぬまま捨てられ、伊賀の下忍に拾われた下人。剣の天分を見込まれて尾州柳生の道場で下働きとして預けられる。そこで新陰流の秘太刀を盗み柳生から追われる身となる。その一方でウツセは養父であり忍びの師匠でもある不動の仇を討つべくカムイを狙う。一度はカムイを破るが後に水月の心を会得したカムイに破れる。
柳生厳包(柳生蓮也斎)(やぎゅうげんぽう)
尾張藩剣法指南役。尾州柳生の新陰流五世を相伝する天才剣士。

カムイ外伝ではフィクションの設定として柳生の権威を守るために自分より優れたものを暗殺により葬ろうとする卑怯な役を演じている。 実在に近い別人物とみるのが適当であろう。

島出雲
尾州柳生師範代。秘太刀を盗んだウツセを刺客として追う。ウツセの仲間の忍者の攻撃を返り討ちにし、小頭の土雲の片腕を切り落とすほどの凄腕の剣士。土雲たちの計略にはまりや家ごと焼かれてしまうが、全身に火傷を負いながらも生き延びる。その後も執念でウツセを追うが、カムイによって討たれる。カムイは島出雲をウツセの移し身であると勘違いしていた。
貴田源心
元播州三木家剣法指南役。塚原卜伝の流れを汲む名剣士であったが、名も無き剣士に藩主の御前試合で敗れ修行の旅に出る。修行中、柳生厳包と戦い破れ自分の剣は古いと言われ、剣の道に迷う。新田開発の人夫として働いているときにカムイと知り合う。カムイをつけ狙う追忍に手を出すが逆に斬られる。
森忠成
岩津藩前藩主。武芸に秀で、関ヶ原、大阪の陣で戦功を立てた。隠居後も犬追物に講じていたが、物足りなくなり、旅の武芸者や浪人を拉致しそれを獲物とする「人追物」という残虐な行為を始める。カムイとウツセを獲物としようと捕まえてしまった結果、逆に懲らしめられる事になる。
阿多棒心
柳生利厳(兵庫)に薙刀を伝授したと言われる阿多棒庵の弟。棒術の腕前は阿多棒庵よりも上とも言われる。薙刀だけでなく剣や棒術にも通じ、馬来十蔵に草薙の太刀を伝授し、カムイには柳生の秘太刀と水月の心を伝授した。その腕前はカムイやウツセを軽くあしらい、柳生厳包も全くかなわないほどである。
馬来十蔵
郷士でありながら我が物顔で田畑を荒らす武士に手向かう豪気の持ち主。雪崩で遭難した阿多棒心を助けたことから知り合い、阿多棒心より草薙の太刀を伝授される。腕試しに江戸柳生と立ち会い、互角以上の戦いをした。自分たちの権威を脅かしかねない存在と恐れた柳生が送った刺客(ウツセと不動)に討たれる。
小太郎
馬来十蔵の子。父の仇を捜して一人旅をしている。途中からウツセと一緒に旅をするようになるが実はそのウツセが仇であった。

テレビアニメ

第1話から第20話までは『カムイ外伝 第一部』が原作。第21話から第26話のエピソードはアニメが先行している。これも、アニメの時にはまだ漫画化していなかった白土の原作に基づく。この漫画版は1982年に『カムイ外伝 第二部』内で「スガルの島」として発表。テレビ放送時は、東芝の一社提供だった。

放送期間など

  • タイトル:『忍風カムイ外伝』
  • 放送期間:1969年4月6日 - 同年9月28日
  • 放送回数:全26話
  • 放送時間:毎週日曜日18時30分 - 19時00分
  • 放送局:フジテレビ

スタッフ

  • 原作:白土三平(赤目プロ)
  • 企画:瑞鷹エンタープライズ(クレジット無し)
  • プロデューサー(クレジット無し):松本美樹、高橋茂人
  • 監修:小林利雄(宣弘社)
  • 演出:渡辺米彦、山本功、村山修、高垣幸蔵、大西清、岡田宇啓、鳥居宥之、村山徹
  • 脚本:田代淳二
  • キャラクターデザイン(美術と表記):関修一
  • 作画:芦田豊雄、毛内節夫、角田利隆、山内善英ほか
  • 音楽:水谷良一
  • 制作:TCJ動画センター

キャスト

レギュラー

  • カムイ:中田浩二
  • ナレーション:城達也

ゲスト

  • ソネ:寺島幹夫(1話)
  • ドド:立壁和也(1話)
  • ハヤネ:肝付兼太(1話)
  • 男:辻村真人(1話)
  • ネネ:池田昌子(1話・2話)
  • 竜太:三輪勝恵(1話 - 3話)
  • 大頭:小林清志(1話・3話・4話)
  • マシラ:加藤精三(2話)
  • 月影:森山周一郎(3話)
  • 半助:田村錦人(3話・4話・15話・16話)
  • 四郎:富山敬(4話)
  • 早苗:此島愛子(4話)
  • 浪人:立壁和也(4話)
  • 名張の五ツ:渡部猛(5話)
  • 小平次:吉沢久嘉(5話)
  • 不知火:水鳥鉄夫(5話)
  • 男:立壁和也(5話)
  • ナミ:野村道子(6話)
  • 老僧:永井一郎(6話)※長井一郎とクレジット
  • 黒雲斎:高塔正康(6話)
  • 兵馬:納谷悟朗(7話)
  • 太吉:白川澄子(7話)
  • 人狼:北山年夫(7話)
  • 百姓:立壁和也・村松康雄(7話)
  • トネ:武藤礼子(8話)
  • 小頭:神山卓三(8話)
  • トズラ:相模武(8話)
  • 木樵:安田隆・野本礼三(※野本礼二とクレジット)・矢田耕司(8話)
  • 三太:小原乃梨子(9話)
  • 浪人:大塚周夫(9話)
  • 百姓:水鳥鉄夫(9話)
  • 女:山崎左度子(9話)
  • 武士:立壁和也(9話)
  • 追手:安田隆(9話)
  • 仙吉:立壁和也(10話)
  • 男:水鳥鉄夫(10話)
  • お玉:沢田敏子(11話)
  • ウメ:杉山佳寿子(11話)
  • タケ:堀絢子(11話)
  • 繁吉:寺島幹夫(11話)
  • 六:立壁和也(11話)
  • 源:水鳥鉄夫(11話)
  • 留:嶋俊介(11話)
  • 男:小林清志(11話)
  • 丹波の天人:小林清志(12話 - 14話)※小林清とクレジット
  • コノマ:小宮山清(12話 - 14話)
  • 盗賊:菊池英一(12話)
  • 旅の女:あぼくみこ(12話)
  • 庄屋:勝田久(13話)
  • 鬼松:原田一夫(13話)
  • 百姓:糸博(13話)
  • 影:寺島幹夫(13話・14話)
  • 大頭:加藤精三(13話 - 15話・20話・26話)
  • 女:北浜晴子(14話)
  • ホテリ:仁内達之(14話)、村越伊知郎(15話・16話)
  • ミワタ:嶋俊介(14話)、筈見純(15話・16話)
  • 少女:杉山佳寿子(15話)
  • 旅人:水鳥鉄夫(15話)
  • 影:大塚周夫(15話・16話)
  • 丈:立壁和也(15話・16話)
  • テブリ:水鳥鉄夫(16話)
  • セッパ:肝付兼太(16話)
  • スクミ:阪脩(16話)
  • 外面:椎原邦彦(16話)
  • 万:相模武(16話)
  • イケズ:山田康雄(17話)
  • 奉行:八奈見乗児(17話)
  • 龍:立壁和也(17話)
  • 娘:上田みゆき(17話)
  • 五兵衛:島宇志夫(17話)
  • 領主:寺島幹夫(17話)
  • 九官鳥:貴家堂子(20話)
  • 武士:立川雄三(21話)
  • ゲンタ:山本嘉子(21話 - 26話)※21話のみスガルと入れ替わってクレジット
  • スガル:二階堂有希子(21話 - 26話)※21話のみゲンタと入れ替わってクレジット
  • 六:村松康雄(22話)
  • 茂助:水鳥鉄夫(22話)
  • 武士:立壁和也(22話)
  • 領主:鎗田順吉(22話・23話)
  • 半兵衛:木村幌(22話 - 24話)
  • ゴマメ:桂玲子(22話 - 25話)※桂令子とクレジット
  • ツグミ:坂井すみ江(22話 - 25話)
  • サヤカ:栗葉子(22話 - 26話)
  • 代官:立壁和也(23話)
  • 家来:水鳥鉄夫(23話)
  • 不動:家弓家正(23話 - 26話)
  • 村長:吉沢久嘉(24話)
  • 村長:立壁和也(25話)
  • 抜忍:木村幌(25話)
  • 追手:鎌田順吉(25話)
  • ゴンゾ:相模武(25話・26話)
  • アギト:水鳥鉄夫(25話・26話)
  • 男:小林清志(26話)※小林清とクレジット

  • 忍者:寺島幹夫(2話)、立壁和也(2話・12話・13話・18話 - 21話・26話)、水鳥鉄夫(2話(※水島鉄夫とクレジット)・12話・13話・19話 - 21話)、筈見純(8話)、家弓家正(10話)、柄沢英二(19話)、辻村真人(21話)、北山年夫(21話)
  • 子供:大山のぶ代(2話、※大山のぶ世とクレジット)、恵比寿まさ子(2話・16話)、白石冬美(5話)、田上和枝(5話)、水鳥鉄夫(7話)、薄井身知子(7話)、梅屋かほる(12話)、菅谷政子(14話)、三輪勝恵(26話)

主題歌

  • オープニング:『忍びのテーマ』のインストゥルメンタル
  • エンディング: 『忍びのテーマ』(作詞:李春子/作曲:大本恭敬/編曲:川口真/歌:水原弘)※作詞は白土三平の夫人。

日本コロムビアからヒデ夕樹によるカバー版も発売された。

放送リスト

  1. 雀落し
  2. 飯綱落し
  3. 月影
  4. むささび(※1.登場する人物が狂人になる描写があるため再放送では欠番になる事もある。)
  5. 五ツ(※2.奇形を題材としたため再放送では欠番になる事もある。)
  6. 木耳(きくらげ)
  7. 常風(とこかぜ)
  8. 九の一(くのいち)
  9. 暗鬼(あんき)
  10. 空蝉(うつせみ)
  11. 下人(※3.差別用語がサブタイトルであるため再放送では欠番になる事もある。)
  12. 狂馬(※4.「狂った馬」ではまずいという事から再放送時「暴馬」と改題。)
  13. 天人
  14. 移し身
  15. 老忍
  16. 抜忍
  17. 黒鍬
  18. 追跡
  19. りんどう
  20. 憑き移し
  21. 女左衛門
  22. 一白
  23. 双忍
  24. 鮫殺し
  25. 月日貝
  26. 十文字霞くづし

劇場版

  • タイトル:『忍風カムイ外伝 月日貝の巻』
  • 公開日:1971年3月20日
  • 配給:東宝
  • テレビアニメの第21話から第26話までを再編集・一部追加し制作されたもの。

DVD

  • 『忍風カムイ外伝』全7巻+劇場版(IMAGICA)
    • 巻之壱(1999年10月、第1話から第4話)
    • 巻之弐(1999年11月、第5話から第8話)
    • 巻之参(1999年12月、第9話から第12話)
    • 巻之四(2000年1月、第13話から第16話)
    • 巻之伍(2000年2月、第17話から第20話)
    • 巻之六(2000年3月、第21話から第24話)
    • 巻之七(2000年4月、第25話、第26話)※幻に終わったアニメ企画『忍者武芸帳』のパイロットフィルムも収録
    • 劇場映画「月日貝の巻」(2000年6月)※幻に終わったアニメ企画『ワタリ』のパイロットフィルムも収録
  • DVD-BOX『忍風カムイ外伝』全2巻(エイベックス)
    • 1(2004年12月、第1話から第16話)
    • 2(2005年2月、第17話から第26話、劇場版)
 

ラジオドラマ

NHK青春アドベンチャー「カムイ外伝」

  • 放送日:1995年1月2日(再放送:1996年1月2日)
  • 放送時間:21時00分 - 23時00分
  • 放送局:NHK-FM
  • 脚本:吉田玲子
  • 出演:古澤徹(カムイ役)、川久保潔(半助役)、海津義孝(半兵衛役)、千紘あい(トネ役)、こだま愛(スガル役)、春風ひとみ(語り)
小題
  1. 飯綱落とし
  2. 抜忍
  3. スガルの島

NHK青春アドベンチャー「続・カムイ外伝」

  • 放送日:1995年8月18日(再放送:1996年1月3日)
  • 放送時間:23時10分 - 25時00分
  • 放送局:NHK-FM
  • 脚本:吉田玲子
  • 出演:古澤徹(カムイ役)、海津義孝(遠州役)、吉田鋼太郎(左近役)、幸和希(酉蔵役)、こだま愛(語り)
小題
  1. 遠州
  2. 仕掛け崩れ
  3. 飛天の酉蔵

「続・カムイ外伝」は1997年3月17日に徳間ジャパンコミュニケーションズからCD(2枚組)で発売。

実写映画

映画『カムイ外伝』(カムイがいでん)は2009年に松竹配給で公開された松山ケンイチ主演の日本の映画。

概要

2007年7月30日にメディア発表。原作は『カムイ外伝 第二部』内の「スガルの島」より。脚本を宮藤官九郎と監督の崔洋一が務めた。2007年11月にクランクインしたが、主演の怪我等で撮影は一時中断。約半年後の2008年5月に撮影再開し、同年10月に全撮影終了。当初、怪我等がなければ2008年2月のクランクアップを予定していた。

主題歌は「Alive」倖田來未(ヘンデルの「私を泣かせてください」を日本語アレンジしたもの)。白土三平からは「初めて生身の、本物のカムイと出会ったような気がする。それをひしひしと感じる。」とのコメントが寄せられた。キャッチフレーズは「生き抜け!」。初の秋の大型連休となったシルバーウィークの初日、2009年9月19日に公開。興行収入は11.2億円だった

9月11日付の朝日新聞紙上で映画評論家の秋山登が「仕立てが大味」などと評価した事に対し、10月1日付の中日新聞紙上で崔が反論。「秋山さん、本当に映画を観ていたのですか」と名指しで批判した『カムイ外伝』崔監督がブチ切れ!「ちゃんと観ろ!」と名指しで評論家に宣戦布告 - シネマトゥデイ2009年10月2日

日本での公開に先駆けカナダのトロント国際映画祭で上映され、他にもバンクーバー国際映画祭、ロンドン国際映画祭で上映された。 2009年12月11日、第6回ドバイ国際映画祭で上映され、崔洋一監督が現地で舞台挨拶を行なった。 2010年2月17日DVDとブルーレイが発売。

崔洋一監督作品初のドルビーデジタル・サラウンドEX作品でもある。

あらすじ

十七世紀、日本。非人の出身であるカムイは貧しさから伊賀の忍になるが、自由を求めて抜け忍となる。ある日彼は伊賀の追い忍達との戦いの直後、領主・水谷軍兵衛の愛馬「一白」の白い足を切り落とした半兵衛という漁師に出会う。カムイは半兵衛が住む島に辿り着くが、そこにいたのはかつてカムイが仕留め損ね、今は半兵衛の妻・お鹿として生きる同じ伊賀の抜け忍・スガルだった。

キャスト

  • 松山ケンイチ - カムイ
  • 小雪 - スガル(お鹿)
  • 伊藤英明 - 不動
  • 佐藤浩市 - 水谷軍兵衛
  • 小林薫 - 半兵衛
  • 大後寿々花 - サヤカ
  • 金井勇太 - 吉人
  • 芦名星 - ミクモ
  • 土屋アンナ - アユ
  • イーキン・チェン - 大頭
  • イ・ハソン - カムイの少年時代
  • PANTA - 絵師
  • 隆大介 - 柏原
  • 坂口征夫 - 渡り衆
  • 山崎努 - ナレーション

スタッフ

  • 監督 - 崔洋一
  • 原作 - 白土三平(『カムイ外伝 第二部』「スガルの島」)
  • 脚本 - 宮藤官九郎、崔洋一
  • 撮影 - 藤澤順一、江崎朋生
  • 照明 - 渡邊孝一
  • 美術 - 今村力
  • 編集 - 川瀬功
  • 録音 - 白取貢
  • 音楽 - 岩代太郎
  • 音楽プロデューサー - 佐々木次彦
  • 主題歌 - 倖田來未『Alive』
  • VFXスーパーバイザー - 浅野秀二
  • アクション監督 - 谷垣健治
  • 殺陣指導 - 高瀬將嗣
  • 衣裳デザイン - 小川久美子
  • 助監督 - 佐和田惠
  • 製作 - 『カムイ外伝』製作委員会(松竹・トータル・小学館・衛星劇場・ホリプロ・木下工務店・小学館集英社プロダクション・Yahoo!JAPAN・オプトロム)

DVD

  • 『映画 カムイ外伝 ドキュメント 松山ケンイチ≒カムイ』(2009年9月)
  • 映画版 カムイ外伝(松竹ホームビデオ)
    • 本編約120分

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脚注・出典

外部リンク