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ガウガウわー太/梅川和実

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著者: 梅川和実
巻数: 11巻

梅川和実の新刊
ガウガウわー太の新刊

最新刊『ガウガウわー太 11


出版社: 新潮社
シリーズ: バンチコミックス


twitterでのコメント (関係ないのに引っかかることもあります...)

Manga_Z_ RT @kazuming17: そう言えばコミティアで販売する「ガウガウわー太イラストブック」ですが、こちら残り1冊です。絶版なのでこれを逃すと入手はかなり大変だと思います。クリアファイルも付いていますのでぜひラスト1冊をお手元に!!><!!
Manga_Z_ #思い出の動物漫画 RT @moto_ati: 「ガウガウわー太」一択! 愛犬の名前を、作中に出てくる豆柴からもらったくらい大好き!!
GERAGERA_ICHIBA ★コミック追加★ 「紺碧の艦隊シリーズ」「ガウガウわー太シリーズ」「大魔法峠シリーズ」「ミヨリの森シリーズ」など、シリーズものタイトルを追加! また「さよなら三角」「フリーキック!」「さすがの猿飛」など懐かしのタイトルも追加しました! ⇒ http://t.co/aeRM8YTe

ガウガウわー太の既刊

名前発売年月
ガウガウわー太 5 2003-02
ガウガウわー太 6 2003-05
ガウガウわー太 7 2003-08
ガウガウわー太 8 2004-01
ガウガウわー太 9 2004-04
ガウガウわー太 10 2004-10
ガウガウわー太 11 2005-02

ガウガウわー太』(ガウガウわーた)は、梅川和実による日本の漫画作品。『週刊コミックバンチ』(新潮社刊)に2001年3号から2004年35号まで連載され、その後は『ガウガウわー太2』とタイトルを一部改め、『月刊Comic REX』(一迅社刊)にて2009年8月号まで連載。

概要

動物との会話が出来る主人公を軸に、その動物達の置かれた複雑な現状を解決しようとする姿を描く、「アニマル人情系」漫画。暖かい絵柄でありながら、時には動物の命に関わるシビアな話も描かれる。

打ち切り、そして移籍

2004年の『週刊コミックバンチ』154号にて、突然、掲載が中断される。編集長判断による打ち切りであったが、読者はおろか、作者の梅川にとっても寝耳に水の出来事だった。

当時の梅川本人の「ボヤキ(現在、本人公式HP上からは撤去)」によると、残り4回と通告された時点で1回分は描き終えており、「あと3回で物語を終わらせるのは不可能」と猛反発。発行元の新潮社も、コミックスの売り上げが悪くなかった事から擁護に回り、協議の結果、後日再開という約束を取り付け、事態は一時収束。しかし結局、『バンチ』での再開が実現する事は無かった。

その後、コミックス11巻にて宙出版への移籍が発表され、2005年春から、『バンチ』掲載分を4冊にまとめた総集編が発売された。当初、この後に創刊される新雑誌への連載再開が計画されていたが、新雑誌の創刊は頓挫し、再び連載先を探す事態に陥る。

そして紆余曲折の末、同年末に一迅社から創刊された『月刊Comic REX』において、『ガウガウわー太2』として連載を再開、現在に至る。なお「2」となっているが、物語は仕切り直されているわけではなく、中断前のエピソード(修学旅行途中)から直接続いているが、ComicREX 2009年8月号(7月9日発売)にて最終回と梅川和実のブログにて告知された。

あらすじ

社太助は、動物と「血の接触(噛まれる、引っ掻かれる等)」をする事により、その動物と会話が出来る能力を持つ。13歳の老犬・わー太と出会ったことにより、その能力が開花。以降、様々な動物とその飼い主に出会い、大切な「仲間」との絆も深まって行くが……

主な登場人物

社 太助(やしろ たすけ)
本作の主人公、高校生。お人好しで、物事を放っておけない性格。コマイヌ(犬福)とオイナリ(礼狐)の子供で、「血の接触」により動物達と会話する事が出来るが、一時期はストレスから能力が使えなくなった事もある。
当初は獣医になる事を拒否していたが、みさとやわー太らと共に動物達を助けていき、また現実を知っていく内に自分も獣医になる決意を固めていく。終盤から自分も神様の類である事を知るが最終回でわー太を救う為に力を使い、人間になったが力を与えた影響でわー太とは会話が出来る。
舟越 わー太(ふなこし わーた)
犬(雑種)13歳。太助の家(動物病院)に預けられている。
当初は飼い主で恩人であるみさと以外の人間に噛み付く「ガウ犬」だったが、様々な事件を解決していく内に太助とは良いコンビとなっていく。
舟越 みさと(ふなこし みさと)
わー太の飼い主。引っ越し先で犬が飼えない為、わー太を預ける事に。太助の1年先輩で、憧れの人。阿達直哉という恋人が居たが太助に対しての想いを悟られて別れを切り出される。後に太助と恋仲に。
社 犬福(やしろ いぬふく)
太助の父で、動物病院を経営。その真の姿は、取り壊された神社に仕えていた狛犬(コマイヌ)である。
『2』でコマイヌとなる前はホロケウカムイ(狩りをする神)と呼ばれたエゾオオカミだった事が判明する。人間によって仲間もろとも絶滅させられるが、その際、「許す覚悟」を決める。
尾田島 淳子(おだじま じゅんこ)
太助のクラスメートで、学級委員長。飼い犬との一件を機に、太助に恋心を抱き始める。
眼鏡をかけており、裸眼の状態だと余り周囲が見えない。
尾田島 小次郎(おだじま こじろう)
尾田島淳子の飼い犬。「ジョー」の名でドッグショーの華々しい舞台に立っていたが、飼い主の慢心によって見捨てられ、尾田島家に引き取られる。
遠藤 まい(えんどう まい)
太助の1年後輩。当初は太助に対して反感を抱いていたが、太助が飼い犬、ひまわりの命を救った事がきっかけとなり彼に恋をして、猛アタックを仕掛けてくる。それに伴ってみさとを敵視している。
遠藤 ひまわり(えんどう ひまわり)
遠藤まいの飼い犬。前川サリーの10番目の子供。命の恩人である太助に密かな恋心を抱いている。
角田 マツ太郎(かくた まつたろう)
角田 オタケの飼い犬(豆柴)。好奇心旺盛で明るく元気一杯。本作に登場する動物の中で最も子供っぽい性格(ひまわりと同い年)。
社 礼狐(やしろ れいこ)
太助の母で犬福の妻。『2』から登場する。太助は父の態度から母が死んだと思っていたが、実はオイナリの仕事で単身赴任をしていただけだった。実際、犬福は「母さんが死んだ」とは一言も言っていない。
現在は太助や犬福らと同居。なお料理の腕前は壊滅的である。

単行本

『週刊コミックバンチ』掲載分
全11巻(新潮社)
ガウガウわー太 梅川和実イラストブック(新潮社) ISBN 4106030594
総集編 全4巻(宙出版/雑誌扱い)
新装版 全7巻(一迅社)
『Comic REX』掲載分
全5巻(一迅社)

外部リンク