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キス&ネバークライ/小川彌生

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著者: 小川彌生
巻数: 11巻

小川彌生の新刊
キス&ネバークライの新刊

最新刊『キス&ネバークライ 11


出版社: 講談社
シリーズ: キスKC


twitterでのコメント (関係ないのに引っかかることもあります...)

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キス&ネバークライ』は小川彌生による日本の漫画作品。2006年から『Kiss』(講談社)に連載されている。2010年10月現在既刊9巻。

概要

元新聞記者である作者の綿密な取材と詳細な描写が、ファンや読者のみならず往年のフィギュアスケートファンから非常に高い評価を受けている。

主人公らのアイスダンサーとしての成長の他に、みちるの過去の出来事も主題となっており、ミステリー要素も詰まった作品である。

タイトルは、選手が採点を待つ席「キス&クライ」に由来する。

あらすじ

アメリカで幼い頃から母親からフィギュアスケートを教わっている黒城みちる。シングルスケーターとして育てられてきたみちるだが、アイスダンスの選手だった両親の影響もあり、ずっとアイスダンスをやりたいと願っていた。

ハーフの少年・礼音と知り合ったみちるは、コーチの四方田から少しずつアイスダンスを教わるようになり、礼音とペアを組むまでになるが、ある日突然みちるが行方不明になる。しばらくして発見されたみちるは、その間の記憶を失っており、「I was lost...」としか言わず、すっかりふさぎ込むようになってしまった。そして同じころ、四方田コーチの遺体が発見される。事件は未解決のまま、みちるは日本へ帰ることになった。

7年後、礼音は日本のコリオグラファーにスカウトされ、日本へ来ることになり、みちるに再会する。しかし明るく元気だったみちるは、無口で陰のある少女に成長していた。

登場人物

主要人物

王禅寺(黒城) みちる(おうぜんじ(くろき) みちる)
フィギュアスケートの選手。シングルスケーターとして世界ジュニア選手権で優勝経験がある。骨挫傷を患い、引退を考えていたが、シニアデビューを機に、アイスダンスに転向、四方田晶とペアを組む。かつて伝説とまで言われた両親のようなアイスダンサーになりたいと願っている。
礼音のことが好きだが、自分は汚れていると思っており、純粋な礼音に正直に気持ちを伝えられず、晶と関係を持ってしまう。
第7章Step2.で両親の離婚により母親の旧姓である王禅寺姓となる。
春名 礼音(はるな れおん)
最初はアイスホッケーをやっていたが、みちると出会い一目惚れし、フィギュアスケートに転向する。その後、フィギュアのために始めたバレエの方にハマり、ベルギーにバレエ留学する。モダンダンサーとして合田武志(後述)にスカウトを受ける。
父親が日本人で、母親がフランス人。父親は舞台音楽関係の職業。
四方田 晶(よもた ひかる)
駆の弟。ジュニア時代はシングルスケーターとして活躍。兄の死後(兄の死が原因ではないが)アイスダンスに転向する。パートナーに呼吸を合わせることが下手で、4度も振られている。3年以内の引退を前提に、みちるとペアを組む。兄の死に疑問を抱き、独自に調べている。

みちるの友人

鮎原 レナ(あゆはら れな)
みちると一緒にフィギュアスケートを習う少女。ハーフで、父親が日本人。
トリプルアクセルを跳べる選手に成長。20歳になった時、アメリカ国籍を選択する。体重の増加が悩み。
矢吹 友哉(やぶき ゆうや)
みちると一緒にフィギュアスケートを習っていた。両親の都合で日本へ帰ることになる。その後、父親の会社が倒産し、フィギュアスケートをやめる。
春名 真音(はるな まのん)
礼音の妹。礼音より先にフィギュアスケートを習っていたが、学校で友達ができるにつれてスケートから遠ざかっていった。現在はモデルに転向。

スケート関係

王禅寺(黒城) 美雪(おうぜんじ(くろき) みゆき)
みちるの母親。前夫と組んだ「王禅寺・高石組」はオリンピックでの入賞経験もあり、アイスダンスの伝説のカップルとして有名。前夫のような生涯のベストパートナーと出会えても、失う可能性があることを考えると、みちるにアイスダンスをさせることを認められずにいた。現在はみちるのサブコーチとして活動。
第7章Step2.長い間協議をしていた離婚が成立し旧姓である王禅寺姓となる。
四方田 駆(よもた かける)
美雪の後輩アイスダンサー。みちるのコーチで、みちるが両親の次に憧れる。みちるがアメリカで失踪した時に謎の死を遂げる。
マリー・ダンドワ
美雪の先輩スケーター。カナダ人。日本人と結婚して以来、日本在住。アイスダンスに転向したみちるのコーチになる。毛皮のコートがお気に入り?「青天の霹靂」を「青天のテキレイキ」と言うなど、時々変な日本語を使う。バレエとオペラ鑑賞が趣味で、合田武志のファンでもある。
モデルとなったのはタチアナ・タラソワだと思われる。

その他

黒城(くろき)
美雪の2番目の夫。みちるの義父。クロキ・スポーツという会社を経営。みちるたちが練習するリンクもクロキ・スポーツの傘下。少女ポルノを趣味としていた。
セルゲイ・ゲオルギエフ
謎のロシア人。かつてはアイスダンスの選手で、オリンピックで銅メダルを獲得したこともある。生前の駆と言い争っていた。晶とも知り合い。後に黒城を襲撃し、警察により射殺される。
合田 武志(ごうだ たけし)
礼音をダンスカンパニーにスカウトしたコレオグラファー。『きみはペット』の主人公の一人。
佐田 真澄(さだ ますみ)
晶の元パートナー&元恋人。アイスダンスの選手。現在のパートナーと全日本選手権を制する。
中村 健二(なかむら けんじ)
真澄の現在のパートナー。
佐田 穂波(さだ ほなみ)&小橋 健太(こはし けんた)
真澄の妹と、そのパートナー。アイスダンスの選手。
ミレーヌ&ファビアン
カナダ人のアイスダンスカップル。逆リフトを得意とする。

書誌情報

小川彌生 『キス&ネバークライ』 講談社〈KC Kiss〉 既刊9巻(2010年10月現在)

  1. 2006年8月11日発売、ISBN 978-4-06-340605-4
  2. 2007年3月13日発売、ISBN 978-4-06-340639-9
  3. 2007年11月13日発売、ISBN 978-4-06-340676-4
  4. 2008年5月13日発売、ISBN 978-4-06-340701-3
  5. 2008年12月12日発売、ISBN 978-4-06-340729-7
  6. 2009年7月13日発売、ISBN 978-4-06-340760-0
  7. 2010年2月12日発売、ISBN 978-4-06-340787-7
  8. 2010年6月11日発売、ISBN 978-4-06-340803-4
  9. 2010年10月13日発売、ISBN 978-4-06-340820-1

外部リンク