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クリスティ・ハイテンション/新谷かおる
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著者: 新谷かおる
巻数: 全8巻
最新刊『クリスティ・ハイテンション 7』
twitterでのコメント (関係ないのに引っかかることもあります...)
Manga_Topics 新谷かおる「クリスティ・ハイテンション」続編が開幕 http://t.co/fe0z4dj4 #manga
comic_natalie 新谷かおる「クリスティ・ハイテンション」続編が開幕 http://t.co/Z512BmTu
DJ_PRINCE_ マンガの話。「クリスティ・ハイテンション」7巻、1部完。さすがの新谷ロマンス全開!今回クリスティの相棒となるナーダがまさに新谷ヒロインのじゃじゃ馬っぷりで素敵でした。メイドたちも大活躍で彼の方もきっと満足するでしょうw
DJ_PRINCE_ なんとビックリ! 新谷かおる先生から「クリスティ・ハイテンション」の販促用に描き下ろしをいただきましたよ! と、鳥ですが…w でも嬉しいですよね。ちなみにいただいた経緯を伺った際に思ったこと「3年前はペンギンでした」という台詞ですw
http://t.co/mQV8COOP
mangapoll_concl 「クリスティ・ハイテンション」(新谷かおる)が全7巻で完結しました。 http://t.co/u46HPpLg #マンガ #漫画 #コミック #comic
クリスティ・ハイテンションの既刊
名前 | 発売年月 |
---|---|
クリスティ・ハイテンション 4 | 2009-06 |
クリスティ・ハイテンション 5 | 2010-03 |
クリスティ・ハイテンション 6 | 2011-02 |
クリスティ・ハイテンション 7 | 2011-10 |
『クリスティ・ハイテンション』(Christie HIGH TENTION)は、新谷かおるによる日本の漫画作品である。
概要
本作は2007年から『コミックフラッパー』(メディアファクトリー)で連載されており、単行本は2010年4月現在5巻まで発刊されている。コナン・ドイルによるシャーロック・ホームズの冒険譚を基にホームズの姪を主人公に設定し、時に伯父と協力し、時に独力で難事件を解決するスタイルに翻案した作品となっているが、本作ではホームズ冒険譚の一部改変とエピソードの追加、新谷の過去作品からのスター・システム出演などの独自要素も見られる。
あらすじ
19世紀末のイギリス、ロンドン。クリスティ・クリスタル・マーガレット・ホープは、高名な私立探偵、シャーロック・ホームズを叔父に持つ10歳の少女。伯父譲りの頭脳と持ち前の好奇心からさまざまな事件に首を突っ込み、解決に導いていく。
登場人物
ホープ家
ベーカー街から1ブロックほどの場所にある邸宅。ハンプシャー州にも別荘がある。
- クリスティ・クリスタル・マーガレット・ホープ(クリスティ)
- 本作の主人公で、ホームズの姪の10歳の少女。幼い頃から所蔵の図書や公文書を読破しており、基礎学力はおろか物理学・自然科学・幾何学などの知識はケンブリッジやオックスフォードにすぐにでも入れるレベルで、ラテン語の読み書きもできる。その反面、音楽やダンス・刺繍などのレディの嗜みはまるでダメ。
- 両親がインドに赴任しており、一人残された寂しさから近在の伯父ホームズに認められたいとの思いから知識欲は旺盛だが、主に経験の少なさなどからそれらを体系的に組み合わせることが上手くできないことが多いため、もどかしい思いをすることもしばしばある。自分の行動を他人から否定されたり自分にわからない事があると、非常に機嫌が悪くなる。
- ネルソン
- クリスティが飼っている大型犬。クリスティに忠実で、彼女を背に乗せて移動することもできる。
- アレクサンダー・ホープ伯爵
- クリスティの父。ルートン公。王配殿下アルバート公がなくなった年(史実通りであれば1862年頃)に生まれる。政府の役人として、現在は妻セシリアともどもインドに赴任中。温和な人物で、領地で狐狩りをしていた際に狩り場に紛れ込んでいたノーラを拾い、ホープ家のメイドに迎えた。
- セシリア
- クリスティの母。ホームズの実妹。
- ベンソン
- ホープ家の執事。
- コネリー夫人
- ホープ家のハウスキーパー。アンヌマリーたち女中を監督する立場にある。クリスティが生まれた頃からホープ家におり、当時はメイド長だった。
- アンヌマリー・ホプキンス
- ホープ家のメイド長で、クリスティの侍女。その立場から、時に暴走しがちなクリスティとノーラのストッパーとして2人に振り回されがちであるが、二丁拳銃使いの一面も見せ、いざと言う時には冷徹に障害を排除することを厭わない。
- 自身曰く「法律が施行されないところ」の出身であり、その生い立ちから寝る時も枕の下に銃を置いて離さない。
- アトランタ州ゲインズビル生まれ。父は宣教師、母は日曜学校の教師。生家の周囲にコヨーテがよく出没したため、幼少時より銃の扱いに慣れていた。
- 少女期(1869年頃)に両親をKKKの襲撃により亡くしており、彼女1人で復讐を果たした過去がある。この出来事は現在でも彼女の心的外傷になっており、オレンジの種を見ただけで正体を失ってしまうほどである。
- 『砂の薔薇』に登場した真理子・ローズバンクとヘルガ・ミッターマイヤーを基にしたスター・システムキャラである。
- ノーラ
- ホープ家のメイド。育ちが余り良くないため読み書きができず、はすっぱな物言いをするがクリスティへの忠誠心は強く努力家の一面も見せる(後にグレースの指導により、書物や新聞の読みに関してはある程度できる様になった)。クリスティとは、姉妹のように仲が良い。
- スネークタン(蛇の舌)と呼ぶ、先端が二股に割れた対人用の鞭(フルグラム)の使い手で、寝るとき以外は手元から話さない。
- 幼少時、孤児だった所を流れ者の一家に拾われ、盗みを覚えさせられこき使われる。鞭の技を取得したのは一家が暴徒の手で皆殺しにされて以降である。少女期に、ホープ家の敷地内で許可なく猟をしていた所をクリスティの両親と出会った事がきっかけでホープ家のメイドに迎えられ、現在に至る。好みの男性はホームズらしい。
- 『砂の薔薇』に登場したアイリーン・サンダースを基にしたスター・システムキャラである。
- グレース・ダンバー
- 第2話にて容疑者として初登場。第3話にてホープ家の住み込み家庭教師の職を紹介されて以降はレギュラーとなる。
- 知識ではクリスティに教えることは何もないので当惑しているが、豊富な知識を如何に効果的に組み合わせていく等、思考方法についての助言を与える。音楽や刺繍などのクリスティのダメ部分については、職業化されているのでクリスティ自身が嗜む必要はないと発言するなど、先進的な考えの持ち主である。
- 穏やかで温和な性格であると同時にしっかり者の一面も見せ、アンヌマリーと共に、時に暴走しがちなクリスティとノーラを抑える役割も担う。
- 『クレオパトラD.C.』に登場したティナ・バダムを基にしたスター・システムキャラである。
- エイミー・ビリンガム
- ホープ家の新料理長。フランス生まれでロシュフォール育ち。貨物船の船長である父について世界を回り、各地の料理を身につける。どこかの大使館の料理人になっていたこともある。
- ローズウッド夫人
- クリスティの家庭教師。第1話、第3話に名前だけ出てくるが、クリスティの態度に業を煮やし一度も登場せぬまま辞職。
- ハートフィールド司教
- 第3話に名前のみ登場。ホープ家のある教区を任されている。ローズウッド夫人の後任の家庭教師として、グレースをホープ家に紹介した。
- ウィダー
- 第8話に名前のみ登場。引退したホープ家の料理人。
ベーカー街
- ウィリアム・シャーロック・ホームズ(ウィル)
- クリスティの伯父(母の兄)で高名な探偵。ロンドンはベーカー街221Bに住む。クリスティやワトソンにはウィルと呼ばれている。クリスティが尊敬し認められたいと思っている人物で、思考の回転も速く、依頼から瞬時に結論に至る場合が多い。
- 事件に首を突っ込みたがるクリスティに手を焼いているものの、能力は買っている様子である。
- ジョン・ヘイミッシュ・ワトソン
- 医者。ホームズの相棒。
- ハドソン夫人
- ホームズの住む部屋の家主。クリスティとも懇意にしている。
- キャシー
- ハドソン夫人宅のメイド。
スコットランド・ヤード(ロンドン警視庁)
- グレグスン警部
- 第2話より登場。自分の手に余る事件をたびたびホームズに持ち込み意見を聞いている。ホームズとは個人的な親交があるか、あるいは事件解決の助力を請う立場の弱さゆえか、ホームズからクリスティのヤード資料庫の閲覧を依頼される。
- アーサー・デクスター刑事
- 第6話より。刑事課所属。ヤード資料室からクリスティをホープ家に送る役目をグレグスンから言い付かるが、その際出合ったアンヌマリーが気になる様子。
その他の登場人物
各話タイトルとともに、正典の一般的な日本語タイトルを併記する(但し、本作の呼称とは必ずしも一致しない場合がある)。
『Mazarin Stone』
(第1話)「マザリンの宝石」
- カントルミア卿
- 内務省の要職にある人物。ホワイトハウスで盗難にあった「マザラン・ダイア」の捜索をホームズに依頼する。
- ネグレイト・シルヴィアス伯爵
- 不良貴族。犯罪を楽しむタイプの人間。マザラン・ダイアの強奪のほか、ハロルド夫人の死、ミニ・ワレンダー嬢の死、リビエラ列車での強盗、リヨン銀行の偽小切手事件など、数々の犯罪に手を染めている。ホームズの呼び出しに応じ、ベーカー街を訪れた。
『The Probrem of Thor Bridge』
(第2話)「ソア橋」
- ニール・ギブスン
- ハンプシャー州にあるソアプレイスの領主。アメリカで上院議員を務め、アーサーと知り合い養子に迎える。その後南米の鉱山開発で財を成し、渡英してソアプレイスに居を構えている。
- マリア・ギブスン
- ギブスンの妻。南米人。鉱山開発時代に知り合い、結婚。二児を儲ける。ソア橋のたもとで頭を打ち抜かれ死亡しているのが発見される。
- アーサー・ギブスン
- 元アメリカ海軍士官。ギブソンの上院議員時代に知り合い、養子となり彼の事業を支える。
- グレース・ダンバー
- ギブスンの二児に付いていた家庭教師。マリア殺害の容疑がかかりウィンチェスターの留置場に収監される。
『Red-Headed League』
(第3話)「赤毛組合」
- ジェイベズ・ウィルスン
- 船大工から身を起こし、コバーグ・スクエアで使用人2人と小さな質屋を経営。見事な赤毛を見込まれ、赤髪同盟に参加を認められた。
- ヴィンセント・スポルディング
- ウィルスンの質屋の使用人。最近雇われたが、よく気がつく働き者の三十男。
- サリー
- ウィルスンの質屋の下働き。14歳。母親が風邪を羅いたため、コンウォールに帰っている。
- ダンカン・ロス
- 赤髪同盟員。欠員補充のための面接を行い、ウィルスンを採用する。
- ジョン・クルー
- ある公爵の孫。イートン校、オックスフォード大学を出た秀才。殺人・窃盗・偽造などの悪事を楽しむように手を染めている。
- アーティ
- クルーの仲間。
- 頭取
- サバーバン銀行の頭取。
『The Adventure of The Sussex Vampire』
(第4話)「サセックスの吸血鬼」
- アマンダ・チェルシー・ハリエット
- ハリエット子爵の三女。クリスティと同年。パーティを主催し、クリスティを招待する。
- コニー・ファーガソン
- ロバート・ファーガソンの姪。伯父ロバートの家で起きた吸血事件に心を痛め、クリスティに相談を持ちかける。
- ロバート・ファーガソン
- ワトソンの旧友。サセックス州ランバリーのチーズマン屋敷に居を構える。5年前、現夫人と再婚し、年初に女児を授かる。先妻との間に長男ジャックがいる。
- ファーガソン夫人
- ファーガソンの後妻。ペルー人。ジャックとはあまり仲が良くない。娘の首に吸い付いているところを夫に見られて以後、臥せっている。
- ジャック・ファーガソン
- ロバート・ファーガソンの長男。継母と妹を嫌っている。
- ドロシー・ファーガソン
- ロバートと夫人の間に生まれたばかりの娘。
- メイソン夫人
- ファーガソンの家政婦。ファーガソン夫人の奇行の後、ドロシーの面倒を見ている。
- ヘンリー・ファーガソン
- ロバートの兄でコニーの父。チーズマン屋敷から半マイルほどの別の屋敷に住んでいる。
- ミナ・ブラド(ミナ・ツェペッシュ)
- 旅行中、ハリエットのパーティに招待され立ち寄り、その席上でクリスティと知り合った。串刺し公ヴラド・ツェペシュの直系の少女。実は真祖の一族と呼ばれる吸血鬼の姫。
- 人間の血を吸って一族に迎え入れることができるほか、自分の血を飲ませることで相手に長寿を授ける『薔薇の接吻』という能力も持つ。
- 同誌掲載の環望の『ダンス イン ザ ヴァンパイアバンド』のヒロインであり、掲載誌内コラボとして登場。
- ヴェラ
- ミナの侍女兼腹心。吸血鬼。 クリスティの聡明さに感心し、「一族に迎える」ことを提案。
- やはり『ダンス〜』からコラボ登場。
- セキコ
- コニーの侍女。常にキャンディをなめており、そのせいかふくよかな体型。実は吸血鬼で、チーズマン屋敷の近隣にある古城跡に、14世紀から勝手に住み着いている。
- 名の由来は、新谷の長女が「関取みたいな容姿だから、セキコ」と評したから。後に『ダンス〜』に(かなりやせて)ミナのメイド長として逆コラボ登場。
『The Epilogue of The Sussex Vampire』
(番外)
- 21世紀初頭。バンドへの船旅の途中、横浜に入港しようとする船上で、ミナが出遭ったのは…。
- 『The Adventure of The Sussex Vampire』の後日談。新谷と環の共同作画により、単行本2巻巻末に書き下ろし収録。本編は環のキャラも新谷が作画しているが、今話は主に環が作画、『クリスティ』のみ新谷が作画している。
- クリスティ・ミネルバ・アニエス・ハート
- クリスティの曾孫。外見や性格などよく似ている。父親と船旅で横浜へ寄航する際、船上でミナと出会う。彼女によると、劇中の僅か5年前までクリスティは存命しており、少なくとも百十数年は生きた事になる。
- 19世紀末に既に10歳であったクリスティが21世紀初頭まで生きたのは、薔薇の接吻の効果と推測される。
『The Adventure of The Dancing Men』
(第5話)「踊る人形」
- ヒルトン・キュビット
- ノーフォーク州リドリング・ソープの農場主。一年前にエルシーと出会い、過去を一切問わないことを条件に結婚する。
- エルシー・キュビット
- アメリカ人。1年前にイギリスに移住し、ロンドンでキュビット氏と出会い、結婚する。が、踊る人形の落書きを見るなり卒倒し、日ごとにやつれていく。
- エイブラハム(エイブ)・スレイニー
- アメリカ人。エルシーとは旧知。
『The Hound of the BaskerVilles』
(第6話)「バスカヴィル家の犬」
- チャールズ・バスカヴィル卿
- デボンシャー州ダートムアにあるバスカヴィル家の前当主。准男爵。夜の散歩中に心臓発作で急死。
- ジェイムズ・モーティマー医師
- チャールズ卿の主治医。
- ロジャー・バスカヴィル
- チャールズの弟でヘンリーの父。ロンドンでヘンリーの母と結婚生活を送るが、放蕩の末南米で熱病に係り死亡。
- ヘンリー・バスカヴィル
- バスカヴィル家新当主。先代チャールズの甥。父ロジャーの逐電後、母と共に知り合いのつてでカナダに移住、農場を営んでいたが、チャールズの死によってバスカヴィル家を相続することになる。
- バリモア
- バスカヴィル家執事。
- イライザ
- バスカヴィル家のメイド。バリモアの妻。
- モーリス・セルデン
- イライザの弟で殺人犯。刑務所に入っていたが脱走し、イライザに匿われていた。
- ジャック・ステイプルトン
- バスカヴィル家の(かなり遠いが)隣人。元はよそで学校を経営していたが引退。地元の沼地での昆虫採集を趣味にしている。
- ベリル・ステイプルトン
- ジャックの妹。かなりの美人。
- 「バスカヴィル家の犬」
- 17世紀中期、乱暴な放埓者だった当時の当主ヒューゴ・バスカヴィルを夜の沼地で食い殺したという、魔犬の伝説。
『The Adventure of the Six Napoleons』
(第7話)「六つのナポレオン」
- ジョージ・グラハム・ハート
- ダンス教室で、クリスティのパートナーとなる。イートンに通う秀才だが、ワルツを踊りながら幼女相手に遺伝学や関数や世間を騒がす犯罪について語る変わり者。ダンス教室の校長とバーニカット医師は父の友人。ミナ・ヴラドが21世紀の横浜で出遭ったクリスティの曾孫と姓が同じである。
- バーニカット
- 医者。ケニントン通りに開業し、ブリクストン通りにも分院を持つ。双方に飾っていたナポレオン像を盗まれ、壊される。
- ハドソン
- ヤードから2ブロックの場所で営業している、ハドソン商会の店主。ゲルダ商会からナポレオン像を3個仕入れ、2つをバーニカット医師に販売。売れ残りの一つを店頭で破壊される。
- ホレス・ハーカー
- バーレイに住む紳士。ハーディング商会で購入した石膏像を盗まれ、戸口ではヴェヌチを殺され、驚いて頭を打ち付けて気絶し、と、運の悪い人物。
- ピエトロ・ヴェヌチ
- イタリア系マフィア。ハーカーの家の前で喉を掻き切られて死亡。
- ハーディング
- ハイ・ストリートでハーディング商会を営む。ゲルダ商会のナポレオンを3つ入荷・販売した。
- ヴェッポ
- 1年半前の6月3日、傷害事件を起こして勤務先のゲルダ商会に逃げ込むが逮捕・投獄される。出獄後、ゲルダ商会の帳簿をたどりバーニカット、ハドソン、ハーカーのナポレオン像を盗み、破壊する。ブラウン邸に盗みに入ったところを現行犯でデクスターに逮捕される。おそらくヴェヌチを殺害した。
- ジョサイア・ブラウン
- チジックに住む紳士。クリスティの依頼でヴェッポの家宅侵入を息を潜めて待つ。
- ゼニス・サンドフォード
- レディングに住む紳士。クリスティの依頼でホープ家を訪れ、ナポレオン像を10ポンドで売却する。
- コロナ公爵
- 去年の6月1日、デカー・ホテル宿泊中にボルジアの黒真珠を盗まれる。
- ルクレチア・ヴェヌチ
- 公爵夫人つきの小間使い。黒真珠盗難の嫌疑を受ける。
『The Memories of Nora』
(番外)
- 流れ者のオヤジ
- 馬車で流れながら行く先々で盗みを働く一家のオヤジ。どこかで幼いノーラを拾い、こき使う。
- 流れ者の連れ合い
- オヤジの連れ合いで、ガイとダグの母親。
- ガイ
- 流れ者の息子。ノーラをチビと呼ぶ。
- ダグ
- ガイの弟。ある日、馬を盗みに行ってしくじり、アバラを折る。
『The Five Orange Pips』
(第8話)「オレンジの種五つ」
- ジョン・オープンショウ
- ホーシャムに住む紳士。88年9月、ロンドン消印で「オレンジの種五つ」の入った手紙を受け取り、過去のいきさつからホームズを訪れ相談するが、その帰路事故死する。
- イライアス・オープンショウ
- ジョンの伯父。若い頃アメリカに移住し農作物取引で成功を収める。南北戦争ではジャクソンの下で大佐にまで昇進する。南軍敗北後しばらくアメリカに留まっていたが、70年ごろイギリスに戻り、ホーシャムに屋敷を構える。
- 83年3月、インド・ポンディシェリ消印の「オレンジの種五つ」の入った手紙を受け取ると、書類を暖炉にくべて焼き捨てる。その7週間後、水死体で発見される。
- フォーダム
- イライアスの弁護士。
- ジョンの父
- コヴェントリーに住んでいたが、イライアスの死でホーシャムを相続し移住。86年1月、スコットランド・ダンディー消印の「オレンジの種五つ」の入った手紙を受け取り、5日後、事故死。
- ジェイムズ・カルフーン
- アメリカ船籍ローンスター号の船長。アメリカ人乗組員2人ともども、KKKの残党。
- ホプキンス
- ジョージア州の宣教師でアンヌマリーの父。黒人も分け隔てせずに面倒を見るが、そのためKKKの不興を買い、妻ともども殺されてしまう。
- コレット・ホプキンス
- アンヌマリーの母。日曜学校の教師。助産婦としてボブ・ニナ夫婦の初産に立会い赤ん坊を取り上げるが、その帰路KKKに襲撃され夫ともども殺されてしまう。
- ケイト
- アンヌマリーの学友。
- ガースン
- 農園主。奴隷を擁護するホプキンスを快く思っていなかった。
- 保安官
- ホプキンス殺害犯の逮捕に消極的。
- ボブ
- 黒人。第一子の出産にホプキンス夫妻の手を借りるが、その帰路に夫妻を殺されてしまったことに憤り、復讐を誓うがアンヌマリーに止められる。
- ニナ
- 黒人。ボブの妻。初子をコレットに取り上げてもらう。
- トム
- 黒人の老人。ホプキンス夫妻の死をアンヌマリーに伝える。
- ベン
- 黒人。ホプキンス夫妻の遺体を発見する。
- ジェフ
- 黒人。ガースン邸の下働き。
『The Adventure of the Solitary Cyclist』
(第9話)「孤独な自転車乗り」
- ヴァイオレット・スミス
- グレースの知人。不審な男に付きまとわられており、グレースの付き添いでホームズを訪れる。
『The Adventure of The Dying Message』
(番外)
- ヴィクトリア女王
- 当時のイギリス女王。
- クララ
- 女王の次女。
- マイクロフト・ホームズ
- シャーロックのすぐ上の兄。「イギリス政府の重要な仕事を任されている」(ヴィクトリア女王の弁)が、クリスティ曰く「変人」で「いつも朝から晩までクラブにいていつ仕事をしているの?」という人物。
- チャールズ・ロチェスター
- 雑貨卸商。カンタベリーの自宅で刺殺される。その際ダイイングメッセージを残す。
- リチャード・ハーベス
- ロチェスター氏の甥。女好きで酒癖が悪く、無職と評判が悪い。氏殺害の容疑者として逮捕される。
- ヘンリー・ジェンセン
- ロチェスター氏の甥。材木流通の会社を経営。
『The Adventure of The Flying Dancer』
- バーサ・ノバック
- 強欲な高利貸しの老婆。密室内で刺殺死体として発見される。
- モニカ
- ロンドン公演に来たサーカスの一員。空中ブランコ乗りの少女。
『The Adventure of The Famous Trailer』