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コドモのコドモ/さそうあきら

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著者: さそうあきら
巻数: 3巻

さそうあきらの新刊
コドモのコドモの新刊

最新刊『コドモのコドモ 3


出版社: 双葉社
シリーズ: アクションコミックス


twitterでのコメント (関係ないのに引っかかることもあります...)

mangakocchi http://t.co/JqI8Z4Ri 「コドモのコドモ」今なら5ファイル無料!o(^-^o)(o^-^)o ヤッター!衝撃と友情のオンパレードだっち! http://t.co/F9QBpzGX #comic
seki_yoshi RT @koyaj: ミュジコフィリア2。やっぱ面白い。さそうあきら最高傑作じゃないか。神童、トトの世界、コドモのコドモ、マエストロと読んだけど一番ドキドキする。やたら回想いれたり、全編映像ベースで進めようとする最近のマンガの流行りに流されず、マンガ的にがんがん端折るスト ...
Kawade_shobo トークイベントのスペシャルゲストとして、漫画家・さそうあきら氏も登場! 『神童』『マエストロ』『コドモのコドモ』など代表作多数。吉田戦車さんとどんなトークが繰り広げられるか、非常に楽しみです。関西にお住まいの皆さま、6月12日(日)はぜひ京都国際マンガミュージアムへ!

コドモのコドモの既刊

名前発売年月
コドモのコドモ 1 2005-02
コドモのコドモ 2 2005-05
コドモのコドモ 3 2005-09

コドモのコドモ』は、さそうあきらによる日本の漫画作品。

概要

『漫画アクション』(双葉社)で2004年5月20日号より連載。単行本は全3巻。実写版映画が2008年9月27日に公開された。

東京都の郊外に3世代で住む小学校5年生の少女が、性に関する知識もないまま遊びで幼馴染と性交を行い、出産に至るまでの物語である。また、主人公の担任教師が世間の従来の価値観や、児童・保護者と闘う話でもある。

主な登場人物

主人公とその家族

持田春菜(もちだ はるな)
本作の主人公、小学校の5年1組の児童。クラスメイトのヒロユキと「くっつけっこ」と称する「遊び」を行い妊娠してしまう。
12年後は雑誌のモデルとして活動している。
祖父
農業に従事。
祖母
家族の中で最初に春菜の妊娠に気付き、生まれてくる子供のためにおしめを繕っていた。春菜の出産3日前に突然倒れ亡くなる。
名前はヨシロウ。会社員。
娘と一緒で天然パーマ。
6つ上で名前は秋美。春菜が騒動を起こす前に、親友の朋子が生田目産婦人科で人工妊娠中絶をする。
元(はじめ)
春菜とヒロユキの間に生まれた息子。

主人公のクラスメイト

ヒロユキ
春菜と公園で遊んでいる最中に立ち小便をしていて、春菜の誘いで木陰で性交をしてしまう。
丸山 珠(まるやま たま)
春菜の親友。
朝倉 真由(あさくら まゆ)
春菜の親友。語尾に「~ナ」をつけるのが口癖。
吉田美香(よしだ みか)
学級委員。クラスの中で春菜の妊娠をいち早く告げられ、振り回される。将来の夢は外交官。
ブタマン
ガタイの大きな少年。本当の下の名前は「万作」。
生田目ミツオ(なまため みつお)
ブタマンの子分。両親は自宅で産婦人科を開業している。

主人公の学校に関する人物

八木希代子(やぎ きよこ)
春菜のクラスの担任、生徒の中でのあだ名はヤギセン。一人暮らしでジェンダーフリーの支持者。保護者からは「指導力不足」と罵られ、同学年の教師からは「素材はいいけど色気がない」と陰口を叩かれている。
12年後に生田目産婦人科で女の子を出産。「ハルナ」と名付けたらしい。
ダイゴ
5年2組の児童。春菜に好かれるが、女子には興味が無い模様。

書誌情報

双葉社からアクションコミックスとして出版されている。

  • 第1巻 (2005年2月28日発行) ISBN 4-575-83052-6
  • 第2巻 (2005年5月28日発行) ISBN 4-575-83084-4
  • 第3巻 (2005年8月27日発行) ISBN 4-575-83129-8

映画

実写映画が2008年9月27日公開。上映時間122分。製作費3億円。2007年8月25日クランクイン、2008年1月23日クランクアップ、4月完成。

スタッフ

  • 監督:萩生田宏治
  • 脚本:宮下和雅子
  • 音楽:トクマルシューゴ
  • 主題歌:奥田民生「SUNのSON」(キューンレコード)
  • 制作:ピクニック
  • 配給:ビターズ・エンド

キャスト

  • 持田春菜:甘利はるな
  • 美香:伊藤梨沙子
  • ヒロユキ川村悠椰
  • 真由:大熊彩花
  • ミツオ:帯金遼太
  • 珠:須藤瞳
  • ダイゴ竹森雄之介
  • ブタマン:山田清貴
  • 春菜の母:宮崎美子
  • 春菜の祖母:草村礼子
  • 春菜の父:斉藤暁
  • 春菜の祖父:榎木兵衛
  • 持田秋美:谷村美月
  • ヒロユキの父:光石研
  • ヒロユキの母:安部聡子
  • ミツオの父:北見敏之
  • スナックのママ:上野樹里
  • 朋子の彼:柄本佑
  • 朋子:森郁月
  • 小林和則:深水元基
  • 高松教頭:塩見三省
  • 八木希代子先生:麻生久美子

=== 批判・議論 === 映画のロケは秋田県能代市で行われた。能代フィルムコミッション会長でもある斉藤滋宣能代市長と、神馬郁朗能代市教育委員会教育長らは検討した結果、市として撮影に協力することを決定したからである。能代市は廃校の校舎を撮影場所として提供し、撮影は終了した。しかし、作品のテーマが「性」という難しい問題であるため、市の対応には多くの批判が寄せられ、市議会でも一般質問に取り上げられた。J-CASTニュース『「小学5年で出産」教育上けしからん 映画ロケ地能代市ですったもんだ』2007年12月14日、ジェイ・キャスト、2009年4月14日閲覧柳谷渉『(平成19年12月定例会)一般質問』「のしろ市議会だより 第7号」(PDF)2008年1月24日、能代市議会、2009年4月14日閲覧批判に対し、市長らは「まずは偏見を持たずに最後まで観て欲しい」と答えている。公式サイトプロダクションノートを参照

受賞

  • 第82回キネマ旬報ベスト・テン新人女優賞(甘利はるな)
  • 第23回高崎映画祭最優秀新人女優賞(甘利はるな)
  • 映画館大賞「映画館スタッフが選ぶ、2008年に最もスクリーンで輝いた映画」第62位

関連項目

  • 子供の性
  • 十代の出産
  • 性的同意年齢
  • 性教育

脚注

外部リンク