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コンビニDMZ/竿尾悟

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著者: 竿尾悟
巻数: 全5巻

竿尾悟の新刊
コンビニDMZの新刊

最新刊『コンビニDMZ 5


出版社: 少年画報社
シリーズ: YKコミックス


twitterでのコメント (関係ないのに引っかかることもあります...)

ueyamamichiro RT @shosen_bt: [6F]《みなさん、ありがとうございます!》8月の少年画報社コミックスはペーパー祭り!好評発売中「コンビニDMZplus!」30日発売予定「僕らはみんな河合荘3巻」「裸者と裸者4巻」には書泉限定ペーパー付き、20日発売予定「ツマヌダ格闘街12 ...
n_kashima [漫画]世界一危険なコンビニが帰ってきた! 『コンビニDMZ plus!』 http://t.co/pZhmOZV6 #manga #comics #漫画
aniseiyu コミック情報:「2012/08/08 コンビニDMZ plus! (ヤングキングコミックス)」がアマゾンでタイトルが変更になりました。http://t.co/nKA8JjSE #竿尾悟 #amazon #comic #comics #コミック #マンガ #漫画
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manga_droid コンビニDMZ 2 (ヤングキングコミックス) 少年画報社 http://amzn.to/fyZd1Y #manga #commic #anime

コンビニDMZの既刊

名前発売年月
コンビニDMZ 3 2009-04
コンビニDMZ 4 2009-12
コンビニDMZ 5 2010-05

コンビニDMZ』は竿尾悟の漫画作品。少年画報社の月刊漫画雑誌『ヤングキングアワーズ』に2007年1月号から2010年6月号まで連載。

ストーリー

ヨーロッパのとある地域。ここは連邦軍、反乱軍、独立派民兵、さらには国連軍の四派が入り乱れる紛争地帯。この紛争地帯の緩衝地帯「ポイントチャーリー」のDMZ(Demilitarized Zone/非武装地帯)に日本資本(おそらく)のコンビニが存在する。店名は「コンビニDMZ」。このコンビニDMZの店員を中心に、各勢力の軍人たちの日々を描いていく。

登場人物

コンビニDMZ

日本資本のコンビニ。DMZとは、非武装地帯の略称であり、店舗敷地は現地勢力に中立地帯として認められている。この戦場(ユーゴスラビア紛争をイメージ)以外のDMZにも出店しており、川口が第20話で朝鮮半島の38度線への新規店舗出店のため出張していた。ポイントチャーリーへの出店は、川口が担当し、彼が営業して回った。出店時はNATO(北大西洋条約機構)からも許可を得ている。NATOの職員は、バカげた発想だが、コンビニができるなら自分も行くと言っていた。なお、ポイントチャーリーに出店した理由は、ちょうど三派の勢力範囲の接点である為。企業にしてはかなり財政的に豊かなのか、軍用機や軍用車両も多数保有している。このコンビニの存在が、この戦争の戦況を大きく左右することもある。また、コンビニDMZのすぐ近くに国連軍の一個分隊(ポイントチャーリー アリゾナ2)が監視のため駐屯している模様。

川口 洋一 (かわぐち よういち)
コンビニDMZ「ポイントチャーリー店」の店長。現在はただの店長だが、ポイントチャーリーに店を構えるまでは本部の開発部長だった。性格はいたって温厚だが、笑顔で人を殺せるタイプで、常に不敵な笑みを見せている。銃を持ったごつい兵隊相手でも躊躇なく自分の意見を通す。お客様を第一に考え、お客のニーズに応えるため、原付で前線を越えたりもした。この際、そばで兵隊が直撃弾を食らったらしく、その巻き添えをくい、重傷を負う。また、目の前で人が死んでも、戦場だからと割り切っている模様。万引きは絶対に許さない。口癖は「困ったものですねぇ…」。
雨宮 淳 (あめみや じゅん)
コンビニDMZの店員。女性。かなりの美人で、スタイルも良い。よく兵隊たちのハァトを狙撃している。れいかがやってきた際には、彼女の人気に嫉妬してセクシーな軍人風コスチュームに鞭を携えて現れ、軍人達を一喝して暴動を止めたことも。かつて泥レス選手だったようである。
鳳石 勝 (おおいし まさる)
コンビニDMZの店員。男性。おそらくコンビニDMZに努めている3人の中では最年少。絵がうまく、Webサイトで自分の描いた絵や漫画を公開している。描いている漫画の内容は、いわゆるエロマンガで、同僚の雨宮ネタをよく描いている。また、彼の公開していた漫画は現地三派軍と国連軍の上層部および兵士たちに好評なようで、彼が漫画家デビューする際は、国連と三派合意で出発日前後3日間が休戦となった(まさる休戦)。漫画家デビューしたらしいが、現在もコンビニに勤めており、漫画家稼業かどうなったかは不明。
本間 裕護(ほんま ゆうご)
DMZ本社の御曹子。コンビニDMZポイントチャーリー店の新たな担当となったスーパーバイザー。多くの店舗を再生させてきた「スペシャル スーパー・バイザー(SSV)」である(ただし、とりまきの成果という説もある)。DNZ(店舗敷地)外の道路でイベント(割引券を撒く)を行ったため、連邦軍と反乱軍が割引券を取り合うことになる。これは最終的に大規模な部隊同士の戦闘を誘発することになり、結果として彼が大激戦の引き金を引くことになる。コンビニへの訪問の際は、PMC(PMF/民間軍事請負企業)(モデルはブラックウォーターUSA)を雇っていた。
本間 舞(ほんま まい)
本間SVの妹で「子供SV」の肩書を持つ。非常に童顔な16歳。川口と共にポイントチャーリーの隣国に営業に向かう。
川口を「おじさま」と呼んで尊敬しており、結婚したいと考えている。背伸びしがちな年頃だが「子供らしいシンプルな意見」が事態を打開する事も多い。
クラウス・ペーター・フォン・ヨーヘンハウンゼン
反乱軍の傭兵。慰謝料支払いのためにコンビニでバイトを始める。詳細は反乱軍の項を参照。

連邦軍

とあるヨーロッパの連邦制国家の正規軍。

セルジェク大佐
連邦軍の指揮官。旅団長。高い判断能力と作戦立案能力を持つ優秀な指揮官である。川口がコンビニを出店する際は反対だったらしいが、川口からもらったお菓子「うまいけ棒」に魅了され、出店を承諾した。その後、うまいけ棒の中毒になったらしく、コンビニへの来店理由の大半はうまいけ棒の購入で、うまいけ棒が無ければ作戦の立案すらできなくなった。
ミリシャ・ミハリチッチ特務大尉
連邦軍の尋問担当官。女性。彼女のおかげで連邦軍に潜入していたスパイ網を一掃できた。彼女にかかれば、オトせない工作員はおらず、彼女いわく「コツODEN(おでん)にありですわ」。その拷問内容とは、コンビニで買ってきた熱々のおでんの玉子を、スパイの口に無理やり突っ込むというもの。その際、反乱軍のスパイ・アロハノヴィッチに捕虜の虐待はジュネーブ条約で禁止されていると言われたが、彼女によれば、おいしいODENを食べさせているだけ。そのような尋問を行うため「玉子令嬢(レディエッグ)」とカンパニー(CIA/アメリカ中央情報局)の工作員から呼ばれていた。
化粧品などにもうるさく、連邦軍内の女性兵士のファッションリーダーとなっている。
サリバノフ大佐
連邦軍の指揮官。コンビニの近くの街で、独立派民兵の部隊の包囲作戦を指揮していた。
ムラマッチ将軍
連邦軍の師団長。新たにセルジェクの旅団が所属していた師団の司令になった将軍(おそらく中将)。予備役上がりで、戦前はおもちゃやぬいぐるみの卸売りをしていた。無類のぬいぐるみ好きで、それなりの歳にも関わらず、ぬいぐるみを抱いて寝ている模様。元は北部戦線に居た。コンビニの存在が戦況を左右することが気に入らないらしく、戦場に神もコンビニもいらないと語る。その結果、セルジェクにコンビニに対して砲撃するよう命令、しかしセルジェクはそれを無視してわざと不発弾を発射し、弾切れと偽った。その後、彼はセルジェクが護衛として付けた特殊部隊を率いてコンビニに向かい、コンビニの殲滅を命令する。結局兵士たちも、国連軍が見ていると言い訳し、彼の命令を無視。そのため彼自らがコンビニに踏み込む。しかし、「ニッフィー」(モデルはミッフィーと思われる)という兎の人形が店内においてあるのを発見。過去に息子にニッフィーをプレゼントした際、国の主義から逸脱しているという理由で没収されたことを思い出し、最終的にはコンビニ殲滅を諦めた。
ボスキッチ少佐
モブトン砦を死守する命を受けた連邦軍少佐。反乱軍に包囲され、食料も底を突きかけていたところに、コンビニDMZのデリバリーサービスに一時的に救われる。しかし、マトが反乱軍につけられていたため、敵が内部へ侵入する事を許してしまい、砦は陥落。その後の生死は不明。

反乱軍

政府に対してクーデターを起こしている反乱部隊。

マネシンコ将軍
反乱軍の軍団長。ミネラルウォーターが大好き。兵たちの間で評判の「メコンの茶水」を大絶賛していた。ポイントチャーリーにコンビニを出店することには消極的だったようで、川口にふっ飛ばされても知らんと言っていたが、川口がミネラルウォーターを差し出した際に、いつでも安全な水を提供できると言われ、コンビニ出店に合意した。
連邦軍のセルジェクとは幼馴染らしく、顔を合わせると大人気ない喧嘩を始める。
キンチャク男爵(通称)
対テロ部隊の司令官。同じ反乱軍の兵士によるとオトせなかったスパイはいないそうである。
スタンコビッチ将軍
反乱軍の司令官。コンビニDMZに新たに設置されたATM(現金自動預け払い機/Automated Teller Machine)を、ATM(対戦車ミサイル/Anti Tank Missile)と間違えていた。ユーリという名の息子がいる。しかし、その息子をだしに、低賃金を不満に思っている傭兵の「振り込め詐欺」に引っかかる。
ジャン
反乱軍の傭兵。傭兵達のまとめ役のようで、コンビニで立ち読みしていた時に上官を振り込め詐欺に引っ掛けることを思いつく。詐欺時は「第67軍警察大隊のトルブイコ大尉」と偽っていた。最終的にスタンコビッチにATM(現金自動預け払い機)と騙され、ATM(対戦車ミサイル)をぶっ放される。最期は、「そっちのATMかい…」と言い残した。
ズラッコ
反乱軍の新兵。新兵である為、上官にこき使われている。コンビニであったかい弁当を確保し、出来る限り弁当の温度を維持し、速やかに分隊陣地に運搬する任を与えられる(簡単に言えば、弁当を買うパシりにされている)。しかし、弁当を買いに行くのも命がけで、帰還するのに時間がかかり、冷めきった弁当しか持ってこれず、分隊長によく叱られている。敵と戦うために入隊したのにと、パシりにされることを不満に思っている。たった1人で戦車をRPGを使用して撃破するなど、非常に優秀な兵士である。弁当の買出しは新兵のための実戦訓練ではないかと分隊長に質問したが、タダのパシりだと答えられ、やる気を失う。その後、コンビニから帰る途中に敵の狙撃を受け死亡したと思われる。
マト
反乱軍の兵士。ズラッコの戦友。ズラッコにコンビニの行き来に便利な溝を教える。しかし、帰路の途中、敵の凶弾に頭を吹き飛ばされる。
エドゥアルド軍曹
反乱軍の分隊長。ズラッコの直属の上官。新兵をパシりにしている。
クラウス・ペーター・フォン・ヨーヘンハウンゼン大尉
反乱軍の傭兵で、第3独立小隊の小隊長。ドイツ人で、プロイセン名門軍人一家の出身。非常に優秀な軍人で、彼が指揮する作戦は必ず時間表どおりに遂行され、エスイストフォルシュテンディガージーク(完全なる勝利)で幕を閉じる。そのため、敵からはシュヴァルツフント(黒犬)という異名で恐れられている。
軍人としては優秀だが、夫婦関係は良くなかったようで、離婚された上に裁判にて慰謝料5万ユーロ(+毎月の生活費及び養育費)を請求される。しかし、大した報酬を得ていないがため、慰謝料を払える見込みがなく、弁護士からは傭兵をやめて民間軍事会社へ転職することを進められる。結局、軍人を辞めて社員になることが許せず、慰謝料のたしとしてコンビニDMZにてバイトを始める。シフトは週7日、21時~4時。
非常に時間にしっかりした性格で、時間表どおりに作戦行動している(敵部隊が時間どおりに来ないと苛立ったりする)。また、コンビニへもシフト時間ちょうどに出勤する。しかし、その時間にうるさい性格が災いし、コンビニに遅れないが為、部下を残し敵前逃亡、逮捕される。部下からも見放され、小隊は解散再編制される。
ハット、ベレー帽、キャップの3人組
敵の砲撃で動けず、コンビニ店内に籠っていた反乱軍の軍人。川口とマトとの関係を知り、コンビニDMZにもがあるのではないかと疑う。本部付であったり、中隊分の給料を管理しているなど、階級それなりに高い模様。しかし、マトの前で禁句を言ってしまい、拉致される。コンビニの客の話では、MIA(戦闘中行方不明)扱いされてしまっている。
日本人傭兵
日本人の反乱軍傭兵。作中何回かそれっぽいキャラが登場しているが、名前は不明。

独立派民兵

連邦から独立を図ろうとしている民兵組織。通称ミリシア。

おしゃれスナイパー
独立派民兵の狙撃手。本名および階級不明。おしゃれスナイパーとは、雨宮が命名。コンビニのすぐ近くに潜伏し、コンビニに立ち寄った連邦軍、反乱軍の兵士を狙撃している。しかし、雨宮にハァトを逆に狙撃され、雨宮の気を引こうとおしゃれをし始める。しかし、元々ファッションセンスがないのか、全く訳の分からない格好でコンビニに来店する。その後、雨宮にダサいと指摘され、ファッション誌「LEO」を参考におしゃれをする。服を入手するために、連邦軍、反乱軍だけでなく国連、NGOをも標的にし始める。そしてコンビニに行けないことに業を煮やした連邦軍がコンビニ周辺を砲撃。しかし、運よくコンビニに来店していたため、難を逃れる。
おしゃれスナイパーは彼以外にもいるようで、川口いわく「おしゃれスナイパーを一人見かけたら 二十人はいるものと考えないと」とのこと。そのため、第6話で民兵が狙撃されているが、彼以外が狙撃したと思われる(彼自身は雨宮を盗撮していた)。雨宮が振り向いてくれないためマネキンで彼女を再現することを考え、雨宮人形を作成するために鳳石を協力させようと拉致した。しかし、川口に人形でヤっているような奴におしゃれスナイパーと名乗る資格はないと言われ、改心。おまけにコンビニが潰れるとも言われ、コンビニ前で狙撃することも諦める。その後、自分以外のおしゃれスナイパーを殺してまわり、最終的に転職したのか、LEOのモデルとなった模様。
ヨシップ中佐
民兵の指揮官。非常に部下思いの上官で、部下のことを第一に考える。連邦軍に包囲された際にコンビニDMZに逃げ込み、商品のほとんどを買い占めながら6日間も部下と共に粘り続け、ついに連邦軍との持久戦に勝利する。その後、武装解除し、コンビニDMZの要請でやって来た国連軍の監視下で前線を通過して帰還した。しかし、商品の購入のために渡したクレジットカードの大半が期限切れだったり利用限度額を超えていたりしたため、2275万7955円を請求されることになる。
ロスト
民兵の小隊長。コンビニにてヨシップ中佐ととも連邦軍の包囲から逃れるために粘り続けていたが、5日目にコンビニの食糧が尽きてしまい、ヨシップの制止も聞かず自らの小隊と共に自力で包囲を突破しようとする。しかし、DMZから出た瞬間、連邦軍の一斉攻撃を受け死亡する。
パルガ
民兵の兵士。コンビニDMZの新商品「ハートマンさんのフルメタルブレッド」というパンの「小隊長専用パン」をどうしても食べたいらしく、小隊長になることを目指す。自分の所属している小隊の小隊長が戦死、続いて副小隊長の曹長が狙撃兵の銃撃を受け戦死。分隊長も爆死し、彼が分隊を引き継ぐことになる。その戦闘で活躍し、軍曹に昇進。さらに数多くの作戦を成功に導き曹長に昇進する。その働きぶりが認められ、市民の間でも評判となり、敵軍は懸賞金まで出すほど優秀な兵士であった。その彼を見込み、上層部はドボイロクの丘の敵野砲陣地の奪取を依頼する。また、それが成功したら小隊を任せると言われ、彼は小隊長専用パンのために必死に敵と交戦。見事野砲陣地奪取を成功させる。しかし、目的としていた小隊長専用パンは「中隊長専用パン」に昇進していた。どうしても諦めきれなかった彼は、身分を偽り中隊長専用パンを購入。憲兵に階級詐称で逮捕される。その後、彼がどうなったかは不明だが、川口店長が言うには、階級詐称は重罪だから、良くて一兵卒に降格とのこと。

国連軍

国際連合により派遣された各国の軍隊。

デルベッキオ軍曹
国連軍のEOD(爆発物兵器処理隊)の隊長。当初は、コンビニDMZの新商品「地雷まん」(中華まん)をゾンデ探知機にも全く反応しない新型地雷と勘違いしていた。コンビニのことを、IED(即製爆発物)の材料だらけだと危険視している。国連軍の要請でコンビニDMZは周辺の子供相手に地雷の講習会を行い、その講師として参加している。しかし、川口扮する「地雷マン」との勝負(地雷まんの中に1つだけある濃縮ハバネロ入りを一発で当てるゲーム)で敗れる。これにより、地雷まんの激辛ハバネロ入りを一発で当てようと練習していたが、熱中しすぎて地雷原のど真ん中に迷い込み、立ち往生してしまう。しかも見事にハバネロ入りを当ててしまい、水を求めるが、部下いわく地雷処理に時間がかかるため、彼の所にたどり着くまで2日かかるとのこと。
国連軍スペイン部隊隊員
スペイン陸軍から派遣された国連軍の兵士たち。マツタケが嫌いなようで、コンビニにマツタケ弁当しかないことを「貧乏くじ」と言っていた。だが、隊員の1名が、マツタケ1本で100ユーロ超えもザラだと発言したことから、マツタケを採集しコンビニに売り付け小遣い稼ぎをしようと企む。そして、マツタケが大量に生えているとされるキノコ山に装甲車で向かい、採集を始めるが、その山は連邦軍の勢力下にあったため、連邦軍に拘束された。そのことは翌日のニュースにもなり、連邦軍によれば、「我々の貴重な資源を不当に搾取した」とのこと。

その他

ドラーゴ
おそらくイタリアのマフィア。ファミリーでは兄貴分だったようである。二丁拳銃の使い手。ファミリーを裏切り、金を奪ってこの国に逃げてきた。戦場で見つけたコンビニを奪い、「ドラーゴ一家」を旗揚げしようとすることを思いつき、コンビニDMZを占領した。しかし、こんな戦場のコンビニに客など来ないだろうと思っていたが、何人ものごつい兵隊がやってくるので、しかたなくレジ打ちをすることになるが、帰って来た川口に飲み食いした商品の代金を請求されてしまう。銃の腕はそれなりに優れているようだが、レジ打ちのしすぎで腱鞘炎になり、銃を扱えなかった。その後、コンビニから逃亡しようとして連邦軍の車両をヒッチハイクするが、志願兵と勘違いされ、無理やり前線へ連れて行かれる。
マリオ
ドラーゴの部下。かなりマヌケ。彼の母親はまるで天使のような美人らしい(彼曰く)。
荻堂 れいか
KAWAIIをキーワードに、本部がポイントチャーリー店の一日店長に任命した日本のアイドル。本間のつてでの出演。イベントの最中、独立派の民兵と握手したのをきっかけに、女っ気のない戦場において、女に飢えていた兵士たちの性欲が止まらなくなり、襲われそうになるところを国連軍イギリス部隊に助け出される。
マト・ガリッチ
国際指名手配されている武器商人。マト商会の社長。金を貰えれば誰であろうと武器を販売する。通称裏コンビニ。川口とはそれなりに親しく、コンビニを建てる際に戦地であるこの国では手に入らない物を色々と密輸していた。身長が非常に小さく、あまりの小ささに、雨宮は入店してきたマトに気付かなかった。どうやら本人も自身の身長を気にしているようで、彼の前で「小さいおっさん」は禁句である。
コンビニDMZに、弁当のデリバリーサービスを提案する(ただし、自分の商品を販売する事が真の目的)。しかし、部下のヘマが原因でICPO(インターポール)に発見され、反乱軍と連邦軍双方のブラックリストに登録された。

単行本

  • 第1巻 平成19年11月15日発行 ISBN 9784785928629
  • 第2巻 平成20年7月11日発行 ISBN 9784785929848
  • 第3巻 平成21年5月12日発行 ISBN 9784785931513
  • 第4巻 平成21年12月24日発行 ISBN 9784785932763
  • 第5巻 平成22年6月12日発行 ISBN 9784785933906

余談

第20話で、川口店長が新規店舗出店のために本場のDMZに行ったと語りながらお土産のキムチや骨付きカルビを出すシーンがあるが、DMZに隣接する北朝鮮内の開城工業地区内には、実際に日系のコンビニ(ファミリーマート)が出店している(DMZ内部ではない)。この他に、金剛山の観光地区内にもファミリーマートがある。