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ゴーゴー!ゴジラッ!!マツイくん/河合じゅんじ

共有

著者: 河合じゅんじ
巻数: 11巻

河合じゅんじの新刊
ゴーゴー!ゴジラッ!!マツイくんの新刊

最新刊『ゴーゴー!ゴジラッ!!マツイくん 11


ゴーゴー!ゴジラッ!!マツイくん』とは河合じゅんじによる漫画作品。『かっとばせ!キヨハラくん』の続編。同作と同じ『月刊コロコロコミック』1994年9月号から2003年3月号に連載。

概要

前作のキャラ(キヨハラ、クワタ等)も引き続き登場する。単行本は全11巻。作品の流れなどはそのまま次の作品の『モリモリッ!ばんちょー!!キヨハラくん』に引き継がれている。

主人公・マツイヒデキは1回だけ、ひかわ博一の「星のカービィ デデデでプププなものがたり」に登場したことがある。

前作との比較

前作の『かっとばせ!キヨハラくん』に見られたマニアックな野球知識が取り入れられることが少なくなった一方、以下のようなパターンが多用された。

  • マツイの超人的な能力(怪力、大食い、火を吐くなど)
  • ノムラ監督の嫌がらせとホシノ監督の闘争心
  • 宇宙人・半魚人等の異生物との交流戦
  • 他チーム選手のカイアンツ移籍(連載当時、実際のプロ野球では主力選手の巨人移籍が相次いだため)
  • 下ネタの加増

球団名(モデルとなった球団)

セント・リーグ(セントラル・リーグ)

  • 東京カイアンツ(読売ジャイアンツ)
  • ヤグルトスパローズ(ヤクルトスワローズ)
  • 中日ドラポンズ(中日ドラゴンズ)
  • 板神タイガンス(阪神タイガース)
  • 広島カーブ(広島東洋カープ)
  • 横浜ベイスダーズ→横浜ペイスターズ(横浜ベイスターズ)

パッパ・リーグ(パシフィック・リーグ)

  • 西部ライアンズ(西武ライオンズ)
  • 近鉄バッパローズ(近鉄バファローズ→大阪近鉄バファローズ)
  • 福岡タイエーハークス(福岡ダイエーホークス)
  • 千葉ロッテモリーンズ(千葉ロッテマリーンズ)
  • 日ハムファイタンズ(日本ハムファイターズ)
  • オラックス・ブリーウェーブ→オラックス・ブルーウェープ(オリックス・ブルーウェーブ)

アメリカ球団

  • シアトル・マルナーズ(シアトル・マリナーズ)
  • コロラド・ラッキーズ(コロラド・ロッキーズ)
  • ニューヨーク・ヨンキース(ニューヨーク・ヤンキース)
  • ロサンゼルス・ドシャース(ロサンゼルス・ドジャース)
  • ニューヨーク・マッツ(ニューヨーク・メッツ)
  • シカゴ・コブス(シカゴ・カブス)
  • ボストン・ラッドソックス(ボストン・レッドソックス)
  • サンフランシスコ・カイアンツ(サンフランシスコ・ジャイアンツ)
  • デトロイト・タイガンス(デトロイト・タイガース)
  • ロサンゼルス・エンガルス(ロサンゼルス・エンゼルス)
  • ヒューストン・アストラズ(ヒューストン・アストロズ)

球場名(モデルとなった球場)

セ・リーグ

  • 東京ドーム
  • 珍宮球場(神宮球場)
  • ナゴヤ球場
  • ナゴヤドーム
  • 甲四園球場(甲子園球場)
  • 広島ケンミン球場(広島市民球場)
  • 横浜スタジアム

パ・リーグ

  • 西部球場→西部ドーム(西武球場→西武ドーム)
  • 大阪ドーム
  • 福岡ドーム
  • クリーンスタジアム神戸(グリーンスタジアム神戸)
  • 東京ドーム
  • 千葉マリンスタジアム

その他の球場

  • 松山おぼっちゃまスタジアム(松山坊っちゃんスタジアム)
  • ヨンキースタジアム(ヤンキースタジアム)
  • ドシャー・スタジアム(ドジャー・スタジアム)

登場人物(モデルとなった人)

主要人物

マツイヒデキ(松井秀喜)
主人公。外野手。通称:ゴジラマツイ。前作では終盤に新キャラとして登場した。その圧倒的に濃いキャラ性から、主役の座をキヨハラから奪い取った。当初は容姿以外はまともだったが、次第に明らかに常人とは違う怪物ぶりを発揮するようになった。初期は普通にしゃべっていたが、後期は無口になった(怒ると「うが〜」などという奇声を発することも)。
普段は温厚だが、食事の邪魔をされると人格が変わる。ほとんど食べることしか頭に無い。牛が好物だが、好き嫌いは特にないらしい。アナコンダ、イグアナ、マンモス、はがき、おぼん、皿など、何でも食べる。西部のマツザカを新種の松阪牛と思い込み、一時期食べてしまおうと狙っていたことがある。味覚が一般人と違うらしい。
ホームランバッターであり、ホームランは東京ドームの天井をぶち抜くほどの威力を持つ。1997年はシーズン100本塁打を放った。劇中で何度か投手になったことがあり、スピードはムラタの手を何倍にも腫れあがらせるほどの威力を持っている。しかしコントロールは非常に悪く、デッドボールは当たり前。バッティング技術に関してはさまざまなバリエーションのフォームを持っており、バットを尻、鼻、耳の穴に突っ込んで打つ「尻打ち」、「鼻打ち」、「耳打ち」、頭で打つ「ヘッドバット」、バットの着ぐるみを着た状態で体全身で球を打つ「人間バット」、超能力で打つ「念力打ち」、さらに熟睡した状態からホームランが打てる。
股間に衝撃を与えると口から火を吐くという能力を持っているが、次第にその設定は見られなくなった(股間にデッドボールを当てられるという描写がなくなった)。顔はかなり頑丈であり、危険球を受けてもビクともせずボールの方が真っ二つに割れ、顔を殴られても殴ったほうの腕が折れる程。その分、耳たぶ、鼻の皮膚は非常に柔らかい。カメレオンのような舌を持ち、石頭。マシンガンが効かない。爆発に巻き込まれて平気でいられる体の持ち主。だが、蚊に弱い。現実の松井同様、花粉症に悩まされている。鼻水、涙、大便、屁、尿、汗、爪垢、鼻糞等々、出す物の量全てが怪物級である。
ジジ臭い所があり、マイペース。初期はお茶を飲んで、リラックスをしている光景がよく見られた。クワタと行動することが多く、Wボケをかます等、茶目っ気のある一面を持つ。かなりの大ボケ。敵の戦略を簡単に信じてしまう純粋な性格。後輩は君付けで呼んでいる。頭を使うことが非常に苦手で漢字が読めない。勉強すると頭が爆発する。しかし作詞・作曲の才能はあり、意外に器用(ただし、とてつもない音痴)。クワタいわく、音を外す者に異常に厳しいらしい。
怪力の持ち主。一旦寝ぼけたり、酔っ払うと暴れ出して手がつけられなくなる。最強と思われがちだが、牛の山田、モーちゃん1号等、かなわないキャラクターも多く、またお地蔵さんの集団と戦って完敗したことがある。
人間離れした嗅覚を持ち、救助犬に時折変身する。そのため、犬の着ぐるみが大好き。
屁を利用して、ケツ話術、ハトポッポの歌を歌うことが出来る。彼の体はビデオデッキの代わりにもなる。
暗闇になると、所構わず寝てしまう癖がある。裸で寝ていたり、剣のアクセサリーを付けた格好で寝ていたことがあった。
ぬいぐるみを集めるのが趣味。ロッカーに沢山のぬいぐるみを詰めこんでおり、一つ一つに名前をつけ大事に可愛がっている。
女性の趣味も常人と変わっており、40過ぎのふっくらしたオバちゃんタイプ、オカマに本気で恋をしたことがある。
新人時代はバレンタインチョコをたくさんもらっていたが、2001年になると一個ももらえず、本気で悲しんでいた。
一族全員が同じ顔をしている。マツイの誕生日に一族全員が集結するほど、団結力がある。
通っていた幼稚園の名前は「ぽんぽこ幼稚園」(年長時はたぬき組)。幼いころから何でも食べてしまう性格だった。
ナガシマの魔法でマンモスに変身したことがある(ノムラの魔法では、すでに怪物だからという理由で変身ができなかった)。
2002年、FAでニューヨーク・ヨンキースに移籍。移籍後は大の風呂好きになり、またチームのユニフォームであるタテジマに拘りを持つようになった。
背番号は一貫して55
クワタマスミ(桑田真澄)
前作から引き続き登場。キヨハラと同じLP学園(PL学園がモデル)出身の同期だったためか、よく行動を共にしている。桑田本人とは性格が正反対。マツイと組むことが多く、マツイを影で操っている。悪知恵が働き、解説文によると「騒動の仕掛け人」。しかし前作に比べるとチームメイトに嫌がらせをする回数は減り、球団のために尽くすことが多くなっている。しかしカイアンツの選手でありながらノムラと仲が良く、共謀して悪事をはたらくことがたびたびあった(ただし本当に仲がいいわけではなく、ノムラの嫌がらせに巻き込まれて被害を受けることがあり、また逆にノムラに対して嫌がらせを行うこともあった)。
嫌がらせが減ったかわりに、発明・金儲けをすることが多くなっている。金儲けに命を賭け、本業の野球よりも生きがいを感じている。
変装が大好き。変装のバリエーションに関しては様々なレパートリーを持っており、サッカーのオカダ監督(岡田武史)に化けて、そっくりだと周囲から大笑いをされたことがある。「浪花のあきんど」の格好を一番気に入っている。
野球以外にキャラクターグッズの販売やテレビショッピングの通信販売等、さまざまな副業を手がけており、またさまざまな連盟の会長を兼任している。登場時はその変装にあった名刺(肩書き、通称○○クワタと書かれている)を差し出すのがお約束になっている(「幸せ配達人・ハッピークワタ」、「ワイルド研究家・じゃんぐるクワタ」等)。
どんなボールもホームランにしてしまう「スーパーストロング野球スーツ」、巨大化薬品「デカデーカ」、ラーメン型のタイムマシーン等、「ドクタークワタ」の名義でいろいろな発明をした。その中でも特に「デカデーカ」は重宝され、当初は頭部のみだったが、後に全身が巨大化できるように改善された。
前作で愛用していた藁人形はあまり使わなくなっている。ただしその趣味が無くなったわけではなく、ノムラの藁人形の講師としてマツイへ呪いをかけようとしたり、通信販売の商品として藁人形を売りに出していたことがあった。
普通の人よりも霊感に優れている。幽霊と仲良くしたり、「ホームランの神様」との意思疎通が出来る。催眠術、占いも得意。
ノムラの魔法でカニ(唯一喋る事が出来た)、ナガシマの魔法でテナガザルに変身したことがある。その後ナガシマの魔法教室で魔法を使えるようになったのだが、相手の体の半分しか消す事が出来ず、モトキが犠牲になってしまった。
マイペースな性格は前作以上。無人島で遭難しても、ノムラに誘拐されても、目の前に巨大な怪獣が現れても、命を失い魂になっても冷静でいる。マツイ、キヨハラを引率して、シーズン中にもかかわらず遊びに出かけ、またキャンプではサボって、3人でぬくぬくコタツに当たっている描写がよく見られた。
イベントでは常に司会業をやっている。
たまに刑事の真似をする(全くの見当違いな推理で、話を余計ややこしくしている)。
頬骨を尖らせて、穴を掘るという芸を持っている。
1995年6月、現実の桑田が選手生命に関わる大怪我を負い、約2年間を棒に振ったが、その期間、漫画では普通に登場していた。ただし怪我の件は一応触れている。完治してない状態でナガシマ監督に登板を告げられたり、また一年の休みから来る夏バテの対策として、にんにく100個、焼肉50人前を食べて太ったことがある。
1999年頃から現実の桑田同様、成績が低迷。登板機会が減り、脇でカイアンツの作戦参謀になって陰から支え、また引っ掻き回したり、副業に徹していることが多くなった。たまに登板してもすぐにノックアウトされるケースが多く、時には一試合で20点を取られ、金魚すくい屋に転身しようと考えていたことがある(ただし2002年は復調。半魚人との野球対決に参加した際は、半魚人が使えるボールを巧みに操って、敵打線をきりきり舞いにさせたことがある)。
漫画では1995年、1997年、2002年以外はオールスターゲームに出場していない(実際は1997年のみ)。しかし、オールスターの舞台へは毎年、必ず何らかの方法で神出鬼没に登場している。
ノモに対抗して、コロラド・ラッキーズにマツイと共に入団したことがある(その11年後、現実の桑田はピッツバーグ・パイレーツにマイナー契約で入団した)。
背番号は18
キヨハラカズヒロ(清原和博)
前作から引き続き登場。通称キヨちゃん。以前は西部の選手。1997年、FAでカイアンツに移籍。元主人公だが西部時代は影が薄く、2巻の登場人物紹介では「…はて、どなた?」と書かれ、存在が忘れられていた。移籍後は登場回数が増え、マツイより話の中心にいることが多く、主要人物に復帰した。
同じLP学園の同期・クワタとは腐れ縁。時にはだまされ、よく嫌がらせを受けていた。しかし不調だった頃は相談に乗ってもらい、力になってくれたこともある。四番候補や新戦力を妬んで、ノムラ監督を加えた3人で悪事をはたらき、またマツイ、モトキ、ヨシノブらを加えたメンバーで行動を共にすることもある。
強がっているが、性根は気が小さい小心者。相当な怖がり。精神的にもろく、何か起きるとすぐに泣いてしまう。喜怒哀楽が激しい大ボケだが、他のキャラクターに比べればまともなため、次第にツッコミ役が定着していき、終盤では歩きながら物を食べる後輩に注意をする等、西部時代の彼から想像がつかない場面も見られた。最終話で突然顔のデザイン、人格が変わり、関西弁を話すようになる(本人いわく、イメージチェンジをしたらしい)。
現実同様、カイアンツでは不振で苦しんでいたため、前作以上に扱いが悪く、悲惨な役割が多くなった。移籍初日からナガシマに存在を忘れられた。その後1999年、怪我で離脱。4番と一塁のレギュラーの座をまるちねすに取られ、控えに甘んじた。また50打席ノーヒットという大失態を犯し、一時団子屋に転進しようとしたこともあった。2000年は開幕2軍だったために、ナガシマからの扱いがひどく、東京ドームの屋根の修復作業をやらされた等、野球選手として扱ってもらえない時期があった。2000年後半から打撃が復活。レギュラーに返り咲いたが、漫画での扱いは変わらない。マツイやクワタの玩具にされ貧乏くじを引き、悲惨な目に遭うという役割が定着していった(終盤のオチ担当と言える)。
清原本人のあだ名は番長だが、作中でやられキャラだったためかそう呼ばれたことはなく、初めてそのキャラクターが使われたのは2002年の開幕戦であった(当初はホシノ監督ににらまれ嫌がらせを受けていたが、イメチェン後はすごみを利かせてホシノを黙らせたほどで立場が逆転した)。
1999年 - 2000年はオールスターに出られず。そのショックで1999年は「旅に出る」という書置きを残して姿をくらまし(実際はウグイス嬢に化けて、オールスターに潜りこんでいた)、2000年は裸になってイチからやり直すために、毛を全部そった(髪から眉毛まで)ツルツルの素っ裸なかっこうで登場し、周囲を驚かせた。
2000年結婚。漫画では結婚式メインのストーリーがあった。しかし嫁は式場に到着する前に急病で倒れ、救急車で運ばれるというアクシデントのせいで、登場しなかった。
人一倍、4番に拘っている(移籍当初、3番にされたショックから、不振に陥ったとの見方もある)。
ナガシマの魔法でアリクイに変身したことがある。また、ナガシマの魔法教室で魔法が使えるようになったのだが、相手を空中に浮かせるも元に戻す事が出来ず、アベが犠牲になってしまった。
なぜかバニーガールの衣装を着ることが多い。
前作でよく利用していた出っ歯はあまり使っていない(最近では、彫刻刀やスコップの代わりに使った)。
移籍当初はヒロサワとのコンビが多く、ヒロサワ退団後は現実同様モトキとのコンビが多くなった(時には3人トリオで出演していたことも)。
2002年、番長スタイルに変わると同時に丸刈りになった。
作品の流れはそのまま次の作品の「モリモリッ!ばんちょー!!キヨハラくん」に引き継がれ、8年ぶりに主役復帰を果たした。
背番号は3(西部時代) → 5(カイアンツ移籍後)。
ナガシマ監督(長嶋茂雄)
カイアンツの監督。通称ミスター。前作同様、明るくお茶目な能天気キャラ。しかしクワタが起こす騒動に便乗してはしゃいだり、駄々をこねて泣きわめいたり等、子供っぽい性格が強調されている。奇想天外でやることがめちゃくちゃ。物忘れが激しく、大ボケを通り越した大ボケオヤジ。歳の割に身が軽く、相当な目立ちたがりの派手好き。
その一方で選手のエコヒイキがひどく、優勝のために手段を選ばないという黒い一面を持っている。欲が強く、マツザカを入団させようと企んでいた。
永遠のライバルは初期はノムラ監督だったが、後期はオー監督に変わっていた。ただしノムラに嫌がらせを受け、オーとは顔を合わせる度に喧嘩をしている一方で、両者共に何だかんだで仲が良いところもある(戦友とも言える)。
新人時代のヨシノブを必要以上に甘やかし、可愛がっていた。「タカハシ警備隊」という専用のボディガードをつけたほど溺愛していた。なぜかヨシノブのパンツを持っていたことがある。
意外とモテるらしく、バレンタインでは163個ものチョコをもらった事があるらしい。
お祭り騒ぎが大好き。うれしいことがあれば裸踊りをする趣味があり、それは後任のハラ監督にまでしっかりと受け継がれていた。
立ったまま気絶をすることが度々ある。
2回ほど、魔法を使ったことがある。1999年に初めて魔法を使うが、当初は入門書を読んだだけで経験不足だったためか、失敗。その後2001年頃から勉強を始め、監督退任後、本物の魔法使いになった。
2001年勇退。後任をハラに譲り一線を退くが、漫画ではその後もたびたび登場していた。
背番号は33(登場時) → 3(2000年以降)。
ノムラ監督(野村克也)
当初は強豪ヤグルトの名監督。1999年から弱小板神の監督に就任。通称ノムさん。
作品一の悪役。カイアンツを心の底から憎んでおり、カイアンツ打倒のためなら手段を選ばない。毎回嫌がらせを企み、マツイの無力化・抹殺・自分のチームへ移籍を狙ってカイアンツの邪魔をする。しかし作戦が失敗して大怪我して、その度に「もうわるいことしませ〜ん!」と言って、弁解するシーンがお約束になっている。
ぼやきの多い暗い性格だが、強かな一面を持ち、せこい作戦が大好き。女の子に弱い。ふんどし一枚に頭にパンツをかぶっている姿でパソコンを打つのが好きらしい(本人によると、心が落ち着くらしい)。
変装、発明、金儲けが趣味。同様の趣味を持つクワタと意気投合しており、最早金儲けのパートナー的存在。たびたび組んでは悪事をはたらいている(表面上は普通だが、裏でつながっている関係)。時折クワタが起こす騒動に巻き込まれ被害者になる場合も多く、逆にクワタをだまして陥れる場合もある。キヨハラ、或いはマツイを加えた3人トリオで登場することが多い。
クワタ同様多才な特技を持っている。催眠術でタカハシヨシノブの精神年齢を85歳に変え、またマツイを除くカイアンツのメンバーを黒魔術で化け物に変えたことがある。
ナガシマを嫌っており、ケンカが多いが、なんだかんだで彼のツッコミ役になる場合も多い。実はヒガシオ監督とも仲が悪い。
板神時代はチームが弱いせいか、野球の仕事はほとんど現場放棄。不動産屋、芸能プロ等、さまざまなサイドビジネスに力を入れ始め、スーツ姿での登場が多くなっている。板神時代は神出鬼没に東京ドームに現れていた。
2001年辞任。重要人物にもかかわらず漫画では何も触れられず、そのままフェードアウトした(ヤグルト監督退任時には話題に触れられていたため、2001年は出番が少なかったからだと思われる)。その後2002年オールスター戦で、8か月ぶりに再登場。球界復帰を狙い、新球団設立の人材補強にオールスターの舞台から、数名の選手を誘拐した。
連載終了と同時期、社会人野球チームの監督に就任し、最終回ではゲストとして登場した。(その際クワタにこれまでやって来た悪行のうち、ボールの怨霊となってマツイに襲い掛かった事と、バットの置物のふりをして殴り殺そうとしたことをばらされてしまい、ヤケになった。)
背番号は73(登場時) → 82(板神移籍当初) → 73(2001年)。
ホシノ監督(星野仙一)
1996年復帰した中日の熱血監督。2001年勇退後、板神の監督に就任。通称センちゃん。
普段はニコニコしているが、いったん怒ると手が付けられない凶暴な性格。ニコニコしていても性格は黒い。非常に負けず嫌いで豪快。ノムラほどではないが、カイアンツを嫌い、カイアンツを倒すことに生き甲斐を感じている。オールスター戦ではナガシマのツッコミ役になり、ナガシマに活を入れることも。意外に怖がり。
板神時代は前任であるノムラの後を受けて、事実上の悪役になった。またナガシマ、ノムラがいないためか、必要以上に目立ちでしゃばるようになり、試合内容をホシノのワンマンショーに変えてしまったことがある。登場回数は増え、『モリモリッ!ばんちょー!!キヨハラくん』を含め、カイアンツとからむ回数が多くなっている。
中日時代はなごや球場の裏の池で鯉を飼っていた。(クワタに殴られ死んでしまったが)
ユニット名「ヒデキ&センちゃん」でマツイと組み、嘆きのホシーノという歌を歌ったことがある。
現役を退いているにもかかわらず、時々しゃしゃり出て自分自身がマウンド上に上がったり、打席に立つことが度々あるがマウンドに上がるときにはマウンド上の投手を無理矢理追い出すことがある。
背番号は一貫して77

東京カイアンツ

生え抜き組

連載開始以前(1994年度まで)
マツイ(松井秀喜)
外野手。主人公。
クワタ(桑田真澄)
投手。名脇役。ベロベロベースボールでも脇役キャラ。
詳細は主要人物を参照。
ハラ(原辰徳)
内野手。永遠の若大将。この漫画で現役、コーチ、監督を全て経験した唯一の人物。涙もろい性格。前作では「頼りない4番」だったが、監督就任後も頼りないキャラクターは相変わらずだった。元4番なため、一応4番候補に入っているが、実際は年齢的な衰えと怪我の影響で、出番は削られていた。1995年の現役引退時に記念のストーリーが作られた。
1999年コーチ、2002年監督に就任。真面目一辺倒で就任当初は目を輝かせ、張り切っていた。しかし元々控えめな性格だったためかマツイの被害、キヨハラの横暴を抑制できなかった。ホシノ、ナガシマ、とるしえ、ワタナベオーナー等、他のキャラクターに散々振り回された。FA宣言したマツイの残留交渉に失敗。そのショックは大きく『モリモリッ!ばんちょー!!キヨハラくん』の第1話まで引きずっていた。コーチ時代、ナガシマの側近だった。
キヨハラほどではないが、上述のように悲惨な役回りを受ける事が多い。(ナガシマの魔法でヒモに変身させられてしまったことがあり、マツイにも滅茶苦茶に切られてしまう。)
2001年頃から、目の下のシワが目立つようになった。
モットーの「カイアンツ愛」と書かれた掛け軸を、常日頃から持ち歩いている。
引退直後、覆面野球評論家の名目で覆面をしたかっこうでテレビに出演していた時期がある(引退試合でマツイに祝福(頭突き)を喰らい、顔が凹んでしまった為)。
1998年、オールスター冬季オリンピックの司会進行役として、ナカハタと共に登場した(本作では2年ぶりに登場)。
苗字のハラを掛けて、腹にまつわるネタが多い(腹踊り、負けたら腹切り等)。
2003年1月、おみくじで大凶を引く(おみくじの内容は「待ち人来ず 望み叶わず ただひたすら耐えるべし」だった。もっとも、これはクワタの嫌がらせであったが。)。実際に2003年、相次ぐ主力の故障、投手陣の崩壊で成績低迷。2年で監督辞任に追い込まれ、本当に最悪の1年になってしまった。
背番号は8(現役) → 80(コーチ) → 83(監督)。
モトキ(元木大介)
内野手。ナガシマの八つ当たりをキヨハラ並に受け、またハラのシゴキを顔の形が変形するほどに受けている。現実同様、後半はキヨハラとのコンビが多くなり、登場回数が増え、準レギュラーに昇格した。
他のレギュラーキャラにさりげなくツッコミを入れている。基本的にやられキャラだが、ちゃっかりした一面があり、Bクラスに沈んだ1997年は解雇される前に先にラーメン屋に転職してしまったことがある。
キヨハラのことを当初は「キヨハラさん」と呼んでいたが、末期では「キヨさん」、「番長」と呼んでいた。元々大人しいキャラクターだったが、キヨハラの番長キャラが初めて使われた2002年開幕戦から、「キヨハラの子分」という役割で横暴な性格にキャラクターが変わり、それは次回作の『モリモリッ!ばんちょー!!キヨハラくん』でも影響されることになる。(しかしわき腹が完治したキヨハラに対しバットで思いっきり殴るなどのこともしている。(そうしても大丈夫と言ったキヨハラにも非はあるが・・・))
キヨハラ以外ではヒロサワ、ヨシノブとの組み合わせが多い。どの組み合わせでも悲惨な役割に回されている。
背番号は2
サイトー(斎藤雅樹)
1997年頃までカイアンツのエースだった。しかし年齢的な衰えで出番が削られ、2001年現役引退。晩年は「怪我をしても惜しくない」とナガシマに言われたことがある。引退後そのままコーチに就任。
性格は前作同様、単純で気が小さい大ボケ男。ノムラ、ホシノ、クワタの変装にまったく気がつかない天然な一面がある。
背番号は11(現役) → 85(コーチ)。 
マキハラ(槙原寛己)
以前はサイトー、クワタと並び、「三本柱」と称される名投手だった。1997年は前年が不調だったために、一軍メンバーから外されて、ドームの掃除係に回されていたことがある。1998年はストッパーに転向。晩年はサイトー同様、「怪我をしても惜しくない」とナガシマに言われていた。2001年現役引退。
登場回数はそれなりに多いキャラクターだが、前作同様キャラが薄い。
背番号は17
カワイ(川相昌弘)
遊撃手。カイアンツのバント職人。登場シーンのほとんどでバントを決めている。2番打者だったために登場回数は多かったものの、1998年ごろから、現実の川相の出番が減ったとともに登場回数も減っていき、いつの間にかほとんど登場しなくなった。
2004年、中日に移籍。『モリモリッ!ばんちょー!!キヨハラくん』では新球団「バンチョーズ」の一員に抜擢され、久々に元気な姿を見せた。
背番号は0(登場時) → 6(2000年以降)。
ムラタ(村田真一)
正捕手。2000年ごろまでずっと正捕手だった人物。しかし作中で全く目立たなかった。2001年引退後はそのままコーチに就任。
作中で怪物が投げる剛速球を2度、受け取ったことがある(マツイ、ゴリロー)。2回とも手が腫れ上がり、耐えられず一球で交代になってしまった。
背番号は9(現役) → 89(コーチ)。
ゴトー(後藤孝志)
内野手。スーパーサブ。長いまつ毛が特徴。通称ガッツマン・ゴトー。1997年の幽霊チームとの試合以外に特に目立った活躍はないが、群衆シーンに多く登場していた。
背番号は50(登場時) → 00(1999年以降)。 
オカザキ(岡崎郁)
内野手。以前は内野のレギュラーだった。コジラVSゴジラ(マツイ)の映画撮影でカメラマンをやっていた。1996年現役引退。
背番号は5
シノヅカ(篠塚和典)
内野手。以前は安打製造機と呼ばれた名打者だった。年々出番が減っていき、1994年現役引退。引退後はそのままコーチに就任。コーチ陣がそろう際、群衆シーンに登場している。
背番号は6(現役) → 81(コーチ)。 
オーモリ(大森剛)
内野手。新人時代は将来のチームリーダーを期待されていたが、2軍暮らしが定着していた。1997年は東京ドームの掃除係に回されてしまう。1998年トレードで近鉄に移籍。同年引退。
背番号は24(登場時) → 32(1995年) → 37(1998年)。
ヨシムラ(吉村禎章)
外野手。前作では自身の「怪我ネタ」から出番が多かったが、今作では全くセリフがないモブになっている(ただし群衆シーンでの登場が多く、5巻の表紙にも登場している)。1998年現役引退。2002年コーチに就任。
背番号は7(現役) → 87(コーチ)。 
オガタ(緒方耕一)
外野手。以前は外野のレギュラーだったが、怪我の影響から出番が減っている。作中でも「メカマツ回」以外は特に目立った活躍をしていない。1998年現役引退。2002年コーチに就任。
背番号は44(現役) → 73(コーチ)。 
ミヤモト(宮本和知)
投手。以前は主力投手の一人だった。衰えから登板回数が減り、1997年は東京ドームの掃除係をやらされてしまい、同年交通事故の影響もあって、現役引退。
背番号は21
キダ(木田優夫)
投手。以前はエース級投手だった。現在はリリーフをやっている。精神的に弱いところがある。1998年オラックスにトレードされ、翌年FAでデトロイト・タイガンスに移籍。その後、波乱万丈な野球人生を歩んでいる。
背番号は19(登場時) → 20(オラックス) → 11(オラックス復帰後)。
ニシヤマ(西山一宇)
マツイと同期入団の投手。リリーフだが、精神面で弱い。「カーン」という音を聞いただけで背筋が震え上がるほど。登板試合でほとんど打たれている。
背番号は47(登場時) → 26(1999年以降)。
コハラザワ(小原沢重頼)
1992年入団の投手。1996年にリリーフとして活躍するも、その後はパッとしない。精神面で弱い。1998年ロッテに移籍。同年引退。
背番号は15(登場時) → 62(1995年) → 30(1998年)。
オカジマ(岡島秀樹)
1994年入団の投手。1997年頃から活躍したリリーフだが、漫画でのデビューは2001年。クワタに改造され、消防車と合体した火消しサイボーグになってしまう。
背番号は37(登場時) → 28(1998年以降)。
キムラ(木村龍治)
マツイと同期入団の投手。1999年頃から活躍したリリーフだが、漫画でのデビューは2001年。クワタに改造され、消防車と合体した火消しサイボーグになってしまう。
背番号は57(登場時) → 41(1995年以降)。
連載開始後(2003年度まで)
タカハシヨシノブ(高橋由伸)
外野手。1998年入団。ケーオー大学(慶應義塾大学がモデル)出身。通称おぼっちゃま。初登場時は常識人だったが、次第にバカになっていった。意外に臆病な所がある。周囲からよい所の、おぼっちゃん的な扱いを受けている。
新人時代、ナガシマ監督のお気に入りだった。「タカハシ警備隊」と名乗る護衛部隊を彼の周りにつけたほどで、大切に扱われていた。その護衛部隊が身の回りの世話を全部やっていたほど。しかし2年目から、あまりひいきされなくなり、他の選手との扱いが同じになり、タカハシ警備隊の登場回数も減っていった。2001年ごろは飽きられたのか、雑用をやらされたり、魔法でカエルに変えられたり等、ナガシマは彼のことをぞんざいに扱うようになった。
途中からタカハシヒサノリが登場したために、下の名前で呼ばれるようになった。ウルフという愛称を持っているが、周囲からは似合わないと言われ、パンダの方が似合っていると言われたことがある(この愛称の名付け親はナガシマ監督)。ウルフにちなみ、犬の着ぐるみを着て登場したことがある。
ノムラ監督に誘拐され、催眠術をかけられてマスクをかぶり、ハヤシキクジロウ(85歳)という登録名でヤグルトの選手として試合に出ていたことがある。
1999年、ホームラン王をマツイとともに争って、シーズン中65本塁打を放ったことがある(しかし実際の由伸はそれほどホームランを打つバッターではない)。
2000年はエトー、まるちねす、マツイ(キヨハラ)とともに最強打線を組んでいた。
イケメンであるためか、汚れ役を嫌う傾向がある。
マツイくん後半から、存在感が薄くなった。
背番号は24
ニシ(仁志敏久)
内野手。1996年入団。小さいがトップバッター(2002年は2番打者)。作中では頻繁に登場していた。当初はセリフが少ないモブだったが、次第に台詞・出番共に増え、モリモリッ!ばんちょー!!キヨハラくんでは準レギュラークラスにキャラクターが昇格した。
カイアンツの選手で、特に大ボケが少ない真面目な性格。しかしフルタのささやき戦法に惑わされる等、案外抜けている。「モリばん」では背が低いことを気にしていた。
イケメンであるがゆえに、バレンタインのチョコレートをヨシノブ同様、多くもらっている。バレンタインで起きたナガシマ監督殺人事件ではキヨハラ、ハラとともに容疑者扱いにされた。(しかも他の二人と違い何の根拠もなく。)
隠し芸大会では黒いバットを持って、「あ、黒バット。」と言っただけで観客から大爆笑をさらった(以前、モトキ、カズシゲが使ったネタの再利用。ただし彼らがやった時は会場は静まり返ってしまった)。
新人時代、横っ飛びでファインプレーを決めるも、マツイに邪魔をされてファインプレーが台なしにされたことがある。
背番号は8
ウエハラ(上原浩治)
投手。1999年入団。新人で20勝を挙げ、カイアンツのエースに。解説いわく、努力の人。やられキャラ的役割が多い。初登場時はクワタの嫌がらせに遭って、激やせした。
前途のヨシノブ同様、新人時代はナガシマやワタナベオーナーからひいきされていた。オーナーに袋が立つほどの量の大金をお年玉としてもらったことがある。
同時期、左のエース・クドーとコンビでの登場が多かった。またキヨハラと「ハラハラコンビ」を結成して、隠し芸大会に出ていたことがある。
背番号は19
シミズ(清水隆行)
外野手。1996年入団。新人時代から登場していた。しかし役割はモブで目立たない。2002年、1番打者に抜擢されるまで碌に台詞をもらえなかった。また地味な存在ゆえか、マツイくん7巻やモリモリッ!ばんちょー!!キヨハラくん1巻など、カイアンツメインの表紙でよく省かれる。
1997年、一軍メンバー入りを果たした時は雛人形の五人囃子の一人をやっていた。
ナガシマの魔法で蟹に、マツイの魔法で牛に変身したことがある。
背番号は35(登場時) → 9(2002年以降)。
ニオカ(二岡智宏)
内野手。1999年入団。かなりポケーっとしていて、見逃し三振、フォアボールのシーンが多い。初登場時はモブでセリフのない目立たない存在だった。モリモリッ!ばんちょー!!キヨハラくんから、次第に喋るようになった。
ナガシマの魔法でダチョウに、マツイの魔法で牛に変身したことがある。
背番号は7
アベ(阿部慎之助)
正捕手。2001年入団。9巻の中日戦にて、フォアボールで出塁しているシーンが初登場。段々登場回数が増え、『モリモリッ!ばんちょー!!キヨハラくん』でも準レギュラーの一人として活躍している。
少しボーっとしていて、催眠術にかかりやすい天然な一面がある。フルタの催眠術で先発のクワタへサインを出すのに、全球ど真ん中を命じられ、打線のめった打ちに遭った。
背番号は10
タカハシヒサノリ(高橋尚成)
投手。2000年入団。先発投手陣の一角として活躍している。しかし地味。モリモリッ!ばんちょー!!キヨハラくんで多少出番は増えたが、やはり目立たない。タカハシヨシノブがいるためにフルネーム、下の名前で呼ばれている。
背番号は36(登場時) → 17(2002年以降)。
イリキ(入来祐作)
投手。1997年入団。2001年はエース級の活躍をした。化け猫チームとの試合で、先発を務めていた。2004年、日ハムへ移籍。
背番号は20
キサヌキ(木佐貫洋)
投手。2003年入団。マツイ退団後に入団したルーキー。地味キャラだが、モリモリッ!ばんちょー!!キヨハラくんではそれなりに活躍している。
背番号は21
外国人選手(移籍選手以外)
クラッテン(ダン・グラッデン)
外国人外野手。1994年入団。1994年のトップバッター。気性が荒く、現実同様作品の第1話目から、いきなり乱闘騒ぎを起こしていた。同年退団。
サーカスではコドーの頭の上に登って、逆立ちをするというパフォーマンスを見せようとして、コドーの頭にかみついたことがある。
背番号は32
コドー(ヘンリー・コトー)
外国人外野手。1994年入団。スキンヘッドが自慢。クラッテンに頭をかみつかれ、歯型をつけられたことがある。同年退団。
コジラVSゴジラ(マツイ)の映画撮影で、モチュラ(モスラ)の幼虫役をやっている。
背番号は53
まっく(シェーン・マック)
外国人外野手。1995年入団。当初の名前はマッグだった。現役バリバリの大リーガー。よくクワタの玩具にされている。ナガシマの奇想天外な采配に心の中で疑問を感じている。1996年退団。
スキンヘッドの頭から、時々カビが生える。
背番号は12
がるべす(バルビーノ・ガルベス)
外国人投手。1996年入団。カイアンツ投手王国陣のメンバー。乱闘が大好き(ただしマツイより常識はある)。舌を出す癖がある。2000年退団。
初登場時は「乱闘の間」の管理人として、マツイに乱闘の技術を教えようとしていた(ただし、乱闘の技術に関してはマツイの方が何倍も上を行っていた)。
1998年、現実のガルベスが審判と乱闘事件を起こし、残り全試合出場停止処分を受ける。その影響で登場回数も減っていき、段々悲惨な役割が増え、最後の登場場面では泣きながら敗戦処理をやらされていた。
解説によると、好物は牛乳らしい。
背番号は59
まりお(マリオ・ブリトー)
外国人投手。1996年途中入団。人間をフォークで投げ飛ばせるほどの実力を持っている。作中で全くしゃべらず、3巻の「リリーフ養成道場」で2ページしか登場していない。同年退団。
背番号は49
まんと(ジェフ・マント)
外国人内野手。1996年入団。あまりの成績不振から、シーズン序盤で解雇された。退団後、ナガシマ監督に再度雇われて肝試しのアルバイトをやっていた。性格が暗い。
背番号は49

移籍組

FA移籍組
オチアイ(落合博満)
内野手。1994年、中日から移籍。元中日の4番打者。
カイアンツの4番打者。性格は前作同様、クール。通り落ち着いていてマイペース。奥さんが大の苦手な恐妻家(本人いわく、妻より怖いものはないらしい)。
妻への恐怖心は相当で、妻の突然の登場に怖がり気を失ったほど。(蛇には全くビビッていなかった。)またタイエーの選手の人質にされた妻を前に、「いいよ。今度は若い奥さんもらうから!」とあっさり見捨てたことがある。
1996年オールスターで、オーギ監督に「オチアイ監督」と冗談で呼ばれていた(その7年後、オチアイは実際に中日の監督に就任。2005年のオールスターでセ・リーグ監督の経験をした)。
ガマガエルに例えられている。サーカスでカエルの着ぐるみを着せられたり、ノムラの魔法でカエルに変身した。
アムロナミエ(安室奈美恵)の大ファン。始球式のゲストに出ると聞いたとたん、普段のキャラクターを崩して、「キャー」と叫び、テンションを上げていた。
1997年、キヨハラの加入で自ら自由契約を申し入れ、日ハムへ移籍した。当初はヤグルトのノムラ監督に誘われていたが、金銭的な問題で断った。移籍後、ノムラと組んでカイアンツに復讐を企む話があった。(冒頭でカイアンツへの恨みをこめた書初めをしていた。)
日ハム移籍後、1998年現役引退。引退後は『モリモリッ!ばんちょー!!キヨハラくん』で中日の監督になるまで、まったく出番がなかった(マツイくんの最終話で全員集合場面のシーンに、小さくモブとして1コマだけ登場している)。
日ハム時代、オールスター冬季オリンピックのフィギュアスケートの舞台に、時代劇のかっこうで登場したことがある(妻の「日本的な衣装が良い」と言った意味をはき違えていた)。なお、舞台のほうではパートナーのまるちねすを持ち上げようとしたが、あまりに重かったため下敷きとなってしまいリタイア、クドーに交代した。
背番号は60(登場時) → 6(1995年以降) → 3(日ハム移籍後)。
ヒロサワ(広澤克実)
内野手(または外野手)。1995年、ヤグルトから移籍。元ヤグルトの4番打者。
時期4番候補の一人。熱血系。気が強い。マツイ、ヨシノブなどに喧嘩腰に突っかかっては相手のペースに巻き込まれ、痛い目を見たり、騒動に巻き込まれてはタンコブを作っている。
カイアンツでは不調に悩まされた。1998年はヨシノブの加入からベンチに追いやられた。1999年は故障でシーズンを棒に振ってしまい、2000年板神に移籍した。作中でキヨハラほどひどい扱いは受けず、準レギュラー的存在だったが、1999年頃から登場回数が減っていった。
第1話ではノムラヤグルトの選手だったために、立場上悪役だった。板神で再び悪役に復帰したものの、セリフは減ってただのモブに成り下がった感がある。
移籍当初、「よりによってカイアンツなんかに入りやがって」と、ノムラから八つ当たりを受けていた。
ヤグルト時代は相方がイケヤマ。カイアンツではキヨハラ、モトキとの組み合わせが多かった(3人トリオでの登場もあった)。
特技は柔道。
背番号は8(ヤグルト時代) → 80(カイアンツ移籍当初) → 10(1997年以降) → 31(板神移籍後)。
キヨハラ(清原和博)
内野手。1997年、西部から移籍。元西部の4番打者。
詳細は主要人物を参照。
エトー(江藤智)
内野手。2000年、広島から移籍。元広島の4番打者。
以前は広島で一番目立つ存在だった。面白い顔で気が小さい。4番候補だが4番争いのイベントで、真っ先にリタイアするパターンが定着している(現実の江藤は1回も巨人の4番を打っていない)。
よく騒動に巻き込まれては、被害を受ける。「ホームランの神様」にホームランを打てない体にされ、カイアンツで4番候補をつぶす陰謀に巻き込まれ、救急車で運ばれたことがある。
カイアンツ入団の決まる1か月前、ナガシマは「エトーが欲しい!」と「ランプの魔人」に願いごとをしていた(登場したのは「エトーサダキチ」というオッサンだった)。
基本的にツッコミだが、大ボケに関して意外にノリの良いところがある。
2000年はヨシノブ、まるちねす、マツイ(キヨハラ)とともに最強打線を組んでいた。
2002年から、衰えで成績は下がっていった。『モリモリッ!ばんちょー!!キヨハラくん』ではベンチ要員にされ、強引に「バンチョーズ」のメンバーにされてしまっている。
背番号は一貫して33
クドー(工藤公康)
投手。1995年タイエー、2000年カイアンツへ移籍した。元西部の左のエース。
前作の主要人物の一人。以前はキヨハラとコンビを組んでいた。以前よりボケる回数は減り、ベテランとして風格のあるキャラクターになっている。
ネモトマジックでタイエー移籍以降も、キヨハラとは関係が続いていた。しかしキヨハラのセ・リーグ移籍に伴い、コンビ解消となった。
カイアンツ移籍当初、キヨハラとは関係が険悪だった(ナガシマがキヨハラに、クドーの雑用をやらせたために)。キヨハラに妬まれ、復讐をされたことがある。
ピーちゃんというアヒルのペットを飼っている(キヨハラにオシッコをかける、性格の悪いアヒル)。
マツイ、モトキ、キヨハラのメンバーで、クドー家の食卓というパロディネタをやっていたことがある。
タイエー時代も1995年のオールスターの先発だったり、1998年のオールスター冬季オリンピックで、パートナーのまるちねすの下敷きになったオチアイに変わり、フィギュアスケートの舞台に登場したり等、頻繁に登場していた。
移籍初年はエースだったが、翌年、怪我で1勝に終わる。2002年から復調。先発の一角に返り咲き、モリモリッ!ばんちょー!!キヨハラくんでも活躍を続けている。
背番号は47(西部時代) → 21(タイエー移籍当初) → 47(1997年以降)。
コーノ(河野博文)
投手。1996年、日ハムから移籍。愛称は原始人のゲンちゃん
原始人みたいな格好を気に入っている。常日頃からその格好で、プライベートはいつも遠い山奥で原始人同様、野性的な生活を送っている。モア、マンモス等、絶滅動物が大好物。
マツイと仲が良い。マツイは彼に感化されて、野性的な性格に変わったことがある。またマツイは彼の「ウガ」、「ガルル〜〜」等の言葉を通訳することができる。
移籍初年は中継ぎエースになるも、以降年々成績は落ち、2000年解雇され、ロッテに移籍。同年現役引退。1997年5月を最後にあまり登場しなくなった。単行本4巻でレギュラーキャラ並に活躍している。
1997年シーズン前になぜか、一軍メンバーから外されて、東京ドームの掃除係に回されていたことがある(その回でコーノは唯一ユニフォームを着ていた)。
前作で1コマも登場していない。ただし『ベロベロベースボール』では、日ハム時代のユニフォーム姿で、少し登場している(1990年、失踪事件を起こしたことがネタにされていた)。
背番号は18(日ハム) → 40(カイアンツ) → 46(ロッテ)。
カワグチ(川口和久)
投手。1995年、広島から移籍。元広島のエース
ノムラ監督が作ったメカマツと対戦した。初登場時はFAで入団したはずが、なぜかアナウンサーに「トレードで来た」と言われたり、また背番号が25なのに、26にされていたり、所々が間違っていた。
1997年シーズン前に、一軍メンバーから外されて、ドームの掃除係に回されていたことがある。
広島時代と打って変わり、リリーフ転向から大活躍した。1998年現役引退。
背番号は34(広島) → 25(カイアンツ)。
マエダ(前田幸長)
投手。1996年中日、2002年カイアンツへFA移籍した。元ロッテの左のエース。
作中では群衆シーンにモブとして登場していただけだった(『モリモリッ!ばんちょー!!キヨハラくん』ではそこそこ出番はある)。
背番号は11(登場時) → 31(1996年) →18(1998年) → 29(1999年以降)。
トレード組
オークボ(大久保博元)
捕手。1992年、ナカオ(中尾孝義)とのトレードで西部から移籍。芸名は「でーぶ・オークボ」。
移籍初年は大活躍も、以降は怪我やムラタの存在あって控え捕手に成り下がった。1995年現役引退。
控えだったために、漫画であまり目立たなかった。マツイの投球でノックアウトしたムラタの代わりに超巨大なキャッチャーミットを構え、マツイの球を受け取ったことがある。
引退直後、クワタに誘われて、クワタが勝手に作った新球団「プリティーズ」のメンバーに加わったことがある。
引退後、でーぶという芸名で1回登場している(「でーぶのお宅拝見」という番組のリポーターとしてナガシマ家を取材)。
背番号は22
ナガシマカズシゲ(長嶋一茂)
内野手。1993年、金銭トレードでヤグルトから移籍。ナガシマ監督の息子。
前作の主要人物の一人。前作同様、能天気で天然ボケ。しかし新人時代に比べれば性格は変わり、シリーズ終盤で父を叱っている場面もあり、精神的にかなり成長している。
1996年現役引退。引退後も何度か登場した。番外編でリポーターを務め、父、クワタの3人でメジャー移籍をしたマツイの取材をした。
1996年、オールスターファン投票で不正行為をはたらき、三塁手部門1位になったことがある。しかし不正はバレ、不正をはたらいたメンバー全員(マツイ、クワタ、ノムラ・ナガシマ両親子)でファミリーズを結成。オールスターに殴り込みをした。
コジラVSゴジラの映画撮影で、小美人の役を父とやる予定だった。しかし、メイクした姿が「不気味」という理由でカットされた。
背番号は36
イシイ(石井浩郎)
内野手。1997年、ヨシオカ(吉岡雄二)、イシゲ(石毛博史)とのトレードで近鉄から移籍。元近鉄の4番打者。
入団当初一軍メンバーに入ったが、代打の切り札での出番が多かった。2000年ロッテ、2002年横浜に移籍。同年引退。
前作同様、地味でセリフはまったくない。ただし群衆シーンで登場は多い。ノムラプロデュースの「イブニングおやじ」のメンバー入りを果たしていたことがある(他のメンバーはナガシマ、ハラ、ヨシノブ、ヒロサワ、サイトー、マキハラ、モトキ)。近鉄、ロッテ時代にはオールスターの群衆シーンにも登場していた(1995年、2000年。だが実際の石井はどっちのオールスターにも出ていない)。
ナガシマの魔法でマンドリルに変身していたことがある。
背番号は3(近鉄) → 6(カイアンツ) → 3(ロッテ・横浜)。
アワノ(阿波野秀幸)
投手。1995年、コーダ(香田勲男)とのトレードで近鉄から移籍。元近鉄のエース。
元近鉄のエースだったが、カイアンツで1勝も出来ず、1997年一軍メンバーから漏れた際は、東京ドームの掃除係に回されていた。1998年、横浜に移籍。2000年現役引退。その後カイアンツのコーチに就任。
背番号は14(近鉄) → 28(カイアンツ) → 49(横浜) → 75(カイアンツコーチ)。
ミナミ(南真一郎)
投手。1998年、オーモリとのトレードで近鉄から移籍。2002年現役引退。
1999年ごろから活躍したリリーフ。漫画での初登場は2001年。消防車と合体した火消しサイボーグになって、クワタに改造された。
背番号は37(近鉄) → 50(カイアンツ)。
外国人移籍組
ハウヘル(ジャック・ハウエル)
内野手。1995年、ヤグルトから移籍。元ヤグルトの5番打者。
鼻の高い外国人選手。カイアンツで4番候補に入っていたが、家庭の事情から7月、途中帰国・退団した。
移籍当初「よりによってカイアンツなんかに入りやがって」とノムラから八つ当たりを受けていた。
ノムラの魔法で鳥に変身したことがある。
背番号は44(ヤグルト) → 40(カイアンツ)。
まるちねす(ドミンゴ・マルティネス)
内野手(または外野手)。1997年来日。1999年、西部から移籍。元西部の4番打者。旧名はまるぢねす。愛称まるちゃん
マツイ同様、相当な大食い。体型の割に身は軽い。2度激太りして周囲を困らせたことがある。マツイの友人。
カイアンツではキヨハラの代役で4番を打ち、大活躍だった。ナガシマのお気に入り。しかしキヨハラの復帰によりベンチへ追いやられ、漫画での出番も減っていき、2001年退団した。
怪力の持ち主。しかし性格は意外に臆病である。
2000年はヨシノブ、エトー、マツイ(キヨハラ)と共に最強打線を組んでいた。
クワタの魔法でブタに変身したことがある。
マツイに教えてもらった腹踊りが得意。
西部時代、オールスター冬季オリンピックのフィギュアスケートの舞台に、女装して登場したことがある。
背番号は60(西部) → 48(カイアンツ)。
ぺたじーに(ロベルト・ペタジーニ)
内野手(または外野手)。1999年来日。2003年、ヤグルトから移籍。元ヤグルトの4番打者。通称ぺた
マツイの抜けた穴を埋めるために入団した。ヤグルト時代は優勝決定戦でマツイの奇怪な行動で集中力を奪われたり、オールスターでガムを噛んでいたためにホシノにどつかれたり、碌な目に遭わなかった。
25歳年上の妻を持つ愛妻家で知られている。
この作品では登場が終盤であったため出番が少なく、台詞も全くなかったが、後作品『モリモリッ!ばんちょー!!キヨハラくん』では出番は大幅に増え、大活躍している。
背番号は9(ヤグルト) → 13(カイアンツ)。
めい(ダレル・メイ)
投手。1998年来日。2000年、板神から移籍。2001年退団。
チームのエース級投手だが、漫画では1回しか登場していない(中日打線にノックアウトされる場面)。
背番号は69(板神) → 42(カイアンツ)。

オーナー・監督・コーチ陣

ショーリキオーナー(正力亨)
カイアンツ