HOME > コミック > サイコメトラーEiji

サイコメトラーEiji/朝基まさし

共有

著者: 朝基まさし
巻数: 25巻

朝基まさしの新刊
サイコメトラーEijiの新刊

最新刊『サイコメトラーEiji 25


サイコメトラーEIJI』(サイコメトラーエイジ)は、原作:安童夕馬、作画:朝基まさしによる日本の漫画作品。『週刊少年マガジン』(講談社)にて、1996年から2000年まで連載された。単行本は全25巻。話数の単位は「CASE-」、番外編は「BREAK-」。

「金田一少年の事件簿」の原作者による「金田一~」と同様のミステリー物だが、こちらは主人公がサイコメトリーという超能力を持った不良少年であり、犯人も心になんらかの過程で傷を負った猟奇殺人者やテロリストなどが中心である。

作者によれば、「サイコメトラー」という呼称はこの作品より広まった造語であり、元々はサイコメトリストなどと呼ばれていたが、今やサイコメトラーの方がごく一般的な名詞となっている。

あらすじ

物や人に触れるとそれに残った過去の記憶の断片を読み取るサイコメトリー能力を持った少年、明日真映児が、警視庁の女性刑事・志摩亮子と協力して怪事件を次々と解決していく。

登場人物

主要人物

明日真 映児(あすま えいじ)
主人公。サイコメトリー能力を持つ高校2年生(ドラマ2期ではバンドマン志望のフリーターであり、ライブハウスの住み込みのアルバイトで生計を立てている)。『メビウス』という殺人鬼の出没から志摩亮子という女刑事と知り合い、たびたび殺人事件の捜査を手伝うようになる。いわゆる不良で、学校の成績は良くなく友達も少ない。一度校内模試でサイコメトラーを使用して高成績を取ってしまった時は間接的に騒動の原因となった。反面友情には厚く、正義感も強い。サイコメトリーで敵の攻撃を先読みするため、喧嘩はとても強い。友人の透流と二人で不良グループや暴力団を丸ごと殲滅させたこともあるが、専門の訓練を受けた戦闘のプロには一歩劣るところがあり、彼らには多少なりとも恐れを抱く。志摩の説明から結論を割り出したり、沢木を出し抜いたりと意外と頭の回転が早い一面も持つ。(妹を含めた)後輩の女子からはよくモテてるが、実は女の子とはまともに付き合った事がない。乗っているバイクはカワサキのゼファー1100RS。中学時代はサイコメトリー能力が制御できず、荒んだ日々を送っていた。
当所はサイコメトリーできるのは手だけに限定されていたが、原作後半では身体全体を使うことが出来るようになる。また、ごくたまにその人物の「トラウマ」や「悪意」に反応して無意識のうちにサイコメトリーしてしまう事もある(逆に言えば、悪意のない人間には発動しない)。サイコメトリー能力は回を重ねるごとにパワーアップしていったが、昏睡状態になったり暴走してしまう事もあった。
サイコメトリーという特筆した能力を持ちながらも、沢木晃や幾島丈二を始め、数多くのカリスマ性のある脇役に押されて存在感がやや薄くなってしまっているのが否めない、悲運の主人公でもある。
ドラマでは、サイコメトリー能力は左手のみに限られていた。ドラマ二期では、声のサイコメトリーという新能力が追加され、漫画版でも流用された。
志摩 亮子(しま りょうこ)
警視庁捜査一課の敏腕刑事。警部補。マニュアルよりも自分の感性に従って捜査を行う。東都大学卒。年齢は25歳。卒業研究でサイコメトリー能力を捜査に応用する手法を提案している。プロファイリングも得意としており、頭と足の両方を使う捜査方針を信念としている。その反面私生活は結構ズボラであり、(祖母がよく遊びにくるため)部屋は片付けてはいるが料理は全くやらず、冷蔵庫の中身は酒とツマミのみの、いわゆる駄目人間である。映児とは互いにはぐらかし合いながらも、相思相愛な様子。劇中では二度程髪型を変えている。
ドラマ一期ではプロファイリング能力に優れるが、普段は拳銃を紛失する、他の刑事にパシリにされるといった駄目刑事となっている。ドラマ二期では、一期とは事実上別人に設定されており、雰囲気は原作の志摩にかなり近い。階級も最初から警部である。

映児の友人・家族

葛西 裕介(かさい ゆうすけ)
サイコメトリー能力を幼い頃から理解している。映児が引越してきてから真っ先に友人になった、映児が心を開く数少ない相手でもある。心理学者志望で、映児と共に志摩の捜査に積極的に協力する。映児と一緒にバンドを組んでおり、作曲とキーボードを担当する。頭も良く、成績は学校でトップ。童顔な美少年でなかなかにモテているが、本人にあまり自覚はなく恵美に一途に想いを寄せている。後に後作品「クニミツの政」の番外編では東大に現役合格したと語られている。
ドラマ二期では東大生。原作同様に映児とバンドを組んでいる(ただし、メンバーは二人だけ)。バンド名は「なつみかん(ゆずのパロディーと思われる)」。スペシャルにて外交官試験に合格した。
田宮 章吉(たみや しょうきち)
映児の友人。性格は単刀直入に言えばバカ。実は名家のボンボンだが、素行の悪さから親からは勘当同然の扱いをされている。度々難事件に巻き込まれ、二度もスケープゴートにされてしまった事もある。ナンパの腕はそれなり。沢木の起こした爆弾テロ事件では、当時付き合っていた彼女のキオミを殺されている。その後もちょくちょく彼女はできているようだが、飽きっぽいのか未だにキオミの事が忘れられないのか、ほとんど長続きしていないようである。原作では留年が決定して在学中のエイジやトオルを留年させようとちょっかいを出していた。後に恵美と同じクラスになったという。
原作では基本的に脇役だが、ドラマ版では、映児・裕介の親友として一貫して重要な役柄を担う。特にドラマ二期では、政治家の愛人の息子であり、不良達による自警団「城北レーベル」のヘッドとなっているなど、原作では透流や国光が担っていた部分を持つキャラとなっている。
江川 透流(えがわ とおる)
映児の同級生。空手の達人。長髪を束ねた端正な容姿の美青年。映児とは同学年だが、1年留年しており、1つ年上である。原作のみのキャラクターで、初期の頃は単なる友人扱いで美人を見ると前髪が触角化して動いていた。中学時代に不良チームのトップになり、高校時代に「リーグ」を結成。「殺人鬼ジャスティス」の回から準主人公に昇格した。
政治家の父親とその愛人との間に生まれた。腹違い(本妻の子の)兄がいる。母親が経営しているイタリア料理店でバーテンダーをしたり、コンビニエンスストアでアルバイトをしたりもする。意外と味にはうるさい。その甘いマスクで女の子にモテモテで、自称「渋谷で抱かれたい男ナンバーワン」。しかし、彼が好きになった女の子は、二度も事件に巻き込まれ殺されている為、その点は女運がないと言える。幾島と共にいた経験があるため、映児のサイコメトリー能力に気付いていたが、「言いたくない気持ちもわかる」とカンナビスの事件までそのことを映児に話そうとはしなかった。その後は志摩の捜査にも、リーグの情報網を駆使して積極的に協力するようになった。
後に『クニミツの政』にも登場。ドラマでは役者節約のために田宮章吉にその役割の全てが移管されている。
リーグ / 城北レーベル(ドラマ版)
透流が率いる渋谷界隈を中心に活動する不良グループ。大人の作ったルールを無視して自分なりのルールで動くが、活動内容は主に夜の街の見回りなどであり、カツアゲや一般人への暴行などといった非道な犯罪行為などは絶対にしない。だが、倫理に反した行為は決して許さず、時にはたとえメンバーであっても暴力を以って制裁する。犯罪抑制にも陰ながら貢献している為、渋谷の街にとっては自警団とも言うべき役割を持つようになる。
ドラマ版に於いては、章吉が率いる「城北レーベル」と言う名で登場。章吉と共に幾島の爆薬密輸を手伝わされるが、最後は章吉とともに幾島が爆破しようとした議員会館に乱入し、幾島を止めようとした。同じ迷彩柄のジャンパーが特徴。
テツヤ
映児の友人。原作のみの登場。物語序盤から登場しているが主役になったエピソードもない為少々地味。巨乳好きで、事ある毎に「パイズリ」のフレーズを言ってくる。喧嘩は弱いらしいが、「リーグ」と池袋の少年ギャング「竜'sクルー」の抗争ではナイフとスタンガンを常備して参戦しようとする勇気はある。
坂本 シゲ(さかもと -)
映児、トオル、リエの友人。レコード会社に勤務。ロックバンド「LEVEL7」のマネージャー。音楽を愛しているがそれ以外は態度が悪いLEVEL7のために世話を焼いている。元は映児、トオルと並ぶ凶暴な不良であり、LEVEL7が暴力団と揉めたときは彼らの事務所まで謝罪に行くが、その背後にプロダクションによる策略があることを知った時はブチ切れ、映児とトオルと共に三人で暴力団のヤクザを全員半殺しにしてしまい、会社を解雇される。その後は自分の力でプロダクション会社を立ち上げる事を決意した。LEVEL7も内心では彼に懐いており、彼が解雇されたことを知った後はメジャーデビューが決まった会社を辞め、彼に付いていった。
武藤 国光(むとう くにみつ)
映児が隅田町の下町にいた頃の友人。原作のみのキャラクター。紅く染めた髪に剃り込みを入れた切れ長の目の少年。頭より先に体が動くタイプ。子供の頃から頭を鬼ゾリにしている、ヤクザの事務所を発破でぶっ放す、生まれてすぐに産婆にガンをたれたなど様々な不良的伝説を持つ人物。母親と一緒に蕎麦屋をやっている。ふとしたきっかけで政治に興味を持つこととなり、透流の父である牧原代議士に弟子入りする。後の『クニミツの政』の主人公。ドラマでは役者節約のために田宮章吉にその役割の全てが移管されている。
明日真 恵美(あすま えみ)
映児の父の再婚相手が連れていた娘。映児とは兄妹として育てられるが血の繋がりはない。何故か怪しい男にいつも目をつけられる。映児に恋心を寄せるが、深海に対しても案外まんざらでもなさそうである。ただし、裕介の思いには全く気付いていない。志摩の事は尊敬はしつつも恋敵として認識しており、初期では嫉妬から露骨な嫌がらせをした事もある。
ドラマ一期では映児とは義理でなく実の妹になっており、劇中でサイコメトリー能力が覚醒、暴走してしまい沢木の行った殺人を自分がやったと刷り込まれ、洗脳されてしまう。
深海 龍彦(ふかみ たつひこ)
明日真恵美の同級生。霊魂と意思を通わせる力を持ついわゆる霊能力者。前世の記憶も持ち、前世では映児や恵美と関係があったと話すが…。病院で医師をしている姉がいる。

犯罪者の重要人物

沢木 晃(さわき あきら) / アップル
志摩の大学時代の同級生。彼女には淡い好意を抱いていた。しかし、その実体は、自分の研究の為なら他人を平気で死に誘う邪悪で冷酷な人間。少年時代に両親が離婚、家庭内でのストレスが溜まり、母と継父を殺害、テロリストになってからは悪行を諌めた父を口封じの為に爆殺した。IQ200以上の類稀なる頭脳を持つ。他人を操れるほどの心理学のエキスパートなだけではなく、電子機器にも精通している。通称「アップル」。爆弾テロリスト集団「時計仕掛けのリンゴ」のリーダーだったが、計画に失敗し一度は逮捕されるも脱獄、以降志摩や映児を嘲笑うかのように姿を現したり消したりする。終幕、夜の海に消えたと思われたが…。
ドラマ一期では最終回で映児や志摩に敗れて転落死、二期では彼の役を幾島が兼ねる。彼が使っているパソコンはWindowsではなくMacで、本人曰く「ビル・ゲイツは嫌い」との事。
幾島 丈二(いくしま じょうじ) / カルロス(ドラマ版)
中学の頃の透流(ドラマ版では、章吉)の知り合い。映児よりもはるかに強力なサイコメトリー能力を持ち(相手に触れなくても読み取ることが出来る)、渋谷界隈のヤンキー達(ドラマでは城北レーベル、西京警備隊のメンバーら)を意のままに操った。しかし、強い自我を持っていた江川透流だけは操れなかった。しかし逆に、そんな彼に絶対的な信頼を持っていた。透流と一緒に過ごしたのは短い期間だったが、透流の生き方に多大な影響を与えた。その後、暗黒の世界でサイコメトリーの能力を使った情報屋として台頭し世界を転々とする。闇の世界では一目置かれた存在であり、沢木でさえも「手強い」と危惧している。カンナビスとはとある仕事でコンビを組んで以来、親交が厚いようである。
ドラマ二期ではゲリラだった過去があり、弟のカルロスこと幾島タケルと山で遭難した時彼の「兄さんが死ねば、食糧を独り占めできる」という考えをサイコメトリーしてしまい、彼を射殺。「世の中は弱肉強食」という考えに囚われ、弟になりかわって日本でテロリズムを起こそうとしていた(カンナビスの設定が流用されている)。最終話での映児とのサイコメトリー対決にて、弟の真意が自分を助ける為であった事を知り、海に溺れそうになった映児を助けた後に、爆弾を持って沖まで泳ぎ、爆発と共に姿を消した(死亡は明示されていない)。ちなみに、映児がサイコメトリーする手は左手だったのに対し、幾島は右手である。
実相寺 碧(じっそうじ みどり)
沢木が開催していたセミナーの受講生。沢木の片腕として働く。当初はサイコメトラーであるかのように振舞い、『ユダ』という殺人鬼をコントロールしていた。原作では沢木によって車から突き落とされ、その後に関しては不明。ドラマ第2シリーズでも幾島と共に暗躍したが、用済みとしてあっさり殺されてしまう。
三浦 良和(みうら よしかず) / ポイズン
映児達の同級生。臆病な性格の天文部員。一度ある事件で自分をイジメていた生徒達から、映児に助けられたことがある。自我の麻痺した人間に自分の思念を送り込み、意のままに操ると言う、シャーマンや呪術士のような超能力者。カシオペア座を「星座の王」として崇拝している。
自分を虐待していた母親を衝動的に殺害してから、自殺しようと隠れ場所だった体育館の床下で特殊な幻覚キノコを口にするも、それをきっかけに能力が覚醒。幻覚キノコを元に自分の思念を送り込んだ「レッドパラソル」というクッキー状のドラッグを製造し、「ポイズン」という通り名を名乗って「レッドパラソル」を乱用した人々を従え、自分をいじめていた人間を次々と洗脳し、(間接的に)殺害していった。最終的には映児までもを自分の傘下に置こうとするが、その時に自分自身の心を読んでしまい、自らをナイフで傷つけた挙句逮捕される。
ドラマ版では設定が異なり、裕介と同じ東大生という設定となっている。原作での動機は復讐からだったが、ドラマ版では海外留学の権利を獲得するためという卑劣なものに変わっている(後に原作本編でも「サバイバル・ゲーム」の回で一部設定が逆輸入された)。
また、使用するドラッグも、幾島らが流通させていた『α(アルファ)』というもので、それを仕込んだケーキで洗脳していた。
轟 省吾(とどろき しょうご)
かつての志摩の上司で教育担当だった。しかし、ある事件で犯人の少年を射殺してしまい、一課を辞め少年課に異動した。それ以来二度と銃は使わないと誓っていたが、孫娘の加藤舞を強姦の末自殺に追いやった5人の少年(ドラマでは「西京警備隊」のメンバー達)が保護観察処分で済み、なおかつ探し当てた少年の一人がそのことに全く反省しないどころか「俺ら鬼畜系だし」と自慢げな言動を取ったことから、発作的に彼を自殺用に手に入れたトカレフ拳銃で射殺。復讐の為に刑事を辞職し、自ら志摩に「復讐に燃えるテロリスト」と名乗り再び銃を持って少年達を次々と狙撃し、仕留めていく。最後の一人であるリーダー格の少年を追い詰めたところで映児と志摩に阻まれて対決するも、SATの一斉射撃で死亡する。しかし、その手にあった銃の弾丸は既に尽きていた。一回のみの登場だが、映児と志摩に大きな影響を与えた人物である。
一課在籍時は「ミスター捜査一課」と呼ばれた伝説の人物。武道、射撃、捜査能力共に優れており、過去にはオリンピックで銀メダルを獲得し、海外で教官を経験したこともある。射撃においてはドラグノフ狙撃銃(ドラマではB3SG2という架空の名称の狙撃銃)で600メートル離れた標的の手足を射抜いたり、ビル越しに標的を射殺するなど、ゴルゴ13にも勝るとも劣らない超一級品の腕前を持つ。恐いもの知らずな映児でさえも「とんでもねー化け物」と心底恐怖を感じさせた。
カンナビス
世界を股に掛ける、プロの犯罪請負人。容姿麗しい美青年であり、普段は美しい女性の姿になっているが、それは自身の凶暴性と殺人願望を封印する為のものである。常人離れした腕力を持ち、改造した携帯電話に仕込んだワイヤーで人間を簡単にくびり殺す事ができる。
本名は宏明といい、商社マンの息子だったが、セスナ機の事故で偶然ゲリラ側の地域に墜落してしまい、両親は射殺され、妹とも引き離され、ゲリラとして育てられた(その為、戸籍上は死亡した事になっている)。しかし復讐を忘れていなかったカンナビスは18歳の誕生日にゲリラを殲滅。そのままモルグ街の住人となり犯罪請負人となった。なお、ゲリラ殲滅の際に自分の妹を火炎放射器で焼き殺してしまったため、炎に対して異常なまでの恐怖心を持っている。
黒服の男達の、大物政治家の息子・牧原 一馬誘拐の依頼を受けて来日。依頼自体は成功するもそれが一馬が仕組んだ狂言誘拐(投資に失敗し、その穴を埋める為)だと知ると激怒。一馬のボディーガードであった黒服の男達を殺害し、一馬と助けに駆けつけた映児と透流を追い詰める。しかし、映児が無意識のうちにサイコメトリーしていた家族のトラウマを思い出し発狂。最後は幾島に撃たれた。しかし、その銃弾は全て急所を外されており、犯罪請負人の活動は続けている模様。幾島とは友情に近い絆で結ばれており、「お前になら殺されても構わない」と言わしめた程であった。作中屈指の強敵キャラで後にトオルは彼の再来日を恐れていた。
能条 蓮治(のうじょう れんじ) / サイレント・ボマー
映児と国光の親友であり、花火師。自分が住む下町が再開発プロジェクトによって不動産会社の地上げの被害に遭い、祖父の死後に再開発プロジェクトに関わる人間を花火の技術を応用した爆弾で次々と、巻き添えの被害者を出さない方法で爆殺していった。最後の地上げの黒幕であった不動産役員を爆殺し終えると、祖父が長年に渡って抱いていた日本の政治への怒りを晴らすために国会議事堂を「革命菊」という爆弾で爆破し、政治家を皆殺しにしようとするが、国光と映児達に寄る必死の説得で思い直し、自首と言う形で逮捕される。後に国光が政治家を志すきっかけを作った人物である。
その後は服役しながらも、特別に花火を作るのを許されており、『クニミツの政』にも花火だけだが登場している。
ドラマでは未登場で、代わりに幾島がサイレント・ボマーを名乗っている。
安岡 辰巳(やすおか たつみ) / BJ(ドラマ版)
渋谷界隈をうろつくイカれた不良。痩けた頬に赤い長髪が特徴。ハバナという葉巻が好きで、コカイン常習者。幾島とツルんで悪事を企むも、映児によって徹底的に痛めつけられ少年院に入れられる。その後少年院を脱走して映児とトオルに襲い掛かるが、そこで彼を諌めようとした2人の奇行(?)を見て愕然。戦意喪失した所をまたも逮捕される。実は中学生時代は相撲部で、全国大会で準優勝した程の実力の持ち主だったらしい。
ドラマ二期では、西京警備隊のリーダーとして登場。無目的に悪事を繰り返す人生であったがゆえに、幾島に心酔し、最終話でターゲットの悪徳政治家と共に自爆した。
安岡一派 / 西京警備隊(ドラマ版)
安岡に率いられ、幾島にコントロールされているヤンキー達。「リーグ」のメンバーを襲ってその罪を渋谷でコカインを密売する「69」という別のチームになすりつけて透流と「リーグ」に潰させ、幾島の命令でコカインを密輸、渋谷のコカイン市場を乗っ取る計画を手伝うが、映児によって壊滅させられる。
ドラマ版では、章吉らの「城北レーベル」と対立するグループとして登場。一般人に暴力を振るったり、援助交際の斡旋などで資金を稼ぐなど犯罪行為を行っている。映児が幾島に撃たれた時に、メンバーの一人が犯人として挙げられ、「α」の密輸元である疑惑がかかり(「69」の設定が流用されている)、「城北レーベル」に潰された後、リーダーのBJが去り、事実上壊滅する。後に城北レーベルとともに爆薬密輸に関わり、城北レーベルが国会議事堂に乱入した事を知ると、彼らに続き機動隊と乱闘。幾島を止めようとした。メンバー全員が同じゴーグルを装着している事が特徴。
金子竜一 (かねこ りゅういち)
渋谷でコカインを売り捌いていた「69」のヘッド。安岡と幾島の陰謀により弟を殺された挙句、「リーグ」に「69」を潰されるなど散々な目に遭う。過去には弟と共に両親から虐待を受けていた模様。映児達に復讐しようとしていた途中、出会った女装中の福島満に惚れ、警察に連行されながら告白をする。
バッファロー
警察内のクーデター勢力の幹部。片耳が欠損している。射撃、格闘術に関して超一流の技術を持ち、組織の戦闘部隊を指揮する。祖父は特攻隊員、父親はSPという家系であるため、世の中を変えたいという気持ちが強かった。
レイブン
警察内のクーデター勢力の幹部。沢木に「アドルフ・ヒトラーに似ている」と評される。その正体は、意外な人物だった。

その他の主要人物

赤樹 リエ(あかぎ リエ)
赤樹宗一郎の妹であり、エイジの友達。アイドル。山村朝美・岡村いずみ・清水晶子の3人と共に「スクエア・ドール」というアイドルユニットを結成して活動していたが、「サイレントストーカー」という殺人鬼に他の3人が殺害され、彼女も殺されそうになるが、間一髪でエイジに助けられる。本作の重要人物である赤樹の妹だが、物語の本筋にはほとんど関わらない。
飯島 タカシ(いいじま タカシ)
中学生の不良少年。姉はアイドルの清水晶子で、殺人事件に巻き込まれて命を落とす(ただし、ドラマ第1シリーズでは赤樹リエが姉であり、名前は赤樹タカシであった)。姉と名字が違うのは、両親が離婚して、父と母に別々に引き取られたためである(清水は父の姓、飯島は母の姓)。初登場時は、先輩の命令で恵美を拉致する役目をやらされたが、恵美を救助にやってきた映児の言葉で自らの行動を反省し、以後、映児や透流らのシンパとなり、和解して親友となったシンジと共にリーグに正式に仲間入りした。なお、彼女のめぐみには中学生ながらもまるで熟年夫婦のように尻に敷かれている。
めぐみ
名門女子中学に通うタカシの彼女。タカシからは「メグ」という愛称で呼ばれている。容姿はどことなくタカシの姉・晶子に似ている。「待っているとロクな事がない」というジンクスがあり、一度はリーグの一部のメンバーに強姦されそうになり、二度目は援助交際をしているクラスメイトの罠に嵌められ、殺人鬼ジャスティスのターゲットにされて危うく殺されそうになってしまう。しかしそれでも「待たせた」タカシを許す強い心の持ち主でもある。その後はタカシとのデートにはワザと遅れるようにしたとの事。
ドラマ二期では、恵美の友人として登場している。裕介が家庭教師をしており、ドラマでは彼がタカシの役回りとなる。
シンジ
透流のグループの一員。かつてのタカシ同様に先輩の命令で、タカシの彼女であるめぐみを襲う手伝いをやらされていたが、タカシに殴られ失敗。先輩らに脅されて透流に嘘をついてしまった事が裏目に出てしまい、遂には映児と透流のタイマンと言う名の殺し合いが始まってしまう。その姿に心を打たれたシンジは最後は嘘を認め、透流とタカシに土下座して謝罪した。その後めぐみにもちゃんと謝罪したが、ジャスティスにめぐみもろとも襲われてしまう。重傷を負ったものの透流に重要な情報を教え、一命は取り留めた。その後はタカシとはいがみ合いながらも親友になったようで、今の映児と透流に近い間柄と言える。
ドラマでは演じる俳優と同じ「ユウタ」という名前に変更されている。
ジュンペー
透流のグループの一員で、透流の片腕とも言える存在。物語上にはあまり絡まない。透流とは中学生時代からの付き合いであり、映児が透流の危機を察知した時にはリーグ全体の規則をあえて破って、映児に透流への連絡手段を与えた。
羽根山 末吉(はねやま すえきち)
志摩の上司で、捜査一課警部。かなり特徴的な髪型をしているが、実はヅラ。ヅラを取ると『サザエさん』の波平そっくりな頭である。プロファイリングを全く信用しておらず、事なかれ主義で誤認逮捕を繰り返したりするイヤミで情けないオヤジである。また、息子の米吉(ドラマには未登場)が恐喝の現行犯で志摩に捕まっている。最終話で志摩が警部に昇進したため、同格になってしまった。
原作・ドラマ一期・二期に登場する羽根山警部はキャラクターが大きく異なり、ドラマ一期は叩き上げゆえに志摩に反感を持つが、心の奥では志摩の成長を願っており、悪を憎む警察官として立派な人物であった(『ウルトラQ』のファンらしき発言がある)。しかしLast Fileで警視総監の娘である妻を殺害した連続殺人犯(黒幕は沢木)として追跡された挙句、沢木によって殺害されてしまう。ドラマ二期は警部ではなく課長で、小心で立場が悪くなるとすぐ誤魔化す人物であるが、最終話では大人としての聡明な一面も除かせた。演じていた加藤茶の持ちネタをさりげなくやった事がある。
赤坂(あかさか)
捜査一課刑事。基本的には羽根山の部下であるが、志摩の活躍を見て考え改めたのか、2人に分け隔てなく接している。最終章では、敵側のスパイと思わせるような行動をしていたが、結局は違っていた。
峰 京介(みね きょうすけ)
捜査一課課長。34歳。キャリア組でありながらも羽根山と同様、プロファイリングを全く信用しておらず、志摩とは事あるごとに対立している。ちなみに既婚者。
阿部(あべ)
鑑識課警部補。チョイ役として登場したが、終盤ではクーデターを止めるべく志摩に協力。重傷を負うものの一命は取り留めた。出世には興味がないらしい。志摩に気があるらしく、事ある毎にアプローチしているがキツいツッコミと共にスルーされている。
赤樹 宗一郎(あかぎ そういちろう)
警視庁刑事。警視。荒んでいた映児を更生させ、サイコメトリー能力の制御の仕方を教えた。周囲の人間には伏せていたが赤樹自身も強力なサイコメトラーであった。しかし警察内部に渦巻く陰謀をその能力で察知したために少年課に異動させられた後、邪魔者として謀殺される。アイドルの妹・リエがいる。
立花 響介(たちばな きょうすけ)
志摩の元彼氏であり、若くして将来の警視総監候補とまで言われた名刑事。赤樹とは同期でライバルであり親友であった。事故によって死亡したと思われていたが親友である赤樹が死んだことでその累が自らと志摩に及ぶことを恐れ、自ら事故を装って行方を晦ますことに。親友・赤樹の仇を討つため、放浪しながら彼の遺志を継ぎ陰謀を暴こうとする。最後は一連の事件の黒幕であったエレファントこと警視総監を「復讐」の面目で射殺。刑罰に服する道を選んだ。
福島 満(ふくしま みつる)
通称は、みっちゃん。警察マニアでコスプレ趣味(婦警も含む)の肥満体型の青年。19歳。偽名は福島ミツコ。性格は温厚かつ気弱で、押しに弱い。本業は健康器具の訪問販売員だが、コスプレをしている時に様々な事件に巻き込まれ、その度に志摩の捜査を助けることになる(ただしほぼ全てが偶然や幸運によるもの)。志摩には最後まで正体がバレることはなかった(ただし初登場時、「男性警官」に扮した際は正体が露見して逮捕されている。しかし殺人犯逮捕に協力したおかげか、ほぼお咎めなしで釈放された)。映児も初めて女装時の彼を見た時に絶叫しているが、その後正体に気付いた様子はない。また、悪意がないせいか映児が触れてもサイコメトリーが発動していない。子供の頃から「間の悪さ」と「強運」を兼ね備えており、意図せず事件に巻き込まれては、幾度も犯人を偶然逮捕に導いている。また、その偶然の成り行きにより連載の最後の方では大金(数百万から1000万円程度)を手にした。
途中からは、半ばマスコットキャラクター的な扱いとなった。巨大なモノを持つが、早漏である。部屋は蝿の飛び交うゴミタメだが、コレクションであるコスプレのコスチュームや警察の装備品は大事に保管している。こうした強烈な反社会(ダメ人間)的マニアが飛び交い跋扈するのも当作(原作漫画版)の魅力の一つとなっている。後に『クニミツの政』や『シバトラ』(File68.プロジェクトM…設定年齢25歳)にも登場。
牧原 宗光(まきはら むねみつ) / 牧原 剣之介(まきはら けんのすけ)(ドラマ版)
透流の実の父親である大物政治家。年齢は50代と比較的若いながらも厚生大臣(当時)の面会を「待たせておけ」と言える程の重要なポストを占めているらしい。本妻と愛人にも、2人の息子にも分け隔てなく愛情を注いでおり、政治家としても人間としても出来た大人物。空手の達人で、透流にとっては父親でもあり師でもある。「自分に弟子入りしたい」と願い出てきた国光の破天荒ぶりに呆れながらも気に入り、付き人見習いとして傍に置いた。透流にも政治家としての才能を感じているようで、彼の考えでは将来は一馬と透流の2人とも政治家になってほしいと思っているようである。
ドラマ二期でも登場するが、当時は下の名前が明らかになっていなかったため、剣之介という名前になっている。息子の章吉とは少々折り合いが悪かったが、最終話で和解した。
牧原 一馬(まきはら かずま)
江川透流の腹違いの兄。父親の後を継いで政治家になる予定。母親への想いと自らの弟を望む想いの板挟みとなり、その愛情の裏返しとして異母弟である透流を「不良」呼ばわりして冷たく当たっていたが、後継者として父に優遇されている自分と、父に立場を超えて鍛えられている透流とを比較してコンプレックスを抱いていた。「カンナビス」の事件後に和解し、透流とは口調はキツいものの、普通の兄弟関係となった。
江川 瞳(えがわ ひとみ)
透流の母親。イタリアレストランのオーナーでシェフ。年齢は少なく見積もっても30代後半と思われるが、その年齢を全く感じさせない程美人。大物政治家の愛人らしく肝が据わっており、勘違いで「殺人シェフ」の標的にされた時も、彼の料理を「マズい」「客相手ではなく、本などで研究した頭でっかちの料理」と酷評するほど。
ドラマ版では章吉の母として登場した。

追加エピソードと続編執筆について

コミック版の最終話には「第一部 完」という表記がある。しかし、文庫版のほうでは、最終巻に追加エピソードが一つ収録され、その終わりに「完」という表記がある。このことについて原作者の安童夕馬は、続編(完結編)のストーリーは既に完成しており、もう続きを書かないという意味ではない、とのコメントをあとがきに残している。

2010年10月、原作者のTwitterにて近々続編を執筆することが示唆された。

関連作品

2001年から2005年に『週刊少年マガジン』に連載された『クニミツの政』は、『サイコメトラーEIJI』に登場した武藤国光が主人公を務めている。

ドラマ

『サイコメトラーEIJI』は、1997年と1999年の二度、日本テレビ系列局にてドラマ化された。主演はTOKIOの松岡昌宏。第1期と第2期ではいわばパラレルワールド的な世界観であり、サイコメトリーの方法や黒幕の設定、一部キャストなどが変更されている。

ドラマに限ってはストーリーの時系列上、また同一の地名の存在などで『金田一少年の事件簿』、『銀狼怪奇ファイル』、『透明人間』、『D×D』などの世界と同一世界の出来事であり、そのシリーズとしては『EIJI2』のスペシャルがジャニーズ主演のミステリーシリーズ完結篇となっている。ドラマのストーリー的には、『金田一少年の事件簿』(第1期)→『銀狼怪奇ファイル』→『透明人間』→『金田一少年の事件簿』(第2期)→『サイコメトラーEIJI』(第1期)→『D×D』→『サイコメトラーEIJI』(第2期)となっているが、あまり知られていない。

第1シリーズ

1997年1月11日~3月15日の間放映。全10回、平均視聴率17.1%。File3「ボクを殺さないで」の回はドラマオリジナルストーリーであるが、現在は欠番扱いとされている(小学生による小学生集団殺戮という内容のため)。1997年4月25日に全6巻でVHS化されているが、上述の事情のため、File3を含んでの全話DVD化は現在では困難であるとみられている。

キャスト

  • 明日真映児(演:松岡昌宏(TOKIO))
  • 志摩亮子(演:大塚寧々)
  • 田宮章吉(演:井ノ原快彦(V6))
  • 葛西裕介(演:小原裕貴)
  • 明日真恵美(演:松本恵(現・松本莉緒))
  • 沢木晃(演:田辺誠一)
  • パイ刑事(演:市川勉)
  • 羽根山警部(演:永澤俊矢)

スタッフ

  • 脚本:小原信治(殺人鬼メビウス、時計仕掛けのリンゴ(前編)、ボクを殺さないで、THE LAST SEVEN DAYS)

    田子明弘(時計仕掛けのリンゴ(後編)、狙われたアイドル)     大石哲也(24HOURS 顔のない殺人者)

  • 演出:堤幸彦(殺人鬼メビウス、時計仕掛けのリンゴ(前編)、ボクを殺さないで、THE LAST SEVEN DAYS)

    佐藤東弥(時計仕掛けのリンゴ(後編)、24HOURS 顔のない殺人者)     大谷太郎(狙われたアイドル)

  • プロデューサー:櫨山裕子、蒔田光治
  • チーフプロデューサー:小杉善信
  • 企画協力:樹林伸、菅原章
  • 音楽:寺田創一、DJ KRUSH
    • ギター:吉川忠英
  • 音楽プロデュース:志田博英、松根文

タイトル・ゲスト出演者

各話サブタイトル出演者放送日原作
第1話殺人鬼メビウス(前編)遠藤菊男:田口浩正
三ノ輪浩市:長江英和
遠藤正子:原知佐子
ユキ:栗山千明
中華屋店主:笑福亭笑瓶
屋台のラーメン屋:麿赤兒
1997年1月11日殺人鬼メビウス
第2話殺人鬼メビウス(後編)1997年1月18日
第3話時計仕掛けのリンゴ(前編)若林教授:寺田稔
布袋結次:高杢禎彦
西巻丈治:阿南健治
夏目比美子:田中広子
鳥居あかね:井上彩名
銀行支店長:大河内浩
1997年1月25日時計仕掛けのリンゴ
第4話時計仕掛けのリンゴ(後編)1997年2月1日
第5話ボクを殺さないで大平瑞樹・加藤和樹:伊藤隆大(一人二役)
加藤佳奈子:大場久美子
1997年2月8日なし
第6話狙われたアイドル(前編)赤樹リエ:佐藤仁美
山村朝美:岡田美幸
岡村いずみ:小野麻亜矢
清水晶子:中西礼奈
日下部淳也:村松亮太郎
赤樹タカシ:三浦勉
犬塚竹男:田口トモロヲ
荒井弓子:汀夏子
看守:渡部哲
1997年2月15日サイレントストーカー
第7話狙われたアイドル(後編)1997年2月22日
第8話24HOURS 顔のない殺人者川辺:和気優
アキラ:田鍋謙一郎
日比野一馬:小橋賢児
橋慶太郎:山田吾一
1997年3月1日なし、但し「テロリストの挽歌」の影響有り
第9話THE LAST SEVEN DAYS(前編)渡辺先生:佐戸井けん太
羽根山美佐子:鳥越まり
山口警視総監:大平透
1997年3月8日なし、但し「ユダの黙示録」の影響あり
最終話THE LAST SEVEN DAYS(後編)1997年3月15日

主題歌

  • 『フラれて元気』
    • 唄:TOKIO

第2シリーズ

1999年10月16日~12月18日の間放映。全10回、平均視聴率15.4%。2000年9月24日にはスペシャル版放映。スペシャル版は野球中継の延長に巨人の優勝が決まったために2時間繰り下げて放送され、終了には翌日の午前1時までかかった。2000年5月24日に全6巻でVHS化されているが、2010年7月現在DVD化はされていない。

第2期では声のサイコメトリーという新手の設定も増えている。「城北区」という架空の街を舞台にしている。また2期では事件以外に「不良少年グループ同士の対立」という構図を作り、原作の不良漫画的な世界観を踏襲していると言える。

キャスト

  • 明日真映児(演:松岡昌宏(TOKIO))
  • 志摩亮子(演:工藤静香)
  • 田宮章吉(演:井ノ原快彦(V6/トニセン))
  • 葛西裕介(演:小原裕貴(元ジャニーズJr.))
  • 明日真恵美(演:後藤理沙)
  • メグ(演:浅見れいな)
  • ヨモギダ刑事(演:宇梶剛士)
  • ヤタガイ刑事(演:伊藤正之)
  • 深海龍彦(演:生田斗真(現役ジャニーズJr.))
  • 実相寺碧(演:黒沢あすか)
  • 幾島丈二(カルロス)(演:真木蔵人)
  • 羽根山警部(演:加藤茶)

城北レーベル

  • 山崎裕太
  • 鮫島巧
  • 逆瀬川了
  • 忍成修吾
  • 丹直樹
  • 山田孝之

西京警備隊

  • B.J:MAKOTO
  • 塚本高史
  • 松嶋亮太
  • 根岸勇人
  • 三上大和
  • 大海慎介

スタッフ

  • 脚本:小原信治、田子明弘
  • 演出:猪股隆一、大根仁
  • 企画協力:樹林伸、菅原章
  • 音楽:仲西匡
    • ストリングスアレンジ:沢田完
  • 音楽プロデュース:志田博英
  • アクションディレクター:多賀谷渉
  • プロデューサー:伊藤響、櫨山裕子、内山雅博
  • チーフプロデューサー:佐藤敦
  • 制作協力:オフィスクレッシェンド

タイトル・ゲスト出演者

各話サブタイトル出演者放送日原作
第1話殺人鬼ジャスティス(前編)玉置巡査:有薗芳記
山本巡査:桂嶋こうき
百瀬ジュン:岡本夕紀子
斉藤店長:板尾創路
1999年10月16日殺人鬼ジャスティス
第2話殺人鬼ジャスティス(後編)1999年10月23日
第3話ユダの黙示録(前編)千堂牧師:市川勇
冨永美紀:小出由佳
看板屋:谷津勲
警備員:青柳克巳
1999年10月30日ユダの黙示録
第4話ユダの黙示録(後編)1999年11月6日
第5話蒼ざめた手中沢洋子:仲根かすみ
公佳:深海理絵
中谷久三:秋野太作
白雲山:大富士
奉行:岸本功
1999年11月13日蒼ざめた手
第6話テロリストの挽歌(前編)加藤舞:邑野未亜、
宮崎のえる(幼少期)
二階堂博士:内田滋啓
長谷川ダイゴ:前田英二
轟省吾:夏八木勲
理髪師:仲本工事
1999年11月20日テロリストの挽歌
第7話テロリストの挽歌(後編)1999年11月27日
第8話笑う死体長谷百合子:藤森みゆき
細川郁美:塚越小幸
アオジュン:KEE
渡辺孝之:松山幸次
三浦良和:黒田勇樹
1999年12月4日笑う死体
第9話Last Revolution(前編)牧原剣之介:森次晃嗣1999年12月11日屍の街、一部
「サイレント・ボマー」の影響有り
最終話Last Revolution(後編)1999年12月18日

主題歌

  • 『愛の嵐』
    • 唄:TOKIO

スペシャル

初回放送時は野球中継の影響で2時間繰り下げて放送され、後に『鉄腕DASH』内で松岡が謝罪している。
各話サブタイトル出演者放送日原作
特別版完結篇 殺人シェフ田宮章吉の母:坂口良子
西沢真紀:榎本加奈子
松永:桑野信義
食品会社代表:伊武雅刀
クリーニング屋:なすび
古尾谷雅人、せんだみつお
2000年9月24日殺人シェフ

ゲーム

『サイコメトラーEIJI』、1999年2月18日に講談社より発売されたプレイステーション用アドベンチャーゲーム。

キャスト

  • 明日真映児 声:子安武人
  • 志摩亮子 声:三石琴乃

関連項目

  • 日本のテレビドラマ一覧