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サルゲッチュウキウキ大作戦!/後藤英貴

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著者: 後藤英貴
巻数: 5巻

後藤英貴の新刊
サルゲッチュウキウキ大作戦!の新刊

最新刊『サルゲッチュウキウキ大作戦! 5


サルゲッチュ ウキウキ大作戦!』(サルゲッチュ ウキウキだいさくせん)は後藤英貴による4コマ漫画作品。ソニー・コンピュータエンタテインメントから発売されているゲームソフトであるサルゲッチュシリーズを原作としている。『月刊コロコロコミック』誌上において1999年6月号から連載されている。単行本は5巻まで発売されたが、作者のパソコンが壊れた事によりカラーページ等のデータが消失。以降はタイトルを『サルゲッチュ』と改め、新1巻から再び刊行し始めた。現在の最新巻は7巻。旧タイトルを合わせると12巻となる。

概要

ギャグ展開中心の4コマ漫画で、コロコロでは長期連載の部類に入る。個性豊かなピポサル達を毎号異なるテーマに絡め、各々の個性を生かしたオチが特徴。他にも必ずしもピポサルである必要の無い、或いはピポサルが絡まないネタも多く、その内容は多岐に渡る。ピポサルの種類が多様化する以前は後者のパターンが主であった。

ヒカルが主人公だったり、ウッキーVが主要キャラである等、基本的にピポサル以外の登場人物は『サルゲッチュ2』をベースにしている(ピポサルは後発作から多くの種類を取り入れている)。『3』や『サルバト~レ』等の他のシリーズ作品に関しては発売前後に特別編として描かれる程度である。

なお、2000年4月号より2001年2月号まで休載していた。(作者はこの頃クラッシュ・バンディクーを執筆していた。)

登場人物

原案のキャラクターの詳細はサルゲッチュの登場キャラクターを参照。

カケル
『サルゲッチュ』及びスピンオフ作品の主人公であり、この漫画の元主人公。元々ナツミから「あんた主役だっけ?」と言われる程主人公としては影が薄かったが、ヒカル登場以後は更に出番が減る。それでもシリーズとしてはメインの主人公である為、現在でも特別編などでヒカルに代わって主役を務める事もある。
ナツミ
カケルのガールフレンド。ボケを担当する事はほぼ無いに等しく、専らツッコミ役か弄られ役である。主にピポサル達や祖父の発明の被害に遭う。
ヒカル
『サルゲッチュ2』の主人公であり、この漫画の現在の主人公。漫画内で堂々とカケルを主役の座から引き摺り下ろして現在に至る。しかしこの漫画はピポサルが主役と言っても過言ではない内容(コロコロコミック掲載時に一度「漫画の主役はサル」と書かれた事がある)なので主役にしては出番は多いとは言えない。ツッコミ役。
ピポサル
漫画で一番多く登場している。基本的に人間の言葉を話す事は無い。標準のものの他に、カニサル、ヤギサル、殿様サル、ゾンビサル、サルサルマン、テナガサル等、実に様々な種類が存在する。ある回では着ぐるみを着ているだけの謎の生物だった事すらある。ピポヘルを外すとただの猿に戻る(戻らなかった事もある)。
ヒロキ
この漫画では存在感の薄いキャラ。人気投票で候補から入っていなかったときもあり、その影響かゲーム本編でも影の薄さをネタにされる程である。ひたすら存在感の無さを強調されて可哀想な目にあっているが、そのネタは割と多めなのである意味目立っているとも言える。但し、近年は殆ど姿を見せていない。
スペクター
漫画でもやはり世界征服をたくらんでいるが、やはり上手くいかない。また、ピポサル達からも恨まれている模様で酷い目にばかり遭う。主役のヒカルよりも出番が多く、この漫画の実質的な主人公とも言える。人気投票では一位に輝いた。
ウッキーV
スペクターの配下の五人組。五人とも設定は原作と相違無い。サル故にやはり出番が多く、スペクターに次いで準主人公的立場にある。
ハカセ
ナツミの祖父。ガチャメカ以外にも様々な発明を行なうが、どれも全然役に立たない。中には技術的に驚くべき機能を備えたものもあるが、やはり役に立たない。
バナナちゃん
ピポサルに恋するバナナの女の子。初期は頻繁に登場したが、近年は姿を見せない。新7巻で久しぶりに登場した。
ピポッチ
『サルゲッチュ2』から登場の赤ちゃんピポサル。その無邪気さが時にトラブルを起こす。また、赤子にも関わらず多才な一面も見せる。
アンサールズ
アンガールズがモデル故とてものっぽなピポサル。とても貧弱。
チャル
主にニュースキャスター、テレビ番組や人気投票の授賞式の司会者などを務める。どちらかと言うとボケ役。原作ではハカセが作ったプログラム、或いはアンドロイドだが、漫画では特に説明が無い為、詳細は不明。一度ナツミと共に遭難したスペクター達の捜索に出ていたので、知り合いではある模様。サル語が理解できる可能性がある。『サルバト~レ』以降のデザインに変わってからは目が独特の形になった。
サトル
『サルゲッチュ3』の主人公であり、本作では特別編の主役となった。しかし以降は背景程度でしか登場していない。特別編では悲惨な目に遭う事が多く、終いにはサル以下の扱いを受けていた。
因みにサルゲッチュ3のもう一人の主人公であるサヤカは、描かれた事はあるもののコミックスには一度も載っていない。
ピポトロン
『ガチャメカスタジアム サルバト~レ』発売記念の回に登場。この漫画では体を黒く塗っているだけで、実際は白い体である。または、日焼けサロンで焼いただけだった。その後は長らく登場しなかったが、ある回でさり気無く温泉に浸かっている。
余談だが、同じく『サルバト~レ』から登場しているハルカは本編には登場していないが、一度だけ扉絵に出た事がある。
後藤英貴
作者その人。基本的におまけ漫画の登場人物だが、ごく稀に本編にも一般市民や漫画家として登場する。

備考

  • 『サルゲッチュ2』のおまけ要素としてこの漫画のカラーページの四コマがいくつか収録されている。
  • サルゲッチュシリーズの攻略本にはおまけ漫画として本作が掲載される事も多い。
  • 「21世紀子ども百科」の「漫画」という項目の起承転結の例としてこの漫画の「スキー場」が採用された。

単行本

てんとう虫コミックススペシャル
  • サルゲッチュ ウキウキ大作戦1 (2001年8月25日発売 ISBN 4-09-149373-4)
  • サルゲッチュ ウキウキ大作戦2 (2002年6月25日発売 ISBN 4-09-149374-2)
  • サルゲッチュ ウキウキ大作戦3 (2004年1月25日発売 ISBN 4-09-149375-0)
  • サルゲッチュ ウキウキ大作戦4 (2004年7月25日発売 ISBN 4-09-149376-9)
  • サルゲッチュ ウキウキ大作戦5 (2005年2月25日発売 ISBN 4-09-149377-7)
てんとう虫コミックス(てんとう虫コロコロドラゴンコミックス)
  • サルゲッチュ1 (2005年8月25日発売 ISBN 4-09-143381-2)
  • サルゲッチュ2 (2006年8月25日発売 ISBN 4-09-140180-5)
  • サルゲッチュ3 (2007年8月1日発売 ISBN 978-4-09-140345-2)
  • サルゲッチュ4 (2008年6月2日発売 ISBN 978-4-09-140544-9)
  • サルゲッチュ5 (2009年4月1日発売 ISBN 978-4-09-140789-4)
  • サルゲッチュ6 (2010年1月28日発売 ISBN 978-4-09-140893-8)
  • サルゲッチュ7 (2010年8月2日発売 ISBN 978-4-09-141084-9)

関連項目

  • サルゲッチュ
  • サルゲッチュ (アニメ)