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ザ・ファブル/南勝久

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著者: 南勝久
巻数: 15巻

南勝久の新刊
ザ・ファブルの新刊

最新刊『ザ・ファブル 14


シリーズ: ヤングマガジンKC


twitterでのコメント (関係ないのに引っかかることもあります...)

nenetan_fuu RT @oricon: 岡田准一、初の漫画原作主演で殺し屋役 豪華キャスト集結で『ザ・ファブル』映画化 https://t.co/cIBiunh9m1 #映画 #V6 #岡田准一 #ジャニーズ #実写化
KoichiIkeda RT @htmk73: 人気殺し屋漫画『ザ・ファブル』、実写映画化決定! 主役は岡田准一さん、木村文乃さん、佐藤浩市さん、安田顕さん、柳楽優弥さんら出演 https://t.co/kbupzRyA7x
coming_V6_maing RT @chura1011: V6の岡田准一さんが、週刊ヤングマガジンで連載中の同名コミックの実写映画「ザ・ファブル」(19年公開、江口カン監督)に主演する。共演者に佐藤浩市さん、木村文乃さんら。《スポーツ報知》 https://t.co/M8XSeVX2D0

ザ・ファブルの既刊

名前発売年月
ザ・ファブル 9 2017-03
ザ・ファブル 10 2017-06
ザ・ファブル 11 2017-09
ザ・ファブル 12 2017-12
ザ・ファブル 13 2018-03
ザ・ファブル 14 2018-06

ザ・ファブル』は、南勝久による日本の漫画。2017年、第41回講談社漫画賞一般部門を受賞

ストーリー

現代の東京。その伝説的な強さのため、裏社会の人間から「寓話」という意味を持つ「ファブル」と呼ばれる1人の殺し屋がいた。その男は幼いころから「ボス」の指導を受け、パートナーの女と共に数々の標的を仕留めてきた。しかし、彼の正体が暴かれるのを恐れたボスは「1年間大阪に移住し、その間は誰も殺さず一般人として平和に暮らせ」と指示する。こうして彼は「佐藤明」という名前を与えられ、ボスと古くから付き合いのある暴力団「真黒組」の庇護の元、一般人として大阪での生活を始めるのだった。

登場人物

ファブルと関係者

主人公の佐藤明が専ら「ファブル」として恐れられているが、厳密にはこの名は個人の渾名ではなく、組織としての名前である。

佐藤明(さとう あきら)※偽名 / ファブル
本作の主人公。幼少時から殺し屋としての指導を受け、物語開始時点で現場に出て6年、合計71人を殺害しているが、普段は至って温厚であり、仕事以外の無駄な殺生はしない。訓練により「どんな敵でも6秒以内に殺す」技術を持ち、場所や道具を選ばないオールラウンダーだが、拳銃は「ナイトホーク」、ナイフは「ブラックホークCQD-MKⅠ」という名前の物を愛用する。標準語、関西弁、広島弁、九州弁、東北弁を流暢に話すことができ、言葉を切り替えるときはおでこを指でトントンつついてイメージトレーニングを行う。極度の猫舌で、熱いものはよく冷まさないと食べられない。「ジャッカル富岡」というお笑い芸人のファンで、彼の出演する番組を見ては大笑いしている。
自らが「ファブル」と呼ばれることには不満を持っており、そう呼んだ者に対して、自分はただ殺すだけのプロであり、ファブルという名は他人が勝手にそう呼んでいるだけと反駁することもある。この言葉の通り、自らが殺しのプロである自覚は強く、何かをする際には「プロとして」と自分に言い聞かせるように呟くことがある。
ボスの指示によって大阪に移住して以降は、暴力団「真黒組」の若頭・海老原の庇護の元でアパート暮らしを始め、小さなデザイン会社「オクトパス」の配送・雑用担当として雇われる。
佐藤洋子(さとう ようこ)※偽名
明のパートナー。10歳の時に火災で家と両親を失った後、ボスに保護されて指導を受け、1年前から明の運転手やサポートを務めている。ボスの指示により明とともに大阪に移住した。周囲には明の妹ということで通しているが、明の携帯電話に登録されている名前は「他人」。休業期間中に恋をすることを目標にしており、様々な男を酒場に誘っては酔いつぶれさせて楽しんでいる。格闘の腕前は登場人物中2番目の強さ(※150話までの時点)。
ボス
本名不詳。明と洋子を引き取り、殺し屋とそのパートナーとして指導してきた。裏方に回っているが、若いころは自らも殺し屋として現場に出ていた。ファブルとその関係者の正体が暴かれるのを警戒し、1年間は仕事を受けないことを決め、明と洋子を大阪に送り出す。
カシラ
ボスの「ペットを飼え」という指示により明が飼っているズグロシロハラインコ。いろいろな名前で呼んでみたが懐かず、「頭(カシラ)」と呼んだ時にようやく懐いたのでこの名前になった。

デザイン企画 有限会社オクトパス

明が働くことになったデザイン会社。アパートの一室で営業している。

社長
面倒見の良い性格。クリスマスに洋子に酒で挑むも惨敗。しかし酔っ払って寝入った洋子を酩酊しながらもお姫様抱っこでソファに運び、寝たふりをしながら運ばれた洋子は感激する。ファブルとミサキをくっつけようと画策しているお節介な性格。
清水岬(しみず みさき)
通称ミサキ。22歳。明の住むアパートの近くにあるマンションで一人暮らしをしている女性。親の借金を返済した後に自分で店を開く夢を持っており、オクトパス以外にもアルバイトをいくつか掛け持ちしている。かつて、グラビアアイドルをしていたことがある。明が金髪のチンピラとキックボクサーに襲われた(明は普通の市民を装い反撃しなかった)時に出会い、働き口を探していた彼をオクトパスに紹介した。海老原にも目をかけられており、彼女が小島によって誘拐された時には、海老原の依頼を受けた明が救出に向かった。

真黒組(まぐろぐみ)

ボスと付き合いのある暴力団。大阪府太平市(架空の市)を縄張りとしている。どこの広域組織にも属さずに存続していられるのは「ファブル」のおかげとされている。

浜田広志(はまだ ひろし)
真黒組4代目組長。2年ほど前に組長を襲名した。明と洋子のことは「遠い親戚」として周知している。
海老原剛士(えびはら たけし)
若頭。ヤクザだが「自分なりに街を守っている」という思いが強く、明のことは「簡単に命を奪う者」という先入観から、当初は嫌っていた。だが、彼と対面したことで無駄な殺生をしない人間だと分かりわだかまりが消え、現在は友人として付き合っており、自らの愛車「ハコスカGT-R」を彼に託す。組長の他にファブルの詳細を知る唯一の人間。
小島(こじま)
海老原の弟分で、殺人罪で15年間服役していた。好戦的な性格であり、最近の組員のだらしなさに辟易していたが、海老原からはしばらく大人しくしているよう命じられる。だが、その命令に背いて自分で新しいシノギとしてデリバリーヘルスを開業しようとし、ミサキに目をつけて誘拐する。その行為が海老原の逆鱗に触れ、彼に依頼された明に襲撃され捕らえられる。最後は海老原によって落とし前として銃殺された。
黒塩(くろしお)
組員の1人。海老原が明を試した時に現場に居合わせ、彼がファブルだと知る。ヤクザとして実績を残すことを夢見ているが、明の真似をして橋から飛び降りて足を骨折するなど間抜けぶりも目立つ。実力をつけるために明に弟子入りを志願し、共に山ごもりを行い、熊に襲われるなどの試練を乗り越えた。その際に明から愛用のナイフ「ブラックホーク」を贈られて大いに感激した。
高橋(たかはし)
海老原の運転手を務める組員。組に入って2年と少しの新人で、黒塩より立場は下。海老原の命令で明と洋子を監視していたが、洋子に一目惚れしてアタックをかけた。だが、洋子に誘われたバーでベロベロに酔い潰れてしまい、結局彼女におもちゃにされただけで終わってしまった。

書誌情報

  • 南勝久 『ザ・ファブル』 講談社〈ヤンマガKCスペシャル〉、既刊12巻(2017年12月6日現在)
    1. 2015年3月6日発売 ISBN 978-4-06-382563-3
    2. 2015年6月5日発売 ISBN 978-4-06-382613-5
    3. 2015年9月4発売 ISBN 978-4-06-382666-1
    4. 2015年12月4日発売 ISBN 978-4-06-382713-2
    5. 2016年3月4日発売 ISBN 978-4-06-382745-3
    6. 2016年6月6日発売 ISBN 978-4-06-382796-5
    7. 2016年9月6日発売 ISBN 978-4-06-382847-4
    8. 2016年12月6日発売 ISBN 978-4-06-382887-0
    9. 2017年3月6日発売 ISBN 978-4-06-382932-7
    10. 2017年6月6日発売 ISBN 978-4-06-382975-4
    11. 2017年9月6日発売 ISBN 978-4-06-510154-4
    12. 2017年12月6日発売 ISBN 978-4-06-510530-6

出典