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スプリガン/たかしげ宙 皆川亮二

共有

著者: たかしげ宙 皆川亮二
巻数: 11巻

たかしげ宙の新刊
皆川亮二の新刊
スプリガンの新刊

最新刊『スプリガン 11


出版社: 小学館
シリーズ: 小学館文庫


twitterでのコメント (関係ないのに引っかかることもあります...)

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3nandeath 橋無医院、要塞学園、スプリガン(ちゃんと)、ナウシカ漫画版、ストレガ、魔獣結社 #可能性有り無し抜きでアニメ化して欲しい漫画やラノベを紹介するのリアルタイム情報

スプリガンの既刊

名前発売年月
スプリガン 1 2006-07
スプリガン 2 2006-08
スプリガン 3 2006-09
スプリガン 4 2006-10
スプリガン 5 2006-11
スプリガン 6 2006-12
スプリガン 7 2007-01
スプリガン 8 2007-02
スプリガン 9 1995-09
スプリガン 10 1996-04
スプリガン 11 1996-07

スプリガン』は、原作:たかしげ宙、漫画:皆川亮二による漫画作品。『週刊少年サンデー』、『週刊少年サンデー増刊』で連載された。 原作者のたかしげ宙はレイダースを観て本作を考案したと語っている。

漫画

超古代、現代を遥かに上回る科学力を持つ文明が存在したといわれている。ある遺跡から発掘された金属板に、その超古代文明の人々からと思われる警告が記されていた。「我々の残した遺産を、悪しき者より守れ」と。そのメッセージに従い、アーカム財団は、彼らの遺産(オーパーツ)をあらゆる権力から守り、封印、破壊する組織を結成した。アーカム財団のトップエージェントは、スプリガンと呼ばれて恐れられる。

この漫画作品は、高校生にしてアーカム財団のスプリガンの一人、御神苗優の活躍を中心としたSF・オカルトアクションである。

エピソード一覧

本作品は、単独で完結する複数のエピソードから構成されている。連載の関係から、1つのエピソードは五話前後、もしくは長編で一話というものが多くなっている。

  • 「炎蛇の章」
  • 「仮面伝説の章」
  • 「ノアの方舟篇」
  • 「狂戦士の章」
  • 「帰らずの森篇」
  • 「水晶の髑髏」
  • 「龍脈地図 御神苗抹殺計画」
  • 「混乱の塔」
  • 「獣人伝承」
  • 「終末計画」
  • 「聖杯」
  • 「忘却王国」
  • 「降臨」
  • 「不死密売」
  • 「修学旅行」
  • 「精霊惑星」
  • 「獣人伝承2」
  • 「人工進化」
  • 「聖櫃」
  • 「賢者の石」
  • 「山岳ピラミッド」
  • 「龍脈地図 最終話 炎蛇再来」
  • 「GOLD RUSH」 ※単行本未収録 保存版、文庫本には収録
  • 「FIRST MISSION」 ※単行本未収録 保存版、文庫本には収録

登場人物一覧

スプリガン

アーカム財団に所属するS級エージェント達。任務達成率は限り無く100%に近い。
名前の由来は財宝を守る妖精スプリガンから。

御神苗優(おみなえ ゆう)
日本の「私立小学館第三高等学校」に在学する高校生(校長は林正人)「龍脈地図 最終話 炎蛇再来」参照。にして、アーカム財団S級エージェント・スプリガンの一人。本来の30倍以上のパワーを出せる装甲服、精神感応金属(オリハルコン)製の防護スーツ「A・M(アーマード・マッスル)スーツ」(精神感応金属であるため、状況によればその30倍の状態から更に倍増する)と、硬度を高めて精製されたオリハルコン製のナイフを装備し、体術、銃器の扱いと、鍛えぬかれたサバイバル能力で「超古代文明の遺物を保護または破壊する」という任務を成功させて来た実績を持つ。明るくバイタリティに溢れる性格だが、その過去には血生臭い陰惨な影がちらつく。その潜在能力には様々な人間が期待をかけている。愛用銃は「SIG P226」及び「H&K G3(G3A3後期モデルを使用する機会が多い)」
自称している性格は欲張り「忘却王国」参照。でしつこい「不死密売」参照。。御神苗隆からすれば典型的な日本人最終巻巻末参照。らしい。
7月5日生まれ。
ジャン・ジャックモンド
スプリガンの一人。フランス人。長い金髪を後ろで結んでいる美青年。獣人(ライカンスロープ)であり、気性の荒い性格で、優とよくケンカをするがいわゆる「喧嘩するほど仲が良い」関係と周囲に見なされているため、度々チームを組んでいる。優に「俺がいなけりゃてめーは○○回死んでるぜ!」と言うのが決まり文句。生身で体術とも呼べない力技を駆使して戦うが、至近距離からの機関銃すらよける運動神経と銃弾を超えるスピード、軽く人間を潰せる怪力の持ち主で、AMSを装備していた頃の優以上の軽く凌駕する身体能力を持つ。更に自分の血を見ると理性が保てなくなりライカンスロープの特徴である変身をする。その際はその力が更に強大になり手当たり次第に対象を破壊する。しかし朧との闘いの中でそれが裏目に出て指摘された後に敗北、その事を教訓にして変身に頼らず冷静に対処する事を心がけるようになり、COSMOS戦では金谷の術中に嵌らず善戦した。愛用銃はスパス12。フランスの私娼街に育ち、ティアにスプリガンとしてスカウトされた。
獣人化した後は空腹になる「獣人伝承2」参照。
朧(おぼろ)
スプリガンの一人。見た目は長髪、長身の中国人青年だが本名も年齢も不詳で謎の多い人物。中国では「ロン」と呼ばれていた。世界最高の氣法師にして、中国武術の達人。優の師匠でもある。物静かで礼儀正しいが、独特の体術はジャンの攻撃すらかわし、氣功によって相手を一撃で戦闘不能にする(相手の氣の流れを狂わす事が出来るのは朧のみ)。なお、将来強くなる見込みのある敵には止めを刺さず、叩きのめすにとどめ、更に強くなった敵と再び闘うことを、己の修行としている。自身を鍛錬のみならず教える事にも長けている。作中ではほぼ無敵の存在で、大部隊が配備された軍事基地に単独で乗り込み、素手で壊滅状態にする事も容易くやってのける。優の秘めたる能力には度々驚かされており、「本当の力を発揮した優には敵わない」とさえ考えている。そのため表面に見える以上に優に目をかけており、その力を引き出すことで、己が秘かに定めている最終目標をも達成しようとしている。
十代の頃に源双烈の師匠である王を破る。
一度大衆の前で自分の修行を見られ、頬を赤くしたことがある。
朧の最終目標とは「仙人」になることである。本作中で「仙人」になるとは、己の氣と地球生命体の氣を完全に一体化させることによって、永遠の存在になる事とされ、朧はそのために、常に強者と戦うことで己の氣を高めようとしている。物語終盤でジャンをも倒し、その次に十分に成長した優と真剣勝負を行う。朧は優を追い詰めながら、A・Mスーツに頼っている限りそれ以上は成長しないと諭し、それに応じた優は更に高次元の戦闘能力に目覚め、朧に初めて打撃を当てる。それから優は、朧と同じ体術と、朧を数段上回るスピードで攻勢をかけ、それに押された朧は封印していた「軽氣功」を使用してしまう。「軽氣功」とは自重を木の葉の如く軽くし、相手の攻撃の手ごたえを全く無くして無効化させるという気功術で、その超人技は改めて優を戦慄させた。結局戦いは、決着の時に朧が気功を封じたため引き分けとなるが、朧は「軽氣功」を使ってしまった事を己の未熟とし、再び修行し直さなければならないと語る。そして、その後さらなる死闘が待ち受ける優への激励の言葉のようなものを残し、山深くへ消える。その後、最終エピソードでの優達とアーカムとの決戦を陰ながら手助けして以降は、外伝的作品にも出演していない。
スプリガン ルナヴァースに隠しラスボスとして登場する。
ティア・フラット
スプリガンの一人で通称は「魔女」。紙に書いた魔法陣から幻影の魔獣を召喚する「コーリングビースト」や、空間を捻じ曲げる術など、様々な魔術を操る。大人っぽい美女で、アーカム財団とは古くから関係がある事が劇中で仄めかされていたが、終盤に「フラット」はミドルネームで、ファミリーネームは「アーカム」、つまり、アーカム財団創設者であるT・F・アーカムその人である事が明かされる。彼女は約300年前、森に眠る大魔術師マーリンと出会い、彼から超古代文明の遺産が後の世に混乱を引き起こす危険がある事を聞かされる。ティアはマーリンから魔術を伝授され、マーリンの意思を継いでアーカム財団を創設する。時が経ち、別の人間に財団代表の座を譲ってからも、自らは魔術によって延命し、現在に至るまでスプリガンとしてアーカムの活動をサポートしていた。ちなみに「船長」ことスティーヴ・フォスターとは、恋人同士だったようである。最終話ではガーナム退陣後の混乱を収拾するため、再び財団代表に就任する。
パーカップ・ラムディ
元スプリガンで通称は『ドクター』。「神の手を持つ男」と呼ばれ、かつては裏の世界でナンバーワンの殺し屋として恐れられた。殺し屋という過去を持ちながらいかなる経緯かは不明だが、生命に対し強い倫理観を持つ。心霊手術の能力を持ち、相手の患部を切開することなく腕を潜り込ませ、腫瘍や内臓器官のみを取り出す事が出来る他、朧に匹敵する武術と体術を誇る。医術全般のエキスパートであるラムディは関連の古文書を多く所蔵しており、その古代文明の知識を頼って優たちスプリガンが、しばしばラムディが開いているアジアの無医村の診療所を訪ねる。「じーさん」と呼ばれると怒る。

アーカム

第二のロックフェラーと言われる巨大財閥。その真の目的は、超古代文明の遺産をあらゆる権力から守り、封印、破壊する事。超古代文明遺産の研究により、A・M スーツ等多数のオーバーテクノロジーを実現させている。

山菱理恵(やまびし りえ)
優と同じ孤児院の出身で幼馴染。言語学の天才で「シャンポリオンの再来」と呼ばれる。10代にしてアメリカのカーネル大学の言語学教授。その才能を買われてアーカムに仕事を依頼され優と再会する。古代文字の解析に携わり、「宮下文献」や「マッパムンディス」の解読に協力する。
山本
アーカム日本支部の所長で、スプリガンに直接仕事の指示を出す。温厚かつ実直な人柄で優やジャンたちに信頼されている。禿げかかった頭に中年太り気味の体格といった凡庸なサラリーマンの如き風貌だが、元スプリガンである。現場を退いて長いが、十分現役で通用する実力の持ち主で、ラリー・マーカスンに「被害を大きくしたくなければ、追跡するな」と言わせるほど。物語終盤、体制が変わったアーカムに反旗を翻し、現場に復帰する。山本はラムディ達と共に南極のアーカムの基地に向かうため、大蛇の形をした炎が荒れ狂う空の中を卓越したヘリ操縦でかいくぐって、仲間を敵の中枢まで運ぶ。そしてその中枢で、多数の兵士が持つ銃器だけを全て正確に撃ち貫き破壊するという神業のような射撃を見せた後、「今度は遠慮なく身体に当てる」という言葉で、元部下であった兵士達の戦意を喪失させるなどの活躍を見せる。
メイゼル博士
アーカムの科学者で、オリハルコン精製にかけては第一人者。優の装備する A・M スーツや、オリハルコンナイフを製造した。助手に美女の科学者、マーガレットがいる。ティア・フラットとも長い付き合い。
ジミー・マックス
アーカムA級エージェント、マックス隊の隊長。A級エージェントは、スプリガンのような突出した戦闘力はないが、部隊戦や諜報活動でスプリガンを支援する。マックス隊は、世界の特殊部隊の中でも最強といわれる。優に一目置いている一人。
エヴァ・マクマホン
アーカム所属の女性考古学者。優は教授と呼び、考古学の素晴らしさを教えてくれた恩人として慕っている。「ノンモの舟」発掘の任務に、優と共に当たる。
スティーブ・H・フォスター
アーカム財団の特別顧問。海洋のエキスパートで通称は「船長」。アーカム初代会長とは古い友人だったらしい。超電導推進やレーザー兵器などの技術の粋を集めた調査船「ロシナンテ」を指揮する。優に目をかけており、「ロシナンテ」の船長を継がせたがっている。
ヘンリー・ガーナム
物語後半で、アーカムの新会長に就任する。アーカムが集めた超古代文明の遺産で絶対的な力を示し、世界の軍事バランスをコントロールして、世界を平和にするという考えの持ち主。これに反発したスプリガンや科学者達は、ガーナムに反旗を翻すことになる。

友人・知人

染井芳乃(そめい よしの)
優と同年代の少女で、優とは任務中にも任務外でも何度も出会う腐れ縁。口寄せで様々な霊と交信できる、霊媒体質でもある。
たくましい性格で、アーカムやスプリガンに勝るとも劣らない行動力の持ち主。発掘(もしくは強奪)した古代の遺物を莫大な値段で国家機関に売りつける(母の死が関係しているらしい)上、十数個の遺跡を破壊し、さらに多くの遺跡を起動不能にしているため、「遺跡荒らしの芳乃」として悪名高い。
しばしばスプリガンとも衝突するが、行動原理は「金のため」といたってシンプルである。このため赤字となりそうならさっさと手を引く。表向きはか弱い良家のお嬢様として名門の女子高(私立 飯床野女子高等学校「帰らずの森篇」参照。)に通っている。御神苗優との初対面の際にはサクラと名乗っていた。
御神苗秋葉(おみなえ あきは)
優の従姉で、優に身寄りがなくなってからは、母親代わりとして教育や家事の面倒を見ていた。優が米軍の洗脳を受けて帰ってきてからも、優の支えになってきた。アーカムで働いており、後にヘンリー・ガーナムの秘書となる。
御神苗隆(おみなえ たかし)
優の叔父で秋葉の父親。優は「おやじ」と呼ぶ。自称「冒険家」だが、その能力は優ですら手玉に取る程で、世界中の神秘を全て見るために旅を続けている。ほとんど家を空けており、家事は秋葉にまかせっきりだが、米軍に拉致された経験から心を開かなくなった優を、体当たりで立ち直らせようとした。世界を旅している間、スプリガンとして任務に当たる優と鉢合わせすることがあったが、凄まじいまでのトラップの腕前で優を支援し、それを見てジャンは「スプリガンになれる」とまで評価した。本来優しい性格の優は、スプリガンの仕事ではかなり無理をしているのではないかと心配している。
服装はインディアナ・ジョーンズを思わせる。
ジミー・マックスとも顔見知り「終末計画」参照。
笹原初穂(ささはら はつほ)
優のクラスメイト。快活な性格で、特技は空手。父と妹の香穂が「パレンケの仮面」の事件に巻き込まれ、裏世界での優を知る事になる。表の世界における、数少ない優の理解者。
笹原香穂(ささはら かがほ)
優のクラスメイトで、初穂の双子の妹。初穂とは逆のおとなしい性格で、学級委員長を務める。
田中
劇場版で登場した優のクラスメイト。ペンタゴンに拉致され挑戦状兼人間爆弾にされてしまう。
川原鈴子(かわはら すずこ)
高校教師。アーカムに協力していた川原正三教授の娘。父親が発掘に携わっていた「水晶の髑髏」を巡って「ネオ・ナチス」に殺され、死の真相を調べるうちに優と関わる事になった。事件後、山本の勧めで優の高校に転任する。担当は歴史。

トライデント

大国の軍部と結びついている巨大軍需産業による組織。主にグラバーズ重工(アメリカ)、キャンベルカンパニー(欧州)、高隅財閥(日本)の三者の裏金で運営されている。巨大な財力に加え、独自の強力な戦力を保有している。超古代文明の遺産を兵器として積極的に活用する方針で、超古代文明を封印するアーカムとは対立関係にある。

暁巌(あかつき いわお)
兵器開発集団「トライデント」の傭兵部隊長。どんな過酷な状況でも生き残る「生還者(リターニングマン)」という異名をとる。機械式でパワー重視の、トライデント製 A・M スーツを装備する。優と互角に渡り合う実力者で何度も対決するが、危機を脱するために共闘することもあった。
ラリー・マーカスン
元傭兵で、暁たちトライデントの実行部隊を指揮する立場にある。暁とは古い傭兵仲間で、暁の知る限り指揮官としては最も優秀であるらしい。トライデントを抜けて、アーカムのヘンリー・ガーナムの側近となる。ジャンの回想中に見せた身体能力は人間のそれでは無かったが、理由は不明。その後は身体能力を発揮する機会も無かった。
高隅浩三
トライデントのスポンサーである高隅財閥の総帥。ガーナム会長の「日本軍事生産大国化計画」に賛同し、トライデントを離脱する。

COSMOS

米軍特殊実験部隊”Children Of Soldier Machine Organic System”の通称。〈No.0〉をリーダー、No.10 - No.19を第一小隊、No.20 - No.29を第二小隊といった部隊わけで小部隊を結成。小部隊をNo.1 - No.9の一桁ナンバーがサブリーダーとして指揮することで編成された大部隊。ただし、COSMOSが暁巌とボーブランシェと初顔合わせした時点ではまだ50人程度とされている。

兵士を子供のうちから「殺人機械」として育て、<キラーエリート>を作り上げる。その方法は、まず、薬や催眠術により精神操作を施し、人間として持っている「個性」「理性」「禁忌」などを消し去り、上司からの命令には絶対服従の「殺人機械」へと変える。 その後、「殺人機械」としての性能を磨いていき、各個体の性能を可能な限り均一化していく。司令塔であるリーダーの標準性能を100%とし、各々の固体に±1%以下の性能にしていく。各個体の思考能力を最小限にし、精神感応金属(オリハルコン)を脳内に埋め込み、互いに通信端末化する。電波干渉をうけない、精神波として発信されるため、どんな環境でも制約無く、発信・受信が可能。 それによって各個体はリーダーの意思のままに行動が出来る。完全に統制された部隊として作り上げられた。一見完全無欠な部隊に思えるが、戦闘中に何らかの理由でリーダーからの発信が途切れた場合、端末の各個体の動きが停止してしまう(所謂棒立ち状態)弱点がある。

初めての実戦テスト時、参戦したNo.43(御神苗優)の暴走で壊滅。資金と時間がかかりすぎるため米軍は手を引いたが、後にトライデントがスポンサーとなって完成させた。

ラルフ・クーリー大佐
金谷の上司でCOSMOSの指揮官。優の元上官でもあり、初代プロジェクトCOSMOSの総責任者だった。記憶を取り戻し、潜在能力が覚醒した優に半死半生の目に遭わされるが、サイボーグとして復活し優に復讐の炎を燃やす。
金谷昌(かなや しょう、COSMOS No.0)
米軍のプロジェクト COSMOS の兵士。「金谷昌」と言う名は組織からつけられたもので、本当の名は明らかでない。COSMOS のプロジェクトが米軍から「トライデント」に移管されてからは、No.0 というコードネームを与えられ、COSMOS 全体の司令塔となる。プロジェクトの進展と共に機械兵士としての調整を受け続け、全ての人間性を消去されている(指揮官としての必要のため、人間に近い形で思考するようにプログラムづけられている)はずだが、その能面のような表情とは裏腹に、唯一人間に戻る事ができ、なおかつ最高の能力を持つ優への羨望と憎悪は心の底に強く根付いており、自らの手で優にとどめをさそうと執拗に付けねらう。

機械化小隊(マシンナーズ・プラトゥーン)

装甲兵員輸送車ないし歩兵戦闘車を移動手段としたに過ぎない一般的な意味での機械化歩兵とは異なり、身体そのものを機械化(サイボーグ)とした兵士で構成された部隊。先進国の軍隊においては実用レベルとなっているがその存在は世間には公開はされていない。

マクドガル大佐
機械化処置で強化された米軍の極秘部隊、機械化小隊(マシンナーズ・プラトゥーン)の一人。10歳くらいの少年だが高い知能を持ち、脳に頭脳磁界増幅装置を埋め込んでいる。これによって強力な衝撃波を放つことができ、「悪魔の力を持つ男」と恐れられているが、その副作用として脳に莫大な負担がかかり、物語登場時点で寿命はあと数年だった。米軍の大部隊と、同じ機械化小隊のファットマン、リトルボーイを率いて、「ノアの箱舟」の発掘現場を襲撃する。地球環境を汚染し続ける人類を憎悪し、「箱舟」の力を用いて地球の浄化を目論む。映画版では身体の大部分が機械化したサイボーグであり、拒絶反応から周期的に後頭部から投薬しないと平常を保てなくなっていた。
ファットマン
機械化小隊の一人でマクドガル大佐の部下。常人を遥かに上回る大男で、巨大なガトリング砲を軽々と扱う。パワーとタフネスが持ち味で、一時は御神苗をも追い詰めた。「調子に乗るな」が口癖。映画ではラルフ・クーリー大佐とキャラが統合されており、の元責任者ということになっていた。
リトルボーイ
機械化小隊の一人でマクドガル大佐の部下。ファットマンとは対照的な小男。左腕に硬質ワイヤーカッター、右腕に連発式のグレネードランチャーを内蔵する。自称、機械化小隊でNo1のスピードだが、ジャンには遠く及ばなかった。
ジャック・ザ・リッパー
機械化小隊の一人。機械化した両腕にオリハルコンの高周波ブレードを仕込んでおり、「ノンモの舟」発掘現場を襲撃する。闇にまぎれて気配を消す隠形の技と、巧みなブレードさばきで優を追い詰める。実直な軍人で、米軍兵士としての自分の役目に確信を持っていたが、優との戦いを経てその考えに変化が生ずる。
サンダーボルト
SPECIAL ACT『GOLD RUSH』に登場する機械化小隊。次世代型の機械化処置で腕に仕込まれたレーザーを照射し、イオン化した大気成分で導線を作ることで、同じく仕込まれた装置で発生させた電撃をそこに伝わせ、任意の標的に向かわせることができる。
ヘッジホッグ
機械化小隊大尉で、人種差別意識がある。右手のニードルガンから硬質の針を射出、A.Mスーツの精神感応繊維の隙間を縫ってダメージを与える事ができる。インディアンの伝承による「白人文明の崩壊」を阻止すべく、最初は国の代表として意向を伝えにインディアンの族長と対面したが決裂、一個小隊で制圧、抹殺しようとした。
アイアンアーム
元機械化小隊少佐だが、より強い敵を求めて脱走兵となった。名前の通り両腕が機械であり、右腕は高熱を発するヒート・クラッシャー・システム、左にはA.Mスーツでも防げない高震動粉砕システムを持つ。テスカポリトカに雇われて御神苗を襲ったが、御神苗を真の強敵と認め、勝負のためにテスカポリトカをも裏切った。本編で最初に登場した機械化小隊兵士。
サイドワインダー
「聖櫃」に登場する機械化小隊。指から射出する、ワイヤー付きのドリルが武器。トライデント側の人間として豪華客船「シバの女王」に乗り込み、御神苗やボーと戦った。
ハミング・バット
「FIRST MISSION」に登場する機械化小隊。アンゴラでの秘密任務中に重傷を負い機械化手術を受け機械化小隊の一員となる。通称「無血の伝道者」。その両腕の機械には超音波によって脳神経を破壊する機能が実装されている。神への信仰心が篤く、それゆえに自分自身に主が人間に課した贖罪を執行せよという考えに囚われ、東京の「メギド・フレイム」を研究する施設を襲い、「不義と背徳の街」であるとした東京を滅ぼそうとしていた。

その他の敵

ボー・ブランシェ
ネオ・ナチスの少尉でヒトラーを頂点としたナチス復興に信念を燃やす(作中のネオ・ナチスは現実のネオナチと異なり、オーパーツの力を借りて世界征服を目指す秘密結社)。生真面目な熱血漢で努力家、義侠心が非常に強い好漢。強者が人々を導くべきというやや選民主義的信念を持つが、同時に強者は常に弱者を守り幸せにすべきとも考え、実行している。真面目であるが何処かズレており、臭いセリフを平気で吐く。優は事ある毎に彼を「暑苦しい熱血馬鹿」「ワープロ以下(学習能力ゼロの意)」「ネオナチのお笑い芸人」等と呼んでいた(しかし事あるごとに決着を叫ぶ事を鬱陶しがってはいても、決して悪感情は抱いていなかった模様)。当人は知ってか知らずか「決めセリフを吐く」「必殺技の名前を叫ぶ」等のヒーロー漫画のお約束的な行動をしている。忍者に憧れていると言ったり、日本の格闘ゲームを参考にして格闘術を磨くなど、日本好きな一面も見られた。
初登場の時は薬物によって肉体を改造しており、優も圧倒するスピードを見せるが、体術や戦術的思考などの総合面では今一つ及ばなかった。同エピソードで朧に敗れてからは雪辱を誓い、薬を止めて特訓を行い、肉体も一回り大きくなり技術的にも向上(後にジャン・ジャックモンドは「(スピードは)俺を除けば世界一で通るかもな」と評している)。ティア・フラットと染井芳乃の二人を同時に出し抜いたこともある。後にスプリガンとの決着のため組織的に破綻したネオ・ナチスを抜けて「トライデント」の傭兵になり、暁の(自称)相棒となる。なお初登場時は「ボー・ブランツェ」と名乗っていたが、これは誤植。
なお、名前の「ボー」には「伊達男」の意味がある(イギリスで19世紀初頭に活躍したファッションリーダーにボー・ブランメルという人物がいる)が、当人はお洒落には至って無頓着の様子である。
得意技は「分身の術」「水晶の髑髏」参照。「爆裂粉砕拳」「分身烈風拳」「聖櫃」参照。「激烈脚」「竜巻風陣脚」「山岳ピラミッド」参照
ヘウンリー・バレス
バベル編に登場した朧曰く「今世紀最高の魔術師」。ユダヤ人。影魔、砂魔、水魔という三体の強力な使い魔を操る。かつては自分も神というものを信じていたが、大戦時のユダヤ人強制収容所での地獄絵図を目の当たりにして神に絶望、リバースバベルの力を以って自分が神になる事で世界の争いを止めようと考えていた。御神苗もその考えにくやしいながらも否定しようとしなかった。
源双烈(チェン・スワンリェ)
中国武術の達人で、麻薬シンジケート「エレクシィ」の用心棒。硬氣功で肉体を強化すると、銃弾も防ぐことができる。かつて朧と決闘を行い敗れるが、雪辱を誓って再び朧の前に現れる。武術の達人ではあるがパーカップ・ラムディ曰く「格闘のプロだが戦闘のプロではない」とのこと。
トニー・ベネット
CIA の非合法職員(イリーガル)で、超能力の一つ、発火能力を持つ通称「ファイヤースターター」。目的達成のためなら手段を選ばず、また手段のためなら結果を気にもせずに行動し、さらに趣味(放火)のためなら目的をも捻じ曲げるといった残忍で狡猾な手口で悪名高い。「ノンモの舟」発掘現場をジャック・ザ・リッパーと共に襲撃するが、リッパーとは相性が悪かった。上層部からリッパーの抹殺も命じられていたが、逆に倒される。死んだと思われていたが、「スプリガン」としてアーカムに雇われ、ラリーの部下となる。
ボーマン教官
スプリガンの一人で、優に戦闘技術を教えた人物。優の潜在能力に期待をかけていたが、アーカムのあり方に疑問を感じて、敵として優の前に現れる。世界で5本の指に入るナイフの達人で、もう一人の自分を作り出す「二重身(ドッペルゲンガー)」という特殊能力を持つ。
諸刃功一(もろは こういち)
KGB極東支部のエージェント。かまいたちで敵を切り裂く「風獣」を操る。諸刃家に伝わる口伝から炎蛇を制御する「火の社」の秘密を知り、制御法を解読するために山菱理恵を狙った。諸刃家は他にもオーパーツを所有しており、ヒヒイロカネの剣も持っていた。
ヴィクトル・ストローフ
スペツナズの小隊長。諸刃と共に「火の社」奪取を狙う。DNA操作と脳手術で力や治癒力が数十倍に高められており、御神苗を苦しめた。

遺産(オーパーツ)に関わる者達

ロードス島の青銅巨人
人間のキャラクターではないが、南極の戦いで、遺跡防衛用にアーカムが用意した護衛として、優たちの前に立ち塞がる。現実世界にも、世界七不思議のひとつとして、ロードス島の巨人像のことは言い伝えられている。作中では、超古代文明に作られた防衛用ロボットとされ、ラリー曰く「本物のスプリガン」。風貌は、3メートル近くある古代ローマかギリシャの闘士の青銅像だが、全身オリハルコンの合金製(いかなる合金かは、解析不能だったらしいが)で、地脈から発する無尽蔵のエネルギーを動力源として動く。
もちろん通常兵器での攻撃はまったく通用せず、オリハルコンナイフなどで斬りつけても、地脈のエネルギーを吸い上げることで破損部分が瞬く間に復元する。さらに見た目どおりのパワーを持つ一方、その巨体に似つかわしくない、獣人のジャン以上のスピードも備え、優、ジャン、暁の3人がかりでも全く寄せ付けない、想像を絶する強さを誇った。
地脈の力、すなわち地球生命体(ガイア)のエネルギーを源としているためか、ガイアそのものの意識を宿すことができ、芳乃が南極の遺跡を媒体としてコンタクトを取ったガイアの精神と、優も死闘の中、青銅巨人を介して、交信することができた。
ケツアルクアトル
紀元前3千年頃に外の天体から地球に移民してきた異星人の子孫で、先祖は母星が死滅した為に地球へ移民、中南米の原住民に文明を教えてきた。
2千年前、ある時異国から流れ着いた異邦人の子にケツアルクアトルは「テスカポリトカ」と名付け養子として育てた。それから月日が経ち、テスカポリトカの協力の元中南米に文明を築く事に成功したケツアルコアトルら異星人は、これを機に死滅した母星を再生させようと帰還を決意、テスカポリトカにも同行を求めた。
しかしテスカポリトカはその後豹変し、原住民を虐殺するなど暴君と化し、異星の仲間も殺したため最後に残ったケツアルコアトルはテスカポリトカに最後の戦いを挑み勝利するも自身も致命傷を負い、その魂を「パレンケの仮面」にサルベージし、ケイ素系生物としていつか母星へ還る日を待ち永い眠りに就いた。
最後は御神苗との共闘の元テスカポリトカの永久封印に成功し、御神苗と初穂・香穂に感謝し、母星へと旅立った。
テスカトリポカ
作中では「テスカポリトカ」。2千年前に故郷を戦災で失い中南米に流れ着いた異邦人の子で、漂流の際に敵国の襲撃で家族を失い、ケツアルクアトルに拾われ養子として育てられた。
テスカポリトカは異星の技術を瞬く間に覚えるどころか、それを応用して独自の技術を編み出すなど類稀なる才能を発揮し、中南米の文明に大きな働きをもたらしたが、テスカポリトカは家族を殺された日から野蛮な人間文明に激しい憎悪を抱いており、ある日を境に暴君と化し、人間を虐殺、そしてケツアルクアトルら異星人も殺戮しだした。他人の肉体に魂を乗り換える転生術を使い生き永らえていたが、最後はケツアルクアトルとの戦いの末、「魂の塚」に封印された。
そして現在、狂信的な魔術師によりこの世に復活、ケツアルクアトルを抹殺した後にこの世を支配しようと目論むも、最後は御神苗とケツアルクアトルの共闘により「マーラの銀鏡」に魂を永久封印された。
マリア・クレメンティ少佐
イギリス軍技術将校の女性で、MITを首席で卒業、20歳で博士号をとった機械工学の超天才。
上層部の命令で発掘された狂戦士を調査中に狂戦士が起動し無差別攻撃を開始。御神苗と共闘し狂戦士の破壊に成功した。
事件解決後は軍の上層部の考えに失望し身に着けていた階級章をゴミ箱に捨て、次の再会を敵としてではなく人間として果たす事を心に誓った。
リック・ボルドー
ライカンスロープ「狼男」でジャン・ジャックモンドの実父。
かつてはライカンスロープとして迫害を受け両親と兄弟を殺され、逃亡の末に妻・ウージェニーと結ばれジャックをもうけ、人として幸せな毎日を過ごしていたが、やがていち機関に発見され、獣人になったところをウージェニーに見つかり、怖くなったウージェニーはジャンを連れてリックの元を去ったため、失望のあまりトライデントに協力していた。
当初は超古代遺跡のライカンスロープの研究所を発見したのを機に人間への復讐をしようとジャンと再会・提案したが、結局ジャンと人間達の協力する様を見てあきらめ、ジャンに唯一の幸福の証でもある「家族の写真の入っているペンダント」を渡し、何処へと消えた。
デリー・グレアム
ライカンスロープ「吸血鬼」で、通常の短命なライカンスロープに比べ、血液を定期的に摂取する事で長命に生きられる特性を持ち、トライデントには「血液摂取」の目的で協力していた。
最後にはティア・フラットの魔術により別空間へと永遠に幽閉された。
シスター・ケイト
イタリア・ロッキスの教会の司教の一人娘で、司教が亡くなる際にリバース・バベルと一族の秘密が書かれていた「ロッキスの外典」を託された。ケイトは外典を読み真実を知り、リバース・バベルを破壊すべくスプリガンに依頼・同行した。
最後はリバース・バベルの破壊に成功するも、世界各国の軍隊が混戦を始め、ケイトは負傷しつつも戦いを止める事を訴え、混戦を収めた。

遺産(オーパーツ)

メギドフレイム
マッパムンディス
要石
南極のストーンヘンジ
『地球の生命エネルギー』の通り道である「地脈」を利用した装置。
賢者の石
現代化学では合成出来ない粘土質の物質。オリハルコンあるいは黄金を作り出せる。
ノアの箱舟
地球規模の大気調整システム及び、洪水以降の生命体の研究所。
水晶髑髏
一定以上の振動を与えるとビームを射出する。
リバース・バベル
大量の人間の生命エネルギーを触媒とする事で、人の記憶や思想・価値観を発動者の思う通りに書き換える装置。
聖櫃(アーク)
人の精神エネルギーで強力な磁場など、様々な現象を発生させる。
オリハルコン
レアメタルの一種で、他の金属との合金によって様々な特性を発揮する。精製には賢者の石が必要。
石造りの頭部模型
脳外科手術(頭部穿孔)による人間改造法が示されている。
ノンモの舟
超巨大な飛行物体で、地球創生時からの生命体のDNAコードを保管していた未来の人類へのタイムカプセル。
狂戦士(バーサーカー) 
超古代文明の無人戦闘ロボット。胸部のミサイル二門と、全身にAMスーツの融解温度を超える超出力のレーザーを装備しており、生体反応を感知して追跡・抹殺する。破壊されると起爆装置が作動、その破壊力は凄まじく、核シェルター並みの建造物をも破壊するほど。
聖杯
血液を聖杯に満たすことにより、その者が死しても魂をサルベージする事ができ、復活した者は様々な能力を発現させる事ができる。
ヴァジュラ
精神エネルギーを雷撃に変換する兵器。ただし制御が困難で、エネルギーを蓄えすぎると大爆発を起こす。
ヒヒイロカネ
オリハルコンと同系質の物質。
パレンケの仮面
異星のヒスイ製コンピューターで、太古の異星人ケツアルクア

トルの魂をサルベージしていた。

マーラの銀鏡
鏡に写したあらゆる物の怪を永久封印する事ができる。
ライカンスロープ
超古代文明の遺伝子工学による生物兵器。特定のダメージを受けると細胞が変化し、獣人となって好戦的になる。変化・治癒力に伴い細胞にも負担がかかり、平均寿命が40歳前後と短命でもある(「吸血鬼」型は定期的に血液を採取する事により、遥かに長く生きることができる)。
YAMA(ヤーマ)
超古代文明の思考型プログラムで、遥か昔から人類が生きるに値するかを思考し、その度に過去に"モヘンジョ・ダロ"や"ハラッパー"などのインダス文明圏を破壊した。
ソーマ
古代植物アンブロジアから精製される、人間を不死とする秘薬。朧曰く「思念した物を物質化する事のできる薬「仙丹」の原材料」で、中途半端な精製をするとソーマになるらしい。しかも不死と言ってもあくまで治癒力を上げたに過ぎず、一度服用したら最後、定期的に服用しないと急激な老化により死に至り、身体の「失った部分」までは再生できない。

劇場版アニメ

1998年、劇場アニメ化。配給は東宝。配給収入は3.5億円。

『AKIRA』の大友克洋が総監修を勤める事で話題となった。ストーリーは原作漫画作品内における『ノアの箱舟』の話を基本的な叩き台として、所々に原作『御神苗抹殺計画』の話を一部を絡めることで、基本設定を説明すると同時に盛り上がりを演出している。 劇中では『暴走特急』のBGMが使われている。

ストーリー

トルコのアララト山中にてアーカムの調査隊がノアの方舟を発見した。その三ヶ月後、アーカムのエージェント「スプリガン」として活躍している御神苗優に彼の友人を利用した過激な挑戦状がたたきつけられた。友人の仇とノアの秘密を探るべく御神苗はアララト山へ向かう。

キャスト

  • 御神苗優:森久保祥太郎
  • 御神苗優(幼少期):牟田将士
  • ジャン・ジャックモンド:子安武人
  • メイゼル:城山堅
  • マーガレット:玉川紗己子
  • 山本:有本欽隆
  • マクドガル:相ヶ瀬龍史
  • ファットマン:高野拳磁
  • リトルボーイ:鈴木勝美
  • スチュワーデス:木村郁美
  • ナレーション:矢島正明

スタッフ

  • 総監修、構成:大友克洋
  • 監督、絵コンテ、脚本:川崎博嗣
  • 同時脚本スタッフ:伊藤康隆
  • 音響監督:鶴岡陽太
  • 音楽:蓜島邦明
  • 作画監督、キャラクターデザイン:江口寿志
  • CGI 監督:斎藤亜規子
  • 美術監督:小関睦夫
  • 設定:末武康光
  • 色彩設計:秋山久美
  • 撮影監督:白井久男
  • SE、デザイン MIX:笠松広司
  • 主題歌:「Jing Ling」(歌、作詞:Säju(サージュ) / 作曲、編曲:蓜島邦明)

ゲーム

  • スプリガン ルナヴァース - メーカーは『アーマードコア』シリーズや『キングスフィールド』シリーズなどを手がけたフロム・ソフトウェア。

脚注

関連項目

  • 夕凪Union
  • セカイ系

外部リンク