HOME > コミック > ソウルイーター

ソウルイーター/大久保篤

共有

著者: 大久保篤
巻数: 22巻

大久保篤の新刊
ソウルイーターの新刊

最新刊『ソウルイーター 22



twitterでのコメント (関係ないのに引っかかることもあります...)

majikichishion [定期]趣味合いそうな方フォロー(相互)男子高校生の日常/銀魂/ソウルイーター/おとぎ銃士赤ずきん/東方プロジェクト/ボカロ/けいおん/リトバス/イナズマ/デスノート/東京ミュウミュウ/素敵探偵ラビリンス/ポケモン/サンホラ/まどマギ/マギ/デジモン/うんこ
kamellialine [定期]ボカロ アニメ→黒子のバスケ free! おおきく振りかぶって ソウルイーター フェアリーテイル 夏目友人帳 銀魂 ワンピース バカテス 少女漫画→アオハライド 今日恋 僕たちは知ってしまった 花君と恋した私 好きって言わせる方法  好きです!!被ってる人ゎ仲良くしてね~
kakiko_kaki @o3o_353 まじか!ソウルイーターのアニメは好きやったな〜あんまり漫画からのアニメって好きじゃないんやけどソウルイーターはおもしろかった(´-`)
syo_girlfriend RT @blackmoon490: 【定期】拡散希望 好きなマンガ #一つでも被ったらRT #RTした人全員フォローする FT めだかボックス 青の祓魔師 となりの関くん マギ 神のみ ソウルイーター アホガール ナナサン 貧乏神が 咲 神様の言うとおり 戦勇。 #相互希望
kirano_koga さて、帰ってからのおさらい。ごはん→なぜか部屋の服とタンスの片付け→マギ新刊とソウルイーター完結とノット3巻読了→お風呂→妹の給食エプロンアイロンがけ→布団←今ここ

ソウルイーター』 (SOUL EATER) は、大久保篤による日本の漫画作品。『月刊少年ガンガン』(スクウェア・エニックス刊)にて、2004年6月号より連載中。2008年4月 - 2009年3月までアニメシリーズも放送された。

概要

作者の『B壱』に次ぐ2作目の連載作品となる。2003年に本編の前振りとなる3つの短編がそれぞれ『ガンガンパワード』2003年夏季号、秋季号、『月刊ガンガンWING』2004年1月号に掲載されており、それらは単行本第1巻に収録されている。事実上の第1話は『月刊少年ガンガン』2004年6月号掲載の「補習授業(前編)」である。略としてファンの間では「魂喰」、「魂板」と表記される事もある。

本編の前振りの短編の時から、『月刊少年ガンガン』としては異例の宣伝攻勢を行なっていた。

『月刊少年ガンガン』2008年1月号で、テレビ東京系でのテレビアニメ化が発表された。1年間の放送単位で2008年春より放送。深夜には、スペシャル映像を追加した「レイトショー」もリピート放送。2010年9月30日からリピートショーが放送される。

2010年7月1日から4日間開催された第11回ジャパンエキスポではマンガ原作のアニメ最優秀賞を受賞した。

ストーリー

舞台は死神武器職人専門学校、通称「死武専」。

死武専は、「職人」と「武器」を育成することを目的としており「職人」と「武器」でペアとなって活動していく。その最終目標は悪人の魂99個アニメ版では鬼神の卵と化した魂99個とされる。またその関係からか、原作とは異なり、人間も魂を食することが可能となっている。と魔女の魂1個を「武器」に集める事によって、死神様の下に仕える「デスサイズ」という者を作り出すことである。

キャッチコピーは「健全なる魂は 健全なる精神と 健全なる肉体に宿る」。

「職人」と「武器」

  • 「職人」と「武器」で1つのペアとなる(ただし「職人」1人で、複数の「武器」を同時に扱うこともある)。
  • 「職人」とはペアを組んだ武器に魂を食べさせて、デスサイズを作ろうとする者、あるいは完成したデスサイズを扱う者である。悪人の(アニメでは「鬼神の卵と化した」)魂を奪う為、職人は武器を使いこなす能力を求められる。扱う武器に応じて、「魔○○職人」と呼ばれる。
  • 「武器」は当初、とある人物により、人間を加工して作り上げられた者であったが、時代が下るにつれて世襲化した家系まで発生しているところを見ると、今や1つの種族とされる。
  • 「武器」は職人の魂の波長を増幅し、波長のコントロールをサポートする役割を持っており、実質戦闘に参加するのは「職人」である。
  • 「職人」と「武器」は「魂の共鳴」(職人が武器に魂の波長を送りそれを武器が増幅して職人に返す動作を繰り返す)をすることによって大技を繰り出すことが出来る。その大技がどんなものかは武器によって変わる。
  • 「武器」は自分の形態の武器に変化し、「職人」をサポートする。また「武器」は体の一部を武器化することも可能で、それを利用して単体で戦える「武器」も存在する。
  • なお、壺や角灯など「武器」の変化した姿は、必ずしも一般的な武器の形をとるとは限らない。
  • 熟練した「職人」には魂の種類や位置を感知したり、魂そのものを見る事が出来る、または出来るようになる者もいる。これを魂感知能力という。

「魔女」

魔女の女王「魔婆様」を頂点とする魔法を扱う者たちのこと。その名の通り、現在のところ女性しか確認されていない。また、確認されている魔女はデザインのモチーフとして様々な動物があしらわれていることが多い。さらに、一部の魔女はモチーフとした動物に変身する魔法を使用することもできる。

死神との抗争は「武器」が誕生する以前、遥か昔から存在していた。

かつて「死神八武衆」の一人・阿修羅により大陸の東地域の魔女達が皆殺しにされた事がある。

登場人物

声優はドラマCD / TVアニメの順。なお、明記のないものは、ドラマCDには登場しなかったキャラクターとする。

死武専

正式名称は死神武器職人専門学校。アメリカネバダ州、死神様のお膝元の街「デス・シティー」のほぼ中央に存在。死神様の名の下に「職人」と「武器」を管理及び養成する教育機関であり、全世界に散らばっているデスサイズや武器・職人達を纏める本部でもある。現存するデスサイズが8人(ソウルも含めて9人)であることから、デスサイズにまで到達できる者はそうはいないと考えられる。

死武専は「武器と職人は秩序を最重視する死神のもとで管理されるべきであり、新たな鬼神(後述)の出現は防がねばならない」という目的をもって創設された組織である。

死武専では職人は「星の数」でランク分けされており、多くの生徒は「一つ星職人」、死人のような腕の良い職人は最高ランクの「三つ星職人」である。

生徒(主要メンバー)

マカ=アルバーン
声 - 竹内順子 / 小見川千明
主人公。ソウル=イーターとペアを組んでいる鎌職人の少女。日系。推定13-14歳。少し暗いベージュの髪で、瞳は緑。武器のデスサイズと人間の母親との間に産まれた母親は優等生だが負けず嫌いの鎌職人で、生魚が食べられないらしい。。魂の形状は5000万人に1人と言われる「天使型(エグリゴリ)」で、「退魔の波長」と呼ばれる、魔や狂気を打ち消す力を持った特殊な魂の波長の持ち主。名前は稀に「摩訶」という表記もされる。生魚が苦手。死武専のパフスリーブの制服を好んで着ている。
普段は優等生気質なため真面目だが、怒るとかなり暴力的になり、本の背表紙で脳天を叩く「マカチョップ」を繰り出す。「ぽんぽこダンス」なる楽曲を好んで聞いているらしいがマカ以外にはとても不評。ソウル曰く「音楽IQが低い」。
魔力の磁場の中でも魂の波長を感じ取れるほどの強い「魂感知能力」の持ち主。補習としてシュタインと戦い、強い恐怖を感じたのをきっかけに「魂感知能力」に目覚めた。
パートナーであるソウルとは口喧嘩をすることも多いが、ソウルのことを自ら「超いいやつ」と言っており、とても信頼している様子。キッドのことは途中から呼び捨てで呼ぶがアニメでは最後まで君付けで呼ぶ。
クロナと再戦した時、狂気を以てクロナと魂を触れ合わせ、クロナの魂を救い出し、ソウルの協力もあって互いに狂気からの脱却を果たした。
道化師との戦いを経て魂が覚醒し、狂気に取り込まれないほどの強力な魂と勇気に目覚める。またこの時に魔女狩りを超えた魔女狩りである「魔人狩り刃が巨大で柄よりも長く、護拳の役割も果たしている。その形状は鎌よりももはや斧に近く、攻撃方法も刈るよりも切る、断つなどに変わっている。を習得する。
B.Jに次ぐほどの高い魂感知能力と退魔の波長を併せ持っているため、メデューサやノア一味にも危険視されている。
ババ・ヤガーの城攻略作戦の終了後は再び魂集めに励み、ついにソウルをデスサイズにする事に成功。死武専若手精鋭部隊「スパルトイ」の一員となり、一つ星職人から二つ星職人へと昇格した。これ以降、衣装がセーラー服と丈の長いコートを合わせたような服となる。
ソウル=イーター
声 - 保志総一朗 / 内山昂輝
マカとペアを組む武器の少年で、本体は大鎌。白っぽい髪(銀髪)に赤い瞳。両親については不明だが、ウェスという名の兄がいる。ファミリーネームで呼ばれることを嫌がっている。魂が好物本人曰く「味は特にないが、喉ごしがたまらない」らしい。
連載初期では常に涎を垂らしており、異様な雰囲気だったが、鬼神復活以降は落ち着いた表情になった。
常に「COOL」な男を目指しているが、性格はやや乱暴。ひねくれた言動が多いが、教養はある。ブレアの裸を見て鼻血を出すなど、年頃の少年らしい一面もある。バイクを所持しており、後ろにマカを乗せて課外授業などに行っている模様。家事はマカと交代(当番制のようである)で行っているため、料理の腕もなかなかのようである。音楽家の家系に生まれそれなりの教育を受けていたためピアノが弾けるが、人に聴かせる事を嫌がる本人曰く「人に聴かせるレベルではない」とのこと。。また自室にクラシックギターがある事からギターも弾けるようで、キリクと楽器の事で語り合っている描写がある。
シニカルな面もあるが、捨て身でマカを守ろうとするなどマカのことは自分以上に大切に思っている様子で、マカを守るためなら死をも恐れない強い覚悟がある。マカチョップを幾度と無く受けたり、からかったりはするが冗談でもマカに手を上げたりしないことからも、彼の優しさが窺える。
鬼神復活まではバンダナをしていたが、それ以降からは外しており、服装も黒のカチューシャに黒のジャケット等、前の服装よりは大人びた格好になっている。
クロナとの戦いで魔剣に斬られ、黒血が体内に入り込む。その時に胸に大きな刃物傷ができた。以降ソウルの精神空間に、狂気の象徴らしき「ダブルスーツを着た小鬼」が出現する「ブラックルーム」が現れた。尚、ソウルの精神がブラックルームにいる状態で職人と強く共鳴すると、職人側にも狂気が現れる。「魂感知能力」に長けているマカのおかげで、魂でピアノを弾くことによって共鳴している全員に互いの魂の波長を音で伝える事ができる。
何度も狂気に囚われそうになり黒血が促進しているが、理性を見失うことなく狂気の力だけを引き出す強靭な魂を持つ。狂気の本質を理解しており、道化師に囚われたマカの魂に語りかけ魂の覚醒を促している。
デスサイズになってからラブレターやパートナーの申し込みが増えたが、デスサイズになる前からも時々あったらしいことから、割りとモテる方らしい。また、彼を「ソウル先輩」と呼ぶ少女がストーカー行為をしているが本人は気付いていない模様(マカは気付いている)。
読み切り、アニメ第1話の時点では99人の魂を食べていた。この事から一つ星の武器・職人ペアながら飛び抜けた実力の高さを窺わせるが、魔女と間違い魔力を持つ猫ブレアの魂を食べてしまったことで水の泡となった。これが原因で補習を受ける事になるも、ババ・ヤガーの城攻略作戦終了後にマカと共に再び魂集めに励み、アラクネの魂を食して9人目のデスサイズとなる。
ブラック☆スター
声 - 小林由美子(ドラマCD・アニメ共通)
椿とペアを組む暗器職人。日系だが本名は不明。殺しを生業とする一族「星族」の唯一の生き残り一族自体は死武専により滅ぼされていて、本人もそれを知っている。
暗殺者とは思えないほど自己主張が強く、目立ちたがりでお調子者。だが死武専生の中でも実力はかなり高く、魂の波長のコントロールに長けている。ただし、我侭な性格が災いして万年補習生徒。勉強は大の苦手で、超筆記試験では前日にテスト問題を盗もうとしたこともあった。
大の自信家で、ことある毎に「自分はビッグな男だ」と語り、小物扱いされることや自分より他人が目立つことを嫌う。体術を得意とし、魂の波長を相手に直接送り込む事も出来る。自己中心的ではあるが、根は優しい。
ミフネとの二度目の闘いで完敗したことをきっかけに、今まで以上に自分を追い詰め椿の妖刀モードを使いこなそうと努力をする。しかし、その後の「BREW」争奪戦での不本意な撤退・魂の波長の放出が困難になる等の出来事で自信を喪失し、死を望むまでに精神が追い込まれ、狂気に染まろうとしていた。
その後椿の計らいで死武専を休学し、傷ついた魂の静養も兼ねて日本にある椿の実家へ。日本滞在中、椿の協力で精神的に大きな成長を果たした。以降、妖刀モードが完璧に使いこなせるようになる。ババ・ヤガーの城攻略作戦に中途参加し、因縁の相手・ミフネに深手を負いながらも勝利を収めた。
ババ・ヤガーの城攻略作戦終了後、死武専若手精鋭部隊「スパルトイ」の一員となり、一つ星職人から二つ星職人へと昇格する。衣装も白を基調とした新しいものになった。ミフネとの激戦で受けた傷が完治した後も右肩に大きな傷跡が残されているが、「武神になる」というミフネとの誓いを忘れないために消すつもりはないらしい。
ちなみにミフネとの最終戦中、影☆星零の型を使用した以降から髪型が若干変更されている。前髪が伸びたが、後もそのままのようなので戦闘中の演出等ではないようだ。
図書館掃除の罰を受けた際、「カリスマ・ジャスティス」というヒーローが出てくる漫画カリスマ・ジャスティスは原作者・大久保篤の作品「B壱」に登場するキャラクターで、今作への登場は一種のファンサービスである。を気に入り、「こいつは俺の次にビッグな男だ」と語っている。
アニメではキッドとの決闘で敗北はするものの、休学はせずにそのまま学校に出席している。

中務 椿(なかつかさ つばき)
声 - 能登麻美子 / 名塚佳織
ブラック☆スターとペアを組む武器の少女で、本体は鎖鎌、手裏剣、忍者刀、煙球、変わり身の5種類に変化できる多変型高性能魔暗器。さらには鬼神になりかけていた兄マサムネを止めるためその魂を取り込み、兄の本体であった「妖刀(日本刀)」の力をも手に入れ、自分の物として変化できるようになったただし、使い手の魂の波長を急速に奪い取るため、長時間の使用はできなかったが、マサムネとの邂逅により本格的に使えるようになった。
アラクネが作った魔武器の直系の一族「中務家」出身で、実家は日本にある。スタイルはかなり良く、シドをも悩殺できる。容姿端麗の和風美女。成績優秀だが、引っ掛け問題には弱い。
ブラック☆スターの目立ちたがり屋の性格のせいでいつも敵に見つかってしまい、マサムネと戦うまでは一度も魂を食べた事がなかったというかなりの苦労人だが、ブラック☆スターの事を誰よりも理解している。
普段はおっとりした、柔和で優しい性格をしており、他の死武専生にも好かれている様子。協調性の高い魂で、一度即席ペアとしてマカとともに戦った事もある。ブラック☆スターが罰として図書館の掃除を命じられたにもかかわらず、キッドとサボりに行った時は、後を引き受けて掃除をしていた。しかし、ソウルとマカが言い争いをして魂の波長が合わなくなった時には一喝したり、ブラック☆スターが妖刀を無茶に使おうとした時にははっきりと拒否するなど、とても芯の強い性格でもある。
ババ・ヤガーの城攻略作戦の終了後、ブラック☆スターと共に死武専若手精鋭部隊「スパルトイ」の一員となる。
デス・ザ・キッド
声 - 本田貴子 / 宮野真守
死神様の息子で、二丁魔拳銃トンプソン姉妹とトリオを組む職人。向って右側の前髪に白い三本線が入っている。うなじの所の髪がはねており、瞳は黄色。文武両道に長けた天才。
なんでも完璧にしないと気が済まず、性格は極度の神経質。特に「シンメトリー(左右対称)」にはかなりうるさく、文字の形にもこだわる。敵に対しても“左右対称だから”という理由だけで攻撃しないほど。自分の髪の色が一部だけ違い、左右対称でないことをかなり気にしていて、そのことを他人に指摘されると途端に鬱になり死にたがる死神の体質として、あらゆる毒物をはじき返すため、髪を染めようにも染まらないとのこと。。かなりナイーブな面があり傷つきやすくヘタレ。
戦闘時には二丁拳銃と死神戦法を組み合わせた戦闘法ガン=カタを操る。なぜか普通とは上下逆に銃を持ち、そのためいつも小指で引鉄を引く。
実力は頭一つ抜けているが、細かいことにこだわる性格が戦闘や学力テストで足を引っ張ることも死武専の筆記試験では自分の名前(kidのk)を綺麗に書けないという理由だけで時間を使い切り、挙句問題用紙を消しゴムで破いたショックで卒倒してブラック☆スターとともに最低点(0点)となってしまった。
死神の息子という立場のためか、基本的に死武専の職員のみが知っている情報を知っていることもあるが、形式上自分も一つ星の職人であることを自覚しており、マカ達と対等な立場にいようと努めている為、父親の権力を使うことは極力控えている。
頭の三本線は「ザ ライン オブ サンズ」と呼ばれる。現在キッドは三本のうち一本を「BREW」の力で繋げることに成功し、その状態でリズとパティを三十八魂径から四十二魂径に変形できる。口癖は「クソ、鬱だ、死のう」、「戯け」、「虚け(者)め」など。
ババ・ヤガーの城攻略作戦ではモスキートを撃退したが、モスキートを追って遭遇したノアの所持する「エイボンの書」に吸い込まれてしまい、行動不能となっているうえに、ノアのアジトでは、ゴフェルの八つ当たり対象になっている。「旧支配者(グレート・オールド・ワン)」の力で狂気に取り憑かれてしまい、敵になってしまうが、ブラック☆スターの説得により、狂気を振り払う。
エリザベス・トンプソン
声 - 甲斐田裕子 / 渡辺明乃
キッドとトリオを組む武器。愛称はリズ。本体は妹のパティと2人で一対になる二丁魔拳銃で、使い手の魂の波長を圧縮して弾を放つことができる。二丁拳銃のため、使い手のキッドが不在でも戦うことは可能で、その際はパティと器用に交代しながら戦う。
とても妹思いでもあり、パティなしの人生は考えられないほど。
よく落ち込んだキッドを励ましているが、ほとんどの場合効果は無い。
ツッコミ役が多く、普段は比較的まともな性格で暴走しがちな2人を抑えるブレーキ的役割も担っているが、ストリート育ち故か成績は悪い。妹のパティは平気だが、幽霊などの類は極端に苦手で、「乙女の格言」として「お化けに会うぐらいなら世界なんて滅んだっていい」という発言をし、パティに伝授した。
昔は街で人々を脅してカツアゲをし、「ブルックリンの悪魔」と恐れられた不良姉妹だったが、たまたまキッドをカツアゲしたのをきっかけに彼の元へ行くこととなった。その事を本人は後悔しているような描写も見られるが、キッドのことは武器として友達として良きパートナー、仲間として接している。
ババ・ヤガーの城攻略作戦の終了後、パティと共に死武専若手精鋭部隊「スパルトイ」の一員となる。キッドは監禁されていて行動不能だが、パティがリズを使って射撃訓練をしたり、キリクの武器として作戦に同行するなど、状況に応じて行動している模様。
パトリシア・トンプソン
声 - 沢城みゆき / 高平成美
姉のリズと共にキッドとトリオを組む武器。愛称はパティ。無邪気で子供っぽい性格で、頭のネジが抜けたような突飛な行動に出ることが多い。黄色のクレヨンをよく使う。
姉とは違い、怖いもの知らずのようで、相手にエグい暴言を吐くことも多い。
武器でありながら高い身体能力を持ち、職人相手の組手では5人抜きを達成した(不意打ちで勝ったブラック☆スター戦を含めると6人抜き)。単純な運動能力なら職人であるマカをも上回るといわれている。
死武専の筆記試験でテスト用紙から立体的なキリンを作ったり、「鶴の一声」と呼ばれる暴言で落ち込んでいるキッドすら言うことを聞かせたり、とにかく計り知れないポテンシャルを持つ少女である。
ババ・ヤガーの城攻略作戦の終了後、死武専若手精鋭部隊「スパルトイ」の一員となる。

その他の生徒

オックス・フォード
声 - 吉野裕行
死武専の優等生である槍職人。通称「オックス君」。自称「知将雷王」。とても真面目で優等生気質な性格で、マカが魔人狩りを習得した際はメモまで取って話を聞いていた。
スキンヘッドだがもみ上げだけを立てたような独特のヘアスタイルをしている本人曰く、この髪形は「愛する者を救う知性と守る力の象徴」らしい。一見すると禿げているようにも見える。。なお、原作での初登場時においては、スキンヘッドではなく、雷をモチーフした髪形となっていた他、アニメでの初登場時には頭頂部に髪の毛が1本だけ残っており、それを筆記試験が終わる寸前にリズに引き抜かれている。
教室内ではガリ勉で知識一編倒らしく、武器なしのブラック☆スターに一撃で倒される場面もあったが、雷を武器とするためか屋外では獣の如き戦闘能力を示す。そのため一つ星職人の中でも実力は高い方で、魔道具「BREW」争奪戦に参戦した。
同級生であるキムに対し、人目もはばからず熱烈なラブコールを送っているが、彼の誇りでもある髪型はキムからは「キモい」と言われている。テストでマカと1・2位を争うほどのガリ勉。彼らの名前の由来は見ての通りオックスフォード大学とハーバード大学から。
かなり一途な性格で、キムが侮辱された時は普段の態度からは想像もできないほどいきり立って反論した。
ババ・ヤガーの城攻略作戦にも参戦し、狂気に侵されかけていたキムと交戦。「私は魔女、変わることはできない」と諦めかけていたキムに対し「(人は)変われますよ」と言い放ち、自らの誇りである2本の角を真っ二つに折ってしまった。作戦終了後、自らの言葉を体現するかのように今まで毎日剃り上げていた髪形をやめて普通の髪形となり(尖ったもみあげはそのままだが)、死武専若手精鋭部隊「スパルトイ」の一員となり、一つ星職人から二つ星職人に昇格した。
ハーバー・ド・エクレール
声 - 羽多野渉
オックスとペアを組む魔雷槍。常にバイザーを着用している。ババ・ヤガー城攻略戦後はサングラスを着用するようになった。
基本的にオックスとウマの合った真面目な性格だが、どんな理由があろうとも職人を守ることを第一とし、仲間であるキムが敵に回ったときも迷わずに攻撃できるなど冷徹な一面も持つ。職人なしでも放電などの雷の力を使える。常にドライな性格の為、狂気を感じとることができない。
ババ・ヤガーの城攻略作戦の終了後、死武専若手精鋭部隊「スパルトイ」の一員となる。
当初の一人称は「僕」だったが、ババ・ヤガーの城攻略戦後は「俺」となっている。
キリク・ルング
声 - 鈴村健一
壺職人。双子の壺「ポット・オブ・ファイア」と「ポット・オブ・サンダー」を腕にグローブ形態で装備して戦う。黒人。「ビリビリ燃えて来たぜ」が口癖。
キッド、ブラック☆スターと共に死武専きっての武闘派と呼ばれ、ヒーロの聖剣騒動の時は3人で共闘した。実力は同年代の職人たちの中でもトップクラスで、魔道具「BREW」争奪戦にも参戦した。
ソウルとは音楽について共に語り合う仲であり、またブラック☆スターとも仲が良いと思われる。打楽器が得意なようだ。
ババ・ヤガーの城攻略作戦にも参戦し、オックス、キムと協力して魔道具の破壊にも成功した。作戦の終了後、死武専若手精鋭部隊「スパルトイ」の一員となり、一つ星職人から二つ星職人に昇格する。洞察力の高い魔道具兵によると「肌年齢13歳・ウエストサイズ65cm・体脂肪率10%」らしい。
ポット・オブ・ファイア&ポット・オブ・サンダー
キリクとペアを組む双子の壺で、グローブのように装着して戦う。大地の祈祷師でもあり、自然の変化に敏感で自然の声が聞ける。双子なので顔は非常に似ているが、仕草や顔の色などが微妙に違う。
キリクと共にババ・ヤガーの城攻略作戦にも参戦し、作戦の終了後、死武専若手精鋭部隊「スパルトイ」のメンバーとなる。
メデューサの実験対象である「黒の道化師」との交戦の際、トンプソン姉妹やキムの助力により覚醒し、キリクと同じかそれ以上の年齢の姿を現した。これによりファイアは男性、サンダーは女性であることが分かる。ババ・ヤガーの城攻略戦においてキリクの上に二人が並列で立った状態で喧嘩を始めるなど性格は見た目そのまま幼い。しかしこの喧嘩が原因で魔道具兵が多数配置されている塔に魔道具兵と勘違いされて配置されたため(はたから見れば頭部を左右にバインバインと激しくヘッドバンギングしているように見えたのが原因)結果的には良い方向に転んだともいえる
キミアール(キム)・ディール
声 - 斎藤千和
角灯(ランプ)職人。オックスからの求愛に対して「お金持ちになったら」と言うなど、金にがめついところがあり、しばしば金に関する事を口にする。ピンクブロンドの髪に緑の瞳。
オックス、キリクとチームを組んでおり、彼らと共に魔道具「BREW」争奪戦にも参戦した。
実は職人であると同時に魔女。再生を司る動物である狸の魔女で、再生魔法で致命傷になりうる傷でも瞬時に修復することができる。魔法を使うときの呪文は「タヌンクーン ラクーンクーン ポーンポーン ポンキタヌ」。本来魔女は「大いなる魔力の導き」である破壊本能に生きる存在であるが、彼女の魔法は破壊の対極の力である為に同じ魔女達から孤立しており、肩身が狭い思いをしていた。そのため死武専に潜み、そのまま職人として生きることを望んでいた。
しかしメデューサの密告により正体を知られ逃亡、モスキートによりアラクノフォビアに招かれ道徳操作機で冷酷な性格に変えられてしまう。ババ・ヤガーの城攻略作戦ではオックスと戦うことになり、自分を攻撃できない彼を追い詰めるが、彼の言葉により正気を取り戻す。
その後死武専に復帰し、死武専若手精鋭部隊「スパルトイ」の一員となり、一つ星職人から二つ星職人に昇格する。魔女の能力を駆使した後方支援が主な仕事である。
アニメでは魔女という設定はない。
ジャクリーン・オー・ランタン・デュプレ
声 - 沖佳苗
キムとペアを組む魔角灯。人間形態でも炎を放つことができる。危険を感じた際は、相手が触れてきた体の部位を炎に変化させて身を守ることもある。武器形態時には取っ手を長くし、職人を魔女の箒のように乗せて飛行するPIXYモードが可能。長い黒髪に黒い目。親しい友人からはジャッキーと呼ばれる(今のところキム、オックス、ハーバーからのみ)。
キムのことを非常に大切に思っており、魔女界であろうとアラクノフォビアであろうと常に付き従う。アラクノフォビアではキムに乱暴を働く敵の要員に憤怒して反撃しようとしたが、モスキートによって制圧されてしまう。その後キム同様冷酷な性格に変えられていたが、先に道徳を取り戻したキムに反抗した際ハーバーの電流を背後から喰らって意識を失い、再び道徳操作機にかけられ正気に戻った。
ババ・ヤガーの城攻略作戦の終了後、キムと共に死武専若手精鋭部隊「スパルトイ」の一員となる。名前の由来は夭折したソリストのジャクリーヌ・デュ・プレか。
ヒーロ(ヒーロ・ザ・ブレイブ)
声 - 下野紘
死武専のヘッポコ職人。アニメでは第14話で名前のみ、32話で実際に登場。金髪にエメラルドグリーンの瞳。
ブラック☆スターの技の練習台や、キムやジャクリーンなどの女生徒を含む多数の生徒にパシリをやらされていて、これ以上馬鹿にされないように聖剣エクスカリバーのパートナーになる。聖剣の提示する5時間に及ぶ朗読会を始めとする「職人になるための1000の項目」も余裕でこなし、無敵の力を得てから生徒達に決闘やのぞき等の復讐を行った。
一日の9割をウザい聖剣の支配下に置かれてもケロリとしている精神力が評価され、一時は職員会議で一つ星から三つ星への二階級特進も考えられていたが、聖剣がくしゃみを連続ですることに対し彼の死を願うほどの反発を覚え辞退するという常人とはかけ離れた異常な感覚を持っており、ブラック☆スター曰く「逆フェチ」。力を得たことで調子に乗っていた為、以後パシリ扱いがより強力になり、迫害に等しい仕打ちを耐える日々に自ら戻ることとなった。アニメでは努力をしてみようとする姿勢が見える描写がある。
マカ曰く「普通の学校ならもてそう」なのだが、ヒーロ自身のルックスが良い方なのかは不明。超・筆記試験で130人中83位と成績は中の下。

死神様とデスサイズス

死神様(しにがみさま)
声 - 大林隆介 / 小山力也
死武専の長である人物で、その名の通り死神。デス・ザ・キッドの父。その魂はデスシティー1つを覆い尽くすほど巨大で、凄まじい力を持つ。かつて狂気に走り、鬼神となった阿修羅を封印した張本人。鬼神を抑えるためにその身と魂をデスシティーの地に固定しており、封印が解けて鬼神が逃亡した後もデスシティーを出ることができない。
昔はかなり怖かったらしく、着けている仮面もいかにも“死神”というような恐さだったが、子供に泣かれるので今の仮面に変えたとのこと。今では性格・口調はともにかなり軽くなったが、キレると昔通りの口調に戻り、かなり恐い。テキトーなノリだが、死武専の子供達を見守る目は温かい。本名はストレートに「死神」あるいは「DEATH」であるのか、別にあるのかは不明公式ガイドブックでは英語表記に「DEATH」とある。
この世界の人間や武器達の中には彼のことを神や秩序として見る者が多く、ある種の絶対者であることが分かる。デスサイズが出張していて手元に無い場合が多く、その場合素手での「脳天直撃死神チョップ」を得意とし、素手でも阿修羅と互角に戦えるほど強い。
ババ・ヤガーの城攻略作戦の終了後、死武専若手精鋭部隊「スパルトイ」を設立する。
アニメ版ではBREWの力を用いてデス・シティーそのものをロボットとし、ババ・ヤガーの城にいた阿修羅を捕獲する。デスサイズとコンビを組んで阿修羅を追い詰めたが、阿修羅が不意打ちで狙ったキッドと梓をかばって重傷を負ってしまう。
デスサイズ(本名:スピリット=アルバーン):声 - 平田広明 / 大川透
デスサイズスのうちの1人(北アメリカ担当)で、シュタインやマカの母親とペアを組んでいた武器。本体は鎌であり、8人いるデスサイズの中で厳密な意味でこの称号を名乗れるのは彼だけ。普段からデス・シティーに留まるデスサイズである。
マカの父親だが、現在はマカの母親と離婚してしまい親権は持っていない。超が付くほどの女好きの所為で娘であるマカにも毛嫌いされているが、それを除けばとても娘思いな父親である。
シュタインとは先輩後輩としてドツきあう仲であるが、彼はシュタインの事を苦手としている。危険な傾向を持っていたシュタインを先輩として導き、それなりに慕われてこそいたのだが、当の本人には寝ている間こっそりと毎夜人体実験を行われていた。赤毛に瞳は緑か水色。
武器としても非常に強力で、黒血で硬質化しているクロナの体を易々と貫き、ラグナロクの振動剣も難なく防いだ。
アニメ版では死神様との魂の共鳴により、「鬼神狩り」(魔女狩りの強化版と思われる)が使える。
マリー・ミョルニル
声 - 本多知恵子
デスサイズスの1人でオセアニア担当。左目に雷のようなマークがついた眼帯をしている。長いウエーブがかかった金髪に黄色い目。
本体は小型の槌で、戦闘時はそこから更にトンファーに変形する。「魔槌(まつい)ミョルニル」と呼ばれる。職人の運動神経に電気を送り運動能力を飛躍的に高める「雷綱(イズナ)」という能力を持つ。
死神様の命令で死武専に戻ってきた。一応癒し系ではあるのだが、気の毒な位に男運が無い。その理由は、尽くし過ぎる性格に付き合った男達が皆引いてきたから実際、他人の世話を焼きたがる節がある。とうとう「便器と結婚する」とまで言いだしたほど(理由は自分の全てを受け止めてくれるから)。

シュタインらと共にノアのアジトに踏み込むが、不意打ちに合い、重傷を負う。
初恋の人はシュタイン。シュタインがB・J殺害の容疑を掛けられた際は、彼と共に死武専を出て、事件の真相を追うことになる。シュタインと共に真犯人であるジャスティンと一戦交えたが取り逃がしてしまった。その後、死武専に復帰する。
単行本第7巻で梓がミョルニルを「粉砕するもの」と言っていたが、その名の通り便器を粉砕していた。そのため、梓から「あなたはまだまだ現役です」と言われている。
原作に先駆け、アニメ版第45話で本体がトンファーと判明(アニメ版と原作では形状が異なる)。職人がいなくても、戦闘能力は高いと見られる。アニメ版では「癒しの波長」どのような効果を持つかは明言されていないが、劇中ではメデューサはこれを嫌がっており、狂気に取り込まれたシュタインに打ち込むことで、彼を救うことができた。なる不思議な光を放つことができる。
弓 梓(ゆみ あずさ)
声 - ゆかな
デスサイズスの1人で黒髪にメガネのアジアンビューティー。本体は弩

。とてもまじめな性格から、あだ名は「キング・オブ・委員長」。

狙撃を得意とし、10km以内なら1mm以内の誤差で狙撃する事が可能。また、「千里眼」という共鳴技で広範囲を索敵することも可能とする。
東アジア担当だったが、マリーの代わりにオセアニア担当も兼任することになった。マリーによく男関連の話題を持ちかけられるが適当に流している。名前の由来は、古来より魔除けとして使用される梓弓だと思われる。
テスカ・トリポカ
デスサイズスの1人で南アメリカ担当。本体は鏡。武器化した際は職人である猿里華(下記参照)の右足に装着される。
常にクマのかぶり物をかぶっており、表情が読めない。陽気な性格で、猿里華の話す言葉を理解することができ、猿里華の話に爆笑していることが多い。
他人の魂を鏡である本体に写し取る「死を誘う者(ドッペルゲンガー)」。
シュタインらと共にノア一味のアジトに踏み込むが、ノアの魔法で不意討ちを受け死亡。
ジャスティン=ロウ
デスサイズの1人で、ヨーロッパ担当ヨーロッパ担当はもう一人いるが、単行本7巻での招集時は任務中だったため現時点では未登場である。。後に離反。

職員

フランケン・シュタイン
声 - 宮本充 / 内田夕夜(少年時代 半場友恵)
マカの父・スピリット(現デスサイズ)とペアを組んでいた「職人」。デスサイズのことは「先輩」と呼んでいる。デスシティーの外れに「ツギハギ研究所」なる自分の研究所がある。
死武専最強の職人と称されるほどの天才であり、「博士」と呼ばれることも多い。魂の波長を相手に送り込む能力に長け、武器無しの格闘でもかなりの戦闘能力を持つ。また観察・対応力に優れており、好奇心が少しでもあればどんな武器でも扱えてしまう。ただし、凄まじいまでの変人であり、サディストで快楽主義者かつマッドサイエンティストで、「ヘラヘラ」と笑っていることが多い。
椅子に座ったまま移動し、躓いて転ぶなど惚けた面があるが、メデューサの正体にいち早く気付く等、頭の切れもなかなか。教育者としても優れている。
白い髪にくわえタバコ、つぎはぎ白衣に、顔には手術痕のような傷、おまけに頭にはネジが刺さっているというフランケンシュタインの怪物のような男で、自らの体を使って実験をすることすらある実験狂。デスサイズ(スピリット)と組んでいた時には、5年間、毎夜彼の身体を使って人体実験をしていた。マカと初めて会った時には「研究材料を奪った女の娘」と口にした。
B・Jが殺害された際、シュタインに殺害容疑がかかり、スピリットと死人に一度は逮捕状を突きつけられる。しかし彼らの計らいでマリーと共にB・Jを殺した犯人の捜索を開始。真犯人がジャスティンであることを突き止め、マリーと共に彼と一戦交えるが取り逃がしてしまうが、無事死武専に復帰した。死武専若手精鋭部隊を「スパルトイ」と命名したのは彼。劇中の描写から、狂気を完全に克服はしていないようである。
アニメではB・Jは殺害されておらず、狂気の影響かシュタインは自らの意思で死武専から脱走し、メデューサ陣営に寝返った。しかし、マリーの力によって正気を取り戻し、マカと協力してメデューサを倒している。
死人(シド)・バレット
声 - 赤城進 / 木村雅史
ナイグスとペアを組むナイフ職人で、渋くて堅気な性格の死武専教職員。青い肌のドレッドヘア。過去、眉間に自由の女神が刺さり死亡、後にシュタインによってゾンビとして蘇ったが、眉間の穴はそのまま。生前から帽子や額当てを着けている事が多く、普段は見えない。この事件は現在「眉間に女神事件」と呼ばれているが、真相は不明。
生前の自分をさして「俺は……そんな男だった」と誇る事が多いが、自分の流儀に合わない事をした場合には「それも生前の話だ」と誤魔化す発言もあった。補修授業でマカたちと戦った際は自らの墓を武器とした。
職人としての最高ランクである三つ星職人で、職人としての腕前は高く、ナイフを使わずともマカたちを圧倒するほどで、ミフネとも互角の戦いを演じた。潜入や暗殺術に長けており、地面に潜ることもできる。
最近ゾンビとの接し方が分からない生徒が多いらしく、そのせいで落ち込んでいる節がある。
アニメでは生前の姿で初登場。原作第一話の回想やアニメでは肌が白いが、星族殲滅戦の回想シーンでは肌が黒で描かれており、多少設定が変わっている。
ミーラ・ナイグス
声 - 野田順子
シドと組んでいる武器で本体はナイフ。アフリカ系の女性で、ミイラのように体全身に包帯を巻いているが、常に巻いているわけではなく、授業時に解いていたこともある。シドとはとても信頼し合い息の合った良いパートナー。
普通の教員だが、メデューサが消えた後は死武専の臨時保健医を担当。人間形態であることが多く、死人と同じく爆破やブービートラップのエキスパート。死人と魂の共鳴で「強制土葬」という技が使える。
普段はとてもクールで表情の変化も無いに等しいが、とても生徒思いでそれを第一に考えており、生徒を犯罪者扱いした二つ星職人に激昂するなど、生徒への思いやりも厚い。
B・J(ブッ叩き・ジョー)
声 - 斧アツシ
死武専内部調査官。元は職人だったらしい。死武専内部の裏切り者を炙り出す場合にのみ死神様に招集される。よって、職員や生徒に「死神様に疑われている」と伝わると死武専全体の士気が落ちるため非常勤で、普段は出てこない。
シュタインが狂気に飲み込まれつつある事を死神様が疑問に思った事で召集を受け、ロスト島の戦いに関わった教師やデスサイズスの取調べを行った。魂の波長の微妙な揺れを感じ取ることができ、相手の胸に手を押し当てるだけで相手が嘘をついているかどうか分かる。彼は密通者のことを「モグラ」と呼称していることがその名の由来である。
マリーの元彼氏で、彼女と別れた理由は魂の波長を感じ取る能力がだんだん強くなり、最終的にはすべてを見透かしてしまうのではないかということを恐れたため、
マリーと予約したレストランへ向かう途中、彼の魂感知能力を危険視したジャスティンによって殺害される。なお、殺される少し前に、魔女のソウルプロテクトを破る「超・魂感知能力」に目覚めた。その際、7人の魔女の存在を感じ、後にB・Jの死の前後をその目で見たメデューサによって暴かれた。また、その後にデスシティーに渦巻く狂気の波長も感じシュタインだけではなく、ソウルの精神世界の子鬼やブラック☆スター、メデューサ、クロナ、阿修羅の波長も感じていた。、世界の黒さに恐怖を感じていた。
アニメではオセアニア支部の技術開発部顧問という設定で、死亡することもないなど大幅な変更をされているキャラクターであり、原作よりも「掴みどころのない男」としての側面が強い。

魔女

魔女と死神は遥か昔より抗争を繰り広げていた。放埓を楽しみとしてきた彼女等と秩序の体現者である死神は相容れなかったようだ。魔女達は魔女の女王「魔婆様」のもとで、定期的にミサを開くなどしているが統制は緩く、ある程度は放任されているようだ。

魔婆様
声-片岡富枝
大魔女であり魔女の女王。服のあちこちに安全ピンのようなピンが付いている。
200年前フリーに左眼の魔眼を奪い取られた。

メデューサ一派

メデューサ
声 - 桑島法子
死武専に保健医として潜り込んでいた蛇の魔女。作者曰く「髪型は保険医の時は右巻きで魔女の時は左巻き」である。クロナの実母で、クロナに黒血の武器ラグナロクを埋め込んだ張本人。
魔法を使う時の呪文は「ネークスネーク コブラコブブラ」。矢印型の矢、「ベクトルアロー」や、上に乗ったものを矢印の方向に吹き飛ばす「ベクトルプレート」などを得意とし、近接しての格闘戦にも特化するなど魔女の中では屈指の力を持っていた。
自分と同じタイプの研究者であるシュタインを仲間に誘うなどしていた。初代鬼神復活を企て、実際成功させたが。その際シュタインとの激闘の末に敗れ、魂ごと消滅したかに見えたが、自分の体内で飼っていた蛇の中で魂を再構築し、レイチェルという少女の体を乗っ取り復活した。
狡猾な策士家タイプだが「自らの目で見た物しか真実にできない」と言うように、リーダーでありながら死武専でのスパイ活動や最前線での足止め等の危険な任務は自ら引き受ける。復活後はより策略家の側面を強め、アラクノフォビアと死武専を陰ながら出し抜き続けており、ロスト島における両者の対決を裏で操り本物の「BREW」を手に入れる事に成功する。
その後は死武専に協力する姿勢を見せる。次いでアラクネが根城とするババ・ヤガー城攻略の指揮権を獲得し、マカと共にアラクネと交戦。マカがアラクネを倒したのを確認すると、棄てられたアラクネの身体を乗っ取り完全復活して逃亡した。人工的に道化師を造り、クロナの黒血と融合させた。
クロナ
声 - 坂本真綾
メデューサの子供。実母メデューサに全身の血をラグナロクが溶かされた黒血と入れ替えられたために、武器であるラグナロクを体内に持つ職人。一人称は僕。中性的な容姿と服装から性別は不明とされていたが、鬼神復活編の際にメデューサが娘と明かしたため女であることが判明した。「魔剣」とも呼ばれる。
口癖は「合点了解です」(メデューサから命令を受けるとこう返す)と「……との接し方がわからないよ」。後者の口癖通り、内向的で閉鎖的な極度の人見知り。主にラグナロクの虐め等で自らのストレスが頂点に達すると急に口調が荒む。
母による虐待的洗脳で幼少の頃から愛に飢えた人生を送っていたが、マカとの戦いで孤独と狂気に染まっていた精神が安定した。死武専に体験入学した際、マカに勧められて書いた詩はブラック☆スターでさえ暗くなる威力。
マリーにも少なからず好意を持っているようだが、ゾンビとの接し方が分からないため、死人は苦手。
マカと仲間達の温かな励ましで友達意識が生まれ、素直になり笑顔も見せ始めたが、メデューサが接触したことにより、無理矢理スパイ行為をさせられることになった後、行方不明になる。マリーに盗聴器を飲ませた後は罪悪感で人知れず涙を流していた。メデューサはアラクノフォビアに捕まっていると言っていたが、実際はメデューサに連れ戻されていた。マカを始めとする記憶も失い、性格も以前に増して狂気的となっている。
メデューサの実験として、メデューサを捜索していたブラック☆スター組と交戦する。
アニメでは罪悪感に耐え切れず死武専から逃亡するものの、途中でマカに発見され、マカの説得を受けて死武専に帰還している。その際、盗聴器の件をマカに告白した。メデューサが情報の提供と引き換えに身の安全を死武専に保障されるや、盗聴器の件を理由に死武専から追放され、死武専とは無関係な自由な立場になる。その立場を活かし、マリーと共にメデューサ打倒に向かう。メデューサとの戦いでマカをかばって重傷を負ったが、正気を取り戻したシュタインにより一命は取り留めた。
ラグナロク
声 - 姫野惠二
クロナとペアを組み、その体内に黒血として潜む武器で、本体は両手持ちの柄に両刃の黒刀。アニメではフェンシングのように片手持ちで扱われている。口が無いように見えるが、顔の下の方に大きな口がある。
意地が悪く捻くれた性格。だが、一応クロナの言うことを聞く一面もある。口調はかなり下品で、クロナがその意味を理解できないほど。クロナの背中から出てきていることが多く、竜のような姿に変わり飛行することもできる。
クロナと共に死武専に保護された際は死神様に今まで奪ってきた魂を没収されたため体が縮み、刀身も細くなった。そのせいかクロナへの虐めが多少ライトとなり、落ち着くようになった。
誰の味方もするつもりも無いようだが、どうしても素直になれない面も伺える。また、マカに飴をやると言われて急に協力的になった事から、甘い物好きのようである。
悲鳴を上げて、その振動で振動剣のように刀身を震わせることも出来る。
また、彼もクロナ同様、死武専に関する記憶を失くしてるようだ。
フリー(魔眼の狼男)
声 - 西凜太朗
大魔女「魔婆様」の左目、魔眼を奪い取り200年間投獄されていた狼男。「伝説の狼男」として本にも載っているらしい。投獄の際に名前を奪われたらしく、「フリー」と名乗る前はエルカ達から「魔眼」と呼ばれていた。現在の名は自らを持って自由の身であるという意味を込め名乗ったものである。口癖は「ああ!……さ!!」。ドジを踏みやすい性格。
その肉体は不死身かつ強靭。退魔の波長