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ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか4コマ【神様の非日常】/大森藤ノ

共有

著者: 大森藤ノ
巻数: 1巻

大森藤ノの新刊
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか4コマ【神様の非日常】の新刊

最新刊『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか4コマ【神様の非日常】


|- |colspan="2" style="padding:0"| {| class="infobox bordered collapsible innercollapse autocollapse" style="width:100%; margin:0" !colspan="2" style="text-align:center; background-color:#ccf"|漫画 |} |- 『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』(ダンジョンにであいをもとめるのはまちがっているだろうか)は、大森藤ノによる日本のライトノベル。イラストはヤスダスズヒトが担当。2013年1月からGA文庫(SBクリエイティブ)より刊行されている。略称は『ダンまち』。

概要

大森のデビュー作で、小説投稿サイト「Arcadia」に投稿されていた『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』を『ファミリア・ミィス』に改題し投稿。第4回GA文庫大賞大賞を受賞したのち、タイトルを戻して書籍化したものである(小説投稿サイトの作品ページは削除済)。

第3回ラノベ好き書店員大賞第1位。2017年11月現在、シリーズ累計800万部を突破している。2016年3月には第2回SUGOI JAPAN Awardでラノベ部門1位を獲得した。

2014年1月からアイズ・ヴァレンシュタインを主人公にした外伝の『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか外伝 ソード・オラトリア』(ダンジョンにであいをもとめるのはまちがっているだろうか がいでん ソード・オラトリア)が刊行されている。イラストははいむらきよたかが担当。

2013年に本編、2014年に外伝の漫画版が連載開始された。

2015年にはテレビアニメ版が放送された。第1話の放送後にはヒロイン・ヘスティアの一風変わった服装(乳房の下を通し、二の腕、背中を結ぶ青いリボンによって上腕を動かすと連動して乳房が上下に揺れる)がインターネット上で「例の紐(「例のヒモ、「例のひもなど表記には揺れがある)と呼ばれるなど話題を集め、イギリスのタブロイド紙『デイリー・メール』がヘスティアを画像付きで紹介する世界に羽ばたく“例のひも”、デイリー・メール報道に海外の反応続々。| Narinari.com 2015年5月22日閲覧。など、反響は日本国外にも広がった。このブームについて、テレビアニメ版のプロデューサー・中山信宏は「本編が放送されてからの盛り上がり」であり、「アニメスタッフの映像化時のこだわりのおかげ」と述べている。「例の紐/紐神様」は、2015年度アニメ流行語大賞銀賞(第2位)を受賞した

2016年1月からリュー・リオンを主人公にした外伝小説『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかリュー外伝 グラン・カジノをぶっつぶせ!』(ダンジョンにであいをもとめるのはまちがっているだろうか リューがいでん グラン・カジノをぶっつぶせ)がガンガンONLINEにて2016年1月21日更新分から同年6月16日更新分まで月一ペースで連載した。2017年3月に『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか ファミリアクロニクル episodeリュー』のタイトルで文庫本化。漫画版の連載も開始。さらにはこの作品を、本編や外伝では掘り起こしきれないキャラクター達の過去に触れていく新たな外伝シリーズ、『クロニクル』シリーズの第1作に位置付けすることになった。

2017年4月から7月にかけては、外伝『ソード・オラトリア』のテレビアニメが放送された。

あらすじ

第一部

第1巻
広大な地下迷宮、通称「ダンジョン」を中心に栄える迷宮都市オラリオ。英雄譚にあるような「異性との運命の出会い」に憧れ、女神ヘスティアのファミリアに入団し、駆け出しの冒険者となった少年ベル・クラネルは、不運なことに中層級の強さを持つ「ミノタウロス」に襲われる。なすすべもなく追いつめられたベルは、間一髪のところで【ロキ・ファミリア】所属のトップクラスの女性冒険者アイズ・ヴァレンシュタインに助けられる。あまりの衝撃的な出会いにより、彼女に一目惚れしてしまったベルは、彼女に釣り合うような立派な冒険者となろうと心に誓う。そんな折、偶然知り合ったシル・フローヴァに招かれた酒場「豊饒の女主人」にて、冒険者に自分の醜態を嘲笑されているのを耳にしてしまう。自分の弱さを思い知らされたベルは、憧れの人に追いつくために強くなりたいと願うようになる。そんな彼の持つ純粋さに目を付けた美の女神フレイヤの暗躍によって、彼はある騒動へと巻き込まれてしまう。
第2巻
スキル《憧憬一途》を発現させ、「神のナイフ」も手に入れたベルは、順調に実力を伸ばしていた。そこに「神のナイフ」を手に入れようと目論む冒険サポーター、リリルカ・アーデが現れ、彼女とパーティを組むことになる。一方、リリの所属する【ソーマ・ファミリア】に懸念を抱くベルのアドバイザー、エイナ・チュールは独自にファミリアを調査することになる。
第3巻
アイズと対面したベルは、彼女に特訓に付き合ってもらうことで自分を鍛えていた。そこにベルの更なる成長を目論むフレイヤによって、ベルの前に特別に調教されたミノタウロスが現れ、戦う羽目になる。恐怖で怯えるベルだったが、今度は駆けつけたアイズの助けを拒み、決着をつけるべく対峙する。そしてその戦う姿は目撃したに【ロキ・ファミリア】幹部に衝撃を与えると共に冒険者であることを思い出させ深く印象に残るものとなった。

第二部

第4巻
ミノタウロスを倒し、歴代最速記録でLv.2にランクアップを果たしたベルは周囲からの注目の的だった。傷んでしまった防具を新調しに行ったベルは、【ヘファイストス・ファミリア】所属の変わり者の鍛冶師ヴェルフ・クロッゾと出会う。彼と契約してパーティを組むことになったベルは、リリとヴェルフとともにダンジョン「中層」を目指す。
第5巻
ベルたちはダンジョン中層で遭難し、安全地帯の18階層に逃げ込む。救助に来たヘスティアやリュー・リオンなどと、しばし穏やかな時を過ごすが、他の冒険者の嫉妬と悪意と、神の一人、ヘルメスの策略によってヘスティアがさらわれてしまう。何とか救い出したが、さらに変異種の階層主モンスターが現れる。だがベルは百人を越す冒険者たちと力を合わせ、階層主に立ち向かう。
第6巻
無事に帰還したベルだったが、次に、恋多き神アポロンに目を付けられてしまう。ベルを我が物にせんとさまざまな策をめぐらせ、ついにはファミリア同士の総力戦「戦争遊戯」にまで発展してしまう。圧倒的戦力差の前に、ベルは自分を助けるべく集結した仲間たちとともに戦いに赴く。
第7巻
無事「戦争遊戯」に勝利したベルはLv.3にランクアップを果たし、新たな本拠地を手に入れた。そんな中、娼婦の女神イシュタルが支配する歓楽街で、ベルは彼女の眷属にして娼婦見習いの少女、サンジョウノ・春姫と出会う。そこで、ベルは【イシュタル・ファミリア】の陰謀に巻き込まれるが、春姫を救うべく奔走する。
第8巻
ラキア王国の主神アレスが三万の軍隊を率いてオラリオに向けて出兵する。だが、オラリオは特に何も変わらないいつも通りの平穏な日々を過ごしてゆく。【ヘスティア・ファミリア】も羽を伸ばすためにそれぞれの日常を過ごしていく。

第三部

第9巻
ベルは人語を解するモンスターの少女と出会う。彼女をウィーネと名づけ保護したベルは、彼女と同じように理知を備えるモンスター『異端児』と、かつての『賢者』フェルズを始めとした、それらを保護する者達、そして『異端児』を狩る者達の存在を知ることになる。彼らと一緒にいたいと思いつつも『異端児』を理解する環境のない地上ではウィーネを守り切ることは難しいと判断したベルは、『異端児』のリーダーであるリドにウィーネを預け、しばしの別れることになる。そんな中、『異端児』の命を弄ぶ狂気の集団、【イケロス・ファミリア】の悪意がベルたちに襲い掛かる。
第10巻
暴悪な密猟者達によってウィーネが攫われ仲間を殺されたことに怒り、暴走する『異端児』たち。ギルドの主神ウラノスの要請を受け【ガネーシャ・ファミリア】とベルはダンジョンへ向かうも、待ち受けていたのはウラノスでさえ知らぬもう一つの人工ダンジョンであった。【イケロス・ファミリア】の策略で正気を奪われた『異端児』との戦いを強いられる中、額の紅石『ヴィーブルの涙』を奪われ暴走したウィーネが地上世界に出てしまい、オラリオの全ファミリアを巻き込む動乱にまで発展する。都市中から悪意と敵意を向けられるウィーネ、『異端児』の存在によって思い悩むベルは決断を迫られる。
第11巻
暴走するウィーネの命を救ったことで、ベルの名声は地に堕ちた。ベルに向けられるオラリオ中の圧倒的な敵意に対し、これまでベルと出会った人々もベルの擁護と応援を開始、ベルは己の信じた道を再び歩き出す。ベルの正しさを知る【ヘスティア・ファミリア】は地上に現れた『異端児』の帰還作戦に協力を開始するが、事情を知らない【ロキ・ファミリア】と戦闘になりオラリオは再び戦場となる。様々な思惑と策が交錯する中、ヘルメスの策略によって『異端児』はベルの名声を取り戻すための死を要求される。だがベルが Lv.1の時に戦い倒したミノタウロスが『異端児』として蘇った存在、アステリオスが現れる。勇者の策も賢者の知恵も神の思惑も、アステリオスの純粋な力で全て打ち砕かれ、オラリオの誰もが逃げ出す中、ベルはたった一人でかつての因縁の相手との再戦に挑む。

第四部

第12巻
アステリオスに敗北したが名声を取り戻したベル。そんな彼は Lv.4にランクアップを果たし、新たな二つ名を得る。ファミリアのランクが上がった【ヘスティア・ファミリア】はギルドから強制任務『遠征』を与えられる。これまで戦ってきた派閥の仲間たちと連盟を組み、下層域『新世界』への進出を目指すベル達は初めて『遠征』に心躍らせるが、多くの冒険者を食らうモス・ヒュージの『強化種』の襲撃を受けてしまう。『異端児』と違い自ら魔石を食らい独自の知恵をもった『強化種』に苦戦するベルは更なる下層に落ち、ベルとはぐれた仲間たちも負傷した冒険者たちを護衛しながら撤退するという苦境に追い込まれる。切り札であるヴェルフの魔剣や春姫の《ウチデノコヅチ》も効かず安全階層すら危険地帯という状況の中、リドたちの仲間であるマーメイドの『異端児』、マリィに助けられたベルがついに到着し『強化種』を倒す。1つのミスで全てを失う冒険者の宿命を再認識させられたベルたちは何とかリヴィラの街へ帰還するが、リューが再び闇派閥との抗争に身を投じたという報告を受ける。

登場人物

主要人物

声 - 松岡禎丞
職業 : 冒険者ステイタスの出典は、原作1、3、5、6、8、9、10、11巻の巻末。 / 性別 : 男 / 種族 : ヒューマン / 身長:165cm
武器 : 《短刀》ギルドからの支給品。《シュワイザーデーゲン》リリルカからの贈り物である両刃短剣(バゼラード)。9階層でのミノタウロスとの戦いで破壊された。《ヘスティア・ナイフ》ミスリルを材料にヘスティアの髪と神血、彼女の神聖文字を編み込んである《生きた武器》。そのため、彼女の恩恵を持つ者にしか性能を発揮できない。また、ナイフ自体に【ステイタス】が発生しており、持ち主が成長すると共にナイフも成長するという特性を持ち、製作者のヘファイストス曰く「邪道の武器」。《牛若丸》ベルの倒した宿敵ミノタウロスの角の半分を用いて、ヴェルフが打った1品。本編11巻でのアステリオスとの戦いで破壊された。《牛若丸弐式》牛若丸とは違って《鍛冶》アビリティを得たヴェルフが、残り半分のミノタウロスの角を用いて打った1品。10巻でのディックスとの戦いで弾き飛ばされ、回収する余裕もないまま人造迷宮『クノッソス』の中に置き去りになり、以後の所在は不明。 《白幻》ダイダロス通りでの『異端児』帰還作戦の際に、一角獣のユーノが殺傷能力を抑える為に切り落としたユニコーンの角の先端をちゃっかり譲り受けていたヴェルフが、その角を材料に作ったロングナイフ。/
所属 : 【ヘスティア・ファミリア】 / ステイタス : Lv.4
発展アビリティ : 《幸運》ベルだけが発現した発展アビリティ。《耐異常》《逃走》
スキル : 《憧憬一途(リアリス・フレーゼ)》アイズへの恋慕から発現したスキル。成長に影響を及ぼす前代未聞の『レアスキル』であり、副次効果としてベルには『魅了(チャーム)』が効かない。《英雄願望(アルゴノゥト)》9階層でのミノタウロスとの死闘で『英雄になりたい』と願い、発現したスキル。《闘牛本能(オックス・スレイヤー)》アステリオスとの戦いを経て発現したスキル。 / 魔法 : 《ファイアボルト》魔法を発動するのに必要な詠唱を必要としない稀有な速攻魔法。
本作の主人公。【ヘスティア・ファミリア】団長。赤目白髪の14歳の少年。その容姿から、兎呼ばわりされることが多い。
オラリオから少し離れた田舎にて、祖父と共に2人で暮らしていたが、育ての親である祖父がモンスターに襲われて死んだため、一大決心をしてオラリオにやってきた。しかし、どのファミリアからも門前払いをくらい途方に暮れていた時、同じく入団者を見つけられずにいた女神ヘスティアと出会い、彼女の最初の眷属となった。
冒険者になって半月後、5階層でミノタウロスに襲われて死にかけたところを、アイズに救われて一目惚れする。これがきっかけでスキル【憧憬一途】が発現し、規格外の急成長を遂げていくこととなる。怪物祭で逃げ出したシルバーバックとの戦闘では600オーバーの成長を遂げておりミノタウロスとの激闘では全能力値がSランクにまでなっており、その値を目撃したアイズ達【ロキ・ファミリア】幹部に衝撃を与えた。また、Lv.2、Lv.3へと昇格する際も全能力値がSランクだった。
性格は、基本的に善良かつ奥手だが、豪快で大胆だった祖父の影響で異性に抱く憧れが強い。また、どちらかというと年上の女性を意識する面がある。
その純粋さに目を付けた女神フレイヤに心酔されており、彼を自分の理想へと育て上げ、最後には我が物としようと企む彼女の暗躍によって度々騒動に巻き込まれる。
Lv.1でありながらも中層モンスターのミノタウロスを単独で倒し、僅か1か月半という前代未聞の過去最短記録でLv.2にランクアップを果たした。その結果、『世界最速兎(レコードホルダー)』として一躍注目の的となると同時に、神々からの疑惑と多数の冒険者のやっかみも買うことになる。
【アポロン・ファミリア】との戦争遊戯にて、Lv.3の冒険者ヒュアキントスを撃破したことにより、前回の昇格から1か月でLv.3に昇格し、これまた最速記録を叩き出す。
自身の無責任な行動が仲間たちに度々迷惑をかけてしまっていることを自覚しており、そのことを春姫救出と【イシュタル・ファミリア】との対決の際に指摘されたときは精神的に潰れかけたこともある。「祖父であればどうしたか」「自分の描く理想の英雄であればどうするか」「【ヘスティア・ファミリア】に胸を張れる自分でいられるのか」等を意識することで迷いを断ち切り、【イシュタル・ファミリア】の猛攻に耐え続けたことが、後の春姫救出の契機となった。
アステリオスとの死闘を経て二ヶ月でLV.4に昇格するが、その時には既にそれまでのやっかみは一切なくなっていた。そして、《遠征》でのモス・ヒュージの『強化種』との戦いで魔法と斬撃の同時蓄力によって繰り出す必殺技《聖火の英斬(アルゴ・ウェスタ)》を編み出し、『強化種』を討ち取った。
命から急成長した理由が昇格という肉体(器)の変化に精神(心)が付いて行かずズレを生じさせていたのではないかと推測される。実際にその通りで、イグアスの大量発生を切っ掛けに肉体と精神が合致し、モス・ヒュージの『強化種』との戦いを乗り切った。
本人にはまだ明かされていないが、自分を育てた義理の祖父が大神ゼウスであること、そしてゼウスがまだ生きていることがヘルメスによって明らかとなる。
『異端児』の存在を知って以降、モンスターに対する認識の変化を自覚しており、モンスターであればためらいなく命を奪うと決めているアイズとの間で認識の違いが生まれてしまった。
祖父から英雄譚(原典)を聞いて育ったため、人一倍英雄譚に詳しいと外伝5巻で明らかになった。
冒険者として駆け出しの頃にアイズから戦い方の指導を受けてミノタウロスを倒すに至る。それ以降も幾度となくアイズの指導を受けており、フリュネから戦い方からアイズを思わせると言われた。なおアイズとの特訓でステイタスの全能力値が成長している。
最初の二つ名は「未完の少年(リトル・ルーキー)」。また、Lv.1ながらミノタウロスを倒した偉業で「猛牛殺し(オックス・スレイヤー)」の異名も持つ。
Lv.4にランクアップした際、「白兎の脚(ラビット・フット)」という新たな二つ名を獲得する。
声 - 水瀬いのり
性別:女 / 種族:神 / 身長:140cm / 所属:【ヘスティア・ファミリア】主神
本作のヒロインの1人。一人称はボク。黒髪ツインテール(12話ではロングヘアになっていた)で、見た目は子供のように幼いがれっきとした女神であり、ベルの所属する【ヘスティア・ファミリア】を運営している。
ファミリアを構える神々の中ではまだ新参者で、下界に来た当初は友人であるヘファイストスの下に身を寄せていたが、来る日も来る日も怠惰に過ごす生活を改めなかったために、ついには追い出されてしまった。そんな折に、路頭に迷っていたベル・クラネルと出会う。現在は生活のためにいくつものバイトを兼ねながらファミリアを運営している。周囲からは「ロリ巨乳」と呼ばれ、バイト先では客から頭を撫でられるなどマスコット的な人気がある。
いつかベルと相思相愛になることを夢見ており、彼が想いを寄せているアイズやリリ達のことを警戒しているが、一方で、神として彼、彼女たちのことを認めてもいる。
ベルのために武器を作ってもらうため、ヘファイストスに土下座をして頼み込み、『神の(ヘスティア)ナイフ』をもらったが、その莫大なローンの支払いとしてバベル内の【ヘファイストス・ファミリア】店舗でタダ働きをすることになった。
同じく零細のファミリアを運営している神である、ミアハやタケミカヅチと親交がある。女神フレイヤには苦手意識を持っており、女神ロキとは取っ組み合いの喧嘩をするほど仲が悪い。
乳房の下を通すように二の腕に結んでいる青い紐に加え、背中と胸の大きく開いた白いワンピースで青いリボンを首に巻き、手袋をはめ、足は裸足という特徴的な格好をしている。
声 - 大西沙織
職業 : 冒険者ステイタスの出典は、小説『ソード・オラトリア』巻末。 / 性別 : 女 / 種族 : ヒューマン / 身長:162cm
武器 : 《デスペレート》
所属 : 【ロキ・ファミリア】 / ステイタス : Lv.6
発展アビリティ : 《狩人》《耐異常》《剣士》《精癒》 / 魔法 : 《エアリエル》
本作のヒロインの1人。【ロキ・ファミリア】の中核を担っている金髪金眼アニメ版外伝『ソード・オラトリア』から、金髪金眼の容姿は母親のアリア(声 - 植田佳奈)から受け継がれていることが判明している。の少女剣士。16歳。外伝『ソード・オラトリア』では主人公。
物静かで感情をあまり表に出さないため、その美貌も相まって神秘的な印象を持たれがち。しかし、精神的には幼く、対人関係も苦手で天然な行動が多く、相手に誤解を与えてしまうこともしばしば。
簡単な神聖文字なら読み書きができる。強さを求めて、暇さえあればダンジョンに潜る日々を送っているため、仲間たちに心配されてしまうことがある。
遠征帰りに上層へと逃がしてしまったミノタウロスを追っていた際に、そのミノタウロスに襲われているベルを間一髪で救った。その後、『豊饒の女主人』での宴会の最中、ベートの嘲笑を偶然耳にしたベルが店から飛び出していく姿に罪悪感を覚え、謝罪したい思いを抱えていた。
その後、ダンジョンにて拾ったベルのプロテクターをエイナに預けようとした際にそこに現れたベルとこれまでの謝罪、そしてベルからの助けてもらったことの感謝を聞き、胸のわだかまりを解消する。短期間でありながら、急成長を遂げていくベルの秘密に興味を持ったアイズは、次回の遠征までの1週間の間だけ戦い方を教える約束をする。
特訓の際には、自分の教えたことを真っ直ぐ受け止め成長していく姿と、今まで教わる側だった自分が教える側となれたことに嬉しさを感じている。早朝からの稽古であったために寝不足なこともあり、稽古の合間ながらも『昼寝の特訓』を急遽思いついて実行に移す面もあるなど、普段見ることのできないアイズの姿にベルは心を動かされる。また、アイズも再びベルを膝枕してあげたいという思いもあったようで、ベルを気絶させてしまう度、膝枕をしてあげている。
その後、遠征に向かう途中の上層で再びベルがミノタウロスに襲われていることを知るや否や、彼を守りたい一心で、一目散に彼の元に駆けつけるが、ベルは自らその救いを固辞し、一人でミノタウロスに立ち向かい、激戦の末に打ち勝ってみせる。アイズはその姿に、記憶にある父親(声 - 平川大輔)の背中を重ね、冒険者としてのベルの姿を胸に刻んでいる。
Lv.5の頃に、単身で37階層の階層主であるウダイオスを討伐し、Lv.6へと至っている。
両親になんらかの秘密があるようで、彼女の中には精霊の血が流れているが、詳細はロキとファミリア首脳陣しか知らず、ティオナなど親しい者にも打ち明けてはいない。また、Lv.1の初戦闘の際に剣で斬ったゴブリンやコボルトを粉々に爆砕する謎の《スキル》を発現させているが、詳細は未だ不明。
モンスターであれば区別なく命を奪うと決意しているため、『異端児』を知ったベルとはモンスターに対する認識が大きく異なってしまう。11巻にて『異端児』を守ろうとするベルと完全に決別することになってしまったが、ウィーネの「自分を傷つけてもベルと一緒にいたい」という必死の懇願もあって遂に根負けし、剣を収めた。なおこの模様をベートも傍観していた。
必殺技は《エアリアル》の風を纏って放つ突撃による刺突技「リル・ラファーガ」
二つ名は「剣姫」。Lv.1の時には、人形のように無表情でモンスターを狩り続ける姿から「人形姫」と呼ばれ、またモンスターに対する容赦ない戦いぶりから「戦姫」という渾名で呼ばれ始めた。
声 - 内田真礼
職業 : サポーターステイタスの出典は、原作2巻の巻末。 / 性別 : 女 / 種族 : 小人族(パルゥム) / 身長:110cm
武器 : 《リトル・バリスタ》
所属 : 【ソーマ・ファミリア】→【ヘスティア・ファミリア】 / ステイタス : Lv.1
スキル : 《縁下力持(アーテル・アシスト)》 / 魔法 : 《シンダー・エラ》変身魔法で、自分に似た体格の対象に変身できる。
本作のヒロインの1人。ベルのパーティーのサポーターと参謀を務める小人族の少女。15歳。愛称は「リリ」。
初登場時は【ソーマ・ファミリア】に属しており、亡き両親が【ソーマ・ファミリア】の団員であったため、生まれた時から所属を余儀なくされていた。
冒険者としての腕に恵まれず挫折した後、専業のサポーターになったが、神酒を求める同じ派閥の冒険者達に虐げられていたため、冒険者に対して憎しみを募らせていた。
ソーマ・ファミリアを脱退するための金を貯めるべく、盗賊まがいの真似までしていた。そんな中、ベルの『神のナイフ』に眼を付け、自分を売り込んでパーティを組む。だが、今までの冒険者には無い優しさと純粋さを持つベルに困惑し、彼の良心につけ込んで騙してしまっていることに思い悩む。結局はベルを罠に嵌めて『神のナイフ』を盗むことに成功するが、その直後に元冒険仲間のゲドに捕まってしまい、さらにソーマ・ファミリアのカヌゥ達の罠によって集まってきたモンスターに殺されそうになったところを間一髪でベルに助けられた。その後ベルに自分の罪を謝罪し、それでも自分を許してくれた彼に好意を抱くようになる。それ以降、積極的にアプローチしているものの、空回りになることが多く、落胆することが多々ある。
基本的に誰に対しても敬語、敬称をつけて話すが、その一方で長くやさぐれていたこともあり、親しくなった者には皮肉や毒を吐くことがある。
戦闘力は低いがその分サポーターとしての能力は高く、アイテムを駆使するなどしてモンスターへの立ち回りにも精通している。他にも様々な知識や世故に通じており、パーティには欠かせない参謀的な存在である。
6巻にて【ソーマ・ファミリア】を脱退するために主神ソーマに掛け合うがまったく相手にされず、挙句には自身の魔法を狙ったザニスの罠に嵌り幽閉されてしまう。
彼女を助けに来たヘスティア達が【ソーマ・ファミリア】の団員達に包囲されているのを助けるべく、脱走して再びソーマに掛け合う。そこで「神酒の誘惑に打ち勝つことができれば話を聞く」というソーマの言葉を信じ、神酒を飲む。誘惑に負けそうになるものの、ベルへの強い想いによって神酒の誘惑に打ち勝ち、はっきりと自分の意思を告げたことでソーマの心を突き動かすことに成功する。
その後、ヘスティアが『神のナイフ』を担保に【ヘスティア・ファミリア】に改宗するように話をつけた。戦争遊戯後は、用意した脱退金と『神のナイフ』を無事に交換して、今までお世話になったことをソーマに伝え、【ソーマ・ファミリア】の本拠地を去った。
本編12巻からはステイタスの低さを補うため、指揮の仕方をダフネから習っている。
本編8巻では【ロキ・ファミリア】団長フィン・ディムナからミノタウロスと戦うベルを助けて欲しいと自らの怪我を顧みず、身を挺してあの場所に導いた姿に感銘を受けた、と求婚される。
声 - 細谷佳正
職業 : 鍛冶師ステイタスの出典は、原作4巻226、227P。 / 性別 : 男 / 種族 : ヒューマン / 身長:175cm
武器 : 《大刀》
所属 : 【ヘファイストス・ファミリア】→【ヘスティア・ファミリア】 / ステイタス : Lv.2
発展アビリティ : 《鍛冶》
スキル : 《魔剣血統(クロッゾ・ブラッド)》 / 魔法 : 《ウィル・オ・ウィスプ》魔法を行使しようとする相手を、自爆させる魔法。
ベルのパーティーメンバー。職人気質で気持ちのいい性格の青年。17歳。面倒見もよく、ベルの兄貴分のような存在である。『戦える鍛冶師』と自称しているだけあり、パーティでも前衛を担っている。
当初は、初めて自分の作品を購入して、再び自分の作品を探してくれていたベルを気に入って直接契約を結び、《鍛冶》アビリティを取得するまでの間だけという条件でベルのパーティに加入した。ラキア王国の鍛冶貴族であるクロッゾ家の末裔であり、本来は魔剣を打つには高い《鍛冶》アビリティが必要だが、ヴェルフには《魔剣血統》 のスキルにより作製することができる。ヴェルフの打つ魔剣の力は、オラリオ最高の鍛冶師である椿すら凌ぐほどである。
クロッゾ一族はある日を境に魔剣を生み出す力を失って既に没落しており、現在ではヴェルフのみが魔剣を打つことができる。
唯一魔剣を打てる彼を利用して鍛冶貴族に返り咲こうと画策する家族に反発して出奔、オラリオにやってきた。しかしクロッゾ一族ゆえに、客たちに魔剣ばかりを求められることに嫌気がさし、魔剣を打とうとはしなかったことから、嫉妬の目を向ける同じファミリアの団員から浮いた存在となってしまっていた。そのため、ダンジョンに潜るための冒険者仲間が見つからず、ランクアップできずにいたため、《鍛冶》アビリティを得ることができないでいた。
本編5巻の出来事を経て、本編6巻序盤でランクアップし、念願の《鍛冶》アビリティを入手。魔剣へ抱いていた意地も解消されている。本編6巻で、ベルたちを助けるため【ヘスティア・ファミリア】に改宗した。
ヘファイストス曰く「感性が残念」らしく、自身の作品に対して「兎鎧(ピョンキチ)」、「牛短刀(ミノタン)」、「寅弐郎(シマじろう)」などといった残念な名前を付けている。しかし、自身の打った魔剣にはそういった残念な名前を付けてはいない。
自分の主神だったヘファイストスには、尊敬や恩義以上の感情を抱いている。いつかヘファイストスに認められる武具を作り、付き合って欲しいと宣言する。
二つ名は「不冷(イグニス)」。命名の理由は上記。
声 - 戸松遥
職業 : ギルド職員 / 性別 : 女 / 種族 : ハーフエルフ / 身長:163cm
所属 : ギルド
本作のヒロインの1人。ギルドの受付嬢を務める眼鏡を掛けたハーフエルフの美女。19歳。
ベルの担当アドバイザーであり、まだ冒険者になって間もない彼の相談相手にもなっている。ただし、ベルの尋常ではない成長速度にはある意味で頭を悩ませており、何度かステイタスを見せてもらっている。学区で学んでいたので、少しなら神聖文字が読める。
ベルの装備がまだギルド支給のものだったころ、少しでも彼の助けになるようにと、バベルにある店を紹介したり、その際に防具をプレゼントしたりしている。
自他共に認める世話好きな性格で、何かにつけてアタフタしているベルを弟のように思いながら公私で面倒を見ている。
当時、ファミリアにダンジョンの知識を教えてくれる者がいないベルに、膨大なダンジョンの知識を『勉強会』と称して開き、教え込んでいた。教えはスパルタで、あまりの辛さに担当した冒険者の多くは音を上げて逃げ出すほど。
仕事が趣味であるせいか、恋愛などの浮いた話が全く無いが、本人はあまり気にしていない様子。しかし、ギルドの同僚や冒険者達には人気があるようで、言い寄られた際には、自分の性格からか頼り甲斐のある男性より、少し頼り無く面倒を見てあげられる男性が好みだと語った。本編11巻終盤にて、アステリオスとの勝負に敗れて男泣きするベルの姿に、胸が高鳴っている自分を自覚する。
ベルがLv.2にランクアップした際に、発展アビリティ《幸運》を発現させたことを知っているが、周囲にはその情報を秘匿している。また、他の発展アビリティにする選択肢もあったが、この先の将来を見据えて、自分が何をしたいかによって選ぶようにアドバイスをしている。
声 - 石上静香
職業:酒場店員 / 性別:女 / 種族:ヒューマン / 身長:166cm
所属:酒場「豊饒の女主人」
本作のヒロインの1人。作中のメインキャラの中では唯一の一般市民。18歳。オラリオでも人気の酒場「豊饒の女主人」の店員。
ベルに対して好意を抱いており、ちょくちょくベルに弁当を渡したりしている。ナイフを盗んだリリに厳しく釘を刺すなど、ベルのためなら普段とは違う顔を見せることがある。また、冒険者という危険な立場の彼を心配しているが、ミノタウロスを倒してランクアップした際は心から喜んでいた。
フレイヤの置いていった魔導書や、客から貰ったアミュレットをベルに貸し与えたりすることがあり、それらが彼を窮地から脱することへ繋がることが多々ある。ちゃっかりしているものの、基本的にドジッ子体質。
実は貧民街育ちで、両親は知らない。『ダイダロス通り』で偶然マリアの孤児院を見掛けてからは、たまに店を休んで孤児院の子供達の世話に赴いている。
声 - 早見沙織
職業:酒場店員・元冒険者ステイタスの出典は、外伝小説『ファミリアクロニクル』episodeリューの巻末。 / 性別:女 / 種族:エルフ / 身長:161cm
武器:《アルヴス・ルミナ》《小太刀・双葉》
所属:酒場「豊饒の女主人」・【アストレア・ファミリア】 / ステイタス:Lv.4
発展アビリティ:《狩人》《耐異常》《魔防》
スキル:《妖精星唄(フェアリー・セレナード)》《精神装填(マインド・ロード)》《疾風奮迅(エアロ・マナ)》 / 魔法:《ルミノス・ウィンド》《ノア・ヒール》
本作のヒロインの1人。『豊饒の女主人』で住み込みで働く薄緑の髪のエルフの女性。21歳。
同僚であるシルとの縁でベルと出会う。冒険者として日が浅いベルを気に掛けており、元冒険者だった経験を踏まえてアドバイスをしている。謹厳で実直な性格であり、口調も厳しめだが、気を許した相手には若干柔らかい態度になる。
シルのベルへの想いを応援しているため、何かあったら自分よりシルを優先するよう常にベルに語り聞かせている。遅刻したシルをフォローするために自らがベルの昼食を作った際には、サンドイッチを炭化させるなど、料理の腕はからっきし駄目。
かつて、オラリオの治安を取り締まっていた【アストレア・ファミリア】の団員だったが、5年前、敵対しているファミリアにダンジョンで罠に嵌められてしまい、彼女を除く全団員が死亡してしまった。仲間の復讐のために多くの人間を血祭りにあげた後、力尽き倒れ伏していたところをシルに拾われ『豊饒の女主人』で働くことになった。その際の事件によってギルドのブラックリストに載ってしまっている。全滅した仲間達の装備などを墓石の代わりとして、18階層にお墓を作っており、定期的に墓参りに行っている。
すでに冒険者は引退しているといえ、その腕前は未だ健在で、ベルたちの救出や戦争遊戯の際には、実力を遺憾なく発揮している。18階層での階層主との戦いでは、激しい近接戦闘を行いながらも高出力の魔法の詠唱を同時にこなしており、それを見た命からは目標とされている。
かつての二つ名は「疾風」

ヘスティア・ファミリア

ヘスティア
ベル・クラネル
リリルカ・アーデ
ヴェルフ・クロッゾ
(ヤマト・みこと)
声 - 赤﨑千夏
職業 : 冒険者ステイタスの出典は、原作7巻4章、5章の間。 / 性別:女 / 種族:ヒューマン / 身長:157cm
武器 : 《残雪》《地残》《虎鉄》《春霰》《赤夜》
所属 : 【タケミカヅチ・ファミリア】→【ヘスティア・ファミリア】(期間限定) / ステイタス : Lv.2
発展アビリティ : 《耐異常》 / スキル : 《八咫黒烏(ヤタノクロガラス)》《八咫白烏(ヤタノシロガラス)》 / 魔法:《フツノミタマ》
元【タケミカヅチ・ファミリア】所属の、長い黒髪を1つに結った容姿端麗な少女。16歳。
非常に生真面目で、礼儀を重んじており、義理堅い性格。そのため、嘘をつくのが下手。大の風呂好きで、料理が得意。
巷ではその端正な容姿と実力も相まって、注目されている冒険者。『中層』にて負傷した千草を救うべく、襲ってくるモンスター達を『怪物進呈』でベル達に擦り付けることによって難を逃れたが、上記のような性格のため割り切れずに負い目を感じていた。その後、地上に戻って主神であるタケミカヅチにことのあらましを報告して、『中層』に行って帰還していないベル達を救うべく救出隊に名乗りを挙げて、救出に向かっている。
18階層にて、天幕の中でベル達に土下座で謝罪して、ベルから許されたことで彼に恩義を感じ、困ったことがあれば駆け付けると約束を交わしている。
【ヘスティア・ファミリア】と【アポロン・ファミリア】との『戦争遊戯』では、『怪物進呈』でベルに許された恩を返すために自分ができることを考え抜いて、タケミカヅチに窮地に陥っているベル達を助けたいと願い、1年間の期限を設けた上で【ヘスティア・ファミリア】に改宗し、ベル達と共に戦う決意を固めている。
『戦争遊戯』で規模が違う【アポロン・ファミリア】の陣営を崩すべく、重力魔法による結界を自分もろとも発動して、大勢をその場に足止めることで時間を稼いでいる。
7巻で幼いころに行方知れずとなっていた春姫が、歓楽街で見かけたという話を千草に聞き、男装して春姫のいる張見世に赴いて数年ぶりに直接顔を会わせる。人違いだと突っぱねられて悲しみに暮れるものの、ベルと共にヘルメスから娼婦の身請けの制度を知って春姫を救うためのお金を稼ぐため、破格の報酬の『冒険者依頼』に飛び付いている。
そして、イシュタルが『商会』に根回しして依頼された『冒険者依頼』に、ダンジョンにおびき寄せられた命達は『戦闘娼婦』によって複数の意図的な『怪物進呈』によって仲間とはぐれたベルを追い、共にアイシャと対峙するが捕われた。しかし、春姫が枷の鍵を持って来たことで脱走でき、ヘスティア・ナイフの反応を辿り向かった宝物庫でベルの武装とその場にあった大量のアイテムを拝借してその場を後にしている。そして、通りがかった資料室で『殺生石』の儀式について書かれた紙を読み、春姫の身に降り掛かることを知った命は、一度は春姫と仲間を秤にかけて逃げ出してしまった自分達を責めるが、それでも春姫を救いたいというベルの確固たる思いを聞いて改めて『殺生石』の破壊と春姫の救出の決意を固め、【イシュタル・ファミリア】の本拠に向かう。そして、囮となって敵の注意を一手に引き付けるベルの活躍で、春姫の救出をするが娼婦に身を落とした自分を嫌悪している春姫に、胸の内を涙ながらに告げられて隙が生まれた瞬間に『戦闘娼婦』に放たれた魔剣によって橋から突き落とされた。その後、空中庭園の祭壇に集まる『戦闘娼婦』達と春姫の前に躍り出て、Lv.3のサミラを意図的に引き起こした『魔力暴発』によって周囲の『戦闘娼婦』達ごと戦闘不能に陥れ、ベルが『殺生石』を破壊するきっかけとなった。その後、死闘によって瀕死になり落下していたところをその場に居合わせたオッタルに救われ、彼の治療によって一命を取り留めた。
元主神のタケミカヅチを神として敬愛すると同時に異性としても慕っており、彼が多くの異性と分け隔てなくスキンシップしていることを見かけてヤキモチを妬いている。そして、タケミカヅチの祝いの日に意を決して自分の想いを告白しようとしたが、空気を読まないタケミカヅチの行動によって阻止されてしまっている。そんな中、送別祝いとしてタケミカヅチから手渡された雌雄一対の短剣『地残』を受け取り、「いつまでも待っている」と言われ、番の剣が1つになったときに想いを伝えることを決めた。
12巻では、タケミカヅチとの稽古を経て《円月蹴》や《絶華》といった新技を会得する。
二つ名は「絶†影」
(サンジョウノ・はるひめ)
声 - 千菅春香(ゲーム版)
職業 : 娼婦見習い→メイド・妖術師ステイタスの出典は、原作7巻の巻末。 / 性別:女 / 種族:狐人(ルナール) / 身長:156cm
所属 : 【イシュタル・ファミリア】→【ヘスティア・ファミリア】 / ステイタス : Lv.1
魔法:《ウチデノコヅチ他者のランクを一時的に1つランクアップさせる魔法。》《ココノエ連結詠唱した魔法の効果を複数回使用できる付与魔法。
翠の瞳の金髪の少女原作7巻79P。。16歳。
元【イシュタル・ファミリア】の構成員の娼婦で原作7巻137P。、現在は【ヘスティア・ファミリア】の一員原作7巻478P。
極東の貴族の出身原作7巻128と129Pの春姫の発言。ではあるものの、11歳のころに小人族の客人が、神アマテラスに供えるため持って来ていた『神饌(しんせん)』を寝惚けて誤って食べてしまい、それを知った役人である父親に勘当されて、紆余曲折を経てオラリオへやって来た原作7巻129 - 133P。
ベルと出会うまでは娼婦として、張見世から外を眺めているだけであった。7巻でアイシャ達『戦闘娼婦』に追い回されていたベルを、自分を買った客だと勘違いして娼婦として床を共にしようとしたが、状況に全くついていけず混乱していたベルの上着を脱がして、鎖骨を見ただけで失神してしまい、ベルに介抱してもらっている原作7巻104 - 123P。。そして、一連の出来事が勘違いだと知ると謝罪して、歓楽街からの抜け道をベルに教える代わりに、時間が来るまで話し相手となってもらっている。お伽噺や童話が好きで、小さいころは家から出させてもらえず箱入り娘として育てられていたため、外の世界は本でしか知ることができなかったため各物語に対する造詣が深い。中でも「乙女が英雄によって助けられる」類いの物語が好きで憧れていたが、本の世界のように英雄に救われることを夢見ていたものの、お金を稼ぐためにと娼婦まで堕ちた卑しい身であるからと、救われることを諦めていた原作7巻124 - 139P。
その後、逃がしたベルから春姫の話を聞いた命が、直に張見世に訪れて数年ぶりの再会を果たすが、幼馴染みに娼婦である姿を見られてしまったことに絶望し、恥ずかしさなどの色々な感情から他人のふりをして拒絶してしまっている原作7巻171 - 186P。。しかし、捕らわれた命とベルを逃がすために奔走し、ベルを連れて逃がす最中に、ベルから春姫を身請けして娼婦であることから抜け出させると言われたことに感動して涙を流すが、『殺生石』の儀式のあらましを知ってしまった命に詰め寄られたが、自分のことは諦めて逃げて欲しいとだけ告げた。そして、追い付いてきたアイシャによって、春姫は命達から引き剥がされるが、アイシャの一言に怖じ気づいた2人に、逃げるための時間を稼ぐために体を張ってアイシャを止めている原作7巻250 - 257、271 - 275、286 - 303P。
心情は娼婦である姿を幼馴染みである社の面々に見せてしまうのが怖く、見せるくらいならこのまま儀式によって魂を石に封じられてしまう方が良いとさえ思っており、その思いを命にぶつけた原作7巻355 - 358P。。しかし、逃がした筈のベル達がファミリアよりも、春姫の命を救うことを決意して2人だけで『女主の神娼殿』に乗り込んで来た際には、己の持てる全てを出し切った命と、その命が作った隙に乗じて『殺生石』の填められた剣を破壊したベルの姿を見て、激昂したフリュネ達『戦闘娼婦』に追い詰められたベルに《ウチデノコヅチ》をかけて、フリュネに首を絞められながらも「助けて」と訴えており、その後で意識を失った原作7巻321と322、327 - 406P。。そして全てが終わり、意識を取り戻した春姫に憧れていたお伽噺のような台詞を述べたベルに恋心を抱いている原作7巻470と471、482P。

。なお、自分を助けに来たベルとアイシャの会話から、実は未だに処女であることが明かされたが、春姫本人は状況の過酷さから男に抱かれている妄想と現実の区別がついていなかった為、その事実は【ヘスティア・ファミリア】の中ではベルしか知らない。

ヘスティア曰く母親の資質が間違いなくあるようで、それにより調教師(テイマー)の素質もあるらしく、実際に『異端児』であるウィーネも春姫に懐いていた。
【ヘスティア・ファミリア】入団後は普段から着ていた和服からメイド服に衣替えしており、ファミリア内の世話係を自主的に務めている。
【タケミカヅチ・ファミリア】の面々とは旧知の仲であり、社で貧窮している彼らのことを知って大変驚いて、父親に初めて我が儘を言って食料を贈ってもらっていた原作7巻の172Pと173、200Pと201P。
世話係だったアイシャとの関係は良好であり、何かと面倒を見てもらっている。12巻では、アイシャが【ヘルメス・ファミリア】の倉庫からちょろまかした『魔導書』を読んで、新魔法《ココノエ》を会得する。

ロキ・ファミリア

声 - 久保ユリカ
性別:女 / 種族:神 / 身長:165cm / 所属:【ロキ・ファミリア】主神
【ロキ・ファミリア】主神。朱色の髪の女性。エセ関西弁で喋るお調子者の神。
飄々として気取らない性格で、団員達から表向きは敬われてはいないものの、リヴェリアに「あれで存外に切れる」「我々からの信頼も厚い」と評されている。
美女・美少女が好きなため、ファミリアの女性陣はすべて容姿端麗な者達で構成されている。
胸がコンプレックスであり、貧乳・微乳を通り越して無乳と称されるほど絶壁。幼い外見でありながらも巨乳であるヘスティアに天界にいたころから、何かとちょっかいを出しては喧嘩していた。
フレイヤに丸くなったと言われるほど、天界にいたころは退屈凌ぎに他の神々を扇動して殺し合いをさせようとしていたなど、物騒な神物だった模様。
外伝『ソード・オラトリア』では、極彩色のモンスターの件でヘルメスとディオニュソスの2人と同盟を組んでおり、極彩色の魔石などの調査をしている。
アイズ・ヴァレンシュタイン
声 - 田村睦心
職業 : 冒険者ステイタスの出典は、小説『ソード・オラトリア』8巻の巻末。 / 性別 : 男 / 種族 : 小人族(パルゥム)
武器 : 《フォルティア・スピア》《スピア・ローラン》
所属 : 【ロキ・ファミリア】 / ステイタス : Lv.6
発展アビリティ : 《狩人》《耐異常》《魔防》《先制》《連攻》 / スキル : 《小人真諦(パルゥム・スピリット)》《勇猛勇心(ノーブル・ブレイブ)》《騎心一槍(ディア・フィアナ)》《指揮戦声(コマンド・ハウル)》《軍長勲章(アル・マクミーナ)》
魔法 : 《ヘル・フィネガス》《ティル・ナ・ノーグ》
【ロキ・ファミリア】団長。幼い少年の外見に反して泰然とした穏やかな物腰の人物で、オラリオの女性冒険者の間で1、2を争う人気を誇る。年齢は40代。
非常に頭が切れ、指揮官としてファミリアを支える傍らで小柄な体格を活かした素早い身のこなしと、長槍を用いた戦法をとっている。
ベルとミノタウロスとの戦いを目撃した際には、ベルの鬼気迫る一進一退の戦いぶりを見て、ファミリアを統率する指揮官として堅実に徹することで、忘れていたものを思い出したと語っている。
小人族の架空の女神『フィアナ』を崇拝し、その幼い外見から見下されやすい小人族の再興を目指している。小人族の象徴、自身の後継者となる子孫を作るため、密かに嫁探しをしていた。ロキとは互いに利害関係で協力しているに過ぎないため、ファミリアに思い入れはあっても最優先事項は小人族の再興と嫁探しである。
ベルとミノタウロスとの戦いで、傷つきながらも必死に助けを求めて探すリリルカの姿を見て、嫁に相応しいと見定めて彼女に縁談を申し込むものの、リリルカのベルを思う気持ちに負けて身を引いている。
指揮官であるものの、自身が先頭に立って味方を鼓舞することで、仲間の士気を高める天才であり、59階層での『精霊の分身』との戦いで全滅しかけたファミリアを立て直すなど、人々の勇気となることを自身に言い聞かせている。一方で駆け引きが重要な対人戦には課題が多く、『異端児』を巡る【ヘスティア・ファミリア】との戦いにおいては【フレイヤ・ファミリア】がベルたちに加勢するという予期しない事態の発生には対処できないという屈辱を味わうことになった。特に戦略や戦術も無視してしまう実力の持ち主であるオッタルやアステリオスとは特に相性が悪いこ