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ダークグリーン/佐々木淳子

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著者: 佐々木淳子
巻数: 5巻

佐々木淳子の新刊
ダークグリーンの新刊

最新刊『ダークグリーン 5



twitterでのコメント (関係ないのに引っかかることもあります...)

honkisuzu 「那由多」「ダークグリーン」「Who」「ブレーメン5」 #懐かしい少女漫画を呟いてTLを華やかにする
AkiYanagi ダークグリーン #懐かしい少女漫画を呟いてTLを華やかにする 
eBookjapan RT @lockemon: うぉーKATANA今月も600P超のボリューム。地球へ・・・ワイルド7などの最終回、佐々木淳子ダークグリーンシリーズ最新エピソード、そしてそしてHXL再始動!岡崎先生のジャスティ&プリマスの豪華2本立。てんこ盛りとはまさにこのこと。ごちそう様。 ...
asariyositotter RT @miyabi_hasegawa: @164med @inui_ 私もどちらも大好きです。佐々木淳子さんだと、大ヒットした『ダークグリーン』や『那由他』も好きですが、『ブレーメン5』が好きです。『赤い壁』も鮮烈でした。あさりよしとおさんは『宇宙家族カールビンソン』。 ...
hotiasy73 このコミックがオススメ!「ダークグリーン」 http://t.co/6N1fSye via @comic_cmoa #comic #manga #漫画 #solma

ダークグリーンの既刊

名前発売年月
ダークグリーン 1 1993-12
ダークグリーン 2 1994-01
ダークグリーン 3 1994-02
ダークグリーン 4 1994-03
ダークグリーン 5 1994-04

ダークグリーン』は、佐々木淳子による日本の少女漫画作品。

『週刊少女コミック』(小学館)に連載された。1983年第2号から1983年23号までの連載を第1章とし、その後第2章が隔月刊雑誌『コロネット』の1984年4月号から1988年2月号まで連載された。単行本全10巻。

概要

「R-ドリーム」と呼ばれる奇妙な夢世界を舞台とし、「ゼル」と呼ばれる怪物たちと人間たちとの戦いを通じ、世界規模での環境問題を訴える意欲作。夢世界を描いた佐々木作品には他に、1980年に『コロネット』創刊号に掲載された『赤い壁』があり(後に東京三世社発行の短編集『WHO!』(雑誌コード48110-02)に収録)、両者が比較対象となることも多い

当初の『週刊少女コミック』での第1章連載末期には、作中で軍隊などが登場する作風が少女漫画らしくなく、雑誌の編集方針にそぐわないとの理由で連載中止を言い渡され、作品序盤にして打ち切りの危機に陥っていた。当時の佐々木はもう一つの連作作品として『ブレーメン5』を『コロネット』に連載していたが、『ブレーメン5』が同様に少女漫画のイメージが少ないにもかかわらず連載が許されているのは『コロネット』の作風が比較的自由だからと知り、『ダークグリーン』の執筆を強く熱望したことから、1984年春時点で『ブレーメン5』を休載。『コロネット』上で『ダークグリーン』第2章の執筆が開始された

こうして連載が続行された本作は、後に佐々木作品の最高傑作と呼ばれるほどの大作となり、連載中のバレンタインデーには読者から作中の登場人物宛に、仕事場を埋め尽くすほどのチョコレートが届くほどだった。実現はしなかったものの、一時はレコード化、さらにはアニメ化の話もあったという

連載中の1985年には隔月刊雑誌『ウィングス』(新書館)上で、フルカラーによる外伝作品『ラデル』が3回に渡り掲載された。同作は後に佐々木のイラスト集『Dark green visual message 夢』(小学館、ISBN 4-09-199581-0)に収録され、『ダークグリーン』がメディアファクトリーにより文庫本化された際には第5巻に収録された

2002年には外伝『リュオン』が執筆され、2007年からは、続編作品『ディープグリーン』がウェブコミックとして制作され、『MiChao!』(講談社)において連載された。佐々木は、「続編を描くことができるのは、旧作を愛するファンがいるということ」と喜びを語っている

また、シリーズの第3作となる『ディメンショングリーン』を同人誌として出版する計画があることを表明している

あらすじ

198□年12月20日。その日、世界中の人間が同じ夢を見た。

「R-ドリーム」と呼ばれるその夢の中で、人々は「ゼル」と呼ばれる謎の侵略者たちと戦い続ける。R-ドリームから出られなくなった人間は、現実では植物人間状態となり、R-ドリームの中を彷徨う羽目になる。そしてR-ドリームでの死は、現実での死となる。

美大浪人生・西荻北斗は、R-ドリームで戦士ホクトとなり、R-ドリーム最強と言われながらも自分の正体を知らずにR-ドリーム内から出られない少年リュオン、金色の肌の少女ミュロウらと知り合い、共にゼルと戦う。そして彼らはやがて、この世界の秘密へと迫っていく。

登場人物

美術大学浪人生、20歳。R-ドリームでは戦士ホクトとなり、その戦力はR-ドリームでも屈強を誇る。リュオンと知り合い、自分の正体を知らずに悲しむ彼の姿を見て、彼の正体を探し始める。
R-ドリームの中でも最強と言われる少年戦士。現実世界に戻ることはできず、現実での記憶も一切憶えていない。外見は中学生ほど。北斗を慕っており、共にゼルと戦い続ける。
R-ドリームで北斗やリュオンと行動を共にする、黄金の肌を持つ少女戦士。戦力は北斗と互角。北斗に好意を抱いている。現実世界ではルパート・ダインというイギリス人男性で、一人称に「僕」を名乗ることを始めとして男のような言葉遣いをする。ミュロウは現実での自分の姿を、ルパートはR-ドリームでの自分の姿を共に自覚していない。
西ドイツのソルボ大学教授連載当時は東西ドイツ分断時だった。。心理学者で、R-ドリーム研究家でもある。R-ドリームでは甲冑姿の老戦士となる。北斗と知り合い、後に彼の良き理解者、協力者となる。
R-ドリームの中で、風を奏でてR-ドリームの秘密を語るという謎の少女。言葉は話せない。武器に手を触れて戦力を失わせる能力を持つ。
R-ドリームの北の果てを、10人の騎馬を引き連れて旅する屈強の女戦士。現実での記憶は持っているものの、R-ドリーム発生日以来、R-ドリームから出られずにいる。現実世界ではルツ・ヘルマンという16歳の東ドイツ人女性
クレインの部下。29歳のエジプト人。クレインと共に北の果ての旅を続けており、主君であるクレインを愛している。
北斗の友人で、美大三浪。21歳。家は金持ちで、浪人生ながら遊び三昧の日々を送っている。R-ドリームには入れない。
『リュオン』や『ディープグリーン』では漢字表記の「西荻 昴」だが、本作ではひらがな表記。(にしおぎ すばる)
北斗の兄で、サラリーマン。極めて現実主義で、弟の北斗が美術家を目指すことにも否定的で、普通の大学や社会人への道を勧めている。R-ドリームのことも「現実逃避」と呼んで相手にしていない。

脚注