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トト/長田裕幸
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著者: 長田裕幸
巻数: 2巻
最新刊『トト 2』
『トト』は長田裕幸(長田悠幸)による漫画作品。『マガジンSPECIAL』で連載されていた。全2巻。作風は『オズの魔法使い』をモチーフとしている単行本2巻より。
あらすじ
50年前、全世界を壊滅に追い込んだ第四次世界大戦。それにより、人類は0からの生活を強いられた。そして、世界は第二次産業時代を迎えた。しかし、未だに世界の半分は荒野である。過去の文化や技術は今や全て土の中。だから、その文化や技術を掘り起こすトレジャーハンターが増えた。これはそんな時代の物語。
登場人物
登場人物は、「オズの魔法使い」に出てくるキャラをモチーフとしたものが多い。
カカシ一行
- カカシ
- 本作の主人公。ノースとは孤児同士で、子供の頃から一緒だった。「マンチキン団」と名乗り、ノースと共にトレジャーハンターをしていた。ゴーグルがトレードマーク。「犬の腕輪」の装者で、装着後は身体能力が飛躍的に上昇した。役割は、「オズの魔法使い」の案山子。
- トト
- カカシの左腕に融化している「犬の腕輪」に宿る犬の名前。名前の由来は、ドロシーが昔飼っていた犬の名にちなんだもの。役割は、オズの魔法使いのドロシーが連れていた犬。
- ノース
- カカシの相棒。カカシ同様、孤児。「三千ギア貯めて飛行機を買う」というのが夢だった。ドロシーに惚れていた。大ナッソー帝国軍に銃で撃たれ、死亡する。
- ドロシー
- 本作のヒロイン。酒に、やたら弱い。役割は、「オズの魔法使い」のドロシー。
- リオン
- 板金屋をやっていた。役割は、「オズの魔法使い」の臆病なライオン。
- ロボット
- ロボット。のちに言葉を話せるようになる。役割は、「オズの魔法使い」のブリキの樵。
- サリー
- オードリーが産んだ赤子。カカシ達と同行する。
大ナッソー帝国軍
大ナッソー帝国軍は、世界最大の軍事国家。
- ガフ
- 大ナッソー帝国軍の少佐で、特務部隊の隊長。「虎の仮面」の装者。
- ダムダ・ダム
- 大ナッソー帝国軍の少佐。カカシに左腕を斬られてからは、機械の義手を着用している。人相描きが得意。
- ゼペス
- 大ナッソー帝国軍の伍長。
その他の人物
- エム
- 博士。ドロシーの母親で、装神具研究の第一人者。役割は、「オズの魔法使い」のエム叔母さん。
- ウォルグ
- 博士。エム博士の先輩の装神具研究家。
- オヅ
- 「翠の都」(エメラルド)にいるという、唯一、装神具を外すことができるとされる人物。作中では、一度も登場しなかった。役割は、「オズの魔法使い」のオズ。
- オードリー
- ライフルを使いこなす女性。大ナッソー帝国軍に銃で撃たれ、死亡する。
装神具(アクセサリ)
遥か昔栄えた超高度文明は、金属に獣の力を宿す技術を生み出した。それが、様々な装飾品の形をした人体兵器「装神具」。装神具は生きた金属オリハルコンから形成されている。今に残る神話や、伝説上の魔獣は、装神具が引き起こした「悪夢」の記憶が原形となっているらしい。装神具は、宿り主が死ぬまで外れない。装神具を身に付けることで能力以外にも、体が軽くなったり、回復力が高まったりする効果がある。
- 犬の腕輪(ドッグブレス)……装者/カカシ
- 北欧のフェンリル、地獄の番犬ケルベロス、冥界の裁判官アヌビス等、犬の姿をした魔獣の力が宿っている腕輪。発動後は、犬が左腕と完全に同化する。
- 「喰」(ショク)
- 犬の腕輪の能力。犬が喰った物体を、犬の体内に取り込み、再利用することが出来る。
- 虎の仮面(マスカティグラ)……装者/ガフ
- 虎の仮面は体への融着率が限りなく100%に近く、装者の体はオリハルコンのように固くなる。
- 「雷」(ライ)
- 虎の仮面の能力。雷を発することが出来る。
用語解説
- ギア
- この世界の通貨。同作者の別作品、「トト! the wonderful adventure」、「TRIBAL 12」にも同名の通貨が使われている。
単行本
- 第一巻 ISBN 9784063130911
- 第二巻 ISBN 9784063631302
脚注
関連項目
- トト! the wonderful adventure
- TRIBAL 12
- オズの魔法使い