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ハチミツとクローバー/羽海野チカ

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著者: 羽海野チカ
巻数: 10巻

羽海野チカの新刊
ハチミツとクローバーの新刊

最新刊『ハチミツとクローバー 10


出版社: 集英社
シリーズ: クイーンズコミックス


twitterでのコメント (関係ないのに引っかかることもあります...)

_Love_Miss_Bot_ 今、僕の持っている言葉を総動員しても、 彼女の涙を止められない。/羽海野チカ(ハチミツとクローバー)
K7yDLQNN1P590Tg RT @uii_natsumikan: #読んだマンガも人間性に影響するらしいのであなたの人生のベスト10を教えて らんま1/2 めぞん一刻 ccさくら フルーツバスケット 鋼の錬金術師 ハチミツとクローバー あずまんが大王 スラダン 彼氏彼女の事情 NARUTO
A_Zbookstore ハチミツとクローバー 第2巻 / / 【中古】afb (店舗名:ブックセンターいとう 楽天市場店)https://t.co/pFtb8YmJXD
zyoshiken 恋心にもデリートキーがあったらいいのに・・・(『ハチミツとクローバー』羽海野チカ)
micathea 気付いたんだ、なぜ迷うか。 地図がないからじゃない。 俺にないのは目的地だ。 by ハチミツとクローバー、羽海野チカ ハチミツとクローバー [1~10巻 全巻] (著)羽海野...』[楽天] http://t.co/aPttOGQY0f

ハチミツとクローバー』は、羽海野チカによる日本の漫画作品。またはそれを原作としたテレビアニメ、実写映画、テレビドラマ。「ハチクロ」と略される。

概要

美術大学を舞台に、いわゆる「青春群像劇」を、ハイテンションなエピソードや静かな感動シーンを通じてとらえていく。恋愛に不器用な大学生達の報われない恋模様や、自分の才能や生き方について迷う若者達の姿を描いている。

Chapter.1から14までが『CUTiE Comic』(宝島社)2000年6月号から2001年7月号に掲載されたが、同誌の休刊に伴い、Chapter.15からChapter.56までは『ヤングユー』へ連載が移行された。Chapter.57からは『コーラス』で連載され、2006年7月28日発売号に掲載のChapter.64において最終回を迎えた。コミックスは全10巻(集英社)、ファンブック1巻。スピンオフ作品を発表する事が予定されているが、『コーラス』2008年3月号に読み切りが掲載されており、今後も不定期で掲載される予定。

2003年に、第27回講談社漫画賞を受賞。宝島社の「このマンガがすごい!」オンナ編の2006年版と2007年版において、2年連続1位を獲得した。公称発行部数は最終巻時点で780万部第10巻広告帯より。

テレビアニメが2005年4月から9月までフジテレビ系列の「ノイタミナ」枠で、2006年6月からは第2期として『ハチミツとクローバーII』が同枠で放送された。また、実写映画『ハチミツとクローバー』が2006年7月22日より劇場公開、さらに、2008年1月8日からはフジテレビ系列で連続テレビドラマ化されたが、視聴率は低迷した。2008年には台湾でも『蜂蜜幸運草』のタイトルでテレビドラマ化され、この作品では主に日本の香川県でのロケも行なわれている。

タイトルの「ハチミツ」はスピッツの同名アルバム『ハチミツ』から、「クローバー」はスガシカオの同名アルバム『Clover(クローバー)』から採った物で、作者がタイトルを決める際に『ハチミツ』と『クローバー』と言う2枚のアルバムが並べてあったのを見たと言うのが所以である。その為アニメの挿入歌にはスピッツとスガシカオの楽曲が多く採用された。しかし、2008年版ドラマではこの2組の楽曲は全く使用されておらず、主題歌もそれまで作品に関わっていない平井堅が担当した。

舞台となっている浜田山美術大学のモデルは武蔵野美術大学(スピッツのヴォーカル・草野マサムネの母校でもある)で、建物の描写がリアルに再現されている。これはアニメ版でも同じで、スタッフロールには協力として同大学の名が記載されている。浜田山美術大学の住所は、原作者のオフィス所在地である杉並区とされており、漫画内の地名や描写などからも特定ができる。

ストーリー

美大生・竹本祐太はアパートの同僚で先輩の森田忍真山巧らに囲まれ、日々大学生活を楽しんでいた。

ある日、竹本達は大学の教師の花本修司から花本の親戚の花本はぐみを紹介される。人見知りが激しく口数も少ないはぐみだったが、その愛らしさに竹本は自分でも知らぬ間に一目惚れする。そして、変人として知られている先輩の森田もまた、はぐみを気に入ってしまう。はぐみと森田は惹かれ合って行き、お互いにその事を自覚していく。しかし、2人の恋は通常のそれとは違い、常人には理解出来ない天才同士の魂の結び付きのような物であった。「恋愛」と呼ぶには少し不思議な関係のはぐみと森田。そんなはぐみと森田の様子を見て、2人が共有する世界に入っていけない竹本は疎外感を味わう。

一方、真山はアルバイト先の建築デザイン事務所の経営者・原田理花の事を慕っていた。しかし、夫を事故で亡くし残された事務所を独りで守る理花は、真山の思いに気付きながらもわざと気が付かない振りをして、真山と距離を置こうとする。そんな真山の姿に最も傷ついていたのが真山に恋をする山田あゆみだった。山田の思いを知る真山は、山田にその思いに応えられない旨を伝えるが、いじらしい山田を真山は完全に突き放しきる事が出来ない。山田も真山が振り向いてくれる可能性が少ないとは分かっていても、その思いを断ち切る事が出来ないまま時は過ぎていく。

こうして、みんながお互いにそれぞれの恋心を胸に抱きながら、足早に流れていく季節の中、共に同じ時間の中を過ごして行く。しかし、時の流れは次第にそれぞれに押し殺していた本当の気持ちを自覚させ、それに対峙していく事で自らの道を見つけ出していく…。

登場人物

主要人物

花本はぐみ(はなもと はぐみ)
油絵科。18歳(初登場時)。長野県安曇野出身という設定。森田からはマウス、コロボックル、チビモニ(チビだから)などと呼ばれている。修司の従兄弟である父親(長野県警察刑事部捜査第一課課長。階級は警部本来、道府県警察本部課長の階級は警視である。ただし、警視庁捜査一課長は警視正を以って充てられる。警部階級は警察署の課長になる。)を持つ。母親は幼少期に亡くしたらしいが、詳細は不明。連載後期に父が再婚する。
芸術に関しては天性の才能を持ち、新進芸術家として注目を浴びている。外見・言動ともに子供っぽく大学生には見えず、作中でも子供扱いされる事が多い。臆病で人付き合いが苦手な性格で、また天才故に周囲に敬遠されることも多かったため、竹本等と出会うまで友達が出来なかった。同じく天才肌の森田にどこと無く惹かれている。かわいらしい外見に似合わず、修司から「肉食獣」と形容され「野菜と肉は2:1」とたしなめられるくらいの肉好き。オフィシャルファンブックの描き下ろし漫画でも作者と肉の話をしすぎ、ディレクターに怒られた。カボチャのチョコミントアイス詰め(カボミント)、グレープフルーツの炊き込みご飯等とんでもない創作料理を作り、山田とのコンビは「女子料理部」と呼ばれる(但し、祖母が存命していた長野時代は普通の料理を作っていたらしく、この側面では山田の方がクローズアップされることが多い)。
竹本祐太(たけもと ゆうた)
建築科。19歳(初登場時)。群馬県安中市出身。クレジットこそはぐみの次であるが事実上の主人公。父親を早くに病気で失っており、母一人子一人の環境で育つ。母を支えることに生き甲斐を見出していたが、母の再婚により生きる目標を失い、手先が器用だったことから何となく美大に入学する。家事全般が得意。素直で不器用、且つ真面目な性格のため年長者には可愛がられるが、世渡りは下手で就職試験に何度も失敗をした。はぐみに一目惚れするが、当初は自分でもその感情に気付かないでいた。大学卒業が近付いても自らの生きる道を見付けられず、自分が何をしたいのか悩み、彷徨する。しかしコミックス6巻の終わりで突如自転車で旅(「自分探し」と周囲は呼ぶが、本人はそういうつもりではないと語っている)に出た後は、少したくましくなる。オフィシャルファンブックの書き下ろしマンガではサッと出来る料理を披露したが、余りにも質素すぎたために作者の涙を誘うことに。更に『セクシーコマンドー外伝 すごいよ!マサルさん ウ元ハ王版』4巻では副音声キャラとして登場するが、下の名前を作者に忘れられていた。
山田あゆみ(やまだ あゆみ)
陶芸科。21歳(初登場時)。愛称あゆ。真山の同級生(真山は一浪している為、一つ年下)で、彼を一途に思い続けている。陶芸の才能があり、卒業してからは同科の研究生、修了後は授業のアシスタントを務める。実家は浜田山商店街の酒屋で家族構成は父・母・兄。大食いで、かなりの酒乱。修司が「骨学のモデルにしたい」と言うほど理想的なプロポーションで美脚美乳の持ち主。それゆえか見掛けより体重が重いらしい。幼い時から器量良しとして知られ、浜田山商店街の若者や大学の後輩に数多くのファンを持つ。数合わせで合コンに呼ばれては、その美貌で自覚の無いまま男性陣を独り占めにし、あげく酔った勢いでぶち壊しにする事から「合コンの破壊神」、体力があることから「鉄人」などの異名がある。空手の経験があり(小学5年生の時に大会で入賞した)、怒ったりパニックになった際に周りにいる人に(時には無差別に)踵落としや連続蹴りを見舞う。一番多く餌食になったのは森田。連載初期の頃は料理に興味がなかったようだが、イチゴ入りおにぎりやチョコレート味のカレー等、次第にはぐみ以上に飛躍した料理センスを発揮するようになる。色々な意味で彼女の料理を食べたがる人間は多いが、食べた者は「しみます」「沸きあがります」など、とても料理の感想とは思えないコメントをし、多くは気絶して担架に乗せられる。しかし、はぐみだけは彼女の作った料理が美味しいらしい。他の主要登場人物に比べて初登場が遅いのは、本作が元々短期連載としてスタートし、登場する予定が無かった為。アニメではそれを補完するような形で第1話から登場している。
真山巧(まやま たくみ)
建築科。22歳(初登場時)。石川県金沢市出身。竹本の先輩。浪人して大学に入学したらしく、同学年の山田よりも1つ年上。卒業後は有名建築デザイン事務所の藤原デザイン事務所に入社する。長身、眼鏡、母親譲りの癖の有る天然赤毛がトレードマーク。優秀な生徒で仕事もそつ無くこなし、面倒見の良い性格で女の子にももてる。但し、これは山田に合コンを台無しにされた彼女の友人達の訴えを、(しょうがなく)聞いてあげていたことによる。原田デザインの社長である理花一筋であるが、自分に想いを寄せる山田に対しても冷徹になり切れず、煮え切らない態度を取る。理花に対してややストーカー気味な行動を取る事もしばしばあり、周囲には「変態」扱いされることもある。藤原デザイン事務所が分裂したのを機に退社し、原田デザインの押し掛け社員となる。自分のペースを崩されることや仲間外れにされることが嫌いで、どんなに忙しくても仲間が集まる行事にはほぼ必ず参加する。主要メンバーの中では最も常識人で、修司と共に宥め役やツッコミ役に回る事が多い。4人姉弟の末っ子で姉が3人いる。実家で飼っている愛犬が竹本に似ているらしい。ミュージシャンのスガシカオがモデル。
森田忍(もりた しのぶ)
彫刻科(8年在籍後卒業)→日本画科(3年として編入)。24歳(初登場時)。竹本や真山の先輩。竹本と同様にはぐみに一目惚れした。有り余る才能(美術、CG、映画、歌唱力等多岐に渡る)を持っているが、度々長期に亘って行方不明になる為に(謎のアルバイトをしている)単位数が足りなかったり、卒業制作の期日に間に合わなかったりして留年を続けていた。常人には理解し難い、正に天才肌と呼ぶべき人物で、平気で他人の所有物を売却して収益を自分のものにしたり、他人の食べ物を食い荒らすなど自分の欲望に忠実に行動することから大学内では変人として通っており、よく周囲の注目を浴びている。他人の言葉に惑わされない故女の子には割とモテるが、それは同時に他人の話を全く聞いていないということでもあり、彼女はなかなか出来ない。はぐみに興味(好意)を持っているが、竹本の気持ちにも気付いている描写が垣間見られ、道化を演じる事によって自分の気持ちをごまかしている。金運は異常に強く、お金に執着する性格(オフィシャルファンブックの描き下ろし漫画によると、どこかで聞いたことのあるようなCDを販売したりなどして荒稼ぎしている。また、「足立区を丸ごと買い取れる」と豪語するほどの貯金を持っているという)。よく窓から出入りする。作中ではもっぱらトラブルメーカーであるが、実は仲間思いで思慮深い一面も。特に山田のことは何かと気にかけてやっている。雑食で女子料理部(はぐみ&山田)の料理も普通に食べられる。中学でモンゴルの民族楽器・馬頭琴の奏法を習ったと発言するなど、なにかと謎の多い人物。8年掛けて彫刻科を卒業するが、直後に日本画科に再入学する(本人曰く「自分はまだ勉強不足だから」)。
花本修司(はなもと しゅうじ)
30歳と少々(初登場時)。竹本達が通う大学の卒業生であり、美術史の教師。日頃から教師として学生達を暖かく見守る。森田達から災難に遭わされる事もあるが、はぐみが楽しむことならあっさりと受け入れたり、悩んでいる生徒達の相談に乗るなどの寛大さも持っている。かつては同じ大学に学生として通っていた。母親を早くに失い、父親が多忙を極めるはぐみの父親代わりとも言うべき存在で、はぐみを溺愛しており、はぐみが作った奇妙な料理もおいしそうに食べる。理花の夫とは親友で、学生時代は一緒に暮らしていた。そこへ理花が転がり込み、3人で暮らしていたこともある。理花の夫が亡くなった後、理花を立ち直らせようとしたが果たせず、その役目を真山に託した。学生時代、解剖学や色彩学などは優秀な生徒だったが、芸術家としては挫折しており、才能有る原田夫妻やはぐみに対しては複雑な感情を抱いている側面がある。料理が得意。自分探しの旅を何度もしているが、いずれも原田夫妻に見つかり失敗している。真山同様にかなり凝り性。作者イメージは犀川創平MORI LOG ACADEMY 6 モリログ・アカデミィ 6 特別企画よりとの事。
原田理花(はらだ りか)
原田デザインの経営者。旧姓は江上(えがみ)。身長164cm。美人だが取っ付きにくく壁を作りがち。建築デザイナーとしては、若い頃からその才能が認められており、ファンも多い。大学に入った当初は「雪の女王」と呼ばれるほど取っつきにくい性格だったが、原田や修司と共に過ごすうちに少しずつ明るくなっていった。やがて原田と結婚し、共に原田デザインを構える。しかし、自分の過失で夫を事故死させたことがきっかけで、再び他の人間に対して壁を作るようになり、自分を責めつつも残された事務所を1人で切り盛りし、原田の遺したデザインや仕事を成し遂げようとしている。自身も事故によって左半身に深い傷を負い、後遺症から移動には杖を手放せない。修司や真山の優しさを理解しつつも、自分が彼らを傷付けてしまう事を気にかけ距離を置こうとする。北海道小樽市出身。かなりの犬好きで自身も幼少期に実家で犬を飼っていた。大学進学時に親に勘当されているために身よりはいない。

主要人物の家族

森田馨(もりた かおる)
忍の兄。忍の謎のアルバイトに深い関わりを持つ人物。忍同様金の亡者で茶目っ気たっぷりの人物だが、本人は忍に似ていることを否定している。会社社長でもあり、城山を始めとして社員たちから慕われている。部下からはカオル様と呼ばれている。頭の回転が速く、記憶力に長けている。裕木奈江のファン。冷徹に振舞っているが、根が優しい故に思い悩むことが多い。父譲りの才能を持ち、今も自分のことを慕ってくれる忍に対しては複雑な感情を抱いている。幼い頃は、父が才能豊かで世話の焼ける弟ばかり見ていたこともあって、父の親友・部下で自分と同じような境遇を持つ根岸に懐いていた。過去のある理由から忍同様にお金への執着が強い。
合田美津子(あいだ みつこ)
竹本の母。群馬県の総合病院で看護師を務めている。同僚や夫からは「美津さん」と呼ばれている。病気がちだった夫(声:小関明久)を早くに亡くしたため祐太を女手1つで育てて来たが、入院患者だった合田稼頭男と再婚。常に息子の身を案じている。息子同様、生真面目で遠慮がち。働き詰めで倒れる事が多く、稼頭男に対しても申し訳無く思っている。
合田稼頭男(あいだ かずお)
竹本の義理の父。怪我で入院した総合病院で看護師を務めていた美津子と出会い、猛烈なアプローチの末結婚。竹本の実の父とは対照的に典型的な体育会系。ガサツで大雑把な所があるが、実直で優しい性格。しかしそれ故に竹本は劣等感を持たずにいられない。竹本や美津子が遠慮がちな態度を取る事を歯がゆく思っている。実家は農家で下仁田ネギを作っており、名前の通り村一番の稼ぎ頭であると自負する。
原田(はらだ)
理花の亡き夫で修司の親友。修司・理花とは大学で知り合い、3人で同じアパートの部屋で共同生活をしていた。大雑把だが穏やかで優しい人柄で人や動物によく懐かれていた。すぐれた才能の持ち主で、仕事に関しても有能な人物であったと生前の彼を知る人物からは評されている。本作の連載開始時から4年前に理花が運転する車に同乗していたところをトラックのスリップ事故に巻き込まれ、帰らぬ人となる。
森田司(もりた つかさ)
森田兄弟の父。森田技研の社長。自身も優秀なエンジニアで、彼を尊敬する入社希望者が後を絶たなかった。独創的で天才肌の人物。外見も性格も現在の忍と非常によく似ている。現在の消息は不明だが、故人である事を暗示するような描写が見られる。

浜田山美術大学

長谷川一彦(はせがわ かずひこ)
真山の同級生でボロアパートの元住人。静岡県焼津市出身。森田と同い年かそれより1つ上。陶芸科に在籍していた。卒業後、実家の製麺工場の隣にそば屋を開業。自家製そばと手作り猪口&徳利セットの通販を始める等商才有り。妹の恵ははぐみと仲良し。山田とは陶芸科で同級生ということになるが、直接的な絡みは描かれていない。しかし、のちに「長谷川さんも頑張ってるんだ…」と山田がつぶやくシーンがあるため、まったく知らない仲ではないと思われる。
ローマイヤ先輩(ローマイヤせんぱい)
竹本・森田・真山等と同じアパートに住む先輩。ローマイヤとはハム屋の店名で本名ではない。作中には外伝的に登場、一種のカリスマ的な存在として崇められている。身長195cm。いつも頭にタオルを巻いている。爽やかな笑顔がトレードマークで、男が惚れ込むほど体格がよい。実家が山形の農家で、病気で倒れた父親の代わりに家業を手伝うため休学している。ハム屋でアルバイトをしており、アパートの住人達に実家から送られて来た野菜や、アルバイト先で貰った売れ残りのハム等を振舞い、後輩達から熱狂的に慕われている。また、近所の遊園地で着ぐるみのアルバイトをしていた時に、持ち前のカリスマ性で入場者数を10倍に増やした事もある。森田よりも先輩であるが、卒業出来たどうかかは不明。実在の会社ローマイヤの広告にコラボレーションとして登場した事もある。
丹下教授(たんげ)
浜美大彫刻科の老齢の教授で森田の恩師。破天荒な森田の行動に8年間頭を悩ませ続けるが、その才能については高く評価している。森田も内心では好意的な感情を持っている。複雑な心境を抱える同僚の修司に対しても気にかけてやっている。
徳大寺先生(とくだいじ)
修司の大学生時代の恩師。現在は海外を回りつつ研究・執筆活動を行っている。バイタリティに溢れた豪放な人物で、作中で大人の立場として描かれる修司でさえも子供扱いされ頭が上がらない。学生時代に自分探しの旅の途中で本を執筆し印税で研究室を構える、出張先のモンゴルでモンゴル相撲の大会に出場し優勝するなど数知れない伝説を持つ猛者。教え子である修司をモンゴルでの自身の活動に誘う。
幸田先生(こうだ)
浜美大の女性教授。学生時代に女流画家として生計を立てる事を志すも、留学先で無理がたたって体を壊し挫折した過去を持つ。そのため、才能を持て余しながらも美術家の道を選ぼうとしないはぐみに対しては期待とコンプレックスが入り混じった複雑な心境を抱いており、辛い言葉を投げかける。

藤原デザイン事務所

野宮匠(のみや たくみ)
藤原デザイン事務所での真山の先輩。髪がやや長く、メガネをかけている。仕事は非常に優秀でやり手な大人の男で、昔の原田(夫)を髣髴させる、人の使い手。真山や山田が無意識に抱いている利己的な感情を彼ら自身に鋭く問い掛ける。かつての自分と似たような葛藤を抱える真山には、若かりし頃の自分(青春スーツと称される)を見るようで気恥ずかしさを感じ、複雑に思っている(偶然だが名前も真山と同じ「たくみ」である)。女性に対してはドライだったが(仕事中にかかってきた電話に対して、躊躇いもなく携帯電話を海に捨てるほど)、山田に関心を持ち、積極的なアプローチを行ううち、切り捨てた筈の青臭さを取り戻す。そして最終的にはストレートに山田に告白して、青春スーツを再装着してしまう。年齢は不明だが作品終盤の時点で30代。
山崎一志(やまざき かずし)
藤原デザイン事務所での真山の先輩。真山より4歳以上年上。野宮とは同期。基本的にいい人だが、女性の扱いには全くもって慣れていない。美和子を慕い、恋心を抱いているが、美和子には気付いてもらえず、いいようにあしらわれている。都内中高一貫の男子校出身で、大学は工学部建築学科を卒業している。美和子が山崎をからかう為に冗談交じりで見立てた派手な柄(ややイき過ぎた感じ)の服をいつも着ているが、長身でスタイルが良い為に逆に似合ってしまい、ファッション雑誌によく取り上げられている。からかわれていることには全く気づいていない様子。オフィシャルファンブックでも「何を着せても似合って困る」と作者が愚痴をこぼしていた。
勅使河原美和子(てしがわら みわこ)
藤原デザイン事務所での真山の先輩。会社では姐御的存在で、社員達を統括する。仕事に関しては凄腕だが、真山達をからかって楽しむ茶目っ気も持ち合わせている。外見はやり手の美人上司風だが、趣味がオヤジ臭い。野宮曰く「美人上司の皮を被ったおやっさん」。理花のデザインのファンだが、性格上理花には苦手に思われている。
リーダー
藤原デザイン事務所で飼われている雑種犬。オス。甘えん坊で散歩好き。人間の言葉が理解出来、原作・アニメ共に台詞が独特の書体のスーパーで描かれる(当然だが人間の言葉を話せる訳ではない)。好物はささみジャーキー。重要なコンペの前にリーダーを拝むと成功するジンクスがあり、コンペ中はリーダーのいる場所も決まっているらしい。
藤原毬男&類二(ふじわら まりお&るいじ)
藤原デザイン事務所の社長で双子の兄弟。2人共オカマで、行き過ぎた兄弟愛を持つ。毬男はコスプレマニア、類二はギャンブラー。2人とも非常に声が大きい。身長は毬男が189cm、類二が188cm。一時は確執を起こし会社は分裂するが後に和解している。鳥取県出身。名前は『スーパーマリオブラザーズ』から。

その他

西園寺ミドリ(さいおんじ ミドリ)
はぐみや修司の住んでいるアパートの大家さんが飼っている犬。オスのジャンボプードル。イカつい顔をしており、初登場時はヤクザのような言動をしていたが、作者のミスで2回目の登場以降はオカマキャラになってしまう。リーダーやホイップちゃんと並ぶ本作のマスコットキャラクター。
浅井さん(あさいさん)
アートクラフト社長で藤村俊二に似た雰囲気の、紳士的で飄々とした風貌の老人。理花とは旧知の間柄で常に身を案じている。真山とはサッカー仲間でトッテナム・ホットスパーFCのファン。
ピーター・ルーカス
映画監督でルーカス・デジタルアーツと言う映画制作会社を運営している。森田の雇用主であり、森田技研の買収先のフロイド・エレクトリック社の大株主でもある。眼鏡を掛け、顎鬚が大きく伸びて広がり、恰幅が良い。登場するときには「チャミーン☆」など独特の効果音が用いられる。森田のことは「シノブ」と呼んでいる。日本の城に戦車が突っ込む映画など、日本についてかなり間違った知識と偏見を持っている。代表作は「スペースタイタニック」と「ラストブシドー」(ただし「スペースタイタニック」に関しては半分以上を森田に作らせている)。
しんさん
竹本が旅先の瑞巌寺で知り合った修復士。若いながらも棟梁から現場監督を任される等有能で人望は厚い。自分の生きる道を模索していた竹本が捕われていた悩みを吹っ切るきっかけを作った人物。彼自身も大学生の頃、自分の生きる道を模索して自転車旅行をしていた。宮城県宮城郡松島町出身で、子供の頃に五大堂の透かし橋の隙間から落下しそうになった(ランドセルがつっかえて助かる)。本名は不明。
六太郎(ろくたろう)
竹本が旅先で知り合った修復士。18歳のヤンキー。貧しい家の出身で、中学校卒業と同時に家計を支えるために半ば強制的に働きに出された。その為、恵まれた環境に生まれ、大学に通いながら「自分探し」と言う贅沢な悩みを抱える竹本に怒りをぶつける。かなりの甘党で、主に羊羹などの和菓子が好きらしい。本名は不明。
根岸達夫(ねぎし たつお)
森田技研の社員で司の幼馴染。理論的な性格で、会社運営の殆どを司に任されていた。馨には「根岸のおじさん」と呼ばれている。学生時代は後の司の妻(=森田兄弟の母、通称りっちゃん)に片想いしていた。不治の病に冒された体と天才肌の司へのコンプレックスが、彼をある行動に踏み切らせてしまう。現在は故人。

単行本

宝島社ワンダーランドコミックス
  • ハチミツとクローバー 1巻 - 2001年1月発行(絶版) ISBN 4-7966-2088-5
内容は集英社版1巻とほぼ同一だが、以下の違いが見られる。
  • 判型が異なる。青年コミックサイズで集英社版より大きい。
  • 集英社版には無いカラーイラストが有る。
  • 後書きが異なる。
  • 竹本が「はぐ」と発言するシーンがある。これは、集英社版で(一部の箇所を除き)「はぐちゃん」に修正されている。
  • chapter.1が真山のモノローグで始まり、一部コマ及び台詞が異なる。
    • 連載初期時には真山を物語の中心に据えようとしていた事が窺い知れる。集英社版では竹本のモノローグとなっている。
  • 余白ページイラストが異なる。
  • ページの左上余白部に「ハチミツとクローバー1」の文字が無い。
  • ロゴが異なる。
    • 宝島社版では四つ葉のクローバーの内側に槍を持ったミツバチの図柄。集英社版では四つ葉のクローバーの回りにミツバチが飛んでいる。
集英社クイーンズコミックス
  • ハチミツとクローバー 1巻 - 2002年8月24日発行 ISBN 4-08-865079-4
  • ハチミツとクローバー 2巻 - 2002年8月24日発行 ISBN 4-08-865080-8
  • ハチミツとクローバー 3巻 - 2003年1月22日発行 ISBN 4-08-865107-3
  • ハチミツとクローバー 4巻 - 2003年2月24日発行 ISBN 4-08-865111-1
  • ハチミツとクローバー 5巻 - 2003年8月24日発行 ISBN 4-08-865139-1
  • ハチミツとクローバー 6巻 - 2004年5月24日発行 ISBN 4-08-865203-7
  • ハチミツとクローバー 7巻 - 2005年3月23日発行 ISBN 4-08-865273-8
  • ハチミツとクローバー 8巻 - 2005年7月24日発行 ISBN 4-08-908039-8 「ハチクロかるた」付の限定版もあり
  • ハチミツとクローバー 9巻 - 2006年7月14日発行 ISBN 4-08-865352-1
  • ハチミツとクローバー 10巻 - 2006年9月13日発行 ISBN 4-08-865358-0

関連書籍

  • ハチミツとクローバー vol. 0オフィシャル・ファンブック - 2005年5月19日発行 ISBN 4-08-865283-5
  • 公式アニメーション・ガイド ハチミツとクローバー 青春アルバム - 2006年6月19日発行 ISBN 4-08-865351-3
  • ハチミツとクローバー film story - 2006年6月28日発行 ISBN 4-08-600782-7
  • 「ハチミツとクローバー」PHOTO MAKING BOOK - 2006年7月4日発行 ISBN 4-08-102063-9
  • ハチミツとクローバー 手作り絵本 - 2007年1月24日発行 ISBN 978-4-08-908054-2

アニメ

2005年4月14日から9月29日までフジテレビ系列で「ノイタミナ」枠の第1弾として放送。全24話+テレビ未放送エピソード2話(この2話はDVD5巻と7巻に収録されている。レンタル版には未収録)。

原作の一部シーン(はぐみの絵画教室、森田のカナダ行き等)がカットされているが原作をほぼ忠実にアニメ化している。

本作では、第4回にはフジテレビのアナウンサー3人(千野志麻、中村仁美、戸部洋子)がはぐみの同級生役で、第8話でKABA.ちゃんが西園寺ミドリ役でゲスト出演している。

2006年6月29日からは、第2期「ハチミツとクローバーII」が同枠の第5弾として放送された。全12話。

作品の第1期は、アメリカ、カナダ、韓国、台湾、香港、フィリピン、マレーシア、シンガポール、タイ、インドネシアでも放送された(第2期は、現時点ではフィリピンのみで放送)。

スタッフ

( )での解説のないものは1期・2期共通

  • 監督 - カサヰケンイチ(第1期)、長井龍雪(第2期)
  • 監修 - カサヰケンイチ(第2期のみ)
  • シリーズ構成 - 黒田洋介
  • キャラクター監修 - 羽海野チカ
  • キャラクターデザイン - 島村秀一
  • 総作画監督 - 吉田隆彦(第1期、第2期11話)、兵渡勝(第2期)
  • サブデザイン - 都築裕佳子(第1期)
  • 美術監督 - 柴田千佳子
  • 色彩設定 - 石田美由紀
  • 映像設計 - 大河内喜夫
  • 撮影監督 - 黒沢豊(第1期)、大河内喜夫(第2期)
  • 編集 - 西山茂
  • 音響監督 - 明田川仁
  • 音楽 - 林有三&サロン'68、DEPAPEPE(第2期のみ)
  • 音楽制作 - アニプレックス(第1期)、SMEレコーズ(第2期)
  • オープニング映像 - 野田凪(第1期1-12話)、児玉裕一(第1期13-24話)、平野文子(第2期)
  • 衣装監修 - 倉石一樹(第1期のみ)
  • 協力 - 集英社『YOUNG YOU』編集部(第1期のみ)、グラスホッパー、オフィスオーガスタ
  • プロデュース - ジェンコ
  • アニメーション制作 - J.C.STAFF
  • 製作:ハチクロ製作委員会(アスミック・エースエンタテインメント、集英社、フジテレビジョン、電通、ジェンコ)

キャスト

(第1期 - 第2期)

  • 花本はぐみ:工藤晴香
  • 竹本祐太:神谷浩史
    • 2期最終回のテレビ放送時のみ野島健児が代役
  • 竹本祐太(子供時代):本田貴子
  • 真山巧:杉田智和
  • 森田忍 / 森田司(表記なし):うえだゆうじ
  • 山田あゆみ:高橋美佳子
  • 花本修司 / リーダー:藤原啓治
  • 原田理花:大原さやか
  • 原田:堀内賢雄
  • 森田馨:竹若拓磨
  • 野宮匠:浜田賢二
  • 山崎一志:土田大
  • 勅使河原美和子:根谷美智子
  • 竹本美津子:篠原恵美
  • 竹本祐一:小関明久
  • 合田稼頭男:三宅健太
  • アキコおばさん:一城みゆ希
  • 丹下教授:広瀬正志
  • 庄田教授:麦人
  • 徳大寺:菅生隆之
  • しんさん:羽多野渉
  • 六太郎:浪川大輔
  • 棟梁:青野武
  • ローマイヤ先輩:山寺宏一(テレビ未放映のchapter.Lのみ)
  • 長谷川一彦:野島裕史

(第2期からの出演)

  • 根岸達夫:中博史
  • 森田馨(子供時代):皆川純子
  • 森田忍(子供時代):釘宮理恵
  • フロイド:谷口節
  • 城山:飯田浩志
  • 五月先生:佐久間紅美
  • マック・カルロス:小山力也
  • エマ:柚木涼香

主題歌

第1期
オープニングテーマ「ドラマチック」(Epic Records Japan)
作詞・歌 - YUKI(MSg、Al:) / 作曲・編曲 - 蔦谷好位置
  • 12話で挿入歌としても使用された。
エンディングテーマ「ワルツ」(第1-12話、第24話)(Epic Records Japan)
作詞・作曲 - 渡辺健二 / 編曲・歌 - スネオヘアー(MSg、Al:カナシミ)
エンディングテーマ「Mistake」(第13-第23話)(SME Records)
作詞 - 八熊慎一 / 作曲 - 奥田民生 / 歌 - THE BAND HAS NO NAME(Al:THE BAND HAS NO NAME2より)
  • これら3曲はフルバージョンでオリジナルサウンドトラックに収録されている。
第2期
オープニングテーマ「ふがいないや」(Epic Records Japan)
作詞・歌 - YUKI / 作曲 - 蔦谷好位置 / 編曲 - YUKI、玉井健二、湯浅篤
エンディングテーマ「スプリット」(Epic Records Japan)
作詞・作曲 - 渡辺健二 / 編曲・歌 - スネオヘアー

挿入歌

第1期
  • 第1話:「ハチミツ」 スピッツ (Al:ハチミツより)
  • 第2話:「8月のセレナーデ」 スガシカオ (Al:Sugarlessより)
  • 第3話:「月とナイフ」 スガシカオ (Al:Cloverより)
  • 第4話:「波光」 スガシカオ (Al:4Flusherより)
  • 第7話:「多摩川」 スピッツ (Al:Crispy!より)
  • 第10話:「」 スピッツ (Al:99ep、Al:色色衣より)
  • 第13話:「そろそろいかなくちゃ」 スガシカオ (Al:4Flusherより)
  • 第14話:「Y」 スピッツ (Al:ハチミツより)
  • 第15話:「夜を駆ける」 スピッツ (Al:三日月ロックより)
  • 第18話:「ユビキリ」 スガシカオ (Al:Sugarlessより)
  • 第19話:「黄金の月」 スガシカオ (Al:Cloverより)
  • 第22話:「月に帰る」 スピッツ (Al:スピッツより)
  • 第23話:「Room201」 スガシカオ (Al:Sugarlessより)
  • 第24話:「スピカ」 スピッツ (Sg:楓、Al:花鳥風月より)
    注釈
    スピッツの挿入歌:作詞・作曲 - 草野正宗
    • ただし、「月に帰る」は、作詞 - 草野マサムネ / 作曲 - 三輪テツヤ
    スガシカオの挿入歌:作詞・作曲 - スガシカオ
    • 「ハチミツ」と「月とナイフ」はフルバージョンでオリジナルサウンドトラックに収録。
第2期
  • 第1話:「仲良し」 スピッツ (Sg:運命の人、Al:フェイクファーより)
  • 第2話:「プール」 スピッツ (Al:名前をつけてやるより)
  • 第3話:「ココニイルコト」 スガシカオ (Al:Sugarlessより)
  • 第4話:「ほのほ」 スピッツ (Al:スーベニアより)
  • 第5話:「ジュテーム?」 スピッツ (Al:ハヤブサより)
  • 第6話:「Happy Birthday」 スガシカオ (Al:FAMILYより)
  • 第7話:「夏陰〜なつかげ〜」 スガシカオ (Al:PARADEより)
  • 第8話:「リンゴ・ジュース」 スガシカオ (Al:FAMILYより)
  • 第9話:「風なぎ」 スガシカオ (Al:TIMEより)
  • 第10話:「」 スピッツ (Al:オーロラになれなかった人のためにより)
  • 第11話:「ふたりのかげ」 スガシカオ (Al:SWEETより)
  • 第12話:「田舎の生活」 スピッツ (Al:オーロラになれなかった人のためにより)

第2期挿入曲(インスト)

「Night & Day」
作曲 - DEPAPEPE

各話リスト

話数サブタイトル脚本絵コンテ演出作画監督
colspan="6"|ハチミツとクローバー
chapter.1……人が恋に落ちる瞬間を初めて見てしまった。まいったな……黒田洋介カサヰケンイチ都築裕佳子
chapter.2はぐちゃんを見て少し、焦った……っていうか山下祐まつもとよしひさ舛田裕美
山下祐
chapter.3あのさ、お前。なんで俺なんだ?近藤日葉高島大輔相坂直紀
chapter.4ホントはあんま好きじゃない。クリスマス……福田道生清水一伸岡野幸男
吉田隆彦
chapter.5……うん………ただいま……谷口悟朗山田一夫橘秀樹
chapter.6……なあ山田、なんで俺なんか好きになっちまったんだよ高田耕一湖山禎崇梶谷光春
chapter.7はぐ、一緒に行こう舛成孝二竹内哲也
chapter.8ああ……遠いなぁ……山下祐安藤健牧野大介
chapter.9彼女は気付いただろうか?なぜオレは教えないんだろうか?福田道生まつもとよしひさ都築裕佳子
chapter.10……そんな簡単に放り出していいもんじゃないだろ……小平進湖山禎崇梶谷光春
chapter.11た……楽しくなかった……高島大輔舛田裕美
相坂直紀
矢上孝一
chapter.12バッカヤロウ。何考えてんだよ!高田耕一長井龍雪井嶋けい子
chapter.13……彼女に……僕はいったい、どんな答えを期待していたんだろう橘秀樹櫻井親良
chapter.14夢の中で、彼女に逢った……鈴木行安藤健吉田隆彦
小川浩司
chapter.15……理花さん。オレをまた原田デザインで使ってもらえますか?中山勝一杉本功
河野真貴
chapter.163つめの答えを、僕は、口にしない……小平進まつもとよしひさ梶谷光春
chapter.17オレに無いのは、目的地なんだ……福田道生湖山禎崇都築裕佳子
chapter.18森田さんが戻って来たら……彼女は? そして……高田耕一高島大輔いしはらよしはる
chapter.19こうやっていつも、真山は私を見失う三浦辰夫吉本毅井嶋けい子
chapter.20それをケアすんのがアンタの役目だろう!小平進安藤健住本悦子
chapter.21……空っぽだ……狩生豊高島大輔河野真貴
chapter.22……トンネルを抜けると、とてもキレイな所に出た……橘秀樹梶谷光春
chapter.23……そして、僕はもう一度走り出す……福田道生湖山禎崇都築裕佳子
梶谷光春
chapter.24……ついた小平進カサヰケンイチ島村秀一
chapter.Lローマイヤ先輩スペシャルまつもとよしひさ井嶋けい子
島村秀一
chapter.F藤原デザイン事務所スペシャル高田耕一吉田隆彦
colspan="6"|ハチミツとクローバーII
chapter.1……そして、僕たちは再び回り始める……黒田洋介長井龍雪吉田隆彦
chapter.2……でも、そうでもしなきゃ思い知れないなら、行くがいいさ…長井龍雪上田繁都築裕佳子
chapter.3信じらんねぇ……9時間かかんだぞ……!福田道生佐々木皓一中野彰子
chapter.4先に耐えきれなくなったのは俺だった。気づいてはいたんだ…高田耕一秋田谷典昭梶谷光春
chapter.5そう、彼は……優しくしあうことを許されたのだ…浅野勝也井嶋けい子
chapter.6……口にしてはダメ……、私には、それを奪う権利はない…鵜飼ゆうき武山篤川田剛
chapter.7……あのときのことが、目に焼き付いて離れない…大畑清隆高島大輔住本悦子
吉田隆彦
加藤万由子
chapter.8……僕は、なにも知らなかった。高田耕一池端隆史都築裕佳子
chapter.9……ああ、神様……どうか、彼女を……福田道生
chapter.10……どこ、行っちゃってるのよ、バカ……高田耕一秋田谷典昭梶谷光春
野村芙沙子
Chapter.11……私から、絵を描くことを、奪わないでください…浅野勝也吉田隆彦
川田剛
Chapter.12……時が過ぎて、何もかもが思い出になる日はきっと来る…長井龍雪長井龍雪
鈴木洋平
兵渡勝
※chapter.LはDVD初回限定盤5巻、chapter.FはDVD初回限定盤9巻の特典映像(共にTV未放送)

放送局

放送地域放送局放送期間放送日時
colspan="4"|第1期
関東広域圏フジテレビ2005年4月14日 - 9月29日木曜 24時35分 - 25時05分
中京広域圏東海テレビ木曜 26時20分 - 26時50分
近畿広域圏関西テレビ2005年4月25日 - 9月26日月曜 25時30分 - 26時00分
日本全域フジテレビ7212005年10月12日 - 2006年1月20日水曜 21時00分 - 21時50分
colspan="4"|第2期
関東広域圏フジテレビ2006年6月29日 - 9月14日木曜 24時45分 - 25時15分
近畿広域圏関西テレビ2006年7月4日 - 9月19日火曜 25時25分 - 25時55分
中京広域圏東海テレビ2006年7月6日 - 9月21日木曜 26時05分 - 26時35分
福岡県テレビ西日本2006年7月12日 - 9月27日水曜 26時15分 - 26時45分
新潟県新潟総合テレビ2006年7月13日 - 9月28日木曜 26時00分 - 26時30分
日本全域フジテレビ7212007年3月7日 - 4月25日水曜 21時00分 - 21時50分

映画

2006年7月22日公開。DVDは2007年1月12日発売。

スタッフ(映画)

  • 監督:高田雅博
  • 脚本:河原雅彦、高田雅博
  • 撮影:長谷川圭二
  • 照明:山崎公彦
  • 美術:中村桃子
  • 録音:井家眞紀夫
  • 整音:太斉唯夫
  • スタイリスト:白山春久
  • 音楽:菅野よう子
  • はぐみ絵画制作:MAYA MAXX
  • 森田彫刻制作:森田太初
  • プロデューサー:小川真司、今村景子、多田真穂
  • 音楽プロデューサー:金橋豊彦、茂木英興
  • 製作協力:プログレッシブ・ピクチャーズ
  • 製作プロダクション:アスミック・エースエンタテインメント、電通テック
  • 製作:アスミック・エースエンタテインメント、ジェイ・ストーム、集英社、電通
  • 配給:アスミック・エース

キャスト(映画)

  • 竹本祐太:櫻井翔(嵐)
  • 花本はぐみ:蒼井優
  • 森田忍:伊勢谷友介
  • 真山巧:加瀬亮
  • 山田あゆみ:関めぐみ
  • 藤原ルイジ(兄):堀部圭亮
  • 藤原マリオ(弟):宮崎吐夢
  • 幸田先生:銀粉蝶
  • 喫茶店「風待ち通り」マスター:利重剛
  • 刑事役:春田純一
  • イケメンハンターのTVレポーター:清水ゆみ
  • デザイナー:池田鉄洋
  • 美術評論家:真島啓
  • 学生:浜野謙太(SAKEROCK)
  • 修復士:中村獅童
  • 原田:田辺誠一
  • 原田理花:西田尚美
  • 花本修司:堺雅人

主題歌(映画)

  • 「魔法のコトバ」/スピッツ

挿入歌(映画)

  • 「アオゾラペダル」/嵐(スガシカオ作詞/作曲)
  • オペラ『ワリー』より第一幕 さよならふるさとの家よ (カタラーニ作曲)

ロケ地

  • 茅ヶ崎館(車で海に行った時に泊まった旅館。森田が掛け軸を破り、醤油で絵を描くシーンは、同旅館の三番の部屋で撮影された。実際にはガラス張りの掛け軸が飾ってある。)

テレビドラマ

フジテレビ系列で、2008年1月8日から3月18日まで、毎週火曜日の21時00分-21時54分(JST、初回のみ10分拡大で21時00分-22時04分)で1クール放送された。主演は成海璃子でフジテレビの連続ドラマは初主演となり、山田あゆみ役の原田夏希はこの作品が民放の連続ドラマ初レギュラー出演となる。

スタッフ(ドラマ)

  • 脚本:金子茂樹
  • 演出:谷村政樹、松山博昭、佐々木詳太
  • 音楽:海田庄吾、都啓一(SOPHIA)、河野伸
  • プロデュース:瀧山麻土香、鹿内植
  • 制作:フジテレビドラマ制作センター

キャスト(ドラマ)

  • 花本はぐみ:成海璃子
  • 竹本祐太:生田斗真(ジャニーズJr.)
  • 山田あゆみ:原田夏希
  • 真山巧:向井理
  • 森田忍:成宮寛貴
  • 勅使河原美和子:滝沢沙織
  • ローマイヤ先輩:木村祐一
  • 庄田教授:松重豊
  • 大神教授:高橋ひとみ
  • あゆみの母:長野里美
  • 寺登泰彦:前川泰之
  • 野宮匠:柏原崇
  • 山田大五郎:泉谷しげる(友情出演)
  • 花本修司:村上淳
  • 原田理花:瀬戸朝香

主題歌(ドラマ)

  • 平井堅「キャンバス」(デフスターレコーズ)

各話リスト(ドラマ)

各話放送日サブタイトル演出視聴率
第1話2008年1月8日春、恋におちた瞬間谷村政樹12.9%
第2話2008年1月15日福引であてた海と涙とキス10.0%
第3話2008年1月22日夏、花火と散った片思い松山博昭9.8%
第4話2008年1月29日聖夜に届く、涙の告白9.5%
第5話2008年2月5日一番の存在でなくてもいい谷村政樹8.9%
第6話2008年2月12日一人前にはなぜなれますか佐々木詳太8.6%
第7話2008年2月19日今、地図のない道を前へ谷村政樹8.3%
第8話2008年2月26日失踪! 人生と恋を見失う冬松山博昭8.0%
第9話2008年3月4日奇跡の告白、衝撃の大事故谷村政樹7.4%
第10話2008年3月11日絶望の淵、ふたりを結ぶ道松山博昭7.0%
最終話2008年3月18日胸を張れるいい恋だった谷村政樹7.1%
colspan="6"|平均視聴率8.9%(視聴率は関東地区・ビデオリサーチ社調べ)

放送局(ドラマ)

放送地域放送局放送期間放送日時放送系列
中京広域圏名古屋テレビ2009年3月26日 - 9月10日木曜 25時55分 - 26時50分テレビ朝日系列
近畿広域圏朝日放送2009年4月15日 - 9月16日水曜 25時56分 - 26時51分
広島県広島ホームテレビ2009年5月22日 - 10月9日金曜 25時15分 - 26時10分
神奈川県tvk2009年4月23日 - 10月15日木曜 15時00分 - 15時55分独立UHF局
日本全域BS朝日2009年4月1日 - 9月30日毎週水曜 23時00分 - 23時55分 BS放送
フジテレビ7212009年2月1日 - 2月24日月曜-金曜 23時00分 - 25時00分CS放送

テレビドラマ(台湾版)

台湾のCTSにて2008年5月から放送された。台湾だけでなく日本の香川県でもロケが行なわれた。

日本ではフジテレビ721及びフジテレビCSHDにて、2009年2月9日から2月24日まで土日を除き毎日2話ずつ、放送される。地上波では2009年3月26日から名古屋テレビ放送にて、4月15日から9月16日まで朝日放送にて放送された。

キャスト
  • 花本はぐみ(華本育):伊藤千晃
  • 竹本祐太(安竹本):レゴ・リー(リー・グオイー)
  • 山田あゆみ(何亞弓):チャン・チュンニン
  • 真山巧(鄧真山):ジョセフ・チェン
  • 森田忍(任森田):エディ・ポン
  • 原田理花(方理花):ターシー・スー
  • 花本修司(華修司):チャン・ハン
  • 野宮匠(湯野丰):デビッド・チェン
  • 森田馨(任以薰):シン・ウー
  • 丹下教授:タイ・バオ
  • 山田あゆみの父:ルオ・ベイアン
  • 徳大寺:トン・チーチェン
スタッフ
  • 監督:ロビン・リー(李雲嬋/リー・ユンチェン)
  • プロデューサー:リュウ・ウェイシー(劉瑋慈)、チェン・チーミン(陳啟銘)
  • ロケ地:台北芸術大学
DVD
販売元はエスピーオー
  • 「ハチミツとクローバー〜蜂蜜幸運草〜 DVD-BOX I」(2009年3月6日)
  • 「ハチミツとクローバー〜蜂蜜幸運草〜 DVD-BOX II」(2009年3月27日)

脚注

関連項目

  • フジテレビ系アニメ
  • ノイタミナ
  • フジテレビ火曜9時枠の連続ドラマ
  • 森ガール
  • 武蔵野美術大学
作品中に出てくる実在する場所等
  • 浜田山
  • 葛西臨海公園
  • 横浜みなとみらい21
  • 隅田川水上バス
  • 大宮八幡宮
  • 鳥取砂丘
  • 伊豆バイオパーク(現・伊豆アニマルキングダム)
  • 瑞巌寺
  • 北斗星
  • カシオペア
  • 柏水堂(神保町にあるケーキ屋)

外部リンク

cs:Med a Čtyřlístek

ko:허니와 클로버 nl:Hachimitsu to Clover

sv:Honey and Clover