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ハッピータイガー/小林源文

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著者: 小林源文
巻数: 1巻

小林源文の新刊
ハッピータイガーの新刊

最新刊『ハッピータイガー


出版社: 世界文化社
シリーズ: セブンコミックス


twitterでのコメント (関係ないのに引っかかることもあります...)

akibablog 小林源文「ハッピータイガー(下)」入荷 #akiba zin http://t.co/PSDXWHKf
akibablog 【40RT】 優花里の部屋にポスターも貼ってある小林源文が描く戦車戦 「ハッピータイガー前編」 http://t.co/bTI4WFzy
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hiranokohta あとさ、いまCMやってた韓国映画のマイウェイ 12000kmの真実ってさ、日本軍がソ連の捕虜になってソ連軍に編入、その後ドイツ軍の捕虜になってドイツ軍になって連合国と戦う、ってさ、小林源文先生の「ハッピータイガー」まんまじゃね?
nihon_ga RT @Bauer_stripe 「倒福」ネタが分からない人は、『ハッピータイガー』(著/小林源文 刊/大日本絵画)を読んでくださいね。

ハッピータイガー』は小林源文の漫画作品(フィクション)。梅本弘による小説版、およびその続編もある。

ストーリー

ノモンハン事件で部隊が全滅した川島正徳少尉は、行き倒れていた所をモンゴルの遊牧民の一家に救われる。バートルと名づけられた彼はしばらくモンゴル人として生活した後、ソ連軍の強制徴兵に対して一家の身代わりとなり連行される。

最前線での突撃を強制された末にドイツ軍の捕虜となったバートルはゾーレッツSS軍曹の駆るティーガー戦車の装填手となり、さらに砲手として活躍。砲塔に逆さの「福」の字を描いた「ハッピータイガー」の武勲はたちまち知れ渡り、バートルは大島浩駐独大使との面会の場で、父である川島中佐との再会を果たす。

やがてドイツの敗色が濃くなる中、ティーガー戦車以下ドイツの先進兵器を日本へ導入する計画が持ち上がる。父と大島大使の計らいでゾーレッツと共に技術指導員に選ばれたバートルは、Uボートで故郷日本を目指すが途上でドイツは敗戦。

寄港したビルマ(現:ミャンマー)で父と現地の日本兵らと、そして何より戦友ゾーレッツと愛車ティーガーと共に最後の戦いに挑む事になる。

なお漫画版ではビルマで話が終わっているが、小説版の続編ではさらにサイパン島へ奇襲上陸している。

登場人物

枢軸国(ナチス・ドイツ、日本)側

  • 川島 正徳少尉(バートル)
  • 川島中佐(駐独武官・バートル(正徳)の父親)
  • 大島 浩(駐独日本大使)
  • ハンス・ゾーレッツSS軍曹(最終階級:SS中尉)
  • 佐藤 大輔 中尉
  • 中村軍曹

ソビエト連邦およびモンゴル側

  • 内務人事委員会
  • モンゴル人一家

その他

  • 小林源文(作者)
  • 中村(アシスタント)
  • 担当
  • カレーショップの店主コンビ(老いた川島政徳とハンス・ゾーレッツ)

題材

thumb|300px|クルスク戦時の“ハッピータイガー”(実車)。車体前面装甲の向かって右側に「ダス・ライヒ」師団マーク、左側に「倒福」マークが確認できる。 この物語のモチーフとなったのは、クルスク戦時にドイツの第2SS装甲擲弾兵師団「ダス・ライヒ」に所属した1両のティーガーI 型である。この車両には、実際に車体に逆さの「福」の字が書き込まれ(あるいは「福」の字を書いた紙が貼られ)ている。古い資料ではこれを剣を掲げた半身像と見立てているものもあるが、鮮明な写真では明らかに「福」字であることが見て取れる。プラスチックモデルのデカールに取り上げられたこともある。

逆さの「福」は倒福と呼ばれる中国の招福の印で、今日の日本でも中華街等でよく見掛けることができる。ティーガーの倒福は、中国に何らかの関係を持つ乗員によるパーソナル・マーキングであったと考えられる(戦間期におけるドイツと中国の関係については中独合作も参照のこと)。

関連項目

  • 架空戦記
  • ノモンハン事件
  • VI号戦車