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ハレルヤオーバードライブ!/高田康太郎

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著者: 高田康太郎
巻数: 1巻

高田康太郎の新刊
ハレルヤオーバードライブ!の新刊

最新刊『ハレルヤオーバードライブ! 1 track



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ハレルヤオーバードライブ!』(Hallelujah Overdrive!)は、高田康太郎による日本の漫画作品。『ゲッサン』(小学館、月刊少年サンデー)において2009年7月号より連載中。単行本既刊2巻(2010年5月17日現在)。話数のカウントは「Track:●●」と表記する。なお、連載に先立ち本編の前日譚である「Track:00」が同誌6月号別冊付録に掲載されている(単行本1巻に収録)。単行本1巻のキャッチコピーは「放課後は音楽でいっぱい!」。

あらすじ

中学卒業時に好きな女子に自作の歌で告白した主人公・朝桜 小雨は好きな人がいるという理由で振られる。その相手が「バンドマン」だと知った小雨は入学した高校でバンド活動を行うことを決意、空次 ハルの導きで軽音楽部ならぬ「金属理化学研究部」・通称「メタりか」の面々と出逢い、バンドの楽しさに目覚めていく。「ボーイ・ミーツ・ガールなバンド・ラブストーリー!!」

登場人物

朝桜 小雨(あさくら こさめ)
本作品の主人公。明狼学院に通うこととなった新入生。1年3組。
中学卒業のとき、好きな女子に自作の曲を歌い告白するが敢えなくふられる。その女子の好きな相手がバンドマンであったことから、リベンジのために高校ではバンド活動を行うことを決意する。必死に軽音部を探しているところをハルに目撃され、金属理化学研究部に連れて行かれる。
「公開実験」の最中「音楽の魔法にかかり」ハルに「恋に落ちた」と告げる。肝心のハルには気付かれていない模様だが、由多呵はじめ周囲は「告白」と受け取った。
「公開実験」において演出用に火薬を仕掛けたギターを爆発させてしまい、部に50万円の借金を背負わせる羽目になってしまった。
最初はアンプへのシールドのつなぎ方も知らず、演奏も「モタっている」「ヘタクソ」などと言われる始末であったが、昼休みの特訓を経てハル曰く「ヘタ」だが「雨粒」のようなボーカルを聴かせるようになる。
ハルに一緒にバンドをやりたいと申し込んだが、断られてしまう。だがその本当の理由を知ると有頂天になった。後に小雨に惚れて入部することになった麗とバンドを組むこととなる。
実はハルに劣らず色恋沙汰には鈍い模様で、麗からのアプローチにも全く気付いておらず、タンポポの見立てでは、麗は小雨のことを「好きなワケがない」と思っているのではないかとのことである。
ハルからは「イタい」、由多呵からは「残念な感じ」などと評される。また中学時代にも樹から「残念な子」と言われていた。
使用楽器はフェンダー・ストラトキャスター。
空次 ハル(うつぎ ハル)
本作品のヒロイン。金属理化学研究部員の副部長。「楽しそうに」「空を飛ぶみたいに」叩くドラムス。長い髪を振り乱しツー・バスを踏む。3年3組。自称は「ボク」。まるで中学生のようなちびっこで、由多呵いわく「人はこいつをマスターヨーダと呼ぶ」とのことである。入学して軽音部を探し回る小雨を見つけ、「音楽の魔法を信じるかい?」と問い、金属理化学研究部に連れて行った。
色恋沙汰には鈍い模様で、「公開実験」における小雨からの告白に対し、自分たちの「音楽を好きになった」と受け止め、小雨の思いには全く気付かなかった。
バンドをやるに当たり、小雨には「練習あるのみ」「楽しめ」など、様々なアドバイスを行う。
小雨から一緒にバンドをやりたいと申し込まれるも、断る。だがその理由は「小雨がギター&ボーカルのバンドを客席から見てみたいから」であった。後に小雨のことをエフェクターのオーバードライブのように「一度スイッチが入るとすごい」と評する。
一時悩みがあるように見えたが、曲作りに行き詰っていたためで、愛葉のアドバイスで元気付けようとした小雨のお陰で新曲を作ることが出来た。
バンドでは作曲担当で、全ての楽曲を手掛けている。メンバーに曲のイメージを伝えるためにギブソン・レスポールを弾いて歌うが、その歌声は「超絶アニメ声」である。
鷹木 由多呵(たかぎ ゆたか)
金属理化学研究部の部長。「他の音圧に負けない力あるボーカル」。3年5組。巨漢の眼鏡キャラ。「魂のシャウト」のため「肉体改造」を行い、現在の「ぽっちゃり」体型になった。小雨は初対面のときに「ドラム」と勘違いした。また「ヘビメタの人」と言われたときには「誰がヘビーメタボリックじゃ」と怒った。
交渉が上手く、教員と丁々発止のやり取りを行っており、「鷹木武闘伝説」と自称する。
小雨のハルへの思いについて、「イバラの道」「しかも鋼鉄製」と思う。
麗が見学をしに来たときには「なんかニオう」と怪しさを感じ、部活が「金属の研究」であることを強調した。麗には「仮入部」を言い渡し、またタンポポらに監視させた。後に正式に入部を認める。
バンドではタンポポと共に作詞担当である。
万城目 愛葉(まきめ あいは)
金属理化学研究部員。「バカテクギタリスト」。使用楽器はギブソン・エクスプローラー。2年1組。眼鏡キャラの女子。巨乳の上に、衣装は胸元の大きく開いたメイド服(衣装はほかにゴシック、チャイナ、バイキング、ウマなどがある)。譜面が書ける。普段は丁寧で謙虚だが演奏時にはキャラが変わる。また、ギターを持つと「Sモード」となる。ハル同様、色恋沙汰には鈍感で、「公開実験」時の小雨のハルへの告白に気が付かなかった。
いわゆる空気が読めないことも多いが、タンポポと共に麗を監視した際に何故かセッションをすることを提案して麗が入部する切っ掛けを作ったり、悩んでいるハルを心配する小雨に対しアドバイスを行うなど、それが逆に良い方向に作用することも多い。
橘 タンポポ(たちばな タンポポ)
金属理化学研究部員。「地をはう重量ベース」。使用楽器はエピフォン・サンダーバード。2年9組。態度と口が悪い女子。下の名前で呼ぶと怒る。ステージでの格好はパンクス。小雨のハルへの恋は応援しており、恋愛話になるとキャラが変わる。由多呵のことが好きらしい描写がある。
由多呵の指令で麗を監視、「スパイ」であることが判ったときには怒るが、家の事情を理由に入部を取り止めた際には「反抗をしろ」とアドバイスした。尚、麗の様子を見て「小雨目当て」と当てた。
バンドでは由多呵と共に作詞担当である。
九森 冬夜(くもり とうや)
1年のドラマー。金属理化学研究部員ではない。ハルが小雨のバンドメンバー候補に連れてくるが、小雨とはウマが合わず喧嘩をしそうになり、さらに下校時に鉢合わせした際に殴る。
人気バンド「リリーパスカル」のボーカル&ギターをやっている兄がおり、その兄に対しひと泡吹かせたいと思って、さまざまなバンドを渡り歩いている。尚、この兄はハルとは何か因縁がある模様である。
ハルを「ハル姉」と呼ぶ。ハルのことが好きで、ハルに小雨バンドへの加入を薦められた際、「俺と付き合うのが条件」と言う。だが冗談としか取られておらず、ハル曰く「挨拶みたいなもん」とのことである。
小雨の歌声を実際に聞いたことにより考えを少し改め、ライブで実力を試してからバンドを手伝うと告げる。そのとき同時にハルとの恋愛も勝負の条件に挙げた。
美名神 麗(みなかみ うらら)
1年生の風紀委員。権力を握り、生徒会長になるために、問題のある部を摘発している。日本有数の大財閥の娘で、学校など周囲からの期待に応えるためでもある。
「幻の軽音部」を探している最中、ギターを持った小雨と出遭い、「モロ好み」のタイプで一目惚れしてしまう。
最初の訪問時は由多呵に翻弄され、軽音部としての確証を得られなかったが、キリコからの情報を得て同日に再訪問したとき目にした演奏に心をつかまれる。入部を希望するが由多呵に「仮入部」を言い渡される。
バンド経験は無いが、習い事として琴をはじめ幾つもの楽器に触れていた。特に好きだった楽器はコントラバス。スパイ容疑の際に行われたセッションではタンポポのサブ機のリッケンバッカーのベース(4003)を借りた。初めて触れたにもかかわらず弾きこなし、笑顔を見せた。
結局御手洗と共に金属理化学研究部の前に現れるが、それは部の存在を御手洗に知らせるように見せ掛けて、実は「金属の実験」に参加させ、半強制的に認めさせるという、麗なりの「部を守る」方法であった。結果、由多呵に入部を認められた。
入部後は小雨にバンドを組むことを申し入れた。引き続きリッケンバッカーを弾く。
小雨がハルを好きなことには薄々気付いておりライバル視する。また「女のカン」でハルは小雨に「脈ナシ」と思っている。
童話『ラプンツェル』が好きで、「王子様」の存在を信じていたが、童話と違い積極的に行動する意思を持っている。
キリコ曰く「うっかり屋さん」「ドジ」「残念」。
キリコ
名字は不明。美名神家を代々サポートをしている「美名神の御庭番」と言われている家系の生まれだが、麗とは友人関係である。諜報活動が得意で、麗とは別に軽音楽部の存在を探る。
麗のことは心配しているが、その「クソ度胸」を認めている。
桐島 樹(きりしま たつき)
「Track:00」の登場人物。小雨の中学時代の同級生で、一緒に明狼学院に入学した。恋愛関係でアドバイスをするもHow To本からの引用で、小雨に「メガネキャラだけどバカ」と評される。後に本編にも登場し、「ベースの女の子」が入ったという小雨に、胸の大きさを質問した。
御手洗(みたらい)
生徒指導の教員。鷹木の屁理屈には押され気味であるが、爆発事故を起こした金属理化学研究部にクレームを付け、50万円の被害請求を行う。
麗に連れられ金属理化学研究部の正体を暴こうとするが、麗の計略に乗り「金属の実験」に参加する形となってしまった。

用語

金属理化学研究部(きんぞくりかがくけんきゅうぶ)
通称「メタりか」。ハルたちの所属する部。うるさいことを理由に軽音部の存在を認めない学校の目をごまかすために名乗っている。ライブを「公開実験」と称す。バンド名は「メタルりかちゃん」。演奏する楽曲はその名の通りヘビーメタルである。
部室は教員が近付くとRAGE AGAINST THE MACHINEの曲が流れ、忍者屋敷のように理系の部室風になる。

主な舞台

私立明狼学院(しりつめいろうがくいん)
小雨たちの通う高校。中高一貫教育で生徒数は約2,000人。創立者は生徒に「静かで平穏な生活」を望んでいる。ゆえに軽音部のような「うるさい」部活は認められないらしい。

関連項目

  • わかってもらえるさ - RCサクセションの楽曲。軽音部を探し回っていた小雨にハルが聴かせ、歌詞が「小雨みたい」と言う。
  • メタリカ - アメリカのヘヴィメタル・バンド。部の通称の元ネタとなった。
  • ジミ・ヘンドリックス - アメリカ出身のギタリスト、シンガー。小雨が思い付いた、ギターを背中で弾くパフォーマンスを既に行っていた。
  • ハンマー - ザ・ブルーハーツの楽曲。小雨とハルが昼休みの特訓時の課題曲とした。
  • ザ・ビートルズ - イギリスのロックバンド。中学時代に小雨が好きだった女子が聴いていた。
  • HIMITSU GIRL'S TOP SECRET - ZAZEN BOYSの楽曲。単行本のおまけページ「BONUS TRACK」の副題。
  • 銀塩少年 - アシスタント仲間である後藤隼平による漫画作品。「Track:04」の河原のシーンで主人公のマタタキとヒロインのミライがカメオ出演(但し後姿&横向き)している。

書誌情報

高田康太郎 『ハレルヤオーバードライブ!』 小学館〈ゲッサン少年サンデーコミックス〉、既刊1巻(2009年11月17日現在)

  • 第1巻、2009年11月17日初版発行、ISBN 978-4-09-122103-2 - おまけ漫画「BONUS TRACK」などの描き下ろしページあり。
  • 第2巻、2010年5月17日初版発行、ISBN 978-4-09-122240-4 - 本体表紙のキャラクター紹介などの描き下ろしページあり。

関連項目

  • ゲッサン

外部リンク