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バトルスピリッツ少年突破バシン/藤異秀明マンガ

共有

著者: 藤異秀明マンガ
巻数: 4巻

藤異秀明マンガの新刊
バトルスピリッツ少年突破バシンの新刊

最新刊『バトルスピリッツ少年突破バシン 4



バトルスピリッツ少年突破バシンの既刊

名前発売年月
バトルスピリッツ少年突破バシン 2 2009-03
バトルスピリッツ少年突破バシン 4 2009-09

バトルスピリッツ 少年突破バシン』(バトルスピリッツ しょうねんとっぱバシン)は、トレーディングカードゲーム『バトルスピリッツ』を元にしたテレビアニメ作品。2008年9月7日から2009年9月6日まで名古屋テレビ放送(メ〜テレ)の制作によりテレビ朝日系列局(フルネット局24局のみ)で毎週日曜7時00分 - 7時30分に放送された。全50話。キャッチコピーは「カードはカードを超える!イセカイ界トオォォタルッ!」。

概要

カードダス生誕20週年を記念して2008年9月13日に販売開始されたトレーディングカードゲーム『バトルスピリッツ』の発売に先駆けて制作された『バトルスピリッツシリーズ』第一弾作品。前作の『古代王者 恐竜キング Dキッズ・アドベンチャー』に引き続きカードバトル物となった。劇中に本式試合を行うシチュエーションは、テレビ朝日系の日曜朝7時のアニメ枠では2003年制作の『クラッシュギアNitro』以来となる。

基本的には小中学生男児がターゲットのカードバトルを主にしたアニメであるが、主要キャラのバシンとメガネコを中心とした恋愛要素や社会人の憂鬱、師弟憎悪、親友の裏切り、当初小学6年生だった主人公たちがリアルタイムで中学に進学、など、作中の登場人物達の成長を描いた人間ドラマも取り込まれている。中には主人公のバシン自体が出演しないエピソードや、カードバトル自体が行われないエピソードもある。

さらに、バシンをはじめとするキャラクター設定の評価が高く、 女性キャラクターも多い。キャラクターデザインを務める下笠美穂の美力的な作風や、アイドルのヒロインを主役にしたエピソード、主人公の母親を主役にしたエピソード、劇中に少女向けのアニメのパロディネタを使ったり、ヒロインたちが水着姿のままカードバトルを行わせたりするなど、「少年向けのカードバトルアニメ」という形態をとりつつも「萌えアニメ 」のパロディも行った。こうした作風が一部の「大きなお友達」と呼ばれる層の人気も得ている。

1話完結が多いが、チャンピオンシップ大会の回が2話から5話程度続いた場合もある。最終的に50話で一応完結したが、その後の彼らの戦いは2009年11月12日に発売されたゲーム版『バトルスピリッツ 輝石の覇者』へと継続された。放送が終了しても引き続き一部ではメディア展開がなお続いており、人気がいまだ衰えを見せていないことが伺える。

本作で行われるカードバトルは序盤がカットされており、10ターン目ぐらいや、たまに30ターン目から始まる場合がある。 また、状況もターンの割りに進んでおらず、終盤では色属性を考えていないようなデッキ構成もよくみられ、Xレアカードが大量に召喚されるなど、不自然な点が多い。

地上デジタルテレビジョン放送では16:9のハイビジョンサイズ、地上波アナログテレビジョンでは4:3サイズのサイドカット版で制作された。

監督の本郷みつるはサンライズ作品では『星方武侠アウトロースター』以来10年ぶりの参加。シリーズ構成に『交響詩篇エウレカセブン』でお馴染みである佐藤大、スピリットデザインに丸山浩、音楽に大谷幸をはじめとするTVドラマ・特撮作品がらみの布陣が集結している。さらに,菱田正和、錦織博・寺岡厳の3名がそれぞれ一本ずつ、ゲスト絵コンテとして登板した。またOP絵コンテには米たにヨシトモが担当した。サブライター陣には本郷との仕事が多い横谷昌宏をはじめ、竹内利光、佐藤の率いるストーリーライダーズの永川成基、武田無我の2名、そして中盤から野村祐一、菅正太郎などが参加している。各話演出は『デルトラクエスト』や『恐竜キング』の布陣を一部踏襲しており、いずれもすべてのスタッフ陣は豪華なラインナップとなっている。

キャスティングに関しては、主人公のバシン役には若手の田村睦心が起用された。メ〜テレがキー局のアニメの主役は今作以前はベテラン声優の起用が続いており、主演への若手起用は『Bビーダマン爆外伝V』以来約8年ぶりである。またスイレン役に高垣彩陽、ストライカー役に坂巻亮祐と、本郷が以前監督を務めた『デルトラクエスト』でも共演した声優が起用されるなど多くの若手、新人声優が登板している。

本作品中で使われる楽曲の発売元は、前番組『恐竜キング』のハピネットからランティスに交代した。なお、DVD製作は前作同様、ハピネットが担当した。また、及川光博がアニメ作品で初めてOPを務めて話題を呼ぶこととなった。

世界観

本作の世界では、現実の世界とは比較的に異なる歴史および技術発展を歩んでいる近未来の世界である。ここでは世界的に知られる有名ブランドであるバトルスピリッツが老若男女、年齢を問わず、特に高学男児に流行している。その他に一般自動車や商用、営業車などにAIを搭載したナビゲーターが兼ね備えており、プログラム形式で自動運転する観光バスも存在する。

あらすじ

究極のカードバトルが、今、はじまる。

通称バトスピと呼ばれるトレーディングカードゲーム「バトルスピリッツ(以下バトスピ)」が世界的に知られ、熱狂的な人気を集める世界。バトスピ全国大会の決勝戦が行われ、天才カードバトラー・Jと素顔を仮面で隠すカードバトラー少女・スイレンとの一騎打ちが行われていた。白熱のバトルはJが勝利を収め、決勝戦は幕を閉じた。

ある日、バトスピ大好き少年馬神トッパ(バシン)は、Jと街で偶然遭遇しバトルを挑む。バシンは敗れるものの二人のこの運命的な出会いがきっかけとなり、バシンが持つペンダント、『輝石』に秘められた不思議な力によって、「イセカイ界」と呼ばれる異世界に行くことが出来ることを知り、「スピリット」たちを実際に召喚してカードバトルができる特別なカードバトラーとしての能力を手に入れた。 その後バシンは、学校で噂になっている伝説のXレアカード(エックスレアカード)が存在する事と、それらを全て揃えたとき、伝説の最強王者との戦いが実現することを知った。同じように輝石を持つJ、スイレンなどのカードバトラーたちと、Xレアカードを巡って、激しいカードバトルを繰り広げていく。

やがてバシンはJやスイレン、ストライカー、さらにメガネコとキョーカといった同じ運命を課せられた仲間たちとともに、幾つかの困難を「正面突破」で乗り込んでゆき、そして謎の巨悪へと立ち向かう。

登場人物

主要人物 / 輝石のカードバトラー

それぞれ各色の輝石を持ち、イセカイ界でスピリットを召喚させカードバトルができる特別な力を持つバトスピカードバトラー。スピリッツたちの心を通わせる。その力を人目につかないように秘密にしている。現在その詳細は謎に包まれている。ハイランカーパスはバシン、J、スイレン、ストライカーのみが所有できている。

なお、メインレギュラーの声優陣のメンバーの中で、メガネコ役の神田朱未が最年長、バシン役の田村睦心、キョーカ役の西村麻弥は最年少である。

バシン / 馬神トッパ(ばしん-)
声 - 田村睦心
主仕様カード:赤属性
所有輝石色紅蓮(赤)
所有Xレアカード龍皇ジークフリード暴双龍ディラノス巨神機トール第37話で判明。デッキにいれているかは不明英雄巨人タイタス機動要塞キャッスルゴレム聖皇ジークフリーデン
本作の主人公。バトスピが大好きな少年。開始当初は小学6年生で、第29話より進級して中学1年生になった。8月生まれの12歳。東京都トアル市トアル区出身。寝癖の赤髪と釣り目が特徴。「正面突破で○○トウォォタル!」、「イセカイ界トオォォタル!」が口癖。イメージカラーはレッド。他の登場人物からは苗字でバシンと呼ばれ、母親からも苗字で呼ばれることがある。赤のカードを主に使用するが、青のカードが登場してからは青のカードを組み込んだり、デッキ枚数を増やすなど青の対策を施している。
心優しく、友達と母親思いで、決して悪い嘘は吐かない明るく素直な性格。強い正義感の持ち主だが、失敗することもしばしば。脳天気なところがある。お人よしで人懐っこい。たとえ裏切られてもそれでも仲間を信じたいという強い信念を持っている。率直過ぎるため誤解を招くことがあるが、明るく物怖じしない性格からJやスイレンといった強者カードバトラーたちと交流できるきっかけとなる。正面ばかり見ているせいで人を(主にメガネコを)傷つけることがしばしばある。スポーツ万能で足が速いことに定評があるが、その反面勉強は不得手で特に世界や日本などの地図において場所の位置と方向、距離を根本的に間違えるほど地理が苦手。居眠りの常習犯。さらにはカードセンセ曰く「遅刻魔」だと冗談交じりで語っている。ダンスがうまく踊れないリズム音痴でもある。
自身は気づいてはいないが若干幼馴染のメガネコのことを意識している。父親の形見である赤のペンダント(輝石)を肌身放さず持っている。ある日街中でJと出会い勝負を挑む中で輝石の力を手に入れ、覚醒する。
現在の家族構成は母親のハヤ美とネズミのアイボウとマンションで二人+一匹暮らし。父・トーハはバシンが幼いころに突然「天下トータル!」と叫んで失踪し、消息不明となっている。そのショックで現在での明るい性格とは裏腹に人見知りで友達ができない孤独な過去を持つ。さまざまな人間と出会い、バトルを通じて一人の人間として成長していく。
サウスピ団との決戦ではJとタッグを組みスマイルとギャラクシーセブンに勝利。その後、No.9と戦い激戦の末聖皇ジークフリーデンを使用することで勝利した。ウチュウチョウテン王との戦いでは仲間たちからXレアカードを託され激闘を繰り広げ、激神皇カタストロフドラゴンを撃破して勝利。最終決戦後、アメリカに留学するJを見送り、数ヵ月後には電話で会話した後、イセカイ界でJにバトルを申し込む。
J / ジュリー澤ラギ(-さわらぎ)
声 - 三宅華也
主仕様カード:白属性
所有輝石色白夜(白)
所有Xレアカード要塞皇オーディーン巨神機トール魔龍帝ジークフリード聖皇ジークフリーデン
天才カードバトラーで「バトスピ界の貴公子」という愛称の名を持つ少年。フィンランド人と日本人のハーフでフィンランド出身、京都育ち。バシンと同学年で12歳。財閥サワラギグループの長男で東京都トナリ市トナリ区在住。バシンのライバル的存在でよき親友。バトスピ全国大会優勝の経歴を持ち、その実力はウチュウチョウテン王への挑戦を申し出る権利を握ると言われる程の力を持っている。そのため彼の実力を利用しようとする者がいる。バシンたちからはJ(ジェイ)と呼ばれている。本名はジュリーだが、その名で呼ばれることを嫌う。プラチナプロンドの髪、純白の服にマントをあわせているのが特徴。赤い石をあしらった指輪をしている。バトルで勝利後の口上は「チェックメイト(Check mate)」。イメージカラーはホワイト。
一見女性と見間違えるほどの美少年。常にクールで真面目で物静かな性格。良くも悪くも少しキツイ言葉を発してしまう時がある。また、会話中たまに丁寧語を使うときもある。容姿端麗で成績優秀、運動神経も良く、女子からの人気が高い。ファンなどからは美少年と評されている。責任感が強く、妹思いの優しい性格だが、かなりのシスコン。母親や叔母に対して甘えん坊な一面も。甘えん坊な時になると京都弁を発することがある。ひとつのことに夢中になりすぎると熱を出すというデリケートである。時折ダジャレギャグを使うというユーモアもある。また、自他共に認めるからなのか「美少年」と自ら称するという一面もある。
出会った当初には同じ力を持つバシンに対し関心は薄かったが、バトルなどを通じて次第に打ち解けていき、ライバルと認知し、友情が芽生えていく。当初からはバシンを「バシンくん」と呼ぶが、物語が進むうちに「バシン」と呼び捨てで呼べるほど親密となる。
後に父キアノがサウスピ団と暗躍していると知り、仲間であるバシンたちには秘密で単独で組織を捜査する。スマイルが密かにJに近づきサウスピ団のメンバーに勧誘される。やがてウチュウチョウテン王を倒し輝石の力をもっと知る為に過去、家族、名もを捨て、ジャックナイトという名を使い、ナンバーズエリートNo.11としてサウスピ団に入団し、バシンたちと対立してしまう。それから退団するまでは黒衣装を身に纏い、白属性は使わなかった。京都でのバトスピ大会ではNo.9の指示でバシンとのバトルをボイコットしたが、キアノのバトルやファンの声援に動かされてバシンとバトルする事になる。その後、バシンとのバトルに敗北し、彼の信じる優しい気持ちにより改心し、キアノとの和解を経てサウスピ団を退団する。
サウスピ団との決戦ではバシンとタッグを組みスマイルとギャラクシーセブンに勝利。その後、バシンと別れてイセカイ界ドームのコントロールルームを目指す際にNo.9に操られたマスク人間にマスクをつけられそうになるが、スピードスター(ハヤ美)に助けられる。スピードスターと共にコントロールルームのシステムを破壊し、ストライカーをはじめとする拘束されていた仲間やマスク人間にされた人々を救った。
最終決戦後、エリオットが設立したバトスピ学校に通うためにアメリカに留学した。数か月後には電話で会話した後、イセカイ界でバシンにバトルを申し込む。
スイレン / マイサンシャイン
声 - 高垣彩陽
主仕様カード:紫属性
所有輝石色藍紫(紫)
所有Xレアカード魔界七将デスペラード魔界七将デストロード
バシンと同学年で12歳。本作のヒロインの一人。正体を隠し、仮面をつけているバトスピカードバトラーの少女で、その奇妙なファッションと紫のカードを主に使うことから「謎の美少女カードバトラー」、他に異名「ミステリアス・ガール」とも呼ばれている。ハワイ出身。「ごめんなさいね〜」が口癖で、ツンデレでもある。イメージカラーはパープル(スイレン)/ピンク(マイサンシャイン)。
その正体はマイサンシャインと名乗る美少女天才アイドルアーティストで、シンガーソングライターでもある。子供から大人まで、またバシンをはじめ、バトスピカードバトラーたちからも絶大なる人気を博している。アイボウ曰く、動物たちにも大人気だそうである。アイドルとしてはハートマークがシンボルで、着る衣装にはよく胸の位置にハートマークが付いており、目の瞳部分にハート柄があるのが特徴。アイドル歌手だけでなく、舞台女優、タレントなど分野問わず幅広く活躍する。コンサートなどでファンや民衆の前では素顔でピンク色の髪で登壇するが、バトルを行う時やコンサート会場などからこっそり逃げ出すために髪を紫に染め、仮面をつけて変装する。
基本的に彼女は社交的かつ明るくお転婆な美少女でミステリアス。純情派で人を思いやる気持ちがあり、友達思い。心の中では民衆のために歌を歌いたいという心優しさを秘めている。童話やファンタジーを好む。サーフィンが得意。柔軟性と身体能力が特に高い為水泳と新体操が得意。アイドルとしての威厳はしっかり持っているため、意地っ張りで負けず嫌い。少々ワガママな一面もあるが、基本的に心根は優しい少女。寂しがりやな一面もあるが、物語が進んでいくうちにメガネコとキョーカとは大の仲良しとなる。度々ハヤ美と接触する機会があり、いろいろな話や悩みを相談するなど仲が良くなっている。第44話では、ハイレグの競泳用水着姿を披露している。
マイサンシャインとしての普段は、純粋でおしとやかな性格であるが、仮面をつけ、スイレンへと変身するとクールで強情で勝気で物怖じしない厳しい性格へと一変し、テンションが上がった状態になる。小悪魔的でかなりのお調子者になるためバトル中つい女王さま気取りで高飛車な態度をとってしまうことがある。それが災いの一部として「おばさん」呼ばわりされ、精神的に追い込まれた時期があった。マイサンシャインの状態でも時折スイレンの性格がはみ出ることがしばしばある。
藍紫の輝石は夜での海底で偶然拾ったとのことで、さらに自分の歌を世界に広めるために日本へとやってきたと言っている。過去と思わせる描写が一瞬だけ描かれていたことが一度だけあり、なぜ彼女はアイドル歌手として、輝石のカードバトラーに目覚めていったのか結局詳しく語られることはなかった。
第27話からは中学生となり、Jと同じくトナリ中学校に通う。また、同時期にマイサンシャインとしての衣装が変更された。アイドルの仕事が多忙のため勉学はあまり恵まれていない。
中学に進学する前まで事務所の都合によりバトスピをやらせることは許されなかったが、事務所の交渉が成立し晴れてバトスピ解禁となった。マネージャーはイメージのため黄属性のデッキを勝手に用意して使わせる。本人は当初から紫デッキ一筋で行うため少し不満を感じる。しかしその後別色類のデッキと組み合う楽しさに気づき、それ以来、紫と黄とコンボするデッキを使うようになる。
サウスピ団との決戦ではストライカーとタッグを組んで戦うも、No.9の魔龍帝ジークフリードの前に敗北。No.9によって拘束され生命エネルギーを吸い取られるもJとスピードスターに助けられる。救出後は魔界七将デストロードをバシンに託し、彼のバトルを見守った。最終決戦後、自分のコンサートでストライカーを意識しているような描写が描かれている。
第27話からはメガネコと一緒に、アバンタイトルの注意事項ナレーションを担当している。
ストライカー / ノ原カケル(のはら-)
声 - 坂巻亮祐
主仕様カード:緑属性
所有輝石色深緑(緑)
所有Xレアカードキングタウロス大公蛮騎士ハーキュリー大甲帝デスタウロス
バシンと同学年で12歳。爽やかなサッカー少年。東京都トアル市トアル区出身。イメージカラーはグリーン。
バシンの親友でややがっちりとした身を持つ穏やかな性格の少年。リーゼントが特徴で、父と弟たちもリーゼント。家族構成は父と母と下に4人の弟とオウムのキャップの7人+1羽家族。家事全般が得意で弟たちをしっかり世話するほど面倒見がよい。反面、妄想癖があり、感情の起伏が激しく思い込みも強い。そのため、気合を入れすぎて突っ走った挙句に失敗することがある。そのため、ペットたちからは「頭の中はサッカーボール」、もしくは「ピンポン玉」と評される。夢の中で妄想をするという器用なこともしている。スポーツはできる方だが、泳ぎは不得意で海やプールなどでよく浮き輪を用いる。勉学はあまりよろしくない様子。マイサンシャインの熱烈なファン。また、重度のマゾヒストであり、マイサンシャインからヘッドロックをかけられたい、マイサンシャインの尻に敷かれたい(文字通りの意味で)などの願望を持っている。
トアル小一のエースストライカーとして当初サッカーが得意で将来はプロのサッカー選手を目指し、家族をはじめとする周囲の人間たちに多く期待されていたが、以前から足に持病を抱えており、サッカーを続けたら歩くことすらできなくなるとJの主治医に宣告され、やむを得ず夢を諦めた。悲観と途方にくれるがハヤ美の励ましにより、バシン同様バトスピを始める。主にハヤ美に師事し、その楽しさを開花しバトスピカードバトラーとなった。その後ふとしたことから緑の輝石の力を手に入れる。バトスピカードバトラーとしての成長は目覚しくかなりの実力を持つようになり、Xレアカードとハイランカーパスを手に入れチャンピオンシップに出場し、早い時点で頭角を現す。チーム対抗戦ではサッカーの経験を生かし、チームをうまく纏めることに定評がある。
中学に進学した後、メガネコと同じクラスとなる。
サウスピ団との決戦ではスイレンとタッグを組んで戦うも、No.9の魔龍帝ジークフリードの前に敗北。No.9によって拘束され生命エネルギーを吸い取られるもJとスピードスターに助けられる。救出後は蛮騎士ハーキュリーをバシンに託し、彼のバトルを見守った。
メガネコ / 音無フミコ(おとなし-)
声 - 神田朱未
主仕様カード:黄属性
所有輝石色黄道(黄)
所有Xレアカード大天使ミカファール大天使ヴァリエル幻獣王リーン
バシンと同学年で12歳。スイレンと並ぶヒロイン的存在でバシンに思いを寄せる少女。東京都トアル市トアル区出身。あだ名はメガネコで、眼鏡をかけていた事に由来する模様。友達だけでなく、教師や祖父からもメガネコと呼ばれている。イメージカラーはイエロー。
ちょっとのんびり屋な天然系でおとなしく健気な性格でちょっと泣き虫。本人曰くとろろ昆布の髪質である小説版にて。。料理や裁縫などの文化系の科目が得意。バシンのガールフレンドで小学校低学年の時からの幼馴染。バシンとは仲が良く、学校に登校するときなど一緒に居ることが多い。いつも優しく接してくれるバシンに好意を寄せており、恋心を抱いている。将来の夢はバシンの嫁になることである。少々おっとりとしているため、たまに彼に忘れて置いていかれることもある。洞察力が優れており、カードセンセやジーサンの正体を誰より早く気づいている。家族構成は祖父と愛犬のナナリンの二人+一匹家族で、自宅で営んでいる古本屋を時々手伝っている。両親は救済支援のためにアフリカへと渡っている。
マイサンシャインの大ファンで、彼女に憧れを抱いている。同時に彼女を尊敬しており、物語が進むうちに彼女との仲は進展してゆく。さらにキョーカとも仲良しになり、タックバトルでよくキョーカと組むことが多い。
当初はバトスピを行わない普通の少女で、バシンを応援していたが、輝石のカードバトラーたちとの交流が深くなったバシンとのすれ違いが多くなり、一時そのことにコンプレックスを感じバシンと喧嘩してしまう。バシンと仲直りしてもっと分かち合うためにカードセンセに弟子入りし修行の末に黄色のカードを使用するカードバトラーとなる。
春のチャンピオンシップに謎の仮面カードバトラー・キイロコとして初出場する。この際には、スイレンと色違いで形状が同じ衣装を着ていた。予選においてスマイルを下し、本戦でバシンを一時追い詰めるなど、初心者ながらカードバトラーとしての非凡な才能を見せる。チャンピオンシップ終了後、輝石のカードバトラーとして覚醒し、バシンと仲直りすると同時に真の意味でバシンたちと仲間入りを果たした。
小学校時代は特徴的な丸眼鏡をかけていて、卒業後はメガネを外しコンタクトレンズをつけている。コンタクト時には、瞳の中央に「日」の字のような形の光沢がある。コンタクトレンズに換えた際、バシンから呼び名を変えるかどうか聞かれたが、そのままで良いと本人が言ったため眼鏡をかけなくなってからもメガネコと呼ばれている。
小学校ではバシンと同じクラス。中学ではバシンとは別のクラスで、ストライカーと同じクラスになった。
サウスピ団との決戦ではキョーカとタッグを組んで戦うも、相手がNo.3とNo.10だった事で戦意を喪失し、バトルの描写が無いまま敗北。No.9によって拘束され生命エネルギーを吸い取られるもJとスピードスターに助けられる。救出後は大天使ヴァリエルをバシンに託し、彼のバトルを見守った。
第26話までは一人で、第27話からはマイサンシャインと一緒に、アバンタイトルの注意事項ナレーションを担当している。
キョーカ / 澤ラギキョーカ(さわらぎ-)
声 - 西村麻弥
主仕様カード:赤属性→青属性
所有輝石色青嵐(青)
所有Xレアカード要塞皇オーディーン第二期のEDで所持。超獣王ベヒードス44話でストライカーの夢の中で使用した。実際に持っているかは不明。英雄巨人タイタス
第5話より初登場。バシンと同学年で12歳。本作においてスイレン、メガネコに次ぐヒロインの一人。サワラギグループの令嬢でJの双子の妹。Jと同じくフィンランド人と日本人のハーフでフィンランド出身、京都育ち。イメージカラーはブルー。
おおらかな性格で京都弁を話す本作で声優デビューを果たしたキョーカ役の西村麻弥は京都出身である。。Jと同じくプラチナプロンドの髪で、「お蝶夫人」スタイルの髪型が特徴。当初は母親のミヤコと一緒に京都に住んでいたが、後に母親とともに東京に移る。Jと行動をともにすることが多く、彼を「お兄い」と呼び慕っている。当初からは一般人としては輝石のカードバトラーとしての兄のJの力と愛猫のお京の正体を知る唯一の少女。勉学は優れており、常にトップで独走する優等生でそのあと私立トナリ中学校を首席で進学する。その後、同じ中学校に通うマイサンシャインとは親友となって接している。さらに物語が進むうちにメガネコとも仲良しになる。タックバトルではよくメガネコと組むことが多い。Jと同じく真面目だが、自身が美少女だということを自覚しており、中学で乙女の眼差し攻撃をするお色気を使い、マナブをバトスピ部に入部してもらおうと誘惑するという少しズル賢さがある。本人曰く、目立つのはあまり好きではないというシャイな一面も。
当初、紅蓮の輝石を持つバシンに興味を持つ。あまり友人がいない兄のためにバシンとよい関係に築き上げようとするなど彼をサポートし、彼の妹として支える。互いに打ち溶け合っていく兄とバシンの二人を応援するかのように静観して見守る。その後メガネコと同時期に春のチャンピオンシップで本格的にバトスピデビューを果たす。このときのカード属性はバシンと同じく赤属性を使う。
中盤に入ってからは重要キャラとして描写されるようになる。兄、Jがサウスピ団に突然入団し、彼が過去と家族を捨てたことにショックと悲しさを抱く。サウスピ団が出るバトスピ大会の交流戦で鬼畜化したJを止めることが出来ず、カードバトラーとしての実力の無さと弱さに責任を感じ、自分も力が欲しいと懇願した結果、カードセンセから青嵐の輝石を一時預ける形で渡される。兄を救うべく最強カードバトラーを目指すことを誓う。その後、夏のチャンピオンシップチーム戦の決勝戦で中堅となり、No.9と対峙し苦戦するがバシンたちの声援やカードセンセから託された輝石が支えとなり、No.9を見事打ち破り初勝利を手にした。そして輝石が自身へと覚醒した。その後No.9が画策する野望を阻止するため、帰国したカードセンセにバシンたちとともに戦いたいと志願し、改めて青嵐の輝石を託された。終盤時点でようやく、真の意味で輝石のカードバトラーたちの仲間入りを果たした。
サウスピ団との決戦ではメガネコとタッグを組んで戦うも、相手がNo.3とNo.10だった事で戦意を喪失し、バトルの描写が無いまま敗北。No.9によって拘束され生命エネルギーを吸い取られるもJとスピードスターに助けられる。救出後は英雄巨人タイタスをバシンに託し、彼のバトルを見守った。
あまり目立たないポジションについており、活躍の場の描写が少なくメディア展開では登壇しない

キャラクターであるただ一時的にバトルスピリッツ公式ホームページ内や広告メディアなどで顔出ししていたことがあった。 。ゲーム版『バトルスピリッツ 輝石の覇者』では出番は無し。しかしオープニングには出ていないと思われがちだが、バシンとメガネコ、マイサンシャインのプールのシーンに青の水着を着た下半身だけが写る彼女らしき少女が描かれている。

馬神家

ママ / 馬神ハヤ美(ばしんはやみ)
声 - 川上とも子→木村亜希子(32話 -)
バシンの母親。「ママ・ザ・スピードスター」という愛称の名で知られる美人タクシードライバーで、町内では有名。プロ並のドライビングテクニックを持っている。愛車は「スピードスター号」という自家用のタクシー。バトスピに関しての指導力が高く、バシンにバトスピを教えてくれた師匠でもある。
しっかり者で時には優しく、時には叱る理想的な母親である。本人曰く、大の野菜嫌いだが、バシンには「健康のため」と言って自分は飲まない野菜ジュースを飲ませている。バシンを普段は「バシン」「少年」と呼んでおり、名前で「トッパ」と呼ぶのはまれである。バシンが幼い時にトウハが失踪して以来、女手ひとつで彼を育て上げ、今でも彼を温かく見守っている。若干親ばかな所もある。ペットのアイボウの正体は知られていないと思われていたが、実際にはかなり以前からバシンとアイボウの口喧嘩等で知っていた模様。バシンの力について知っているかは不明。
幼いころはろくに勉強ができず、毎日遅刻する元気だけが取り柄の悪ガキ少女だったらしい。以前は「スピードスター」という異名を持つ、スイレンのような仮面をしたカードバトラーだった。
最終決戦の際にイセカイ界ドームに乗り込みJの窮地を救う。その後、Jと協力して拘束されていた仲間やマスク人間を解放し、バシンのバトルを見守った。
スピちゃん / パパナビ
声 - 志村知幸
ハヤ美が使うスピードスター号の車内に搭載されるAIパートナーナビゲーター。キザな台詞を発する。アイボウの正体を知っている。美人の女性に弱い。ダッシュボードの下に自身のかと思われるデッキを所有しており、一度だけアイボウに貸したことがある。
馬神トーハ(ばしん-)
声 - 志村知幸
バシンの父。冒険家。バシンが幼い頃に行方不明となった。息子のバシンを「相棒」という愛称で呼ぶ。息子のバシンからは「親父」と呼ばれている。
ウチュウチョウテン王の正体であり、かつてスピードスターとのタッグでは無敵だった。
輝石に操られてしまうがバシンとの戦いで解放される。最終決戦後は再び旅に出た。

トアル町

カードセンセ / 川戸キョーヂ(かわと-)
声 - 北沢力
所有輝石色青嵐(青)→のちにキョーカへ譲渡
所有Xレアカード大天使ミカファール大天使ヴァリエル、'''英雄巨人タイタス
トアル小学校の教師で6年1組、バシンとメガネコの担任。30代前半。バシンのよき理解者。
アパート暮らしの貧乏青年で普段でも青いジャージを身に纏っており、俗に言う熱血教師であるが少々抜けたところがある。生徒たちからの人気が高い。生徒受けはよく、バシンを一人前にするために奮闘したり、メガネコの心の悲しさを見抜いたり、生徒の悩みにすぐ気づいたりと教師らしさは持っており、時折それをのぞかせる。そのため生徒であるバシンやメガネコたちからの信頼は厚い。バトスピが趣味でその技術は計り知れない。ハヤ美に好意を抱いており、積極的に交流を深めようと接し、アピールするが空回りが多い。マイサンシャインの隠れファンでもある。
その正体は青の輝石を持つカードバトラーにして、No.5のコードネームで活動していたサウスピ団のメンバーである。No.8とは恋人同士で、彼女からは「キョーチン」と呼ばれていた。かつてサウスピ団の新入りなどの指導、教育係に当たっていた。弟子筋であるスマイルとの勝負に敗北し、スマイルから「あんたの優しさで負けたのだ」といって自身の前から立ち去り、その後彼が死んだと聞き、そのことに責任を感じサウスピ団から姿を消した。退団扱いはされていなかったが、それによりメンバーからは「負け犬」、「臆病者」と評される。
その後はトアル小学校の教諭として活動。バシンたちの輝石の力が覚醒し、活動を開始するとウチュウチョウテン王からバシンの監視役の密命を受ける。彼らのやり方に疑問と不満を抱き、その後サウスピ団を正式に退団しバシンたちが小学校を卒業した後、トアル小学校を離れぐらぐりとともに再び姿を消す。失踪後は髭を生やしていてバシンやストライカーですら分からなかった(その後は髭を剃っている)。また、キョーカに青の輝石を渡した。
No.9がサウスピ団を裏切った際にNo.8とバトルをし勝利。No.8と和解した。その後はイセカイ界ドームに乗り込みNo.9に一矢報いようとしたが、セビローズに囚われてマスク人間にされた。しかしJとスピードスターに助けられ、バシンとNo.9のバトルを見守った。
最終決戦後はトナリ中の教師に赴任した。
ぐらぐりによると自身の下で指導を受けた弟子たちは主仕様に黄属性を選ぶことが多かった。そのうち弟子筋であるスマイルとメガネコも主仕様に黄属性を選んでいる。
バイト君 / 村井ロクロータ(むらい-)
声 - 勝杏里
トアル町バトスピセンターで働く青年。バシンと仲がよい。後にトアル町バトスピセンターを離れて正式にサウスピ団入りし、ナンバーズエリートを目指す。だが、NO.9の策略によりマスク人間にされる。サウスピ団解散後は再びバトスピセンターに戻った。
バイトさん
主仕様カード:白属性
声 - 大本眞基子
バイト君の後任として配属された女性店員。インディアンカットの黒髪が特徴。バシンとメガネコとは顔なじみで、バシンと同じ団地に住居している。バシンとメガネコにとってはよい姉貴分である。幼い頃のバシンのベビーシッターをしていた。
No.9がサウスピ団を裏切った際にマスク人間にされる。その後、メガネコとバトルをし勝利した。最終決戦後はバトスピセンターに戻っている。
ジーサン(おじいさん) / 音無奇譚(おとなしきたん)
声 - 土屋トシヒデ
所有Xレアカードカイザーアトラス皇帝幻獣王リーン(後にメガネコに進呈)
メガネコの祖父で保護者。奇譚堂という古本屋を経営している。
その正体はNo.10で、ウチュウチョウテン王から一番の信頼を受けたナンバーズエリートでもある。メガネコに正体を知られ自身の秘密をかけて勝負するもメガネコの成長を認めた上で敗北する。
No.9がサウスピ団を裏切った際にNo.9とセビローズに捕らえられてしまい、マスク人間にされる。しかしJとスピードスターに助けられ、バシンとNo.9のバトルを見守った。
No.9敗北後、No.9の師匠筋にあたるNo.9からは「大師匠」と呼ばれており、メガネコとぐらぐりのような関係性に近い。ことが判明。No.9を鼓舞激励した後、バシンとウチュウチョウテン王のバトルを見守った。

サワラギ財団

キアノ・S・澤ラギ(キアノ・スティーブン・さわらぎ)アニメ本編ではキアノでしかクレジットされていないが、小説版でフルネーム判明。
声 - 掛川裕彦
主仕様カード:青属性
所有Xレアカード凍獣マン・モール機動要塞キャッスル・ゴレム
サワラギグループの総帥にしてJとキョーカの父。フィンランド人。実業家であり、バトルスピリッツバトルシステム開発主任。密かにサウスピ団に接触し、知人であるエリオットとともに暗躍している。バトスピではJを倒すほどの実力を持つ。トーハとは昔バトスピを行った仲らしい。
トナリ中学校を買収し、エリオットと共にJの監視を始める。また、サウスピ団にも加入し、No.3のコードネームを得る。Jのサウスピ団入団後は彼にサウスピ団を離れるように言っているが、当の本人からは拒否される。
京都で行われたバトスピ大会ではNo.9の策によりバシンとバトルする事になる。バシンを追い詰めたが敗北し、彼に感化されてサウスピ団を退団しJとも和解した。
No.9がサウスピ団を裏切った際にはエリオットと共にNo.9の元へと赴くが、エリオットがNo.9に敗北した事でNo.9に捕らえられてマスク人間にされた。しかしJとスピードスターに助けられ、バシンとNo.9のバトルを見守った。
ウチュウチョウテン王との最終決戦の際に、自身がキアノ兄妹として有名なカードバトラーだった過去を明かした。
澤ラギミヤコ(さわらぎ-)
声 - 進藤尚美
Jとキョーカの母。京都の名家の出の女性である。Jを「Jちゃん」と呼び溺愛しているが、本人はその呼び名で呼ばれるのが恥ずかしくやや否定的である。心配性でJを心配するがそれでも母親として耐えて暖かく見守る。バトスピをめぐってJと喧嘩した事もあったが、Jの考えを認める。
最終決戦ではイセカイ界ドームの外からJとキョーカを見守っていたが、マスク人間が解放された際にドームの中でバシンのバトルを見守った。
叔母
声 - ゆかな
キアノの妹でJとキョーカの叔母。フィンランド人の女性。本名は不明。
グループには参加しておらず、フィンランドの古城に隠居している。Jから懐かれている反面でキョーカには快く思われていない様子。長年音信不通だったため、死んだと思われていた。カードバトラーであり、輝石の力を持っているようである。実はキアノ兄妹として有名なカードバトラーだった。
運転手
声 - 麻生智久
サワラギ家の執事。主にJのお世話係で、リムジンで送り迎えをしている。宿命を背負っているJたちを暖かく支えてくれている。
最終決戦ではイセカイ界ドームの外からミヤコといっしょにJとキョーカを見守っていたが、マスク人間が解放された際にドームの中でバシンのバトルを見守った。

芸能事務所

マネージャー
声 - 笹田貴之
マイサンシャインのマネージャーでかなりの慌てものである。天然パーマが特徴。時折マイサンシャインと仕事をめぐって対立することもある。

トアル中学校

渡辺ナナ男(わたなべななお) / セブン / ギャラクシーセブン
声 - 岸尾だいすけ
主仕様カード:青属性
所有Xレアカード英雄巨人タイタス機動要塞キャッスルゴレム
トアル中学校バトスピ部の部長。ナゾオトナについて調べており、その過程でナゾクーカンを見つけた。普段は気弱な性格をしているが、ギャラクシーセブンに変装する際にはハイテンションになる。バトルでは青のカードを使用。
今までギャラクシーセブンとしてバトルする事で部員が敗北し、それが原因で部員が部から離れていったが、バシン達からは気に入られる。
実はサウスピ団のナンバーズエリートでNo.7のコードネームを持つ。バシンと出会い英雄巨人タイタスをお守りとして託した後、ギャラクシーセブンとしてバシンとバトルするも敗北。試合後、機動要塞キャッスルゴレムを進呈する。
No.9がサウスピ団を裏切った際もサウスピ団にいたが、No.9の手でマスク人間にされている。しかしスマイルの手でマスクを外されギャラクシーセブンとしてバシンとJのタッグに挑むも敗北。No.9に拘束されたが、Jとスピードスターに助けられ、バシンのバトルを見守った。この時はナナ男の姿になっている。
バトスピの名人、ギャラクシー渡辺がモデル。

私立トナリ中学校

Jとキョーカ、マイサンシャインが通う私立中学校。バシンたちが通うトアル中学校とは正反対に中世ヨーロッパ風なデザインな建物が特徴。制服はブレザータイプ。キアノとエリオットが共謀してトナリ中学校を買収すると同時に芸能部を設立し、澤ラギ兄妹とマイサンシャインが入る。Jたちが入学するまでバトスピ部が存在せず、その後マイサンシャインとキョーカが中心に立ち、バトスピ部を結成する。

キリ島セツ子(きりしませつこ)
声 - 福圓美里
トナリ中生徒会の会長。厳格で真面目な性格。黒ぶちメガネと三つ編み髪が特徴。バトスピ部結成の際にマイサンシャインと対立するも、最終的には部の結成を認めた。現在は部員の一人として活動している。マイサンシャインとも打ち解けあっているが、成績優秀であるキョーカをライバル視している。
マナブ
声 - 羽多野渉
トナリ中生徒会の副会長。常に生徒会長のセツ子と行動をともにしている。キョーカの勧誘でバトスピ部結成の際にバトスピ部の6人目の部員となる。同時にキョーカに好意を寄せる。

カードバトラーのペットたち

輝石のカードバトラーであるバシンたちが飼うペットの動物たち。いずれも全てそれぞれ各色の輝石がついている。イセカイ界の扉を開く役目とする。彼らの正体を他の周囲の人間に知られないように普通の生き物に戻ることもしばしばある。

最終決戦の際に輝石の力が失われ喋れなくなるが、最終決戦後に再び喋れるようになった。

アイボウ
声 - 中川里江
バシンの飼っている雄の白ネズミ。
紅蓮の輝石の力が宿り、言葉を喋ることが出来る。ガサツで少々生意気な口を叩くが悪い性格ではなく、バシンに助言してくれる。キノコ類が好物。悪戯好きなところがある。ハヤ美からは「アイボウちゃん」と呼ばれ、懐いている。メガネコからは「アイボウくん」と呼ばれている。バシンとは時折喧嘩はするが基本的には仲がよい。本来ネズミはネコを天敵としているため、お京とは犬猿の仲で、しばしば追い掛け回される。学校行事に興味がある。古典的な扉の鍵穴を尻尾で開けられるという並外れた器用さがある。
「バトスピ講座」でお京といっしょにバトスピに関しての解説を担当。
お京(おきょう)
声 - 木村亜希子
Jの飼っている愛猫で、黒の雌ネコ。
白夜の輝石の力が宿っており、言葉を喋ることが出来る。Jへの忠誠心が厚く、彼に気にかける乙女チックな性格。アイボウとは犬猿の仲で、ほぼ獲物的に追い掛け回すこともしばしば。自分が猫なのに、アイボウとピンクに対して「泥棒猫」と呼んだことがある。さらにはキャップやナナリンに対しても呼んだことがある。
キアノがサウスピ団と暗躍し、Jが仲間であるバシンたちには秘密で単独で組織を捜査することを知り、「クイーン」という名を使い、サウスピ団にNo.11としてメンバー入りしたJについていく。その後サウスピ団を脱退したJとともに仲間たちへと戻る。
「バトスピ講座」でアイボウといっしょにバトスピに関しての解説を担当。
キャップ
声 - 笹田貴之
ストライカーの飼っている愛鳥のオウム。
ストライカーがバトスピをやり始めた直後に突然、深緑の輝石の力が宿り、それまで片言の日本語しか発しなかったが達者的に言葉を喋ることができるオウムへと変貌。以来相棒としてストライカーを助言し支える。
ナナリン
声 - 福圓美里
メガネコの飼っている愛犬のチワワで老犬の雌。メガネコがカードバトラーとして覚醒した後、黄道の輝石の力が宿り、喋ることが出来るようになった。「ほほほ」が口癖。
ピンク
声 - チョー
スイレンの飼っているカメレオン。
藍紫の輝石の力が宿っており、言葉を喋ることが出来る。オカマのような喋り方をする特徴があるが、二重人格のようで主にカムフラージュをするときにかなり渋い声とハードボイルドなクールガイな性格に変わる。マネージャー気取りでマイサンシャインを影で支えている。
ぐらぐり
声 - 根谷美智子
カードセンセの飼っている亀。青嵐の輝石の力が宿っており、言葉を喋ることが出来る。長生きしているようで、言葉は老人くさい台詞を言う。
普段はトアル小の理科室で飼育されているが、休み期間中は自宅アパートに居る。カードセンセには「師匠」、メガネコからは「大師匠」と呼ばれる。メガネコにバトスピを教えてくれる恩師。カードセンセの俳句を点数で評価する。
バシンたちが小学校を卒業した後、カードセンセと共に姿を消す。のちに再び姿を現し、ウチュウチョウテン王カップに向けてバシンたちとバトスピ特訓を行った。

バトスピTV

女子アナ
声 - 福圓美里(1 - 3話)→高木礼子(4話 -)
作中のテレビ番組「バトスピTV」でバトルスピリッツの実況を担当している。Jのファンでもある。
最終決戦でも実況を担当するが、会場内の物々しさには違和感を覚えていた。マスク人間にされたが、マスク人間が解放された際に解放される。
解説さん
声 - チョー
作中のテレビ番組「バトスピTV」でバトルスピリッツの解説をしている。スマイルのことは知っていたようだが女子アナに言われるまで思い出せなかった。お化けが嫌い。
最終決戦でも解説を担当するが、会場内の物々しさには違和感を覚えていた。マスク人間にされたが、マスク人間が解放された際に解放される。

サウスピ団

正式名称は「サウザンドスピリッツ団」。子供たちの間で噂になっている謎の組織。そのメンバーは(大半多くのカードバトラーたちから、)「ナゾオトナ」の異名で呼ばれる。ウチュウチョウテン王がリーダーを務め、幹部クラスのメンバーは「ナンバーズ(ナンバーズエリート)」と呼び、その一員には「No.」のコードネームが付く。そのなかのメンバーに勝利すると「Xレアカード」や「ハイランカーパス」(大会のシード権)を手に入れることができる。メンバーにはそれぞれ輝石の力を持っている。

最終決戦後、大会指揮権をサワラギグループに譲渡し解散した。

ウチュウチョウテン王 / グレート
声 - 志村知幸
主仕様カード:赤属性
所有Xレアカード激神皇カタストロフドラゴン蛮騎士ハーキュリー
バトスピ界に君臨する伝説的絶対王者でサウスピ団のリーダー。
No.9の反乱の際に輝石を奪われるも、No.9敗北後に取り返し、バシンの前でグレートと名乗る。
その正体はバシンの父でもあるトーハ。正体を現した際は輝石に操られていた。
バシンとの決戦では激神皇カタストロフドラゴンを使用しバシンを追い詰めたが、

聖皇ジークフリーデンとマジックのコンボの前に敗北した。

音無奇譚 / No.10
トアル町を参照。
ク条キューサク / No.9
声 - 楠大典
主仕様カード:赤属性
所有Xレアカード龍皇ジークフリード暴双龍ディラノス魔龍帝ジークフリード巨神機トール凍獣マン・モール英雄巨人タイタス
ナンバーズエリートの一人で黒いスーツを着ているキザな男。ナンバーズの中心的存在で、スイレンやNo.8を倒すほどの実力を持つ。但し、輝石の力を使ったキョーカには敗北した(バトルの描写すら無い)。一度ハヤ美をナンパし誘惑しようとしたことがある。
バシンに龍皇ジークフリードを進呈したが、自身も所有している。さらに魔龍帝ジークフリードも所持している。
彼の真の目的はウチュウチョウテン王を裏切り、人類の世界とイセカイ界を繋げて世界の秩序を乱そうと企てる(裏切りの前後で赤いスーツを着ている)。自身の計画のために行動を起こし、独自の戦力としてセビローズを結成。その前後にセブンとマサ子をマスク人間にする。さらにイセカイ界ドームに乗り込んできたエリオット(とキアノ)を魔龍帝ジークフリードで倒して2人をマスク人間にした後、カードセンセ、奇譚もマスク人間にした。
最終決戦ではまずマサ子とタッグを組んでストライカーとスイレンを撃破。さらに敗北したメガネコとキョーカ、同志であるはずのスマイルとセブンも拘束する。ウチュウチョウテン王から輝石を奪い取り、バシンとの最終決戦では巨神機トール、凍獣マン・モール、英雄巨人タイタスを召喚し、さらに魔龍帝ジークフリードも召喚する。「魔龍帝の前にXレアすらも無力」「低級スピリットは使い捨て」とバシンに言い放ったが、聖皇ジークフリーデンの前に敗北。それでもなお抵抗しようとしたが、ウチュウチョウテン王に輝石を奪われる。
敗北後、奇譚の孫弟子

にあたる事と、ウチュウチョウテン王への嫉妬心から輝石の力に取り付かれ反乱を企てた事が明かされる。奇譚から叱責を受けた後、バシンとウチュウチョウテン王のバトルを見守った。最終決戦後は以前の黒いスーツに戻っており、エリオットが創設したバトスピ学校の教頭となる。

輝石の力から開放された後は、かなり長い期間の記憶を失っており、それまでとは別人のような誠実な性格になっていたため、第1話の時点で既に輝石の力の影響下にあった可能性が高い。
イノ頭マサコ / No.8
声 - 根谷美智子
主仕様カード:緑属性・紫属性
所有Xレアカードキングタウロス大公(後にストライカーに進呈)、暴双龍ディラノス(後にバシンに進呈)、魔界七将デストロード魔界七将パンデミウム
ナンバーズエリートの紅一点でサングラスをかけた褐色肌の女性。ロングヘアーで髪の色は黄緑。かなりの方向音痴、さらに歌音痴。
バシンをフルネームで呼び、本人からは当初「ハイランカーパスのうっかりお姉さん」と呼ばれていたが、最近では「No.8のお姉さん」と呼ばれている。ストライカーにXレアのキングタウロス大公、バシンに暴双竜ディラノスを進呈する。
実はカードセンセこと、No.5とは恋人同士であり、彼からは「マーチン」というあだ名で呼ばれている。No.5がサウスピ団を脱退して以来彼とは対立するが、気にかける。かつて彼とデートをしたときに、彼から黄属性のマジックカード「エンジェルボイス」をプレゼントとしてもらい受け、今でも自分のデッキに組み込んで大事にしている。
No.5の失踪後、本人自身はその気はないがNo.9からバシンの監視を命じられ、トアル中学校の音楽教師として赴任。バシンとスマイルの担任となる。のちにメガネコの推挙によりバトスピ部の顧問となる。バシンたちとともにいるうちに打ち解けあってゆく。バシンたちからは「マサコ先生」と呼び、慕われる。夏のチャンピオンシップ大会団体戦でバシンたちの味方をした結果、No.9から監視役失格の拇印を押され、監視任務を解かれてしまう。やがてNo.9との野望を阻止するために一旦日本を離れ、帰国したNo.5の説得により彼と和解し、バシンたちにすべてを打ち明ける。罵倒されるのを覚悟をするが、バシンはそれでも仲間だと受け入れてくれた。
No.5との和解後は1人で旅をしていたが捕らえられてしまい、マスク人間にされる。しかしJとスピードスターに助けられ、バシンのバトルを見守った。
渡辺ナナ男 / No.7
トアル中学校を参照。
川戸キョーヂ / No.5
トアル町を参照。
スマイル / No.4
声 - 三戸耕三
主仕様カード:黄属性
所有Xレアカード大天使ミカファール大天使ヴァリエル
大会のガンスリンガーにおいてJと同率の勝率を誇った謎のカードバトラー。左目を隠す独特の髪が特徴。「ケケケ」が口癖。年齢はバシンより1つ上。ガンスリンガーにおいて圧倒的な強さを誇ることから「ガンスリンガーの魔物」と恐れられる。
その正体はNo.5(カードセンセ)の元教え子であり、ナンバーズエリートの一員。アメリカで活躍していたカードバトラーで、彼とバトルしたカードバトラーは笑えなくなると言われている。幼い時から気が弱く優しい性格だったが、組織での厳しい特訓を経て冷酷な性格へと変貌。それ以来愛情という甘さを全否定している。そしてNo.5の前から立ち去り、その後アメリカで死んだとメンバーの間で扱われていた。
密かにJに近づき、サウスピ団のメンバーに勧誘する。その目的はJの力を利用して組んでウチュウチョウテン王を倒すことであり、Jをバシンたちから仲間割れさせ引き離し、うまく口説かせた結果Jは承諾し、自分と同じ道を歩ませる。
29話からはバシンと同じクラスとなり、部活はバトスピ部に所属する事になるが、ユーレイ部員。
Jがサウスピ団を退団した後もサウスピ団に残りNo.9の計画にも加担する。また、No.9以外のナンバーズエリートでは唯一マスク人間ではない。最終決戦ではNo.9のやり方に異を唱えてセブンのマスクを外してバシンとJのタッグに挑み、大天使ヴァリエルの効果を使って追い詰めるも、聖皇ジークフリーデンの前に敗北。No.9によって拘束されるがJとスピードスターに助けられ、バシンのバトルを見守った。
キアノ・S・澤ラギ / No.3
サワラギグループを参照。
マイケル・エリオット / No.2
声 - 茶風林
主仕様カード:白属性・紫属性
所有Xレアカード凍獣マン・モール魔界七将パンデミウム
ナンバーズエリートのメンバーで