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パーツのぱ/藤堂あきと

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著者: 藤堂あきと
巻数: 4巻

藤堂あきとの新刊
パーツのぱの新刊

最新刊『パーツのぱ 4


出版社: アスキー
シリーズ: DCEX


twitterでのコメント (関係ないのに引っかかることもあります...)

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パーツのぱの既刊

名前発売年月
パーツのぱ 1 2009-05
パーツのぱ 2 2010-02
パーツのぱ 3 2010-11
パーツのぱ 4 2011-06

パーツのぱ』は、藤堂あきとによる日本の漫画作品。パソコン雑誌『週刊アスキー』および『週刊アスキー 増刊号』(アスキー・メディアワークス)にて2007年11月20日号から連載中。秋葉原にて無料配布される『週刊アスキー 秋葉原限定版』6月号からは、『パーツのぱ』サイドストーリー「パーツのぱ 菜瀬美の風景」が連載開始された。

概要

電気街・秋葉原にある、小さな自作パソコンパーツショップ「こんぱそ」の日常を描く基本1話4ページのショートストーリー漫画。不定期で2ページ以上の番外編が掲載される。

登場人物

パーツショップ「こんぱそ」

入輝(いりてる)
「こんぱそ」のアルバイト店員。平凡な青年で、名ばかりの主人公。釣り目が特徴で、アキバ系としてはイケメン。美少女ゲームが大好き。
名前の由来は、半導体メーカーの“インテル”だと予想される。
店長(名前は不明)
「こんぱそ」の雇われ店長。髪型は七三分けでメガネのどこにでもいるような中年男性。ぎっくり腰になりやすく周りに迷惑をかけることもある。センスは良くなく、揉め事が起きるとすぐに逃げ出す。行動範囲は秋葉原のみで、ゲームセンターでは“両替おじさん”、漫画喫茶では「デューク13」ばかりを読むので、“デュークおじさん”と呼ばれている。溺愛している娘の菜瀬美の親権を三行半を突き付けた元妻に取られ、独り暮らし。元々、同じビルで営業していた「プラントPC」には、特にライバル心を燃やしているがあまりの規模の違いから太刀打ちできなくなったので、矛先が同規模の「パーツライブス」へと向けられる。
本楽睦葉(もとら むつは)
「こんぱそ」のアルバイト店員。入輝の先輩。髪型は栗色のツインテール、一見すると中学生のようだが、タバコが好きな自称20代の成人女性。小学生の頃から「こんぱそ」に通い詰め、PC-6001mkIIと思われる機器で遊んでいた(この時代は1984年前後なので、年齢が30代後半としか計算できない)。大掛かりな装置を一人で組み立てる技術力を持つ。過激な性格で、たまに暴走して騒動を起こすことがある。メイドの格好をするのは「もうそういう年齢じゃない」と断固として嫌がるのに、妹キャラを演じ泣き落としでクレームを処理する。オバケが苦手。「パーツライブス」の西福田からは“職業体験中の中学生”だとバカにされ、店長の娘の菜瀬美からは“タバコ臭いオバさん”と言われ激怒したこともある。
名前の由来は、モトローラ社のCPU、MC68000だと予想される。
手木崎(てきざき)
「こんぱそ」にバイヤーとしてヘッドハンティングされてやってきた店員。通称:テッキー。実は大手のライバル店「プラントPC」が「こんぱそ」を乗っ取るために送り込んだスパイであった。しかし、「プラントPC」が標的を「パーツライブス」に変えたために、そのまま切り捨てられ「プラントPC」への復帰の芽が断たれ、「こんぱそ」の店員のままでいることを余儀なくされている。勤務時間中、暇さえあればいつも携帯ゲームをしているが、業界の事情に詳しく、遊びながらでも的確に商品の発注をかけられる。しっかり者なので店長よりも頼られている。
名前の由来は、半導体メーカーの“テキサス・インスツルメンツ”だと予想される。
天戸勇(あまど ゆう)
「こんぱそ」の新人アルバイト店員。髪型は黒いロングストレート。本楽とは対照的にナイスバディな長身の女性。「こんぱそ」の店員の中では最も背が高い。背の高さにコンプレックスを持っている。菜瀬美曰く“暑苦しい”おっぱい。生まれ。面接時に体格と名前から男性だと思われていた。所有パソコンは10年以上前の古い機種(Windows95の入ったPC-9821V12 一太郎モデル)のため自作パソコン関係に疎く、店員になりたての頃はちぐはぐな対応をとることもあった(ベアボーンPCを“熊の骨”と勘違いしたり)。恥ずかしがり屋なのにアイドル願望が強い。身体に合う衣装がないので赤頭巾のコスプレばかりさせられる。本楽と「パーツライブス」の岩本(台車くん)が恋人同士だと思い込んでいる。
名前の由来は、半導体メーカーの“AMD”だと予想される。
社長(名前は不明)
「こんぱそ」の経営者。右の頬に傷がある。
菜瀬美(なせみ)
「こんぱそ」店長の娘。PCパーツについてとても詳しい小学生。父親である店長に甘やかされて育ったため、とてもワガママな性格になってしまっている。社会科の宿題の“会社の仕組み”の観察のためにと称して、毎月「こんぱそ」へ手伝いにやって来たが、現在は両親の離婚で別れて暮らすことになった大好き♥な父親に会うために来ているとカミングアウトしている。
『週刊アスキー』秋葉原限定版に掲載のサイドストーリー「パーツのぱ 菜瀬美の風景」に登場。
名前の由来は、半導体メーカーの“ナショナルセミコンダクター”だと予想される。

パーツショップ「パーツライブス」

西福田(にしふくだ)
「こんぱそ」のはす向かいのライバル店「プラントPCグループ パーツライブス」の新店長。以前は「プラントPC」の仙台店に居たが、仙台店を閉店させざるを得ない状態にしてしまい秋葉原に戻ってきた。プラントPCの店員から陰口を叩かれている。過去に手木崎と何かあったらしく、暇さえあれば手木崎の行動を気にしている。気が強く嫌みな女性。
名前の由来は、東京都千代田区にある地名の神田西福田町だと予想される。
佐久間(さくま)
前店長。「こんぱそ」にフライング販売を持ちかけ騙そうとする狡賢さを持つ。店が潰れて「プラントPC」に買収された後も暫く西福田店長の下で副店長として働いた後に退職した。
名前の由来は、東京都千代田区にある地名の神田佐久間町だと予想される。
岩本(いわもと)
「パーツライブス」の店員。勤めていた店が経営不振のために「プラントPC」の傘下に入ったが、他のスタッフと共に引き続き店員として働いている。店頭での呼び込みの台詞がワンパターンなので西福田に怒られている。美少女ゲームが大好き。入輝とは同族嫌悪で犬猿の仲。本楽に一方的な想いを寄せている。天戸にも気持ちが傾きかけたが、本楽一筋を通している。出戻り店長である西福田の立場を心配する優しい一面も見せた。
単行本第1巻の登場人物紹介にて初めて名前が公開されたが、いつも台車を運んでいることから「こんぱそ」の中で“台車くん”や“台車男”のあだ名で呼ばれている。
名前の由来は、東京都千代田区にある地名の岩本町だと予想される。
ポニーテールの子(名前は不明)
「パーツライブス」の店員。出番は少ない。体格は大きくもなく小さくもなく標準的なスタイル。髪型がポニーテールで、長めな前髪で目元を見せないので素顔が見えない。岩本と同様に引き続き店員として働いている。

その他

吉田(よしだ)
アキバ系ニュースサイト「アキバ24」の記者。派手な行動の多い「こんぱそ」を気に入り、よく記事のネタにしている。本楽からは彼の書く記事のせいで世間に恥を晒されているため、嫌われている。ときどき語尾に関西弁が混じる話し方をする。
名前の由来は、「パーツのぱ」担当編集者がヨシダ(アスキー所属 吉田智之)だからと予想される。
松永(まつなが)
表通りに店を構える大手パソコンショップ「プラントPC」の店長。小規模ショップを虫けらを見るかのような態度を見せる。プライドが高い。「こんぱそ」の中で“無口”と呼ばれている。ショップ対抗のゲーム大会ではルールで禁止されているプロのゲーマーを雇ったり、他店のショップブランドのパソコン販売を潰すようにメーカにけしかけたりと熾烈な営業を行う。
連載時には“支店長”という設定だったが、単行本では“店長”に変更されている。
名前の由来は、東京都千代田区にある地名の神田松永町だと予想される。
菊池(きくち)
PCパーツの代理店「オーパーツ」の営業担当。

マスコットキャラ

こんぱそちゃん
「こんぱそ」のイメージキャラクタ。アイネちゃんをヒントに本楽が考案し、店舗に掲げられている店名看板、入り口案内看板、店頭貼り付け広告等に掲載されており、店長以下「こんぱそ」イメージキャラクタとして公認している模様、ちなみに店舗に掲げられている店名看板は他店に内緒でその名も“こんぱそEye”と呼ぶ本楽特製の隠しカメラ内蔵であったが、後に撤去された模様。
アイネちゃん
バルカン星からやってきたという設定の着ぐるみ型アイドル。アキバ系ニュースサイト「アキバ24」にてコラムを連載している。「こんぱそ」一日店長をした。特技は創作ダンス。実の正体は…。
名前の由来は、PCパーツメーカーの“アイネックス”だと予想される。

単行本

アスキー・メディアワークスより電撃コミックス EXとして刊行された。

  1. 1巻 ISBN 9784048678735(2009年5月27日発売) ※初版があまりに品薄だったため、緊急増刷されたものが6月15日頃に発売された。極一部の店では表紙と裏表紙のデザインをつなげたポストカードがセットで貰えた。
  2. 2巻 ISBN 9784048684347(2010年2月27日発売)
  3. 3巻 ISBN 9784048689793(2010年11月27日発売予定)

関連項目

  • 桂明日香 - 単行本第1巻の宣伝帯にイラストを提供する。『週刊アスキー』の編集者に藤堂を紹介したのもこの人物。
  • 九十九電機 - 「パーツライブス」のように他の企業に吸収された実例。

外部リンク