HOME > コミック > フードハンター双雷伝

フードハンター双雷伝/小川悦司

共有

著者: 小川悦司
巻数: 5巻

小川悦司の新刊
フードハンター双雷伝の新刊

最新刊『フードハンター双雷伝 5


フードハンター双雷伝』(フードハンターそうらいでん)は、小川悦司の漫画。原案協力として『ジパング宝王伝』の原作者である小笹和俊の名前が表記されている。同じ作者の作品『中華一番!』と同じ時代の中国を舞台にしており、『中華一番!』の登場人物もわずかだが登場する。この作品の前に連載していた『ジパング宝王伝』より一世代前の物語であり、この後に連載された姉妹作品の『幕末双雷伝』はこの作品より過去に遡った物語である。

概要

はじめは『マガジンSPECIAL』に連載されていたが後に『週刊少年マガジン』に移動。コミックスは全5巻。

世界観

『中華一番!』と同じく中国を舞台にしているが、作中には様々な秘境や珍獣、食材が登場し、よりスケールの大きな作品となっている。

ストーリー

世界中のありとあらゆる食材が集まる中国・上海。それを影で支える最強のフードハンターコンビ「裸足の雷鳳」と「ダマスカスの雷蔵」、そして彼らに弟子入りした見習いフードハンターの翔子が秘境を探索し、あらゆる難関を突破して食材を獲得していく冒険料理漫画。

登場人物

司馬 雷鳳(しば らいほう)
上海出身。茶髪で小柄な洋装の青年。上海最強のフードハンターで、通称「裸足の雷鳳」。ヘビースモーカーで大酒のみ。女好きでエロ本を愛読している。「騎竜脚(きりゅうきゃく)」という秘術を使って脚力を強化された脚は、壁や水上すらも移動可能。
響 雷蔵(ひびき らいぞう)
日本人。雷鳳とは対照的に大柄な青年。上海最強のフードハンターで、通称「ダマスカスの雷蔵」。真面目で少々堅い性格。そのため奔放な性格の雷鳳に振り回されることも多い。翔子に好意を寄せている。大食漢。脅威の切れ味と弾力を持つ宝剣「ダマスカス」を自在に操る。
乾 翔子(いぬい しょうこ)
日本人。父の五郎と共に日本そばを広めるために中国へ渡ってきた。フードハンター志望で、雷鳳と雷蔵に弟子入りする。おおらかで楽天的な性格。父のそばを大陸の食材で彩るのが夢。雷鳳と雷蔵のフードハントに同行しつつ、雷鳳たちの「雷雷堂」と父の「とびそば」両方の手伝いをするなど、かなりタフな一面を持つ。
楽太郎(らくたろう)
おそらく雷鳳たちが飼っている猫。翔子に一番なついている。
乾 五郎(いぬい ごろう)
翔子の父。大陸に日本そばを広めるために娘とともに海を渡り、上海に「とびそば」を開いた。はじめは雷鳳たちに良い印象を持っていなかったが、命を救われてからは二人を見直すようになった。
史進(ししん)
料理人。五郎と翔子が上海で「とびそば」を開店する際に世話になった恩人でもある。
皇雲(こううん)
黄浦(こうほ)市場を取り締まるために派遣された「都察院(とさついん)」の若き監察官。フードハンターを市場の秩序を乱す存在として敵視し、雷鳳と雷蔵を陥れようとする。「ダマスカスリング」という武器を手首に巻いているが、作中使用することがないため詳細は不明。
白 桃華(はく とうか)
父の桃園を継ぎ、絶滅したとされる幻の桃「崑崙水蜜桃(こんろんすいみつとう)」を復活させるため奮闘している働き者の女性。弟が一人いる。
紅 水蓮(こう すいれん)
名門・紅家の娘で、美女コンテストで何度も優勝するほど容姿端麗。わがままな性格だが、実は一途な面も持つ。蕎麦アレルギーである。