ペンギン革命/筑波さくら

『ペンギン革命』（ペンギンかくめい）は、筑波さくらによる日本の漫画作品。2004年から2007年に、『LaLa』（白泉社）に連載。全35話。単行本は花とゆめコミックスから全7巻が発行された。

あらすじ

高校1年生のゆかりは、偶然に生徒会副会長の涼子と知り合うが、彼女は芸能事務所・ピーコックのまだ売れないタレント・涼が女装した姿だった。直後に父が事業に失敗し、住むところを失ったゆかりは、涼の提案で彼のマネージャーとなる。ピーコックの社長・鳥居から、男装でのマネージャー活動と涼との共同生活を告げられたゆかりは、涼とピーコックNo.1タレントの綾織とともに生活を始める。タレントの背中に見える羽根で、その人の才能がわかるゆかりは、まだ小さなペンギンの羽根しか持たない涼の可能性を信じ、大きく羽ばたかせようとする。

主な登場人物

藤丸 ゆかり（ふじまる ゆかり）

高校1年生。仕事に浮き沈みの激しい父が事業に失敗して住む場所にも困っていたときに、涼のマネージャーとなる。社長から、マネージャー活動は男に変装して行う条件がつけられ、藤丸ゆたかの名で活動。将来の夢は公務員。合気道は黒帯の腕前。

葛城 涼（かつらぎ りょう）

ゆかりと同じ高校に通う高校2年生。芸能事務所・ピーコックのタレント。事務所の方針で、学校へは女装して葛城涼子の名で通う。生徒会の副会長。

綾織 真（あやおり まこと）

ゆかりと同じ高校に通う高校2年生。芸能事務所・ピーコックNo.1のタレント。本名は真柴綾織。学校では、芸能活動のときとは似ても似つかない風貌で生徒会長を勤める。極度の近視。幼い頃、事故で父親を失い、身寄りがなかったところを秀光に引き取られ、涼とは兄弟のように育つ。

鳥居 秀光（とりい ひでみつ）

芸能事務所・ピーコックの社長。戸籍上の名前は葛城秀光で、涼の父親。やり手でタレントにも仕事にも厳しい。

丘 よう子（おか ようこ）

伝説の女優。交通事故で意識不明の重体となって以降、芸能界から姿を消す。

書誌情報

• 筑波さくら 『ペンギン革命』 白泉社 〈花とゆめコミックス〉、全7巻
  1. 2005年4月10日第1刷発行、ISBN 4-592-18241-3単行本巻末による。
  2. 2005年9月10日第1刷発行、ISBN 4-592-18242-1
  3. 2006年3月10日第1刷発行、ISBN 4-592-18243-X
  4. 2006年11月10日第1刷発行、ISBN 4-592-18244-8
  5. 2007年4月10日第1刷発行、ISBN 978-4-592-18245-0
  6. 2007年10月10日第1刷発行、ISBN 978-4-592-18246-7
  7. 2008年2月10日第1刷発行、ISBN 978-4-592-18247-4

脚注

sv:Penguin revolution