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ボクの社長サマ/あろひろし

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著者: あろひろし
巻数: 5巻

あろひろしの新刊
ボクの社長サマの新刊

最新刊『ボクの社長サマ 5


出版社: 芳文社
シリーズ: まんがタイムコミックス


twitterでのコメント (関係ないのに引っかかることもあります...)

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book_rec_ai [2013-02-07] #comic #release ボクの社長サマ (6) (まんがタイムコミックス) http://t.co/0y2TBZg9 #booklog
Manga_Z_ RT @aroyome: 【連載宣伝】「ボクの社長サマ」最終回掲載「まんがタイムジャンボ」が発売中です。最終回なのに、おやおやと思う展開です。天女社長と小森くんの明日はどっちだ? な感じをお楽しみください。ご愛読ありがとうございました。
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the4reviewer RT @the4_ch: ♥3/12発売♥まんがタイムジャンボ 2012年 04月号:好評連載中!「花の任侠物語・しずか」火ノ鹿たもん、「おねがい朝倉さん」大乃元初奈、「桜乃さん 迷走中!」えのきづ、「ボクの社長サマ」あろひろし http://t.co/08BXoE6b

ボクの社長サマの既刊

名前発売年月
ボクの社長サマ 3 2009-01
ボクの社長サマ 4 2010-03
ボクの社長サマ 5 2011-08

ボクの社長サマ』(ボクのしゃちょうサマ)は、あろひろしによる日本の4コマ漫画作品。

作品概要

『まんがタイムジャンボ』(芳文社)にて2004年3月号から連載中。

物語

羽衣商事の社員・小森タケルと、社長で小学生の羽衣天女が会社を舞台に繰り広げるオフィスコメディ作品。

登場人物

羽衣商事

羽衣天女(はごろも あまめ)
小学生で「羽衣商事」の社長も務める少女。自らの通う学園の理事長も兼任している。先代社長だった父親が交通事故で亡くなったため、会長である祖父の命で社長になった。それ以来、午前中は学校で授業を受け、下校後に会社で仕事をするという毎日を送っている。
新入社員のタケルを気に入り、採用と同時に社長秘書として自分のそばに置いた。小学生だが頭の回転は早く、取引先の接待等ではうまく交渉し、部下への気配りや人心掌握もできる。反面、お嬢様であるが故に世間知らずを呈する場面もあり、またニンジンやピーマンが苦手など子供らしい一面も持つ。彼女が作る料理は爆発する運命にある。
社内でも社員からの人気は高く、親衛隊やファンクラブが作られた。人気が社外にも広まってからは写真集やキャラクターグッズも出るようになり、ついにはネットアイドルに祭り上げられた。
小森タケル(こもり タケル)
入社と同時に天女の秘書として配属された青年社員。入社試験の日に社長とは知らないまま助けた天女に気に入られ、天女の傍に置かれることになった。一時的にだが藍按常務の秘書を務めたこともある。
入社と同時に社長秘書になったことから、周囲からは「高給確実の出世頭(しゅっせがしら)」と見られ、多くの女性社員達からは「玉の輿」の的として狙われ好意を寄せられているが、本人はほとんど気づかず、付き合っている女性もいない。
秘書課における唯一の男性であり、新入りということもあって、同課の女性社員からパシリ扱いされている。また、素晴田主任からは数々の特訓を強制させられるが、その賜物なのか、ひとりでクジラ1頭を担いで運ぶという超人的体力を身につけている。
羽衣商事の独身寮に住んでいる。学力レベルは小学生並みで、天女の小学校の宿題さえ満足に解けないこともある。
素晴田北江(すぱるた きたえ)
秘書課の女性主任でタケルの上司。以前は先代社長だった天女の父の秘書や、新人教育研修機関の鬼コーチも務めていた。
性格は体育会系で、趣味は各種スポーツや登山。ことあるごとにタケルを無理やり様々な特訓に引っ張り出す。もちろん自身も相当な力持ちであり、その技能を思うままに駆使するため、男性社員からはかなりヒかれている。
普段は眼鏡をかけているが素顔は美人でしかもスタイルもよく、特に胸はかなりの巨乳。
大酒飲みだが酔うとからむ癖がある。タケルが自分に気があると誤解したときは、意外に恥ずかしがりつつ照れていた。
音長飯俊(おとなが いいとし)
羽衣商事の役員で専務。外見は強面だが子供っぽい性格で、小学生の天女が社長になったのを気に入らず(彼女のことは「小娘」と呼ぶ)、裏でたびたび対抗したがったり、足を引っ張りたがる。天女に反抗する理由は昔、自分の髪がカツラなのを天女にからかわれたため。
しかし仕事には有能で、天女に対する私情より会社のことを優先し、社長としての天女の実績も認めており、非常時には部下に素早く的確な命令を出したりもするので、天女からは信頼され、先代及び先々代社長の頃から羽衣商事を引っ張ってきた実力と功績は一般社員にも認められている。一方で「血も涙もない」「気難しそう」などのイメージのため、社内リサーチにおける人気は低い。
性格だけでなく食べ物にも子供っぽい好き嫌いがあり、特にピーマンが苦手。(作中ではあまり描かれないが)愛妻家。孫がいる。火吹き芸を特技としているが、とある理由により封印している。
大槻(おおつき)
音長専務の片腕である腹心。音長直属の苦情処理専門部署に所属しており、役職は係長。音長の外出時は車の運転手も務める。
音長の野心を知った上で慕っているが、主にツッコミ役になることが多い。
緒掛(おかけ)
羽衣商事の電算課に所属する社員で社内報の担当。役職は係長。社内報では天女特集で大増ページを組んだり、増刊号まで作るほど個人的な天女ファン。その趣味が高じて社内に天女ファンクラブを立ち上げ会長となる。
社内規則で副業は禁止だが、勝手に天女の盗撮写真を元に写真集を出したり、天女のキャラクターグッズを作って、社外で自分が店長を務めるグッズ販売店で販売していた。そのグッズ店は後に(緒掛の偽造工作により)羽衣商事の正式な事業のひとつとして認可された。
電算課勤務なだけあってコンピュータに精通している。その技術力は米軍のコンピュータに違法に侵入したり、スーパーコンピュータを5台使用して天女をモデルとした仮想人格を作り、ブログの更新さえ可能な性能を持たせるほど。
毎月給料の大半を趣味に費やしているせいで、月末の給料日前には金欠になり、昼食を水だけで済ませているが、給料が入ると昼食はメイド喫茶からの出前をとっている。
会社の雛祭り行事で知り合った女性と同棲中。
卯佐木りんす(うさぎ りんす)
タケルの田舎の後輩で、羽衣商事に入社した女性社員。田舎の人達には「町一番の才媛(さいえん)」と呼ばれている。父親は故郷の町長。
玉の輿狙いの他の女性社員とは違い、純粋にタケルに好意を寄せているが、それを察知した天女とかげりからは一番のライバルと見られている。
おそるべきレベルの方向音痴で、社外ではもとより勤務中の社内でさえたびたび迷子になる。故郷の田舎では迷子になったりんすを探すため、住民が「りんすちゃん捜索隊」を結成し山狩りするほどの騒ぎが度々あった。
名前は英語のLabyrinth(ラビリンス=迷宮)にRabbit(ラビット=ウサギ)をかけて付けられたもの。
初めは事務職だったが、日本郵政公社への出向を経て藍按常務付きの秘書に配置転換され、タケルと同じ部署に来られたことを喜んでいる。
藍按芭亜人(あいあん はあと)
羽衣商事の役員で常務だが、長期出張していた間に社長就任していた天女のことは知らなかった。
いつも笑顔で他者をおだてるか取り入っている、植木等の映画「無責任シリーズ」の主人公のようなお調子者で、見境なく女性を口説こうとする癖も持つ。
会議のときはもっぱら他の役員に相槌を打つだけで自分の考えは出さないが、たまに意見を出してそれが採用されると予想外に成功してしまう強運の持ち主。また自分の仕事は部下に丸投げするのを常としているが、それは部下の能力を見極めたうえでのことであり、「できる奴には仕事を全部任せてくれる」という評判のため一般社員からの信頼は厚い。自身も仕事以外の事に関してはかなり有能。
専務の音長とは大学時代からの付き合い。音長のほうは、常に馴れ馴れしい藍按のことを疎ましく思っているが、傍目には仲がいいように見える。
別名「鋼鉄の心臓とガラスの上司を持つ男」と呼ばれている。後者の由来は、昔から藍按の上司になった人間は皆定年か、病気(主に胃をストレスでやられる)で休職するかして上のポストがすぐに空くため。
瀬形梨菜(せがた りな)
秘書課のチーフで、課の実務を事実上仕切っている女性。素晴田主任とは同期。
自信家で居丈高だが、背が低いのが悩み。小森を目の敵にしている。音長専務の秘書だが、ほとんど視界に入れてもらえず、専務が社外に視察に出る際も社内に残される。

その他

臼井かげり(うすい かげり)
天女の家のメイドの一人。かなり陰のある印象で、伸ばした前髪で目元が隠れている。素顔はかなりの美人。
特技は幽体離脱で、体から抜け出してよく外出先の天女を見守ったり、タケルの行動をストーカー並みに追っているが、生身の体のほうはそのときは心臓が止まり、羽衣家の他の使用人は救急車を呼んだり、手当てに追われることになる。
服の上からではわかりにくいが、体型はグラマー。タケルに好意を寄せている。
板見(いたみ)
羽衣商事本社医務室に勤務する女性契約医。芳文医大付属病院から派遣されている。
自分が看ている場所では病気も怪我も撲滅し、世界一の健康集団を作り上げようとする異常なまでの執念を持つ。愛読書は「わが闘病」。
芭牟田(はむた)
羽衣商事と共同で合資会社を設立した「阿久田開発」(あくたかいはつ)の社長。羽衣商事本社の新社屋の建設も担当した。
たいへんな舞台演劇マニアで、私有の島に別荘と共に専用劇場を作り、取引先関係者などを招待してはワンマンショーを開催するほど(ただしその演技力は学芸会レベル)。仕事でも自分の会社が建設に関わった施設には劇場を作っては、その杮落とし公演時に自分で主演しようと主張する。他にも建築に対して「男のロマン」と称する独特の価値観を持っている。
また女性嫌いとしても知られ、天女に対しても初対面時は冷たい態度をとっていたが、後にタケルの功績により和解した。
モーリー・A・ガッター
金髪でグラマー体型、カウガールスタイルの女性。羽衣商事が本社建物改装のための融資を受けた、アメリカの銀行から監査役として来日し、そのまま相談役として留まっている。自然愛好家で動物愛護主義者、日本ファンであるが、いろいろ間違った日本観を抱いている。
来日当初はタケルを嫌っていたが、羽衣商事本社からクジラを救出してくれたことで彼に好意を抱くようになり、破格の待遇で引き抜こうとしたが辞退された。その後は羽衣商事の男性独身寮に入り、タケルの隣室に住み着き、積極的なモーションをかけ続けるがタケルには気づいてもらえない。
日本には自家用車替わりの馬や、(書類上は)オモチャの拳銃や散弾銃を持ち込んでもいる。

主な舞台

羽衣商事(はごろもしょうじ)

天女が社長の会社。業界では有名な大きい会社らしい。本社の建物内は社長である天女も迷子になるほど広い。

大会社だけあって営業所の数も多いがバブル期には当時の経営陣が調子に乗って、本当に日本国内なのかわからないほどの僻地に開設した無人のままの無意味な営業所や、採算を完全に度外視した本格的過ぎる新人教育施設も存在する。

天女ファンクラブ(あまめファンクラブ)

社内報の天女特集だけでは飽き足らない緒掛が勝手に作った、天女のファンクラブ。会長で会員番号0001番は当然緒掛だが、なぜか会員番号0002番は緒掛を止めに行ったはずのタケル。その他、社外にも会員が存在する。

開設当初は私設ファンクラブだったが、天女の人気と私設ホームページのアクセス数増加などで活動も羽衣商事の業務のひとつと認められ公式になった。私設だった時の1日あたりHPアクセス数は羽衣商事本社HPの数十倍。

実質緒掛がすべてを管理しているので天女や羽衣商事の上層部は、ファンクラブで何をやっているかまったく知らされていない。

羽衣商事独身寮(-どくしんりょう)

羽衣商事の社員寮。男性寮にはタケルらが住んでいたが、モーリーが来てからは自室とタケルの部屋との間の壁を取り払ったり、彼女が連れてきた馬の世話をタケルがする羽目になったりと、相談役としての発言力を利用して寮全体が彼女のいいように改造されている。

羽衣学園(はごろもがくえん)

その名の通り羽衣商事が経営する、小中高含めた学校で、良家の子女を生徒として抱えるいわゆるお嬢様学校。天女自身も生徒でありながら理事長も務めている。

羽衣商事のテレビショッピング番組で小学校にあたる初等部の「お料理研究部」が作った手作り弁当を数量限定100食で出したところ、直後に全国からあやしげな趣味らしき客の注文が殺到し、注文を受ける電話センターがパンクしサーバーのコンピューターはオーバーヒートして爆発するほどの人気を集める。

書籍情報

単行本

芳文社「まんがタイムコミックス」より刊行。

  • 第1巻 ISBN 4-8322-6475-3 2006年7月22日発行
  • 第2巻 ISBN 4-8322-6547-4 2007年6月22日発行
  • 第3巻 ISBN 978-4-8322-6705-3 2009年1月22日発行
  • 第4巻 ISBN 978-4-8322-6828-9 2010年3月21日発行