HOME > コミック > ポニーテール白書

ポニーテール白書/水沢めぐみ

共有

著者: 水沢めぐみ
巻数: 3巻

水沢めぐみの新刊
ポニーテール白書の新刊

最新刊『ポニーテール白書 3


出版社: 集英社
シリーズ: 集英社文庫コミック版


twitterでのコメント (関係ないのに引っかかることもあります...)

comicBUNKO http://t.co/sGYZLNFy そして水沢めぐみ先生のコミック文庫既刊はこちらからご覧いただけます。アニメ化「姫ちゃんのリボン」が最も有名ですが「ちゃいむ」「空色のメロディ」「ポニーテール白書」もぜひ(宣伝です)

ポニーテール白書の既刊

名前発売年月
ポニーテール白書 1 1998-11
ポニーテール白書 2 1998-11
ポニーテール白書 3 1998-11

ポニーテール白書』(ぽにーてーるはくしょ)は、水沢めぐみによる少女漫画作品。

概要

初出は、『りぼん』(集英社)1985年8月号から1987年4月号まで。全21回で、1回の休載もなく連載されている。水沢めぐみにとって最初の長期連載であり、『空色のメロディ』・『姫ちゃんのリボン』などと並んで、代表作の1つとなっている。連載が始まった時、作者はまだ大学3年生であり、連載が終了したのは、大学卒業とほぼ同時であった。しかも、作者は連載と並行して卒業論文も執筆したというから、そのエネルギーに驚かされる。1987年4月号で連載が終了し、5月号で1回休んだ後、6月号からは2番目の連載である『空色のメロディ』が始まっている。

単行本は全5巻で、現在では絶版となっている。1巻につき平均4回分を収録しているが、第2巻だけは5回分を収録している。また1998年に発売された文庫版は、全3巻である。文庫版第1巻の巻末に、同じ『りぼん』出身の漫画家で、作者の友人である柊あおいによる解説エッセイが掲載されている。また文庫版第3巻の巻末には、作者自身によるあとがきが掲載されている。

あらすじ

相原結は、ポニーテールが似合う元気な女の子。彼女の中学2年生の夏休みは、2人の謎めいた少年と出会うことで幕を開ける。1人は、ハーフのフレディ。もう1人は、不思議な翳(かげ)りを持つ郡司一平。2人の言動に、心を揺さぶられる結。フレディは、結に自分の恋心を告白するが、結は郡司一平から目が離せない。そんなある日、結は衝撃的な事実を耳にする。結を育てた両親は、彼女の本当の親ではないというのだ…。一方、新聞記者の父と人気女優の母の間で、1人思い悩む郡司一平。郡司に恋心を抱く結は、文化祭の日に思い切った行動に出る。そしてお互いに心を通じ合わせた郡司と結は、中学3年生の冬を迎える…。多感な少女を鮮やかに描いた、さわやか青春ストーリー(以上、文庫版の内容説明を適当に要約)。主人公の少女と彼女の初恋の少年との剣道などを通じての触れ合いが物語の主軸であるが、家族の温かさや友情についても細かく描かれている。

登場人物

相原結(あいはら ゆい)
主人公。明るく、元気いっぱいの女の子。剣道部に所属しており、ポニーテールがトレードマーク。郡司のことが好き。
郡司一平(ぐんじ いっぺい)
結の同級生。無口だが優しい少年。
フレディ・レイン
結の両親の友人の息子。結のことが好き。アメリカ人。
栗田景子(くりた けいこ)
結の同級生。愛称はくーちゃん。ちなみに、コミックスの登場人物の紹介では“くぅちゃん”となっているが、結はいつも“くーちゃん”と呼んでいる。
梓律子(あずさ りつこ)
結の同級生。郡司の従兄弟で幼馴染。演劇部に所属。複雑な家庭事情を持つ郡司のために、しばしば家事を手伝いに来る。
ルビー・トンプソン
フレディの幼なじみ。隣町のアメリカンスクールに通っている。
水野麻紀(みずの まき)
人気女優で、郡司の母親。

イメージ曲

1987年に発売されたイメージアルバム『空色のメロディ 水沢めぐみ作品集』(全10曲)には、『ポニーテール白書』のイメージにもとづく楽曲が、全部で3曲収録されている。作詞は水沢めぐみ、作曲は谷山浩子、歌は笠原弘子。ただし3はインストゥルメンタル。また1の冒頭には、原作の冒頭にもとづく短いドラマが収録されている。

  1. ポニーテール白書
  2. シロツメクサの想い出
  3. つめくさの灯り