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マスカレード/板垣雅也

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著者: 板垣雅也
巻数: 1巻

板垣雅也の新刊
マスカレードの新刊

最新刊『マスカレード 第1巻


出版社: 小学館
シリーズ: てんとう虫コミックス


twitterでのコメント (関係ないのに引っかかることもあります...)

510LOEV 古来より数多のアイドルが崖を登って来たけれども。「エンジェリーシュガーのドレスの為にエンジェリーマウンテンの崖を登った」のは、マスカレードのミヤ以降、この二人だけだからな。 https://t.co/C02bL5uCbk
m_mich16 RT @xxozzzxx: 【P3/交換希望】舞台ペルソナ3のマスカレードシートについてくる手書きメッセージカードの汐見琴音役、阿澄佳奈さんのを所持しています。 そちらを汐見朔也役、蒼井翔太さんと交換してくださる方を探しています。難しいかとは思いますがよろしくお願いします!
kal_hawking RT @yakinasu9: 舞台 ペルソナ3 the Weird Masquerade 青の覚醒 阿澄佳奈ちゃん 初日。マスカレード席特典のメッセージカード。阿澄佳奈ちゃんのカード撮らせて貰ったけどボケてる。カメラ持ってくれば良かったなあ。 http://t.co/LHLrp
KeiPoooo 【自動】 ハロウィン生まれのディズニーハロウィン大好きっ子です。 ヴィランズ、スプヴィルそしてミステリアス・マスカレード!! ミスマス愛してる❤︎
Yuzudice @tori29umai あっ、ヴァンパイア・ザ・マスカレードでおっけいですよー! 版上げしたのがヴァンパイア・ザ・レクイエムだけどそれは基本ルールブックのワールドオブダークネスが必要だったはずなので……っ

マスカレード(仮面武闘会)』は、板垣雅也作画の格闘漫画。「月刊コロコロコミック」にて2005年10月号から2006年8月号にまで掲載された。

概要

当時「コロコロコミック」に掲載されていた作品と異なり、オリジナル設定とシリアス路線が中心、お色気キャラや四頭身キャラの登場、キャラクターの顔をリアルに書く、ストーリ構成の確立やトーンをさほど使わないなど、コロコロ誌上では異色とも言える熱血的漫画でもある。

突然の打ち切り

  • 連載は好評に進んだかに見えたが、編集部が突如打ち切りを決定した(詳細や事情は不明)。
  • これにより「獣王とはどんな者であったのか」「アニマスクはどの様な経緯で誕生したのか」「謎の男(人食いマスク)とは何者なのか」「獣面と竜面(ダイナマスク)の違いは何か」などの数々の伏線が未回収のまま終了してしまった。

ストーリー

「獣面(アニマスク)」を被った者のみが行ける聖地「マスカレード」(「仮面武闘会」)という世界最強のマスクマンを決める大会がある。主人公、獅子獣六(ししじゅうろく)の父は病気だった母を見捨てた上、獣六に無理やり獣面をかぶせた現マスカレードチャンピオン、獅子獣王(ししじゅうおう)。獣六は母を見捨てた父を心の底から憎み、マスカレード予選を勝ち上がって父を倒すことを心に誓う。そして予選で出会った仲間と共にマスカレードを目指す。

用語

獣面(アニマスク)
一度被ると獣の力が身に付く代償に、二度と取れなくなると云われる呪いの仮面。またそれを被った者の総称。
獣面能力(アニマスクアビリティ)
それぞれの獣面(アニマスク)に備わっている特殊能力。厳しい修行を積まなければ使えない。また、無能力者のマスカレード出場は難しい。

マスカレード

予選

一回戦
熊獣面(ヒグママスク)とバトル。
二回戦
世界各地から集まった100台のバスが戦闘競走(バトルレース)をしてマスカレード出場資格を奪い合う「仮面車競走(マスカーレース)」。

本選

一回戦
鬼から逃げるという「かくれんぼ」。鬼に角をつけられると、今度はその人が鬼になる。日没までに角をつけていなかったらクリアである。打ち切りの為、連載はここで終了している。

登場人物

獣六とその仲間

獅子獣六(獅子獣面《ライオンマスク》)
主人公。実の父であるマスカレードチャンピオン、獅子獣王を倒すためマスカレードを目指す。
必殺技は凸弾(でこぴん)で、強化版であるW凸弾(ダブルでこぴん)も使用していた。しかし攻撃範囲が狭い為、リーチが長くなければ敵に届かない弱点があり、縞馬獣面にそれを見抜かれた。常に屁をこいたり鼻くそをほじったりする。好きな物は焼肉とすき焼きもつ鍋で、嫌いな物は弱虫、毛虫、親父。誕生日は4月4日。血液型はB型。楽天的だが短気な性格。
連載初期の頃は存在すら知らず、能力が使えない無能力者だった(その時は持ち前の身軽さと絶大な破壊力でカバーしていた)が、最終回で能力が判明した。
王家直伝の破壊(ロイヤルストレートクラッシュ)
第1段階・能力の封印
相手の獣面能力を封印する。封印されるとその印に獣六のようなバッテン状の傷が残る。この傷跡により、獅子獣面は延々と子孫が続いている。
第2段階・封印の解除
能力の封印を解除され、傷が八方形になる。
第3段階・獣面の完全破壊
敵の獣面を破壊し、止めを刺す。完全に終わらなければ、獣王のような傷が残る(詳しい詳細は不明)。獣六にはその傷が残った。
獣六は、第2、第3の能力を一気に開放し、W凸弾を浴びせる。
ビクトリーマスク
世界プロレスヘビー級王者。マスクはしているものの獣面ではない。その為、本来マスカレードへは行けないのだがどさくさに紛れて参戦した。そのため無能力者。普通の人間でマスカレードに出ている唯一の存在。パンツの中に様々な凶器を隠し持っている。
獣六を利用してマスカレードを制覇しようとしたが今は良き仲間になっている。通信教育でF1ドライバー講座を習っていた(他にもモノマネ、格闘、応援)。その為、マスカーレースではドライバーを務めることに。長いアゴがチャームポイント。「ンナロー!!」が口癖。
凶器攻撃(インテリジェンスアタック)と呼ぶ、ダイナマイトを全身に背負い、ただ自爆するだけの技を能力として使う。
山羊獣面(ゴートマスク)
性格は冷静沈着でキザ。常に草をかじっている。マスカーレースで獣六達と同じ「うさちゃんバス」に乗り、バスの左サイドを防御した。敵の強さを分析するのが趣味。
紙の作りごと(パルプフィクション)
手に触れた植物は紙になり、手から離れた紙はまたもとの植物に戻る。山羊獣面はその紙をどんな形にも折ることができる。
大熊猫獣面(パンダマスク)
獣六よりも幼いが能力を持ち、いつもドキドキしている。「うさちゃんバス」に同乗。バスの後方を防御した。
竹踊り(パンプーダンス)
思うがままにどんなところにでも竹を生やす。
狼獣面(ウルフマスク)
「うさちゃんバス」に同乗。「ア゛ー」といういびきをかいていつも寝ている大男。バスの右サイドを防御した。
氷の牙(アイスファング)
空気中の水分を瞬時にツララに変える。

ライバルたち

ゴリラ獣面(ゴリラマスク)
獣面の一人。予選では獣六に倒されて完敗したが、本選1回戦を兼ねた敗者復活戦で獣六と戦う。
G(グラビティー)ショック
自分の体にかかる重力を自在に操る。
犬獣面(ドッグマスク)
鼻づまりの獣面。予選で獣六にやられるが、本選一回戦で復活。
灼熱のお手(ホットドッグ)
鉄をも溶かす燃える手で敵を攻撃する。
猫獣面(キャットマスク)
予選で縞馬獣面にやられるが、本選一回戦で復活。
猫足(キャットウォーク)
自分の気配を完全に消し去る。
豚獣面(ピッグマスク)
予選で獣六にやられるが、本選一回戦で復活。豚勝(トンカチ)という巨大な武器を使いこなす(ちなみに予選では、獣六の凸弾に防がれた)。
肉団子(ミートボール)
丸く太った体を生かしての体当たり攻撃を食らわす。
ハイエナマスク
「新人殺し」(ルーキーキラー)という異名を持つ獣面。たくさんの家来を従えている。開会式では獣六の凸弾と獣王の鉄拳にやられたが、一回戦で復活した。最後に獣六のロイヤルストレートクラッシュに敗れ、普通の人間に戻って散る。
廃品回収(ジャンキーコレクション)
戦闘不能となった相手の獣面能力をコピーする。

大会関係者

熊獣面(ベア(ヒグマ)マスク)
マスカレードへの入口、「仮面門」の門番にして第一予選の相手。一見は小熊並に小柄な姿だが、戦闘時は大熊程の大きさの巨漢になる。
ハチミツの鎧(ハニーアーマー)
全身から蜂蜜を流出させて身体を覆い、相手の攻撃の威力を激減させる。
Beeンタ(ビーンタ)
ハチミツの匂いにつられたハチを手に集めてビンタする。
兎獣面(ラビットマスク)
マスカレードの総合司会者。バニーガールの格好をしている。獣六達が乗ったマスカーレース行きバス、「うさちゃんバス」のバスガイドの実況が好評だったため、総合司会になった。ビクトリーマスクとは仲が悪く、ペチャパイとまで言われている。
マスカレード王者と結婚して莫大な財産で一生遊ぶことを夢見ている。二重人格で気性が荒い。
大注耳(アテンションプリーズ)
10キロメートル先のアリの足音も聴き取ることができる。
熊獣面(ベア(ツキノワグマ)マスク)
マスカレードの門番の老人。ヒグママスクの双子の兄で、実際全く見分けがつかない。
獣王の恐怖におびえて棄権しそうになった獣六を助けた。

その他の登場人物

獅子獣王(ししじゅうおう)(獅子獣面《ライオンマスク》)
獣六の父。15歳でマスカレード王者になり、今なおその地位に君臨する。獣面たちから尊敬されているらしいが、冷酷非情な性格で、妻(獣六から言うと母)を見捨てた。
獣六は幼少時代「父ちゃん」と呼んでいたが、現在心のセリフでは「クソ親父」と呼んでいる。顔の傷跡はおそらくアビリティの獣の面完全破壊が途中で終わったことから残っているものと思われる(真相は不明)。また、最終回ではかつてマスカレードで共に戦った4人の仲間達と一緒に息子である獣六の戦いぶりを見ていた。ちなみにこの4人の仲間は獣六の4人の仲間と相似している。
獣六の母
獣六と同じように凸弾を使っていた。獣六が幼少の頃、獣王(夫)に見捨てられ、獣六におまじないとして最後の凸ピンをして死んでしまった。人間。
縞馬獣面(ゼブラマスク)
獣六とマスカーレースで戦った。穴あき包丁の様な剣を振るう。
人食い竜面(ダイナマスク)に協力していたが、最終的には「用済み」といいながら斬った。本来では彼にもっと奥が深いサブストーリーがあったが、打ち切りの為、結局語られることは無かった。
全身に包帯を巻き、髪の毛が見え隠れしていて紺色の着物を着ている(過去に大やけどを負っているという裏設定があるらしいが、詳細は不明)。獣六のライバル的存在だが、獣六自体は彼の事をよく思っていない模様。
縞模様の情報(ストライプインフォメーション)
傷をつけた相手の血液からバーコードを作り、それを舐めることで情報を読み取る。
謎の男(人食いマスク)
ハイエナマスクを刺客に送り込んだ謎の男。マスクでもアニマスクではなく竜面(ダイナマスク)。
ダイナマスクはアニマスクとは別種らしい。最後にゼブラマスクに斬られる。最終回にて急に出てきたため、詳細は一切不明。