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マップス/長谷川裕一

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著者: 長谷川裕一
巻数: 10巻

長谷川裕一の新刊
マップスの新刊

最新刊『マップス 10


出版社: メディアファクトリー
シリーズ: MF文庫


マップスの既刊

名前発売年月
マップス 1 2002-12
マップス 2 2002-12
マップス 3 2003-01
マップス 4 2003-02
マップス 5 2003-03
マップス 6 2003-04
マップス 7 2003-05
マップス 8 2003-06
マップス 9 2003-07
マップス 10 2003-08

マップス』()は、長谷川裕一の漫画作品、およびこれを原作としたOVA作品(2作品存在する)、ライトノベル作品である。

天使型宇宙船リプミラ号とその分身である女性型ビメイダー(人造人間の一種で長谷川裕一による造語)のリプミラ・グァイスと出会った地球人の少年十鬼島ゲンが宇宙に旅立ち、銀河系全域を舞台に全宇宙の存亡を賭けた壮大なスケールの冒険を繰り広げる痛快娯楽スペースオペラ漫画である。

2007年1月よりウェブコミック誌「FlexComixブラッド」で続編『マップス ネクストシート』が連載されている。

概要

  • 長谷川裕一の出世作にして代表作である。
  • SF漫画、特にワイドスクリーン・バロックスタイルのスペースオペラ分野の代表的な作品のひとつである。全銀河に跨るほどのスケールを展開しながらも無理なく円満に伏線を回収し、広げた風呂敷を畳み切った稀有な作品として高く評価されている。
  • 学習研究社の「SFアニメディア」(後の「月刊コミックNORA」)で1985年の創刊号から1994年12月号にかけて(外伝を含めると1997年まで)連載された。同誌最大のヒット作であり、『おざなりダンジョン(こやま基夫)』『NERVOUS BREAKDOWN(たがみよしひさ)』とともに三大看板の一角をなす。
  • 1987年に学習研究社、1994年にKSSがOVAを制作している。
  • そのスケールの大きさは日本のSF作家に多大な影響を与えており、当作品のファンであるSF作家たちがマップスの世界観で書き下ろした短編を複数収録した『マップス・シェアードワールド』が2008年に発売された。この企画はSF作家達の間で好評を得ており、2009年には短編小説集の第2弾、漫画版の第3弾が発売された。

連載初期の背景

  • 最初の企画時、作者が準備したのはリプミラ号のラフスケッチ1枚のみであったという。
  • 当初、作者は読みきりのつもりで描いていたため掲載誌に「マップス 次回お楽しみに」と書かれているのを見て驚いたという。これは「創刊号掲載作はすべて連載にする」という編集部の方針が連絡ミスで作者に伝わっていなかったためである。
  • 編集部は当時の大ヒット作『うる星やつら』のようなSFラブコメ路線を打診したが、本格的なSFものの連載が難しかった当時それがやりたかった作者はこれをつっぱねてACT.2でリプミラ号を宇宙へ旅立たせてしまったため、編集部も当初の路線計画はあきらめてしまったという。同時期に白泉社が立ち上げた「月刊コミコミ」では『アウトランダーズ(真鍋譲治)』や『エルフ17(山本貴嗣)』といったスペースオペラものの作品が連載されており人気があった(両作品ともOVA化されている)。
  • 作者が目指したのは『レンズマン』に匹敵するような非常にスケールの大きいスペースオペラである。
  • 当初は掲載誌である「SFアニメディア」が不安定であったため、初期の頃はいつ終了してもいいようにということから1話完結的なエピソードが多い。本格的にストーリーが動き出したのは「コミックNORA」にリニューアルしてからである。リニューアルした理由のひとつは本作のOVA(1987年版)が企画されたからである。

単行本

ノーラコミックス(学研)

本編全17巻・外伝全2巻およびワイド版が刊行されている。いずれも絶版となっているが、ワイド版以外は現在でも比較的入手しやすい。本編第1巻のレーベル内通し番号は「NC-001」、つまりノーラコミックスの第1冊目である。なお、本編第1巻-第5巻の初期の版にはISBNコードが付与されていない(制度開始前に刊行されたものであるため)。

本編

  • 第1巻 1987年1月24日初版・ISBN 4-05-103374-0
  • 第2巻 1987年5月24日初版・ISBN 4-05-103377-5
  • 第3巻 1987年11月24日初版・ISBN 4-05-103380-5
  • 第4巻 1988年7月24日初版・ISBN 4-05-103385-6
  • 第5巻 1989年3月24日初版・ISBN 4-05-103391-0
  • 第6巻 1989年10月6日初版・ISBN 4-05-103399-6
  • 第7巻 1990年5月6日初版・ISBN 4-05-104937-X
  • 第8巻 1990年11月6日初版・ISBN 4-05-104945-0
  • 第9巻 1991年5月6日初版・ISBN 4-05-105652-X
  • 第10巻 1991年10月6日初版・ISBN 4-05-105786-0
  • 第11巻 1992年4月6日初版・ISBN 4-05-106137-X
  • 第12巻 1992年11月6日初版・ISBN 4-05-106150-7
  • 第13巻 1993年3月6日初版・ISBN 4-05-600068-9
  • 第14巻 1993年9月6日初版・ISBN 4-05-600286-X
  • 第15巻 1994年4月6日初版・ISBN 4-05-600509-5
  • 第16巻 1994年9月6日初版・ISBN 4-05-600683-0
  • 第17巻 1995年4月6日初版・ISBN 4-05-600855-8

外伝

  • 第1巻 1996年10月6日初版・ISBN 4-05-601433-7
  • 第2巻 1997年8月6日初版・ISBN 4-05-601725-5

第2巻は「コミックNORA」1997年2月号-7月号にかけて短期集中連載された『マップス超外伝』をまとめたもの。

ワイド版

  • マップス SUPER WIDE 長谷川裕一の世界(ノーラコミックスワイド・1991年3月6日初版・ISBN 4-05-104949-3)
    • パズル1 千光の聖櫃(アーク)
後に一部を描きなおした上で外伝第1巻に再録
  • マップス異星人名鑑
  • 長谷川裕一初期作品
    • 『トゥインク』(初出・「アイム・チャンピオン」1985年創刊号)
トゥインクはヒロインの名前で、後に『機動戦士クロスボーン・ガンダム』の外伝シリーズによく似た同名の人物が登場しているが別人。また、主人公の名前が君塚シンジであるが、星見の親縁者かどうかは不明。
  • 『アルキメデスは生きている!!』(初出・「月刊少年チャンピオン」1984年5月号)
  • 『からまわりした時計』(初出・「月刊少年チャンピオン」1984年8月号)
  • 『ビクトリィマンまいあがる!』(初出・「月刊少年チャンピオン」1984年12月号)
雑誌掲載時のタイトルは『真実(ドキュメント)はまいあがる!』。「怪奇!辺境惑星地球に超人の異常繁殖を見た!」はこの作品が初出である。また長谷川裕一原作のOVA『EXPER ZENON』の主人公のデザインのルーツでもある。

補足

本編以外に、次に挙げるものが収録されている。MF文庫版にはいずれも収録されていない。

  • リプミラ号特別図解(第1巻巻頭)
  • 図解!! 幽霊船+1(第5巻巻末、幽霊船4機とカミオ星人の解説)
  • こだわる人のための『マップス』用語解説(第7巻巻末)
  • 長谷川裕一短編作品
    • 『フェアリーマスター』(第4巻巻末)
    • 『8時限目の授業』(第15巻巻末、初出・「アニメディア」1988年7月号)
    • 『探偵ファントム』(外伝第1巻巻末、初出・「月刊コミックNORA」1993年11月号)

MF文庫(メディアファクトリー)

全10巻(初期の版では「外伝」の文庫化が構想外であったために「全9巻」と表記されている)。ノーラ版では番外編として扱われていた回も話数にカウントしたため、ノーラ版とは途中から話数の表記がずれている(詳しくはサブタイトルの節を参照のこと)。外伝は第10巻に収録され、ノーラ版と異なり時系列順に並び替えられている。なお、第3巻の目次でACT.29が抜けているという校正ミスがあるがACT.29自体は抜けなく収録されている。また、この版を元にしてYahoo!コミックやebookjapanで有料デジタル配信が行われている。

  • 第1巻 2002年12月19日初版・ISBN 4-8401-0676-2
  • 第2巻 2002年12月19日初版・ISBN 4-8401-0677-0
  • 第3巻 2003年1月19日初版・ISBN 4-8401-0691-6
  • 第4巻 2003年2月19日初版・ISBN 4-8401-0706-8
  • 第5巻 2003年3月19日初版・ISBN 4-8401-0727-0
  • 第6巻 2003年4月19日初版・ISBN 4-8401-0752-1
  • 第7巻 2003年5月19日初版・ISBN 4-8401-0766-1
  • 第8巻 2003年6月19日初版・ISBN 4-8401-0797-1
  • 第9巻 2003年7月19日初版・ISBN 4-8401-0823-4
  • 第10巻 2003年8月19日初版・ISBN 4-8401-0843-9

フレックスコミックス(ソフトバンククリエイティブ)

愛蔵版、全6巻。

  • 第1巻 2008年11月20日初版・ISBN 978-4797350487
  • 第2巻 2008年12月20日初版・ISBN 978-4797351118
  • 第3巻 2009年1月20日初版・ISBN 978-4797352184
  • 第4巻 2009年2月20日初版・ISBN 978-4797352191
  • 第5巻 2009年4月20日初版・ISBN 978-4797352320
  • 第6巻 2009年5月20日初版・ISBN 978-4797352337

翻訳版

タイ版台湾版韓国版が存在する。

以降の文章における巻数・話数の表記は特に断りのない限りノーラコミックス版に準じるものとする。

あらすじ

ある日地球に高層ビルをも上回る巨大な天使型宇宙船が現れた。ごく普通の高校生であった十鬼島ゲン(ときしま げん)と君塚星見(きみずか ほしみ)は宇宙船から現れた宇宙海賊カリオンと名乗る女性に宇宙船内に捕らえられてしまう。彼女が言うにはゲンはかつて全宇宙を放浪した民族「さまよえる星人(さまよえるほしびと)」の子孫で、彼らが2万年前に地球に隠した秘宝「風まく光」のありかを示す人間地図(マップマン)であるというが…。

伝承773 風まく光

時 凍てつく時 大地に 間ある時 白き地図… …人 "風まく光" を示す……
……風は翼に乗り 翼は風に乗る かの地 4枚の地表を持つ星に至りし時 "苦しみの刃(やいば)" 翼割ることあれば― 注意せよ 風は光をもってその印を 銀河になすであろう……
……三枚の星図 そろう時 静止し 月の背 見つめる 青き円卓に 風に呼ばれし 十の魔物 七つの軍団 光をもって 印たるものに集う すなはち 地図たち(マップス)

本作は、大きく分けて次のエピソードから構成されている。

  • 初期編 ACT.1-ACT.7
  • 生贄砲計画編 ACT.8-10
  • 六人の幽霊船編 ACT.11-ACT.19
  • 放浪編 ACT.20-ACT.25
  • 龍のとりこ編 ACT.26-ACT.34
  • 帰還編 ACT.35-ACT.37
  • 青き円卓編 ACT.38-ACT.43
  • 統一編 ACT.44-ACT.50
  • 遊撃編 ACT.51-ACT.63
  • 第八の軍団編 ACT.64-ACT.71
  • -幕間- ACT.72-ACT.73
  • 決戦編 ACT.74-ACT.90
  • エピローグ ACT.91

サブタイトル

ノーラコミックス版とMF文庫版の話数の表記は太字で示した回のカウントによって、それ以後の回でずれが生じている。総ページ数は本編が3572ページ・外伝が376ページ・番外編と無番が33ページ、合計で4019ページである。

本編

colspan="2" | MF文庫 ! colspan="2" | ノーラコミックス ! rowspan="2" | サブタイトル ! rowspan="2" | エピソード ! rowspan="2" | NORA掲載号 ! rowspan="2" | 頁数
巻 ! ACT. ! 巻 ! ACT.

|-

| rowspan="8" | 1 | 1 | rowspan="4" | 1 | 1 | style="text-align:left" | 地図は白かった | rowspan="8" style="text-align:left; vertical-align:top" | 初期編 | style="text-align:left" | SFアニメディア Vol.1 | style="text-align:right" | 45 |-

| 2 | 2 | style="text-align:left" | P.S.地上(ここ)より永遠(とわ)に | style="text-align:left" | SFアニメディア Vol.2 | style="text-align:right" | 54 |-

| 3 | 3 | style="text-align:left" | 天使の報復 | style="text-align:left" | SFアニメディア Vol.3 | style="text-align:right" | 68 |-

| 4 | 4 | style="text-align:left" | その名はダイナック | style="text-align:left" | SFアニメディア Vol.4 | style="text-align:right" | 49

|-

| 5 | rowspan="4" | 2 | 5 | style="text-align:left" | トラベラーの報酬 | style="text-align:left" | SFアニメディア Vol.5 | style="text-align:right" | 102 |-

| 6 | 6 | style="text-align:left" | ニュウ・エイブは愛に死なない | style="text-align:left" | SFアニメディア Vol.6 | style="text-align:right" | 46 |-

| 7 | 番外編 | style="text-align:left" | 超機動グラジオン | style="text-align:left" | | style="text-align:right" | 24 |-

| 8 | 7 | style="text-align:left" | 歌う流星 | style="text-align:left" | 1986年9月(創刊)号 | style="text-align:right" | 47

|-

| rowspan="11" | 2 | 無番 | rowspan="6" | 3 | 無番 | style="text-align:left" | プロローグ | style="text-align:left" | プロローグ | style="text-align:left" | 単行本描きおろし | style="text-align:right" | 3 |-

| 9 | 8 | style="text-align:left" | プロジェクト・生贄(サクリファイス) | rowspan="3" style="text-align:left; vertical-align:top" | 生贄砲計画編 | style="text-align:left" | 1986年11月号 | style="text-align:right" | 28 |-

| 10 | 9 | style="text-align:left" | 前兆・来たる | style="text-align:left" | 1987年1月号 | style="text-align:right" | 36 |-

| 11 | 10 | style="text-align:left" | パトズマの火 | style="text-align:left" | 1987年3月号 | style="text-align:right" | 48 |-

| 12 | 11 | style="text-align:left" | 銀河障壁 | rowspan="9" style="text-align:left; vertical-align:top" | 六人の幽霊船編 | style="text-align:left" | 1987年5月号 | style="text-align:right" | 50 |-

| 13 | 12 | style="text-align:left" | 天使の末裔 | style="text-align:left" | 1987年7月号 | style="text-align:right" | 56

|-

| 14 | rowspan="5" | 4 | 13 | style="text-align:left" | 接触(コンタクト)・∞ | style="text-align:left" | 1987年9月号 | style="text-align:right" | 40 |-

| 15 | 14 | style="text-align:left" | 伝説の終焉 | style="text-align:left" | 1987年11月号 | style="text-align:right" | 38 |-

| 16 | 15 | style="text-align:left" | カミオの受難 | style="text-align:left" | 1988年1月号 | style="text-align:right" | 32 |-

| 17 | 16 | style="text-align:left" | 幽霊船の宴 | style="text-align:left" | 1988年3月号 | style="text-align:right" | 34 |-

| 18 | 17 | style="text-align:left" | 空気 風になる! | style="text-align:left" | 1988年5月号 | style="text-align:right" | 43

|-

| rowspan="11" | 3 | 19 | rowspan="5" | 5 | 18 | style="text-align:left" | 黒い炎 | style="text-align:left" | 1988年7月号 | style="text-align:right" | 40 |-

| 20 | 19 | style="text-align:left" | 眠る記憶の間で | style="text-align:left" | | style="text-align:right" | 42 |-

| 21 | 20 | style="text-align:left" | 銀河をつかむ男 | rowspan="6" style="text-align:left; vertical-align:top" | 放浪編 | style="text-align:left" | | style="text-align:right" | 44 |-

| 22 | 21 | style="text-align:left" | 暗殺者 | style="text-align:left" | | style="text-align:right" | 40 |-

| 23 | 22 | style="text-align:left" | 罠 | style="text-align:left" | 1989年1月号 | style="text-align:right" | 46

|-

| 24 | rowspan="7" | 6 | 23 | style="text-align:left" | 溝 | style="text-align:left" | 1989年2月号 | style="text-align:right" | 40 |-

| 25 | 24 | style="text-align:left" | 両天秤 | style="text-align:left" | 1989年3月号 | style="text-align:right" | 40 |-

| 26 | 25 | style="text-align:left" | 星見ちゃん、気をつけて | style="text-align:left" | 1989年4月号 | style="text-align:right" | 36 |-

| 27 | 26 | style="text-align:left" | このましからざる再会 | rowspan="9" style="text-align:left; vertical-align:top" | 龍のとりこ編 | style="text-align:left" | 1989年5月号 | style="text-align:right" | 32 |-

| 28 | 27 | style="text-align:left" | イヴから生まれたアダム | style="text-align:left" | 1989年5月号 | style="text-align:right" | 24 |-

| 29 | 28 | style="text-align:left" | 天使を呑む | style="text-align:left" | 1989年6月号 | style="text-align:right" | 24 |-

| rowspan="11" | 4 | 30 | 29 | style="text-align:left" | 龍の末裔 | style="text-align:left" | 1989年8月号 | style="text-align:right" | 25

|-

| 31 | rowspan="6" | 7 | 30 | style="text-align:left" | "とらわれの姫" 暴れる | style="text-align:left" | 1989年9月号 | style="text-align:right" | 26 |-

| 32 | 31 | style="text-align:left" | 銀河に何が起こったか | style="text-align:left" | 1989年10月号 | style="text-align:right" | 26 |-

| 33 | 32 | style="text-align:left" | 正しい選択 | style="text-align:left" | 1989年11月号 | style="text-align:right" | 28 |-

| 34 | 33 | style="text-align:left" | 狂龍、吼える | style="text-align:left" | 1989年12月号 | style="text-align:right" | 24 |-

| 35 | 34 | style="text-align:left" | 龍の穴 | style="text-align:left" | 1990年1月号 | style="text-align:right" | 71 |-

| 36 | 35 | style="text-align:left" | 幕間は長くない | rowspan="3" style="text-align:left; vertical-align:top" | 帰還編 | style="text-align:left" | 1990年2月号 | style="text-align:right" | 41

|-

| 37 | rowspan="6" | 8 | 36 | style="text-align:left" | 配役は替わった | style="text-align:left" | 1990年3月号 | style="text-align:right" | 44 |-

| 38 | 37 | style="text-align:left" | うごめく者たち | style="text-align:left" | 1990年4月号 | style="text-align:right" | 32 |-

| 39 | 38 | style="text-align:left" | 嵐の前 | rowspan="6" style="text-align:left; vertical-align:top" | 青き円卓編 | style="text-align:left" | 1990年5月号 | style="text-align:right" | 36 |-

| 40 | 39 | style="text-align:left" | 断頭台の上の円卓 | style="text-align:left" | 1990年6月号 | style="text-align:right" | 40 |-

| rowspan="10" | 5 | 41 | 40 | style="text-align:left" | リプミラV.S.ラドウ | style="text-align:left" | 1990年7月号 | style="text-align:right" | 36 |-

| 42 | 41 | style="text-align:left" | シアンV.S.伝承族 | style="text-align:left" | 1990年8月号 | style="text-align:right" | 32

|-

| 43 | rowspan="5" | 9 | 42 | style="text-align:left" | 燃える円卓 | style="text-align:left" | 1990年9月号 | style="text-align:right" | 70 |-

| 44 | 43 | style="text-align:left" | 伝説の日 | style="text-align:left" | 1990年10月号 | style="text-align:right" | 48 |-

| 45 | 44 | style="text-align:left" | もろもろの事情 | rowspan="7" style="text-align:left; vertical-align:top" | 統一編 | style="text-align:left" | 1990年11月号 | style="text-align:right" | 41 |-

| 46 | 45 | style="text-align:left" | 真・銀河統一会議 | style="text-align:left" | 1990年12月号 | style="text-align:right" | 32 |-

| 47 | 46 | style="text-align:left" | 伝説は誰も選ばない | style="text-align:left" | 1991年1月号 | style="text-align:right" | 30

|-

| 48 | rowspan="6" | 10 | 47 | style="text-align:left" | 膨張する首 | style="text-align:left" | 1991年2月号 | style="text-align:right" | 24 |-

| 49 | 48 | style="text-align:left" | 極点の炎 | style="text-align:left" | 1991年3月号 | style="text-align:right" | 45 |-

| 50 | 49 | style="text-align:left" | そして新たなる敵、新たなる・・・ | style="text-align:left" | 1991年4月号 | style="text-align:right" | 23 |-

| rowspan="10" | 6 | 52 | 50 | style="text-align:left" | 旅立ちの前に | style="text-align:left" | 1991年5月号 | style="text-align:right" | 50 |-

| 53 | 51 | style="text-align:left" | 放たれた針 | rowspan="7" style="text-align:left; vertical-align:top" | 遊撃編 | style="text-align:left" | 1991年6月号 | style="text-align:right" | 42 |-

| 54 | 52 | style="text-align:left" | 牙を持つ翼 | style="text-align:left" | 1991年7月号 | style="text-align:right" | 35

|-

| 55 | rowspan="6" | 11 | 53 | style="text-align:left" | 亀裂 | style="text-align:left" | 1991年8月号 | style="text-align:right" | 40 |-

| 56 | 54 | style="text-align:left" | 無をいく者たち | style="text-align:left" | 1991年10月号 | style="text-align:right" | 34 |-

| 57 | 55 | style="text-align:left" | 四十億年のプロメテウス | style="text-align:left" | 1991年11月号 | style="text-align:right" | 42 |-

| 58 | 56 | style="text-align:left" | 開かれた箱 | style="text-align:left" | 1991年12月号 | style="text-align:right" | 40 |-

| 59 | 57 | style="text-align:left" | 来訪者 | style="text-align:left" | 1992年1月号 | style="text-align:right" | 26 |-

| 51 | パズル2 | style="text-align:left" | ニュウ・エイブ七つの試練 | style="text-align:left" | 外伝(幽霊船編期) | style="text-align:left" | 1991年9月号 | style="text-align:right" | 38

|-

| 60 | rowspan="6" | 12 | 58 | style="text-align:left" | 人魚のクリスマス | rowspan="6" style="text-align:left; vertical-align:top" | 遊撃編 | style="text-align:left" | 1992年2月号 | style="text-align:right" | 38 |-

| rowspan="11" | 7 | 61 | 59 | style="text-align:left" | ダードV.S.ラドウ | style="text-align:left" | 1992年3月号 | style="text-align:right" | 55 |-

| 62 | 60 | style="text-align:left" | 叢雲(むらくも)の中の影 | style="text-align:left" | 1992年4月号 | style="text-align:right" | 13 |-

| 63 | 61 | style="text-align:left" | 意外なる再会 | style="text-align:left" | 1992年5月号 | style="text-align:right" | 34 |-

| 64 | 62 | style="text-align:left" | リプミラV.S.スガラ | style="text-align:left" | 1992年6月号 | style="text-align:right" | 36 |-

| 65 | 63 | style="text-align:left" | 忘却の彼方へ | style="text-align:left" | 1992年7月号 | style="text-align:right" | 44

|-

| 66 | rowspan="6" | 13 | 64 | style="text-align:left" | リプミラV.S.ゲン | rowspan="8" style="text-align:left;vertical-align:top" | 第八の軍団編 | style="text-align:left" | 1992年8月号 | style="text-align:right" | 40 |-

| 67 | 65 | style="text-align:left" | 湾曲宙域 | style="text-align:left" | 1992年9月号 | style="text-align:right" | 40 |-

| 68 | 66 | style="text-align:left" | 虜の谷 | style="text-align:left" | 1992年10月号 | style="text-align:right" | 32 |-

| 69 | 67 | style="text-align:left" | 翼の迷走 | style="text-align:left" | 1992年11月号 | style="text-align:right" | 32 |-

| 70 | 68 | style="text-align:left" | 闇の中 | style="text-align:left" | 1992年12月号 | style="text-align:right" | 40 |-

| 71 | 69 | style="text-align:left" | 逆襲のドラム | style="text-align:left" | 1993年1月号 | style="text-align:right" | 35

|-

| rowspan="10" | 8 | 72 | rowspan="5" | 14 | 70 | style="text-align:left" | 幽霊船V.S."針(ニードル)"! | style="text-align:left" | 1993年2月号 | style="text-align:right" | 50 |-

| 73 | 71 | style="text-align:left" | 十の翼 千の翼 | style="text-align:left" | 1993年3月号 | style="text-align:right" | 71 |-

| 74 | 72 | style="text-align:left" | そして千と一の・・・・・・ | rowspan="2" style="text-align:left; vertical-align:top" | -幕間- | style="text-align:left" | 1993年4月号 | style="text-align:right" | 9 |-

| 75 | 73 | style="text-align:left" | 静か― | style="text-align:left" | 1993年5月号 | style="text-align:right" | 40 |-

| 76 | 74 | style="text-align:left" | 帰ってきた "地図たち(マップス)" | rowspan="20" style="text-align:left; vertical-align:top" | 決戦編 | style="text-align:left" | 1993年6月号 | style="text-align:right" | 49

|-

| 77 | rowspan="6" | 15 | 75 | style="text-align:left" | 拡大! | style="text-align:left" | 1993年7月号 | style="text-align:right" | 34 |-

| 78 | 76 | style="text-align:left" | 巣より出でし者 | style="text-align:left" | | style="text-align:right" | 30 |-

| 79 | 77 | style="text-align:left" | 龍の吹き荒れる時 | style="text-align:left" | | style="text-align:right" | 32 |-

| 80 | 78 | style="text-align:left" | 乱戦 | style="text-align:left" | | style="text-align:right" | 52 |-

| 81 | 79 | style="text-align:left" | あらゆる敗北という名の― | style="text-align:left" | | style="text-align:right" | 32 |-

| rowspan="15" | 9 | 82 | 80 | style="text-align:left" | ―敗北という名の結末のあとで | style="text-align:left" | 1994年1月号 | style="text-align:right" | 30

|-

| 83 | rowspan="6" | 16 | 81 | style="text-align:left" | 反撃 | style="text-align:left" | 1994年2月号 | style="text-align:right" | 31 |-

| 84 | 82 | style="text-align:left" | 龍より継ぎしもの | style="text-align:left" | 1994年3月号 | style="text-align:right" | 35 |-

| 85 | 83 | style="text-align:left" | よみがえる翼 | style="text-align:left" | 1994年4月号 | style="text-align:right" | 32 |-

| 86 | 84 | style="text-align:left" | 記録という永遠 | style="text-align:left" | 1994年5月号 | style="text-align:right" | 32 |-

| 87 | 85 | style="text-align:left" | 大再会 | style="text-align:left" | 1994年6月号 | style="text-align:right" | 31 |-

| 88 | 86 | style="text-align:left" | 解放 | style="text-align:left" | 1994年7月号 | style="text-align:right" | 39

|-

| 無番 | rowspan="8" | 17 | 無番 | style="text-align:left" | インターミッション (1) | style="text-align:left" | 単行本描きおろし | style="text-align:right" | 4 |-

| 89 | 87 | style="text-align:left" | 突入 | style="text-align:left" | 1994年8月号 | style="text-align:right" | 34 |-

| 無番 | 無番 | style="text-align:left" | インターミッション (2) | style="text-align:left" | 単行本描きおろし | style="text-align:right" | 2 |-

| 90 | 88 | style="text-align:left" | 激突

| style="text-align:left" | 1994年9月号 | style="text-align:right" | 33 |-

| 無番 | 無番 | style="text-align:left" | インターミッション (3) | style="text-align:left" | 単行本描きおろし | style="text-align:right" | 3 |-

| 91 | 89 | style="text-align:left" | 終幕 | style="text-align:left" | 1994年10月号 | style="text-align:right" | 40 |-

| 92 | 90 | style="text-align:left" | 暁に天使は眠らずに・・・・・・ | style="text-align:left" | 1994年11月号 | style="text-align:right" | 42 |-

| 93 | 91 | style="text-align:left" | そして風は翼に乗り、翼は・・・・・・ | style="text-align:left" | エピローグ | style="text-align:left" | 1994年12月号 | style="text-align:right" | 45

外伝

colspan="2" | MF文庫 ! colspan="2" | ノーラコミックス ! rowspan="2" | サブタイトル ! rowspan="2" | 作中時期 ! rowspan="2" | NORA掲載号 ! rowspan="2" | 頁数
巻 ! 外伝 ! 巻 ! パズル

|-

| rowspan="9" | 10 | 1 | rowspan="3" | 外

1 | 1 | style="text-align:left" | 千光の聖櫃 | style="text-align:left" | ACT.1の約200年前 | style="text-align:left" | ワイド版が初出 | style="text-align:right" | 76 |-

| 6 | 3 | style="text-align:left" | 時に疾風のように | style="text-align:left" | 放浪編期 | style="text-align:left" | 1995年2月号 | style="text-align:right" | 50 |-

| 8 | 4 | style="text-align:left" | 五千万光年の風 | style="text-align:left" | ACT.90-ACT.91の間 | style="text-align:left" | 1996年9月号 | style="text-align:right" | 48

|-

| 3 | rowspan="6" | 外

2 | 5 | style="text-align:left" | リプミラ最大の敵!? | style="text-align:left" | 初期編期・ACT.4以後 | style="text-align:left" | 1997年2月号 | style="text-align:right" | 8 |-

| 4 | 6 | style="text-align:left" | 勇者は花を届けに | style="text-align:left" | 放浪編期 | style="text-align:left" | 1997年3月号 | style="text-align:right" | 40 |-

| 5 | 7 | style="text-align:left" | 宇宙船デスグラウド号の秘密 | style="text-align:left" | 放浪編期 | style="text-align:left" | | style="text-align:right" | 39 |-

| 7 | 8 | style="text-align:left" | その日 街に流星が降った・・・ | style="text-align:left" | 放浪編期 | style="text-align:left" | 1997年7月号 | style="text-align:right" | 38 |-

| 2 | 9 | style="text-align:left" | 失楽園 | style="text-align:left" | 本編前日談 | style="text-align:left" | | style="text-align:right" | 40 |-

| 9 | 10 | style="text-align:left" | 最強の者ども宇宙(そら)をゆく | style="text-align:left" | 本編後日談 | style="text-align:left" | | style="text-align:right" | 37

登場人物

マップスの登場人物を参照。

登場する組織・勢力・惑星

組織・勢力

スペース・パトロール
  • ACT.1で宇宙海賊(リプミラの事)に拉致されたゲンと月見を救った正義の味方、と思わせておいて同じように宝を狙っていた組織。通称スペパト。
  • 実はただの秘密結社だとACT.4で判明する。ただし、どこの勢力にも属さない組織として未確認宙域側にも知られており、かなりの驚異的存在と扱われていたようだ。元々は固有の軍を持たない小さな星系を守るために結成されたらしい。
  • 組織の長を筆頭に、控えめに見てもかなり個性的な面子の集団である。
  • 本拠地は惑星テパト。
  • ニュウ・エイブ提督の指揮の元、銀河統一軍の第7軍となる。
ガッハ商会
  • ガッハ・カラカラが経営する超巨大企業。
  • ACT.8では7億、ACT.47では70億の子会社を持つ
  • 社員にはカミオ人などの被差別民族が多い。
  • 銀河統一軍では第3軍となる。
  • 宇宙船などを修理する際には外装甲型のギプスを付けて「とりあえず使えるようにする」突貫型の作業を得意とする。
愛人部隊
  • ザザーン率いるドドー軍装甲兵団。
  • カミオ救出に向かった際は戦艦1隻だったが、青き円卓戦時の規模は総人員二万人、戦艦40隻。ひとりを除いてすべて女性。しかも全員がザザーンと関係を持っている。
  • 戦時には優秀だが、やたら宴会好きな集団でもあり、酒席にはリプリムが妙に溶け込んでしまっている。
  • 銀河統一軍ではドドー全軍が編入され、第2軍となる。
ビメイダーの放浪船団
  • ナチュラリアンの支配下から逃れたビメイダーたちによる独立組織。一時拠点となる惑星に定住していたが、王と崇めていたダードから逃れてからはオルシスを中心とした放浪に戻る。
  • 伝承族からの宣戦布告後もナチュラリアンへは非協力的だったが、ギツアートに打ち勝ちリープタイプを解放したゲンたちを見て、銀河統一軍への参加を表明。自ら伝承に無い第8軍を名乗る。
テュリオム通商圏(てゅりおむつうしょうけん)
  • ドドーを中心とした経済エリア・惑星文明群。イスナやベニュアスもここに含まれる。
  • ダイナック伝説が伝承族の罠と知り、対抗すべく他の文明圏との連携を積極的に進め、連合化してゆく。
未確認宙域(アンアイデンティファイドゾーン)
  • テュリオム通商圏側から見て、今まで調べていなかった銀河内の未知のエリア。当然ながら多数の文明圏が存在している。
  • テュリオム連合の形成と争うように急速に統合され、結果として銀河を二分する軍事勢力の一翼となり、青き円卓の前で両者は対峙した。
  • シスター・プテリスの統率する植物生命体で構成される第5軍、ヘクススキー教授がリーダーを務める第4軍はこのエリアの戦力である。
秘密結社ギドロ
  • 営利誘拐を専門に行う犯罪組織。スペパトとはライバル関係であった。50年程前にガタリオンに乗っ取られ、星見ちゃんスターにたまたまやってきたリプミラ達に事実上壊滅させられる。
悪人帝国
  • 侵略大帝を頂点とする悪の組織。名称は番外編が初出。パズル6では銀河征服、パズル10では宇宙征服を狙うがリプミラやゲン、ダードにあっさりと破られる。

惑星

登場する惑星に関しては架空の惑星一覧も参照のこと。

地球 (ACT.1-)
  • 銀河では青き円卓と呼ばれる。
  • 銀河系内のあらゆる文明から遠く、鉱物資源に乏しいため軍事的重要性が低く辺境惑星とされている。
  • そのため「怪奇!辺境惑星地球に超人の異常繁殖を見た!!」といった全くのでたらめなテレビ番組が作られたりもしている。
ザナイン (ACT.3)
  • ゲン一行が立ち寄った通商惑星。伝承族ギルディオの襲撃により跡形もなく破壊された。
星見ちゃんスター (ACT.4)
  • 元々は名もない惑星で星見が勝手に名づけた。
  • 楕円形高重力星で本来は60Gはあるが自転速度が速く赤道付近は2G程度、300年前から秘密結社ギドロの秘密基地となっているがやっている事は攫ってきた人質を元いた星の2倍程度の緯度に放り出すと言うアバウトな物。
  • 各地を結ぶ中継ステーションは入口が『立ち上がれば届く高さ』に設置されていると言う意地の悪い代物。
ベニュアス (ACT.5-)
  • テュリオム通商圏に属す惑星。ヒューマノイドの王制国家。
  • 白鳥座のデネブの第三惑星。
  • 「トゥインク」のトゥインクもここの出身。
イスナ (ACT.5-)
  • 鳥から進化した人類による共和制国家が敷かれた惑星。ベニュアスとは良好な関係にある。
  • ドドーとは三千五百年もの間国交を断絶していたが、伝承のワナに対抗するためテュリオム通商圏へ参加する。
オロロ (ACT.6)
  • スペースパトロールの拠点。エイブの家がある。
  • ディテールの少ない人類と、奇想天外な乗物が闊歩する、ゲンさえついてゆけない星。
  • この惑星の美的規準ではヒューマノイドの顔は「美形になるほど」グロテスクに見える。
クロア第4惑星 (ACT.7-)
  • 爬虫類系の人類文明を持つ惑星。名称クロアは国家名とともに同恒星系の他の惑星にも適用されている。
  • 千年前バララ共和国と紛争状態にあったが、三百年前に和平が成立している。
バララ (ACT.7-)
  • 共和国制を敷く惑星。千年前クロアと紛争状態にあり、その時代に亜光速弾を発射していた。
パドズマ (ACT.8)
  • 真ん中にある小型の太陽を囲む穴だらけの二重地殻を持つ惑星。
  • 風まく光の伝承にある4枚の地表を持つ星。伝承に予言された通り、ガッハが小型生贄砲を据え、誘い出したリプミラ号を破壊する。
ドドー (ACT.7-)
  • テュリオム通商圏の中核を成す惑星。
  • ヒューマノイド・タイプの国家だが、男女比が1:792という安直な設定(ゲン談)。そのためか、ドドーで言う「男らしい」という概念は、地球の「女らしい」に相当してしまっている。
  • その男女比ゆえにレズビアンが多く、他の星からは「風紀が悪い(ガニマタンド談)」と言われている。
  • 高い文化と軍事力を誇り、他の惑星文明群とも広い繋がりを持つ。行政は国家代表権を持つ第一元帥以下の政府によって運営されている模様。
アバロス (ACT.11)
  • テュリオム通商圏に属する惑星。名称のみ登場。星見ちゃんスターでゲンたちが救出した大女優(外見は爬虫類だが)の故郷。
クバルト、アダドール、サビオ、ジト (ACT.15)
  • それぞれ文明を有する惑星。名称のみ登場。カミオ星人クバルの救援要請を拒絶した。
カミオ (ACT.15)
  • ガッハの母星として名称はACT.5から登場している。
  • ケイ素生物が進化した星。彼らは、炭素系生物の異星人によって加速システムを持つサイボーグに改造され、安価なロボットの代用品-商品として使役されて来た歴史を持つ。現在の住人は兵器商として成功したガッハが買い戻した者がほとんど。今でもカミオ星人は「下賤な石っころ」と蔑まされている。
  • ガッハの手により何十もの防衛用外郭が設置されていたが、「カミオの受難」で破壊された。
メザラル (ACT.21)
  • 名称のみ登場。ビメイダー・ハンター、ゾロンの母星。
テダン (ACT.23)
  • 名称のみ登場。かつて商品としてガッハを買い取っていた星。プガ星域間戦争で陽子弾の直撃を受け消滅。
ジャンバ (ACT.25)
  • 高重力惑星。ツキメの故郷。
  • 水に浮かぶ人工都市ヨッカイドを首都とした王政国家。二十数年前から始まった異星人との接触に対する国内の意見が分かれていた。
  • 宇宙船作成などの技術は低いが、カモノハシのたぐい(ゲン談)のような人類は揃って怪力の持ち主。彼らがのち第1軍となる。
  • 「マップス ネクストシート」において最大重力が40Gと設定された。
ヨッペ (ACT.26)
  • ドドーを抜け出したザザーン部隊が本拠とする無人惑星。その名はドドーの神話にある天国から取って勝手につけられたもの。
  • 大地の八割を大ブドウの原生林が占め、数万年にわたり落ちた果実が発酵した結果、海水成分の50%はワインとなっている。その為、大気中には濃度の高いアルコールが充満しており、人間だと呼吸するだけで酔っ払ってしまう。
ライ星(ACT.29、パズル1)
  • 本編では回想シーンのみ登場。ダード・ライ・ラグンを作りだしたライ族の星。
  • 「龍の一族」の異名を取るライ族はドラゴンと昆虫を合わせたような姿で、種族全員が戦うために戦う狂戦士であり、研究するために研究するマッドサイエンティストである。
  • “千光の聖櫃”より脱出したダードによって滅ぼされる。
ガンピ (ACT.31)
  • テュリオム通商圏の有力な惑星。名称のみ登場。
  • 甲殻類型人類の国家の模様。その軍事力はドドーに匹敵している。
わたしのプール (ACT.58-)
  • リムとラドウ1101、ヘクススキー教授が流れ着いた水の惑星。星見ちゃんスター同様、名前が無かった惑星にリムが勝手に名付けた。
  • この地で3人はクリスマスを迎え、リムとラドウはプレゼントを交換する。
  • ラドウとダードの戦闘で半壊した模様である。
テパト (パズル2)
  • スペースパトロールの本部がある惑星。人工的に作られた二重連星となっている。
  • 連星の一方の惑星は「試練の惑星」と呼ばれ、スペースパトロール提督となる者に試練を与える。エイブが提督になるまでのおよそ1600年の間、生還したものは誰もいないと言われている。
  • エイブが提督になると共に「試練の惑星」は爆発して小惑星となる。
アルヒャア(パズル2)
  • 名称のみ登場。この惑星の種族は人間が甘いと感じるものを辛いと感じる。
ベクソ(パズル2)
  • 名称のみ登場。この惑星の種族は人間が甘いと感じるものをすっぱいと感じる。
デールダ(パズル2)
  • 名称のみ登場。この惑星の種族は人間が甘いと感じるものをにがいと感じる。
ペンタッタ(パズル2)
  • 名称のみ登場。この惑星の種族は人間が甘いと感じるものをしぶいと感じる。
ノザラ(パズル2)
  • 名称のみ登場。この惑星特産の食材であるブュリュメモリモリは、ペンタッタ星人には毒になってしまう。
ペンタズー(パズル6)
  • 手配中のゲン達が立ち寄った通商惑星。規模の大きい通商惑星らしく、軌道エレベーターが何本も設置されている。チンピラに絡まれていたエミュー姉妹を助け、彼女達から祖父に花を届けてほしいと依頼される。
デントウリプス(パズル6)
  • 悪人帝国の本拠地となっている惑星。惑星全体をバリアーが覆い、宇宙港のゲートは5千万度の高温に耐える程の堅牢さを誇る。惑星上に広がるジャングル地帯は地上戦用兵器の実験場になっており、様々な陸戦兵器が配備されている。更に惑星の地下には、銀河系の半分を一撃で破壊する「空曲次元臨界絶対砲」が存在する…………が、ゲンやリプミラ達に全て破壊されてしまい、悪人帝国の銀河征服の野望は何もしないままに潰えた。

登場メカ

リープタイプ

機体概要

リープタイプ (REEPTYPE) は、主人公・ゲンの搭乗するリプミラ号をはじめとした、本作において最も中心的な役割をもつ天使型宇宙船である。各機には頭脳体と呼ばれる女性型ビメイダーが存在し、機体をコントロールする。船体と頭脳体は一体であり、船体がダメージを受けると頭脳体も船体がダメージを受けた箇所にダメージを受ける(ただし、あくまでもダメージを感じるだけであり、致死のダメージまでは影響しない)。一体であるがゆえに「船体にラクガキをする」といった程度のことでも頭脳体は非常にわずかながらダメージを受けてしまう(ダメージと言うよりはくすぐったい)。

頭脳体が失われた場合は船体の再生装置から頭脳体が再生され、船体が失われた場合は頭脳体が自分の船体を再建造するため、頭脳体と船体の両方が同時に失われない限り失われることは無い(ただし、船体から頭脳体を再生した場合は以前の頭脳体からの記憶の引継ぎは無い)。船体再建造の際には、頭脳体がそれまでに得た新技術や身に付けた戦法を盛り込んで改良を加えるため、元は同一仕様だった機体は遥かな年月を経て各機ごとに全く別のものに分化進化している。基本的に頭脳体の個性(性格)がそのまま船体の個性(能力)に反映されているといってよい。

ちなみに『ネクストシート』において、主人公の七勇太は翼の星に立ち並ぶリープタイプ大集合の様を見て(口にこそ出さなかったものの)まるで「イタ(痛)宇宙船」だと感想を漏らしている。

各機解説

六人の幽霊船
リプミラ号(初期型、ACT.1-)
  • 頭脳体 リプミラ・グァイス
  • 全長 319.5m
  • 全高 348m
  • 全幅 最大363m
  • 武装 プロミネンス砲(2門)、加速時粒子砲、重力共鳴砲、キック・ビーム、大型ビーム砲、星の涙
  • 脱出用とワープ機関を装備した艦載機を計4機搭載。艦内防衛用のルコサイト多数
  • 海賊戦法を得意とし、「固定ポーズの宇宙船がスゲェ迫力でケリを入れた」とグラジオンを驚かせたこともある
  • 星の涙をレインから受け取る前は、代わりに全長300mの天然ダイヤが入っていた
  • 他の機体が程度の差こそあれ船体再建造の際にデザインが変化しているのに対して、リプミラ号は一切デザインの変化がない。理由は「ゲンが気に入ってくれているから」(リプミラ談)
リプミラ号(中期型、ACT.47-)
  • 外観・全長・全高・全幅は初期型と変化なし
  • ガッハ商会製
  • 武装 プロミネンス砲(4門)、加速時粒子砲、重力共鳴砲、キック・ビーム、大型ビーム砲、光子魚雷、ビーム砲、リフレクト・バリヤーボール、オプション、星の涙
  • 艦載機の他、戦車を1台搭載
リプミラ号(後期型、ACT.81-)
  • 外観・全長・全高・全幅は初期型と変化なし
  • 地球製・反応が遅いため手動操作との併用が必要。
  • 武装 初期型に準じるが、プロミネンス砲は6門あり、回収できなかった星の涙は使用不可
リプミラ号(外伝型)
  • 外観・全長・全高・全幅は初期型と変化なし
  • 「パスル4 五千万光年の風」に登場。後期型が偶然出会ったクオリネスによって再生された機体。
  • 武装 初期型に準じる
リプダイン号(初期型、ACT.11-)
  • 頭脳体 リプダイン・グァイス
  • 全高 380m
  • 全長 最大398m
  • 武装 高周波サーベル、高振動カッター、クレージーキャノン、対空砲、ハギサン弾、攻撃用ミサイルシャワー
リプダイン号(後期型、ACT.15-)
  • 全長・全高・全幅は不明だが、初期型より大型化している
  • 艦載機として無人の戦車や戦闘機を搭載
  • 武装 初期型と同様の武装の他、船体を変形させて回転しながら体当たりを行う。また、他の宇宙船に自らを同化させるサイバー・シナプスも装備。
ネオ・ダイン (ACT.39-)
  • 全長・全高・全幅は不明
  • 元はラドウのコントロール下にあった船体で、頭脳体再生装置は搭載されていない
  • 武装 中型ビーム砲
リプリム号 (ACT.12-)
  • 頭脳体 リプリム・グァイス
  • 全高 299.5m
  • 全幅 最大333m
  • 外部からの衝撃をエネルギーに変換する「時空振動エンジン」搭載。
  • 武装 空曲砲、ディメンジョンウォール、トワイライトボール
ニューリプリム号(初期型、ACT.47-)
  • 全長・全高・全幅は不明
  • ガッハ商会製
  • ヘクススキー教授の個人用実験室を接続することも可能(ウィズ・ポシェット)
  • 外見はリム自身がモデルだが、納入直後に外見についてのリコール(主に胸の部分)をガッハに出し、若干デザインが変化している
  • 武装 空曲砲、ディメンジョンウォール、トワイライトボール、レインボースローダウン
  • 「真っ直ぐ飛ぶような武器は何一つ持っていない」(リム談)。おかげで武器の軌道を曲げるような防御能力は無効にできる。
ニューリプリム号(後期型、ACT.67-)
  • 全長・全高・全幅は不明
  • 初期型がラドウのデータを参考に変態したもの
  • 翼を持たず、脚部から光の翼を発信する
  • 伝承族の念動力を折り返して対抗する「ESP反転システム」搭載
  • 武装は不明
リプシアン号(初期型、ACT.11-)
  • 頭脳体 リプシアン・グァイス
  • 全高 351.2m
  • 全幅 最大362m
  • 全体が次元屈折を利用した装甲で覆われており、ほとんどのビーム兵器を反射し、かつ全身がビームの発射口である
  • 腕は可動式
  • 武装 超バリアー伝導サーベル(ディスラプト)、360度回転ビーム砲
リプシアン号(中期型、ACT.20-)
  • 全長・全高・全幅は不明
  • ガッハ商会の元社員が大破した初期型を急ピッチで修復したもの
  • 武装 ディスラプション・ソード、ディスラプション・ビーム、ミサイル
リプシアン号(後期型、ACT.41-)
  • 全長・全高・全幅は不明
  • 中期型の内部で長い時間をかけて再生していた本体
  • 中期型の外装の破片は自由にコントロールでき、武器やビーム反射鏡として使用可能
  • 中期型の外装と同様の性能を持った増加装甲を装着可能(ウィズ・メイル)
  • 武装 中期型に準じる
リプレイン号 (ACT.12-)
  • 頭脳体 リプレイン・グァイス
  • 全長 319.5m
  • 全幅 最大378m
  • レインの力場によって支えられた液体金属で、あらゆる攻撃が通過する
  • ランザックの死後、頭脳体再生装置が取り外された
  • 武装 対空用小口径レーザー砲、星の涙
デニー・レニー号 (ACT.75-)
  • 頭脳体 デニー&レニー
  • 全長・全高・全幅不明
  • 2体のリープタイプを背中合わせに張り合わせた外見
  • ガッハ商会製
  • 武装は不明だが、体当たりだけでも伝承族やラドウにダメージを与えられる
リプラドウ号(初期型、ACT.12-)
  • 頭脳体 リプラドウ・グァイス
  • 全長・全高・全幅不明
  • ビーム兵器を吸収する
  • 武装 大型ビーム砲
リプラドウ号(後期型、ACT.18-)
  • 全長・全高・全幅不明
  • 初期型の内部に隠されていた真の姿だが、ラドウにとってはこれもまた仮の船体
  • 他のリープタイプに比べて生物的な外見と内装を持つ
  • ラドウクローンの一体であるラドウ1101は本編中ではこの船体を使用した
  • 武装“黒い炎”他
真ラドウ(オリジナル、ACT.39-)
  • 全長約3km
  • ラドウの真の船体
  • 伝承族の遺伝子により驚異的な再生能力を持つ
  • 伝承族の念動より強力な牽引ビームと生贄砲を内部に持つ
  • 無頭なのはリプミラ号の頭をそこへ据えるため
  • 武装“輪”他
真ラドウ(クローン、ACT.76-)
  • 頭脳体 ラドウクローン
  • オリジナルの撃墜によって無数に生まれたクローンの船体
  • 外見はオリジナルと同一
  • 充分な質量があればそこから元素を変換して作り出すことが可能
  • 8万機以上が存在する
ラドウ司令船 (ACT.78-)
  • 頭脳体 ラドウクローン(複数)
  • ラドウクローンの母艦
  • 巨大な真ラドウの中心部の背中に多数の真ラドウが接続されている外見
ジェンド・ラドウ (ACT.78-)
  • 頭脳体 ジェンド・ラドウ
  • 無数のラドウクローンを統合制御する旗艦
  • 大きさは通常のリープタイプと同じ300m級
  • 星の涙に対抗するための武装や戦術を持つことから、対リプミラ号に作られたと思われる
リプラドウ号(外伝型)
  • 頭脳体 ラドウ1101
  • パズル8「最強の者ども宇宙をゆく」に登場。通常はダード号の胸部に格納されている

ニードルコレクション
スガラ・リップ
  • 頭脳体 スガラ・リップ
  • 相手の船体をコピーする能力を持つ。
ゼルルゼ・リップ
  • 頭脳体 ゼル・リップ、ルゼ・リップ
  • 二つの頭脳体を持ち、船体を二つに分離できる。
  • 強力な電磁波でビメイダーの記憶を破壊する「デンジャーノイズ」を使う。
バオン・リップ
  • 頭脳体 バオン・リップ
  • 流体を自由に操る。水中では周囲全てを武器にすることができる為、無類の力を発揮。
ハーザン・リップ
  • 頭脳体 ハーザン・リップ
  • 飛び道具を一切持たず、超硬質の船体による体当たりで攻撃する。通常飛行形態と、衝角のようなものを前に向ける突撃形態への簡単な変形が可能。
  • シアン曰く「宇宙船なんて物じゃなく、宇宙(そら)飛ぶ栓抜き」。
ソフティカ・リップ
  • 頭脳体 ソフティカ・リップ
  • 船体がゴムのように柔軟に変形する。伸縮も自在であり、攻撃も防御も極めて変則的な動きで行う。
  • 攻撃回避の際に「ぷよよん」などと言う擬音が書かれる宇宙船はこれくらいの物であろう。

その他の機体
ダード・ライ・ラグン号(初期型)
  • 頭脳体 ダード・ライ・ラグン
  • パズル1「千光の聖櫃(アーク)」に登場。
  • ライ族の手によって作られたリプミラ号のコピー、リプミラ号に龍を模したパーツが取り付けられたような形状。
  • リプミラによってフィギュア(女性像)部分を破壊される。
ダード・ライ・ラグン号(中期型 Act.27-)
  • 頭脳体 ダード・ライ・ラグン
  • ビメイダーの長となったダードが使用する船体。
  • フィギュア部分が無くなり、漆黒の龍のごとき形状となる。
  • 登場後しばらくは船体の胸部から頭部にかけて増加装甲を取り付けていた。
  • 船体そのものが龍の顎のごとく展開し、内部にリプミラ号を取り込む事が出来る。
  • 星の涙の直撃にも耐える性能を誇るがリプミラ号との戦闘により大破、リプミラ達を円卓へ向かわせるため自ら構築したBH・HW(ブラックホール・ハイウェイ)に消える。
ダード・ライ・ラグン号(後期型 Act.61-)
  • 頭脳体 ダード・ライ・ラグン
  • BH・HWに放置されていた船体をバオン・リップ達が回収し、ギツアートが修復したもの。
  • 外見は中期型と差異はないが内部に合成した星の涙を装備する。ダードの死後はゲンが手動操縦で操船し、ブゥアーの中枢部に到達。リプミラ号と合体した後はリプミラ号の“鎧”として機能し、ジェンド・ラドウとの最後の戦闘で破壊された。
  • ヘクススキー教授により「かっこ……ええ~~っ!!」と称賛される。
ダード・ライ・ラグン号(生産型)
  • 頭脳体 ダード・ライ・ラグン(生産機)
  • 伝承族反乱軍の手によって量産されたダード号のコピー。オリジナルと同等の性能を持つ。
  • 箱船星において45000機が量産されるが、頭脳体はすべてダードの手により破壊され、船体も識別装置が破壊されていたため、敵味方無差別に攻撃を行い自滅した。
ダード・ライ・ラグン号(外伝型)
  • 頭脳体 ダード・ライ・ラグン
  • パズル8「最強の者ども宇宙をゆく」に登場。
  • 胸部にリプラドウ号(外伝型)を収納することができる
  • 再生されたダードとラドウ1101の宇宙最強のカップルの手によって銀河をへろへろと旅している。

他作品における類似のもの

リープタイプはアン・マキャフリイの『歌う船』シリーズの影響を受けているといわれている。宇宙船ではないが、本作と同じく長谷川裕一の作品である『クロノアイズ』『クロノアイズ・グランサー』に登場するクロノダイバーもやはり頭脳体が存在し、本体とリンクしているという設定でありリープタイプと類似するものであるといえる。他の作者の作品で同様に宇宙船と人型が一体であるという例としては『天地無用!(梶島正樹)』の魎皇鬼、『ロスト・ユニバース(神坂一)』のソードブレイカー、『成恵の世界(丸川トモヒロ)』の星船、『トラブル急行(弓月光)』のチャイカなどがある。

その他の宇宙船・宇宙戦艦

ギタニモン (ACT.1-)
  • スペース・パトロールの強襲捕戦艦。元々は対リプミラ号用に開発された機体で、1度はリプミラ号を破壊寸前に追いつめた。
  • 十字型のシューティングフォーメーションに変形することで相手を一斉射撃できる。
  • 初登場こそACT.1だが、名称が判明したのはACT.16である。この時戦ったリプダイン号(後期型)には全く歯が立たず、あっさりと大破して負けてしまった。
  • ACT.41では同型艦が多数登場。ACT.51ではニュウ・エイブ率いる第7軍・旗艦として三番艦 (?) のギタニモンIIIが登場。
“カミオの箱船”号 (ACT.5-)
  • ガッハ・カラカラの乗艦。
  • 厚さ700mのバリアー伝導装甲で覆われているため、極めて防御力が高い。
  • ACT.16においてリプシアン号の攻撃で撃沈するが、ACT.41にて同型艦が再登場。ただしACT.21においてガッハが登場した際には別の戦艦を使っていたため、建造時期はACT.26以降と思われる。
  • ACT.51以降は第3軍・旗艦となる。
“歌う流星” (ACT.7)
  • 千年前にバララ共和国が発射した亜光速弾。かつての敵国・クロアの太陽に迫った為、ゲンたちに破壊が依頼される。
  • 元々は医療船、それ以前は探査船だった。艦内に人格付与された据付型頭脳を持つ。
  • 兵器にされる前、まだ誕生間もない少女リプミラと交流を持ち、宇宙に存在する者の中で「船」だけが自由に飛ぶ事を許された者だと説いた。
  • 自爆キーを挿入する為にリプミラが突入した時には頭脳室はもぬけの殻だった。遺されたメッセージによると、流星は前述の亜光速弾として発射されるも「破壊兵器は性に合わない」と船内管理用の内部ユニットで頭脳ユニットを取り外し脱出していた。現在はBH化した船体にすっ飛ばされて宇宙のどこかを漂流中。ちなみに脱出した際の質量変化で軌道が変わっており太陽に直撃するコースからは外れていた。
“青いボルバ” (ACT.11-13)
  • 銀河障壁に向かうためゲンが使用したフルオート外宇宙超高速艇。性能はいいらしい。
  • リプリムに侵入され、乗っ取られる。メインコンピューターはその際に破壊された。
揚陸艦アラモード (ACT.15-)
  • ザザーンと愛人部隊が惑星カミオの戦闘にて使用。使うまでもなくリプシアンを制圧してしまったため、搭載兵器など詳細は不明。
  • 「マップス ネクストシート」にも登場した。
“黄金の黄昏号” (ACT.38-)
  • 未確認宙域軍と“青き円卓”を挟んで対峙したテュリオム通商圏連合軍の旗艦。ドドー製。
“殲滅号” (ACT.38)
  • テュリオム通商圏連合軍の超弩級戦艦。おそらくガンピ製。自慢のミサイルは披露できず仕舞。
グァレロン (ACT.39)
  • ドドーの惑星規模艦。地球並みの巨大さを誇り、銀河中でも5艦と無い。
  • 伝承族アマニを主砲で攻撃する寸前、真ラドウ号の“輪”で一瞬のうちに輪切りにされた。
ヒィ・シップ (ACT.42-49)
  • キャプテン・ヒィの船。伝承族アマニのA級コレクションとして、四十億年の間とりこになっていた。
  • 先住銀河文明が生み出した恒星規模破壊戦用宇宙船。一番小型の砲でも惑星を分解できる程の破壊力を持つ。
  • 量産を目的とした分析のため、ACT.49において解体された。
グレイティスト・ロイヤル・ミンにょろ (ACT.49-)
  • 第1軍・旗艦。といっても旗艦しか無い。ツキメの乗艦。
  • ジャンバ初建造の宇宙船。その実態は、ツキメの姿を模した本体を、ヨソで買ったエンジンに引っ張らせているだけ。
コジシン (ACT.51-)
  • 第2軍・旗艦