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ミスミソウ/押切蓮介

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著者: 押切蓮介
巻数: 全3巻

押切蓮介の新刊
ミスミソウの新刊

最新刊『ミスミソウ 3


出版社: ぶんか社
シリーズ: ホラーMコミックス


twitterでのコメント (関係ないのに引っかかることもあります...)

rumikachan1013 ミスミソウ超絶見たいから誰か映画出たら見に行ってくれ
fusyobun RT @tama_grsm: 実写ミスミソウ原作既読で観てきた… 監督と構成が良かったのか非常にテンポ良く内容の割に見終わった後どこか満足した気持ちになった。 改変はあったけど、どれもいい意味でのもので久々に漫画原作の実写で当たりでした… 観てない人はグロ有りなんで人を選…
eli_tsukuyo RT @misumisou_comic: 雪に覆われた過疎の町。逃げ場のない抑圧された環境の中、虐待、いじめなど様々なトラウマを抱えた人々の感情が交錯し、ある日、壮絶な悲劇が起きた。押切蓮介の代表作『 #ミスミソウ 完全版』上下巻、発売中! https://t.co/lG3E
i_katahara RT @cinematoday: 衝撃作『ミスミソウ』山田杏奈&清水尋也、胸キュンの名シーン #ミスミソウ #山田杏奈 #清水尋也 #押切蓮介 #内藤瑛亮 https://t.co/LdNdG2FOpA
kiane731 ミスミソウ?前になんかきいたことある……原作漫画だったような……小説?気になる……

ミスミソウ』は、押切蓮介による日本のホラー漫画作品。『ホラーM』(ぶんか社)にて2007年から2009年まで連載されていた。

概要

  • 内容は、同級生たちから陰惨なイジメを受けたあげく両親を殺された少女が復讐を行うサイコホラー。キャッチコピーは「精神破壊(メンチサイド)ホラー」。
  • 押切蓮介の作品では定番となっている「お化け」や「妖怪」などが一切登場せず、自身初となる「普通の人間が創り出す恐怖」を描いている。

あらすじ

半年前、東京の学校から大津馬中学校に転校して来た野咲春花は、クラスメイトから壮絶なイジメに遭っていた。春花は家族に心配を掛けまいとイジメに遭っていることを隠し、中学校卒業までの残り2ヶ月間を必死に耐えようとするが、春花へのイジメは悪化していく。そして不登校を行ったある日、春花をいじめていたクラスメイト達が春花の家に乗り込んで春花の両親と妹に危害を加え、家に火を放つという事件が起こる。春花の妹・祥子は大火傷を負いながらも助かったが、両親は命を落としてしまった。やがて事件の真相が露見することを恐れたイジメっ子達は春花に自殺するよう強要。だが、それがきっかけとなって春花は事件の真相を知り、家族を奪ったイジメっ子達に壮絶な復讐を開始する。

登場人物

主人公

野咲春花(のざき はるか)
清楚で優しい性格をした美少女。父親の仕事の都合で東京から大津馬村に引越し、大津馬中学校に転校するが、「よそ者」であることからイジメの対象にされる。同級生たちから執拗に陰惨なイジメに遭うものの、優しい両親や最愛の妹、クラスの中で唯一味方をしてくれる相場晄の存在によってイジメに耐える事が出来ていた。しかし、イジメグループによって家族が焼き殺されたことにより、彼らに復讐を開始する。

春花のクラスメイト

相場晄(あいば みつる)
クラスの中で唯一春花の味方になっている少年。カメラが趣味。春花に好意を持っており、春花にとっても晄は精神的な支えになっている。普段は温和で明朗だが、実はその裏に偏執的な一面を持つ。かつて父親のDVにより家庭崩壊した過去を持つ
小黒妙子(おぐろ たえこ)
クラスにおける春花イジメのリーダー格の少女。大人びた雰囲気の美少女で、クラスの女王的存在。ある理由から春花を目の敵にしているが、春花の両親殺害については一切関与していなかった。家は金持ちで、美容師を志すため東京の理容師専門学校に進学を希望しているが、高圧的な父には言い出せずにいる。
佐山流美(さやま るみ)
イジメグループの1人。妙子の腰巾着。春花が転校して来る前まで妙子たちのイジメの標的になっていた。妙子に異常なほど執着している。陰気でおとなしい性格だが、逆上すると見境がつかなくなる。春花の両親を殺した首謀者。家族に、非常に優しい母を持つ。
橘吉絵(たちばな よしえ)
イジメグループの1人。妙子の手下。髪を二つ結びにした、端正な顔立ちの少女。攻撃的な性格。春花の両親殺害に関与している。春花の両親を殺害したことについて一切の罪悪感を持っておらず、事件の隠滅のために春花まで殺そうとする。

父親はチンピラ、母親はアル中という崩壊した家庭に生まれ育ち、両親からは虐待に近い扱いを受けている。

加藤理佐子(かとう りさこ)
三島ゆり(みつしま ゆり)
イジメグループのメンバーで妙子の手下。春花の両親殺害に関与している。春花の両親を殺害したことにより、自分たちが(春花の告白などによって)捕まるのではないかと恐怖している。理佐子はのんびりした雰囲気のたれ目の少女。ゆりは冷静な性格をしたごく平凡な娘。
久賀秀利(くが ひでとし)
イジメグループの1人。常にニコニコ笑っているが、閉鎖的・排他的な性格。妙子に好意を持っている。春花の両親殺害に関与しており、春花の母親に火を付け殺害した張本人(実際は事故であるが)。
真宮裕明(まみや ひろあき)
イジメグループの1人。ボウガンが趣味で、殺害したカラスを春花の机に入れるなど、悪質な嫌がらせをしていた。春花の両親殺害に関与しており、春花の父親をボウガンで脅していた。
池川努(いけがわ つとむ)
イジメグループの1人。真宮にボウガンなどの武器を提供している。当初は春花に一目惚れするも、晄と仲良くしているのを見ている内に春花を憎むようになった。
南京子(みなみ きょうこ)
春花たちの担任。だが、生徒たちの言いなり状態となっている。事なかれ主義でイジメについて黙認している。過去にイジメられた経験から、大人になった今でも深いトラウマを負っており、自分の悪口を言われるとすぐに吐いてしまう。

春花の家族

野咲祥子(のざき しょうこ)
春花の妹。「しょーちゃん」と呼ばれている。転校以前に、春花よりも先にイジメを受けていた。流美たちに火を付けられたが父親に守られ、晄の決死の救出により何とか生き延びるも、全身火傷で意識不明の重体となっている。
野咲和生(のざき かずお)
春花の父親。気さくな性格。流美たちにより焼き殺されるも、祥子を庇うように抱きかかえ何とか守ろうとしていた。
春花の母親(仮称)
優しい性格の持ち主。流美たちの襲撃を受け、久賀に火を付けられ殺害される。
野咲満雄(のざき みちお)
春花の祖父。春花の家族が流美達に殺された後、春花と一緒に暮らし始める。

クラスメートの家族

妙子の父親(仮称)
妙子の父。仕事で全国をあちこち飛び回っている。風格、生活描写からかなり社会的地位が高いことが予想される。非常に厳格な人物で、家庭内では絶対的な存在として君臨している。妙子の東京の美容学校進学の夢を「ただのわがまま」と一蹴した。
妙子の母親(仮称)
妙子の母。温厚な性格。夫に頭が上がらない。

単行本

  1. ISBN 9784821185757
  2. ISBN 9784821186648
  3. ISBN 9784821188178

関連項目

  • ミスミソウ
  • サイコキラー