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ミナミの帝王/天王寺大 郷力也 天王寺大郷力也 ...

共有

著者: 天王寺大 郷力也 天王寺大郷力也 天王寺大、郷力也
巻数: 115巻

天王寺大の新刊
郷力也の新刊
天王寺大郷力也の新刊
天王寺大、郷力也の新刊
ミナミの帝王の新刊

最新刊『ミナミの帝王 115


出版社: 日本文芸社
シリーズ: ニチブンコミックス


twitterでのコメント (関係ないのに引っかかることもあります...)

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ミナミの帝王の既刊

名前発売年月
ミナミの帝王 1 1992-04
ミナミの帝王 2 1992-06
ミナミの帝王 3 1992-09
ミナミの帝王 4 1992-12
ミナミの帝王 5 1993-03
ミナミの帝王 6 1993-05
ミナミの帝王 7 1993-07
ミナミの帝王 8 1993-09
ミナミの帝王 9 1993-11
ミナミの帝王 10 0000-00
ミナミの帝王 11 1994-04
ミナミの帝王 12 1994-06
ミナミの帝王 13 1994-08
ミナミの帝王 14 1994-10
ミナミの帝王 15 1994-12
ミナミの帝王 16 1995-02
ミナミの帝王 17 1995-04
ミナミの帝王 18 1995-06
ミナミの帝王 19 1995-08
ミナミの帝王 20 0000-00
ミナミの帝王 21 1996-01
ミナミの帝王 22 1996-02
ミナミの帝王 23 1996-04
ミナミの帝王 24 1996-06
ミナミの帝王 25 1996-08
1    3  4  5 

難波金融伝・ミナミの帝王』(なにわきんゆうでん・ミナミのていおう)は、日本の漫画及び竹内力主演の映画・Vシネマ・テレビドラマ・OVA。原作は天王寺大、作画・郷力也で、週刊漫画ゴラク(日本文芸社刊)に連載中。通称「ミナ帝」。

あらすじ

幼少時代、非常に裕福な家庭(父親は萬田建設の社長)で育つが、後に貧困地区 に堕ちた萬田銀次郎。金貸しの師匠・金造に金融のイロハを習い、ミナミのマンションの一室に裏金・『萬田金融』(「萬田銀行」と称することもある)を開く。利息はトイチ、「逃げれば地獄まで取り立てに行く」が謳い文句で、周囲からは「ミナミの鬼」と恐れられる。

マンガ版(原作)

原作では、舎弟の坂上竜一とともに萬田金融を開いている。1話で完結している話もあれば、単行本換算で1冊以上を上回り20話程度で完結する話もある。萬田や坂上以外は毎回、登場人物が異なる。1992年から連載がスタートしており、2009年8月、100巻を達成した。これは日本文芸社発行のコミックとしては史上初である。

ストーリーとしては、通常の債権者と債務者のやり取りを描いたもの、豊田商事事件、安田病院の診療報酬水増し事件、村上ファンド事件等の実際の事件や、痴漢冤罪、バブル崩壊、商工ローン、派遣切り、闇金融、貸し渋りといった社会問題を題材にしたものがある。

また、別冊漫画ゴラクでは、萬田の若かりし頃を描いた「ヤング編」を連載している。

既刊

  • 1巻 1992年4月 ISBN 4-537-03744-X
  • 2巻 1992年6月 ISBN 4-537-03759-8
  • 3巻 1992年9月 ISBN 4-537-03778-4
  • 4巻 1992年12月 ISBN 4-537-03793-8
  • 5巻 1993年3月 ISBN 4-537-03816-0
  • 6巻 1993年5月 ISBN 4-537-03830-6
  • 7巻 1993年7月 ISBN 4-537-03842-X
  • 8巻 1993年9月 ISBN 4-537-03854-3
  • 9巻 1993年11月 ISBN 4-537-03866-7
  • 10巻 1994年2月 ISBN 4-5370-3878-0
  • 11巻 1994年4月 ISBN 4-537-03891-8
  • 12巻 1994年6月 ISBN 4-537-03904-3
  • 13巻 1994年8月 ISBN 4-537-03917-5
  • 14巻 1994年10月 ISBN 4-537-03929-9
  • 15巻 1994年12月 ISBN 4-537-03943-4
  • 16巻 1995年2月 ISBN 4-537-03956-6
  • 17巻 1995年4月 ISBN 4-537-03969-8
  • 18巻 1995年6月 ISBN 4-537-03982-5
  • 19巻 1995年9月 ISBN 4-537-03995-7
  • 20巻 1995年10月 ISBN 4-5370-9607-1
  • 21巻 1996年1月 ISBN 4-537-09623-3
  • 22巻 1996年2月 ISBN 4-537-09643-8
  • 23巻 1996年4月 ISBN 4-537-09656-X
  • 24巻 1996年6月 ISBN 4-537-09666-7
  • 25巻 1996年8月 ISBN 4-537-09675-6
  • 26巻 1996年10月 ISBN 4-537-09684-5
  • 27巻 1996年12月 ISBN 4-537-09696-9
  • 28巻 1997年2月 ISBN 4-537-09706-X
  • 29巻 1997年4月 ISBN 4-537-09718-3
  • 30巻 1997年6月 ISBN 4-537-09728-0
  • 31巻 1997年8月 ISBN 4-537-09738-8
  • 32巻 1997年10月 ISBN 4-537-09749-3
  • 33巻 1997年12月 ISBN 4-537-09760-4
  • 34巻 1998年2月 ISBN 4-537-09770-1
  • 35巻 1998年4月 ISBN 4-537-09779-5
  • 36巻 1998年6月 ISBN 4-537-09788-4
  • 37巻 1998年8月 ISBN 4-537-09797-3
  • 38巻 1998年10月 ISBN 4-537-09806-6
  • 39巻 1998年12月 ISBN 4-537-09817-1
  • 40巻 1999年2月 ISBN 4-537-09828-7
  • 41巻 1999年4月 ISBN 4-537-09840-6
  • 42巻 1999年6月 ISBN 4-537-09849-X
  • 43巻 1999年8月 ISBN 4-537-09859-7
  • 44巻 1999年10月 ISBN 4-537-09874-0
  • 45巻 1999年12月 ISBN 4-537-09884-8
  • 46巻 2000年2月 ISBN 4-537-09896-1
  • 47巻 2000年5月 ISBN 4-537-09912-7
  • 48巻 2000年7月 ISBN 4-537-09924-0
  • 49巻 2000年10月 ISBN 4-537-09945-3
  • 50巻 2000年12月 ISBN 4-537-09959-3
  • 51巻 2001年2月 ISBN 4-537-09973-9
  • 52巻 2001年4月 ISBN 4-537-09987-9
  • 53巻 2001年6月 ISBN 4-537-10001-X
  • 54巻 2001年8月 ISBN 4-537-10018-4
  • 55巻 2001年10月 ISBN 4-537-10030-3
  • 56巻 2001年12月 ISBN 4-537-10045-1
  • 57巻 2002年2月 ISBN 4-537-10060-5
  • 58巻 2002年4月 ISBN 4-537-10076-1
  • 59巻 2002年6月 ISBN 4-537-10092-3
  • 60巻 2002年8月 ISBN 4-537-10108-3
  • 61巻 2002年10月 ISBN 4-537-10126-1
  • 62巻 2002年12月 ISBN 4-537-10144-X
  • 63巻 2003年2月 ISBN 4-537-10164-4
  • 64巻 2003年4月 ISBN 4-537-10183-0
  • 65巻 2003年6月 ISBN 4-537-10200-4
  • 66巻 2003年8月 ISBN 4-537-10216-0
  • 67巻 2003年10月 ISBN 4-537-10233-0
  • 68巻 2003年12月 ISBN 4-537-10252-7
  • 69巻 2004年2月 ISBN 4-537-10270-5
  • 70巻 2004年4月 ISBN 4-537-10286-1
  • 71巻 2004年6月 ISBN 4-537-10303-5
  • 72巻 2004年8月 ISBN 4-537-10320-5
  • 73巻 2004年10月 ISBN 4-537-10339-6
  • 74巻 2004年12月 ISBN 4-5371-0358-2
  • 75巻 2005年2月 ISBN 4-537-10374-4
  • 76巻 2005年6月 ISBN 4-5371-0408-2
  • 77巻 2005年8月 ISBN 4-537-10423-6
  • 78巻 2005年10月 ISBN 4-537-10442-2
  • 79巻 2005年12月 ISBN 4-537-10458-9
  • 80巻 2006年2月 ISBN 4-537-10475-9
  • 81巻 2006年4月 ISBN 4-537-10491-0
  • 82巻 2006年6月 ISBN 4-537-10501-1
  • 83巻 2006年8月 ISBN 4-537-10518-6
  • 84巻 2006年10月 ISBN 4-537-10586-0
  • 85巻 2006年12月 ISBN 4-537-10557-7
  • 84巻 2007年2月 ISBN 978-4-537-10598-8
  • 87巻 2007年4月 ISBN 978-4-537-10631-2
  • 88巻 2007年6月 ISBN 978-4-537-10649-7
  • 89巻 2007年8月 ISBN 978-4-537-10693-0
  • 90巻 2007年10月 ISBN 978-4-537-10724-1
  • 91巻 2007年12月 ISBN 978-4-537-10753-1
  • 92巻 2008年4月 ISBN 978-4-537-10807-1
  • 93巻 2008年6月 ISBN 978-4-537-10832-3
  • 94巻 2008年8月 ISBN 978-4-537-10858-3
  • 95巻 2008年10月 ISBN 978-4-537-10880-4
  • 96巻 2008年12月 ISBN 978-4-537-10904-7
  • 97巻 2009年2月 ISBN 978-4-537-10926-9
  • 98巻 2009年4月 ISBN 978-4-537-10948-1
  • 99巻 2009年6月 ISBN 978-4-537-10964-1
  • 100巻 2009年8月 ISBN 978-4-537-10988-7
  • 101巻 2009年10月 ISBN 978-4-537-12502-3
  • 102巻 2010年2月 ISBN 978-4-537-12562-7
  • 103巻 2010年4月 ISBN 978-4-537-12582-5
  • 104巻 2010年6月 ISBN 978-4-537-12603-7
  • 105巻 2010年8月 ISBN 978-4-537-12625-9
  • 106巻 2010年10月 ISBN 978-4-537-12646-4
  • ヤング編 1巻 2006年11月 ISBN 4-537-10550-X
  • ヤング編 2巻 2006年12月 ISBN 4-537-10561-5
  • ヤング編 3巻 2007年3月 ISBN 978-4-537-10613-8
  • ヤング編 4巻 2007年5月 ISBN 978-4-537-10641-1
  • ヤング編 5巻 2007年12月 ISBN 978-4-537-10777-7
  • ヤング編 6巻 2007年12月 ISBN 978-4-537-10778-4

映画・Vシネマ版

竹内力最大のヒット作であり、代表作である。レンタルビデオ店のランキングコーナーでは、この作品の新作がほぼ上位にランクインしている。話は完全な一話完結。銀次郎は自身の舎弟、及び萬田金融に出入りする女性探偵と共闘している。演じる舎弟はたびたび変更されている。劇場版上映作品も17作品ある。1992年から2007年に劇場版も入れると60作品が製作された。

毎回のストーリーでは、銀次郎の債務者が何者かに騙され大金を奪われ逃走。銀次郎はその債務者を追いかけるが、逃げた先で騙されたことを知る。法律で悪党と戦って金を巻き上げ、騙された債務者も借金をチャラにし、最後には「これで人生やり直せ」と金を持たせるパターンが多い。

銀次郎は相手の金貸し・極道も法の落とし穴を利用して利益を上げる。そのシーンに法律条文や出演者の解説的せりふが入るので、分かりやすい法律解説ビデオとも言える。しかし、過去の作品については法改正により現在ではその手は使えなくなっていたり厳罰化されていたりするものがある。

読売テレビとつながりが強く、日曜日や土曜日の昼頃に放送される。第17作「特別編・密約」などは読売テレビ制作作品であり、同局でも放送された。他の全国各地の放送局でも、深夜映画枠によく放送されている。

2009年8月に竹内力本人が、別の新作発表の際に、具体的な理由は明らかにしなかったが「次のストーリーも考えていたけど、諸事情で撮影が不可能になった」と打ち切りを表明した。

映画・Vシネマ版キャスト

  • 萬田銀次郎(まんだ ぎんじろう):竹内力
幼少時代に萬田建設の社長である父親が、阿久津商事の社長阿久津に、大阪オリンピックをネタに騙され、借金苦で家に火をつけて自殺(銀次郎の妹も巻き込まれる。実写版では首吊り自殺になっている)、母親は蒸発。師匠の矢吹金造に金融のイロハを教えてもらう代わりに父親が作った借金を自らが背負うと約束し、大阪のミナミに高利貸し「萬田金融」を開業する。貸した金は手段を選ばずきっちり回収することから、通称「ミナミの鬼」と呼ばれる。酷い目に遭った者や黒沢組沢木組の組長:沢木が紹介した顧客(弱者)などを情に流され救うこともしばしばあるが、これも貸し金回収のためと言い切る。オカマや熟女によく好かれる一面もある。また、各種法律や判例などに非常に詳しい。
いつもスーツと黒いサングラス(原作とOVAでは眼鏡)を着用。赤、青などの派手な色や革のスーツを着ることもある。初期には原作の雰囲気を再現するために、スーツに柄シャツを合わせ、シャツは第一ボタンまで全て留めるというスタイルが多く見られた。中期以降はシングル1つボタンのスーツにマオカラーシャツというのが長らく定番で、現在はスーツは同様だがシャツを上から第二ボタンまで開けるスタイルとなっている。シングル3つボタン(比翼タイプ)、ダブル6つボタン2つ掛け、ジップアップなどのスーツを着用した時期もあった。
現在の愛車はブラバスチューンが施された黒のボディーカラーでホイールも黒色のR230型メルセデス・ベンツ SLクラス。雨天時以外はいつもフルオープン状態で走行している。過去にボディーカラーもホイールも黒色のブラバス仕様のR129型メルセデス・ベンツ SLクラス、メルセデス・ベンツ W126、E30型BMW325iケーニッヒ、ジャガー、シボレー・コルベットだった時期もあった。ちなみにシートベルトは絶対に使用しなかったり、携帯電話の通話を運転中に行ったりと運転マナーはあまりよろしくない。
  • ミサキ(表記不明):岩崎ひろみ
銀次郎が使う現在の探偵。スクーターに乗り活発なところを見せる。
  • 上坂亮:西興一朗
銀次郎の現在の舎弟。34(Ver.57)「ブランドの重圧」より登場。
  • 沢木英雄:ゆうき哲也(元チャンバラトリオ)
大阪の暴力団・沢木組(沢木興業)の組長である。人情に厚く、義理堅い人物で子分達の面倒見がよく市民からも慕われている。萬田銀次郎の人柄に惚れ、何でも協力する。長編版では萬田銀次郎を殺そうとした丸岡興業の川口を組事務所内で始末(射殺を示唆するシーンがある)。大学生になる娘が一人いるが、上品な美人であるため、萬田や広瀬からは「沢木はんの種や無い」と言われている。
  • 広瀬昇一:天田益男
沢木組の組員で幹部。沢木の側近。沢木の誕生日に数万円の花束を贈ったところ、他の組員が高級外車などを贈ったことを引き合いにだし「しのぎが足りない」との理由で沢木に花束で叩かれ罵倒されてしまい金稼ぎや上納の気遣いの方はあまり得意ではないかのような描写もあった。おっちょこちょいではあるが、銀次郎が沢木に依頼したことには手となり足となり協力する。長編版では殺されかけた萬田銀次郎をガードして救った。
  • 梅子:梅垣義明(不定期)
『劇場版partI 銭の二 一千万円の女』で初登場。なお劇場版partIIではヤクザに刺された柳沢慎吾演じる坂上竜一を助ける役でも登場。大阪でゲイバーを経営するオカマ。銀次郎に惚れているが、銀次郎自身は梅子にあまり興味がない。時々借金の取立もやっている。

過去の出演者

歴代の舎弟

  • 坂上竜一:柳沢慎吾
銀次郎の最初の舎弟。原作ではレギュラーだが、映画・Vシネマでは一部の作品にしか登場しない。第1・2話に登場し、劇場版partII「銀次郎VS整理屋」では、関東で一旗上げると言って銀次郎の元を離れたが失敗して関西に戻ってきたという設定で再び登場した。また96年作「特別編・密約」でも登場。家族に小料理屋を営む母がいる。
  • 金子竜也:大森嘉之
2人目の舎弟。第3話「金貸しの条件」の途中で警察官だったが、ギャンブルと女遊びで道を踏み外し、銀次郎への借金を返済するために銀次郎に言われるがままにクレジットカードで購入した家電製品を換金させられたり、キャッシングによる借り入れをさせられてふくれ上がった借金が原因で自己破産をして警察を懲戒免職となった。その後、銀次郎の元で金貸しとして再出発する。高田ゆき演じる婦人警官の妹がいる。96年作劇場版partVIII「詐欺師の運命」まで登場。
  • 田所純平:長江健次
第4話「言われなき借金」では司法試験浪人時代にかじった生半端な法律の知識をふりかざし詐欺師の一味だった。銀次郎の主に敵役として登場するが、最後に舎弟になるのを頼み込み、第5話「キタの女闇金」では舎弟として登場する。ただしこれ以降のシリーズでは登場しない。
  • リョータ(表記不明):宮谷信也
第8話「詐欺師潰し」、劇場版IX「保険金横領」に出演。
  • 水城拓也:古本新之輔
第9話「銃撃の復讐」から、劇場版partXIII「リストラの代償」まで登場。お調子者の遊び人だが、情に弱い一面もある。特に女の涙には弱く、女子高生に自分の貯金からお金を貸し、惚れた女のために銀次郎から借金をしたこともある。親に捨てられたと思しき発言をしている。服装は歴代の舎弟の中で最も派手だった。銀次郎の元を去った後は、料理の専門学校に進んだ模様。
  • 新庄公平:山本太郎
99年の「破産-金融屋殺し」から、第27話「仮面の女」まで登場。非常に筋肉質で、がたいがいい。取立てのとき自らを「萬田銀行の者です。」という。多少喧嘩っ早く、暴行で捕まったこともあるが、なかなかの正義感の持ち主で、「兄貴、これでいいんですか?」と銀次郎に疑問をぶつけ、銀次郎を動かすことが多い。また、妻に体を売らせて借金を返す男にあきれたり、萬田金融で働いてることを親に知られたくないと発言したり常識人な一面もある。過去に、夜逃げした客を捕まえるため、銀次郎から色々と理由をつけられた挙句、マッサージ店でタダ働きをさせられたことがある。
  • 真:桐谷健太
第28話「恐喝のサイト」から、第33話「野良犬の記憶」まで登場。ヤクザ相手に怯んだり、自責の念から過去に因果のあった葬儀屋の手伝いをするなど、気の弱い一面を見せることがあった。私服のバリエーションは歴代の舎弟の中でもトップクラスである。

探偵・その他

  • 矢吹麻子:竹井みどり
矢吹探偵事務所の所長であるが、萬田金融の一員となっている。かつては銀次郎と恋仲にあった。現在でも、不器用ながら銀次郎も心を寄せているようである。銀次郎の苦労や性格を把握しており、銀次郎からも非常に信頼されている。第1話では銀次郎とベッドシーンを演じている。
  • 矢吹金造:横山やすし
麻子の父親の友人であり、銀次郎の金融の師匠でもある。第1話と2話に登場。
  • 桃子:未來貴子
探偵。第4話と第5話に登場。
  • 可愛かずみ
探偵。劇場版partIII〜VIに登場。
  • 坂上香織
探偵。第7話「銀次郎VS悪徳弁護士」に登場。
  • キョウヘイ(表記不明):中山太吾朗)
探偵。96年特別編・密約に登場。
  • 坂井涼子:いしのようこ
矢吹探偵事務所員。主に水城拓也と一緒に行動する。坂上竜一や金子竜也あるいは新庄公平と組むこともあった。少し天然キャラであるが、探偵としては非常に優秀である。潜入捜査を担当し、売春組織に女性会員として潜入したり、芸者に扮したこともある。
  • 速水翔子:川島なお美
探偵。変装が得意。新庄公平と組んで登場する。
  • 大村欣一(初期の頃は斉田):夏八木勲
萬田の資金元。また萬田にヒントやアドバイスを与える。劇場版partⅤ(5)「甘い罠」、長編版Vol.4「屈辱」で登場。
  • 端役:宇野ポテト
いろいろな役で登場。チャンバラトリオ期のゆうき哲也の弟子で元漫才師。本作品のほとんどで方言指導も担当する。
  • 端役:井上茂
ゆうき哲也の実弟。元ピラニア軍団の一員。本作品の多くでいろんな役をこなしている。

スタッフ

  • 監督:萩庭貞明、西村昭五郎
  • 製作:尾川匠、仁平幸男、越智常雄
  • プロデューサー:服巻泰三、川崎隆、ゆうき哲也
  • 脚本:友松直之ほか
  • 法律監修:山之内幸夫
  • 撮影監督:三好和宏
  • 主題歌:「欲望の街」RIKI
  • 方言指導:宇野ポテト
  • テーマ作曲:斉藤かんじ
  • 制作協力:エクセレントフィルム
  • 製作:Softgarage(旧ケイエスエスエムイー)、よみうりテレビ
  • ビデオ販売元:JSDSS(旧ケイエスエス販売)

過去の作品

※印は劇場公開作品(映倫の認可を受けた、オリジナルビデオでない映画としての作品)
カッコ内は準主役(ゲスト)出演者
表記年はビデオリリース及び劇場公開時のもの

1992年

  • 1.難波金融伝ミナミの帝王「トイチの萬田銀次郎」6/26(杉原光輪子、坂田雅彦、南義一)
  • 2.難波金融伝ミナミの帝王2「計画倒産」11/13(ダン池田、魁三太郎、石井光三、藤田芳子)

1993年

  • 3.難波金融伝ミナミの帝王3「金貸しの条件」4/23(本郷功次郎、多賀勝一、吉田光希)
  • 4.※難波金融伝ミナミの帝王劇場版partI「銭の一 トイチの結婚」「銭の二 一千万円の女」6/26(内場勝則、大平サブロー、前田五郎、西川のりお、紅萬子)
  • 5.※難波金融伝ミナミの帝王劇場版partII「銀次郎VS整理屋」7/30 監督:西村昭五郎(渡辺哲、原哲男、升毅)

1994年

  • 6.難波金融伝ミナミの帝王4「言われなき借金」2/25(河原さぶ、長江健次、丹古母鬼馬二)
  • 7.難波金融伝ミナミの帝王5「キタの女闇金」6/10(中島宏海、坂田雅彦、岡八郎、柳田真宏、田中美妃、竹内かのん)
  • 8.※難波金融伝ミナミの帝王劇場版partIII「愛人契約」7/30 監督:西村昭五郎(辻本茂雄、住田隆、安原麗子、山口粧太)
  • 9.※難波金融伝ミナミの帝王劇場版partIV「破産―乗っ取り」9/10 監督:西村昭五郎(丹古母鬼馬二、西川弘志、桑原和男)

1995年

  • 10.※難波金融伝ミナミの帝王劇場版partV「甘い罠」2/4(川谷拓三、沖田浩之、高岡健二、夏八木勲、井上茂)
  • 11.※難波金融伝ミナミの帝王劇場版partVI「偽装結婚」3/4(佐川満男、大杉漣、松本竜介、笑福亭鶴光、ルビー・モレノ)
  • 12.※難波金融伝ミナミの帝王スペシャル劇場版「ローンシャーク…追い込み」7/1(喜多嶋舞、高杢禎彦、佐藤B作、前田吟)
  • 13.難波金融伝ミナミの帝王6「欲望の街」9/1(笹野高史、平泉成、室田日出男)
  • 14.難波金融伝ミナミの帝王7「銀次郎VS悪徳弁護士」11/22(岩本恭生、中西良太、轟二郎)

1996年

  • 15.※難波金融伝ミナミの帝王劇場版partVII「先物取引の蟻地獄」6/26(高橋長英、城後光義)
  • 16.※難波金融伝ミナミの帝王劇場版partVIII「詐欺師の運命」11/11(上岡龍太郎、誠直也、光石研、石井トミコ)
  • 17.難波金融伝ミナミの帝王特別編「密約」12/21 制作・よみうりテレビ(野村真美、芦屋小雁、トミーズ健、野口貴史、前田五郎、中丸新将、川藤幸三、内田直哉)

1997年

  • 18.難波金融伝ミナミの帝王8「詐欺師潰し」3/28(萩原流行、島崎俊郎、大沢逸美、笑福亭鶴光)
  • 19.※難波金融伝ミナミの帝王劇場版partIX「保険金横領」5/2(山田雅人、石井愃一)
  • 20.※難波金融伝ミナミの帝王劇場版partX「待つ女」 大阪4/5、東京7/18(本田博太郎、螢雪次朗、エド山口、中村久美、比企理恵)
  • 21.難波金融伝ミナミの帝王9「銃撃の復讐」11/1(中尾彬、尾美としのり)

1998年

  • 22.難波金融伝ミナミの帝王長編5時間版 「運命」「陰謀」「裏切り」「屈辱」「逆襲」1/1(黒沢年雄、赤塚真人、高岡健二、今村涼子、沼田爆、中西良太、山路和弘、藤東勤、菅田俊)
  • 23.※難波金融伝ミナミの帝王劇場版partXI「追憶」大阪4/11、東京99/4/9(下川辰平、草薙良一、高杉新兵衛、市川久美、あずみれいか)
  • 24.難波金融伝ミナミの帝王10「堕ちる女」7/1(鹿内孝、伊藤美紀、木下ほうか)
  • 25.難波金融伝ミナミの帝王11「嘆きのニューハーフ」11/27(西川峰子、北野誠、春菜愛、亀山忍、草川祐馬)
  • 26.※難波金融伝ミナミの帝王劇場版partXII「逆転相続」大阪12/12、東京99/4/9(松居一代、丹波義隆、布施辰徳)

1999年

  • 27.難波金融伝ミナミの帝王12「消えない傷跡」3/26(新藤栄作、北原佐和子、南條豊、絵沢萌子)
  • 28.難波金融伝ミナミの帝王13「システム金融」3/26(秋野太作、立花理佐、ラサール石井)
  • 29.※難波金融伝ミナミの帝王劇場版partXIII「リストラの代償」大阪5/29、東京10/15(森川正太、斉藤洋介、小西博之)
  • 30.難波金融伝ミナミの帝王「破産 金融屋殺し」9/10 制作・よみうりテレビ(山城新伍、升毅、森脇健児、ほんこん、正司花江、ぼんちおさむ、中田ボタン)

2000年

  • 31.※難波金融伝ミナミの帝王劇場版partXIV「借金極道」1/21(志賀勝、木之元亮、八木小織)
  • 32.難波金融伝ミナミの帝王14「アリバイ証明の罠」3/10(加納竜、中野英雄、桂きん枝)
  • 33.※難波金融伝ミナミの帝王劇場版partXV「商工ローン・保証人の落とし穴」8/11(峰岸徹、持田真樹、六平直政、彦摩呂、笑福亭松之助、有薗芳記、レツゴー正児)

2001年

  • 34.難波金融伝ミナミの帝王15「トイチの身代金」5/12(長谷川初範、片桐竜次、堀ちえみ、綾田俊樹)
  • 35.難波金融伝ミナミの帝王16「非情のライセンス」11/10(遠藤憲一、石橋正次、仲本工事、山西道広)
  • 36.難波金融伝ミナミの帝王17「極道金融」5/11(渡辺裕之、ベンガル、長原成樹、赤塚真人、野上正義、里見まさと、和泉修)
  • 37.※難波金融伝ミナミの帝王18「騙しの方程式」11/9(清水紘治、天宮良、笹野高史、山口仁、斉藤林子、立川貴博、木下ほうか)
  • 38.※難波金融伝ミナミの帝王Ver.40劇場版「裏金略奪」11/17(梅沢富美男、清水圭、北見敏之)
  • 39.※難波金融伝ミナミの帝王劇場版partXVI「借金セミナー」12/28(山本昌平、渋谷天外、中村有志)
  • 40.※難波金融伝ミナミの帝王劇場版partXVII「プライド」12/28(苅谷俊介、山田辰夫、宮川大助)

2002年

  • 41.難波金融伝ミナミの帝王19「闇の裁き」5/10(増田恵子、佐藤蛾次郎、櫻木健一、ぜんじろう、オール巨人)
  • 42.難波金融伝ミナミの帝王20「絆―KIZUNA―」8/2(馬渕英里何、丹古母鬼馬二、荻島眞一)
  • 43.難波金融伝ミナミの帝王21「裏切りの報酬」11/8(竹田高利、市川勇、大出俊、小宮孝泰、酒井雅代、松尾伴内)

2003年

  • 44.難波金融伝ミナミの帝王22「男たちの過去」2/14(成瀬正孝、井上博一、西守正樹、大河内浩、片桐竜次、板尾創路、末成由美、金山一彦、辻沢杏子)
  • 45.難波金融伝ミナミの帝王23「詐欺の手口」5/9(黒部進、芦川誠、風祭ゆき、相澤一成、ベイブルース高山)
  • 46.難波金融伝ミナミの帝王24「海に浮く札束」8/8(本郷功次郎、加藤明日美、四方堂亘、桂きん枝、入川保則)
  • 47.難波金融伝ミナミの帝王25「誘惑の華」11/14(岡崎二朗、嘉門洋子、ぼんちおさむ、石倉英彦)

2004年

  • 48.難波金融伝ミナミの帝王26「一千万の銃弾」1/8(そのまんま東、宇梶剛士、大門正明、草川祐馬、ティーアップ前田、九十九一)
  • 49.難波金融伝ミナミの帝王27「仮面の女」5月(公式では12/24付)(夏樹陽子、木村栄、河原崎建三)
  • 50.※難波金融伝ミナミの帝王スペシャルVer.50劇場版「金貸しの掟」6/26 制作・よみうりテレビ(隆大介、大輝ゆう、川野太郎、麿赤兒、千原浩史、大谷みつほ、島崎俊郎)
  • 51.難波金融伝ミナミの帝王28「恐喝(おどし)のサイト」11/22($10(浜本広晃・白川悟実)、桑名正博、エド山口、友近、デビット伊東)

2005年

  • 52.難波金融伝ミナミの帝王29「闇の代理人」1/18(山田雅人、頭師佳孝、池乃めだか、螢雪次朗、粟島瑞丸)
  • 53.難波金融伝ミナミの帝王30「破産の葬列」4/28(大西結花、西山浩司、新藤栄作、佐々木勝彦、大平シロー、Mr.オクレ)
  • 54.難波金融伝ミナミの帝王31「賠償金の行方」7/22(春やすこ、松澤一之、大沢あかね、薬師寺保栄、佐藤正宏、吉岡毅志)
  • 55.難波金融伝ミナミの帝王32「金になる経歴」10/28(峰岸徹、寺島進、ふじいあきら)

2006年

  • 56.難波金融伝ミナミの帝王33「野良犬の記憶」1/27(江藤潤、山村紅葉、鶴田忍、桑原和男)
  • 57.難波金融伝ミナミの帝王34「ブランドの重圧」4/28(萩原流行、増田未亜、池田政典)
  • 58.難波金融伝ミナミの帝王35「銀次郎vs夜逃げ屋」10/27(青田典子、石井愃一、堀朱里)
  • 59.難波金融伝ミナミの帝王36「仕組まれた結婚」11/22(バッファロー吾郎木村、石丸謙二郎、山田スミ子)

2007年

  • 60.難波金融伝ミナミの帝王37「土俵際の伝説」6/22(井上晴美、木之元亮、勝矢、押谷かおり、伊藤えん魔、大木こだま)

ヤング編

2006年
  • ヤング編・ミナミの帝王「金貸し萬田銀次郎」監督:郷 力也(主演:与座重理久(ERIKU)、野村将希、いとうあいこ、シーザー武志、大口広司、赤塚真人、綾田俊樹、井田國彦、勝矢秀人、ゆうき哲也、天田益男、坂田雅彦、砂川政人、石橋保、越智静香、長門裕之、夏木陽介)

OVA(アニメ)版

1993年
  • 難波金融伝・ミナミの帝王1
  • 難波金融伝・ミナミの帝王2

キャスト

  • 萬田銀次郎:安原義人
  • 坂上竜一:堀本等

スタッフ

  • 監督:藤本義孝
  • 製作:須崎一夫
  • 企画:関根正明
  • キャラクターデザイン、作画監督:渡辺真由美
  • 撮影監督:阪本生長
  • エンディング主題歌:「どないせっちゅんじゃい!」濱田竜二(1)、鬼の本部長(2)
  • 製作:ケイエスエスエムイー

テレビドラマ

関西テレビの制作により、フジテレビ系列(テレビ宮崎除く)で2010年9月21日の22:00~23:24(JST)に「新・ミナミの帝王」のタイトルで単発のテレビドラマが放送された。萬田銀次郎役は千原ジュニアが演じた千原ジュニア主演で「ミナミの帝王」復活 - サンケイスポーツ、2010年8月31日。千原ジュニアのテレビドラマ初主演作品である。ハイビジョン制作、ステレオ・字幕放送。平均視聴率は関東8.9%、関西16.0%(いずれも数字はビデオリサーチ調べ)。

キャスト

  • 萬田銀次郎 - 千原ジュニア
萬田金融社長。“ミナミの帝王”と恐れられる金融屋で、たとえ10円の貸し金であろうとも、回収のためには地の果てま追いかける一方、人情に厚い一面も持つ。
  • 坂上竜一 - 大東俊介
フリーター。ミナミでボーイのバイトをしていた時に萬田に出会い、その生き様に惚れて弟子入りする。
  • 今宮伸治 - 内田滋
大東京銀行難波支店の行員で、萬田とは幼馴染。なかなか営業成績が上げられず、朝倉からパワーハラスメントを受けているが、咲子の励ましが支えとなっている。萬田の助言で成績を上げて融資審査部に異動となり、朝倉の指示で西成食品の審査を担当するが、10億円の融資の稟議を通した直後に西成食品が不渡りを出して倒産し、追い詰められて自殺する。
  • 桐生修也 - 橋本さとし
風神会会長。
  • 麗子 - 中村ゆり
ミナミのホステス。萬田ファンで顧客の一人。
  • 春田 - 山内圭哉
銀次郎の顧客。今野とは幼なじみ。
  • 今野 - 川下大洋
春田の幼なじみでバーのマスター。萬田には頭が上がらない。
  • 吉岡 - 板東英二
銀次郎の顧客で、演じた板東と同じくゆで卵が大好物。萬田の取立てには怯えている。沢木とは親しい仲。
  • 大東京銀行行員 - 袴田裕幸
営業成績が上がらない今宮を軽蔑している。
  • 裏カジノの客 - 尾花かんじ、山内健嗣、古井榮一、かみじょうたけし(ドラマでも持ちネタの板東英二のモノマネを本人の前でやっている)
  • 風神会組員 - 元祖おかもと、Mr.Shin
  • 少年 - 屋島昴太
  • 朝倉順一 - 西村雅彦
大東京銀行難波支店の支店長。自らの出世のためにはいかなる不正を働き、無能な部下を罵倒しリストラするなど、銀行マンとしては冷徹な性格。信頼を寄せていた咲子が今宮と親しくしていることへの怒りから、今宮を徹底的にいじめ倒し、さらに西成食品の審査を担当させて、不正の責任をなすりつける。
  • 伊賀さつき - 萬田久子
伊賀不動産の社長。萬田ファンの一人で、朝倉をはめる際に萬田に協力する。
  • 佐藤運送社長 - 五王四郎
  • 大阪地検特捜部捜査員 - 太田浩介
  • ニュースキャスター - 岡安譲(関西テレビアナウンサー)
  • アナウンサー - 山本悠美子(関西テレビアナウンサー)
  • 先輩ボーイ - 杉森大祐
  • 沢木英雄 - 赤井英和
沢木組組長。暴力団の組長で萬田とは仲が良く、協力を惜しまない。
  • 平原咲子 - 白石美帆
大東京銀行難波支店の行員で、朝倉からは目をかけられていた。密かに想いを寄せていた今宮の無念を晴らすべく、萬田に救いを求める。
  • マスター - 大杉漣
萬田が商談に使う喫茶店「シャタン」のマスター。萬田の命の恩人で、彼の過去を知っている。

原作および映画・Vシネマ版、OVA(アニメ)版との相違点

  • 萬田が映画・Vシネマ版ではパーマやリーゼントの髪型で、黒いサングラスを掛けていたが、本作ではサングラスではなくメガネを掛けている他、アルマーニのスーツに身を包み、ジュラルミンケースを手にミナミの街を歩き、知的なイメージの人物像に変わっている
  • 舎弟の竜一がバイトから舎弟になっている。
  • 萬田金融の事務所での商談の描写が描かれず、商談は喫茶店「シャタン」で行っている。
  • 沢木の髪型が映画・Vシネマ版では長髪で髪をくくっていたが、本作では髪が短くなっている。

スタッフ

  • 原作:天王寺大原作・郷力也作画「難波金融伝・ミナミの帝王」(日本文芸社)
  • 脚本:宅間孝行
  • 演出:白木啓一郎(関西テレビ)
  • 主題歌:ET-KING「お前を連れて〜新・ミナミの帝王バージョン〜」
  • 音楽:PE'Z
  • 音響効果:スポット
  • 技術協力:ジェニック
  • 美術協力:フジアール
  • 企画協力:荒川友香(ミナミの帝王株式会社)
  • 法律監修:石丸幸人(アディーレ法律事務所)
  • プロデューサー:佐野拓水(関西テレビ)・神山明子(メディアプルポ)
  • 制作:関西テレビ・メディアプルポ

エピソード

  • かつてCBCの「ネッパ者」(現:「ノブナガ」)で、金融業を本業とする人物から「あんな金貸しはいない」と言われたことがある。
  • レギュラー出演者でもあるゆうき哲也が共同プロデューサーも兼ねている関係からか、ゲスト出演する演者は、吉本興業所属タレントや松竹芸能のお笑い芸人が非常に多い。
  • このヒットに便乗し、全く関係の無い会社が木村一八や岸本祐二、萩原流行主演で「キタの帝王」「新・キタの帝王シリーズ」というビデオを製作したことがある。内容も全く関連性はない。その他、ミナミの帝王を製作するケイエスエスも同様に中条きよし主演の「闇金の帝王」を製作している。同じ会社が製作しているものの、内容に関連は無い。
  • 作画の郷力也が初監督の作品『ミナミの帝王ヤング編・金貸し萬田銀次郎』が、2006年に映像化されている。これは幼少時代の銀次郎が、裕福な家庭から一転貧困に陥り、金貸し業として立ち上がるまでの内容を原作に基づいて描いているが、その時点では原作に描かれていなかった沢木英雄との出会いが加えられている。なお、ここでの主演は竹内力ではなく、ERIKUという俳優である。またビデオ製作会社も別会社である。
  • 郷力也は、1997年の劇場版partX「待つ女」でも友情出演している。
  • 本作品には、元山口組の顧問弁護士だった山之内幸夫が法律監修として名を連ねるほか、いくつかの作品にも登場している。
  • 竹内力が大阪人だと誤認する者が大勢いるが、実は大分県出身であり、作品初期には関西弁に大変苦労したという逸話がある。また、旧三和銀行(現三菱東京UFJ銀行)の淡路支店(大阪)に勤務していた経歴があり、お札を広げて素早く数えるシーンがよく登場する。
  • シリーズ開始以来フィルム撮影で作られてきたが、「恐喝のサイト」「闇の代理人」の回以降はVARICAM撮影で作られている。
  • 2010年8月19日の『雨上がり決死隊のトーク番組 アメトーーク!』で「ミナミの帝王芸人」という企画が行われ、企画を持ち込んだ友近をはじめお笑い芸人達が、実写版の映像を交えたトークが放送された。なお、原作である漫画版については単行本がスタジオに置かれていただけで一切触れられていなかった。

脚注

外部リンク