ミニ四ファイターV/青木たかお
著者: 青木たかお
巻数: 8巻
最新刊『ミニ四ファイターV 8』
ミニ四ファイターVの既刊
名前 | 発売年月 |
---|---|
ミニ四ファイターV 1 | 1995-08 |
ミニ四ファイターV 2 | 1996-03 |
ミニ四ファイターV 3 | 1996-08 |
ミニ四ファイターV 4 | 1997-03 |
ミニ四ファイターV 第5巻 | 1997-08 |
ミニ四ファイターV 6 | 1998-04 |
ミニ四ファイターV 7 | 1998-08 |
ミニ四ファイターV 8 | 1999-07 |
『GO!GO!ミニ四ファイター』(ゴー!ゴー!ミニよんファイター)はおちよしひこによる少年漫画。
概要
1980年代末期から1990年代初期の「第一次ミニ四駆ブーム」を機に登場し、タミヤの社員でミニ四駆のイベントパーソナリティ兼プロモーション担当である「ミニ四ファイター」(初代)を取り上げた作品。
もともとは小学館の『別冊コロコロコミックスペシャル』と『月刊コロコロコミック』増刊号に掲載されていた「ミニ四ファイター改造大作戦」シリーズが発祥。新しいミニ四駆やグレードアップパーツの紹介や改造ノウハウなどを中心に構成しており、1989年4月号から1991年4月号までは『コロコロ』本誌にも連載されていた。同社ワンダーライフスペシャル「○○改造ミニ四駆ブック」シリーズにも掲載されていたが、てんとう虫コミックスでの単行本は発売されていない。
しかしながら、連載当時の読者人気は高く、絶頂期には読者投稿ハガキコーナーにおける好きなキャラ部門でファイターが一位、脇役部門でボーイが一位、好きなギャグ部門で「まっしろけ〜」(ファイターがギャグを外したり、努力がフイになったりすると見せた定番リアクション)が一位、好きな台詞部門でも一位を獲得するほどであった。その順位は当時、看板番組であった「おぼっちゃまくん」「かっとばせ!キヨハラくん」などを凌ぐほどの人気があったことを裏付けるエピソードである。
2007年7月25日発売の『熱血!!コロコロ伝説』Vol.7に、「GO! GO! ミニ四ファイター」が描きおろしで掲載。内容は大阪ジャパンカップのセミドキュメンタリーで、連載当時の画風・作風の再現ではなく「読者のレベルと作者のレベルを考慮した」2007年現在のおちの画風・作風で発表された。この新作を含め、2009年にコミックパークのコロコロコミックアーカイブズで単行本化が実現し、全3巻でオンデマンド出版された。
登場人物
- ミニ四ファイター
- 本作の中心人物。田宮模型の宣伝部に所属している。作品中ではイベント時のコスチューム:白地に青のストライプが入ったつなぎを着用し、頭には"MINI 4WD FIGHTER"のロゴが入ったヘアバンドを装着する。
- 特技はカレーライスの早食いとミニ四駆の組み立てを90秒で行うこと(ただし作中での成功率は極めて低い)。電動ドリルを購入してからはマシンの軽量化に力を入れるようになるが、強度を考えず穴だらけにして製作中・走行中にマシンを壊し、「真っ白け」になることもよくある。またワンウェイホイールの作動原理をうまく説明できない。
- 連載中期から後期にかけてはプライベートもネタとなる事が多く、田宮模型への入社譚も作内で発表。一次筆記試験で落とされたものの、田宮模型で勤務したいという夢を諦めきれずに人事部に手紙で直訴。二次面接に呼ばれ、そこで緊張のあまり、面接のネタに持参したタミヤ製プラモデルをバラ巻き破損。思わず泣いてしまい、その事が逆に自らの「プラモ愛」を上層部にアピールする事となりギリギリ入社までこぎつけた。その後、商品管理部から宣伝部に転属してミニ四ファイターとなったというエピソードを持つ。愛車はマツダ・ロードスター。作品末期に結婚する。
- ボーイ
- 正式な名前は不明。ミニ四駆が好きでマシン強化の指導を乞うためにファイター宅をよく訪ねるが、逆にファイターがボーイ宅にお邪魔することもある。基本的にはファイターとボーイの2人で展開される。初期は聞き役に徹していたが、段々キャラが立ってきて鋭いツッコミや過激なギャグなどもしていた。何度か女装をしたこともある。そのため性別がわからないと読者に指摘されたことがあり、そのことも作中でネタにしていた。
- 前ちゃん
- 軽量化に固執するファイターを諭しながらも自分流のチューンアップを作品内で紹介。ファイターと組んでCDも出した。
- その他田宮社員
- メカニックマン、ミニ四ドクターなど
関連作品
- ミニ四ファイターV - 二代目ファイターを取り上げた作品。青木たかお作。